F 7216:2010
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
目 次
ページ
序文 ··································································································································· 1
1 適用範囲························································································································· 1
2 引用規格························································································································· 1
3 種類······························································································································· 1
4 最高使用圧力 ··················································································································· 1
5 構造,形状及び寸法 ·········································································································· 2
6 材料······························································································································· 2
7 検査······························································································································· 2
8 製品の呼び方 ··················································································································· 2
9 表示······························································································································· 2
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
まえがき
この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,財団法人日本船舶
技術研究協会(JSTRA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの申出があり,日本工
業標準調査会の審議を経て,国土交通大臣が改正した日本工業規格である。
これによって,JIS F 7216:1996は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に
抵触する可能性があることに注意を喚起する。国土交通大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許
権,出願公開後の特許出願,実用新案権及び出願公開後の実用新案登録出願にかかわる確認について,責
任はもたない。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
日本工業規格
JIS
F 7216:2010
船用油面計自動閉鎖弁
Ships and marine technology-Self closing valves for oil level gauges
序文
この規格は,1954年に制定され,その後10回の改正を経て今日に至っている。前回の改正は1996年に
行われたが,その後の“主要な構成部品の材料記号変更”に対応するために改正した。
なお,対応国際規格は現時点で制定されていない。
1
適用範囲
この規格は,船の燃料タンクの液面を指示する油面計において燃料の閉鎖に用いる船用油面計自動閉鎖
弁(FOG)(以下,閉鎖弁という。)の種類,性能,材料,検査などの要件について規定する。
2
引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 2240 銅合金製管フランジ
JIS B 2704-1 コイルばね−第1部:圧縮及び引張コイルばね基本計算方法
JIS B 2704-2 コイルばね−第2部:圧縮コイルばねの仕様の表し方
JIS B 2704-3 コイルばね−第3部:引張コイルばねの仕様の表し方
JIS F 0503 船舶機関部コイルばね
JIS F 7102 船舶機関部管系用ガスケット及びパッキン使用基準
JIS F 7400 船用弁及びコックの検査通則
JIS G 3522 ピアノ線
JIS H 3250 銅及び銅合金の棒
JIS H 3260 銅及び銅合金の線
JIS H 5120 銅及び銅合金鋳物
3
種類
閉鎖弁の種類は,油面計接続フランジの向きによって,A形及びB形とする(図1参照)。
なお,呼び径は25とする。
4
最高使用圧力
閉鎖弁の最高使用圧力は,0.1 MPaとする。
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構造,形状及び寸法
閉鎖弁の構造,形状及び寸法は,図1によるほか,次による。
a) 弁箱肉厚の許容差は,±0.5 mmとすることが望ましい。
b) フランジ部は,JIS B 2240の呼び圧力10 Kの規定による。
c) 閉鎖弁に用いるばねの指定事項を,参考として表1に示す。
6
材料
閉鎖弁の材料は,図2によることが望ましい。
なお,フランジ部は,JIS B 2240の呼び圧力10 Kの規定による。
7
検査
閉鎖弁の検査は,JIS F 7400の規定によって次のa)〜e)について行う。
f)のばね検査は,JIS B 2704-1,JIS B 2704-2及びJIS B 2704-3,又はJIS F 0503によって行う。
a) 材料検査
b) 外観検査
c) 寸法検査
d) 組立検査
e) 耐圧検査 次の試験圧力で行う。
1) 弁座水漏れ検査 タンク接続側から0.11 MPa
2) 弁箱水圧検査 0.15 MPa
f)
ばね検査
8
製品の呼び方
閉鎖弁の呼び方は,規格の名称及び種類,若しくはその略号又は規格番号による。
例 A形のもの
船用油面計自動閉鎖弁A形若しくはFOG A又はJIS F 7216-A
種類を示す。
船用油面計自動閉鎖弁を示す略号。
9
表示
この規格のすべての要求事項に適合した開閉弁には,弁箱表面に次の事項を表示する。
a) 呼び径
例 25
b) 製造業者名又はその略号
3
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
単位 mm
A形のもの
B形のもの
フランジのボルト穴は,弁箱の中心線振分けとする。
図1−閉鎖弁の構造,形状及び寸法
表1−ばねの指定事項(参考)
単位 mm
指定事項 材料の径 コイルの
平均直径
有効巻数 巻方向 自由長さ
長さ
たわみ
荷重(N)
密着試
験荷重
(N)
全閉時 全開時 全閉時 全開時 全閉時 全開時
数値
4
40
8
右
75
60
50
15
25
75.5
125.5
186.3
4
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部品番号
部品名称
材料
1A
弁箱(A形)
JIS H 5120のCAC406
1B
弁箱(B形)
2
弁体
JIS H 5120のCAC406又は
JIS H 3250のC3771BD
4
プラグ
5
ふた
6
弁棒
JIS H 3250のC3771BD
8
パッキン押さえ
9
ばね
JIS G 3522のSWP-A
10
ばね押さえ
JIS H 5120のCAC406又は
JIS H 3250のC3771BD
11
押さえ金物
12
六角ナット
JIS H 3250のC3604BD
13
六角ナット
14
十字穴付き皿小ねじ
JIS H 3260のC2700W
15
パッキン
JIS F 7102の規定による。
16
ガスケット
17
ガスケット
注記 この図の弁箱・ふた以外の部品(部品番号2,4,6,8〜17)
は,すべてJIS F 7398と共通となっているので,製造は排
油弁の図面によるのがよい。
図2−閉鎖弁の材料
参考文献 JIS F 7398 船用燃料油タンク自動閉鎖排油弁
ISO 5208,Industrial valves−Pressure testing of metallic valves