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F 7102:2006  

(1) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

まえがき 

この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,財団法人日本船舶

標準協会(JMSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調

査会の審議を経て,国土交通大臣が改正した日本工業規格である。 

これによって,JIS F 7102:1997は改正され,この規格に置き換えられる。 

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に

抵触する可能性があることに注意を喚起する。国土交通大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許

権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に係る確認について,責任は

もたない。 

JIS F 7102には,次に示す附属書がある。 

附属書(参考)アンモニア冷凍装置及びフロンガス冷凍装置関連のシール材 

F 7102:2006  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

目 次 

ページ 

1. 適用範囲 ························································································································ 1 

2. 引用規格 ························································································································ 1 

3. ガスケット及びパッキンの種類 ·························································································· 1 

4. 使用基準 ························································································································ 1 

附属書(参考)アンモニア冷凍装置及びフロンガス冷凍装置関連のシール材 ···································· 8 

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

日本工業規格          JIS 

F 7102:2006 

船舶機関部管系用ガスケット及びパッキン使用基準 

Shipbuilding−Piping system in machinery space− 

Application for gaskets and packings 

1. 適用範囲 この規格は,船舶機関部管系の管フランジ,管継手,弁ふた,弁棒などに用いるガスケッ

ト及びパッキンの使用基準について規定する。 

2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 

JIS B 2220 鋼製管フランジ 

JIS B 2401 Oリング 

JIS B 2404 管フランジ用ガスケットの寸法 

3. ガスケット及びパッキンの種類 ガスケット及びパッキンの種類は,表1及び表2による。 

なお,Oリングについては,JIS B 2401による。 

4. 使用基準 使用基準は,表3〜5による。ガスケット及びパッキンは,使用状態に適合した性質及び耐

久性をもつものを使用しなければならない。 

備考 管フランジのガスケット寸法は,JIS B 2404によるのがよい。 

表 1 ガスケットの種類 

名称 

記号 

断面形状(1) 

内容 

高温用膨張黒鉛
うず巻形ガスケ
ット 
(内外輪付き) 

KKUD 

テープ状の金属製波形薄板と膨張黒
鉛テープ及び非石綿テープとを重ね
合わせてうず巻状に巻き込み,内輪
及び外輪を付けたもの。 

空気(酸素)による膨張黒鉛の酸

化防止のため, 
a) 内径側が膨張黒鉛テープで外径

側が非石綿テープの構造のもの。 

b) 内径側及び外径側が非石綿テー

プで中心部が膨張黒鉛テープの
構造のもの。 

がある。 

a) 

b) 

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F 7102:2006  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

表 1 ガスケットの種類(続き) 

名称 

記号 

断面形状(1) 

内容 

膨張黒鉛うず巻
形ガスケット 
(内外輪付き) 

KUD 

テープ状の金属製波形薄板と膨張黒
鉛テープとを重ね合わせてうず巻状
に巻き込み,内輪及び外輪を付けた
もの。 

非石綿うず巻形
ガスケット 
(内外輪付き) 

HUD 

テープ状の金属製波形薄板と非石綿
テープとを重ね合わせてうず巻状に
巻き込み,内輪及び外輪を付けたも
の。 

非石綿うず巻形
ガスケット 
(外輪付き) 

HUC 

テープ状の金属製波形薄板と非石綿
テープとを重ね合わせてうず巻状に
巻き込み,外輪を付けたもの。 

メタルインサー
ト膨張黒鉛ガス
ケット 

MK 

ステンレス製の補強用金属薄板の両
面に膨張黒鉛シートを張り付けたも
のを規定の寸法に加工したもの。 

非石綿ジョイン
トシートガスケ
ット 
(耐熱用) 

HJT 

非石綿繊維,ゴムコンパウンド及び
耐熱性充てん材を配合して,板状に
加熱圧縮成形し,規定の寸法に加工
したもの。 

非石綿ジョイン
トシートガスケ
ット 
(はん用) 

HJH 

非石綿繊維,ゴムコンパウンド及び
充てん材を配合して,板状に加熱圧
縮成形し,規定の寸法に加工したも
の。 

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F 7102:2006  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

表 1 ガスケットの種類(続き) 

名称 

記号 

断面形状(1) 

内容 

金属線補強クロ
スガスケット 

KHK 

金属線入り耐熱性非石綿クロスに耐
熱ゴムを塗布し,テープ状又は規定
の寸法に成形したもの。 

ガラスクロスガ
スケット 

GK 

ガラスクロスに耐熱ゴムを塗布し,
テープ状又は規定の寸法に成形した
もの。 

布入りゴムシー
トガスケット 

NG 

ゴム板の中間に布を入れたもので,
ゴムの含有量は30 %以上とする。 

注(1) 断面形状は,一例を示したものである。 

表 2 パッキンの種類 

名称 

記号 

内容 

膨張黒鉛編組 
パッキン 

GP-KH 

膨張黒鉛と金属線とから作られた単糸を編組したパッキン,又はこれを規定の長さに
切断し,金型を用いてリング成形したパッキン。 

膨張黒鉛編組 
組合せパッキン 

GP-KHK 

膨張黒鉛編組パッキンと膨張黒鉛モールドパッキン(2)とを組み合わせたパッキン,又
は2種類の膨張黒鉛編組パッキンを組み合わせたパッキン。 

炭素繊維編組 
パッキン 

GP-TH 

炭素繊維を編組し,潤滑・浸透防止処理したパッキン,又はこれを規定の長さに切断
し,金型を用いてリング成形したパッキン。 

炭素繊維編組 
組合せパッキン 

GP-THK 

炭素繊維編組パッキン及び膨張黒鉛モールドパッキン(2),又は炭素繊維編組パッキン
と膨張黒鉛編組パッキンとを組み合わせたパッキン。 

ふっ素樹脂繊維
編組パッキン 

GP-FH 

炭素繊維又は膨張黒鉛を中しんとして外側をふっ素樹脂繊維で編組し,潤滑・浸透防
止処理したパッキン,又はこれを規定の長さに切断し,金型を用いてリング成形した
パッキン。 

ガラス繊維編組
パッキン 

GP-GH 

ガラス繊維で編組し,潤滑・浸透防止処理したパッキン,又はこれを規定の長さに切
断し,金型を用いてリング成形したパッキン。 

注(2) 膨張黒鉛テープを金型で加圧成形したパッキン。 

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F 7102:2006  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

表 3 管フランジ及び弁ふた用ガスケットの使用基準 

流体の 

種類 

使用状態 

名称 

記号 

厚さ(6) 

mm 

参考(7) 

圧力 

MPa 

温度 

℃ 

最高使用 

圧力 MPa 

最高使用 
温度  ℃ 

蒸気 

6.1 

520 

高温用膨張黒鉛うず巻形ガスケット 
(内外輪付き) 

KKUD 

4.5又は4.8 

29.4 

600 

3.9 
2.9 

450 
400 

膨張黒鉛うず巻形ガスケット 
(内外輪付き) 

KUD(4) 4.5又は4.8 

29.4 

450 

高温用膨張黒鉛うず巻形ガスケット 
(内外輪付き) 

KKUD 

4.5又は4.8 

29.4 

600 

2.0 
1.6 
1.0 

350 
220 
183 

メタルインサート膨張黒鉛ガスケット MK 

1.5又は1.6 

 4.9 

400 

非石綿うず巻形ガスケット 
(内外輪付き) 

HUD 

4.5又は4.8 

29.4 

350 

非石綿うず巻形ガスケット 
(外輪付き) 

HUC 

4.5又は4.8 

29.4 

350 

膨張黒鉛うず巻形ガスケット 
(内外輪付き) 

KUD 

4.5又は4.8 

29.4 

450 

0.5(3) 

158 

非石綿ジョイントシートガスケット 
(耐熱用) 

HJT(5) 

1.0又は1.5 

 0.5 

160 

排ガス 

0.5 

500 

金属線補強クロスガスケット 

KHK 

3〜6 

 0.5 

800 

0.5 

400 

ガラスクロスガスケット 

GK 

3〜6 

 0.5 

400 

メタルインサート膨張黒鉛ガスケット MK 

1.5又は1.6 

 4.9 

400 

空気 

2.9 
2.0 
1.6 

100 
100 
100 

膨張黒鉛うず巻形ガスケット 
(内外輪付き) 

KUD 

4.5又は4.8 

29.4 

450 

非石綿うず巻形ガスケット 
(内外輪付き) 

HUD 

4.5又は4.8 

29.4 

350 

非石綿うず巻形ガスケット 
(外輪付き) 

HUC 

4.5又は4.8 

29.4 

350 

メタルインサート膨張黒鉛ガスケット MK 

1.5又は1.6 

 4.9 

400 

1.0 

100 

非石綿ジョイントシートガスケット 
(耐熱用) 

HJT(5) 

1.0又は1.5 

1.6(8) 

160 

0.5 

100 

非石綿ジョイントシートガスケット 
(はん用) 

HJH(5) 

1.0又は1.5 

1.0(8) 

100 

非石綿ジョイントシートガスケット 
(耐熱用) 

HJT(5) 

1.0又は1.5 

1.6(8) 

160 

給水 
ボイラ水 
清水 
復水 
海水 
ビルジ 
バラスト 

6.1 

250 

非石綿うず巻形ガスケット 
(内外輪付き) 

HUD 

4.5又は4.8 

29.4 

350 

3.9 

200 

非石綿うず巻形ガスケット 
(内外輪付き) 

HUD 

4.5又は4.8 

29.4 

350 

非石綿うず巻形ガスケット 
(外輪付き) 

HUC 

4.5又は4.8 

29.4 

350 

2.9 
2.0 
1.6 

200 
150 
100 

非石綿うず巻形ガスケット 
(内外輪付き) 

HUD 

4.5又は4.8 

29.4 

350 

非石綿うず巻形ガスケット 
(外輪付き) 

HUC 

4.5又は4.8 

29.4 

350 

メタルインサート膨張黒鉛ガスケット MK 

1.5又は1.6 

 4.9 

400 

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

表 3 管フランジ及び弁ふた用ガスケットの使用基準(続き) 

流体の 

種類 

使用状態 

名称 

記号 

厚さ(6) 

mm 

参考(7) 

圧力 

MPa 

温度 

℃ 

最高使用 

圧力 MPa 

最高使用 
温度  ℃ 

給水 
ボイラ水 
清水 
復水 
海水 
ビルジ 
バラスト 

1.0 

100 

非石綿ジョイントシートガスケット 
(はん用) 

HJH(5) 

1.0又は1.5 

 1.0 

100 

非石綿ジョイントシートガスケット 
(耐熱用) 

HJT 

1.0又は1.5 

1.6(8) 

160 

メタルインサート膨張黒鉛ガスケット MK 

1.5又は1.6 

 4.9 

400 

0.5 

 60 

布入ゴムシート 

NG 

1.5 

 0.5 

 60 

非石綿ジョイントシートガスケット 
(はん用) 

HJH 

1.0又は1.5 

 1.0 

100 

非石綿ジョイントシートガスケット 
(耐熱用) 

HJT 

1.0又は1.5 

1.6(8) 

160 

燃料油 
貨物油 
潤滑油 

2.9 
2.0 
1.6 

150 
150 
150 

非石綿うず巻形ガスケット 
(内外輪付き) 

HUD 

4.5又は4.8 

29.4 

350 

非石綿うず巻形ガスケット 
(外輪付き) 

HUC 

4.5又は4.8 

29.4 

350 

メタルインサート膨張黒鉛ガスケット MK 

1.5又は1.6 

 4.9 

400 

1.0 

135 

非石綿ジョイントシートガスケット 
(耐熱用) 

HJT(5) 

1.0又は1.5 

1.6(8) 

160 

メタルインサート膨張黒鉛ガスケット MK 

1.5又は1.6 

 4.9 

400 

1.0 

100 

非石綿ジョイントシートガスケット 
(はん用) 

HJH(5) 

1.0又は1.5 

 1.0 

100 

熱媒油 

1.0 

330 

膨張黒鉛うず巻形ガスケット 
(内外輪付き) 

KUD 

4.5又は4.8 

24.9 

350 

真空 

0.005 

abs. 

(3) 

220 

非石綿うず巻形ガスケット 
(内外輪付き) 

HUD 

4.5又は4.8 

− 

350 

非石綿うず巻形ガスケット 
(外輪付き) 

HUC 

4.5又は4.8 

− 

350 

メタルインサート膨張黒鉛ガスケット MK 

1.5又は1.6 

− 

400 

0.005 

abs. 

(3) 

100 

非石綿ジョイントシートガスケット 
(はん用) 

HJH(5) 

1.0又は1.5 

− 

100 

非石綿ジョイントシートガスケット 
(耐熱用) 

HJT(5) 

1.0又は1.5 

− 

160 

メタルインサート膨張黒鉛ガスケット MK 

1.5又は1.6 

− 

400 

注(3) 圧力については,非石綿ジョイントシートガスケット及び流体の種類“真空”は実際の使用圧力を示す。 

(4) 膨張黒鉛うず巻形ガスケットを400 ℃以上に使用する場合は,ガスケット製造業者と協議のうえ,選定する。 
(5) ガスケット形状は,100 ℃以上又は空気,真空の場合は,リングガスケット(ボルトに内接する形状)で使用

する。それ以外の場合でも,リングガスケットを使用するのが望ましい。ただし,口径によっては,JIS B 2220
によってフランジタイプに制限があるので注意する。 

(6) ガスケットの厚さで,この表に記載の数値から外れるものについては,ガスケット製造業者と協議のうえ選定

する。 

(7) 参考に示す最高使用圧力及び最高使用温度は,適用ガスケットのそれぞれ単独の最高性能値を示す。 
(8) 受渡当事者間の協議による。 

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F 7102:2006  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

表 4 弁棒用パッキンの使用基準 

流体の種類 

使用状態 

名称 

記号 

参考(9) 

圧力 

MPa 

温度 

℃ 

最高使用圧力 

MPa 

最高使用温度 

℃ 

蒸気 

6.1 

3.9 

2.9 

2.0 

520 

450 

400 

350 

膨張黒鉛編組パッキン 

GP-KH 

25.9 

600 

膨張黒鉛編組組合せパッキン GP-KHK 

43.1 

600 

1.6 

1.0 

0.5 

220 

183 

158 

膨張黒鉛編組パッキン 

GP-KH 

25.9 

600 

膨張黒鉛編組組合せパッキン GP-KHK 

43.1 

600 

炭素繊維編組パッキン 

GP-TH 

 5.1 

260 

ガラス繊維編組パッキン 

GP-GH 

 2.0 

260 

排ガス 

0.5 

0.5 

500 

400 

膨張黒鉛編組パッキン 

GP-KH 

25.9 

600 

膨張黒鉛編組組合せパッキン GP-KHK 

43.1 

600 

空気 

2.9 

2.0 

100 

100 

膨張黒鉛編組パッキン 

GP-KH 

25.9 

600 

炭素繊維編組組合せパッキン GP-THK 

10.3 

260 

1.6 

1.0 

0.5 

100 

100 

100 

膨張黒鉛編組パッキン 

GP-KH 

25.9 

600 

炭素繊維編組組合せパッキン GP-THK 

10.3 

260 

炭素繊維編組パッキン 

GP-TH 

 5.1 

260 

ガラス繊維編組パッキン 

GP-GH 

 2.0 

260 

給水 
ボイラ水 
清水 
復水 
海水 
ビルジ 
バラスト 

6.1 

250 

膨張黒鉛編組パッキン 

GP-KH 

25.9 

600 

炭素繊維編組組合せパッキン GP-THK 

10.3 

260 

3.9 

200 

膨張黒鉛編組パッキン 

GP-KH 

25.9 

600 

炭素繊維編組パッキン 

GP-TH 

5.1 

260 

2.9 

2.0 

1.6 

1.0 

0.5 

200 

150 

100 

100 

 60 

膨張黒鉛編組パッキン 

GP-KH 

25.9 

600 

炭素繊維編組パッキン 

GP-TH 

 5.1 

260 

ふっ素樹脂繊維編組パッキン GP-FH 

 5.1 

260 

ガラス繊維編組パッキン 

GP-GH 

 2.0 

260 

燃料油 
貨物油 
潤滑油 

2.9 

2.0 

1.6 

1.0 

150 

150 

150 

135 

膨張黒鉛編組パッキン 

GP-KH 

25.9 

600 

炭素繊維編組パッキン 

GP-TH 

 5.1 

260 

ふっ素樹脂繊維編組パッキン GP-FH 

 5.1 

260 

熱媒油 

1.0 

330 

膨張黒鉛編組パッキン 

GP-KH 

 1.0 

350 

膨張黒鉛編組組合せパッキン GP-KHK 

 1.0 

350 

真空 

0.005 abs. 

0.005 abs. 

(10) 

220 

100 

膨張黒鉛編組パッキン 

GP-KH 

− 

600 

炭素繊維編組パッキン 

GP-TH 

− 

260 

ふっ素樹脂繊維編組パッキン GP-FH 

− 

260 

注(9) 参考に示す最高使用圧力及び最高使用温度は,適用パッキンのそれぞれ単独の最高性能値を示す。 

(10) 圧力については,流体の種類“真空”は実際の使用圧力を示す。 

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

表 5 Oリングの使用基準 

流体の種類 

使用状態 

材質 

記号(12) 

使用箇所 

温度(11) 

℃ 

水 
油 
空気 

運動部 

150 

ふっ素ゴム 
(FKM) 

4種D 

固定部 

180 

運動部 

 80 

アクリロニトリルブタ
ジエンゴム(NBR) 

2種 
1種A 

固定部 

100 

注(11) 最高使用温度を示す。 

(12) JIS B 2401の2.(種類)による。 

関連規格 JIS F 0602 船舶貨物管系用非石綿系ガスケット選定基準 

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

附属書(参考)アンモニア冷凍装置及びフロンガス冷凍装置関連のシール材 

この附属書は,本体に関連する事柄を補足するもので,規定の一部ではない。 

参考表 1 管フランジ弁ふた用ガスケット 

項目 

流体の種類 

使用状態 

名称 

記号 

厚さ 

圧力 

MPa 

温度 

℃ 

アンモニア冷凍装置 アンモニア 

−0.1〜2.0 −50〜150 非石綿ジョイントシートガスケ

ット(1) 

HJT 1.0又は1.5 

フロンガス冷凍装置 フロンR-22 −0.1〜1.9 −60〜150 銅平面形ガスケット(2) 

− 

0.8 

非石綿ジョイントシートガスケ
ット(1) 

HJT 1.0又は1.5 

注(1) 受渡当事者間の協議による。 

なお,製品の厚さは,参考のため,代表例を示した。 

(2) 銅板を規定の寸法に加工したもの。 

参考表 2 弁棒用パッキン 

項目 

流体の種類 

標準使用状態 

名称 

記号 

圧力 

MPa 

温度 

℃ 

アンモニア冷凍装置 アンモニア 

−0.1〜2.0 −50〜150 ふっ素樹脂成形パッキン(3) 

− 

膨張黒鉛編組パッキン 

GP-KH 

炭素繊維編組パッキン 

GP-TH 

フロンガス冷凍装置 フロンR-22 −0.1〜1.9 −60〜150 ふっ素樹脂成形パッキン(3) 

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膨張黒鉛編組パッキン 

GP-KH 

炭素繊維編組パッキン 

GP-TH 

注(3) ふっ素樹脂を旋盤を用いて規定の断面形状に切削したパッキン。