2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
日本工業規格 JIS
F 7020-1996
船用アイボルト付ターンバックル
Shipbuilding−Turnbuckles with eye bolts
1. 適用範囲 この規格は,張索,スプリングハンガなどに使用する船用アイボルト付ターンバックル(以
下,ターンバックルという。)について規定する。
備考 この規格の引用規格を次に示す。
JIS B 0205 メートル並目ねじ
JIS B 0209 メートル並目ねじの許容限界寸法及び公差
JIS B 1181 六角ナット
JIS G 3101 一般構造用圧延鋼材
JIS G 4051 機械構造用炭素鋼鋼材
2. 構造,形状及び寸法 ターンバックルの構造,形状及び寸法は付図1によるほか,次による。
(1) 六角ナットは,JIS B 1181の規定による。
(2) d部のねじはJIS B 0205の規定によって,その精度はJIS B 0209の3級とする。
3. 材料 ターンバックルの材料は,付図1によるのがよい。
4. 検査
4.1
外観検査 ターンバックルの外観検査は目視によって行い,外観は欠点なく,ねじのはめあいは正
確で円滑でなければならない。
4.2
荷重検査 ターンバックルの荷重検査は,組立て後付図1に示す許容最大荷重の1.5倍の引張試験荷
重をターンバックルの縦軸方向に加えて行い,破壊又は永久変形を生じてはならない。
5. 製品の呼び方 ターンバックルの呼び方は,規格の名称又は規格番号及び呼びによる。
例 船用アイボルト付ターンバックル6又はJIS F 7020-6
6. 表示 ターンバックル本体の表面に,次の事項を表示する。
(1) 呼び及び許容最大荷重
例 6-600N
(2) 製造業者名又はその略号
(3) 製造年又はその略号
2
F 7020-1996
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
付図1 ターンバックルの構造,形状,寸法など
単位mm
呼び
ターンバックル本体
アイボルト
許容最大荷重
N
参考
ねじの呼び
d
D
D1
l
a
L
N b
P
S l1
l2
r d1
計算質量
(kg)
6
M 6
18
12
50
10
70 8 12
10
4 12 42 4 7
600
0.112
10
M10
24
17
70
15
100 13 17
12
6 15 60 8 11
1 700
0.249
12
M12
30
21
80
20
120 16 21
16
8 20 72 10 14
2 500
0.483
16
M16
36
26
92
24
140 20 26
20
10 25 85 12 18
4 700
0.897
20
M20
44
32
104
28
160 23 32
24
12 30 98 15 21
7 800
1.54
24
M24
55
41
124
38
200 30 41
34
17 43 122 22 28
14 000
3.38
30
M30
65
46
134
43
220 34 46
40
19 48 135 25 31
19 000
4.79
36
M36
75
54
156
52
260 40 54
46
23 58 160 30 37
27 000
8.12
42
M42
95
67
186
67
320 51 67
60
30 75 198 38 47
38 000
14.9
48
M48
105
77
208
76
360 58 77
68
34 85 222 40 53
48 000
23.3
部品番号
名称
材料
1
ターンバックル本体
JIS G 4051のS25C
2
アイボルト(右ねじ)
3
アイボルト(左ねじ)
4
六角ナット(右ねじ) JIS G 3101のSS400
5
六角ナット(左ねじ)