2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
日本工業規格 JIS
F 6602-1979
中小形船の自動スラッジ排出形
油清浄機の船内試験方法
Methods of Onboard Test for Oil Purifier of Sludge
Automatic Discharge Type for Smaller Ships
1. 適用範囲 この規格は,中小形船用の自動スラッジ排出形油清浄機の船内試験方法について規定する。
2. 試験項目 試験は,次の項目について行う。
(1) 装備状態の確認
(2) 始動試験
(3) 継続試験
(4) 開放試験
3. 試験方法
3.1
装備状態の確認 装備状態の確認は,次による。
(1) 本体及び附属装置のすえ付け並びに各部の配管,配線が正しいことを確認する。
(2) ギヤーケースの油量を確認する。
(3) 調整板の選定が処理する油に対して適正であることを確認する。
(4) 回転体が手で軽く回ることを確認する。
(5) 瞬時始動して,回転方向を確認する。
(6) 附属装置の水タンクについて水量及び水温を確認する。
(7) 始動前に作動水系統に異物が混入していないことを確認する。
3.2
始動試験 始動試験は,次による。
(1) 始動試験は,無負荷で行うものとし,使用電源の電圧及び周波数を定格又はこれに近い値に保持す
る。
(2) 始動から計画回転速度に至るまでの時間及び電圧,電流を計測する。
3.3
継続試験 継続試験は,次による。
(1) 計画回転速度整定後,処理油を計画温度まで加熱の上,計画通油量で通油運転を行い,運転状態を
確認するとともに,回転速度,電圧,電流及び通油量を計測する。
運転時間は通常2時間とする。
(2) 継続運転中,手動及び自動でスラッジ排出が正常に行われることを確認する。
(3) 運転中に警報装置の作動を確認する。
(4) 自動制御装置を持つものは,制御装置によって運転し,運転状態を確認する。
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F 6602-1979
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
3.4
開放試験 開放試験は,継続試験終了後,必要に応じて開放し,異状の有無を試験する。
船舶部会 中小形船専門委員会 構成表
氏名
所属
(委員会長)
森 田 知 治
東京商船大学
栗 山 劭
運輸省船舶局
仲井真 弘 多
工業技術院標準部
荻 野 義 治
財団法人日本船舶標準協会
柏 木 十三郎
株式会社アジア船舶工業社
上 原 光 信
株式会社長野計器製作所
小 田 道人司
渦潮電機株式会社
河 合 登
大洋電機株式会社
北 村 一 夫
ヤンマーディーゼル株式会社
中 北 博
株式会社中北製作所
永 野 栄 寿
巴工業株式会社
深 谷 吉 一
株式会社村山電機製作所
正 橋 三津夫
阪神内燃機工業株式会社
奥 山 孝 志
社団法人日本中型造船工業会
木 下 栄 一
内海造船株式会社
山 川 信 雄
林兼造船株式会社
森 川 卓
社団法人日本船主協会
百合草 正 韶
船舶整備公団
小 平 清 秀
三洋商事株式会社
長谷川 和 男
株式会社上野運輸商会
(事務局)
石 井 清 次
工業技術院標準部機械規格課
江 口 信 彦
工業技術院標準部機械規格課