F 4801 : 1999
(1)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
まえがき
この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,運輸大臣が改正した日本工
業規格である。これによって,JIS F 4801 : 1996は改正され,この規格に置き換えられる。
JIS F 4801には,次に示す附属書がある。
附属書1(規定) 識別記号
附属書2(参考) ISO 4566によらない船用小形プロペラ取付部
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
日本工業規格 JIS
F 4801 : 1999
船用小形プロペラ取付部
テーパ1 : 10
Fixing parts of ships' small propellers, Taper 1 : 10
序文 この規格は,1992年に第2版として発行されたISO 4566, Small craft with inboard engine−Propeller
shaft ends and bosses with 1 : 10 taperを元に,技術的内容を変更することなく作成した日本工業規格である
が,対応国際規格にない規定内容を追加している。また,この規格の附属書1は,この規格の本体による
製品であることを明確にするための刻印の規定とし,附属書2は,従来の日本工業規格JIS F 4801 : 1996
の内容を一部改正して参考としたものである。
なお,この規格で点線の下線を施してある箇所及び表中の斜体文字で示した箇所は,対応国際規格にはな
い事項である。
1. 適用範囲 この規格は,船内機関に装備される軸直径が20mm〜160mmまでの範囲で,かつ,テーパ
1 : 10のプロペラボス(ハブ)とプロペラ軸端の互換性のための寸法について規定する。
備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。
ISO 4566 : 1992, Small craft with inboard engine−Propeller shaft ends and bosses with 1 : 10 taper
2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの規格は,その最新版を適用する。
JIS B 0614 円すい公差方式
ISO/R 773 Rectangular or square parallel keys and their corresponding keyways (Dimensions in millimeters)
3. 定義 この規格で用いる主な用語の定義は,次による。
a) 呼び径 (nominal diameter) テーパ軸の大端部の直径。円箇軸の直径そのものであり,公差は含まな
い。
b) テーパ (taper) 全プロペラ軸トルクをプロペラに伝達し,キーを装備し,取り外しできるように設計
された軸端部への円すい形状。
4. 寸法 寸法は,図1及び表1に示すものとする。表で“参考寸法”と記されたものは,ガイダンスと
しての呼び寸法である。
図1に示した形状で,表1に規定されていないものは,互換性に重要ではないので,製造業者の決定事
項とする。
2
F 4801 : 1999
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
括弧のない呼び寸法は推奨する寸法であり,括弧内の呼び寸法のものはなるべく使用しない。また,括
弧のないねじ径は同様に推奨する寸法であり,括弧内のものはなるべく使用しない。
5. 構造詳細 図1に示す詳細は,設計を制限するものではなく,また,寸法を規定するものでもない。
構造の形式及び方法,又はキー,キー溝及びそれらの隅半径,ねじ溝及びねじ端,並びに他の任意の詳細
(例えば,安全ピンの穴,中心点など)の機械加工は,組合せの形状及び独自の必要性を満足する個々の
方法が採れるように,規定していない。
ねじ部の長さl2は,ねじ部直径d2に等しくする。プロペラナットが取り付けられるねじ部は,ねじ部長
さl2の80%以上とする。
6. 公差
6.1
軸小端径,d1 公差は,表1による。偏差は,呼び径から計算する。
6.2
ボス大端径,D 公差は,表1による。
6.3
円すい部公差 直径d1及びDを基準として,公差は個々に6.1及び6.2で規定された公差範囲に等
しい範囲で,かつ,JIS B 0614の円すい部公差内になければならない。
6.4
キー溝及びキー 公差は,ISO/R 773の通常キーとして与えられたものとする。
7. ねじ プロペラナット及び軸端のねじは,メートル細目ねじとする。
8. 呼び方 この規格の要求に従って製造されたプロペラ軸及びプロペラボスの呼び方は,この規格の番
号及び呼び径mmとする。
例 プロペラボスJIS F 4801-35
備考 l2(ねじ長さ)=φd2
ナットの占めるねじ部≧0.8l2
5.参照
図1 詳細
3
F
4
8
0
1
:
1
9
9
9
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表1 各部寸法
単位mm
呼び軸径
Dnom
ボス
軸端テーパ
ねじ
キー
参考寸法(1)
長さ
大端径
小端径
直径
ピッチ
端部
幅
高さ
l5
l6
l7
d3
l1
D
d1
d2
p
l3
l4
b
h
最小
最大
最大
最小
20
50
20.000
20.052
15.500
15.448
14
1.5
20
25
6
6
45
5
0
15
22
50
22.000
22.052
17.500
17.448
16
1.5
20
25
6
6
45
5
0
17
25
60
25.000
25.052
19.500
19.448
16
1.5
20
25
8
7
55
5
0
19
(28)
75
28.000
28.052
21.000
20.948
18
1.5
25
30
8
7
65
5
0
20.5
30
80
30.000
30.052
22.500
22.448
20
1.5
25
30
8
7
75
5
0
22
(32)
85
32.000
32.062
24.000
23.948
20
1.5
25
30
10
8
80
5
0
23.5
35
90
35.000
35.062
26.500
26.448
24
2
30
35
10
8
85
5
0
26
(38)
95
38.000
38.062
29.000
28.948
24
2
30
35
10
8
90
5
0
28.5
40
100
40.000
40.062
30.500
30.448
24
2
30
35
12
8
95
5
0
30
(42)
105
42.000
42.062
32.000
31.938
27
2
30
35
12
8
100
5
0
31.5
(44)
110
44.000
44.062
33.500
33.438
27
2
35
40
12
8
105
5
0
33
45
110
45.000
45.062
34.500
34.438
30
2
35
40
14
9
105
5
0
34
(48)
115
48.000
48.062
37.000
36.938
33
2
35
40
14
9
110
5
0
36.5
50
120
50.000
50.062
38.500
38.438
36 (30)
3
40
45
14
9
l15
5
0
38
(52)
125
52.000
52.074
40.000
39.938
36
3
40
45
16
10
115
5
0
39.5
(55)
130
55.000
55.074
43.000
42.926
36
3
40
45
16
10
120
10
0
42
(58)
135
58.000
58.074
45.500
45.426
42
3
50
55
16
10
125
10
0
44
60
140
60.000
60.074
47.000
46.926
42
3
50
55
18
11
130
10
0
46
(65)
150
65.000
65.074
51.000
50.926
42
3
50
55
18
11
140
10
0
50
70
160
70.000
70.074
55.000
54.926
48
3
55
60
20
12
150
10
0
54
(75)
170
74.500
74.574
58.500
58.426
48
3
55
60
20
12
165
10
5
57.5
80
180
79.500
79.574
62.500
62.426
56
4
65
70
22
14
175
10
5
61.5
(85)
190
84.500
84.587
66.500
66.413
56
4
65
70
22
14
185
10
5
65.5
90
200
89.500
89.587
71.000
70.913
64 (56)
4
70
75
25
14
190
15
5
69.5
(95)
210
94.500
94.587
75.000
74.913
64 (56)
4
70
75
25
14
200
15
5
73.5
100
220
99.000
99.087
78.500
78.413
72 (64)
4
80
85
28
16
215
15
10
77
(105)
230
104.000
104.087
82.500
82.413
76
4
80
85
28
16
225
15
10
81
110
240
109.000
109.087
86.500
86.413
80 (72)
4
85
90
28
16
235
15
10
85
4
F
4
8
0
1
:
1
9
9
9
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
単位mm
呼び軸径
Dnom
ボス
軸端テーパ
ねじ
キー
参考寸法(1)
長さ
大端径
小端径
直径
ピッチ
端部
幅
高さ
l5
l6
l7
d3
l1
D
d1
d2
p
l3
l4
b
h
最小
最大
最大
最小
(115)
250
114.000
114.087
90.500
90.413
85
4
85
90
32
18
245
15
10
89
120
260
119.000
119.087
94.500
94.413
90 (80)
4
90
95
32
18
255
15
10
93
(125)
270
124.000
124.087
98.500
98.413
95
4
95
100
32
18
265
15
10
97
130
280
129.000
129.100
102.500
102.413
100 (90)
4
100
105
32
18
275
15
10
101
(135)
290
134.0
134.1
106.500
106.413
100
4
100
105
36
20
285
15
10
105
140
300
139.0
139.1
110.500
110.413
100 (90)
4
100
105
36
20
295
15
10
109
(145)
310
144.0
144.1
114.500
114.413
110
4
105
110
36
20
305
15
10
113
150
320
149.0
149.1
118.500
118.413
110 (100)
4
110
115
36
20
315
15
10
117
160
340
159.0
159.1
126.500
126.413
120 (110)
4
120
125
40
22
335
15
10
125
注(1) ガイダンス目的のものである。:4.参照
備考 斜体数字は,対応国際規格にはない数値である。
参考寸法のd3で,呼び軸径75〜95の斜体数字は,対応国際規格の数値が明らかに誤りであるため,正しい数値に修正したものである。
5
F 4801 : 1999
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
附属書1(規定) 識別記号
1. 適用範囲 この附属書は,本体に規定したプロペラ取付部の寸法を適用して製作したプロペラ及びプ
ロペラ軸であることを,明確にするために刻印する識別記号について規定する。
2. 記号 記号は,直径4mmの円の中に “J” マークを入れた附属書1図1のデザインとする。
附属書1図1 刻印のデザイン
3. 記号の刻印場所 プロペラ及びプロペラ軸の次の場所に刻印する。
a) プロペラ プロペラボスの適切な場所とする。
b) プロペラ軸 軸のプロペラナット側端面とする(附属書1図2参照)。
附属書1図2 プロペラ軸の刻印場所
6
F 4801 : 1999
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
附属書2(参考)
ISO 4566によらない船用小形プロペラ取付部
この附属書(参考)は,本体及び附属書(規定)に関連する事柄を記述するもので,規定の一部ではない。
序文 この附属書は,従来のJIS F 4801 : 1996(船用小型プロペラ取付部)の内容を一部見直し,参考と
したものであるが,使用については,現存船の修理などの特殊な場合に限定することが望ましい。
1. 適用範囲 この附属書は,船のプロペラ軸径20〜200mmのプロペラ取付部(以下,取付部という。)
及びそれに関連する部分で,海水潤滑のものについて記述する。ただし,特殊高速艇用を除く。
2. 引用規格 次に掲げる規格は,この附属書に引用されることで,この附属書の一部を構成する。これ
らの規格は,その最新版を適用する。
JIS B 0205 メートル並目ねじ
JIS B 0207 メートル細目ねじ
JIS B 0401-1 寸法公差及びはめあいの方式−第1部:公差,寸法差及びはめあいの基礎
JIS G 3201 炭素鋼鍛鋼品
JIS G 4303 ステンレス鋼棒
JIS H 3250 銅及び銅合金棒
JIS H 5120 銅及び銅合金鋳物
JIS H 5121 銅合金連続鋳造鋳物
3. 形状及び寸法 取付部の形状及び寸法は,附属書2付図1〜7によるほか,次に適合しなければならな
い。
なお,組立形状は,原則として附属書2付図8による。
a) プロペラキャップ 鋼製プロペラの場合には,軸の先端に水の浸入を防ぐ適当なキャップを取り付け
なければならない(附属書2付図8のB形,C形及びD形参照)。
b) キー及びキー溝
1) プロペラ軸キーの形状は,附属書2付図4〜6による。
2) キーとキー溝の側面のはめあいは,JIS B 0401-1のH7/m6による。
c) スリーブ
1) 鋼製プロペラ軸には,スリーブを必要とする。
2) スリーブは,軸に焼きばめ又は圧入しなければならない。
3) 鋼製プロペラ軸の場合,スリーブとプロペラボス前端との間には,水の浸入を防止する適当なガス
ケットを挿入する。
d) テーパ部 プロペラ軸及びプロペラボスのテーパ部の仕上げは,原則としてコーンゲージによる。
e) シール 鋼製プロペラ軸の場合,ガスケット押さえ方式とし,ガスケット押さえの形状は附属書2付
図7による。
7
F 4801 : 1999
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
4. 材料 取付部の材料は,次の附属書2表1に示す材料又は品質がこれと同等以上のものとする。
附属書2表1 材料
部品名称
材料
プロペラ軸
軸径20〜150mm
JIS H 3250のC3712BD,C3771BD,C3712BE,C3771BE,C6782BD,
C6782BE
軸径100〜200mm
JIS G 3201のSF390A〜SF590A
軸径20〜150mm
JIS G 4303のSUS304
プロペラ
JIS H 5120のCAC301,CAC302又はCAC702,CAC703
キャップ(D形)
JIS H 5120のCAC301〜CAC303,CAC701〜CAC703
又はCAC402〜CAC407
JIS H 5121のCAC301C〜CAC303C,CAC701C〜CAC703C
又はCAC402C〜CAC407C
プロペラナッ
ト
キャップがあるとき(D
形)
JIS G 3201のSF390A〜SF590A
キャップがないとき(A
形)
JIS H 3250のC3712BD,C3771BD,C3712BE,C3771BE,C6782BD,
C6782BE
キャップを兼ねるとき
(B形,C形)
JIS H 5120のCAC301〜CAC303,CAC701〜CAC703
又はCAC402〜CAC407
JIS H 5121のCAC301C〜CAC303C,CAC701C〜CAC703C
又はCAC402C〜CAC407C
黄銅製プロペラ軸のと
き
JIS H 3250のC3712BD,C3771BD,C3712BE,C3771BE,C6782BD,
C6782BE
鋼製プロペラ軸のとき
JIS G 3201のSF390A〜SF590A
ステンレス鋼製プロペ
ラ軸のとき
JIS G 4303のSUS304又はJIS H 3250のC3712BD,C3771BD,
C3712BE,C3771BE,C6782BD,C6782BE
スリーブ
JIS H 5120のCAC402〜CAC407
JIS H 5121のCAC402C〜CAC407C
JIS H 5120のCAC402+0.5%Ni
JIS H 5121のCAC402C+0.5%Ni
ガスケット
ゴム
ガスケット押さえ
JIS H 5120のCAC301〜CAC303,CAC701〜CAC703
又はCAC402〜CAC407
JIS H 5121のCAC301C〜CAC303C,CAC701C〜CAC703C
又はCAC402C〜CAC407C
備考 A形,B形,C形及びD形は,附属書2付図8参照
8
F 4801 : 1999
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
単位mm
呼び
寸法
プロペラ軸
プロペラボス
D
D1
L
l
l1
b
h1
r
D2
D3
D4
L1 l2 l3 L2
d
d1
b
h2
r1
20
20
16.0
40
32
3
5
3
0.5
M12
9.0
−
30
3 −
43 19.8
15.5
5
2.3
0.5
22
22
17.3
47
35
3
7
4
0.5
M16
12.0
−
38
3 −
50 21.8
16.8
7
3.3
0.5
25
25
19.8
52
40
4
7
4
0.5
M16
12.0
−
38
3 −
55 24.8
19.3
7
3.3
0.5
28
28
22.5
55
45
4
7
4
0.5
M20
15.0
−
42
3 −
58 27.8
22.0
7
3.3
0.5
30
30
24.0
60
50
4
7
4
0.5
M20
15.0
−
42
3 −
63 29.8
23.5
7
3.3
0.5
32
32
25.5
65
55
5
7
4
0.5
M22×2
19.0
−
46
3 −
68 31.8
25.0
7
3.3
0.5
35
35
28.0
70
60
5
7
4
0.5
M22×2
19.0
−
46
3 −
73 34.8
27.5
7
3.3
0.5
38
38
30.5
75
65
5
10
4.5
0.5
M24×2
22.0
−
46
3 −
78 37.8
30.0
10
3.8
0.5
40
40
32.0
80
70
5
10
4.5
0.5
M24×2
22.0
−
48
3 −
83 39.8
31.5
10
3.8
0.5
42
42
33.8
82
75
5
10
4.5
0.5
M30×2
25.0
−
48
3 −
85 41.8
33.3
10
3.8
0.5
44
44
35.0
90
80
5
12
4.5
1.0
M30×2
25.0
−
48
3 −
93 43.8
34.5
12
3.8
1.0
45
45
36.0
90
80
5
12
4.5
1.0
M30×2
25.0
−
48
3 −
93 44.8
35.5
12
3.8
1.0
48
48
38.3
97
80
5
12
4.5
1.0
M33×2
29.0
−
48
5 − 100 47.8
37.8
12
3.8
1.0
50
50
39.5
105
87
8
12
4.5
1.0
M33×2
29.0
29.0
48
5
3
110 49.8
38.8
12
3.8
1.0
52
52
41.5
105
87
8
12
4.5
1.0
M33×2
29.0
29.0
48
5
3
110 51.8
40.8
12
3.8
1.0
55
55
43.5
115
90
8
15
5
1.0
M36×2
32.0
32.0
48
5
3
120 54.8
42.8
15
5.5
1.0
58
58
45.5
125 100
8
15
5
1.0
M42×2
37.0
37.0
50
5
3
130 57.8
44.8
15
5.5
1.0
60
60
47.5
125 100
8
15
5
1.0
M42×2
37.0
37.0
50
5
3
130 59.8
46.8
15
5.5
1.0
65
65
51.5
135 110
8
15
5
1.0
M42×2
37.0
37.0
50
5
3
140 64.8
50.8
15
5.5
1.0
70
70
55.5
145 130
8
18
6
1.5
M45×2
42.0
42.0
52
5
3
150 69.8
54.8
18
6.5
1.5
75
75
59.5
155 140
8
18
6
1.5
M45×2
42.0
42.0
52
5
3
160 74.5
58.5
18
6.5
1.5
附属書2付図1 黄銅製及びステンレス鋼製の場合
9
F 4801 : 1999
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
単位mm
呼び
寸法
プロペラ軸
プロペラボス
D
D1
L
l
l1
b
h1
r
D2
D3
D4
L1
l2 l3
L2
d
d1
b
h2
r1
80
80
63.5 165 145 10
20
7
1.5
M 56×3
50.0
50.0
62
5
3
170
79.5
62.5 20
6.5
1.5
85
85
67.0 180 155 10
20
7
1.5
M 56×3
50.0
50.0
62
5
3
185
84.5
66.0 20
6.5
1.5
90
90
70.5 195 175 10
20
7
1.5
M 60×3
55.0
55.0
68
5
3
200
89.5
69.5 20
6.5
1.5
95
95
74.0 210 185 10
20
7
1.5
M 60×3
55.0
55.0
68
5
3
215
94.5
73.0 20
6.5
1.5
100
100
77.5 225 200 10
24
8
1.5
M 72×3
65.0
65.0
80
7
3
230
99.5
76.5 24
8.5
1.5
105
105
81.5 235 210 10
24
8
1.5
M 72×3
65.0
65.0
80
7
3
240
104.5
80.5 24
8.5
1.5
110
110
85.5 245 220 10
24
8
1.5
M 80×3
75.0
75.0
90
7
3
250
109.5
84.5 24
8.5
1.5
115
115
89.5 255 230 10
24
8
1.5
M 80×3
75.0
75.0
90
7
3
260
114.5
88.5 24
8.5
1.5
120
120
93.2 268 240 10
28
9
2.0
M 85×3
80.0
80.0
98
8
3
275
119.5
92.0 28 10
2.0
125
125
97.2 278 250 10
32
10
2.0
M 95×3
87.0
87.0
105
8
3
285
124.5
96.0 32 11
2.0
130
130
101.2 288 260 10
32
10
2.0
M 95×3
87.0
87.0
105
8
3
295
129.5
100.0 32 11
2.0
135
135
105.3 297 270 10
35
11
2.0
M100×4
95.0
95.0
112
8
3
305
134.5
104.0 35 12
2.0
140
140
109.3 307 280 10
35
11
2.0
M100×4
95.0
95.0
112
8
3
315
139.5
108.0 35 12
2.0
145
145
113.5 315 290 10
35
11
2.0
M105×4
99.0
99.0
115
10
3
325
144.5
112.0 35 12
2.0
150
150
117.5 325 300 10
35
11
2.0
M105×4
99.0
99.0
115
10
3
335
149.5
116.0 35 12
2.0
備考1. D2のねじは,呼び寸法30以下はJIS B 0205,32以上はJIS B 0207による。ただし,ねじの方向は,プロペラ
の前進回転方向と逆とする。
2. プロペラの取付けは,押込みを十分に行う。
3. ナットキャップは,呼び寸法52までは附属書2付図8のA形,55〜95までは附属書2付図8のB形,100
以上は附属書2付図8のC形a)とする。
4. ボス穴肉ぬすみを設ける場合,※印寸法は次の式によって,キーの有効せん断応力を19.61N/mm2以下とな
るように定める。
せん断応力=
b
rNl
p
e
π
2
8.
6118286×
ここに,
p: 連続最大出力における伝達動力 (kW)
r: モーメントの腕の長さ (mm) =
4
1
D
D+
N: プロペラの回転速度(毎分回転数) (min-1)
le: キーの有効長さ (mm)
b: キーの幅 (mm)
附属書2付図1 黄銅製の場合及びステンレス鋼製の場合(続き)
10
F 4801 : 1999
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
単位mm
呼び寸法
D
D1
L
l
l1
b
h1
r
D2
D3 D5
L1
l2
l3
l4
D4
r1
100
100
82
180
160
10
30
9
1.5
M 72×3
65
65
80
7
10
5
126
3
105
105
86
190
170
10
30
9
1.5
M 72×3
65
65
80
7
10
5
131
3
110
110
90
200
180
10
30
9
1.5
M 80×3
75
75
90
7
10
5
136
3
115
115
94
210
190
10
30
9
1.5
M 80×3
75
75
90
7
10
5
141
3
120
120
98.5
215
195
10
35
11
2.0
M 85×3
80
80
98
8
10
5
146
4
125
125
102.5
225
205
10
35
11
2.0
M 95×3
87
87
105
8
10
8
151
4
130
130
106.5
235
215
10
35
11
2.0
M 95×3
87
87
105
8
10
8
158
4
140
140
115
250
225
10
40
11
2.0
M100×3
95
95
112
8
10
8
168
4
150
150
123
270
245
10
40
11
2.0
M105×3
99
99
115
8
10
10
178
4
附属書2付図2 鋼製の場合(呼び寸法100〜150)
11
F 4801 : 1999
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
単位mm
呼び寸法
L2
d
d1
d2
d3
l5
l6
b1
h2
r2
C
n-d
ねじ穴
深さ
100
240
99.5
79.5
127
151
15
25
30
6.5
1.5
175
8−M10
16
105
250
104.5
83.5
132
156
15
25
30
6.5
1.5
180
8−M10
16
110
260
109.5
87.5
137
161
15
25
30
6.5
1.5
185
8−M10
16
115
270
114.5
91.5
142
166
15
25
30
6.5
1.5
190
8−M10
16
120
275
119.5
96.0
147
171
15
25
35
7
2.0
195
8−M10
16
125
285
124.5 100.0
152
176
15
25
35
7
2.0
200
8−M10
16
130
295
129.5 104.0
159
183
15
25
35
7
2.0
205
8−M10
16
140
310
139.5 112.5
169
193
15
25
40
8
2.0
215
8−M10
16
150
330
149.5 120.5
179
203
15
25
40
8
2.0
225
8−M10
16
備考1. D2のねじは,JIS B 0207による。ただし,ねじの方向は,プロペラの前進回転方向と逆とする。
2. プロペラの取付けは,押込みを十分に行う。
3. ボス穴肉ぬすみを設ける場合,※印寸法は次の式によって,キーの有効せん断応力を19.61N/mm2
以下となるように定める。
せん断応力=
b
rNl
p
e
π
2
8.
6118286×
ここに,
p: 連続最大出力における伝達動力 (kW)
r:: モーメントの腕の長さ (mm) =
4
1
D
D+
N: プロペラの回転速度(毎分回転数) (min-1)
le: キーの有効長さ (mm)
b: キーの幅 (mm)
4. 組立図は,附属書2付図8による。
5. キャップは,附属書2付図8のC形b)とする。
附属書2付図2 鋼製の場合(呼び寸法100〜150)(続き)
12
F 4801 : 1999
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
単位mm
呼び
寸法
D
D1
L
l
l1 b h1 r
D2
D3 D5 L1
l2 l3 l4 D4 r1 r2 r3 d
l5
d1
ねじ穴
深さ
160 160 131
290 245 10 40 12 2.0 M115×4 109 100 160 10 10 35 190 4 35 30 16 120 M10
10
170 170 139.5 305 260 10 45 14 2.5 M125×4 119 110 160 10 10 35 200 4 35 30 16 130 M12
12
180 180 147.5 325 275 12 45 14 2.5 M130×4 124 124 180 10 10 35 210 4 35 30 19 140 M12
12
190 190 155.5 345 295 12 45 14 2.5 M140×4 129 129 180 10 10 35 222 4 35 30 19 150 M12
12
200 200 164
360 305 12 50 16 3.0 M150×4 139 139 180 10 10 35 233 4 35 30 19 155 M12
12
附属書2付図3 鋼製の場合(呼び寸法160〜200)
13
F 4801 : 1999
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
単位mm
呼び寸法
L2
d1
d2
d3
d4
d5
l6
l7
l8
b1
h2
r4
C
n-d
ねじ穴
深さ
160
355
159.5
128.5
191
222
188
20
25
5
40
8
2.0
250
8−M12
20
170
370
169.5
137.0
201
232
204
20
25
5
45
9
2.5
260
8−M12
20
180
390
179.5
145.0
211
242
212
20
25
5
45
9
2.5
270
8−M12
20
190
410
189.5
153.0
223
254
228
20
25
5
45
9
2.5
285
8−M12
20
200
430
199.5
161.0
234
265
240
20
25
5
50
10
3.0
295
8−M12
20
備考1. D2のねじは,JIS B 0207による。ただし,ねじの方向は,プロペラの前進回転方向と逆とする。
2. プロペラの取付けは,押込みを十分に行う。
3. ボス穴肉ぬすみを設ける場合,※印寸法は次の式によって,キーの有効せん断応力を19.61N/mm2以下
となるように定める。
せん断応力=
b
rNl
p
e
π
2
8.
6118286×
ここに,
p: 連続最大出力における伝達動力 (kW)
r: モーメントの腕の長さ (mm) =
4
1
D
D+
N: プロペラの回転速度(毎分回転数) (min-1)
le: キーの有効長さ (mm)
b: キーの幅 (mm)
4. 呼び寸法200のテーパは,121としてもよい。
5. 組立図は,附属書2付図8による。
6. キャップは,附属書2付図8のD形とする。
附属書2付図3 鋼製の場合(呼び寸法160〜200)(続き)
14
F 4801 : 1999
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
単位mm
呼び寸法
l
b
h
c
呼び寸法
l
b
h
c
20
32
5
5
0.7
65
110
15
10
1.2
22
35
7
7
0.7
70
130
18
12
1.8
25
40
7
7
0.7
75
140
18
12
1.8
28
45
7
7
0.7
80
145
20
13
1.8
30
50
7
7
0.7
85
155
20
13
1.8
32
55
7
7
0.7
90
175
20
13
1.8
35
60
7
7
0.7
95
185
20
13
1.8
38
65
10
8
0.7
100
200
24
16
1.8
40
70
10
8
0.7
105
210
24
16
1.8
42
75
10
8
0.7
110
220
24
16
1.8
44
80
12
8
1.2
115
230
24
16
1.8
45
80
12
8
1.2
120
240
28
18
2.5
48
80
12
8
1.2
125
250
32
20
2.5
50
87
12
8
1.2
130
260
32
20
2.5
52
87
12
8
1.2
135
270
35
20
2.5
55
90
15
10
1.2
140
280
35
22
2.5
58
100
15
10
1.2
145
290
35
22
2.5
60
100
15
10
1.2
150
300
35
22
2.5
附属書2付図4 黄銅製プロペラ軸用及びステンレス鋼製プロペラ軸用のキー
15
F 4801 : 1999
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
単位mm
呼び寸法
l
b
h
c
100
160
30
15
1.8
105
170
30
15
1.8
110
180
30
15
1.8
115
190
30
15
1.8
120
195
35
17
2.5
125
205
35
17
2.5
130
215
35
17
2.5
140
225
40
18
2.5
150
245
40
18
2.5
附属書2付図5 鋼製プロペラ軸用(呼び寸法100〜150)のキー
単位mm
呼び寸法
l
l1
l2
l3
l4
l5
b
h
h1
c
h2
h3
h4
h5
h6
n-d
160
245
30
75
120
50
120
40
19
7
2.5
17
12
10
3
5
2−M10
170
260
30
75
135
50
130
45
22
8
3
20
14
12
3
5
2−M12
180
275
30
80
140
55
140
45
22
8
3
20
14
12
3
5
2−M12
190
295
30
85
150
60
150
45
22
8
3
20
14
12
3
5
2−M12
200
305
30
85
160
60
155
50
25
9
3.5
20
14
12
3
5
2−M12
附属書2付図6 鋼製プロペラ軸用(呼び寸法160〜200)のキー
16
F 4801 : 1999
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
単位mm
呼び寸法
ガスケット押さえ
Oリング
d1
d2
d3
d4
d5
h
h1
h2
h3
h4
C
n−d6
d7
d8
100
128
150
145
205
215
25
5
20
10
10
175
8−12
12.5
125
105
133
155
150
210
220
25
5
20
10
10
180
8−12
12.5
130
110
138
160
155
215
225
25
5
20
10
10
185
8−12
12.5
135
115
143
165
160
220
230
25
5
20
10
10
190
8−12
12.5
140
120
148
170
165
225
235
25
5
20
10
10
195
8−12
12.5
145
125
153
175
170
230
240
25
5
20
10
10
200
8−12
12.5
150
130
160
182
175
235
245
25
5
20
10
10
205
8−12
12.5
157
140
170
192
185
245
255
25
5
20
10
10
215
8−12
12.5
167
150
180
202
195
255
265
25
5
20
10
10
225
8−12
12.5
177
160
192
221
215
285
295
30
7
23
13
10
250
8−14
16
189
170
202
231
225
295
305
30
7
23
13
10
260
8−14
16
199
180
212
241
235
305
315
30
7
23
13
10
270
8−14
16
209
190
224
253
250
320
330
30
7
23
13
10
285
8−14
16
221
200
235
264
260
330
340
30
7
23
13
10
295
8−14
16
232
備考 組立図は,附属書2付図8による。
附属書2付図7 鋼製プロペラ軸用(呼び寸法100〜200)のガスケット押さえ及びOリング
17
F 4801 : 1999
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
備考 溝ナットは,溝付きナットを使用してもよい。
附属書2付8図 組立図
18
F 4801 : 1999
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
プロペラ取付部専門分科会 構成表
氏名
所属
(専門分科会長)
吉 井 弘
NKK総合エンジニアリング事業部
(委員)
穂 森 繁 弘
財団法人日本海事協会
矢 崎 敦 生
学識経験者
鈴 木 博 信
社団法人日本舶用工業会
中 島 稔
ナカシマプロペラ株式会社
小田切 崇
かもめプロペラ株式会社
西 山 茂 樹
ミカドプロペラ株式会社
土 本 寛 治
ヤマハ発動機株式会社
本 田 哲 郎
ヤンマー造船株式会社
上飯坂 傑
アイ・エイチ・アイ・クラフト株式会社
芦 谷 昭 英
株式会社高澤製作所
藤 野 宏
株式会社リプロ
杉 田 英 二
株式会社アイ・イー・エム
鹿 股 信 幸
運輸省海上技術安全局
橋 本 繁 晴
財団法人日本規格協会
(事務局)
小 郷 一 郎
財団法人日本船舶標準協会
仁 平 一 幸
財団法人日本船舶標準協会