2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
日本工業規格 JIS
F 3612-1995
縄ばしご
Rope ladders
1. 適用範囲 この規格は,船に用いる縄ばしご(以下,はしごという。)について規定する。
備考 この規格の引用規格を,次に示す。
JIS B 2801 シャックル
JIS G 3101 一般構造用圧延鋼材
JIS H 4000 アルミニウム及びアルミニウム合金の板及び条
JIS L 2701 麻ロープ
2. 種類 はしごの種類は,サイドロープ及びステップの材料によって区分し,表1のとおりとする。
表1
種類
サイドロープの材料
ステップの材料
A1形
合成繊維ロープ
堅木
A2形
マニラロープ
B形
合成繊維ロープ
アルミニウム合金
3. 構造,形状及び寸法 はしごの構造,形状及び寸法は,付図1〜3によるほか,次による。
(1) サイドロープは,合成繊維ロープ径14 mm又はマニラロープ1種径16 mmで継ぎ目がないものとす
る。
(2) シャックルは,JIS B 2801のSD-12の規定による。
4. 材料 はしごの材料は,ステップが木製のものは表2,アルミニウム合金製のものは表3のとおりと
する。
2
F 3612-1995
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表2
部品番号
部品名称
材料
1
ステップ
堅木
2
耳板
3
サイドロープ
合成繊維ロープ又はJIS L 2701のマ
ニラロープ1種
4
シージングロープ
タール塗りロープ,合成繊維ロープ又
はJIS L 2701のマニラロープ1種
5
耳板固縛ロープ
合成繊維ロープ
6
シャックル
JIS B 2801の規定による。
7
シンブル
JIS G 3101のSS400
備考1. 鋼製部には,亜鉛めっきを施す。
2. 木部には,ワニス塗装を施す。
表3
部品番号
部品名称
材料
1
ステップ
JIS H 4000のA5052P
2
最下段ステップ
3
サイドロープ
合成繊維ロープ
4
シージングロープ
タール塗りロープ又は合成繊維ロープ
5
シャックル
JIS B 2801の規定による。
6
シンブル
JIS G 3101のSS400
備考 鋼製部には,亜鉛めっきを施す。
5. ステップの強度 ステップの強度は,ステップの中央部に735 Nの荷重を加えたとき,これに耐える
ものとする。
6. 製品の呼び方 はしごの呼び方は,規格の名称又は規格番号並びに種類及び全長 (mm) による。
例 縄ばしごA1形3500又はJIS F 3612A1-3500
3
F 3612-1995
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
付図1 A形
備考1. 全長 (L) は注文者の指定による。
2. 括弧内寸法は,サイドロープがマニラロープの場合を示す。
参考 計算質量は,1 mにつき2.9 kg(サイドロープが合成繊維ロープでステップを3枚含む場合)。
4
F 3612-1995
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
付図2 B形
備考1. 全長 (L) は注文者の指定による。
2. ステップの構造及び形状については,注文者との協議によって変更してもよい。ただし,ステップの幅
(100 mm) 及びステップ間隔 (350 mm) 並びにサイドロープ間隔 (400 mm) は,規定寸法とする。
参考 計算質量は,1 mにつき2.2 kg(ステップ3枚を含む場合)。
付図3 シンブル(A形及びB形用)
単位 mm
B
D
D1
(最小)
L
L1
(最小)
及び
R
r
r1
t
t1
(参考)
計算質量
(kg)
19
42
23
53
34
9.5
9
3
1.5
0.03
備考 端部を鎖線のような形状にしてもよい。
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F 3612-1995
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
船舶部会 船用はしご専門委員会 構成表(昭和57年12月1日改正のとき)
氏名
所属
(委員会長)
宇都宮 達 男
財団法人日本海事協会
土 屋 睦 夫
運輸省船舶局
大久保 和 夫
工業技術院標準部
草 野 博
財団法人日本船舶標準協会
上 田 満 弘
株式会社上田鉄工所
寺 本 守 三
株式会社寺本鉄工所
田 村 元
石川島播磨重工業株式会社船舶設計室
長谷川 照 一
日本鋼管株式会社船舶海洋設計部
片 桐 靖 夫
三菱重工業株式会社神戸造船所
山 本 正 和
川崎重工業株式会社神戸設計部
天 方 博 昭
日立造船株式会社広島工場
柚 木 茂 登
山下新日本汽船株式会社
河 村 正 昭
ジャパンライン株式会社
藤 井 弘 道
船舶整備公団
(事務局)
石 井 清 次
工業技術院標準部機械規格課
鈴 木 一 規
工業技術院標準部機械規格課
(事務局)
小 林 秋 穂
工業技術院標準部機械規格課(平成2年7月5日改正のとき)
山 形 智 幸
工業技術院標準部機械規格課(平成2年7月5日改正のとき)
(事務局)
高 橋 潔
工業技術院標準部機械規格課(平成7年3月28日改正のとき)