2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
日本工業規格 JIS
F 3307-1978
アンカーストッパ
Anchor Stoppers
1. 適用範囲 この規格は,格納状態のアンカーを安全に保持するために用いるアンカーストッパについ
て規定する。
引用規格:
JIS B 0205 メートル並目ねじ
JIS G 3101 一般構造用圧延鋼材
JIS G 3454 圧力配管用炭素鋼鋼管
JIS G 3506 硬鋼線材
JIS G 3525 ワイヤロープ
JIS G 4051 機械構造用炭素鋼鋼材
2. 構成 アンカーストッパは,クリート,アイプレート,ターンバックル,シンブル及びはり索によっ
て付図1に示すように構成する。
3. 呼び アンカーストッパの呼びは,アンカーの重量によって表1のとおりとする。
表1
呼び
はり索の径
mm
はり索の種類
使用範囲
(アンカーの重量)t
2.0
8
4号
2.0以下
5.0
12.5
4号
4.9以下
6.0
14
4号
6.0以下
8.0
16
4号
7.8以下
10.0
18
4号
9.9以下
12.5
20
4号
12.3以下
16.5
22.4
4号
16.1以下
21.5
25
6号
21.5以下
26.0
28
6号
26.0以下
31.0
30
6号
31.0以下
4. 構造,形状及び寸法 アンカーストッパの構造,形状及び寸法は,付図2〜5のとおりとする。
なお,はり索は,JIS G 3525(ワイヤーロープ)のめっき普通Zよりとする。
5. 材料 アンカーストッパの材料は,表2のとおりとする。
2
F 3307-1978F33071978
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表2
部品番号
部品名称
材料
1
クリート
JIS G 3101のSS41及びJIS G 3454のSTPG
2
アイプレート
JIS G 3101のSS41
3
ターンバックル JIS G 4051のS25C及びJIS G 3101のSS41
4
シンブル
JIS G 4051のS25C
5
はり索
JIS G 3506のSWRH52〜82
6. 製品の呼び方 アンカーストッパの呼び方は,規格名称及び呼びによる。ただし,規格名称の代わり
に規格番号を用いてもよい。
例: アンカーストッパ2.0又はJIS F 3307-2.0
付図1 アンカーストッパの構成(装備要領)
備考 シンブルは,呼び12.5以上にだけ使用する。
3
F 3307-1978
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
付図2 クリート
単位mm
呼び
はり索の径
D
h
t
t1
l
f
2.0
8
60.5
25
5.5
9
20
6
5.0
12.5
89.1
35
7.6
12
30
7
6.0
14
114.3
45
8.6
14
40
7
8.0
16
114.3
50
8.6
14
45
7
10.0
18
139.8
55
9.5
19
45
9
12.5
20
139.8
60
9.5
19
50
9
16.5
22.4
165.2
70
11.0
19
60
9
21.5
25
216.3
75
12.7
22
65
10
26.0
28
216.3
85
12.7
25
70
10
31.0
30
216.3
90
12.7
25
75
10
備考 ( )内の数値は参考として示す。
4
F 3307-1978F33071978
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
付図3 アイプレート
単位mm
呼び
はり索の径
D1
H
R
L
t2
f
2.0
8
16
33
22
60
10
6
5.0
12.5
23
47
36
90
14
8
6.0
14
26
54
41
105
16
8
8.0
16
29
70
47
125
18
9
10.0
18
33
79
53
140
20
9
12.5
20
36
83
56
145
24
10
16.5
22.4
40
95
65
170
27
11
21.5
25
46
118
78
210
29
11
26.0
28
51
126
86
230
32
11
31.0
30
55
136
96
255
38
11
5
F 3307-1978
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
付図4 ターンバックル
単位mm
呼び はり索の径
L1
l1
l2
l3
b
t3
d
d1
d2
r
2.0
8
230
167
135
32
12
7
M16
13
14
18
5.0
12.5
300
221
175
46
16
11
M24
20
21
28
6.0
14
360
266
215
51
18
12
M27
23
24
32
8.0
16
400
297
240
57
20
13
M30
26
27
36
10.0
18
430
323
260
63
22
15
M33
29
30
41
12.5
20
450
346
275
71
28
18
M36
32
34
44
16.5
22.4
470
375
295
80
30
20
M42
36
38
50
21.5
25
510
418
325
93
34
22
M48
42
44
60
26.0
28
530
441
340
101
36
24
M52
47
49
67
31.0
30
570
461
350
111
39
26
M56
51
53
73
備考 ねじ棒のねじは,JIS B 0205(メートル並目ねじ)の規定による。
6
F 3307-1978F33071978
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
付図5 シンブル
単位mm
呼び
はり索の径
B
D2
D3
D4
R1
12.5
20
26
98
78
34
11
16.5
22.4
28
108
86
38
12
21.5
25
32
123
98
44
14
26.0
28
34
135
107
49
15
31.0
30
37
144
114
53
16.5
7
F 3307-1978
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
船舶部会 けい船用器具専門委員会 構成表
氏名
所属
(委員会長)
小 山 永 敏
横浜国立大学名誉教授
栗 山 劭
運輸省船舶局
仲井真 弘 多
工業技術院標準部
草 野 博
財団法人日本船舶標準協会
白 石 圭 一
財団法人日本海事協会
山 田 清
株式会社アジア船舶工業社
百合草 正 韶
船舶整備公団
奥 山 孝 志
社団法人日本中型造船工業会
大 友 義 雄
株式会社立野製作所
寺 本 虎 夫
株式会社寺本鉄工所
赤 木 新 介
三菱重工業株式会社神戸造船所
大 中 聖 之
石川島播磨重工業株式会社呉造船所
沖 田 幸 治
日立造船株式会社第一造船基本設計部
杉 山 俊 雄
川崎重工業株式会社神戸造船事業部
田 中 英 夫
住友重機械工業株式会社船舶本部
田 坂 貢 一
佐世保重工業株式会社佐世保造船所
長谷川 照 一
日本鋼管株式会社鶴見造船所
平 田 勝
三井造船株式会社千葉造船所
青 山 俊 久
ジャパンライン株式会社
森 川 卓
社団法人日本船主協会
(事務局)
石 井 清 次
工業技術院標準部機械規格課
江 口 信 彦
工業技術院標準部機械規格課