2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
日本工業規格 JIS
F 3020-1985
船用油吸入ベルマウス
Ships' Oil Suction Bellmouths
1. 適用範囲 この規格は,船に用いる油吸入ベルマウス(以下,ベルマウスという。)について規定する。
引用規格:
JIS B 2210 鉄鋼製管フランジの基準寸法
JIS G 5501 ねずみ鋳鉄品
2. 種類 ベルマウスの種類は,表1のとおりとする。
表1
種 類
下部開口部の形状
A 形
円 形
B 形
C 形
長円形
3. 形状及び寸法 ベルマウスの形状及び寸法は,付図1〜3のとおりとする。
4. 材料 ベルマウスの材料は,表2のとおりとする。
表2
種 類
材 料
A 形
鋼 板
B 形
JIS G 5501のFC20
C 形
鋼 板
5. 製品の呼び方 ベルマウスの呼び方は,規格名称,種類及び呼び寸法による。ただし,規格名称の代
わりに規格番号を用いてもよい。
例: 船用油吸入ベルマウスA形50又はJIS F 3020 A-50
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F 3020-1985
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
付図1 A形
単位 mm
呼び寸法
適用する
管の外径
d
本体
吸 入
面積比
参考
D1
D2
H1
C
t
計算質量
(kg)
50
60.5
63
110
28
13
4.5
2.28
1.3
65
76.3
79
160
48
15
4.5
2.27
2.0
80
89.1
92
220
76
15
6
2.06
3.9
90
101.6
103
255
91
17
6
2.1
5.0
100
114.3
117
275
94
20
6
2.2
5.5
125
139.8
142
400
154
20
6
2.04
10.4
150
165.2
168
450
158
25
8
2.0
16.4
備考1. スリーブ継手の代わりに,管フランジを使用するか,又は傾斜部に直接管を溶
接してもよい。ただし,この場合は,ネック部寸法を別に考慮する。
2. 丸鋼による脚の代わりに鋼板によるリブとしてもよい。
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F 3020-1985
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
付図2 B形
単位 mm
呼び寸法
本体
フランジ
リブ
B
吸 入
面積比
参考
H
D1
D4
C
D3
D2
T
N
d1
計算質量
(kg)
50
90
50
105
13
155
120
20
4
19
40
2.03
3.3
65
120
70
170
15
175
140
22
4
19
50
1.99
6.3
80
140
80
220
15
185
150
22
8
19
55
1.99
8.6
90
145
90
235
17
195
160
22
8
19
60
1.91
9.6
100
150
100
250
20
210
175
24
8
19
60
1.92
11.2
125
230
130
400
20
250
210
24
8
23
65
1.85
22.5
150
270
160
475
25
280
240
26
8
23
80
1.82
30.1
200
300
200
525
35
330
290
26
12
23
100
1.80
38.6
備考1. フランジは,JIS B 2210(鉄鋼製管フランジの基準寸法)の呼び圧力10Kの規定によるが,必要に応じて呼び
圧力5Kの規定による管フランジを使用してもよい。
2. リブは,円周3等分の位置に取り付ける。
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F 3020-1985
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
付図3 C形
単位 mm
呼び寸法
適用する
管の外径
d
本体
脚
l
吸 入
面積比
参考
D
H1
X
Y
C
t
計算質量
(kg)
200
216.3
220
340
750
450
25
10
50
1.70
45.0
250 S
267.4
271
520
900
600
25
10
100
1.36
80.3
250
267.4
271
395
850
550
50
10
100
2.46
60.9
300 S
318.5
323
485
1100
700
25
10
100
1.12
92.1
300
318.5
323
365
850
550
50
10
100
1.68
59.9
350
355.6
360
375
850
550
80
12
160
2.12
76.4
400
406.4
411
345
850
550
80
12
160
1.59
74.8
450
457.2
462
360
900
600
100
12
200
1.65
84.6
500
508.0
512
450
1100
600
100
12
200
1.54
114.1
550
558.8
563
440
1100
700
120
12
240
1.58
120.1
600
609.0
614
540
1300
700
130
12
260
1.62
158.0
備考1. スリーブ継手の代わりに,管フランジを使用するか,又は傾斜部に直接管を溶接してもよい。ただ
し,この場合はネック部寸法を別に考慮する。
2. 丸鋼による脚の代わりに鋼板によるリブとしてもよい。
3. 呼び寸法250 S及び300 Sは,ストリッピング用を示す。
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F 3020-1985
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
船舶部会 船体管ぎ装専門委員会 構成表
氏名
所属
(委員会長)
宇都宮 達 男
財団法人日本海事協会
土 井 平 孝
運輸省海上技術安全局
横 溝 眞一郎
工業技術院標準部
草 野 博
財団法人日本船舶標準協会
奥 山 孝 志
社団法人日本中型造船工業会
天 方 博 昭
日立造船株式会社広島工場
増 本 敞
三菱重工業株式会社神戸造船所
殿 村 三 郎
川崎重工業株式会社船舶海洋事業本部
徳 丸 薫
石川島播磨重工業株式会社船舶海洋事業本部
斎 藤 忠 文
三井造船株式会社玉野造船工場
長谷川 照 一
日本鋼管株式会社重工事業部船舶本部
北 島 義 久
川崎汽船株式会社工務部
高 橋 正之助
株式会社アジア船舶工業社
本 田 卓 男
株式会社鳥海製作所
田 中 克 彦
新倉工業株式会社事業本部
神 蔵 義 光
ジャパンライン株式会社工務部
(事務局)
黒 河 亀千代
工業技術院標準部機械規格課
武 藤 晃 雄
工業技術院標準部機械規格課