2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
日本工業規格 JIS
F 2804-1976
船用クロスビット
Ships' Cross Bitts
1. 適用範囲 この規格は,引船,係船,荷役,端艇揚卸しなどに使用するクロスビットについて規定す
る。
引用規格:
JIS G 3101 一般構造用圧延鋼材
JIS G 3106 溶接構造用圧延鋼材
JIS G 3454 圧力配管用炭素鋼鋼管
JIS G 3525 ワイヤロープ
JIS L 2701 麻ロープ
2. 構造,形状及び寸法 構造,形状及び寸法は,付図及び付表のとおりとする。
3. 材料 材料は,次の表のとおりとする。
表
部品番号
部品名称
材 料
1
柱
JIS G 3454のSTPG 38 (Sch 80) 又はJIS G 3101のSS 41
2
横 棒
3
ラ イ ナ
JIS G 3101のSS 41又はJIS G 3106のSM 41
4. 外観 外観は,使用上有害な欠点がなく,確実な溶接が施され,できるだけひずみのないものとする。
5. 製品の呼び方 製品の呼び方は,規格名称,呼び径及び材料記号(STPG 38はP, SS 41はS)による。
ただし,規格名称の代わりに規格番号を用いてもよい。
例: 船用クロスビット150 P又はJIS F 2804-150 P
2
F 2804-1976
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
付図
備考 溶接箇所及び①,②のフランジ縁は,滑らかに仕上げること。
3
F
2
8
0
4
-1
9
7
6
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
付表
単位mm
呼び径
材料記号
H
h
B
D
D1
D2
D3
d
d1
t
t1
最小
チル
ストリップ
溶接脚長
計算質量
(kg)
適用ロープの径
(参考)
t2
t3
f
fH
fB
f1
f2
f3
ワイヤ
ロープ
麻ロープ
150
P
480
280
460 165.2 114.3
206
158
240
120 11.0
8.6
8
8
25×4.5
8
5
16
6
4
4
33.0
16
45
S
170
120
210
164
10
8
15
32.0
200
P
560
320
520 216.3 165.2
256
206
280
140 12.7
11.0
10
10
9
5
19
8
4
4
60.4
22.4
−
S
220
170
260
210
12
10
18
7
58.6
250
P
640
360
610 267.4 216.3
308
256
340
170 15.1
12.7
12
12
11
6
22
9
5
5
102.9
28
−
S
270
220
310
260
14
12
21
94.1
300
P
680
380
660 318.5 267.4
360
308
400
200 17.4
15.1
14
14
13
6
25
11
5
5
154.0
33.5
−
S
320
270
310
16
14
24
138.0
350
P
720
420
720 355.6 267.4
400
312
440
240 19.0
15.1
14
14
14
6
27
11
5
5
186.3
37.5
−
S
360
270
404
314
18
14
26
171.7
備考1. 太字は規定寸法,その他は参考寸法を示す。
2. 適用ワイヤロープはJIS G 3525(ワイヤロープ)の4号 (6×24),麻ロープは,JIS L 2701(麻ロープ)の1類1種を示す。
4
F 2804-1976
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
船舶部会 けい船用器具専門委員会 構成表(昭和48年2月1日改正のとき)
氏名
所属
(委員会長)
小 山 永 敏
横浜国立大学工学部
山 田 清
株式会社アジア船舶工業社
宇都宮 達 男
財団法人日本海事協会船体部
尾 花 皓
運輸省船舶局
福 島 公 夫
工業技術院標準部
草 野 博
財団法人船舶JIS協会
大 友 義 雄
株式会社立野製作所
寺 本 虎 夫
株式会社寺本鉄工所
伊 藤 哲 司
三井造船株式会社千葉造船所造船設計部
平 貴 夫
日本鋼管株式会社鶴見造船所造船設計部
花 田 堯之助
石川島播磨重工業株式会社横浜第2工場造船設計部
浜 野 亮太郎
住友重機械工業株式会社船舶事業部造船設計部
平 山 了 也
日立造船株式会社堺工場造船部
田 中 誠 一
川崎重工業株式会社造船事業部造船設計部
北 見 鍈 一
三菱重工業株式会社神戸造船所造船設計部
安 藤 健 蔵
佐世保重工業株式会社佐世保造船所造船設計部
奥 山 孝 志
社団法人日本中型造船工業会技術部
青 山 俊 久
ジャパンライン株式会社工務部
森 川 卓
社団法人日本船主協会船舶部
平 野 静 雄
船舶整備公団工務部
(事務局)
桜 井 俊 彦
工業技術院標準部機械規格課
橋 本 孔 佐
工業技術院標準部機械規格課
(事務局)
大久保 和 夫
工業技術院標準部機械規格課(昭和51年2月1日改正のとき)
江 口 信 彦
工業技術院標準部機械規格課(昭和51年2月1日改正のとき)