2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
日本工業規格 JIS
F 2614-1967
ブルワークラダ
Bulwark Ladders
1. 適用範囲 この規格は,船に用いるブルワークラダについて規定する。
関連規格:JIS B 0205 (メートル並目ねじ)
JIS B 1180 (六角ボルト)
JIS B 1181 (六角ナット)
JIS B 1256 (平座金)
JIS F 3905 (船用トグルピン)
JIS F 3906 (船用鎖ひも)
JIS F 3907 (船用鎖ひもS形環)
JIS F 3908 (船用鎖ひもアイプレート)
JIS G 3452 (配管用炭素鋼鋼管)
2. 種類 種類は,木製および鋼製の2種類とする。
3. 材料 材料は,つぎの表のとおりとする。
2
F 2614-1967
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表
木製
番号
名称
材料
適用規格
1
本体
堅材
−
2
手すり
SGP
JIS G 3452
3
受け金物
鋼板,棒鋼
−
4
手すり取付金物
鋼板
−-
5
タイボルト
棒鋼
−
6
六角ボルト
六角ナット
棒鋼
−
7
トグルピン
棒鋼
−
8
鎖ひもS形環
黄銅線
−
9
鎖ひも
黄銅線
−
10
鎖ひもアイプレ
ート
鋼板または鉄線
−
11
座金
鋼板
−
鋼製
番号
名称
材料
適用規格
1
側板
鋼板
−
2
手すり
SGPおよび
棒鋼
JIS G 3452
3
受け金物
鋼板
−
4
手すり取付金物
鋼板
−
5
踏み板
床用鋼板または
しま鋼板
−
6
トグルピン
棒鋼
−
7
鎖ひもS形環
黄銅線
−
8
鎖ひも
黄銅線
−
9
鎖ひもアイプレ
ート
鋼板または
鉄線
−
4. 構造,形状および寸法 構造,形状および寸法は,付図1および付図2によるほか,つぎの各号によ
る。
(1) ラダ傾斜角度は,原則として水平線に対し55°とする。
(2) 最上段の踏み板はブルワーク頂板と同一面とし,踏み板の間隔は,最上段のものと甲板との距離を4
等分する。
(3) 手すりおよび木製ブルワークラダの鋼製部品には,亜鉛めっきを施す。
(4) 手すりは取りはずし式とし,片側にのみ設ける。ただし,手すり取付金物は両側に設け,手すりを左
右どちら側にでも取り付けられるようにする。
(5) 六角ボルトはJIS B 1180,六角ナットはJIS B 1181の1種による。
ねじはJIS B 0205による。
(6) トグルピンは,JIS F 3905のA8-30による。
(7) 鎖ひもは,JIS F 3906のB1による。
(8) 鎖ひもS形環は,JIS F 3907のB1による。
(9) 鎖ひもアイプレートは,JIS F 3908のA,BまたはCによる。
(10) 座金は,JIS B 1256の黒丸による。
5. 製品の呼び方 製品の呼び方は,規格名称および種類による。ただし,規格名称のかわりに規格番号
を用いてもよい。
例: ブルワークラダ木製またはJIS F 2614木製
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F 2614-1967
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
付図1 木製ブルワークラダ
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F 2614-1967
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
備考1. 木部塗装は,ワニス塗りとする。
2. 踏み板には,適当なすべり止めを設ける。
5
F 2614-1967
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付図2 鋼製ブルワークラダ
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F 2614-1967
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
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F 2614-1967
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
参考図 受け金物