1
F 260
5 : 1
999
解
説
JIS
と対応する国際規格との対比表
JIS F 2605
: 1999
小形船用鋼製船側はしご
ISO 5488
: 1979
,造船−船側はしご
対比項目
規定項目
(I)
JIS
の規定内容
(II)
国 際 規 格 番
号
(III)
国際規格の規定内容
(IV)
JIS
と国際規格との相違点
(V)
JIS
と国際規格との一致
が困難な理由及び今後の対策
(1)
適用範囲
○ 小形の非客船に用いる鋼製
船側はしごの規定。
(
500
〜
2000GT
の小形船)
ISO 5488
○ 客船を除く一般商船に使用する
船側はしごの必要条件及び試験
方法を規定。
=
JIS
は小形船に限定。
大きさの範囲,構造が異な
る。
JIS
では
JIS F 2621
-1985
が
既に
ISO 5488
の規定を基に
した規格が制定されており,
この
JIS F 2605
は小形船用
に限定した規格として強度
要件を
ISO 5488
に合わせ今
回改正した。
(2)
引用規格
○
JIS
の材料規格を引用。
ISO 5488
○
ISO/R630
,
ISO/R209
を引用。
≠
JIS
は
ISO
の材料規格と内容
が異なる。
JIS
は小形船用の製品規格
として残すため。
(3)
種類
○ 長さによって
5
種類。
5.0
,
5.5
,
6.0
,
6.5
,
7.0m
ISO 5488
−
−
ISO
には種類という規定項
目はない。
同上
(4)
構成
○ はしごの構成は付図組立図
による。
ISO 5488
−
−
ISO
には構成という規定項
目はない。
同上
(5)
構造,形状及
び寸法
○
付図
1
〜
19
による。
手すりは
22mm
ロープ,鋼製
部品はめっき施工が望まし
い。
ISO 5488
○ 寸法規定で幅,長さ,ステップ間
隔,手すり高さを規定。
構造規定で設計加重,はしごの強
度を規定。
≠ 長さ,幅,手すり高さが異な
る。また,
ISO
にある踊り場,
手すりの強度規定は
JIS
には
ない。
同上
従来使用されており,小型船
としては現在の寸法,構造が
望ましいとの意見を考慮。
(6)
荷重試験
○ 各ステップに
735N
の荷重を
加えて強度を規定。
ISO 5488
○ ステップ当たり
735N
の加重を加
えて試験を行う。
= 内容的には同じであるが規
定の様式は異なる。
強度的には相違なし。
(7)
製 品 の 呼 び
方
○ 規格名称又は規格番号,はし
ご呼び長さによる。
ISO 5488
−
−
ISO
には製品の呼び方とい
う規定項目はない。
JIS
は発注などの利便を考
慮。
(8)
表示
○ 種類,製造業者名又は略号を
明記。
ISO 5488
−
−
ISO
には表示という規定項
目はない。
同上
備考
1.
対比項目
(I)
及び
(III)
の小欄で, ○
は該当する項目を規定している場合, −
は規定していない場合を示す。
2.
対比項目
(IV)
の小欄の記号の意味は,次による。
= :
JIS
と国際規格との技術的内容は同等である。ただし,軽微な技術上の差異がある。
≠ :
JIS
は,国際規格と技術的内容が同等でない。ただし
ADP
に該当する場合を除く。
− :該当項目がない場合。