2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
日本工業規格 JIS
F 2603-1970
鋼製甲板はしご
Steel Deck Ladders
1. 適用範囲 この規格は,主として船の暴露部に用いる鋼製甲板はしごについて規定する。
関連規格:JIS B 1180(六角ボルト)
JIS B 1181(六角ナット)
JIS G 3452(配管用炭素鋼鋼管)
2. 種類 種類は,はしごの側板の構造および形状により,表1のとおりとする。
表1
種類
呼び寸法mm
A 形
500,600,650,700
B形
C形
D形
E形
3. 構造,形状および寸法 構造,形状および寸法は,つぎによるほか付図1〜5による。
(1) はしごの傾斜角度は,原則として水平線に対して55°とする。
(2) 踏み板の間隔(h寸法)は,甲板間の高さに応じて220〜250mmになるようにする。
(3) 踏み板には,適当な水抜き穴を明ける。
(4) 手すりは,JIS G 3452の呼び25Aまたは32Aを使用し,その高さ(h1寸法)は原則として400mmと
する。
(5) 手すりの上端の形状は,取付部の都合により適当に定める。
(6) 手すりの端部の取付方法は,側板などに直接溶接するものとするが,必要に応じ参考図2および参考
図3のようにしてもよい。
(7) 中間手すり柱は,場所によっては付けなくてもよい。
(8) はしごには,必要に応じ裏板をつけてもよい。
(9) 六角ボルトは,JIS B 1180による。
(10) 六角ナットは,JIS B 1181による。
4. 材料 材料は,表2のとおりとする。
2
F 2603-1970
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表2
部品番号
部品名称
材料
1
側板
鋼板または形鋼
2
側板取付金物
鋼板
3
踏み板
床用鋼板 または しま鋼板
4
手すり
JIS G 3452
5
手すり端末金物
鋼板または形鋼
6
六角ボルト
棒鋼
7
六角ナット
棒鋼
備考 手すりには,亜鉛めっきを施す。
5. 製品の呼び方 製品の呼び方は,規格名称,種類および呼び寸法による。ただし,規格名称のかわり
に,規格番号を用いてもよい。
例: 鋼製甲板はしごA形500またはJIS F 2603 A 500
3
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付図1 A形
4
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付図2 B形
5
F 2603-1970
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付図3 C形
6
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付図4 D形
7
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付図5 E形
8
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参考図 1 踏み板および側板の取付け
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参考図 2 手すり端末金物
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F 2603-1970
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
参考図 3 手すり端末金物
備考 かっこ内の寸法は,D形のものを示す。
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船舶部会 船用はしご専門委員会 構成表
氏名
所属
(委員会長)
西 山 安 武
東京商船大学
草 野 博
財団法人船舶JIS協会
池 村 清
運輸省船舶局
辺 見 隆 三
工業技術院標準部
上 田 昭 彦
日本軽金属化工機株式会社
長谷川 誠 一
株式会社上田鉄工所羽曳野工場
寺 本 虎 夫
株式会社寺本鉄工所
鈴 木 一 偉
株式会社大阪アルミニウム製作所
田 村 元
石川島播磨重工業株式会社(本社)
松 浦 和 春
日本鋼管株式会社鶴見造船所
有 田 正 二
三菱重工業株式会社横浜造船所
津野田 京 輔
住友重機械工業株式会社(浦賀)
山 本 弥 栄
三井造船株式会社藤永田造船所
河 澄 龍之介
川崎重工業株式会社(神戸)
下 川 寛 人
日立造船株式会社因島工場
宮 崎 敬 一
山下新日本汽船株式会社
河 村 正 昭
ジャパンライン株式会社
渡 辺 梅太郎
船舶整備公団
星 野 友 慶
防衛庁技術研究本部
相 原 守
工業技術院標準部
(事務局)
菅 原 淳 夫
工業技術院標準部機械規格課
前 川 武 也
工業技術院標準部機械規格課