1
F 260
2 : 1
999
解
説
JIS
と対応する国際規格との対比表
JIS F 2602
: 1999
鋼製垂直はしご
ISO 3797
: 1976
,造船−鋼製垂直はしご
対比項目
規定項目
(I)
JIS
の規定内容
(II)
国 際 規 格 番
号
(III)
国際規格の規定内容
(IV)
JIS
と国際規格との相違点
(V)
JIS
と国際規格との一致
が困難な理由及び今後の対策
(1)
適用範囲
○ 船舶に使用する鋼製垂直は
しごの主要寸法と特性を規
定。小さな船倉,甲板間,マ
スト,キングポスト,トラン
ク,甲板室頂部,保守台など
に設けられるはしご。
ただし,機関室通路のはしご
は除く。
ISO 3797
○ 船舶に使用する鋼製垂直はしご
の主要寸法と特性を規定。小さな
船倉,甲板間,マスト,キングポ
スト,トランク,甲板室頂部,保
守台などに設けられるはしご。
=
JIS
では機関室用はしごは別
規定があるので機関部通路
用はしごは適用外としてい
る。
JIS
では従来使用されてい
るはしごが今後も使用され
る可能性が高いことを考慮
し,
ISO
の規程外の各部寸法
を含めた規格とした。
(2)
寸法
○ はしご幅:
250
,
300
,
350
,
400mm
ステップ間隔:
300
〜
340mm
の等間隔
ステップ材:
19
,
20
,
22mm
角棒
19
,
22mm
丸棒
側板寸法:
50
×
9
,
60
×
10
,
65
×
9
ISO 3797
○ はしご幅:
300
,
350
,
400mm
ステップ間隔:
300mm
間隔
ステップ材:
20
,
22mm
角棒
側板寸法:
60
×
10
ADP
JIS
ははしご幅
250mm
も含
む。また,ステップ間隔は
300
〜
340mm
の範囲を認めてい
る。ステップの丸鋼と角鋼の
寸法
19mm
を含む。
JIS
では実際に使用されて
いる寸法を含め規程の範囲
を広げたものとしている。
(3)
材料
○ 溶接可能な構造用鋼材
ISO 3797
○ 溶接可能な構造用鋼材
≡
(4)
組立て
○ 取付方法は製造者責任。
ステップの取付方法として
具体例を
3
種類規定。
ISO 3797
○ 取付方法は製造者責任
ADP
JIS
ではステップの具体的な
取付例を追加している。
JIS
では製造者の利便を考
慮し取付具体例も規定した。
(5)
取付金物
○ 加重を十分支えるもの。金物
間長さは
2500mm
を超えな
い。ブラケットは側板に溶接
又はボルト締め。
ISO 3797
○ 加重を十分支えるもの。金物間の
長さは
2500mm
を超えない。
ADP
JIS
では船体等との取付部も
含めて規定している。
JIS
では実際のはしごの取
付方法を含め使用者の利便
を考慮した。
(6)
仕上げ
○ 欠陥のないものとする。使用
状況に合わせた表面保護塗
装を施す。
ISO 3797
○ 欠陥のないものとする。使用状況
に合わせた表面保護塗装を施す。
≡
2
F 260
2 : 1
999
解
説
JIS
と対応する国際規格との対比表(続き)
対比項目
規定項目
(I)
JIS
の規定内容
(II)
国 際 規 格 番
号
(III)
国際規格の規定内容
(IV)
JIS
と国際規格との相違点
(V)
JIS
と国際規格との一致
が困難な理由及び今後の対策
(7)
製 品 の 呼 び
方
○ 規格名称,幅×長さ,ステッ
プ寸法及び形状と側板幅と
厚さ,ステップと側板の取付
方法による。
ISO 3797
−
−
ISO
には呼び方の規定はな
い。
注文時の利便を考慮し
JIS
では必要として追加。