F 2411 : 1998 (ISO 3902 : 1990)
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
まえがき
この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,運輸大臣が制定した日本工
業規格である。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
日本工業規格 JIS
F 2411 : 1998
(ISO 3902 : 1990)
造船及び海洋構造物−
角窓及び丸窓用ガスケット
Shipbuilding and marine structures−Gaskets for rectangular windows and
side scuttles
序文 この規格は,1990年に第2版として発行されたISO 3902, Shipbuilding and marine structures−Gaskets
for rectangular windows and side scuttlesを翻訳し,技術的内容及び規格票の様式を変更することなく作成し
た日本工業規格である。
なお,この規格で点線の下線の施してある箇所は,原国際規格にはない事項である。
1. 適用範囲 この規格は,JIS F 2413を満足する船用丸窓及びJIS F 2421を満足する船用角窓の主要な
構成要素(窓枠,ガラス枠及び内ふた)の間の水密性を確保するために使用するガスケットの寸法及び材
料について規定する。
2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の一部を構成する。こ
れらの規格は,その最新版を適用する。
ISO 48 Rubber, vulcanized or thermoplastic Determination of hardness (hardness between 10 IRHD and 100
IRHD)
JIS F 2413 造船及び海洋構造物−船用丸窓
備考 ISO 1751 Shipbuilding and marine structures−Shipsʼ side scuttlesが,この規格と一致している。
JIS F 2421 造船及び海洋構造物−船用角窓
備考 ISO 3903 Shipbuilding and marine structures−Shipsʼ ordinary rectangular windowsが,この規格
と一致している。
3. 種類 ガスケットは,形式によって次の3種類とする。
− A形及びB形。
JIS F 2413による丸窓及びJIS F 2421による角窓に使用する。
− C形
JIS F 2421による角窓に使用する。
4. 寸法 3種類の横断面寸法を,図1に示す。
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F 2411 : 1998 (ISO 3902 : 1990)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
図1 ガスケットの横断面
5. 材料 ガスケットは,次の性質をもつ天然ゴム又は合成ゴムで製造しなければならないが,その選択
は製造業者に任せられている。
a) 硬さ:ISO 48に規定する40 IRHD±5 IRHD(IRHD=国際ゴム硬度)
b) 耐海水性
c) 耐紫外線性
d) −20℃から70℃まで使用できる。
6. 製品の呼び方
6.1
参照する場合の呼び方 この規格に適合するガスケットは,参照を目的とする場合には,次の項目
を次に示す順序で呼ぶ。
a) 名称:ガスケット
b) 規格番号:JIS F 2411-ISO 3902
c) A形,B形又はC形
例 JIS F 2411-ISO 3902によるガスケットでA形のものは,次のように呼ぶ。
JIS F 2411-A又はISO 3902-A
6.2
発注するときの呼び方 発注を目的とする場合には,6.1による参照時の呼び方に,出荷時の長さ
(m) を加えることができる。
例 JIS F 2411-ISO 3902によるA形ガスケットで長さ100mのものは,次のように呼ぶ。
JIS F 2411-A-100m又はISO 3902-A-100m