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F 2318 : 1999  

(1) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

まえがき 

この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,運輸大臣が改正した日本工

業規格である。これによって,JIS F 2318 : 1984は改正され,この規格に置き換えられるとともに,JIS F 

2316 : 1987は,この規格に統合される。 

JIS F 2318には,次に示す附属書がある。 

附属書1(規定) 船用鋼製風雨密戸 

附属書2(規定) 船用鋼製風雨密戸附属金物 

附属書3(参考) 隔壁開口 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

日本工業規格          JIS 

F 2318 : 1999 

鋼製風雨密一枚戸 

Weathertight single-leaf steel doors 

序文 この規格の本体は,1998年に第2版として発行されたISO 6042,Ships and marine technology−

Weathertight single-leaf steel doorsを元に作成した日本工業規格であり,技術的内容を変更することなく作成

している。 

附属書1及び附属書2には,従来,日本工業規格で規定していたJIS F 2318 : 1984及びJIS F 2316 : 1987

の内容を一部改正して規定した。 

なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格にはない事項である。 

1. 適用範囲 この規格は,船上で使用する鋼製風雨密一枚戸の互換性を確保するために,その主要寸法,

材料及び製品の品質について規定する。ここに規定していない寸法は,製造業者の任意とする。 

これらの戸は,一般的に1966年の国際満載喫水線条約 (LLC66) の要件に合致している。第1位置又は

第2位置に使用できるか否かは,個々の場合に応じて考慮する。必要があれば,戸の剛性を増す処置をと

る(表1参照)。 

附属書3は,隔壁の開口寸法を規定する。 

備考1. この規格の使用者は,規格の要求事項を守ると同時に,それぞれの船舶が適用を受けるべき

法令の要求事項,及び船級協会規則を含んだ規則類を満足していることを確認することが必

要である。 

2. この規格の対応国際規格を,次に示す。 

ISO 6042 : 1998 Ships and marine technology−Weathertight single-leaf steel doors 

2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの引用規格は,その最新版を適用する。 

ISO 3796 Shipbuilding−Clear openings through frames for external single leaf doors 

3. 戸,戸枠及び附属金物 

3.1 

開き方向 左開き及び右開きは,図1による。 

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図1 開き方向 

この規格に従った戸は,隔壁に取付け前の状態で,どちらの開き方向(右開き又は左開き)にも使用可

能である。 

3.2 

戸の種類 戸の種類は,形鋼の戸枠を使うAB形又は平鋼の戸枠を使うFB形,若しくはFBR形と

する。呼びサイズ(高さL×幅B)は,ISO 3796によるものとし,表2に示す。 

備考 図は,6クリップ形式の場合を示す。4クリップ形式の場合は,3.5.1(図5 b)参照。戸のクリップは,矢

印方向に閉める。 

注(1) 戸シールが2mm圧縮された状態のとき 

(2) 戸板が戸枠中心に位置している場合 

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図2 戸の種類 

表1 戸の呼びサイズ及び適用位置 

単位 mm 

呼びサイズ 

LLC66で定義された
位置への適用 

1 200×600 

1及び2 

1 400×600 
1 400×750 
1 400×900 
1 600×600 

2だけ 

1 600×750 
1 600×900 

表2 戸の種類及び戸枠と戸板との組合せ 

戸の種類 

戸枠 

(3.3による) 

戸板 

(3.4による) 

AB形 

ABF 

SP 

FB形 

FBF 

SP 

FBR形 

FBRF 

RP 

3.3 

戸枠 戸シールの損傷を防止するために,戸枠のシール当たり部は丸みを付けるか,又は面取りを

施す。 

注(1) 寸法の互換性が保持できれば他の形材を使用してもよい。 

図3 戸枠の形式 

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表3 戸枠の寸法 

単位 mm 

呼びサイズ 

+0,−2 

+0,−2 

FBF形 

FBRF形 

1 200×600 

1 200 

600 

31±1 

100±1.5 

1 400×600 

1 400 

600 

1 400×750 

1 400 

750 

1 400×900 

1 400 

900 

1 600×600 

1 600 

600 

1 600×750 

1 600 

750 

1 600×900 

1 600 

900 

3.4 

戸板 戸のシール押さえ棒は,図4に示すように戸に垂直又は斜めに取り付ける。 

図4 戸板の形式 

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表4 戸板の寸法 

単位 mm 

呼びサイズ 

L1 

±2 

B1 

±2 

1 200×600 

1 244 

644 

1 400×600 

1 444 

644 

1 400×750 

1 444 

794 

1 400×900 

1 444 

944 

1 600×600 

1 644 

644 

1 600×750 

1 644 

794 

1 600×900 

1 644 

944 

3.5 

附属金物 

3.5.1 

クリップ及びヒンジの位置 クリップ及びヒンジの中心線での取付位置寸法は,図5に開口寸法

(図2参照)別に示す。表5は,呼び寸法に対するクリップ数を示す。 

図5 クリップ及びヒンジの位置 

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表5 クリップの数 

単位 mm 

呼びサイズ 

クリップの数 

1 200×600 

1 400×600 

1 400×750 

1 400×900 

1 600×600 

1 600×750 

1 600×900 

3.5.2 

ウエッジ(図6参照) ウエッジは,各クリップの中心線に合わせて戸枠に設ける。こう(勾)配

は,1:12を推奨する。図2に示すようにウエッジのこう配方向は,締付方向に合わせたものとする。 

図6 ウエッジ 

3.5.3 

ヒンジ 戸には,2個のヒンジを設ける。各ヒンジには,だ円形のあな(孔)を設け,クリップが

戸シールを均等に圧縮できるものとする。 

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F 2318 : 1999  

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図7 ヒンジ 

3.5.4 

戸シール 戸シールは,図8に示す断面とする。 

弾性を増すために戸シールの長手方向中心にあなを設けてもよい。 

面取寸法は,戸板の半径によって決まる。 

戸シールは,図7に示されたように戸に設置し,押さえ棒で固定する。戸シールは,船用に適した接着

剤で戸に接着する。 

戸シールが16mmを超えて圧縮されることがないように,各クリップの中心線上に圧縮止めを設ける。 

図8 戸シール断面 

4. 材料 戸板及び戸枠は,引張強さが340N/mm2以上で溶接ができる鋼板又は同等品質の船用鋼板で製

作する。戸シール押さえ,クリップ,ウエッジ,ヒンジ及び取付用ラグは,引張強さが340N/mm2以上で

溶接ができる軟鋼材で製作する。 

ヒンジピンは,引張強さが350N/mm2以上の耐食性の材料で製作する。 

戸シール用弾性シールの品質は,船用としての使用に満足なものとし,戸を通常の状態で締め付ける場

合に,有効,かつ,持続的なシールを繰り返して行えるものとする。 

5. 製品の品質 すべての戸板と戸枠とは,ねじれがないものとする。戸板,戸枠及び附属金物は,適切

な手段でスケール及び表面付着物を除去し,必要に応じて下塗りを1回行ってその後の腐食を抑える。 

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

戸板,戸枠,クリップ及び附属金物は,人を傷つけるおそれ,更に戸枠ではシール材を損傷させるおそ

れがあるような粗い端部が露出しないものとする。 

戸枠については,3.3参照。 

戸及び戸枠を完成して組み立てたとき,製作者は戸板の端部と戸シールとが正しく組み合っていて,戸

を閉めたときに両者が連続して接触するようにする(3.5.2参照)。 

6. 風雨密性の試験 戸は,完成後船上に装備し,通常の方法で閉められた状態で,管轄官庁の検査官の

満足の得られる試験(ホーステスト又は同等のテスト)を行う。 

7. 表示 この規格に従った戸には,次の順序で表示する。 

a) 名称:戸 

b) 規格番号:JIS F 2318 

c) 戸の種類:3.2による。 

d) 呼びサイズ:表1による。 

例 この規格に従った鋼製風雨密一枚戸で,戸の種類FBR形,呼びサイズ1 400mm×750mmは: 

戸 JIS F 2318-FBR-1 400×750 

備考 この表示は,未装備の戸についてだけ有効である(3.1参照)。 

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F 2318 : 1999  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

附属書1(規定) 船用鋼製風雨密戸 

1. 適用範囲 この附属書は,長さ (L) *80m以上の船の船楼端隔壁,甲板室囲壁などの出入口に用いる鋼

製風雨密戸(以下,戸という。)について規定する。 

注* 

長さ (L) は,鋼船構造規程の船の長さによる。 

備考1. この鋼製風雨密戸の附属金物を,附属書2に規定する。 

2. 今後,この規格を適用し,新しく製作する場合は,本体をできる限り優先的に適用すること

が望ましい。 

2. 引用規格 次に掲げる規格は,この附属書に引用されることによって,この附属書の規定の一部を構

成する。この引用規格は,その最新版を適用する。 

JIS G 3101 一般構造用圧延鋼材 

3. 種類 戸の種類は,附属書1表1による。 

附属書1表1 種類 

種類 

適用 

乾玄甲板上の第1層の前端壁に設ける戸。ただし,前端壁に設ける場合は,船尾垂線から
長さの0.1L〜0.7Lの範囲。 

乾玄甲板上の第2層の前端壁,第1層目の後端壁及び側壁に設ける戸。ただし,前端壁に
設ける場合は,船尾垂線から長さの0.1L〜0.7Lの範囲。 

乾玄甲板上の第3層の前端壁,第2層目の後端壁及び側壁に設ける戸。ただし,前端壁に
設ける場合は,船尾垂線から長さの0.2L〜0.6Lの範囲。 

乾玄甲板上の第4層以上の隔壁,第3層の後端壁及び側壁に設ける戸。 

4. 構造,形状及び寸法 形状及び寸法は,附属書1付図1〜5によるほか,次による。 

a) 戸口及び戸の大きさ 戸板の厚さ及びスチフナの大きさは,附属書1付表1による。ただし,プレス

構造(スチフナなし)の戸については,船級協会が要求する強度を満足したものとする。 

b) 附属金物は,附属書2の規定による。 

なお,クリップは,すべてB形を使用する。 

c) 附属書1付図1〜4は右開きの戸を示したもので,左開きの場合には金物配置を正反対とする。 

d) 戸には必要に応じて,錠掛け,クリップ止め,フック及びハンドル回り止めを取り付ける。 

e) ハンドルの高さは,敷居の高さに応じて決定する。 

5. 材料 戸の材料は,附属書1表2による。 

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10 

F 2318 : 1999  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

附属書1表2 材料 

番号 

部品名称 

材料 

戸板 

JIS G 3101のSS400 

コーミング 

JIS G 3101のSS400 

戸シール押さえ 

鋼板 

戸シール 

耐老化性合成ゴム又は耐老化性合成ゴム被覆スポンジゴム 

スチフナ 

JIS G 3101のSS400 

備考 船級協会規則を適用する船では,コーミングの材料は,船級規則による。 

ただし,第3層目以上に装備する戸については,JIS G 3101のSS400又は船級

規則鋼材とする。 

6. 製品の呼び方 戸の呼び方は,規格の名称,種類,呼び,スチフナの大きさ及び開き方による。ただ

し,規格の名称の代わりに規格番号を用いてもよい。 

例1. 船用鋼製風雨密戸 A1460-65×6R又はJIS F 2318附属書1 A1460-65×6R 

例2. 船用鋼製風雨密戸 D1460L又はJIS F 2318附属書1 D1460L 

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11

F

 2

3

1

8

 : 

1

9

9

9

  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

附属書1付表1 戸板の厚さ及びスチフナの大きさ 

単位 mm 

呼び 

戸口の 
大きさ 

戸の大きさ 

備考 

戸板

の 

厚さ 

スチフナの大きさ 

戸板

の 

厚さ 

スチフナの大きさ 

戸板

の 

厚さ 

スチフナの大きさ 戸板

の 

厚さ 

スチフナ
の大きさ 

計算質量 

(kg) 

80≦L 

<120 (m) 

120≦L 

<150 (m) 

150≦L 

<210 (m) 

210≦L 

<300 (m) 

80≦L 

<150 (m) 

150≦L 

<210 (m) 

210≦L 

<300 (m) 

80≦L 

<140 (m) 

140≦L 

<300 (m) 

1460 1 400×600 1 455×655 

65×9 

65×9 

75×9 

75×9 

65×6 

65×6 

65×9 

65×6 

65×6 

− 

− 


77 

55 

1475 1 400×750 1 455×805 

75×9 

75×12 

90×9 

90×12 

65×9 

75×9 

75×9 

65×6 

65×6 

− 

− 


92 

66 

1490 1 400×900 1 455×955 

90×9 

90×12 

100×12 100×12 

75×9 

75×12 

75×12 

65×6 

65×9 

− 

− 


107 

77 

1660 1 600×600 1 655×655 

65×9 

75×9 

75×12 

75×12 

65×6 

65×9 

65×9 

65×6 

65×6 

65×6 


87 


63 

1675 1 600×750 1 655×805 

75×12 

90×9 

90×12 

90×12 

65×9 

75×9 

75×12 

65×6 

65×6 

65×6 


104 


75 

1690 1 600×900 1 655×955 

90×12 

100×12 

125×9 

125×9 

75×9 

75×12 

90×12 

65×6 

65×9 

65×6 


121 


88 

1860 1 800×600 1 855×655 − 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

65×6 

70 

1875 1 800×750 1 855×805 − 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

65×6 

76 

1890 1 800×900 1 855×955 − 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

− 

65×6 

97 

備考 計算質量は,戸板及び戸シール押さえだけを示す(その他は除く。)。 

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12 

F 2318 : 1999  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

附属書1付図1 種類A 

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13 

F 2318 : 1999  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

附属書1付図2 種類B及び種類C 

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14 

F 2318 : 1999  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

附属書1付図3 種類D 

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15 

F 2318 : 1999  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

備考 ※印の寸法は,適宜減じてもよい。 

附属書1付図4 縁部詳細 

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16 

F 2318 : 1999  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

附属書1付図5 隔壁及び囲壁の開口 

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17 

F 2318 : 1999  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

附属書2(規定) 船用鋼製風雨密戸附属金物 

1. 適用範囲 この附属書は,附属書1に規定された鋼製風雨密戸用の附属金物について規定する。ただ

し,戸の縁部詳細は,附属書1による。 

備考 今後,この規格を適用し,新しく製作する場合は,本体をできる限り優先的に適用することが

望ましい。 

2. 引用規格 次に掲げる規格は,この附属書に引用されることによって,この附属書の規定の一部を構

成する。これら引用規格は,その最新版を適用する。 

JIS B 0202 管用平行ねじ 

JIS B 0203 管用テーパねじ 

JIS B 0205 メートル並目ねじ 

JIS B 0207 メートル細目ねじ 

JIS B 1117 すりわり付き止めねじ 

JIS B 1181 六角ナット 

JIS B 1251 ばね座金 

JIS B 1256 平座金 

JIS B 1351 割りピン 

JIS G 3506 硬鋼線材 

JIS G 4051 機械構造用炭素鋼鋼材 

3. 種類 附属金物は,クリップ及びヒンジに区分し,ヒンジの種類は,附属書2表1による。 

附属書2表1 種類 

ヒンジの種類 

備考 

A形 

ピンをかしめる場合 

B形 

ピンを割りピンで止める場合 

4. 構造,形状及び寸法 附属金物の構造,形状及び寸法は,附属書2付図1〜5による。 

5. 材料 附属金物の材料は,附属書2付図1〜5による。 

6. 製品の呼び方 附属金物の呼び方は,規格名称及び種類による。ただし,規格名称の代わりに規格番

号を用いてもよい。 

例1. クリップの場合 船用鋼製風雨密戸附属金物クリップ又はJIS F 2318附属書2 クリップ 

例2. ヒンジの場合 船用鋼製風雨密戸附属金物ヒンジA形又はJIS F 2318附属書2 ヒンジA 

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18 

F 2318 : 1999  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

附属書2付図1 船用鋼製風雨密戸クリップ組立図 

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19 

F 2318 : 1999  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

備考 ねじは,JIS B 0205の規定による。 

附属書2付図2 船用鋼製風雨密戸クリップのハンドル 

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20 

F 2318 : 1999  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

備考1. ⑩止めねじは,JIS B 1117の規定による。 

2. ⑪グリースニップルの取付部ねじは,JIS B 0202又はJIS B 0203の規定による。 

⑥パッキン押さえのねじはJIS B 0207の規定による。 

附属書2付図3 船用鋼製風雨密戸クリップのパッキン箱 

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21 

F 2318 : 1999  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

附属書2付図4 船用鋼製風雨密戸くさび座 

附属書2付図5 船用鋼製風雨密戸ヒンジ組立詳細図 

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22 

F 2318 : 1999  

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附属書3(参考) 隔壁開口 

この附属書(参考)は,本体の規定に関連する事柄を補足するもので,規定の一部ではない。 

隔壁の開口は,附属書3図1による。これらの開口寸法は,附属書3表1による。 

附属書3図1 隔壁の開口 

附属書3表1 開口寸法 

単位 mm 

呼びサイズ 

ABF形 

FBF形及びFBRF形 

FBF形 

FBRF形 

L2最小 

B2最小 

R1±1.5 

L2+2.0 

B2+2.0 

R1±1.5 

R1±1.5 

1 200×600 

1 280 

680 

100 

1 218 

618 

40 

109 

1 400×600 

1 480 

1 418 

1 400×750 

830 

768 

1 400×900 

980 

918 

1 600×600 

1 680 

680 

1 618 

618 

1 600×750 

830 

768 

1 600×900 

980 

918 

23 

F 2318 : 1999  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

船体部会/外ぎ装専門分科会 構成表 

氏名 

所属 

(専門分科会長) 

野 津 康 生 

三菱重工業株式会社 

(委員) 

菊 水 増 男 

財団法人日本海事協会 

新 居 俊 三 

株式会社太洋マリンマネージメント 

山 本   晃 

八馬汽船株式会社 

久保崎   浩 

石川島播磨重工業株式会社 

太 田 美 樹 

川崎重工業株式会社 

安孫子 玲一郎 

日立造船株式会社 

叶   耕 治 

三井造船株式会社 

長 田 敏 之 

住友重機械工業株式会社 

村 田 富 夫 

NKK 

小 宮   守 

株式会社サノヤス・ヒシノ明昌 

松 浦 昭 二 

幸陽船渠株式会社 

河 野 健 二 

常石造船株式会社 

鳥 居 貞 博 

尾道錨製造株式会社 

下 川 晃 正 

日本機械製鎖株式会社 

山 本 繁 樹 

濱中製鎖工業株式会社 

園 田 輝 一 

株式会社園田滑車工業所 

内 山 幸 治 

株式会社立野製作所 

木 舟 伸 彦 

株式会社寺本鉄工所 

村 上 伸 夫 

株式会社福島製作所 

宮 城 清 明 

辻産業株式会社 

溝 口 徹 也 

清本鐵工株式会社 

笹 重 悦 朗 

株式会社共立機械製作所 

安 藤 次 郎 

石川島播磨重工業株式会社 

蔵 並 喜 孝 

三菱重工業株式会社 

秦   謙太郎 

川崎重工業株式会社 

杉 田 英 二 

株式会社アイ・イー・エム 

穐 山 貞 治 

通商産業省工業技術院 

鹿 股 信 幸 

運輸省海上技術安全局 

橋 本 繁 晴 

財団法人日本規格協会 

(事務局) 

久 保 明 博 

財団法人日本船舶標準協会