2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
日本工業規格 JIS
F 2312-1993
船用ちょう形締付金物
Shipsʼ butterfly nuts
1. 適用範囲 この規格は,船の小形ハッチカバーなどに用いるちょう形締付金物(以下,締付金物とい
う。)について規定する。
備考 この規格の引用規格を,次に示す。
JIS B 0205 メートル並目ねじ
JIS G 4051 機械構造用炭素鋼鋼材
JIS H 3250 銅及び銅合金棒
JIS H 5111 青銅鋳物
2. 種類 締付金物の種類は,一体形のAS形,AR形及びAL形,並びに組立形のBS形,BR形及びBL
形の6種類とする。
3. 構造,形状,寸法及び材料 締付金物の構造,形状,寸法及び材料は,付図1及び付図2のとおりと
する。
4. 製品の呼び方 締付金物の呼び方は,規格の名称又は規格番号,並びに種類及び呼び径による。
例1. 船用ちょう形締付金物 AR形10
例2. JIS F 2312 AR-10
5. 表示 締付金物の見やすい箇所に,容易に消えない方法で,受渡当事者間の協議事項を記入する。
2
F 2312-1993
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
付図1
3
F 2312-1993
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
単位 mm
呼び径
ボルト
ナット
止め
ちょう形ナット
受金
座及びピン
参考
d
ねじの
呼び
d1
d2 D D1
※
L
※
l l2 D2 t a b D3 D4 H h l1 B B1 L1 L2 R R1 t1 B2 d3 H1
※
H2 t2
計算
質量
(kg)
10
10 M10 4 14 7 60 40 6 14 3 8 5 15 20 11 2 20 32 11 55 10 16 5 6 11 6 20 25 4.5 0.16
13
13 M12 6 20 10 80 55 8 18 4 11 7 20 26 15 2 25 38 15 70 13 19 6 9 14 9 25 30 6 0.67
16
16 M16 6 29 14 100 75 8 22 4 14 8 24 32 19 3 30 44 18 85 16 22 8 12 17 13 30 35 9 1.06
20
20 M20 8 36 17 120 85 10 26 5 16 10 30 38 22 3 35 50 22 100 19 25 10 16 21 16 35 40 9 1.46
23
23 M22 10 42 20 140 95 10 30 5 19 13 35 45 25 3 50 65 25 110 23 33 12 16 25 19 40 45 9 1.93
26
26 M24 10 48 23 160 105 10 34 5 22 16 40 52 28 3 60 75 28 110 26 38 14 19 28 22 45 45 12 2.55
備考1. d1部のねじは,JIS B 0205の規定による。
2. 鋼製のものには,なるべく亜鉛めっきを施す。
3. ※L,※l及び※H2の寸法は,取付場所によって変更してもよい。
4. コーミングの高さが低いときは,受金に段付けしてもよい。
部品番号
部品名称
材料
1
ボルト
JIS H 3250のC3771BD又はC3771BE
2
ナット止め
黄銅板
3
ちょう形ナット JIS G 4051のS25C,JIS H 3250のC3771BD若
しくはC3771BE,又はJIS H 5111のBC6
4
受金
鋼板
5
座
鋼板
6
ピン
棒鋼又は黄銅棒
4
F 2312-1993
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
付図2
5
F 2312-1993
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
単位 mm
呼び径
ボルト
ナット
止め
ちょう形ナット
受金
座及びピン
参考
d
ねじの
呼び
d1 d2 D D1
※
L
※
l l2 D2 t a b D3 D4 H h l1 B B1 L1 L2 R R1 t1 B2 d3 H1
※
H2 t2 d4 d5 l3 l4
計算
質量
(kg)
10 10 M10 4 14 7 60 40 6 14 3 8 5 15 20 11 2 20 32 11 55 10 16 5 6 11 6 20 25 4.5 8 1.6 30 2 0.16
13 13 M12 6 20 10 80 55 8 18 4 11 7 20 26 15 2 25 38 15 70 13 19 6 9 14 9 25 30 6 12 2.5 36 3 0.67
16 16 M16 6 29 14 100 75 8 22 4 14 8 24 32 19 3 30 44 18 85 16 22 8 12 17 13 30 35 9 16 4 45 3 1.06
20 20 M20 8 36 17 120 85 10 26 5 16 10 30 38 22 3 35 50 22 100 19 25 10 16 21 16 35 40 9 20 4 49 4 1.47
23 23 M22 10 42 20 140 95 10 30 5 19 13 35 45 25 3 50 65 25 110 23 33 12 16 25 19 40 45 9 24 5 53 5 1.95
26 26 M24 10 48 23 160 105 10 34 5 22 16 40 52 28 3 60 75 28 110 26 38 14 19 28 22 45 45 12 28 5 62 6 2.58
備考1. d1部のねじは,JIS B 0205の規定による。
2. 鋼製のものには,なるべく亜鉛めっきを施す。
3. ※L,※l及び※H2の寸法は,取付場所によって変更してもよい。
4. コーミングの高さが低いときは,受金に段付けしてもよい。
部品番号
部品名称
材料
1
ボルト
JIS H 3250のC3771BD又はC3771BE
2
ナット止め
黄銅板
3
ちょう形ナット JIS G 4051のS25C,JIS H 3250のC3771BD若
しくはC3771BE,又はJIS H 5111のBC6
4
受金
鋼板
5
座
鋼板
6
ピン
棒鋼又は黄銅棒
7
割ピン
黄銅線
JIS F 2312改正原案作成委員会 構成表
氏名
所属
(委員長)
斉 藤 基 臣
三菱重工業株式会社神戸造船所
日永田 憙 輝
財団法人日本海事協会
飯 本 弘 一
川崎重工業株式会社船舶事業本部
悦 勝 三 次
株式会社サノヤス・ヒシノ明昌水島造船所
岸 本 衛
住友重機械工業株式会社船舶海洋鉄構事業部
追浜造船所
中 西 正
NKK総合エンジニアリング事業部津製作所
清 水 明 夫
日立造船株式会社舞鶴工場
樽 正 廣
石川島播磨重工業株式会社船舶海洋事業本部
エンジニアリング部
島 居 貞 博
尾道錨製造株式会社
高 本 格 郎
株式会社寿鋳造
岩 佐 定 夫
日本機械製鎖株式会社
山 浦 俊 和
日本製鎖株式会社
山 本 繁 樹
濱中製鎖工業株式会社
上 田 満 弘
株式会社上田鉄工所
平 野 文 夫
三和鉄工株式会社
木 舟 伸 彦
株式会社寺本鉄工所
殿 村 冨
川崎重工業株式会社西神戸工場
佐 藤 忠 之
株式会社福島製作所
川 添 強
三菱重工業株式会社長崎造船所
(事務局)
木 田 宏
財団法人日本船舶標準協会