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目 次
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序文 ··································································································································· 1
1 適用範囲························································································································· 1
2 引用規格························································································································· 1
3 種類······························································································································· 1
4 構造,形状及び寸法 ·········································································································· 2
5 外観······························································································································· 3
6 材料······························································································································· 3
7 検査······························································································································· 3
8 製品の呼び方 ··················································································································· 3
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まえがき
この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,一般財団法人日本船舶技術研究協会(JSTRA)
から,工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経
て,国土交通大臣が制定した日本工業規格である。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。国土交通大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
日本工業規格 JIS
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船用アルミニウム合金製クロスビット
Ship's aluminium cross bitts
序文
この規格は,船用アルミニウム合金製クロスビットの種類,構造,形状及び寸法,材料を規定すること
によって,船用アルミニウム合金製クロスビットの設計及び工作の利便性向上などを目的としている。
なお,対応国際規格は現時点で制定されていない。
1
適用範囲
この規格は,押出加工又は引抜加工したアルミニウム合金の管,及びアルミニウム合金の展伸材を材料
として溶接によって製作する,係船,荷役,端艇揚卸しなどに使用するクロスビットについて規定する。
なお,引船については対象外とする。
2
引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS H 4000 アルミニウム及びアルミニウム合金の板及び条
JIS H 4080 アルミニウム及びアルミニウム合金継目無管
3
種類
船用アルミニウム合金製クロスビットの種類は,呼び径によって区分し,表1による。
表1−種類,構造,形状及び寸法
単位 mm
呼び
径
“D”
H
h1
h2
B
D0
D1
D2
D3
t
t0
t1
t2
溶接脚長
使用
荷重a)
安全
率
c)
f
f0
f1 f2 f3 (kN)
90
260 160 100 240 150 60 100 80 8 10 6 6 5.5〜6.0
7 b)
4.0〜5.0
17.2
1.78
110
400 250 150 380 200 70 130 90 10 16 8 8 7.5〜9.0 11.5b) 5.5〜6.0
20.0
2.15
150
430 280 150 520 300 70 170 90 10 16 8 8 7.5〜9.0 11.5b) 5.5〜6.0
30.6
1.88
注a) A5052P-H112の設計耐力として80 MPaを用いた場合。
b) 目安とする。
c) 単位は無次元。
2
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構造,形状及び寸法
構造,形状及び寸法は,図1及び表1に示す。溶接箇所及びフランジの縁は滑らかに仕上げる。
③ライナへの①柱の差込みは,1/4 t0〜3/4 t0とする。
図1−構造,形状及び寸法
① 柱
② 横棒
③ ライナ
④ フランジ
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外観
外観は,使用上有害な欠点がなく,確実な溶接が施され,目視検査によってひずみのないものとする。
6
材料
材料は,図1に示す部品ごとに,表2のとおりとする。
表2−材料
部品名称 材料
柱
JIS H 4080のA5052TE-O,A5052TD-O,A5056TE-O,A5056TD-O,A5083TE-O,A5083TD-O,
又は引張強さ,耐食性及び溶接性がこれと同等以上のもの
横棒
ライナ
JIS H 4000のA5052P-H112,A5083P-O,又は引張強さ,耐食性及び溶接性がこれと同等以上のもの
フランジ JIS H 4000のA5052P-O,A5083P-O,又は引張強さ,耐食性及び溶接性がこれと同等以上のもの
7
検査
船用アルミニウム合金製クロスビットの外観検査は,目視によって行い,箇条5の規定に適合しなけれ
ばならない。
8
製品の呼び方
製品の呼び方は,規格名称,呼び径による。ただし,規格名称の代わりに規格番号を用いてもよい。
例 船用アルミニウム合金製クロスビット90又はJIS F 2055-90