2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
日本工業規格 JIS
F 2030-1978
一点係留用ムアリングパイプ
Single Point Mooring Pipes
1. 適用範囲 この規格は,主として船を一点係留する場合のチェーン又は大径索を通すブルワーク付大
形ムアリングパイプ(以下,パイプという。)について規定する。
引用規格:
JIS G 5101 炭素鋼鋳鋼品
2. 種類 パイプの種類は,形状によって次の表のとおりとする。
表
種類
形状
適用
A形
長円形
ブルワークの傾斜角が20°以下の場合
B形
長円傾斜形
ブルワークの傾斜角が20°を超える場合
3. 形状及び寸法 パイプの形状及び寸法は,A形は付図1,B形は付図2による。
4. 外観 パイプの外観は滑らかで,有害な鋳巣,鋳ばり,砂焼付きなどがないものとする。
5. 材料 パイプの材料は,JIS G 5101(炭素鋼鋳鋼品)のSC42とする。
6. 外観検査 パイプの外観検査は目視によって行い,4.の規定に適合しなければならない。
7. 製品の呼び方 パイプの呼び方は,規格名称,種類及び呼び寸法による。ただし,規格名称の代わり
に規格番号を用いてもよい。
例: 一点係留用ムアリングパイプA形400又はJIS F 2030A400
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F 2030-1978
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
付図1 A形
単位 mm
呼び寸法 L
L1
L2
H
H1
H2
B
R
R1
T
C
参考
適用チェーン及び適用ロープ
の呼び径(参考)
計算質量
(kg)
チェーン
ワイヤ
ロープ
合成繊維
ロープ
400
400
780
570
300
680
460
350
150
210
35
65
210
50〜 60
30
80
500
500
940
690
400
840
580
400
200
240
40
70
340
62〜 73
40
90
600
600 1100
810
450
950
655
450
225
270
45
75
490
76〜 92
50
100
700
700 1260
930
500 1060
730
500
250
300
50
80
660
95〜114
60
110
800
800 1420 1050
600 1220
850
550
300
330
55
85
880
117〜132
70
120
備考 C寸法は,取付けの都合によって適宜増してもよい。
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F 2030-1978
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
付図2 B形
単位 mm
呼び寸法
L
L1
L2
H
H1
H2
H3
H4
B
R
R1
R2
R3
R4
R5
T
C
400
400
800
600
300
320
300
200
260
350
150
310
230
270
200
200
35
65
500
500
960
720
400
370
350
250
310
400
200
360
280
300
240
230
40
70
600
600 1120
840
450
420
400
300
360
450
225
410
330
330
260
260
45
75
700
700 1280
960
500
470
450
350
410
500
250
460
380
350
280
290
50
80
800
800 1440 1080
600
520
500
400
460
550
300
510
430
370
320
320
55
85
呼び寸法
D
D1
D2
参考
適用チェーン及び適用ロープの呼び径(参考)
計算質量
(kg)
チェーン
ワイヤロープ
繊維ロープ
400
50
90
70
190
50〜 60
30
80
500
50
120
80
310
62〜 73
40
90
600
75
150
90
460
76〜 92
50
100
700
100
180
100
660
95〜114
60
110
800
100
210
110
830
117〜132
70
120
備考 C寸法は,取付けの都合によって適宜増してもよい。
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F 2030-1978
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
船舶部会 けい船用器具専門委員会 構成表
氏名
所属
(委員会長)
小 山 永 敏
横浜国立大学名誉教授
栗 山 劭
運輸省船舶局
仲井真 弘 多
工業技術院標準部
草 野 博
財団法人日本船舶標準協会
白 石 圭 一
財団法人日本海事協会
山 田 清
株式会社アジア船舶工業社
百合草 正 韶
船舶整備公団
奥 山 孝 志
社団法人日本中型造船工業会
大 友 義 雄
株式会社立野製作所
寺 本 虎 夫
株式会社寺本鉄工所
赤 木 新 介
三菱重工業株式会社神戸造船所
大 中 聖 之
石川島播磨重工業株式会社呉造船所
沖 田 幸 治
日立造船株式会社第一造船基本設計部
杉 山 俊 雄
川崎重工業株式会社神戸造船事業部
田 中 英 夫
住友重機械工業株式会社船舶本部
田 坂 貢 一
佐世保重工業株式会社佐世保造船所
長谷川 照 一
日本鋼管株式会社鶴見造船所
平 田 勝
三井造船株式会社千葉造船所
青 山 俊 久
ジャパンライン株式会社
森 川 卓
社団法人日本船主協会
(事務局)
石 井 清 次
工業技術院標準部機械規格課
江 口 信 彦
工業技術院標準部機械規格課