2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
日本工業規格 JIS
F 2026-1980
水平ローラ付フェアリーダ
Fairleads with Horizontal Rollers
1. 適用範囲 この規格は,係留などのロープガイドに用いる水平ローラ付フェアリーダ(以下,フェア
リーダという。)について規定する。
引用規格:
JIS B 0202 管用平行ねじ
JIS B 0203 管用テーパねじ
JIS B 1117 すりわり付き止ねじ
JIS B 1180 六角ボルト
JIS G 3101 一般構造用圧延鋼材
JIS G 3444 一般構造用炭素鋼鋼管
JIS G 3445 機械構造用炭素鋼鋼管
JIS G 3454 圧力配管用炭素鋼鋼管
JIS G 3455 高圧配管用炭素鋼鋼管
JIS G 3456 高温配管用炭素鋼鋼管
JIS G 4051 機械構造用炭素鋼鋼材
JIS G 5101 炭素鋼鋳銅品
JIS H 5111 青銅鋳物
2. 種類 フェアリーダの種類は,ローラの数及びローラの配置によって表1の3種類とする。
表1
種類
ローラの数
ローラの配置
A 形
4
−
BR 形
5
付図2のとおり
BL 形
付図2と対称
3. 構造,形状及び寸法 フェアリーダの構造,形状及び寸法は,原則として付図1〜4のとおりとする。
4. 品 質
4.1
外 観 フェアリーダの外観は,割れ,使用上有害な傷などの欠点がなく,仕上げは良好でなけれ
ばならない。
4.2
作 動 フェアリーダの回転部は,円滑に作動しなければならない。
2
F 2026-1980
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
5. 材 料 フェアリーダの材料は,表2のとおりとする。
表2
部品番号
部品名称
材料
部品番号
部品名称
材料
1
フレーム
JIS G 3101のSS41
8
ブシュ
JIS H 5111のBC6
2
縦ローラ
JIS G 3101のSS41,
JIS G 3444のSTK41,
JIS G 3445のSKTM14A, l
JIS G 3454のSTPG42,
JIS G 3455のSTS42,
JIS G 3456のSTPT42,
JIS G 5101のSC49
9
止ねじ
鋼 線
10
軸 受
棒鋼,鋼板又は鋳鋼
3
水平上ローラ
11
座 金
黄銅板
12
座 金
黄銅板
4
水平下ローラ
13
固定板
鋼板
14
六角ホルト
棒鋼
5
縦ローラピン
JIS G 4051のS35C
15
グリースニップル
黄銅
6
水平上ローラピン
16
ピン引抜用アイ
棒鋼
7
水平下ローラピン
6. 検査
6.1
外観検査 フェアリーダの外観検査は,目視によって行い,4.1の規定に適合しなければならない。
6.2
作動検査 フェアリーダの作動検査は,人力でローラを回転したとき4.2の規定に適合しなければな
らない。
7. 製品の呼び方 フェアリーダの呼び方は,規格名称,種類及び呼び径による。ただし,規格名称の代
わりに規格番号を用いてもよい。
例: 水平ローラ付フェアリーダA形140又はJIS F 2026 A 140
3
F 2026-1980
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付図1 A形
単位 mm
呼び径
フ レ ー ム
B
B1
b
b1
b2
D
D1
D2
D3
H
h
h1
h2
L
L1
l
l1
l2
140
310 355 150 69
20
90 140 120 80 480 275 130
40
515 805 335 120 60
160
360 405 175 82
22
110 160 140 90 515 290 145
45
570 890 365 135 65
180
410 455 200 95
24
135 180 150 100 560 315 155
50
620 960 390 145 70
200
460 505 225 108
26
160 200 160 110 590 330 170
60
675 1049 420 160 80
250
565 610 280 133
30
200 250 200 130 715 415 195
75
825 1303 520 210 105
315
670 715 330 159
34
240 300 240 160 870 520 220
90
980 1562 620 260 130
呼び径
フ レ ー ム
溶 接 脚 長
適用ワイヤ
ロープ径
開口寸法
(縦×横)
参考
l3
l4
R
t
t1
t2
t3
t4
f
f1
f2
f3
計算質量
(kg)
140
50
20
40
12
10
16
6
20
9
6
12
4
18
148×195
187
160
50
20
45
14
10
18
8
22
9
7
12
6
22.4
150×200
277
180
50
20
50
16
10
20
10
24
9
9
12
8
25
150×199
387
200
50
20
60
18
12
22
10
26
10
10
14
8
28
152×204
510
250
60
25
75
20
14
26
12
30
10
12
14
10
35.5
199×253
900
315
60
25
90
22
16
30
14
34
12
14
16
10
42.5
253×302
1232
備考1. 太字は規定寸法,その他は参考寸法を示す。
2. 計算質量はローラ及びローラピンの計算質量を含む。
4
F 2026-1980
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
付図2 BR形
単位 mm
呼び径
フ レ ー ム
B
B1
b
b1
b2
b3
b4
D
D1
D2
D3
H
h
h1
h2
h3
L
L1
140
310 390 150 69
20
45
25
90 140 120 80 480 275 130
40
50 515 805
160
360 460 175 82
22
65
35
110 160 140 90 515 290 145
45
60 570 890
180
410 525 200 95
24
80
40
135 180 150 100 560 315 155
50
70 620 960
200
460 583 225 108
26
90
45
160 200 160 110 590 330 170
60
80 675 1049
250
565 701 280 133
30
105
55
200 250 200 130 715 415 195
75
90 825 1303
315
670 824 330 159
34
125
65
240 300 240 160 870 520 220
90
100 980 1562
呼び径
フ レ ー ム
溶 接 脚 長
参 考
l
l1
l2
l3
l4
R
R1
t
t1
t2
t3
t4
f
f1
f2
f3
計算質量
(kg)
140
335 120 60
50
20
40
70
12
10
16
6
20
9
6
12
4
235
160
365 135 65
50
20
45
85
14
10
18
8
22
9
7
12
6
353
180
390 145 70
50
20
50
95
16
10
20
10
24
9
9
12
8
496
200
420 160 80
50
20
60
110
18
12
22
10
26
10
10
14
8
648
250
520 210 105
60
25
75
135
20
14
26
12
30
10
12
14
10
1176
315
620 260 130
60
25
90
160
22
16
30
14
34
12
14
16
10
2050
備考1. 太字は規定寸法,その他は参考寸法を示す。
2. 計算質量はローラ及びローラピンの計算質量を含む。
3. 適用ワイヤロープの径及び開口寸法は付図1を参照のこと。
4. BL形はBR形と対称とする。
5
F 2026-1980
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
付図3 ローラ
単位 mm
呼び径
縦 ロ ー ラ
水平上ローラ
ロ ー ラ
ブ シ ュ
座 金
ロ ー ラ
D
L
l1
t
f
D1
D2
l
D3
t1
t2
D
L
t
f
140 139.8 445
6
13.5
8
56
66
40
88
6
13 114.3 499 6.6
4
160 165.2 480
8
16.2
10
67
77
50
105
6
13 114.3 554 9.0
4
180 190.7 525
12
17.0
10
73
85
55
130
8
13 139.8 604 8.5
4
200 216.3 555
14
17.9
10
80
92
60
155
8
13 139.8 659 10.3
6
250 267.4 680
20
22.2
12
98
114
75
195
10
13 165.2 801 13.2
8
315 318.5 830
24
26.2
14
117
133
90
235
10
18 216.3 960 13.5
8
呼び径
水平上ローラ
水平下ローラ
ブ シ ュ
座 金
ロ ー ラ
ブ シ ュ
座 金
D1
D2
l
D3
t1
D
L
t
f
D1
D2
l
D3
t1
140
32
42
20
75
6
139.8 499 10.7
6
47
57
35
88
6
160
37
47
23
75
6
165.2 554 12.8
8
55
65
40
105
6
180
40
50
25
88
6
190.7 600 13.3
8
60
70
45
130
8
200
43
53
28
88
6
216.3 655 14.0
8
65
75
50
155
8
250
53
63
35
105
6
267.4 801 17.3
10
82
94
65
195
10
315
62
72
43
155
8
318.5 954 20.2
12
96
108
75
235
10
備考1. 太字は規定寸法,その他は参考寸法を示す。
2. tは最小寸法を示す。
3. 止ねじはJIS B 1117(すりわり付き止ねじ)のM6とする。
4. グリースニップルのねじはJIS B 0202(管用平行ねじ)又はJIS B 0203(管用テーパねじ)
の規定による。
6
F 2026-1980
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
付図4 ローラピン
単位mm
呼び径
縦 ロ ー ラ ピ ン
水平上ローラピン
ピ ン
ピン引抜アイ
固 定 板
六角ボ
ル ト
ピ ン
ピン引
抜アイ
d
L
l
l1
b
b1
b2
d1
h
b3
l2
l3
t
d2
d
L
l
l1 b b1 b2
140
55 517 76 25
16
18
16
9
50
40
100 60 8 M16 31 567 44 10 25 − −
160
66 554 83 25
19
30
16
9
60
40
110 70 10 M16 36 626 48 10 30 − −
180
72 604 91 28
22
30
20
9
60
40
120 80 12 M20 39 680 51 10 33 − −
200
79 636 95 28
25
30
20
13
60
50
150 100 12 M20 42 739 54 10 34 − −
250
97 765 107 28
28
40
20
16
60
50
170 120 12 M20 52 901 66 12 42 20 16
315
116 931 130 35
38
40
20
16
60
50
170 120 12 M20 61 1070 77 15 51 25 16
呼び径
水平上ローラピン
水平下ローラピン
ピン引
抜アイ
固 定 板
六角ボ
ル ト
ピ ン
ピン引抜アイ
固定板
六角ボ
ル ト
d1
h
b3
l2
l3
t
d2
d
L
l
l1
b
b1 b2 d1 h b3
l2
l3
t
d2
140
−
−
30
70
40
6
M10 46 567 52
10
38 15 13 6 50 40 80 40 6 M12
160
−
−
30
70
40
6
M10 54 630 58
12
44 18 16 9 50 40 90 50 8 M16
180
−
−
30
70
40
6
M10 59 690 66
15
49 25 16 9 50 40 100 60 8 M16
200
−
−
40
90
50
6
M12 64 749 70
15
52 30 16 9 60 40 120 80 10 M16
250
6
50
40
100
60
8
M16 81 913 87
18
67 30 20 13 60 50 150 100 12 M20
315
9
50
40
120
80
8
M16 95 1076 96
18
81 40 20 16 60 50 170 120 12 M20
備考1. 太字は規定寸法,その他は参考寸法を示す。
2. 六角ボルトはJIS B 1180(六角ボルト)の規定による。
3. グリースニップルのねじはJIS B 0202又はJIS B 0203の規定による。
7
F 2026-1980
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
船舶部会 けい船用器具専門委員会 構成表
氏名
所属
(委員会長)
富 川 直 彦
三菱重工業株式会社神戸造船所造船設計部
栗 山 劭
運輸省船舶局
仲井真 弘 多
工業技術院標準部
草 野 博
財団法人日本船舶標準協会
釈 弘
財団法人日本海事協会
山 田 清
株式会社アジア船舶工業社
百合草 正 韶
船舶整備公団
奥 山 孝 志
社団法人日本中型造船工業会
大 友 義 雄
株式会社立野製作所
寺 本 虎 夫
株式会社寺本鉄工所
池 田 介 義
日立造船株式会社船舶営業本部
田 中 英 夫
住友重機械工業株式会社船舶本部
長谷川 照 一
日本鋼管株式会社鶴見造船所
平 田 勝
三井造船株式会社千葉造船所
村 山 肇
川崎重工業株式会社造船設計部
青 山 俊 久
ジャパンライン株式会社
森 川 卓
社団法人日本船主協会
(事務局)
石 井 清 次
工業技術院標準部機械規格課
津 金 秀 幸
工業技術院標準部機械規格課