2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
日本工業規格 JIS
F 2004-1995
鋼板製デッキエンドローラ
Steel plate deck end rollers
1. 適用範囲 この規格は,主として船の係留,荷役,ボート揚げ卸し装置などに用いる呼び2T(使用荷
重20kN)の鋼板製デッキエンドローラについて規定する。
備考 この規格の引用規格を,以下に示す。
JIS B 1180 六角ボルト
JIS B 1256 平座金
JIS F 2003 鋳鉄製デッキエンドローラ
JIS G 3101 一般構造用圧延鋼材
JIS G 3454 圧力配管用炭素鋼鋼管
JIS H 5111 青銅鋳物
2. 種類 デッキエンドローラの種類は,形状によって図1に示すA形,B1形及びB2形の3種類とする。
図1
3. 構造,形状及び寸法 デッキエンドローラの構造,形状及び寸法は,付図1及び付図2によるほか,
次の各号による。
(1) A形は,付図1に示すB1形の右側つめ部の代わりに,左右対称に縦ローラを配置した構造とする(図
1参照)。
(2) B1形は,付図1のとおりとする。
(3) B2形は,付図1に示すB1形の縦ローラとつめ部の位置を左右反対に配置したものとする(図1参照)。
(4) ローラは,JIS F 2003の規定のものを使用してもよい。
(5) 座金は内径を36mmとするほか,JIS B 1256による。
(6) 六角ボルトは,JIS B 1180の規定による。
(7) グリースニップルの形状は,参考として示す。
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F 2004-1995
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
4. 材料 デッキエンドローラの材料は,次の表1のとおりとする。
表1
部品番号
部品名称
材料
1
本体
JIS G 3101のSS 400
2
横ローラ
JIS G 3454のSTPG 370又は
JIS G 3101のSS 400及び棒鋼
3
縦ローラ
4
ブシュ
JIS H 5111のBC 6
5
止めねじ
鋼線
6
横ローラ軸
JIS G 3101のSS 400
7
縦ローラ軸
8
座金
黄銅板又は黄銅棒
9
ローラ軸固定板
鋼板
10
六角ボルト
黄銅棒
11
グリースニップル
黄銅
5. 外観 デッキエンドローラの外観は,使用上有害な欠点がなく,確実な溶接が施され,ローラは回転
が円滑で,できるだけひずみがないものとする。
6. 製品の呼び方 デッキエンドローラの呼び方は,規格の名称又は規格番号及び種類による。
例 鋼板製デッキエンドローラA形又はJIS F 2004 A
7. 表示 本体の見やすいところに容易に消えない方法で,次の事項を表示する。
(1) 呼び
(2) 製造業者名又はその略号
参考 JIS F 2004の規定は,JIS F 2003の規定と同様に横ローラ,縦ローラとも,これらローラ軸に直
角にかかる荷重が20kNである場合に,各部の安全率が5以上となるように設計してある。
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
付図1 B1形
備考 計算質量:A形33.7kg,B1形及びB2形30kg
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F 2004-1995
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
付図2 ローラ及びローラ軸
備考 ローラの径は鋼管製 (STPG 370) の場合の寸法を示し,鋼板製 (SS 400) の場合は,括弧内の寸
法とする。
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F 2004-1995
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
船舶部会 けい船用器具専門委員会 構成表(昭和48年2月1日改正のとき)
氏名
所属
(委員会長)
小 山 永 敏
横浜国立大学工学部
山 田 清
株式会社アジア船舶工業社
宇都宮 達 男
財団法人日本海事協会船体部
尾 花 皓
運輸省船舶局
福 島 公 夫
工業技術院標準部
草 野 博
財団法人船舶JIS協会
大 友 義 雄
株式会社立野製作所
寺 本 虎 夫
株式会社寺本鉄工所
伊 藤 哲 司
三井造船株式会社千葉造船所造船設計部
平 貴 夫
日本鋼管株式会社鶴見造船所造船設計部
花 田 堯之助
石川島播磨重工業株式会社横浜第2工場造船設計部
浜 野 亮太郎
住友重機械工業株式会社船舶事業部造船設計部
平 山 了 也
日立造船株式会社堺工場造船部
田 中 誠 一
川崎重工業株式会社造船事業部造船設計部
北 見 鍈 一
三菱重工業株式会社神戸造船所造船設計部
安 藤 健 蔵
佐世保重工業株式会社佐世保造船所造船設計部
奥 山 孝 志
社団法人日本中型造船工業会技術部
青 山 俊 久
ジャパンライン株式会社工務部
森 川 卓
社団法人日本船主協会船舶部
平 野 静 雄
船舶整備公団工務部
(事務局)
桜 井 俊 彦
工業技術院標準部機械規格課
橋 本 孔 佐
工業技術院標準部機械規格課
(事務局)
小 林 秋 穂
工業技術院標準部機械規格課(平成2年7月5日改正のとき)
山 形 智 幸
工業技術院標準部機械規格課(平成2年7月5日改正のとき)
(事務局)
高 橋 潔
工業技術院標準部機械規格課(平成7年3月28日改正のとき)