サイトトップへこのカテゴリの一覧へ

background image

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

日本工業規格          JIS 

F 0014-1979 

造船用語(船体編−管ぎ装) 

Glossary of Terms for Shipbuilding (Hull Part−Piping)  

1. 適用範囲 この規格は,造船用語(船体編)のうち,管ぎ装関係の用語とその読み方及び意味につい

て規定する。 

引用規格: 

JIS F 0023 造船用語(機関編−補機器) 

JIS F 0026 造船用語(機関編−ぎ装) 

2. 分類 用語の分類は,次のとおりとする。 

(1) 貨物油管及びバラスト管装置 

(2) 貨物油管及びバラスト管系遠隔制御装置 

(3) 消火及び防爆装置 

(4) 冷凍及び冷蔵装置 

(5) その他の諸管装置 

3. 番号,用語,読み方及び意味 番号,用語,読み方及び意味は,次のとおりとする。 

なお,慣用語,法律用語(法)及び対応英語を参考に示す。 

(1) 貨物油管及びバラスト管装置 

番号 

用語 

読み方 

意味 

参考 

対応英語 

慣用語など 

1001 

貨物油管装置 かもつゆかん

そうち 

貨物油を積み卸しするための配管装
置。 

cargo oil piping system 

油ポンプ装置
(法) 
貨油管装置 

1002 

バラスト管装
置 

ばらすとかん
そうち 

船体の喫水及び前後左右の傾斜を調
節するためバラストタンクに注排水
する配管装置。 

water ballast piping 

system 

脚荷水用ポン
プ装置(法) 

1003 

タンククリー
ニング装置 

たんくくりー
にんぐそうち 

油タンクを洗浄する装置。 

tank cleaning system 

タンク洗浄装
置 

1004 

油水分離装置 ゆすいぶんり

そうち 

油濁水を油と水とに分離する装置。 oil separating system 

1005 

貨物油管 

かもつゆかん  貨物油を積み卸しするための管。 

cargo oil pipe 

貨物油用諸管
(法),貨油管 

1006 

残油管 

ざんゆかん 

貨物油管で吸引できない残油をさら
うための管。 

cargo oil stripping pipe 

stripper pipe 

浚油管 

1007 

バラスト管 

ばらすとかん  バラストタンクに注排水するための

管。 

water ballast pipe 

脚荷水用諸管
(法) 

background image

F 0014-1979  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

読み方 

意味 

参考 

対応英語 

慣用語など 

1008 

貨物油加熱管 かもつゆかね

つかん 

貨物油を加熱してポンピング可能な
状態まで粘度を下げるための蒸気
管。 

cargo oil heating pipe 

tank heating pipe 

加熱蒸気管
(法) 

1009 

ベント管 

べんとかん 

貨物油タンク内の過圧及び負圧を防
止するための通気管。 

vent pipe 

1010 

タンククリー
ニングヒータ 

タンクを洗うための海水を加熱する
過熱器。 

tank cleaning heater 

1011 

フレームアレ
スタ 

ベント管の大気開口端に設ける防火
金網付金物。 

flame arrester 

1012 

隔壁付交通弁 かくへきつき

こうつうべん 

液体の移動を行なうためタンク壁に
取り付けるバルブ。 

隔壁弁 (bulkhead valve) につい
ては、JIS F 0026〔造船用語(機
関編−ぎ装)〕参照。 

bulkhead stop valve 

隔壁止め弁 

1013 

船底プラグ 

せんていぷら
ぐ 

タンク内の水又は油を排出するため
に船底に設けるせん(栓)。 

bottom plug 
drain screw 

船底栓 

1014 

シーチェスト  

船底部に設けた吸排水口の保護箱。 sea chest 

海水箱(法) 

1015 

ガスフリーフ
ァン 

タンク内の危険ガスを排除するため
に用いるファン。 

gas free fan 

1016 

カーゴマニホ
ールド 

タンカーの玄側部に設ける貨物油管
と陸上管などとの接続部。 

cargo manifold 
loading station 

ローディング
ヘッダ(法) 

1017 

ホースサポー
ト 

カーゴマニホールドに連結したホー
スなどを支えるため玄側部に設ける
金物。 

hose support 

ホースサドル 
ホースレスト 

1018 

スピルタンク  

カーゴマニホールドの貨物油管,燃
料油管などの端部下に設ける油受。 

spill tank 

1019 

スロップタン
ク 

貨物油タンクを洗浄した際に生ずる
油濁水をためておくタンク。 

slop tank 

スロップ・タ
ンク(法) 

1020 

ポンプ室 

ぽんぷしつ 

タンカーの貨物油ポンプ,バラスト
ポンプ,残油ポンプなどがすえ付け
てある室。 

pump room 
cargo oil pump room 

貨物ポンプ室
(法) 

1021 

ポンプ室エン
トランス 

ぽんぷしつえ
んとらんす 

暴露部からポンプ室への出入口室。 pump room entrance 

cargo oil pump room 

entrance 

(2) 貸物油管及びバラスト管系遠隔制御装置 

番号 

用語 

読み方 

意味 

参考 

対応英語 

慣用語など 

2001 

弁遠隔制御
装置 

べんえんかく
せいぎょそう
ち 

離れた所からバルブを制御操作す
る装置。 

valve remote control 

system 

2002 

貨物油ポン
プ自吸装置 

かもつゆぽん
ぷじきゅうそ
うち 

貨物油ポンプにガス,空気などを吸
入しないように,これらを自動的に
排除する装置。 

cargo oil pump 

self-priming system 

2003 

油圧パワー
ユニット 

ゆあつぱわー
ゆにっと 

動力源としての油圧を発生させる
油圧ポンプ,電動機,油タンクなど
をユニット化したもの。 

hydraulic oil power 

unit 

background image

F 0014-1979  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

読み方 

意味 

参考 

対応英語 

慣用語など 

2004 

荷役制御盤 

にやくせいぎ
ょばん 

貨物油の荷役及びバラストの注排
水を集中制御するための機器を組
み込んだ盤。 

cargo control panel 
cargo control console 

2005 

液面計器盤 

えきめんけい
きばん 

液面を1箇所で集中監視するため
に各タンクの液面指示計を組み込
んだ盤。 

level gauge board 

2006 

弁操作スタ
ンド 

べんそうさす
たんど 

バルブの局所操作を行うためのス
タンド。 

valve local control 

stand 

2007 

荷役制御室 

にやくせいぎ
ょしつ 

荷役制御盤などを配置して貨物油
荷役作業の制御及び監視を行う室。 

cargo control room 
cargo center 

(3) 消火及び防爆装置 

番号 

用語 

読み方 

意味 

参考 

対応英語 

慣用語など 

3001 

水消火装置 

みずしょうか
そうち 

海水を射出して消火する装置。 

fire main system 
sea water fire 

extinguishing system 

射水消火装置
(法) 
海水消火装置 

3002 

消火主管 

しょうかしゅ
かん 

水消火のための海水主管。 

fire main 

送水管(法) 
消防主管 

3003 

消火せん 

しょうかせん  消火管に設ける海水取出口でバルブ

と消火ホース継手の総称。 

hydrant 

消火栓(法) 

3004 

消火ホース 

しょうかほー
す 

消火用のホース。 

fire hose 

3005 

消火ホース箱 しょうかほー

すばこ 

消火ホース,ノズルなどを納めた箱。 fire hose box 

3006 

消火せん箱 

しょうかせん
ばこ 

消火せん,消火ホース,ノズルなど
を納めた箱。 

hydrant box 

3007 

消火ホース継
手 

しょうかほー
すつぎて 

消火ホースを接続するための金物。 hose coupling 

hose connection 

3008 

消火ノズル 

しょうかのず
る 

海水を射出するため消火ホースの先
端に取り付ける金物。 

fire hose nozzle 

ノズル(法) 
筒先 
ホース筒先 

3009 

噴霧ノズル 

ふんむのずる  海水を霧状に射出するためのノズ

ル。 

fog nozzle 
sprat nozzle 

3010 

国際陸上施設
連結金具 

こくさいりく
じょうしせつ
れんけつかな
ぐ 

船外から消火用水を受けるときに用
いる国際条約によって形状が定めら
れている消火ホース継手金物。 

international shore 

connection 

3011 

自動スプリン
クラ消火装置 

じどうすぷり
んくらしょう
かそうち 

火災が発生すると自動的に散水する
消火装置。 

automatic sprinkler 

system 

自動スプリン
クラ装置 

3012 

あわ消火装置 あわしょうか

そうち 

あわを放出して消火する装置。 

foam fire extinguishing 

system 

泡消火装置 

3013 

あわ原液 

あわげんえき  海水と混合して消火用あわ液を造る

ための原液。 

foam liquid 

泡原液 

3014 

プロポーショ
ナ 

消火用あわ液を造るために,あわ原
液と海水を一定比率で混合する金
物。 

proportioner 

background image

F 0014-1979  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

読み方 

意味 

参考 

対応英語 

慣用語など 

3015 

あわスプリン
クラ 

消火用のあわを放出するための金
物。 

foam sprinkler 

発泡器 

3016 

ターレットノ
ズル 

旋回式の消火用発ぽうノズル。 

turret nozzle 
foam gun 
monitor 

3017 

ポータブルフ
ォームノズル 

あわ消火管に設けたホース継手にホ
ースを接続して用いる持運び式発ぽ
うノズル。 

portable foam nozzle 
foam applicator 

3018 

炭酸ガス消火
装置 

たんさんがす
しょうかそう
ち 

炭酸ガスを放出して消火する装置。 carbon dioxide fire 

extinguishing system 

CO2 fire extinguishing 

system 

CO2 system 

CO2消火装置 

3019 

炭酸ガスシリ
ンダ 

たんさんがす
しりんだ 

液化炭酸ガスを充てんする高圧容
器。 

CO2 cylinder 
CO2 bottle 

炭酸ガスボン
ベ 

3020 

ホースリール
形炭酸ガス消
火器 

ほーすりーる
がたたんさん
がすしょうか
き 

炭酸ガスシリンダに接続してあるホ
ースによって炭酸ガスを放出する消
火器。 

hose reel type carbon 

dioxide fire 
extingui-sher 

3021 

低圧式炭酸ガ
ス消火装置 

ていあつしき
たんさんがす
しょうかそう
ち 

冷却装置の付いた比較的低い圧力の
炭酸ガス消火装置。 

low pressure carbon 

dioxide fire 

extinguishing system 

3022 

持運び式消火
器 

もちはこびし
きしょうかき 

持運び可能な小形の消火器の総称
で,消化剤によってあわ消火器,炭
酸ガス消火器,粉末消火器などがあ
る。 

portable fire 

extinguisher 

持運び式の消
火器(法) 

3023 

移動式消火器 いどうしきし

ょうかき 

移動のため,台車などを設けている
大形の消火器。 

movable fire 

extinguisher 

移動式の消火
器(法) 

3024 

砂箱 

すなばこ 

消火用の砂などを入れた容器。 

sand box 

3025 

消防員装具 

しょうぼうい
んそうぐ 

呼吸具,安全燈,命綱,おの,防火
服などの消火作業に必要な装具。 

fireman's outfit 

3026 

ファイヤステ
ーション 

消火作業の遠隔集中制御を行う場
所。 

fire station 
fire control station 

3027 

火災制御図 

かさいせいぎ
ょず 

船内に掲示する消火及び防火・防爆
設備の配置を示した図面。 

fire control plan 

3028 

イナートガス
装置 

いんたーとが
すそうち 

不活性ガスを貨物油タンクに充満さ
せて爆発及び火災を予防する装置。 

JIS F 0023〔造船用語(機関編−
補機器)〕参照。 

inert gas system 

3029 

イナートガス
管 

いなーとがす
かん 

不活性ガスを送る管。 

inert gas pipe 

3030 

スクラバ 

排ガスに水を噴霧することによって
温度を下げ,不純物を除去する装置。 
〔JIS F 0023参照。〕 

scrubber 

ガス洗浄器
(法) 

3031 

デッキウォー
タシール 

イナートガス管に設けられた水封式
逆流防止器。 
〔JIS F 0023参照。〕 

deck water seal 

background image

F 0014-1979  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

(4) 冷凍及び冷蔵装置 

番号 

用語 

読み方 

意味 

参考 

対応英語 

慣用語など 

4001 

冷凍・冷蔵装
置 

れいとう・れい
ぞうそうち 

食料及び冷却を必要とする貨物を低
温に保ち,貯蔵する装置。 

refrigerating plant 

4002 

食料冷蔵庫 

しょくりょう
れいぞうこ 

食料を冷却し貯蔵するための区画
で,貯蔵する物によって肉庫,魚庫,
野菜庫,乳酪庫などがある。 

refrigerated provision 

chamber 

refrigerated provision 

store 

糧食冷蔵庫 

4003 

冷蔵庫ロビー れいぞうころ

びー 

冷蔵庫内外の温度差を緩和するため
及び食料の小出し場所として用いる
ため冷蔵庫内の出入口に設ける区
画。 

lobby 

廊室 

4004 

冷蔵倉 

れいぞうそう  貨物を低温に保持して輸送するため

の船倉。 

refrigerated cargo hold 

冷凍貨物倉 

4005 

冷凍庫 

れいとうこ 

鮮魚,肉類などを冷凍し貯蔵する区
画。 

freezing store 
freezing chamber 

4006 

冷凍機 

れいとうき 

冷媒の蒸発熱を利用して冷凍作用を
行う機械。冷媒ガスを圧縮し液化し
て蒸発させる圧縮式冷凍機が船舶用
として一般に使用される。 

refrigerating machine 

4007 

冷凍用圧縮機 れいとうよう

あっしゅくき 

冷媒ガスを圧縮して凝縮器へ送る機
械。 

refrigerating compressor 冷媒ガス圧縮

機 

4008 

凝縮器 

ぎょうしゅく
き 

圧縮機から吐き出された高温高圧の
冷媒ガスを冷却して液化する容器。 

condenser 

4009 

蒸発器 

じょうはつき  液化冷媒ガスを蒸発して周囲を冷却

するための器具。 

evaporator 

4010 

受液器 

じゅえきき 

凝縮器で凝縮された液化冷媒を一時
貯える容器。 

receiver 

4011 

冷媒 

れいばい 

蒸発熱を利用して冷凍作用を行うた
めに用いる液化しやすいガス。フロ
ン,メチルクロライド,アンモニア
などが用いられる。 

refrigerant 

4012 

ブライン 

蒸発器で蒸発する冷媒の冷却作用を
間接的に伝えるための不凍液。 

brine 

4013 

防熱材 

ぼうねつざい  外部からの熱の侵入を防ぐため,冷

却される区画の周囲に張る熱伝導率
の小さい材料。 

insulation 
insulating material 

断熱材 
保冷材 

4014 

冷蔵装置証書 れいぞうそう

ちしょうしょ 

船級協会の検査を受けて,その性能,
効力が認められた冷凍貨物用の冷蔵
装置に対し,船級協会から発行され
る証明書。 

certificate for 

refrigerating 
installation 

certificate for 

refrigerated cargo 
installation 

(5) その他の諸管装置 

番号 

用語 

読み方 

意味 

参考 

対応英語 

慣用語など 

5001 

給水管装置 

きゅうすいか
んそうち 

清水,飲料水,海水などを給水する
装置。 

water service system 

background image

F 0014-1979  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

読み方 

意味 

参考 

対応英語 

慣用語など 

5002 

重力タンク給
水方式 

じゅうりょく
たんくきゅう
すいほうしき 

上層部の甲板に設けたタンクから重
力で給水する方式。 

gravity tank water 

service system 

5003 

圧力タンク給
水方式 

あつりょくた
んくきゅうす
いほうしき 

“圧力タンクと加圧ポンプからな
り,タンクに常時圧力を加えること
によって給水する方式。” 

pressure tank water 

service system 

hydrophore water 

service system 

5004 

ポンプ連続運
転給水方式 

ぽんぷれんぞ
くうんてんき
ゅうすいほう
しき 

給水ポンプを連続運転することによ
って給水する方式。 

constant running water 

service system 

5005 

温水管装置 

おんすいかん
そうち 

温水を供給する装置。 

hot water service system  

5006 

衛生清水タン
ク 

えいせいせい
すいたんく 

雑用に用いる清水をためておくタン
ク。 

sanitary fresh water tank  

5007 

衛生海水タン
ク 

えいせいかい
すいたんく 

便所,浴そうなどへ送る海水をため
ておくタンク。 

sanitary sea water tank 

5008 

飲料水タンク いんりょうす

いたんく 

飲料水をためておくタンク。 

drinking water tank 
portable water tank 

5009 

汚物処理装置 おぶつしょり

そうち 

便所から出るふん尿を浄化処理する
装置。 

sewage disposal system 
marine sanitation device 

sewage treatment 
system 

ふん尿処理装
置 

5010 

汚物集合タン
ク 

おぶつしゅう
ごうたんく 

便所,流し場などから出る汚物,汚
水をためておくタンク。 

sewage collecting tank 
sewage gathering tank 
holding tank 

5011 

汚水管 

おすいかん 

便所などから出る汚物,汚水を玄外
又は汚物集合タンクへ導く管。 

soil pipe 

5012 

ビルジハット  

ビルジがたまりやすい場所に設ける
円筒状のビルジだめ。 

bilge hat 

5013 

ビルジウエル  

機関室及び貨物倉の二重底の一部に
設けるビルジだめ。 

bilge well 

5014 

注水管 

ちゅうすいか
ん 

タンクへ清水又は海水を注入するた
めに用いる管。 

water filling pipe 

5015 

排水管 

はいすいかん  船内にたまった水を,玄外へ排水し

たり,ビルジだめへ導く管。 
〔JIS F 0026参照。〕 

scupper pipe 
dranage pipe 

5016 

スウェットパ
イプ 

外気との温度差によって,居住区又
は倉庫内に生ずる水滴を下方甲板へ
導くための管。 

sweat pipe 

5017 

排水口 

はいすいこう  甲板及び外板に設けた排水管の開口

部。 

supper 

5018 

放水口 

ほうすいこう  暴露甲板に打ち上げられた海水を玄

外に放出するためブルワークに設け
た開口。 

freeing port 
wash port 

5019 

ガッタウエイ  

甲板上の海水,雨水,甲板洗浄水な
どを排水するための水道。 

gutter water way 

5020 

甲板蒸気管 

こうはんじょ
うきかん 

甲板機械に動力用の蒸気を送る管。 deck steam pipe 

background image

F 0014-1979  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

番号 

用語 

読み方 

意味 

参考 

対応英語 

慣用語など 

5021 

甲板排気管 

こうはんはい
きかん 

甲板機械に用いた蒸気の排気を機関
室に導く管。 

deck exhaust pipe 

5022 

甲板洗浄管 

こうはんせん
じょうかん 

甲板を洗浄するための海水管。 

wash deck pipe 

5023 

油取入れ管 

あぶらとりい
れかん 

重油や潤滑油を玄外から船内のタン
クに取り入れる管。 

oil filling pipe 

5024 

油取入れ口金
物 

あぶらとりい
れぐちかなも
の 

玄外から船内タンクへの油の取入れ
口金物。 

oil filling connection 

5025 

ショアコネク
ション 

船外と,水,油などを送受するため
の接続金具。 

shore connection 

5026 

油圧管 

ゆあつかん 

油圧によって作動する機器と油圧源
とを連絡する管。 

hydraulic oil pipe 

5027 

伝声管 

でんせいかん  特定の2箇所間で,直接音声による

通話に用いる管。 

voice tube 

船舶部会 造船用語・記号 船体関係専門委員会 構成表 

氏 名 

所属 

(委員会長) 

小 山 永 敏 

横浜国立大学 

翁 長 一 彦 

運輸省船舶技術研究所 

栗 山   劭 

運輸省船舶局 

仲井真 弘 多 

工業技術院標準部 

奥 山 孝 志 

社団法人日本中型造船工業会 

草 野   博 

財団法人日本船舶標準協会 

高 橋 邦 敏 

財団法人日本海事協会 

鈴 木 和 夫 

船舶整備公団 

浅 井 孝 雄 

日本郵船株式会社工務部 

安 藤 健 蔵 

佐世保重工業株式会社佐世保造船所 

大 野 茂 樹 

佐野安船渠株式会社船舶設計部 

沖 田 幸 治 

日立造船株式会社第一造船基本設計部 

杉 山 俊 雄 

川崎重工業株式会社神戸造船事業部 

田 村   元 

石川島播磨重工業株式会社船舶事業部 

辻 野 尅 弘 

三井造船株式会社玉野造船所 

出 口 暢 昭 

住友重機械工業株式会社船舶本部 

中 川 秀 美 

株式会社名村造船所船舶技術部 

長谷川 照 一 

日本鋼管株式会社鶴見造船所 

毛 利 武 弘 

大阪商船三井船舶株式会社工務部 

安 井   清 

三菱重工業株式会社横浜造船所 

(事務局) 

石 井 清 次 

工業技術院標準部機械規格課 

池 川 澄 夫 

工業技術院標準部機械規格課