2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
日本工業規格 JIS
D 6703-1994
農業用車輪トラクタの
3点支持装置の主要寸法
Dimensions of three-point linkages for
agricultural wheeled tractors
1. 適用範囲 この規格は,主として農業用車輪トラクタに使用する3点支持装置(以下,支持装置とい
う。)の主要寸法について規定する。
備考1. 3点支持装置とは,作業機の装着機構で,1本のアッパリンクと2本のロワーリンクによって作
業機に取り付ける構造のものをいう。
2. この規格の中で{ }を付けて示してある単位及び数値は,従来単位によるものであって,
参考として併記したものである。
2. 種類 支持装置は,これを装備する農業用トラクタの大きさ,用途によって0形,1N形,1形,2形
及び3形の5種類とする。
3. 主要寸法 支持装置の主要寸法は,一般に,図1〜図5及び表1のとおりとする。
なお,参考のために各部の名称を参考図1に示す。
参考図1
2
D 6703-1994
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
図1
図2
図3
図4
図5
3
D 6703-1994
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表1
単位 mm
種類
(参考)
A
B
C
(最大)
D
(最小)
E
(最大)
F
(最小)
G
H
J
K(1)
(最小)
トラクタの出力
(kW) {PS}
0形 15以下{20以下} 19
0
084
.0
−
19.3
21
.00
+
44
76
69
44.5 22
021
.0
−
22.4
33
.00
+
35
02.0
−
39 (51)
1N形 35以下{48以下} 19
0
084
.0
−
19.3
21
.00
+
44
76
69
44.5 22
021
.0
−
22.4
33
.00
+
35
02.0
−
39 (51)
1形 10〜44 {15〜60} 19
0
084
.0
−
19.3
21
.00
+
44
76
69
44.5 22
021
.0
−
22.4
33
.00
+
35
02.0
−
39 (51)
2形 30〜75 {40〜100} 25.4
0
13
.0
−
25.7
21
.00
+
51
93
86
52
28
021
.0
−
28.7
33
.00
+
45
02.0
−
49 (61)
3形 70以上{90以上} 31.75
0
25
.0
−
32
25
.00
+
51
102
95
52
36.6
02.0
−
37.4
35
.00
+
45
02.0
−
52 (64)
種類
L
L′
M(2)
N(2)
P(2)
R
S(3)
U(4)
V(5)
W(6)
X(2)
Y
(最小)
(最小) (最小) (最小) (最小) (最小) (最小) (最小) (最大)
0形
12
12
410
565±1.5
(465±1.5)
300
(250)
−
75
500
200
300
100
−
−
1N形
12
12
360
400±1.5
218
60
75
600
200
420
100
300
375
1形
12
12
460
683±1.5
359
100
100
820
(780)
200
560
(550)
100
500
575
2形
12
12
510
825±1.5
435
125
100
890
(800)
200
600
100
500
575
3形
12
17
560
965±1.5
505
125
125
1 016
230
680
100
500
575
注(1) Kの括弧内はロワーリンクの振止めを外側に取り付ける場合に適用する。
(2) M・N・Pの数値は,特殊な作業機の場合この数値を変更することができる。
また,U・V・Xの数値は推奨数値とする。
(3) Sは片側のロワーリンクピッチ点に適用する。
(4) Uはロワーリンクを最高に上げたときのロワーヒッチ点の地上高(リフトロッド長さ,取付位置などを調
節してもよい)を示す。
(5) Vはロワーリンクを最低に下げたときのロワーヒッチ点の地上高(リフトロッド長さ,取付位置などを調
節してもよい)を示す。
(6) Wはリンクの調節なしに,ロワーヒッチ点が移動する垂直方向の範囲を示す。
備考 括弧内の寸法は,なるべく使用しない。
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D 6703-1994
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
原案作成委員会 構成表
氏名
所属
田 原 虎 次
東京農工大学
藍 房 和
東京農工大学農学部
林 清 輝
通商産業省機械情報産業局産業機械課
桐 山 和 臣
工業技術院標準部機械規格課
波 川 鎮 男
農林水産省農蚕園芸局肥料機械課
安 食 恵 治
生物系特定産業技術研究推進機構
船 曳 英 夫
社団法人日本農業機械化協会
渡 辺 崇
社団法人全国農業機械商業協同組合連合会
谷田部 勝 男
全国農業協同組合連合会
波 多 幸 夫
株式会社クボタ作業機技術部
福 永 喜 一
井関農機株式会社技術管理部
安 田 国 昭
ヤンマー農機株式会社中央技術研究所技術管理部
辻 章
三菱農機株式会社管理部
佐 藤 文 男
石川島芝浦機械株式会社トラクタ技術部
木 内 渥
株式会社丸山製作所研究開発本部
井之川 明 嗣
本田技研工業株式会社朝霞東研究所
太 田 万 喜
小橋工業株式会社開発部
平 松 献 三
株式会社共立技術本部
苫米地 眞
株式会社佐竹製作所調製機事業部