2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
日本工業規格 JIS
D 6702-1976
農業用トラクタの動力取出軸
Power Take-off for Agricultural Tractors
1. 適用範囲 この規格は,農業用トラクタの後部動力取出軸のうち,主取出軸(以下軸という。)につい
て規定する。
備考 この規格で{ }を付けて示してある単位及び数値は,国際単位系 (SI) 又はこれと併用でき
る単位によるもので,参考として併記した。
2. 形状及び寸法 軸の形状及び寸法は,原則として付図のとおりとする。
3. 回転数 軸の回転数は,原則として機関の定格回転数において540±10rpm {540±10min−1} とする。
ただし,高速回転数を設ける場合は1000±25rpm {1000±25min−1} が望ましい。
4. 回転方向 軸の回転方向は,トラクタの後方から見て時計回りとする。
5. 軸の位置 軸の中心線の位置は,原則として次による。
単位 mm
地上高(1)
トラクタ中心面か
ら左右のかたより
1
2
575 + 100
400 + 100
0
50以内
− 75
注(1) 地上高は1欄を優先的に,必要に応じて2欄を
選ぶ。
2
D 6702-1976
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
付図
単位 mm
軸の呼び
摘要
35
28
軸の呼び
摘要
35
28
軸の呼び
摘要
35
28
一
般
寸
法
E(ピン穴径・軸・ハブ) 8.3
5.2
軸
の
ス
プ
ラ
イ
ン
D 最大 34.87 27.70
ハ
ブ
の
ス
プ
ラ
イ
ン
D1 最大 34.93 28.13
ピンの径
7.9
5.0
最小 34.82 27.57
最小 34.90 28.00
B(面取り長さ)
7.0
7.0
d
最大 28.14 22.98
d1 最大 29.72 23.021
G(逃げみぞの丸み)
6.7
5.2
最小 27.89 22.959
最小 29.67 23.00
F
逃げみぞ 最大
29.5
29.3
24.0
ω
最大 8.64 5.98
ω1
最大 8.74 6.06
の谷の径 最小
R
83
63
最小 8.59 5.962
最小 8.69 6.016
注(2) 熱処理を施す部分の寸法を示す。
(3) スプラインの有効長さ
(4) 0点を中心とした半径Rの空間にはトラクタの固定部がないこと。
(5) 軸の呼び35mmの場合に適用する。
3
D 6702-1976
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
一般機械部会 農業用トラクタ専門委員会 構成表(昭和45年4月1日制定のとき)
氏名
所属
(委員会長)
庄 司 英 信
東京農業大学
和 田 敏 信
通商産業省重工業局
小 島 和 義
農林省農政局
吉 永 正 則
工業技術院標準部
中 村 虔 一
工業技術院機械試験所
小 川 浄 寿
農業機械化研究所
長 野 利 平
久保田鉄工株式会社農機研究所
深 田 真 一
石川島芝浦機械株式会社
谷 光 弘
井関農機株式会社
金 光 親
株式会社小松製作所
荒 井 賢 蔵
佐藤造機株式会社
林 輝 武
スター農機株式会社
吉 崎 多 門
ダイキン工業株式会社淀川製作所
渡 辺 三 郎
富士重工業株式会社
江 上 敦 雄
三菱重工業株式会社東京製作所
小田柿 浩 三
ヤンマーディーゼル株式会社技術研究所
飯 島 義 郎
社団法人陸用内燃機関協会
手 塚 右 門
全国農業協同組合連合会
渡 辺 波 夫
社団法人日本農業機械化協会
(事務局)
井 田 孝
工業技術院標準部機械規格課
花 里 健 一
工業技術院標準部機械規格課
(事務局)
松 川 東 一
工業技術院標準部機械規格課(昭和51年2月1日改正のとき)
伊 藤 彰 一
工業技術院標準部機械規格課(昭和51年2月1日改正のとき)
矢 野 友三郎
工業技術院標準部機械規格課(昭和51年2月1日改正のとき)