2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
日本工業規格 JIS
D 6602-1985
セミトレーラ用第五輪カップリング
ピンの形状及び寸法
Shapes and Dimensions of Fifth Wheel Coupling Pins for Semi-trailers
1. 適用範囲 この規格は,セミトレーラトラクタとセミトレーラとの連結に用いるねじ止め形及び溶接
形の第五輪カップリングピン(以下,カップリングピンという。)の第五輪カプラとの連結部の形状及び寸
法並びにねじ止め形第五輪カップリングピンの車体との取付互換性に必要な形状及び寸法について規定す
る。
対応国際規格:
ISO 337-1981
Road vehicles-50 semi-trailer fifth wheel coupling pin−Basic and
mount-ing/interchangeability dimensions
ISO 4086-1982
Road vehicles-90 semi-trailer fifth wheel coupling pin−Basic and
mount-ing/interchangeability dimensions
2. 用語の意味 この規格に用いる主な用語の意味は,次による。
(1) ねじ止め形カップリングピン ボルト,ナットによって車体に取り付けるカップリングピン。
(2) 溶接形カップリングピン 溶接によって車体に取り付けるカップリングピン。
(3) 連結部 セミトレーラトラクタの第五輪カプラとの連結にかかわる部分。
3. 種類 カップリングピンの種類及び記号は,表による。
表
取付けの
形式
呼び
ねじ止め形
溶接形
A(3)
B(4)
50(1)
50-A
50-B
50-W
90(2)
90-A
90-B
90-W
注(1) 呼び50は連結部のピンの直径が50.8mmのカップリン
グピンを示す。
(2) 呼び90は連結部のピンの直径が89mmのカップリング
ピンを示す。
(3) ねじ止め形Aは車体への取付け部がフランジ形のもの
を示す(図3及び図5参照)。
(4) ねじ止め形Bは車体への取付け部がテーパピン形のも
のを示す(図4及び図6参照)。
2
D 6602-1985
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
4. カップリングピンの連結部の形状及び寸法 呼び50カップリングピン及び呼び90カップリングピン
の連結部の形状及び寸法は,図1及び図2による。
図1 呼び50カップリングピン
図2 呼び90カップリングピン
5. カップリングピン取付け部の形状及び寸法 ねじ止め形カップリングピン取付け部の形状及び寸法は
図3〜6による。
溶接形カップリングピン取付け部形状の一例を図7及び図8に示す。
3
D 6602-1985
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
図3 50-Aカップリングピン
図4 50-Bカップリングピン
4
D 6602-1985
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
図5 90-Aカップリングピン
図6 90-Bカップリングピン
5
D 6602-1985
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
図7 50-Wカップリングピン形状の一例
図8 90-Wカップリングピン形状の一例
6
D 6602-1985
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
自動車 航空部会 自動車専門委員会 構成表
氏名
所属
(委員会長)
中 込 常 雄
社団法人自動車技術会
横 溝 眞一郎
工業技術院標準部
柴 藤 良 知
運輸省交通安全公害研究所
堤 富 男
通商産業省機械情報産業局
清 水 達 夫
運輸省地域交通陸上技術安全部
瀬 倉 久 男
防衛庁装備局
梅 澤 清 彦
東京工業大学
石 渡 正 治
財団法人日本自動車研究所
大 沼 広 洲
全日本トラック協会
佐 藤 武
慶応義塾大学
杉 浦 秀 昭
日本自動車整備振興会連合会
田 中 兼 吉
社団法人日本バス協会
轟 秀
社団法人日本自動車連盟
安 部 宏
株式会社本田技術研究所
改 田 護
トヨタ自動車株式会社
紅 谷 恒 雄
日産自動車株式会社
須 永 惇 一
いすゞ自動車株式会社
鈴 本 作 良
社団法人日本自動車部品工業会
高 原 昭 二
三菱自動車工業株式会社
西 原 孝 雄
マツダ株式会社
大 槻 耕 一
日野自動車工業株式会社
金 子 達 明
日本自動車輸入組合
(専門委員)
斎 藤 巌
財団法人日本規格協会
武 永 三 郎
日本道路公団
有 賀 久
日産ディーゼル株式会社
宇 藤 官
鈴木自動車工業株式会社
(事務局)
田 代 和 也
工業技術院標準部機械規格課
宗 像 保 男
工業技術院標準部機械規格課
7
D 6602-1985
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
改正原案作成委員会 構成表
氏名
所属
(分科会長)
渡 辺 優
富士重工業株式会社宇都宮製作所車両工場第2技術部
星 勲
いすゞ自動車株式会社大型車設計部
岩 本 陸 雄
東急車輌製造株式会社自動車設計部
有 田 哲 二
通商産業省機械情報産業局自動車課
川 口 廣 美
工業技術院標準部機械規格課
佐 藤 慶 蔵
運輸省自動車局整備部車両課
神 谷 太 三
日産ディーゼル工業株式会社第1設計部
坂 井 文 夫
日野自動車工業株式会社第1研究部
蜂 屋 慶 夫
三菱自動車工業株式会社トラック・バス技術センター
大中型トラック設計部
山 本 隆
日野車体工業株式会社設計部
新 居 淳
日本車輌製造株式会社技術グループ
山 下 容 市
日本トレールモービル株式会社
久 保 義 男
社団法人日本自動車車体工業会
大 沼 広 洲
社団法人全日本トラック協会
佐 藤 重 利
横浜車両工業株式会社業務部
長 田 湧 夫
各和精機株式会社技術部
山 田 将
株式会社常磐製作所品質管理部
(事務局)
香 取 恭 三
社団法人自動車技術会規格課