2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
日本工業規格 JIS
D 6101-1944
カッティングエッジの
形状及び寸法
Shapes and dimensions of cutting edges
1. 適用範囲 この規格は,ブルドーザ,スクレーパ及びグレーダに使用するカッティングエッジ(以下,
カッティングエッジという。)の主要形状及び寸法について規定する。
備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。
ISO 7129 : 1989 Earth-moving machinery−Tractors with dozer, graders, tractor scrapers−Cutting
edges−Principal shapes and basic dimensions
2. 種類,形状及び寸法
2.1
カッティングエッジの種類,形状及び寸法 カッティングエッジの種類,形状及び寸法は,次のと
おりとする。
なお,長さ方向の真直度の許容値は,図1〜3及び図5のとおり2/1 000mmとする。
(1) ブルドーザ用カッティングエッジの種類は,1種類とし,その形状及び寸法は,図1のとおりとする。
(2) スクレーパ用カッティングエッジの種類は,1種及び2種の2種類とし,その形状及び寸法は,図2
及び図3のとおりとする。
(3) グレーダ用カッティングエッジの種類は,1種類とし,その形状及び寸法は,図4及び図5のとおり
とする。
2.2
取付ボルト用あなの位置 取付ボルト用あなの位置は,次のとおりとする。
(1) 取付ボルト用あな(以下,あなという。)のピッチ,及びカッティングエッジの端から最初のあなまで
の距離は,図1〜3及び図5のとおりとする。
(2) さらもみの位置度の許容値は,図1〜3及び図5のとおりφ3.2mmとする(1)。
注(1) 定められた正しい位置を中心とする直径3.2mmの円の内部にあること。
2.3
あなの形状及び寸法 あなの形状及び寸法は,次のとおりとする。
(1) あなの形状及び寸法は,図6のとおりとする。
(2) さらもみと角あなの同軸度の許容値は,図6のとおりφ0.8mmとする。
2
D 6101-1944
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
図1 ブルドーザ用カッティングエッジの形状及び寸法
W
T
F
角度α(度)
最大
最小
153
+1.5
−4.5
12.7
+0.8
−1.2
8.0
4
22〜35
160
16.0
10.0
165
204
204
19.0
12.0
254
254
25.4
14.0
330
32.0
20.0
330
35.0
21.0
330
41.0
25.0
406
38.0
23.0
406
41.0
25.0
3
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
図2 スクレーパ用カッティングエッジの形状及び寸法(1種)
W
T
F
角度α(度)
最大
最小
330
+1.5
−4.5
19
+0.8
−1.2
12
4
22〜35
22
13
25
14
28
18
32
20
35
21
38
23
41
25
406
19
12
22
13
25
14
28
18
32
20
35
21
38
23
41
25
482
38
23
4
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
図3 スクレーパ用カッティングエッジの形状及び寸法(2種)
W
T
F
角度α(度)
最大
最小
254
+1.5
−4.5
19
+0.8
−1.2
12
4
22〜35
22
13
25
14
28
18
32
20
38
23
330
19
12
22
13
25
14
28
18
32
20
38
23
406
28
18
38
23
41
25
5
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
図4 グレーダ用カッティングエッジの形状及び寸法
W
T
152
+3
−1.5
13
±0.6
152
16
152
19
204
13
204
16
204
19
6
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
図5 グレーダ用カッティングエッジの形状及び寸法
P
Q
A
152.4
76.2
76.2
3
0
−
250
62.5
62.5
3
0
−
304.8
76.2
76.2
3
0
−
7
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
図6 あなの形状及び寸法
D(最小)
24.5
29.3
33.3
38.8
46.6
58.7
B
14.30
0.8
+
17.50
1.5
+
20.60
1.6
+
24.20
2.0
+
27.40
2.4
+
34.00
2.9
+
H
裏面取りあり
12.7
16.0
19.0
19.0
25.4
28.6
裏面取りなし
12.7
12.7
16.0
16.0
19.0
25.4
R(約)
2.5
2.5
2.5
3.0
3.0
3.0
A(最小)
18.0
22.0
26.5
31.0
36.0
45.0
F
27.0±0.8
32.0±0.8
37.0±0.8
41.0±0.8
47.0±0.8
56.0±0.8
8
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
JIS原案作成委員会 構成表
氏名
所属
(委員長)
森 木
光
マルマ重車輌株式会社
河 野 博 文
通商産業省機械情報産業局
服 部 幹 雄
工業技術院標準部
高 島 信 也
労働省労働基準局安全衛生部
中 岡 智 信
建設省建設経済局
杉 山 篤
建設省土木研究所機械施工部
須 田 光 俊
建設省建設大学校建設部
永 盛 峰 雄
千葉工業大学
藤 本 義 二
社団法人日本建設機械化協会建設機械化研究所
杉 山 庸 夫
日立建機株式会社技術本部
会 田 紀 雄
三菱重工業株式会社相模原製作所
前 田 祥 彦
新キャタピラー三菱株式会社技術部
福 住 剛
株式会社小松製作所技術本部
渡 辺 正
日立建機株式会社第三技術部
前 田 英 一
株式会社神戸製鋼所建設機械事業部
北 崎 誠
東洋運搬機株式会社竜ヶ崎工場
岩 田 登喜夫
小松メック株式会社
川 端 徹 哉
水資源開発公団第一工務部
水 口 弘
株式会社大林組東京本社機械部
藤 野 茂 雄
大成建設株式会社機械部
中 川 毅
鹿島建設株式会社機械部
立 川 昭
株式会社熊谷組工事総合本部機材部
高 野 漠
日本鋪道株式会社
小 室 一 夫
西松建設株式会社平塚製作所
野 村 昌 弘
国土開発工業株式会社
(事務局)
大 橋 秀 夫
社団法人日本建設機械化協会