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D 6024:2019  

(1) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

目 次 

ページ 

序文 ··································································································································· 1 

1 適用範囲························································································································· 1 

2 引用規格························································································································· 1 

3 用語及び定義 ··················································································································· 2 

4 取付寸法························································································································· 2 

4.1 フォークの取付寸法 ······································································································· 2 

4.2 フィンガバーの取付寸法 ································································································· 5 

5 構造······························································································································· 7 

5.1 フォークの位置決め溝 ···································································································· 7 

5.2 フォークの外れ防止ストッパ ··························································································· 7 

5.3 フォークの脱着溝 ·········································································································· 7 

附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表 ······································································· 9 

D 6024:2019  

(2) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

まえがき 

この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人日本

産業車両協会(JIVA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格

を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,厚生労働大臣及び経済産業大臣が改正

した日本工業規格である。これによって,JIS D 6024:2011は改正され,この規格に置き換えられた。 

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。 

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。厚生労働大臣,経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の

特許出願及び実用新案権に関わる確認について,責任はもたない。 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

日本工業規格          JIS 

D 6024:2019 

フォークリフトトラック− 

フック式フォーク及び 

フィンガバーの取付寸法及び構造 

Fork lift trucks- 

Hook-on type fork arms and fork arm carriages- 

Mounting dimensions and construction 

序文 

この規格は,2011年に第4版として発行されたISO 2328を基に,対応する部分(取付寸法)について

は,対応国際規格を翻訳し,技術的内容を変更することなく作成した日本工業規格であるが,対応国際規

格には規定されていない規定項目(構造)を日本工業規格として追加している。 

なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格にはない事項である。変更の

一覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。 

適用範囲 

この規格は,定格荷重11 000 kg未満のフォークリフトトラック(以下,フォークリフトという。)に使

用するフック式フォーク及びフィンガバーの取付寸法及び構造について規定する。 

注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。 

ISO 2328:2011,Fork-lift trucks−Hook-on type fork arms and fork arm carriages−Mounting 

dimensions(MOD) 

なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”

ことを示す。 

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 

JIS D 6001-1 フォークリフトトラック−安全要求事項及び検証−第1部:フォークリフトトラック 

注記 対応国際規格:ISO 3691-1:2011,Industrial trucks−Safety requirements and verification−Part 1: 

Self-propelled industrial trucks, other than driverless trucks, variable-reach trucks and burden-carrier 

trucks 

JIS D 6201 自走式産業車両−用語 

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

用語及び定義 

この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS D 6001-1及びJIS D 6201によるほか,次による。 

3.1 

フォークの位置決め溝(fork arm location slot) 

フォークの左右方向の位置を決めるためフィンガバーに設けた溝(図1参照)。 

3.2 

フォークの脱着溝(fork arm removal slot) 

フォークをフィンガバーに取付け又は取外しを行うために,フィンガバーの下端に設けた溝(図1参照)。 

図1−フォークの位置決め溝及びフォークの脱着溝 

取付寸法 

4.1 

フォークの取付寸法 

フォークは,フォークリフトの定格荷重に応じて5クラスに分け,それぞれをさらにアンダフック高さ

によってA(short drop)及びB(long drop)の2種類に分ける。フィンガバーに取り付けられたフック式

フォークを図2,フックの詳細を図3に示す。フォークの取付寸法は,表1による。 

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

表1−フォークの取付寸法 

単位 mm

クラス 

フォークリフトの定格荷重 

(kg) 

フォー
クの種

類 

c1 

h1 

h2 

m1 m2 k1 

アンダ 

フック幅 

(参考)(参考)+1.0 

 0 

±3.0   許容差 最大 最大 最小 

最大 

〜999 

[基準荷重中心 400又は600 a) mm]

 76 

331 

16.5 

394 306 +1.0 

 0 

28 

26 

14 

 90 

114 

432 

1 000〜2 500 

[基準荷重中心 500又は600 b) mm]

 76 

407 

16.5 

470 382 

31 

29 

14 

 90 

152 

546 

2 501〜4 999 

[基準荷重中心 500又は600 b) mm]

 76 

508 

22 

568 477 

+1.5 
 0 

40 

38 

17 

115 

203 

695 

5 000〜8 000 

(基準荷重中心 600 mm) 

127 

635 

26 

743 598 

47 

45 

20 

139 

254 

870 

8 001〜10 999 

(基準荷重中心 600 mm) 

127 

728 

35 

830 680 

65 

63 

26 

164 

257 

960 

注a) 600 mmは,アメリカ合衆国で使われる。 

b) 600 mmは,アメリカ合衆国,アジア及びオーストラリアで使われる。 

図2−フィンガバーに取り付けられたフック式フォーク 

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

a) アッパフック 

b) アンダフック 

図3−フックの詳細 

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

4.2 

フィンガバーの取付寸法 

フィンガバーは,フォークリフトの定格荷重に応じて5クラスに分け,それぞれをさらにフォークの種

類A及びBに対応して2種類に分ける。フィンガバーに取り付けられたフック式フォークを図2,フック

式フィンガバーを図4に示す。フィンガバーの取付寸法は,表2による。 

表2−フィンガバーの取付寸法 

単位 mm

クラス 

フォークリフトの定格荷重 

(kg) 

フォー
クの種

類 

c2 

h3 

k2 

q 脱着

溝の

幅 

脱着
溝の
偏り 

(参考)(参考) 0 

−1.0 ±0.8  許容差  0 

−1.5 最小 ±2.0 ±1.5 最大 

〜999 

[基準荷重中心 400又は600 a) mm]

 76 

331 

16 

16 305 

−1.0 

13 

 8 

 95 13 

160 

114 

1 000〜2 500 

[基準荷重中心 500又は600 b) mm]

 76 

407 

16 

16 381 

13 

 8 

 95 13 

160 

152 

2 501〜4 999 

[基準荷重中心 500又は600 b) mm]

 76 

508 

21.5 19 476 

−1.5 

16 

10 

120 20 

160 

203 

5 000〜8 000 

(基準荷重中心 600 mm) 

127 

635 

25.5 19 597 

19 

12 

145 27.5 160 

254 

8 001〜10 999 

(基準荷重中心 600 mm) 

127 

728 

34 

25 678 

25 

16 

171 30 

160 

257 

注a) 600 mmは,アメリカ合衆国で使われる。 

b) 600 mmは,アメリカ合衆国,アジア及びオーストラリアで使われる。 

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単位 mm 

注a) フィンガー部の面取り寸法 

a) 取付けを容易にするための斜

めカット例1(B拡大図) 

b) 取付けを容易にするための斜

めカット例2(B拡大図) 

c) 取付けを容易にするためのス

クエアカット例(B拡大図) 

図4−フック式フィンガバー 

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

構造 

5.1 

フォークの位置決め溝 

5.1.1 

フォークの位置決め溝は,フィンガバー上に表2に規定する寸法で適切な間隔をあけて設ける。 

5.1.2 

一つの溝は,アタッチメントを中央に固定できるようフィンガバーの中央に設ける。 

5.2 

フォークの外れ防止ストッパ 

5.2.1 

フィンガバーの端部からのフォークの脱落を防ぐため,外れ防止ストッパ(図5参照)を設ける。 

5.2.2 外れ防止ストッパが溶接固定されていない場合は,取扱説明書に次の警告を含めなければならない。 

警告 外れ防止ストッパが適正に取り付けられていないフォークリフトは,使用してはならない。 

図5−外れ防止ストッパ 

5.3 

フォークの脱着溝 

5.3.1 

フォークの脱着溝をフィンガバーの下端に設ける際は,図4に示す取付寸法によるものとする。た

だし,アタッチメント及びフォークの取付けを容易にするための一部カットは任意とする[図4のa),b) 及

びc) 参照]。 

5.3.2 

意図しないフォークの脱落を防止する手段としてフォークの脱着溝をフィンガバーの中央からず

らす場合は,その寸法は表2に従わなければならない。 

5.3.3 

意図しないフォークの脱落を防止する手段としてフォークの脱着溝をフィンガバーの中央からず

らす場合は,取扱説明書に次の警告を含めなければならない。 

警告 フォーク用ロックが完全にかみ合っていない場合は,フォークが脱落する可能性がある。 

5.3.4 

フォークの脱着溝がフィンガバーの中央に設けられた場合は,フィンガバーの上下の溝の位置関係

によって,フォーク又はアタッチメントがフィンガバーから脱落する可能性があるため,これを防ぐ他の

手段を設けなければならない。 

他の手段の例として,フィンガバーの中央近傍に設けた外れ防止ピンがある(図6参照)。これはフォー

ク又はアタッチメントを取り付けた後に,アンダフックがフォークの脱着溝の位置まで移動できないよう

に,外れ防止ピンを取り付ける方法である。 

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

図6−外れ防止ピン 

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

附属書JA 

(参考) 

JISと対応国際規格との対比表 

JIS D 6024:2019 フォークリフトトラック−フック式フォーク及びフィンガバ
ーの取付寸法及び構造 

ISO 2328:2011,Fork-lift trucks−Hook-on type fork arms and fork arm carriages−
Mounting dimensions 

(I)JISの規定 

(II)
国際 
規格 
番号 

(III)国際規格の規定 

(IV)JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと
の評価及びその内容 

(V)JISと国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策 

箇条番号 
及び題名 

内容 

箇条 
番号 

内容 

箇条ごと 
の評価 

技術的差異の内容 

1 適用範囲 フック式フォーク及びフ

ィンガバーの取付寸法及
び構造について規定 

JISとほぼ同じ 

追加 

取付寸法だけでなく構造要件の記
載もあることを明示するため“構
造”を追加した。 

実質的な技術的差異はない。 

3 用語及び
定義 

JIS D 6201によることを
規定 

JISとほぼ同じ 

追加 

“自走式産業車両−用語”のJISを
追加した。 

実質的な技術的差異はない。 

部位説明図を伴って用語
を規定 

追加 

分かりやすくするため図1を追加
した。 

4 取付寸法 表2 フィンガバーの取付

寸法 

表2 

JISとほぼ同じ 

削除 

溝寸法の注記が本文中の記載と矛
盾するため削除した。 

国際規格の見直しの際,提案を行
う。 

5 構造 

5.2 フォークの外れ防止
ストッパ 

4.2 

JISとほぼ同じ 

追加 

分かりやすくするため図5を追加
した。 

実質的な技術的差異はない。 

5.3 フォークの脱着溝 

4.3 

JISとほぼ同じ 

追加 

分かりやすくするため図6を追加
した。 

実質的な技術的差異はない。 

JISと国際規格との対応の程度の全体評価:ISO 2328:2011,MOD 

注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。 

− 削除 ················ 国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。 
− 追加 ················ 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。 

注記2 JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。 

− MOD ··············· 国際規格を修正している。 

2

D

 6

0

2

4

2

0

1

9