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D 4102:2007(ISO 3911:2004) 

(1) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

目 次 

ページ 

序文 ··································································································································· 1 

1 適用範囲························································································································· 1 

2 用語及び定義 ··················································································································· 1 

附属書A(規定)ホイール及びリムサイズの呼び ······································································ 12 

附属書B(規定)表示 ·········································································································· 14 

附属書C(参考)対応外国語 ································································································· 15 

D 4102:2007(ISO 3911:2004) 

(2) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

まえがき 

この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,社団法人自動車技

術会(JSAE)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会

の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。 

これによって,JIS D 4102:1984は改正され,この規格に置き換えられた。 

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。 

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に

抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許

権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に係る確認について,責任は

もたない。 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

日本工業規格             JIS 

D 4102:2007 

(ISO 3911:2004) 

空気入りタイヤ用ホイール及びリム− 

用語・呼び・表示 

Wheels and rims for pneumatic tyres-Vocabulary, designation and marking 

序文 

この規格は,2004年に第3版として発行されたISO 3911を基に,技術的内容及び対応国際規格の構成

を変更することなく作成した日本工業規格である。 

なお,この規格で点線の下線を施してある参考事項は,対応国際規格にはない事項である。 

適用範囲 

この規格は,空気入りタイヤに使用されるホイール及びリムの用語・呼び・表示について規定する。 

ホイール及びリムサイズの呼びは附属書A,表示は附属書Bに規定する。 

 注記1 

参考として対応する外国語を附属書Cに記載した。 

注記2 

この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。 

ISO 3911:2004,Wheels and rims for pneumatic tyres−Vocabulary, designation and marking (IDT) 

なお,対応の程度を表す記号(IDT)は,ISO/IEC Guide 21に基づき,一致していることを示す。 

用語及び定義 

2.1 

ホイールの用語 

2.1.1 

ホイール 

タイヤを装着し,車軸ハブに取り付け,荷重を支え回転する部分。一般にリムとディスクの二つの主な

部品から構成する。これらは一体である場合もあり,永久的に取り付けられているか,着脱可能な場合も

ある(図1〜8参照)。 

2.1.2 

リム 

タイヤを装着し保持するホイールの部分。 

2.1.3 

ディスク 

車軸ハブに取り付け,リムを保持する部分。 

2.1.4 

単輪ホイール 

車軸の一端に1本のタイヤを保持するホイール。 

2.1.5 

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D 4102:2007(ISO 3911:2004) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

複輪ホイール 

十分なインセットと構造を備えたホイールで,車軸の一端にそれぞれを組み付けた場合に,2本のタイ

ヤを保持することができるホイール(図2参照)。 

2.1.6 

インセットホイール 

リム中心面がディスク取付面に対して車両内側にあるホイール[図1のa)参照]。 

注記 インセットとはディスクの面からリム中心面までの距離をいう。 

2.1.7 

ゼロセットホイール 

リム中心面がディスク取付面と一致するように構成されたホイール[図1のb)参照]。 

2.1.8 

アウトセットホイール 

リム中心面がディスク取付面に対して車両外側にあるホイール[図1のc)参照]。 

注記1 アウトセットとはディスクの取付面からリム中心面までの距離をいう。 

注記2 輪距,すなわち車軸に取り付けられたタイヤの中心面の間隔はホイールのアウトセットが大

きくなるにつれ増加する。 

a) インセットホイール  b) ゼロセットホイール  c) アウトセットホイール 

図1−乗用車用及び小型商用車用ディスクホイールの用語 

 1 リム中心面 
 2 ディスク 
 3 ナット座 
 4 ボルト穴 
 5 ボルト穴ピッチ円直径 
 6 ハブ穴直径 
 7 取付面直径 
 8 取付面 
 9 インセット 
10 リム 
11 ゼロセット 
12 アウトセット 

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

2.1.9 

複輪間隔 

二つのタイヤの間で要求される間隔を備えたリムのリム中心面間の距離(図2,図5,及び図6参照)。 

a) 単輪取付け              b) 複輪取付け 

図2−商用車用ディスクホイールの用語 

2.2 

ホイールの形式 

2.2.1 

ディスクホイール 

リムとディスクで構成され,永久結合したホイール(図1及び図2参照)。 

2.2.2 

二つ割りリムホイール 

同じ幅又は異なる幅の二つの主要なリム部材をリム合わせボルト又は同等の方法で確実に締め付けられ

た,二つの固定フランジをもつホイール(図3参照)。 

図3−二つ割りリムホイールの用語 

 1 リム中心面 
 2 ディスク 
 3 インセット 
 4 ディスク外側面 
 5 ナット座 
 6 ボルト穴 
 7 ボルト穴ピッチ円直径 
 8 ハブ穴直径 
 9 取付面 
10 取付面直径 
11 リム 
12 複輪間隔 
13 オフセット 

1 リム中心面 
2 固定フランジ 
3 リム合わせボルト 
4 アウトセット 
5 取付面 

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

2.2.3 

ワイヤホイール 

リムと中央部材(シェル)とを,多数のワイヤスポークによって結合して構成したホイール(図4参照)。 

a) 一般的な取付方式       b) センタ取付方式 

図4−ワイヤホイールの用語 

2.2.4 

ディマウンタブルリムホイール 

取外し可能なリムをもつホイール。 

2.2.4.1 

28°面取付方式のホイール 

一つ又は二つの取外し可能なリムを,スポークハブ(キャストホイールボディ)に締め付けられる構造

をもつホイールで,ブレーキドラム又はディスクブレーキロータのハブサポートとしても機能するホイー

ル(図5参照)。 

a) 単輪取付           b) 複輪取付          

図5−ディマウンタブルリムホイール(28°面取付方式)の用語 

1 リム中心面 
2 リム 
3 ワイヤスポーク 
4 中央部材(シェル) 
5 インセット 
6 保持ナット用 
 円すい(錐)座 
7 スプライン 
8 ハブ座基準面 

 1 リム中心面 
 2 リムベースオフセット 
 3 ホイール取付オフセット 
 4 クランプ 
 5 スポークハブ 
  (キャストホイールボディ)
 6 インナベアリング 
  カップショルダ(基準面) 
 7 アウトセット 
 8 複輪間隔 
 9 スペーサバンド幅 
10 リム取付面位置 

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

2.2.4.2 

18°(15°)面取付方式のホイール 

一つ又は二つの取外し可能なリムを,スポークハブ(キャストホイールボディ)上の18°(15°)取付

面に締め付けられる構造をもつホイール(図6参照)。 

a) 単輪取付            b) 複輪取付         

図6−ディマウンタブルリムホイール[18°(15°)面取付方式]の用語 

2.2.5 

リバーシブルホイール 

ディスクのいずれの面にも取り付けられ,インセット(狭幅輪距)又はアウトセット(広幅輪距)を与

えることができる構造をもつホイール(図7参照)。 

図7−リバーシブルホイールの用語 

1 リム中心面 
2 ホイール取付オフセット 
3 リムベースオフセット 
4 インセット 
5 インナベアリング 
  カップショルダ(基準面) 
6 スポークハブ 
  (キャストホイールボディ)
7 クランプ 
8 スペーサバンド幅 
9 複輪間隔 

1 リム中心面 
2 ディスク 
3 取付面 
4 インセット 
5 リム 
6 アウトセット 

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

2.2.6 

アジャスタブルホイール 

リムをディスクに対して軸方向に移動位置決めすることができる構造をもつホイール。 

注記 移動位置決め調整は,手動式とパワー式(リムとディスクを分離せずにクランプのボルトを緩

めてディスクに対して相対的にリムを回転させることでレールに沿って輪距を簡単に調整でき

る構造)がある[それぞれ図8のa)又はb)参照]。 

a) 手動調整式 

b) パワー調整式 

図8−アジャスタブルホイールの用語 

2.3 

リムの用語 

2.3.1 

フランジ 

タイヤの左右方向を,保持するリムの部分(図9のA,B,G,R2,R3参照)。 

2.3.2 

1 リム中心面 
2 ホイールリバース時 
 総調整量 
3 ディスク 
4 ブラケット 
5 リム 
6 総調整量 
7 レール 
8 クランプ 

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

ビードシート 

タイヤのビード部と接触し,半径方向を保持するリムの部分(図9のD,P,R3,β及び図10参照)。 

2.3.3 

ウエル 

タイヤの着脱を,容易にするための深さと幅をもったリムの部分(図9のH,L,M,R4,R5,α参照)。 

2.3.4 

バルブ穴 

タイヤバルブを,装着する円又は長円の穴(図9のd,F参照)。 

2.3.5 

ガター 

サイドリング及びロックリングを,はめ合わせるためのリムの片側の溝の部分(図9の中の2,3参照)。 

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

 A リム幅 

B フランジ幅 
C フランジ半径位置 
D リム径 
d バルブ穴 
F バルブ穴位置(参考扱い) 
G フランジ高さ 
H ウエル深さ 
L ウエル幅 
M ウエル位置 
P ビードシート幅 

 
  注記 レッジ深さhは図10及び図11参照。 

R1 フランジ複合半径 
R2 フランジ半径 
R3 ビードシート半径 
R4 ウエル先端半径(タイヤ装着側) 
R5 ウエル底半径 
R6 フランジエッジ半径 
R7 バランスウエイト側フランジ半径 
R8 ウエル先端半径(タイヤ非装着側) 

α ウエル角度 
β ビードシート角度 

1  リム中心面 
2  ガター溝 
3  ガターチップ 

図9−リムのタイヤ側輪郭の用語 

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

 a) ラウンドハンプ  (RH) 

b) スペシャルレッジ (SL) 
c) フラットハンプ  (FH) 

h レッジ深さ 

d) コントレペント 

(CP) 

e) コンビネーションハンプ (CH) 
f) ダブルハンプ  

(H2) 

図10−許容ビードシート輪郭の名称 

2.4 

リムの形式 

2.4.1 

一体(深底)リム 

ウエルを備え,一つの部品で構成されたリム(図11参照)。 

 a) 乗用車用5°深底リム 

b) 農業機械用5°深底リム(段底リム) 

h レッジ深さ 

 注記 これらの形状は代表例を示す。 
 

c) 商用車用15°深底リム 
d) モービルホーム及び低床トレーラ用 
  ディマウンタブル15°深底リム 

図11−一体(深底)リムの用語 

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10 

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

2.4.2 

二分割リム 

二つの部品で構成されたリム(図12参照)。 

 1 着脱式サイドリング(切れ目あり) 

2 ガター 

3 リムベース(広幅平底リム) 
4 リムベース(浅底リム) 

図12−二分割リムの用語 

2.4.3 

三分割リム 

三つの部品で構成されたリム(図13参照)。 

 1 着脱式サイドリング(切れ目なし) 

2 着脱式ロックリング(切れ目あり) 
3 ガター 
4 リムベース(広幅平底リム) 
5 リムベース(浅底リム) 

6 組立式円周方向三分割リム 
7 18°(15°)斜角 
8 着脱式ビードシートありサイドリング 
  (切れ目なし) 

図13−三分割リムの用語 

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11 

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

2.4.4 

四分割リム 

四つの部品で構成されたリム(図14参照)。 

1 着脱式サイドリング(切れ目なし) 
2 ガター 
3 着脱式ロックリング(切れ目あり) 

4 リムベース 
5 着脱式ビードシートリング(切れ目あり) 

図14−四分割リムの用語 

2.4.5 

五分割リム 

五つの部品で構成されたリム(図15参照)。 

1 着脱式サイドリング(切れ目なし) 
2 着脱式ロックリング(切れ目あり) 
3 ガター 
4 チューブレス用Oリング溝 

5 リムベース(傾斜座リム) 
6 着脱式ビードシートリング(切れ目なし) 
7 Oリング 

図15−五分割リムの用語 

12 

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

附属書A 

(規定) 

ホイール及びリムサイズの呼び 

A.1 呼び 

ホイール及びリムサイズの呼びは,次の優先順序によって数字及び文字で表す。 

注記 一部のリムに,“幅×径”の呼びのものが使用されている。 

a) 公称リム径 

− 従来からあるリムについては,サイズコード1)で表す。 

− 新しい概念のタイヤを組み合わせて使用するリムは,ミリメートルで表す。 

注1) サイズコードは,インチ単位を基準としている。 

b) リムの形式(任意) 

− 記号“×”は,一体リムを示す。 

− 記号“−”は,多分割リムを示す。 

注記 多分割リムでも記号“×”が使用されることがある。 

c) 公称リム幅 

− 従来からあるリムについては,サイズコード1)で表す。 

− 新しい概念のタイヤを組み合わせて使用するリムは,ミリメートルで表す。 

d) リムの輪郭 

リムのタイヤ側の輪郭を,文字又は文字列で表す。 

例 JIS D 4218のB,J,K  JIS B 9203のD,E,F 

通常,輪郭の呼びは,リム幅の後に続ける。 

しかしながら,A.2の農業機械用リムのようにリム幅の前又はその中に含める場合もある。 

e) フランジ高さ 

建設車両用リムで,記号“/”の後に続く数字はサイズコード1)によるフランジ高さを表す。ただし,

この表示は任意である。 

A.2 例 

次に示す事項は,ホイール及びリムサイズの呼びの例である。 

乗用車用: 

13×4.50 B 

15×6 J 

小型商用車用: 

15×51/2 J 

15−5.50 F SDC 

注記1 SDCはリム輪郭の種類の一つである浅底リムを示し,省略されることが多い。 

注記2 15−5.50 Fは,15×5.50 Fと表示される場合がある。 

13 

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

中/大型商用車用: 

20−7.5 

22−8.0 

22.5×8.25 

注記 この他に20×7.50 Vの例もある。 

農業機械用: 

28×W12 

28×W10 H 

26×DW16 

38×W18 LA 

注記 “DW”は段底リムをもつリム,“L”は低フランジ,“A”は幅広フランジ半径を示す。 

建設車両用: 

25−13.00/2.5 

注記1 “/2.5”はフランジ高さの呼びである。 

注記2 25−13.00/2.5は,25×13.00/2.5と表示される場合がある。 

14 

D 4102:2007(ISO 3911:2004) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

附属書B 

(規定) 

表示 

B.1 

表示の仕様 

B.1.1 ディスクホイール及びディマウンタブルリム(取外し可能リム)の表示 

ディスクホイールとディマウンタブルリム(取外し可能リム)には,次の項目を表示しなければらない。 

a) リムサイズの呼び 

b) ホイール又はリムの製造業者名又はその略号 

c) 製造年月 

d) ホイール・リムの製造業者の部品番号又はコード 

注記 受渡当事者間の協定によって,部品番号又はコードは省略される場合がある。 

B.1.2 リングの表示 

リング2)には,次の事項を表示する。 

a) リングに合うリム径の呼びとリムフランジ形状とによって表される記号,又はリムとの適合性を示す

略号。 

例 リム径の呼びとフランジ形状を表す場合 

20×6.50 T 16×6.00 GS 

b) 製造業者名又はその略号 

c) 製造年月 

注2) リングはリムから取外し可能であるが,製造業者間で設計,製造が異なり,互換性は考慮さ

れていない。 

B.1.3 二つ割りリムホイール 

二つ割りリムホイールは,両方の部品にB.1.1に従った表示をしなければならない。 

B.2 

表示の方法 

B.2.1 文字の大きさ・判読性 

表示方法はシャープエッジを伴わない凹又は凸で行う。ローマ字及びアラビア数字の大きさは3 mm以

上とし,判読可能でなければならない。 

B.2.2 位置・視認性 

ホイールとディマウンタブルリム(取外し可能リム)の表示の位置は,タイヤを装着後も識別できる位

置とする。ディスクホイールの表示は,リム又はディスクのいずれかに表示すればよい。 

B.3 

補足の表示 

B.1.1に規定する表示以外の項目(例えば,法的要求事項又は顧客要求事項)を表示してもよい。オフセ

ット,インセット及びアウトセットを表示する場合は,次のコードを推奨する。 

オフセット 

OS 例 OS175 

インセット 

IS 

例 IS30 

アウトセット IS- 

例 IS-15 

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15 

D 4102:2007(ISO 3911:2004) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

附属書C 
(参考) 

対応外国語 

表C.1にホイールに関する用語(日本語)と対応する英語,フランス語及びドイツ語を示す。 

表C.1−対応外国語 

日本語 

英語 

フランス語 

ドイツ語 

(ア) 

アウトセット 

outset 

déport externe 

nagative Einpreßtiefe 

浅底リム(SDC) 

semi-drop-centre rim (SDC) 

jante à base semi-creuse (SDC) 

Halbtiefbettfelge (SDC) 

アジャスタブルホイール 

adjustable wheel 

roue à voie variable 

Spurverstellrad 

(イ) 

一体リム 

one-piece rim 

jante en une pièce 

einteilige Felge 

インセット 

inset 

déport interne 

positive Einpreßtiefe 

インナベアリングカップシ 

 ョルダ 

inner bearing cup shoulder 

épaulement de la cuvette du palier 

intérieur 

Innenlagerschulter 

(ウ) 

ウエル 

well 

gorge 

Tiefbett 

ウエル位置 

well position 

position de la gorge 

Lage des Felgenbettes 

ウエル角度 

well angle 

angle de la gorge 

Tiefbettflankenwinkel 

ウエル先端半径 

well top radius 

rayon supérieur de la gorge 

Schulterradius 

ウエル底半径 

well bottom radius 

rayon inférieur de la gorge 

Tiefbettradius 

ウエル幅 

well width 

largeur de la gorge 

Tiefbettbreite 

ウエル深さ 

well depth 

profondeur de la gorge 

Tiefbettiefe 

(エ) 

円すい(錐)座 

cone seat 

siège conique (pour l'écrou de 

serrage) 

Konus für die  

efestigungsmutter 

(オ) 

オフセット 

offset 

demi-entraxe entre jumelés 

halber Mittenabstand 

(カ) 

ガター 

gutter 

crochet de jante 

Nutpartie 

ガター溝 

gutter groove 

logement de lʼanneau verrouilleur 

Ringnut 

ガターチップ 

gutter tip 

bord du crochet de jante 

Ringnutsteg 

(キ) 

基準面 

reference plane 

plan de référence 

Bezugsfläche 

(ク) 

クランプ 

clamp 

fixation 

Klemmstück 

組立式円周方向三分割リム 

3×120degree segment rim 

Jante amovible à trois secteurs de 

120 dégres 

segmentierte Felge (3x120  

Grad) 

(コ) 

固定ビードシート 

fixed taper bead seat 

portée du talon conique fixe 

feste Schrägschulter 

固定フランジ 

fixed flange 

rebord fixe 

festes Felgenhorn 

五分割リム 

five-piece rim 

jante en cinq pièces 

fünfteilige Felge 

コントレペント 

contre-pente (CP) 

contre-pente (CP) 

Contre-pente (CP) 

コンビネーションハンプ 

combination hump (CH) 

hump combiné (CH) 

Kombinationshump (CH) 

(サ) 

三分割リム 

three-piece rim 

jante en trois pièces 

drweiteilige Felge 

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16 

D 4102:2007(ISO 3911:2004) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

日本語 

英語 

フランス語 

ドイツ語 

(シ) 

シール用Oリング 

O-ring seal 

joint torique d'étanchéité 

O-Dichtring 

シェル(ワイヤホイール) 

shell (wire wheels) 

partie centrale («shell») (roues à 

rayons métalliques) 

Nabenteil (bei  

Drahtspeichenrad) 

(ス) 

スプライン 

spline 

cannelure 

Kerbverzahnung 

スペーサバンド 

spacerband 

entretoise 

Zwischenring 

スペーサバンド幅 

spacerband width 

largeur de l'entretoise 

Zwischenringbreite 

スペシャルレッジ 

special ledge (SL) 

special ledge (SL) 

Spezialledge-Felge (SL) 

スポークハブ 

cast wheel body 

corps moulé de la roue 

Guß-Radkörper 

(セ) 

ゼロセット 

zeroset 

déport nul 

Einpreßtiefe null 

(タ) 

縦振れ 

radial run-out 

faux-rond 

Rundlaufabweichung 

ダブルハンプ 

double hump (H2) 

double hump (H2) 

Doppelhump (H2) 

単輪 

single wheel 

roue simple 

Einzelrad 

(チ) 

着脱式サイドリング 

 (切れ目あり) 

detachable spring flange 

cercle de verrouillage amovible 

abnehmbarer, geschlitzter  

Seitenring (Kombiring) 

着脱式サイドリング 

 (切れ目なし) 

detachable endless flange 

rebord amovible 

abnehmbarer, geschlossener  

Seitenring 

着脱式ビードシートありサ

イドリング 

 (切れ目なし) 

detachable endless flange with 

tapered bead seat 

rebord amovible avec anneau 

conique 

abnehmbarer, geschlossener  

Seiten-Schrägschulterring 

着脱式ビードシートリング 

 (切れ目あり) 

spring tapered bead seat ring 

anneau  conique  amovible  à 

ressort 

abnehmbarer, geschlitzter  

Schrägschulterring 

着脱式ビードシートリング 

 (切れ目なし) 

detachable endless tapered bead 

seat ring 

anneau conique amovible 

abnehmbarer, geschlossener  

Schrägschulterring 

着脱式ロックリング 

 (切れ目あり) 

spring lock ring 

anneau verrouilleur 

geschlitzter Verschlußring 

中心面 

centre plane 

plan médian 

Mittelebene 

中央部材 

centre member, 

shell (wire wheel) 

partie centrale («shell») (roues à 

rayons métalliques) 

Nabenteil (bei  

Drahtspeichenrad) 

(テ) 

ディスク 

disc 

disque 

Radscheibe,Radschüssel 

ディスクホイール 

disc wheel 

roue à disque 

Scheibenrad 

background image

17 

D 4102:2007(ISO 3911:2004) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

日本語 

英語 

フランス語 

ドイツ語 

ディマウンタブルリム 

demountable rim 

jante amovible 

abnehmbare Felge 

(ト) 

取付面 

attachment face 

face dʼappui 

Radanlagefläche 

取付面直径 

attachment face diameter 

diamètre de la face dʼappui 

Durchmesser der 

Radanlagefläche 

(ナ) 

ナット座 

nut seat 

siège de lʼécrou ou de la vis 

Mutternsitz 

(ニ) 

二分割リム 

two-piece rim 

Jante en deux pièces 

Zweiteilige Felge 

(ハ) 

ハブ穴 

centre hole 

alésage central 

Mittenloch 

ハブ座 

hub seat 

siège du moyeu 

Nabensitz 

バルブ穴 

valve aperture 

trou de jante pour la valve 

Ventilloch/Ventilschlitz 

バルブ穴位置 

valve aperture location 

position du trou de jante pour la 

valve 

Lage des Ventilloches/  

Ventilschlitzes 

(ヒ) 

表示 

marking 

marquage 

Stempelung 

ビードシート 

bead seat 

portée du talon 

Felgenschulter 

ビードシート角度 

bead seat angle 

angle de la portée du talon 

Schulterwinkel 

ビードシートの輪郭 

bead seat profile 

profil de la portée du talon 

Kontur der Felgenschulter 

ビードシート幅 

bead seat width 

largeur de la portée du talon 

Schulterbreite 

ビードシート半径 

bead seat radius 

rayon de raccordement  

rebord/portée du talon 

Hornfußradius 

(フ) 

深底リム 

drop-centre rim (DC) 

jante à base creuse (DC) 

Tiefbettfelge (DC) 

複輪 

dual wheel 

roue jumelée 

Zwillingsrad 

複輪間隔 

dual spacing 

entraxe entre jumelés 

Mittenabstand 

二つ割りリムホイール 

divided wheel 

roue en deux parties 

zweiteilige Felge mit geteilter  

Radscheibe 

ブラケット 

bracket 

patte de fixation 

Böckchen 

background image

18 

D 4102:2007(ISO 3911:2004) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

日本語 

英語 

フランス語 

ドイツ語 

フラットハンプ 

flat hump (FH) 

flat hump (FH) 

Flachhump (FH) 

フランジエッジ半径 

flange edge radius 

rayon du retournement  

du rebord 

Hornkantenradius 

フランジ高さ 

flange height 

hauteur du rebord 

Hornhöhe 

フランジ幅 

flange width 

largeur du rebord 

Hornbreite 

フランジ半径 

flange radius 

rayon du rebord 

Hornradius 

フランジ半径位置 

flange radius location 

emplacement du centre de  

l'arrondi du rebord 

Lage des Hornradius 

フランジ複合半径 

flange compound radius 

rayon de raccordement du rebord 

Hornübergangsradius 

(ホ) 

ホイール 

wheel 

roue 

Rad 

ホイールサイズの呼び 

wheel size designation 

désignation dimensionelle de la 

roue  

Bezeichnung der Radgröße 

ホイール取付オフセット 

wheel bevel offset 

déport du cône de centrage (jantes 

amovibles) 

Abstand zwischen Anlage  

Radlager und  

Felgentragsitz 

ホイールディスク 

wheel disc 

disque de roue 

Radscheibe 

ホイールの形式 

wheel types 

types de roue 

Radtypen 

保持ナット 

retaining nut 

écrou de serrage 

Haltemutter 

ボルト穴 

bolt hole 

trou d'attache 

Bolzenloch 

ボルト穴ピッチ円直径 

pitch circle diameter of bolt holes 

diamètre dʼimplantation des trous 

dʼattache 

Lochkreisdurchmesser der  

Bolzenlöcher 

(ヨ) 

横振れ 

lateral run-out 

voile 

Planlaufabweichung 

四分割リム 

four-piece rim 

jante en quatre pièces 

vierteilige Felge 

(ラ) 

ラウンドハンプ 

round hump (RH) 

hump rond (RH) 

Rundhump (RH) 

(リ) 

リバーシブルホイール 

reversible wheel 

roue réversible 

beidseitig montierbares Rad 

リム 

rim 

jante 

Felge 

リム合わせボルト 

clamping bolt 

vis de fixation 

Befestigungsschraube 

リム規定径 

specified rim diameter 

diamètre de jante spécifié 

Eckpunktdurchmesser der  

Felge 

background image

19 

D 4102:2007(ISO 3911:2004) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

日本語 

英語 

フランス語 

ドイツ語 

リム規定幅 

specified rim width 

largeur de jante spécifiée 

festgelegte Maulweite 

リム径 

rim diameter 

diamètre de jante 

Felgendurchmesser 

リムサイズの呼び 

rim size designation 

désignation dimensionnelle  

de la jante 

Bezeichnung der Felgengröße 

リム取付斜角位置 

rim bevel location 

position du cône de centrage  

(jantes amovibles) 

Lage des Felgentragsitzes 

リムの形式 

rim type 

type de jante 

Felgentyp 

リム幅 

rim width 

largeur de jante 

Maulweite (Breite zwischen  

den Felgenhörnern) 

リムベース 

rim base 

fond de jante 

Grundfelge (Felgenbett) 

リムベースオフセット 

rim base offset 

distance entre bord du crochet et 

plan médian de la jante 

Abstand zwischen Ringnutsteg 

und Felgenmitte 

輪距 

track 

voie 

Spur 

(レ) 

レール 

rail 

rail 

Verstellschiene(-kurve) 

レッジ深さ 

ledge depth 

profondeur de la partie  

cylindrique 

Ledge-Tiefe 

(ロ) 

ロックリング,スプリング 

lock ring, spring 

anneau verrouilleur 

Verschlußring, geschlitzter 

(ワ) 

ワイヤホイール 

wire wheel 

roue à rayons métalliques 

Drahtspeichenrad 

ワイヤスポーク 

wire spoke 

rayon métallique 

Radspeiche