2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
日本工業規格 JIS
D 4010-1993
連結装置のトラックの
リアクロスメンバへの取付寸法
Mounting of mechanical coupling devices
on rear cross members of trucks
1. 適用範囲 この規格は,自動車総荷量が34.3kNを超えるフルトレーラをけん引するトラックに用いる
連結装置のリアクロスメンバへの取付寸法について規定する。
備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。
ISO 3584 : 1975 Road vehicles−Mounting of mechanical coupling devices on rear crossmembers of
trucks
2. 車両区分 連結装置を用いるトラックは,けん引可能なフルトレーラの自動車総荷重及び連結装置の
形式との組合せによって次のとおり区分する。
区分1: けん引可能なフルトレーラの自動車総荷重34.3kNを超えるピントルフック形(1)連結装置を
用いたトラック。
区分2: けん引可能なフルトレーラの自動車総荷重が34.3kNを超え147.0kNまでのベルマウス形(2)
連結装置を用いたトラック。
区分3: けん引可能なフルトレーラの自動車総荷重が147.0kNを超え235.2kNまでのベルマウス形連
結装置を用いたトラック。
区分4: けん引可能なフルトレーラの自動車総荷重が235.2kNを超えるベルマウス形連結装置を用い
たトラック。
注(1) ルネットに差し込まれるフックをもつ構造のものをいう。
(2) ルネットの受口をもつ構造のものをいう。
3. 穴あけ寸法及び許容差 穴あけ寸法及び許容差は,表1による。
2
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表1 穴あけ寸法と許容差
連結装置の形式
寸法
許容差
車両区分
A
A'
B
B '
d
D
E
±0.5
±0.5
±0.5
±0.5
±0.2
±0.5
ピントル
フック形
後面取付形
1
180
150
50
40
21
60
−
下面取付形
1
130
−
110
40
17
−
45
ベルマウス形
2
120
−
55
−
15
75
−
3
140
−
80
−
17
85
−
4
160
−
100
−
21
95
−
4. 連結装置のリアクロスメンバへの取付けに対する寸法上の要件 連結装置のリアクロスメンバへの
取付けに対する寸法上の要件は,表2による。
15.0
±−
3
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表2 取付寸法
連結装置の形式 車両
区分
リアクロスメンバ
連結装置
K(最小) K '(最小)L(最小) L'(最小) R(最小) F(最大) F''(最大)H(最大) H '(最大)
ピントル
フック形
後面取
付形
1
250
210
80
70
−
240
200
75
65
下面取
付形
1
180
−
95
205
15
170
−
90
200
ベルマウス形
2
165
−
100
−
−
155
−
90
−
3
190
−
130
−
−
180
−
120
−
4
210
−
150
−
−
200
−
140
−
注(3) この寸法は,取り外すことができないリアクロスメンバだけに適用する。
社団法人 自動車技術会車体部会 メカニカルカップリング分科会 構成表
氏名
所属
(分科会長)
高 田 利 雄
富士重工業株式会社宇都宮製作所
星 勲
いすゞ自動車株式会社大型車設計部
大 野 幹 夫
東急車輌製造株式会社本社自動車工場
相 馬 哲 夫
通商産業省機械情報産業局
松 川 東 一
工業技術院標準部機械規格課
松 田 卯一郎
運輸省自動車局
神 谷 太 三
日産ディーゼル工業株式会社第1設計部
影 沢 泰 彦
日野自動車工業株式会社第1研究部
東 宮 武 夫
三菱自動車工業株式会社トラック・バス技術センター
松 田 哲 章
日野車体工業株式会社
明 永 清次郎
日本車輌製造株式会社技術グループ
山 下 容 市
日本トレールモービル株式会社
久 保 義 男
社団法人日本自動車車体工業会
大 沼 広 洲
社団法人全日本トラック協会
(事務局)
香 取 恭 三
社団法人自動車技術会