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D 3638:2005  

(1) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

まえがき 

この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,社団法人自動車技術会(JSAE)/財団法人日本

規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があり,日本工業標準調査

会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格である。 

制定に当たっては,日本工業規格と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格の作成及び日

本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,ISO 14681:1998,Diesel engines−Fuel 

injection pump testing−Calibrating fuel injectorsを基礎として用いた。 

この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の

実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会

は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新

案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。 

JIS D 3638には,次に示す附属書がある。 

附属書1(参考)参考文献 

附属書2(参考)JISと対応する国際規格との対比表 

D 3638:2005  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

目 次 

ページ 

序文 ··································································································································· 1 

1. 適用範囲 ························································································································ 1 

2. 引用規格 ························································································································ 2 

3. 要求事項 ························································································································ 2 

3.1 校正用インジェクタ ······································································································· 2 

3.2 構成品 ························································································································· 2 

3.3 オリフィス板用の個別構成品···························································································· 8 

3.4 ピントルノズル付きインジェクタ用の個別構成品 ································································ 10 

4. 呼び方 ·························································································································· 13 

4.1 一般例 ························································································································ 13 

4.2 呼び方の説明 ··············································································································· 13 

附属書1(参考)参考文献 ····································································································· 15 

附属書2(参考)JISと対応する国際規格との対比表 ·································································· 16 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

日本工業規格          JIS 

D 3638:2005 

自動車−ディーゼル機関用燃料噴射装置の試験− 

校正用インジェクタ 

Road vehicles−Diesel engines−Fuel injection pump testing− 

Calibrating fuel injectors 

序文 この規格は,1998年に第1版として発行されたISO 14681,Diesel engines−Fuel injection pump testing

−Calibrating fuel injectorsを元に,対応する部分については対応国際規格を翻訳し,技術的内容及び規格票

の様式を変更することなく作成した日本工業規格であるが,対応国際規格には規定されていない規定項目

を日本工業規格として追加している。 

なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある“箇所”は,原国際規格にない事項である。変更の

一覧表をその説明を付けて,附属書2(参考)に示す。 

排出ガスの大幅な低減を要求されるディーゼル機関の燃料噴射ポンプは,より高い噴射圧を達成するた

めに新しい世代の校正用インジェクタを必要としている。使い方は,JIS D 3637-1で規定された校正用ノ

ズル及びホルダアッセンブリ並びにJIS D 3636で規定された校正用ノズルと似ている。JIS D 3637-1によ

る校正用ノズル及びホルダアッセンブリと比較して,新形の違いを次に示す。 

− 高ばねノズルホルダから低ばねノズルホルダへの変更 

− 質量の低減 

− デッドボリュームの低減,例えばエッジフィルタ 

したがって,次の部品が変更されている。 

− ノズルホルダ本体 

− ノズル取付ナット 

− エッジフィルタ 

− ばね 

− ニードル弁及びピントルノズル 

− ディスタンススリーブ 

次の部品は,変更しない。 

− 直径0.4〜0.8 mmのオリフィス付きのオリフィス板 

− 選択噴霧受け 

− 単孔オリフィス板付き校正用インジェクタのディスタンススリーブ 

1. 適用範囲 この規格は,自動車ディーゼル機関用燃料噴射ポンプを試験装置上で試験及び調整するた

めの,噴射量400 mm3/ストローク以下の単孔オリフィス板形並びに200 mm3/ストローク以下のピントル形

校正用インジェクタの(2種類について)形状・寸法,それらを構成するエッジフィルタ及びオリフィス

板の流量特性について規定する。 

D 3638:2005  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

備考1. 適用分野は,JIS D 3637-1で規定された校正用ノズル及びホルダアッセンブリとJIS D 3636

で規定されたノズルと同様である。 

2. JIS D 3637-1に規定された校正用ノズル及びホルダアッセンブリと比較して,この規格に規

定された校正用インジェクタは,最新の高圧・高性能の燃料噴射システムに適合する進んだ

設計となっている。 

3. 使用すべき各種校正用インジェクタの仕様,適した単孔オリフィス板のサイズ,又はピント

ルノズル,高圧管,正確な限界などは,噴射装置製造業者及び/又はエンジン製造業者に委

ねられている。 

4. この規格の対応国際規格を,次に示す。 

なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21に基づき,IDT(一致している),MOD

(修正している),NEQ(同等でない)とする。 

ISO 14681:1998,Diesel engines−Fuel injection pump testing−Calibrating fuel injectors (MOD) 

2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの引用規格のうちで,発行年を付記してあるものは,記載の年の版だけがこの規格の規定を構

成するものであって,その後の改正版・追補には適用しない。発効年を付記していない引用規格は,その

最新版(追補を含む。)を適用する。 

JIS D 3636 自動車−ディーゼル機関用燃料噴射装置の試験−ピントル形校正用ノズル 

備考 ISO 4010:1998 Diesel engines−Calibrating nozzle, delay pintle typeからの引用事項は,この規

格の該当事項と同等である。 

JIS D 3637-1 自動車−ディーゼル機関用燃料噴射装置の試験−第1部:校正用ノズル及びホルダアッ

センブリ 

備考 ISO 7440-1:1991 Road vehicles−Fuel injection equipment testing−Part 1: Calibrating nozzle and 

holder assembliesからの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。 

JIS D 3637-2 自動車−ディーゼル機関用燃料噴射装置の試験−第2部:オリフィス板の流量測定 

備考 ISO 7440-2:1991 Road vehicles−Fuel injection equipment testing−Part 2: Orifice plate 

flow-measurementが,この規格と一致している。 

ISO 4113:1988 Road vehicles−Calibration fluid for diesel injection equipment 

3. 要求事項  

3.1 

校正用インジェクタ  

3.1.1 

単孔オリフィス板付き 図11に規定する単孔オリフィス板を装着した校正用インジェクタ2種類

の形状・寸法は,図1による。 

3.1.2 

ピントルノズル付き 図14に規定するピントルノズルを装着した校正用インジェクタ2種類の形

状・寸法は,図2による。 

3.2 

構成品 校正用インジェクタの構成品を,その機能上重要な寸法とともに3.2.1〜3.2.4に示す。 

3.2.1 

ホルダ本体 ホルダ本体は,ニードル弁アッセンブリを通じてばね室方向への燃料漏れ用のスピル

管及びもう一つの(選択)排出孔付きのホルダだけに使用される2種類のスピル管を含む。ホルダ本体の

形状・寸法は,図3による。 

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

3.2.2 

アダプタ板 アダプタ板の形状・寸法は,図4による。図6に示すばね受けのガイド及び燃料通路

を構成する。 

3.2.3 

ばね ばねの形状・寸法は,図5による。疲労防止のため低応力に設計されている。 

3.2.4 

ばね受け 低位置にあるばね及びニードル弁を接続しているばね受けの形状・寸法は,図6によ

る。 

3.2.5 

エッジフィルタ付き入口継手 エッジフィルタ付き入口継手の形状・寸法は,図7による。この継

手は,図8によって流量を測定する。破線内の設備の出口部は大気圧とする。 

単位 mm 

選択1  開放噴霧容器付き校正用試験装置に使用する。 

選択2  密閉噴霧容器付き校正用試験装置に使用する。 

記号 

1  取付ナット,選択1 

 6  ホルダ本体 

2  取付ナット,選択2 

 7  エッジフィルタ付き入口継手 

3  ニードル弁アッセンブリ 

 8  ばね 

4  単孔オリフィス板 

 9  ばね受け 

5  ディスタンススリーブ 

10  アダプタ板 

図 1 単孔オリフィス板付き校正用インジェクタ 

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

単位 mm 

選択1  開放噴霧容器付き校正用試験装置に使用する。 

選択2  密閉噴霧容器付き校正用試験装置に使用する。 

記号 

1  取付ナット,選択1 
2  取付ナット,選択2 
3  ピントルノズル 
4  ホルダ本体 
5  エッジフィルタ付き入口継手 
6  ばね 
7  ディスタンススリーブ 
8  ばね受け 
9  アダプタ板 

図 2 ピントルノズル付き校正用インジェクタ 

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単位 mm 

図 3 ホルダ本体 

単位 mm 

図 4 アダプタ板 

単位 mm 

図 5 ばね 

単位 mm 

図 6 ばね受け 

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単位 mm 

項目 

特性値 

フィルタ半径すき間  

mm 

0.02〜0.031 

フィルタすき間面積  

mm2 

6以上 

三つの縦溝の流路面積 

mm2 

5.2 

内部容積  

mm3 

700±20 

入口ゲージ圧力0.3 MPa 時の新品フィルタの通過流量(1) 

L/min 2.8〜4.6 

入口ゲージ圧力0.3 MPa 時の,ホルダ本体にエッジフィルタ 
付き入口継手を組み立てた状態での最小流値(1) 

L/min 2.0 

入口ゲージ圧力0.3 MPa 時の,エッジフィルタの交換時期 
(直前)における許容最小流量(1) 

L/min 2.5 

注(1) これらの試験は,ISO 4113に規定されている試験油を用いて,313 K±1 K,供給ゲージ

圧力公差±0.03 MPaにおいて行う。 

図 7 エッジフィルタ付き入口継手及びその特性値 

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単位 mm 

図 8 エッジフィルタ付き入口継手流量測定設備の原理図 

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3.2.6 

取付ナット 取付ナットの形状・寸法は,図9による。この取付ナットは,オリフィス板付き及び

ピントルノズル付きの2種類の校正用インジェクタに使用される。オリフィス板を含むニードル弁アッセ

ンブリと,ピントルノズルの2種類との長さの違いは,長さ違いのディスタンススリーブの使用によって

補正される。 

単位 mm 

図 9 取付ナット 

3.3 

オリフィス板用の個別構成品  

3.3.1 

ニードル弁アッセンブリ ニードル弁アッセンブリの形状・寸法は,図10による。 

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

単位 mm 

図 10 ニードル弁アッセンブリ 

3.3.2 

単孔オリフィス板 オリフィス板の形状・寸法及び適合する高圧流量特性は,図11による。オリ

フィス板は,JIS D 3637-1においても規定されている。 

単位 mm 

オリフィス板 

番号 

オリフィス径 

±0.05 mm (2) 

0.4 

0.5 

0.6 

0.7 

0.8 

流量特性  

L/min 

最小 

0.964 

1.528 

2.190 

3.024 

3.948 

最大 

1.014 

1.606 

2.302 

3.180 

4.150 

注(2) オリフィス径の許容差は,製造のための単なる指針である。最終的にJIS D3637-2

に規定する流量測定方法で,表に規定する流量特性を満足しなければならない。 

図 11 単孔オリフィス板 

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

3.3.3 

ディスタンススリーブ オリフィス板用に適合するディスタンススリーブの形状・寸法は,図12

による。このディスタンススリーブは,JIS D 3637-1においても規定されている。 

単位 mm 

図 12 ディスタンススリーブ 

3.4 

ピントルノズル付きインジェクタ用の個別構成品  

3.4.1 

ピントルノズル ピントルノズルの形状・寸法は,図14による。その設計は,JIS D 3636と異な

る。それゆえ計測される空気流量特性は,表1に示す流量範囲でなければならない。ただし,JIS D 3636

に規定するピントルノズルを適用してもよい。その場合,流量範囲もJIS D 3636によるものとする。 

表 1 ニードル弁のリフトに対応する空気流量範囲 

ニードル弁のリフト 

mm 

流量範囲 

ゲージ圧力 

kPa 

0.1 

0.31〜0.33 L/min 

−80 

0.57 

0.52〜0.55 L/min 

−80 

0.86(最大リフト) 

282〜288 L/h 

−60 

表1に示す値は,大気圧98 kPa,大気温度が293 Kの場合に基づいている。ニードル弁のリフトに対応

する空気流量特性を図13に示す。 

なお,空気流量測定のための測定装置は,JIS D 3636の5.2.3による。 

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

図 13 ニードル弁のリフトに対応する空気流量特性 

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12 

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

単位 mm 

図 14 ピントルノズル 

3.4.2 

ディスタンススリーブ ピントルノズル用のディスタンススリーブの形状・寸法は,図15による。 

単位 mm 

図 15 ディスタンススリーブ 

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13 

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

4. 呼び方  

4.1 

一般例 ノズル,ノズルホルダ,取付ナット及びノズル開弁圧を種々選ぶことで,構成品及び調整

の可能な組合せが数多く発生する。校正用インジェクタがどのような組合せであっても,仕様を簡潔に表

すためには,噴射ポンプ試験計画書で要求される校正用インジェクタの組合せ及び作業者が全部又は一部

を取りそろえなければならない。校正用インジェクタの組合せの範囲は,4.2で規定され次の例で示すコー

ド形式で呼ぶ。 

ISO 14681 A 13−207 

又は, 

D 3638 A 13−207 

4.2 

呼び方の説明 呼び方は,4.2.1〜4.2.4に示す4要素からなり,第三要素及び第四要素は,ダッシュ

“−”によって分ける。 

4.2.1 

第一要素:ISOコード これは,その校正用インジェクタを規定している規格番号を示す。 

例 ISO 14681 

又は,JISコード これは,その校正用インジェクタを規定している規格番号を示す。ただし,“JIS”

の部分は省略する。 

4.2.2 

第二要素:文字コード 

例 A 

この一文字のコードは,コード体系(4.2.3.2参照)を示す。この文字を変えることによって拡張が可能

である。新しい又は修正されたオリフィス板,ノズル形式及びホルダ本体ができてコード体系を埋めつく

した場合には,文字“A”は文字“B”に変わる。B体系で,数字のどれか一つの意味をAコードでの意

味と同じにしたいときには,Bコード表にその数字をそのまま移さなければならない。 

4.2.3 

第三要素:組立品内容 この二つの数字は,組立品内容を示す。 

4.2.3.1 

意味 この二つの数字は,4.2.3.2で規定する構成からなる組立品の内容を示す。 

例 13 

1×(10位の数字コード): 図14に規定するピントルノズル及びJIS D 3636で規定するピン

トルノズル 

×3(1位の数字コード): 図9に規定するねじスタッドなしの取付ナットと,図3に規定

する排出孔付きホルダ本体との組合せ 

4.2.3.2 

組立品内容コードの構成 この規格に規定した種々の校正用インジェクタの組合せの構成につ

いて,表2に10位,表3に1位を示す。 

4.2.4 

第四要素:ノズル開弁圧 この3けたの数字は,105 Pa単位でのノズル開弁圧を表す。 

例 207は,ノズル開弁圧207×105 Paを示す。 

第一要素 

第二要素 

第三要素 

第四要素 

第一要素 

第二要素 

第三要素 

第四要素 

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14 

D 3638:2005  

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表 2 第三要素10位の数字 

コード 

ノズル又はオリフィス板形式 

0× 

限定なし 

1× 

ノズル形式(図14参照) 

2× 

ノズル形式:D 3636-1 

3× 

ノズル形式:D 3636-2 

4× 

オリフィス板番号:4 

5× 

オリフィス板番号:5 

6× 

オリフィス板番号:6 

7× 

オリフィス板番号:7 

8× 

オリフィス板番号:8 

9× 

* 

備考1. オリフィス板の番号は,図11による。 

2. *印のコードは,現在規定していないものであり,将来の規定に利用する。 
3. コード0は,どのようなノズル形式でも適用できるノズルホルダに用いる。 
4. コード4×〜コード8×は,オリフィス板だけに用いる。 

表 3 第三要素1位の数字 

コード 

インジェクタ形式 

ホルダ本体 

噴霧容器用取付ナット 

×0 

* 

×1 

指定しない 

指定しない 

×2 

排出孔付き 

↑ 

×3 

↑ 

密閉 

×4 

↑ 

開放 

×5 

* 

* 

×6 

排出孔なし 

指定しない 

×7 

↑ 

密閉 

×8 

↑ 

開放 

×9 

* 

* 

備考1. 排出孔付きホルダ及び排出孔なしホルダの本体を図3に示す。 

2. 選択取付ナットを,図9に示す。 
3. *印のコードは,現在規定していないものであり,将来の規定に利用する。 

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附属書1(参考)参考文献 

この附属書は,本体に関連する事柄を補足するもので,規定の一部ではない。 

[1]JIS D 3641-1 ディーゼル機関−燃料インジェクタの試験−第1部:手動レバー操作による試験及び

セッテイングの装置 

備考 ISO 8984-1:1993 Diesel engines−Testing of fuel injectors−Part 1: Hand-lever-operated testing and 

setting apparatusが,この規格に対応している。 

[2]JIS D 3641-2 ディーゼル機関−燃料インジェクタの試験−第2部:試験方法 

備考 ISO 8984-2:1993 Diesel engines−Testing of fuel injectors−Part 2: Test methodsが,この規格に対

応している。 

[3]ISO 4093:1986 Road vehicles−Fuel injection pumps−High-pressure pipes for testing 

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D 3638:2005  

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附属書2(参考)JISと対応する国際規格との対比表 

JIS D 3638:2005 自動車−ディーゼル機関用燃料噴射装置の試験−校正用インジェ
クタ 

ISO 14681:1998,ディーゼル機関―燃料噴射装置の試験−校正用インジェクタ 

(Ⅰ) JISの規定 

(Ⅱ) 国際
規格番号 

(Ⅲ) 国際規格の規定 

(Ⅳ) JISと国際規格との技術的差異の
項目ごとの評価及びその内容 
 表示箇所:本体 
 表示方法:点線の下線又は実線の側

線 

(Ⅴ) JISと国際規格との技術的差異の
理由及び今後の対策 

項目 
番号 

内容 

項目 
番号 

内容 

項目ごとの
評価 

技術的差異の内容 

1. 適用範囲 

400 mm3/ストローク以下
の単孔オリフィス板並び
に200 mm3/ストローク以

下のピントル形校正用イ
ンジェクタについて規定。 

ISO 
14681:1998 

JISと同じ。 

IDT 

− 

− 

2. 引用規格 

JIS D 3636,JIS D 3637 
-1,JIS D 3637-2及びISO 
4113を引用。 

ISO 4010,ISO 4113,
ISO 7440-1及びISO 
7440-2を引用 

MOD/追加 

− 

引用規格でMODのものについては,
改正などの機会をとらえて整合化を検
討する。 

3. 要求事項 

校正用インジェクタの要
求事項を規定。 

JISと同じ。 

IDT 

− 

− 

3.2.2 アダプ
タ板 

図4アダプタ板の機能説
明文を3.2.2として追加。 

図4の説明なし。 

MOD/追加 

− 

分かりやすくするための説明を3.2.2と
して追加。これに伴い,3.2.2以降の項
目番号がISO規格の項目番号と一つず
れる。改正などの機会をとらえて説明
項目の追加提案を考える。 

3.4.1 ピント
ルノズル 

ピントルノズルの形状・
寸法及び流量範囲を規
定。JIS D 3636に規定す
るピントルノズルを選択
として追加。 

3.4.1 

ISO規格はノズルだ
け規定している。 

MOD/選択 

JISは,JIS D 3636で規
定するピントルノズル
を選択可能とした。 

日本市場の実態を配慮し,JIS D 3636
に規定するピントルノズルを適用して
もよいとするが,この場合,流量特性範
囲もJIS D 3636によることを追加した。
ISO規格を包含する形で追加した。改
正などの機会をとらえて提案を考える。 

1

6

D

 3

6

3

8

2

0

0

5

  

background image

17 

D 3638:2005  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

 (Ⅰ) JISの規定 

(Ⅱ) 国際
規格番号 

(Ⅲ) 国際規格の規定 

(Ⅳ) JISと国際規格との技術的差異の
項目ごとの評価及びその内容 
 表示箇所:本体 
 表示方法:点線の下線又は実線の側

線 

(Ⅴ) JISと国際規格との技術的差異の
理由及び今後の対策 

項目 
番号 

内容 

項目 
番号 

内容 

項目ごとの
評価 

技術的差異の内容 

4.1 一般例 

組合せコードの構成を規
定。また,コードの第一
要素にJIS番号を追加規
定。 

4.1 

規定は,ISOコード
だけ。 

MOD/選択 

JISは,ISO規格又は
JIS番号とした。 

JISは,選択としてISO規格を包含す
る形で追加した。改正などの機会をと
らえて提案を考える。 

4.2 呼び方
の説明 

呼び方の構成の説明を追
加。 

4.2 

表題だけで,説明な
し。 

MOD/追加 

呼び方の構成の説明を
追加した。 

分かりやすくするための補足説明追
加。 

4.2.1 第一要
素 

第一要素の規定内容を記
述。また,JISコードの
説明を追加。 

4.2.1 

規定は,ISOコード
だけ。 

MOD/選択 

JISコードについて追
加した。 

呼び方にJISコードを追加したことの
付随的説明。改正などの機会をとらえ
て提案を考える。 

4.2.3.1 意味 

第三要素の規定内容を記
述。JIS D 3636に規定す
るピントルノズルを追加。 

4.2.3.1 規定は,ISOコード

だけ。 

MOD/選択 

JISは,JIS D 3636で規
定するピントルノズル
を選択可能とした。 

呼び方にJISコードを追加したことの
付随的説明。改正などの機会をとらえ
て提案を考える。 

4.2.3.2 組立
品内容コー
ドの構成 
(表2) 

第三要素10位の規定内
容を記述。JIS D 3636に
規定するピントルノズル
を追加。 

4.2.3.2 規定は,ISOコード

だけ。 

MOD/選択 

JISは,JIS D 3636で規
定するピントルノズル
を選択可能とした。 

JISは,選択としてISO規格を包含す
る形で追加した。改正などの機会をと
らえて提案を考える。 

JISと国際規格との対応の程度の全体評価:MOD 
 
備考1. 項目ごとの評価欄の記号の意味は,次のとおりである。 

  − IDT……………… 技術的差異がない。 
  − MOD/追加……… 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。 
  − MOD/選択……… 国際規格の規定内容と別の選択肢がある。 

2. JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次のとおりである。 

  − MOD…………… 国際規格を修正している。 

1

7

D

 3

6

3

8

2

0

0

5