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D 3608:2009  

(1) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

目 次 

ページ 

序文 ··································································································································· 1 

1 適用範囲 ························································································································· 1 

2 寸法及び許容差 ················································································································ 1 

2.1 一般 ···························································································································· 1 

2.2 テーパ付カム軸端 ·········································································································· 1 

2.3 テーパ付ハブのキー溝 ···································································································· 3 

附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表 ······································································· 4 

D 3608:2009  

(2) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

まえがき 

この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,社団法人自動車技

術会 (JSAE) から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査

会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。 

これによって,JIS D 3608:1999は改正され,この規格に置き換えられた。 

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。 

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に

抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許

権,出願公開後の特許出願,実用新案権及び出願公開後の実用新案登録出願にかかわる確認について,責

任はもたない。 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

日本工業規格          JIS 

D 3608:2009 

ディーゼル機関− 

燃料噴射ポンプのカム軸端及びハブのテーパ部 

Diesel engines−Tapers for shaft ends of fuel injection pumps and hubs 

序文 

この規格は,2004年に第3版として発行されたISO 6519を基に,対応する部分については対応国際規

格を翻訳し,技術的内容を変更することなく作成した日本工業規格であるが,対応国際規格には規定され

ていない規定項目を日本工業規格として追加している。 

なお,この規格で点線の下線を施してある箇所及び附属書JAは,対応国際規格にはない事項である。 

適用範囲 

この規格は,ディーゼル機関に使用する燃料噴射ポンプ及びコモンレール燃料噴射システムの高圧サプ

ライポンプ(以下,燃料噴射ポンプ及び高圧サプライポンプを,ポンプという。)のカム軸端及びハブのテ

ーパ部の取付互換性に必要な寸法について規定する。この規格に規定するテーパ形状をしたカム軸端及び

ハブは,半月キー有り又は無し,どちらでも使用することができる。 

注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。 

ISO 6519:2004,Diesel engines−Fuel injection pumps−Tapers for shaft ends and hubs (MOD) 

なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”

ことを示す。 

寸法及び許容差 

2.1 

一般 

テーパ駆動による満足な作動を確保するために,カム軸端及びハブの円すい角度許容差は,大径側から

接触が始まるように,受渡当事者間で協定する。 

2.2 

テーパ付カム軸端 

カム軸端の寸法及び許容差は,図1による。1形又は2形から用途に応じて選択してよいが,1形及び2

形共,ねじ用の通りゲージがX−X面までねじ込めなければならない。 

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D 3608:2009  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

単位 mm 

a) 1形 

b) 2形 

D a) 

呼び 

D1 

L1 

最大 

L2 

T1 

最大 

(h9) 

17 

M12 

14.5 

18 

1.6 

0
0.025

3−

20 

M14×1.5 

16.5 

20 

0
0.03

4−

22 

M14×1.5 

16.5 

M16×1.5 b) 

18 

23 

M16×1.5 

18 

23 

25 

M18×1.5 

20 

25 

2.6 

0
0.03

5−

14 

30 

M20×1.5 

23 

30 

0
0.03

5−

0

0.03

6−

又は

35 

M24×1.5 

27 

35 

0
0.03

5−

27 

40 

M30×1.5 

27 

40 

27 

呼び17のM12のねじには,ねじピッチを規定せず,受渡当事者間の協定に
よる。 
注a) 寸法Dの許容差は,軸受の種類による。 

b) 22 mmの軸径に対しては,M16×1.5のほうがよい。 

図1−カム軸端 

 0 
−1 

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D 3608:2009  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

2.3 

テーパ付ハブのキー溝 

ハブのキー溝の寸法及び許容差は,図2による。ハブの円すい形状部の長さは,組み立てたとき,締付

けナットが正しく締め付けられるように,ハブの小径側の面がX−X面(図1参照)の前面にあるように

する。 

単位 mm 

カム軸の呼び 

T2 

最小 

(D10) 

17 

1.8 

0.06
0.02

3++

20 

2.2 

0.078
0.030

4++

22 

23 

25 

2.8 

0.078
0.030

5++

30 

0.078
0.030

5++

0.078
0.030

6++

又は

35 

0.078
0.030

5++

40 

図2−ハブ 

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D 3608:2009  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

附属書JA 

(参考) 

JISと対応国際規格との対比表 

JIS D 3608:2009 ディーゼル機関−燃料噴射ポンプのカム軸端及びハブのテーパ
部 

ISO 6519:2004,Diesel engines−Fuel injection pumps−Tapers for shaft ends and hubs 

(Ⅰ)JISの規定 

(Ⅱ) 
国際規
格番号 

(Ⅲ)国際規格の規定 

(Ⅳ)JISと国際規格との技術的差異の箇条
ごとの評価及びその内容 

(Ⅴ)JISと国際規格との技術的差異
の理由及び今後の対策 

箇条番号
及び題名 

内容 

箇条番
号 

内容 

箇条ごと
の評価 

技術的差異の内容 

1 適用範
囲 

燃料噴射ポンプ及
びコモンレール燃
料噴射システムの
高圧サプライポン
プのカム軸端及び
ハブのテーパ部の
取付互換性に必要
な寸法について規
定。 

燃料噴射ポンプのカム軸
端及びハブのテーパ部の
取付互換性に必要な寸法
について規定。 

追加 

JISでは適用範囲に高圧サプ
ライポンプのカム軸端も含め
て規定した。 

ISOには高圧サプライポンプのカム
軸端も含まれているが,適用範囲に
追加するのが見落とされた。次回の
ISO見直し時に,適用範囲の追加を
提案する。 

2.1 一般 

2.1 

一致 

2.2 テー
パ付カム
軸端 

呼び30の軸に用い
る半月キーの寸法
は,呼び幅5又は6
と規定。 

2.2 

呼び30の軸に用いる半
月キーの寸法は,呼び幅
5だけを規定。 

選択 

ISO 6519では呼び幅5のキー
だけを規定しているが,JISで
は呼び幅6のキーも規定した。 

我が国で多く用いられているため規
定した。 
次回改正時に再度,使用実態に基づ
いて見直しを検討する。 

2.3 テー
パ付ハブ
のキー溝 

呼び30のカム軸端
に用いるハブのキ
ー溝の寸法は,呼び
幅5又は6と規定。 

2.3 

呼び30のカム軸端に用
いるハブのキー溝の寸法
は,呼び幅5だけを規定。 

選択 

ISO 6519では呼び幅5のキー
溝だけを規定しているが,JIS
では呼び幅6のキー溝も規定
した。 

我が国で多く用いられているため規
定した。 
次回改正時に再度,使用実態に基づ
いて見直しを検討する。 

JISと国際規格との対応の程度の全体評価:ISO 6519:2004,MOD 

2

D

 3

6

0

8

2

0

0

9

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D 3608:2009  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。 

  − 一致……………… 技術的差異がない。 
  − 追加………………国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。 
  − 選択……………… 国際規格の規定内容とは異なる規定内容を追加し,それらのいずれかを選択するとしている。 

注記2 JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。 

  − MOD…………… 国際規格を修正している。 

2

D

 3

6

0

8

2

0

0

9