D 3603-4:2009 (ISO 7299-2:2009)
(1)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
目 次
ページ
序文 ··································································································································· 1
1 適用範囲 ························································································································· 1
2 引用規格 ························································································································· 1
3 要求事項 ························································································································· 1
3.1 一般 ···························································································································· 1
3.2 寸法及び許容差 ············································································································· 2
3.2.1 フランジ−1形 ············································································································ 2
3.2.2 フランジ−2形(オルダムカップリング結合用) ······························································· 3
3.2.3 フランジ−3形 ············································································································ 4
3.2.4 フランジ−4形 ············································································································ 5
3.2.5 フランジ−5形(オルダムカップリング結合用) ······························································· 6
3.2.6 フランジ−6形 ············································································································ 7
3.2.7 フランジ−7形 ············································································································ 8
D 3603-4:2009 (ISO 7299-2:2009)
(2)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
まえがき
この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,社団法人自動車技術会(JSAE)から,工業標準
原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大
臣が制定した日本工業規格である。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に
抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許
権,出願公開後の特許出願,実用新案権及び出願公開後の実用新案登録出願にかかわる確認について,責
任はもたない。
JIS D 3603の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS D 3603-1 第1部:円筒面座取付け式列形ポンプ
JIS D 3603-2 第2部:平面座取付け式列形ポンプ及び高圧サプライポンプ
JIS D 3603-3 第3部:端面フランジ取付け式燃料噴射ポンプのフランジ
JIS D 3603-4 第4部:端面フランジ取付け式高圧サプライポンプのフランジ
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
日本工業規格 JIS
D 3603-4:2009
(ISO 7299-2:2009)
ディーゼル機関−
燃料噴射ポンプの取付け寸法−第4部:
端面フランジ取付け式
高圧サプライポンプのフランジ
Diesel engines−Mounting dimensions of fuel injection pumps−
Part 4: Flanges for end flange-mounting high-pressure supply pumps
序文
この規格は,2009年に第1版として発行されたISO 7299-2を基に,技術的内容及び構成を変更するこ
となく作成した日本工業規格である。
1
適用範囲
この規格は,ディーゼル機関に用いるコモンレール燃料噴射システム用の端面フランジ取付け式高圧サ
プライポンプ(以下,ポンプという。)を機関に取り付けるために,取付け互換性上必要な,フランジの寸
法に関する要求事項を規定する。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 7299-2:2009,Diesel engines−End-mounting flanges for pumps−Part 2: High-pressure supply
pumps for common rail fuel injection systems (IDT)
なお,対応の程度を表す記号“IDT”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“一致している”こ
とを示す。
2
引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。この引用
規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS D 3608 ディーゼル機関−燃料噴射ポンプのカム軸端及びハブのテーパ部
注記 対応国際規格:ISO 6519,Diesel engines−Fuel injection pumps−Tapers for shaft ends and hubs
(MOD)
3
要求事項
3.1
一般
機関製造業者は,ポンプへの取付けかん合部の機関側内径の公差域クラスについては,H7を用いること
が望ましい。
2
D 3603-4:2009 (ISO 7299-2:2009)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
図にある直径D2は,JIS D 3608に規定される直径Dに対応する。ただし,図2及び図5に示すオルダ
ムカップリング結合用の形を除く。
注記 フランジの相対位置,すなわち,ポンプハウジングに対するフランジの回転方向の相対位置は,
必要に応じて選定することができる。
3.2
寸法及び許容差
3.2.1
フランジ−1形
1形のフランジは,図1による。
単位 mm
D1
f7
D2
呼び
D3
呼び
D4
最大
D5
L1
±0.5
L2
L3
呼び
最小
最大
50
20
98
125
8.5〜9.3
26
23.5
24.5
15
図1−フランジ−1形
3
D 3603-4:2009 (ISO 7299-2:2009)
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3.2.2
フランジ−2形(オルダムカップリング結合用)
2形のフランジは,図2による。
単位 mm
D1
f7
D2
呼び
D3
呼び
D4
最大
D5
L1
±1
L2
最大
L3
呼び
L4
±1
L5
f7
50
23
98
125
8.5〜9.3
21.8
20.7
15
38.9
10
図2−フランジ−2形
4
D 3603-4:2009 (ISO 7299-2:2009)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
3.2.3
フランジ−3形
3形のフランジは,図3による。
単位 mm
D1
f7
D2
呼び
D3
呼び
D4
最大
D5
L1
±0.5
L2
L3
呼び
孔
ねじa)
最小
最大
50
20
98
125
8.5〜9.3
−
14
12
13
15
68
90
116
8.5〜9.3
M8×1.25
−6H
25.7
18
24
15又は
17
注a) 必要に応じて,孔の代わりにねじを選択することができる。
図3−フランジ−3形
5
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3.2.4
フランジ−4形
4形のフランジは,図4による。
注記 図4のフランジの輪郭は,最小の場合を示す。実際の形状は,通常これより大きく,受渡当事
者間で合意された設計要求仕様による。
単位 mm
D1
f7
D2
呼び
D3
呼び
D5
L1
呼び
L2
L3
呼び
孔(呼び)
ねじb)
50又は68
20,22
又は25
98
8.5〜9.4
M8×1.25
−6H
12〜14
最大13
11〜27
22〜26.5
最大24.5
68又は80
25
12〜26.5
10.2〜24.5
107
130
10.5
注a) 図は,三つのフランジ取付け孔の位置に関する要求を示す。実際のフランジの輪郭形状は,設計要求
によって決まる。
b) 必要に応じて,孔の代わりにねじを選択することができる。
図4−フランジ−4形
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3.2.5
フランジ−5形(オルダムカップリング結合用)
5形のフランジは,図5による。
注記 図5のフランジの輪郭は,最小の場合を示す。実際の形状は,通常これより大きく,受渡当事
者間で合意された設計要求仕様による。
単位 mm
D1
f7
D2
呼び
D3
呼び
D5
L1
呼び
L2
最大
L3
呼び
L4
呼び
L5
f7
孔(呼び)
ねじb)
50
20
98
9.4
M6×1
−6H
16.85
14.1
19〜24.5
31.5
9
20, 22
又は25
8.5〜9.4
M8×1.25
−6H
21.3〜23
21.1
8
82
7.8
7.3
注a) 図は,三つのフランジ取付け孔の位置に関する要求を示す。実際のフランジの輪郭形状は,設計要求によ
って決まる。
b) 必要に応じて,孔の代わりにねじを選択することができる。
図5−フランジ−5形
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D 3603-4:2009 (ISO 7299-2:2009)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
3.2.6
フランジ−6形
6形のフランジは,図6による。
単位 mm
D1
D2
呼び
D3
呼び
D4
最大
D5
H13
L1
±0.6
L2
L3
呼び
L4
最小
最大
最小
最大
50
−0.019
−0.065
25
105
131
9
21.35
19.25
20.45
17.9
6.65
8.65
−0.024
−0.070
−0.019
−0.065
11.05
9.25
9.85
2.5
3.5
21.35
注a) 必要に応じて,拡大図Xの形状を用いることができる。
図6−フランジ−6形
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D 3603-4:2009 (ISO 7299-2:2009)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
3.2.7
フランジ−7形
7形のフランジは,図7による。
単位 mm
D1
f7
D2
呼び
D3
±0.3
D4
最大
D5
L1
L2
L3
呼び
L4
呼び
α
±0.5°
β
±0.5°
最小
最大
107
25
130
155.4
10.7〜10.9
16.2〜16.8
14.5
15.7
19
59
40°
20°
30
13.2〜13.8
10.5
12
30又
は35
10.5〜10.8
12.9〜14.2
11.4
11.8
18
62
45°
30°
40°
20°
35
56
45°
30°
図7−フランジ−7形
参考文献 JIS B 0205-2 一般用メートルねじ−第2部:全体系
JIS B 0209-1 一般用メートルねじ−公差−第1部:原則及び基礎データ
JIS B 0401-2 寸法公差及びはめあいの方式−第2部:穴及び軸の公差等級並びに寸法許容差の
表