D 3603-1:2016
(1)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
目 次
ページ
序文 ··································································································································· 1
1 適用範囲························································································································· 1
2 引用規格························································································································· 1
3 寸法及び許容差 ················································································································ 1
4 その他の寸法及び仕様 ······································································································· 1
附属書JA(規定)燃料噴射ポンプ・アッセンブリを駆動するための軸継手の形状及び寸法 ················ 6
附属書JB(参考)JISと対応国際規格との対比表 ······································································· 7
D 3603-1:2016
(2)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
まえがき
この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,公益社団法人自動
車技術会(JSAE)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの申出があり,日本工業標準
調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。
これによって,JIS D 3603-1:1999は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
JIS D 3603の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS D 3603-1 第1部:円筒面座取付式列形ポンプ
JIS D 3603-2 第2部:平面座取付け式列形ポンプ及び高圧サプライポンプ
JIS D 3603-3 第3部:端面フランジ取付け式燃料噴射ポンプのフランジ
JIS D 3603-4 第4部:端面フランジ取付け式高圧サプライポンプのフランジ
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
日本工業規格 JIS
D 3603-1:2016
ディーゼル機関−燃料噴射ポンプの取付寸法−
第1部:円筒面座取付式列形ポンプ
Diesel engines-Mounting dimensions of fuel injection pumps-
Part 1: Cradle-mounted in-line pumps
序文
この規格は,1997年に第3版として発行されたISO 7879を基に,対応する部分(形状及び寸法)につ
いては対応国際規格を翻訳し,技術的内容を変更することなく作成した日本工業規格であるが,対応国際
規格には規定されていない規定項目(形状及び寸法)を日本工業規格として追加している。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所及び附属書JAは,対応国際規格にはない事項
である。変更の一覧表にその説明を付けて,附属書JBに示す。
1
適用範囲
この規格は,ディーゼル機関に使用する燃料噴射ポンプ(以下,ポンプという。)を機関に取り付けるた
めに,取付け互換性上必要な形状及び寸法に関する要求事項のうち,円筒面座取付式ポンプ及び燃料噴射
ポンプ・アッセンブリを駆動するための軸継手の形状及び寸法に関する要求事項について規定する。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 7879:1997,Diesel engines−Cradle-mounted in-line fuel injection pumps−Mounting dimensions
(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。
2
引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。この引用
規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS D 3608 ディーゼル機関−燃料噴射ポンプのカム軸端及びハブのテーパ部
3
寸法及び許容差
ポンプの寸法及び許容差は,図1〜図4による。また,軸継手の形状及び寸法は,附属書JAによる。
4
その他の寸法及び仕様
この規格に規定されていない寸法及び要求事項は,ポンプ製造業者が決定する。
2
D 3603-1:2016
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
単位 mm
注a) 二点鎖線は,8筒の場合の中央部円筒面座を示す。
筒数
D
呼び
A
基準
B
C
±0.25
4
25又は30
132
−
32
6
202
−
34.5
8
272
142.5
37
図1−円筒面座取付式列形ポンプ−1形
a)
3
D 3603-1:2016
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
単位 mm
筒数
D
呼び
A
基準
C
±0.25
4
25又は30
132
37
6
202
31
8
272
45
図2−円筒面座取付式列形ポンプ−2形
4
D 3603-1:2016
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
単位 mm
注a) 接触面長さを示す。
形式 筒数
A
基準
D
呼び
C
D1
H13
D2
+0.5
0
E
最大
F
最大
G
最大
H
最大
I
最大
K
±1
L
最大
R
±0.05
3.1
4
120
17又は20
84
8.5
15.5
32.5
55
28
39
55b)
24.5
152
45
6
184
216
8
248
280
3.2
4
108
20又は25
84
8.5
18
35
55
7
44
36
19.5
130
50
6
164
186
8
218
240
3.3
4
132
25,30
又は35
100
10.5
19.5
53
64
18
53
49
33.5
172
56
6
202
242
8
272
312
10
345
385
12
415
455
注b) 3.1形の場合,接触面長さは,全長Lにわたってもよい。
図3−円筒面座取付式列形ポンプ−3形
I a)
I a)
5
D 3603-1:2016
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
単位 mm
注a) 接触面長さを示す。
筒数
A
基準
Db)
呼び
C
D1
H13
D2
+0.5
0
E
最大
F
最大
G
最大
H
最大
I
最大
K
±1
L
最大
R
±0.05
4
120
25
84
8.5
15.5
33.5
55
28
41
55c)
31.5
158
45
6
184
222
注b) 呼びDは,JIS D 3608による。
c) 接触面長さは,全長Lにわたってもよい。
図4−円筒面座取付式列形ポンプ−103形
I a)
I a)
6
D 3603-1:2016
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
附属書JA
(規定)
燃料噴射ポンプ・アッセンブリを駆動するための軸継手の形状及び寸法
JA.1 一般事項
この附属書は,ディーゼル機関に使用する燃料噴射ポンプ・アッセンブリを駆動するための軸継手の寸
法に関する要求事項について規定する。
JA.2 寸法及び許容差
軸継手の寸法及び許容差は,図JA.1による。
単位mm
D
駆動軸径の呼び
078
.0
030
.0
++
T
2.0
0
+
H
20
4
22.2
25
5
27.9
30
6
32.6
35
6
37.6
40
6
42.6
図JA.1−軸継手の寸法及び許容差
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D 3603-1:2016
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
附属書JB
(参考)
JISと対応国際規格との対比表
JIS D 3603-1:2016 ディーゼル機関−燃料噴射ポンプの取付寸法−第1部:円筒面
座取付式列形ポンプ
ISO 7879:1997,Diesel engines−Cradle-mounted in-line fuel injection pumps−
Mounting dimensions
(I)JISの規定
(II)
国際規格
番号
(III)国際規格の規定
(IV)JISと国際規格との技術的差異の箇条
ごとの評価及びその内容
(V)JISと国際規格との技術的差
異の理由及び今後の対策
箇条番号
及び題名
内容
箇条番号
内容
箇条ごと
の評価
技術的差異の内容
1 適用範
囲
円筒面座取付式ポ
ンプ及び燃料噴射
ポンプ・アッセンブ
リを駆動するため
の軸継手の形状及
び寸法について規
定
1
円筒面座取付式ポンプに
ついて規定
追加
燃料噴射ポンプ・アッセンブリ
を駆動するための軸継手の形
状及び寸法を追加
我が国固有の軸継手事情による。
今後のISO規格見直しの際,改正
を提案する。
3 寸法及
び許容差
ポンプの寸法及び
許容差
2
JISとほぼ同じ
追加
JISには,円筒面座取付式列形
ポンプの103形を追加した。
我が国固有のポンプ形事情によ
る。今後のISO規格見直しの際,
改正を提案する。
附属書JA
(規定)
燃料噴射ポンプ・ア
ッセンブリを駆動
するための軸継手
の形状及び寸法
−
−
追加
ISO規格にはない燃料噴射ポ
ンプ・アッセンブリを駆動する
ための軸継手の形状及び寸法
を追加した。
我が国固有の軸継手事情による。
今後のISO規格見直しの際,改正
を提案する。
JISと国際規格との対応の程度の全体評価:ISO 7879:1997,MOD
注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。
− 追加……………… 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。
注記2 JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。
− MOD…………… 国際規格を修正している。
2
D
3
6
0
3
-1
:
2
0
1
6