2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
日本工業規格 JIS
D1703-1997
自動車−間接運転視界試験方法
Road vehicles− Test method for the indirect driver's field of view
1. 適用範囲 この規格は,乗用車,トラック及びバスにおいて,前方を直視した状態の運転者の間接運
転視界(1)試験方法について規定する。
注(1) 後写鏡によって得られる視界。
備考 この規格の引用規格を,次に示す。
JIS D 0102 自動車用語−自動車の寸法,質量,荷重及び性能
JIS D 0301 自動車室内寸法の測定方法
JIS D 1702 自動車−直接運転視界試験方法
JIS D 5705 自動車用ミラー
2. 用語の定義 この規格で用いる主な用語の定義は,次のとおりとする。
(1) 後写鏡 運転者が自動車の後方又は周囲を視認するためのミラー装置。ただし,自動車の直後下方を
視認するためのものを除く。車室内に取り付けるインサイドミラー,並びに車室外に取り付けるアウ
トサイドミラー及びアウトサイドアンダーミラーがある(JIS D 5705参照)。
(2) アイレンジ 運転者の目の位置の分布を統計的に表したもの。
(3) アイリプス 運転者の右目及び左目のアイレンジを側面図及び平面図に表した長円。
(4) 基準アイポイント アイリプスの中から運転者の代表的な目の位置として決めた点。
(5) アイライト装置 ランプ投影法において,アイポイント(5.3参照)に一致させ,運転者の目の代用と
して使用する点光源装置。
(6) カメラ設定点 カメラ撮影法において,アイポイントに一致させるべきカメラ上の位置で,通常はカ
メラフィルム面上の位置。
(7) アイマーク 目視法において,車両内に設置してアイポイントを示すために使用する装置。
3. 基準アイポイントの設定方法JIS D 1702の3.(基準アイポイントの設定方法)による。
4. 試験方法の種類 試験方法は,次の3種類とし,試験目的に合わせてこの中から選んで行う。
(1) ランプ投影法 アイポイントに設置したアイライト装置からの光による間接運転視界を投影し,測定
する方法で,スクリーンに投影するスクリーン投影法と,水平面に投影する水平面投影法とがある。
(2) カメラ撮影法 後写鏡によって得られる視界を,アイポイントに設置したカメラによって撮影し,測
定する方法。
(3) 目視法 アイポイントに設置したアイマークから,後写鏡によって得られる視界を目視し,測定する
方法。
2
D1703-1997
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5. 試験条件
5.1
自動車の設置条件 自動車は水平な平たん面(以下,接地面という。)に置き,直進姿勢にする。た
だし,自動車の水平基準面(2)を水平に固定した状態で試験してもよい。
注(2) JIS D 0301に規定するゼロZ平面とする。
5.2
積載条件 自動車は,空車状態(3)(予備タイヤ,携行工具などを含む。)に運転席1名乗車の状態と
する。
また,空車状態,空車状態に乗員相当質量を定員数だけ負荷した定員乗車状態又は最大積載状態(3)にお
いて試験してもよい。
注(3) JIS D 0102による。
5.3
アイポイント アイポイントは,基準アイポイントの双眼を使用する。ただし,試験目的に応じて
基準アイポイントの単眼を使用してもよい。また,アイレンジ上の任意の点を使用してもよい。
5.4
ランプ投影法 スクリーン投影法のスクリーンの設置位置と水平面投影法の基準線は,次による。
5.4.1
スクリーンの設置位置 スクリーンは平板とし,スクリーン面が自動車の縦中心面及び水平面に垂
直になるように,自動車の後方に設置する。スクリーンの目盛は寸法表示とし,自動車の縦中心面に平行
な線を縦軸,水平面に平行な線を横軸とする直交座標で表す。
また,自動車の最外側の位置,縦中心面上の後端位置,後写鏡の位置,アイポイントの位置などが分か
るように試験条件を記録し,必要に応じて試験結果を表すための原点(4)を設定する。
注(4) アウトサイドミラー及びアウトサイドアンダーミラーの場合には,自動車の最外側の位置,縦
中心面上の後端位置及びアイポイントの位置を,インサイドミラーの場合には,自動車の縦中
心面及びアイポイントの位置を原点とするのが一般的である。
5.4.2
水平面投影法の基準線 通常,投影面は接地面とし,接地面上で,自動車の縦中心線に平行な線を
縦軸,縦軸に直交する軸を横軸とした寸法目盛で表示する。
また,自動車の最外側の位置,後写鏡の位置,アイポイントの位置などが分かるように試験条件を記録
し,必要に応じて試験結果を表すための原点(4)を設定する。
5.5
シートなどの固定位置 視界測定時には,シートなどは,試験目的,試験自動車の構造などに応じ
て定められた位置に固定する。ただし,特に定めがない場合には,次のような位置に固定する。
(1) シートクッションの位置 各スライドシートは,設計基準位置に,設計基準位置が不明の場合には,
前後及び上下方向の全調整量の各中央に固定する。ただし,運転席は測定器具の設置のために最後端
及び最下端位置に固定してもよい。
なお,中央に固定できない場合には,中央より前方及び上方で固定することができる最も近い位置
に固定する(5)。
注(5) JIS D 0301による。
(2) シートバック位置 各リクライニング式シートのシートバックアングルは,設計基準位置に,設計基
準位置が不明の場合には,乗用車では25°,トラック及びバスでは15°に最も近い位置に固定する。
ただし,運転席は測定器具の設置のために,妥当な位置に固定してもよい。
(3) ヘッドレストの位置 各ヘッドレストの位置は,次による。
(a) 前席 調整式ヘッドレストは,設計基準位置に,設計基準位置が不明の場合には全調整量の中央に
固定する。ただし,運転席は測定器具の設置のために,妥当な位置に固定又は取り外してもよい。
なお,中央に固定できない場合には,中央より前方及び上方で固定することができる最も近い位
置に固定する。
3
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
(b) 後席 調整式ヘッドレストは,全調整量の最も低い位置に固定する。
5.6
後写鏡の調節 後写鏡は,試験目的,試験自動車の構造などに応じて,それぞれ左右及び上下方向
を調節する。
代表的な調節方法の例を,次に示す。
(1) インサイドミラー ランプ投影法の場合,インサイドミラーの調節は,次による。
(a) 左右方向 鏡面の反射光の広がりを,自動車の縦中心面に対して左右ほぼ等しく振り分けるように
調節する。
(b) 上下方向 鏡面の上端の反射光が,水平になるように調節する。
(2) アウトサイドミラー ランプ投影法の場合,アウトサイドミラーの調節は,次による。
(a) 左右方向 鏡面の内側端の反射光が,自動車の側面に当たるように調節する。
(b) 上下方向 鏡面の上端の反射光が,水平又は水平より上向きになるように調節する。
(3) アウトサイドアンダーミラー カメラ撮影法,目視法の場合,アウトサイドアンダーミラーの調節は,
次による。
(a) 自動車の車両直前下方の視界を得るためのアウトサイドアンダーミラーは,鏡面の中央付近に自動
車の左前端角部を写し,自動車の直前下方が確認できるように調整する。
(b) 自動車の車両外側下方の視界を得るためのアウトサイドアンダーミラーは,鏡面の右端中央付近に
自動車の左前端角部を写し,自動車の外側下方が確認できるように調整する。
6. 試験手順 試験手順は,次による。
(1) 試験目的に合わせて,アイポイントの位置及び単双眼の別を決定する。
(2) 試験車両を5.に従って設置する。
(3) 試験目的に合わせて,視界の大きさを測定するために設定した水平面上の目標線及び目標物,又は同
様の目的で設定したマークをつけたスクリーンを試験自動車に対して妥当な位置に設置する。
(4) 試験装置を,次によって設置する。
(a) ランプ投影法の場合 アイライト装置の光源中心がアイポイントに一致するようにアイライト装置
を設置する。
(b) カメラ撮影法の場合 カメラ設定点がアイポイントに一致するようにカメラを設置する。
(c) 目視法の場合 アイマークがアイポイントに一致するようにアイマークを設置する。
(5) 後写鏡を,試験目的,試験自動車の構造などに応じて,それぞれ左右及び上下方向を調節する。
別に規定がない場合には,5.6に従って調節する。
(6) 測定及び記録 試験目的に応じ,次によって写真撮影又は測定記録する。
(a) ランプ投影法 アイライト装置からの光による間接運転視界を,スクリーン又は水平面に投影する。
記録は,スクリーン若しくは水平面上の目盛によって読み取るか,又は写真撮影する。
(b) カメラ撮影法 後写鏡の鏡面に写っているスクリーン又は水平面上のマーク,目盛,目標物などの
像を写真撮影する。
(c) 目視法 アイマークから観測して,後写鏡の鏡面に写っているスクリーン又は水平面上のマーク,
目盛,目標物などを目視で読み取り,記録する。
(7) 試験目的に応じて,間接運転視界を角度,距離などで,結果として表示できるように計算又は作図す
る。
(8) 試験目的に応じて,試験中の状況を写真記録するのが望ましい。
4
D1703-1997
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7. 試験記録
7.1
記録項目 試験記録には,次に示す項目を含める。
(1) 試験年月日
(2) 試験場所
(3) 試験者名
(4) 試験車両名 型式,通称名などを記入する。
(5) 自動車の設置状態
(6) 積載状態
(7) 乗員1人当たり質量
(8) 測定器具
(9) 測定器質量 測定時に車載する測定器の質量を記入する。
(10) 各席の状態 シートクッション,シートバック及びヘッドレストの固定位置を記入する。
(11) 単双眼の別
(12) アイポイントの位置
(13) スクリーンの位置
(14) 後写鏡の種類,仕様,取付け位置
(15) 目標物の種類,仕様,位置
(16) 試験方法(カメラ撮影法の場合には,カメラ設定点を含む。)
(17) 後写鏡の調節方法
(18) 結果の表示
(19) その他特記事項
7.2
試験記録の表示例 試験記録の表示例を,次に示す。
(1) ランプ投影法,スクリーン投影法(直交座標による表示例)……付図1
(2) 目視法(直交座標による表示例)……付図2
(3) カメラ撮影法(写真による表示例)……付図3
(4) ランプ投影法,スクリーン投影法(写真による表示例)……付図4
(5) ランプ投影法,水平面投影法(数値による表示例)……付図5
関連規格 ADR 14/02 Rear Vision Mirrors
ECE No.46-01 Rear-view Mirrors
EEC 85/205 Rear-view Mirrors
FMVSS No.111 Rearview Mirrors
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付図1 ランプ投影法,スクリーン投影法(直交座標目盛による表示例)
(インサイドミラー)
[試験記録]
(1) 試験年月日
: 1995年7月18日
(14) 後写鏡の種類
: インサイドミラー
(2) 試験場所
: ○○自動車株式会社
テクニカルセンター
後写鏡の仕様
: 大きさ:150×45 mm
平面鏡
(3) 試験者名
: 日本 太郎
後写鏡の取付け位置 : 下図参照
(4) 試験車両名
: 小型乗用車
(15) 目標物の種類
: 該当なし
(5) 自動車の設置状態
: 接地面上に設置
目標物の仕様
: 該当なし
(6) 積載状態
: 運転席1名乗車
目標物の位置
: 該当なし
(7) 乗員1人当たり質量 : 63 kg
(16) 試験方法
: ランプ投影法,
(8) 測定器具
: アイライト装置,スクリーン
スクリーン投影法
(9) 積載測定器具質量
: 5.4kg(アイライト装置)
(17) 後写鏡の調節方法
:
(10) 各席の状態
: シートクッション:最後端
シートバック後傾角:24°
上下方向:有効面上端の反射光が水平になるよう
に調節
左右方向: 反射光の広がりがゼロY平面より左右等し
くなるように調節
(11) 単双眼の別
: 単眼
(12) アイポイントの位置 : 下図参照
(18) 結果の表示
: 下図参照
(13) スクリーンの位置
: アイポイント基準後方4.5 m
(19) その他特記事項
: 特になし
6
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付図2 目視法(直交座標目盛による表示例)
(アウトサイドミラー)
[試験記録]
(1) 試験年月日
: 1995年7月18日
(2) 試験場所
: ○○自動車株式会社テクニカルセンター
(3) 試験者名
: 日本 太郎
(4) 試験車両名
: キャブオーバートラック
(5) 自動車の設置状態
: 接地面上に設置
(6) 積載状態
: 運転席1名乗車
(7) 乗員1人当たり質量 : 63 kg
(8) 測定器具
: アイマーク(アイポイントに設置)
(9) 積載測定器具質量
: なし
(10) 各席の状態
: 設計基準位置
(11) 単双眼の別
: 双眼
(12) アイポイントの位置 : ヒップポイント上:640 mm,後方:52 mm,シートセンターに双眼中心
(13) スクリーンの位置
: 該当なし
(14) 後写鏡の種類
後写鏡の仕様
後写鏡の取付け位置
:
:
:
アウトサイドミラー (左,右)
小判形,大きさ:245×105 mm,凸面鏡 (R 600)
単位mm
距離
右側
左側
地上高
1 745
1 755
ゼロY平面からの距離
1 100
1 120
前車軸中心からの水平距離
前 130
前 500
(15) 目標物の種類,仕様,位置:次ページ参照
(16) 試験方法
: 目視法
(17) 後写鏡の調節方法
: 上下方法:目標物を写すように調節
左右方向:荷台(最大幅部)がミラーの有効面の15まで入るように調節
(18) 結果の表示
: 次ページ参照
(19) その他特記事項
: 特になし
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付図2 (続き)
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付図3 カメラ撮影法(写真による表示例)
(アウトサイドミラー及びアウトサイドアンダーミラー)
[試験記録]
(1) 試験年月日
: 1995年7月18日
(2) 試験場所
: ○○自動車株式会社テクニカルセンター
(3) 試験者名
: 日本 太郎
(4) 試験車両名
: キャブオーバートラック
(5) 自動車の設置状態
: 接地面上に設置
(6) 積載状態
: 運転席1名乗車
(7) 乗員1人当たり質量 : 65 kg
(8) 測定器具
: 35 m/mカメラ,目標物
(9) 積載測定器具質量
: 3.0 kg(カメラ)
(10) 各席の状態
: 運転席(前後調節:最後位,シートサスペンション:体重調節を65 kgにセット)
(11) 単双眼の別
: 単眼
(12) アイポイントの位置 : 地上高:2 429 mm,ゼロY平面から右側へ:695 mm,前車軸中心から前方へ:218 mm
(13) スクリーンの位置
: 該当なし
(14) 後写鏡の種類
後写鏡の仕様
:
:
アウトサイドミラー(左・右)
単位mm
後写鏡
右側
左側
左側サイドアンダーミラー
形状
小判形
角形
角形
寸法(幅×高さ)
135×290
210×295
215×175
曲率半径(凸面鏡)
600
600
400
後写鏡の取付け位置
:
単位mm
距離
右側
左側
左側サイドアンダーミラー
地上高
2 235
2 315
2 065
車両中心面からの距離
1 270
1 300
1 300
(15) 目標物の種類
目標物の仕様
目標物の位置
:
:
:
アウトサイドミラー:車両,アウトサイドアンダーミラー:接地面に垂直に立てた平板
アウトサイドミラー:小型乗用車,アウトサイドアンダーミラー:高さ×幅1 000×300 mm
アウトサイドミラー
:試験車両の車両縦中心面上後方50 m
アウトサイドアンダーミラー :前車軸中心から前方へ218 mm
車両縦中心面に対し直角に車両左側面に沿って設置
(16) 試験方法
: カメラ撮影法(カメラ設定点=フィルム面中心)
(17) 後写鏡の調節方法
: 上下方向:目標物を写すように調節
左右方向:荷台がミラーの有効面のほぼ13に写るように調節
(18) 結果の表示
: 下図参照
(19) その他特記事項
: 特になし
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
付図3 (続き)
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
付図4 ランプ投影法,スクリーン投影法(写真による表示例)
(インサイドミラー及びアウトサイドミラー)
[試験記録]
(1) 試験年月日
: 1995年7月18日
(2) 試験場所
: ○○自動車株式会社テクニカルセンター
(3) 試験者名
: 日本 太郎
(4) 試験車両名
: 小型乗用車
(5) 自動車の設置状態
: 接地面上に設置
(6) 積載状態
: 定員乗車(4名)
(7) 乗員1人当たり質量 : 68 kg
(8) 測定器具
: アイライト装置,スクリーン
(9) 積載測定器具質量
: 1 kg
(10) 各席の状態
: 最後端位置
(11) 単双眼の別
: 双眼
(12) アイポイントの位置 : ヒップポイント上:635 mm,後方:76 mm,
シートセンターに双眼中心(アイレンジ最後端点相当),前
車軸中心から後方:1 254 mm
(13) スクリーンの位置
: アイポイント後方:4.5 m
(14) 後写鏡の種類
後写鏡の仕様
後写鏡の取付け位置
:
:
:
インサイドミラー,アウトサイドミラー
インサイドミラー,大きさ:160×50 mm,平面鏡
アウトサイドミラー,角形,大きさ:118×76 mm,平面鏡
単位mm
距離
インサイドミラー
アウトサイドミラー
地上高
1 168
806
前車軸中心からの距離
807
660
ゼロY平面からの距離
0
645
(15) 目標物の種類
目標物の仕様
目標物の位置
:
:
:
下図参照
基準線(下図三角形)及びターゲットマーク
テストスクリーン上に設置
(16) 試験方法:ランプ投影法,スクリーン投影法
(17) 後写鏡の調節方法:
(インサイドミラー)
上下方向:ミラー有効面上端反射光が水平になるように調節
左右方向:反射光の広がりが車両中心面に対して左右振り分けになるように調節
(アウトサイドミラー) テストスクリーン上に設定された基準線(下図三角形)が,完全に反射光の中に入るよ
うに調節
(18) 結果の表示:下図参照
(19) その他特記事項:特になし
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
付図4 (続き)
付図5 ランプ投影法,水平面投影法(数値による表示例)
(インサイドミラー及びアウトサイドミラー)
[試験記録]
(1) 試験年月日
: 1995年7月18日
(2) 試験場所
: ○○自動車株式会社テクニカルセンター
(3) 試験者名
: 日本 太郎
(4) 試験車両名
: 小型乗用車
(5) 自動車の設置状態
: 接地面上に設置
(6) 積載状態
: 運転席1名乗車
(7) 乗員1人当たり質量 : 63 kg
(8) 測定器具
: アイライト装置
(9) 積載測定器具質量
: 1 kg
(10) 各席の状態
: 中央位置
(11) 単双眼の別
: 双眼
(12) アイポイントの位置 : ヒップポイント上:635 mm,後方:77 mm,
シートセンターに双眼中心(アイレンジ最後端相当)
(13) スクリーンの位置
: 該当なし
(14) 後写鏡の種類
後写鏡の仕様
後写鏡の取付け位置
:
:
:
インサイドミラー,アウトサイドミラー(左・右)
インサイドミラー 倍率1:1,大きさ150×40 mm
アウトサイドミラー 丸形,大きさ直径100 mm,凸面鏡 (R 1000)
単位mm
距離
インサイドミラー
アウトサイドミラー(左・右)
地上高
1 234
940
ゼロY平面からの距離
0
690
前車軸中心からの水平距離
後方へ800
前方へ200
12
D1703-1997
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
付図5 (続き)
(15) 目標物の種類,仕様,位置 :該当なし
(16) 試験方法
: ランプ投影法,水平面投影法
(17) 後写鏡の調節方法
(a) インサイドミラー
(b) アウトサイドミラー
:
:
:
上下方向 ミラー有効面の上端の反射光が水平になるように調節
左右方向 反射光の広がりを車両中心面に関して左右等しく振り分けるように調節
上下方向 ミラー有効面の上端の反射光が水平になるように調節
左右方向 ミラー有効面の内側端の反射光が車両側面に当たるように調節
(18) 結果の表示
: 下参表照
(19) その他特記事項
: 特になし
後写鏡
視野角度
(度)
アイポイントからの
後方路面最短可視距離
m
インサイドミラー
27
9.50
左側 アウトサイドミラー
21
5.90
右側 アウトサイドミラー
15
4.20
13
D1703-1997
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
社団法人自動車技術会基本部会運転視界分科会 構成表
氏名
所属
(分科会長)
松 田 浩 一
日産自動車株式会社車両技術開発本部ボデー実験部
(幹事)
大 崎 裕
日産自動車株式会社車両技術開発本部ボデー実験部
麻 生 勤
財団法人自動車研究所第二研究部
宇佐美 明
三菱自動車工業株式会社乗用車開発本部機能実験部
岡 田 竹 雄
運輸省交通安全公害研究所自動車技術評価部
長 内 仁 哉
株式会社本田技術研究所第7ブロック人間工学グループ
戒 能 一 成
通商産業省機械情報産業局
川 上 健 司
ダイハツ工業株式会社実験部車両試験室
川 口 泉
運輸省自動車交通局技術安全部
佐 藤 修
いすゞ自動車株式会社小型研究実験部
時 岡 雅 明
マツダ株式会社車両技術実研部装備実研グループ
永 井 芳 宏
トヨタ自動車株式会社第2開発センター第2実験部第23
実験室
長 野 永
富士重工業株式会社技術本部車両研究実験第1部
根 岸 喜代春
通商産業省工業技術院標準部機械規格課運輸航空規格室
畑 中 秀 信
日野自動車工業株式会社車両RE部車両実験グループ
松 田 晃 明
スズキ株式会社四輪車体設計部
村 岡 良 三
社団法人日本自動車部品工業会技術部
(事務局)
武 藤 博
社団法人自動車技術会規格部門