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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

日本工業規格          JIS 

D 1101-1985 

自動車用ディーゼルエンジン 

排気煙濃度測定方法 

Diesel Engine Smoke Measurement 

1. 適用範囲 この規格は,JIS D 8004(ディーゼル自動車排気煙濃度測定用反射式スモークメータ)に

規定する反射式スモークメータを用い,自動車用ディーゼルエンジン(以下,エンジンという。)の排気煙

濃度を測定する方法について規定する。 

引用規格: 

JIS D 8004 ディーゼル自動車排気煙濃度測定用反射式スモークメータ 

JIS P 3801 ろ紙(化学分析用) 

JIS P 8117 紙及び板紙の透気度試験方法 

JIS P 8118 紙及び板紙の厚さと密度の試験方法 

2. 用語の意味 この規格で用いる主な用語の意味は,次による。 

(1) 放射輝度率 特定の照明及び観測条件における物体表面の輝度Lと標準白色面の輝度L0からL/L0を求

め,これを百分率で表したもの。 

(2) 空気透過時間 空気通過部(直径10mmの穴)を300mlの空気が通過するのに見合った秒数。 

3. 採取装置 採取装置は,JIS D 8004に規定するものを用い,使用するろ紙の紙質は,JIS P 3801[ろ紙

(化学分析用)]に規定する定量分析用5種A,又は,これと同等のものを用いる。また,ろ紙の放射輝度

率は,90±1.5%,透気度はJIS P 8117(紙及び板紙の透気度試験方法)に規定する方法で試験したとき,

空気透過時間が20

1

5

+秒とする。ろ紙の厚さは,JIS P 8118(紙及び板紙の厚さと密度の試験方法)に規定

する方法で試験したとき,0.190±0.020mmとする。 

4. 採取部取付方法 採取装置の採取部の取付方法は,次のとおりとする。 

採取部を排気管に取り付ける位置は,マニホルドフランジから,なるべく離れた直管部とし,採取部の

排気ガス取入口は,その軸を排気ガスの流れに対し,平行に保ち,かつ,排気管の軸心に近付け,その先

端を排気ガスの流れの上流へ向けて取り付ける。ただし,十分な直管部が得られない場合,排気管を延長

してもよい。また,採取管の断面積が排気管断面積の5%を超える場合,太い径で適当な長さの管を排気

管に取り付けてもよい。 

5. 採取 排気ガスの採取条件は,次による。 

(1) 採取管は,管内が清浄な空気で十分に置換されていること。 

D 1101-1985  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

(2) エンジン及びその周辺補機類は,目的の試験条件に保たれていること。 

6. 測定方法 排気ガスを採取したろ紙の汚染の程度をJIS D 8004に規定する汚染度計測装置によって測

定する。 

なお,感度は未汚染ろ紙約10枚,又は,それと等価の測定台紙の上に校正用マスクを重ねて,汚染度

50%に調整する。また,校正用マスクの材料の放射輝度率は,5%以下とし,反射面積は照射面積の50%と

する。 

7. 記録項目 記録項目は,次のとおりとする。 

なお,当事者間の協議により項目を一部省略してもよい。 

(1) 試験年月日 

(2) 試験場所 

(3) 試験名称 

(4) 試験エンジン型式・番号 

(5) 試験条件 

(5.1) 大気圧 

(5.2) 大気温度 

(5.3) 大気湿度 

(6) 運転条件 

(6.1) 負荷 

(6.2) 回転数 

(7) 測定機器 

(7.1) 型式 

(7.2) 採取部取付方法 

(8) 汚染度測定値