2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
日本工業規格 JIS
D 1015 - 1993
自動車−惰行試験方法
Automobiles−Coasting test method
1. 適用範囲 この規格は,自動車の惰行試験方法について規定する。
備考 この規格の引用規格を,次に示す。
JIS D 1010 自動車走行試験方法通則
2. 試験方法
2.1
試験自動車の状態・試験路及び試験器材は,JIS D 1010による。
2.2
試験路には,中央に100mの惰行測定区間を設ける。
2.3
惰行測定区間の始点に達するまでに変速機を中立とし,50m,100mの測定区間を走行するのに要す
る時間を測定する。
2.4
2.3の惰行測定区間100mを走行するのに要する時間は,20±2sの範囲に入るようにする。
2.5
2.3の測定値を基に,次の式を用いて試験速度における減速度及び惰行を求める。
2
360
t
V=
−
−
=
1
2
1
2
1
1
100
t
t
t
t
b
g
b
f=
R= (W+Wf) b
ここに,
V: 試験速度 (km/h)
b: 減速度 (m/s2)
g: 重力の加速度 (m/s2)
t1: 50mの測定区間を走行するのに要する時間 (s)
t2: 100mの測定区間を走行するのに要する時間 (s)
f: 惰行係数
R: 惰行 (N)
W: 試験時自動車総質量 (kg)
W1: 試験時自動車質量 (kg)
Wf: 回転部分相当質量 (kg)
ただし,
Wfが不明の場合には,次のように仮定する。
Wf=0.07W1 トラック
Wf=0.05W1 乗用車,小形トラック,バス
2.6
試験の記録及び成績は,付表1又は付表2によって記入する。
2
D 1015 - 1993
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
付表1 惰行試験記録及び成績
3
D 1015 - 1993
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
付表2 惰行試験記録及び成績