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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

附属書1(参考)パーセル系データ管理フレーム 

(主要地図及び経路誘導管理)の補足説明 

この附属書は,本体に関連する事柄を補足するもので,規定の一部ではない。 

1. 主要地図データ(表示用,ポジショニング用で使用する)のパーセル階層構造 主要地図データは,

表示用,ポジショニング用に使用する基準パーセルと呼ぶ任意の長方形を管理単位とした均等パーセルの

集合体で管理する。パーセルは,階層(レベル)が上がるに従い,次に示す管理単位で統合するものとす

る。レベル階層を7階層とした場合の例を,附属書1図1に説明する。 

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

パーセル管理単位: 
レベル5を16両統合 

パーセル管理単位: 
レベル4を16両統合 

パーセル管理単位: 
レベル3を16両統合 

パーセル管理単位: 
レベル2を16両統合 

パーセル管理単位: 
レベル1を16両統合 

パーセル管理単位: 
レベル0を16両統合 

附属書1図 1 主要地図データの構造例 

レベル6: 

ブロック管理単位 基準パーセル65536×1×1(65,536

枚) 

パーセル管理単位 基準パーセル65,536枚分 
パーセル管理数 

ブロック管理枚数は1枚 
 
 
レベル5: 

ブロック管理単位 基準パーセル40964×4(65,536枚) 
パーセル管理単位 基準パーセル4096枚分 
パーセル管理数 

16 

ブロック管理枚数は1枚 
 
 
レベル4: 

ブロック管理単位 基準パーセル256×16×16(65,536

枚) 

パーセル管理単位 基準パーセル256枚分 
パーセル管理数 

256 

ブロック管理枚数は1枚 
 
 
レベル3: 

ブロック管理単位 基準パーセル16×16×16(4096枚) 
パーセル管理単位 基準パーセル16枚分 
パーセル管理数 

256 

 
 
レベル2: 

ブロック管理単位 基準パーセル1×32×32(1024枚) 
パーセル管理単位 基準パーセル1枚分 
パーセル管理数 

1024 

 
 
レベル1: 

ブロック管理単位 基準パーセル1/16×32×32(64枚) 
パーセル管理単位 基準パーセル1/16枚分 
パーセル管理数 

1024 

 
 
レベル0: 

ブロック管理単位 基準パーセル1/256×32×32(4枚) 
パーセル管理単位 基準パーセル1/256枚分 
パーセル管理数 

1024 

 4096×4×4(65,536枚) 

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

2. ブロックセット−ブロック−パーセルの関係 ブロックセット−ブロック−パーセルの関係につい

ては,パーセルを幾つかまとめたものをブロックと呼び,ブロックを幾つかまとめたものをブロックセッ

トと呼ぶ。 

附属書1図2に,その関係を示す。 

ブロックセット 
(同レベルにおいて) 

ブロック 

パーセル 

緯度・経度方向ブロックセット管理数 
によって,収容範囲を分割する。 

12 

1

13  1

1 6 

5 10 

1

緯度・経度方向ブロック管理数 
によって,ブロックセットを分割する。 

緯度・経度方向パーセル管理数 
によって,ブロックを分割する。 

附属書1図 2 ブロックセット−ブロック−パーセルの関係 

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

a) レベル間のブロックセット・ブロックの関係 ブロックセットは,同一レベル内に複数存在する。各レベル

間のブロックセット・ブロックの関係を,附属書1図3で示す。 

ブロックセット管理レコードの並び 

レベル2:ブロックセット0 

レベル2:ブロックセット1 

レベル2:ブロックセット2 

レベル2:ブロックセット3 

レベル1:ブロックセット0 

レベル1:ブロックセット1 

レベル1:ブロックセット2 

レベル1:ブロックセット3 

: 

: 

16 

レベル1:ブロックセット12 

17 

レベル1:ブロックセット13 

18 

レベル1:ブロックセット14 

19 

レベル1:ブロックセット15 

20 

レベル0:ブロックセット0 

21 

レベル0:ブロックセット1 

22 

レベル0:ブロックセット2 

23 

レベル0:ブロックセット3 

: 

: 

80 

レベル0:ブロックセット60 

81 

レベル0:ブロックセット61 

82 

レベル0:ブロックセットト62 

83 

レベル0:ブロックセット63 

レベル管理レコードの並び 

2 2×2:2×2:2×2 

1 4×4:2×2:2×2 

0 8×8:2×2:2×2 

レベル ブロックセット ブロック  パーセル 

レベル0 

レベル1 

レベル2 

レベル管理情報 

統合・分割数による。 

レベル管理情報 

統合・分割数による。

8 9 

0 1 

2 3 

0 1 

10 11 

2 3 

6 7 

4 5 

ブロック 

(レベル2:ブロックセット0)

ブロック(レベル1:ブロックセット0)

2 3 

0 1 

ブロック(レベル0:ブロックセット1) 

62 63 

60

61

1

1

11

1

1

1

附属書1図 3 レベル間のブロックセット・ブロックの関係 

b) ブロックセット−ブロック−パーセルの関係 ブロックセット−ブロック−パーセルの関係につい

ては,パーセルを幾つかまとめたものをブロックと呼び,ブロックを幾つかまとめたものをブロックセットと呼ぶ。

附属書1図4に,その関係を示す。 

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

  

ブロックセット 
(同レベルにおける) 

ブロック 

2 3 

0 1 

収容範囲 

附属書1図 4 ブロックセット−ブロック−パーセルの関係 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

3. パーセルの統合と分割 パーセルの統合と分割については,以下のとおり。 

パーセル管理情報では,パーセル管理数に均等分割された数[当該レベルのレベル管理レコードの(緯度

方向パーセル管理数 × 経度方向パーセル管理数)]分のパーセル管理レコードをもつ。 

例えば,附属書1図5の“D領域”のようにパーセル4,8に対応するパーセルを統合した場合,4,8

のパーセル管理レコードに“D領域”のアドレス及びサイズを格納することによって統合を表現する。ま

た,パーセル2に対応する領域B1〜B4のようにパーセル2を更に分割する場合は,この本パーセル管理

情報と同じ構造をもつ“パーセル管理情報T2”を用意し,分割パーセル管理情報へのオフセット(親のパ

ーセル管理情報の先頭から当該分割パーセル管理情報の先頭へのディスプレイスメント)を格納する。 

T2のパーセル管理レコードによって,B1〜B4の領域のアドレス及びサイズを格納することによってパ

ーセルの分割を表現する。パーセル統合は緯度,経度方向に最大8個までとする。分割されたパーセル管

理情報での再統合,分割は禁止する。主要地図と経路誘導パーセルの統合・分割は合わせる。 
 

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

分割用パーセル管理情報は, 
親のパーセル管理情報リスト
と連続的に配置される。また,
複数箇所でパーセル分割が行
われる場合は,パーセル管理順
に配置する。 

分割指定のためにパーセ
ル管理情報を示す場合は,
親のパーセル管理情報(T1)
先頭からの該当する。 
分割パーセル管理情報(T2)
先頭までのディスプレイ
スメントを表す。 
 
パーセル管理数タイプ番
号には,親には,“0”が分
割パーセルには,レベル管
理レコードにもつ分割パ
ーセル管理数の番号を設
定する。これによって,分
割タイプを表す。 

レベル=? 

上統合数=4、下分割数=4 

管理レコードの並びの数 

ブロックセット管理数=?×? 

ブロック管理数=?×? 

パーセル管理数=4×4 

分割パーセル管理数1=2×2 

分割パーセル管理数2=4×4 

分割パーセル管理数3=1×1 

オフセット 

レベル管理レコード 

実体例) 

13 

14 

15 

16 

10 

11 

12 

B3 B4 

B1 B2 

パーセル管理情報 

パーセルデータ実体 

パーセル管理情報 

パーセルタイプ 

経路誘導パーセル管理リスト 

へのオフセット 

主要地図パーセル管理 

レコードの並び 







  

  

  

  


主要地図分割パーセル 

管理情報の並び 

経路誘導パーセル管理 

レコードの並び 







  

  

  

  


経路誘導分割パーセル 

管理情報の並び 

親→ パーセル管理情報(T1) 

パーセル 
管理情報(T2) 

パーセル管理数タイプ番号=0 
パーセル管理リストタイプ=0 
経路誘導オフセット=XXXX 

ADD=&A 

SIZE(A) 

&12-&T1 

ADD=&C 

SIZE(C) 

ADD=&D 

SIZE(D) 

ADD=&E 

SIZE(E) 

ADD=&F 

SIZE(F) 

ADD=&C 

SIZE(C) 

ADD=&D 

SIZE(D) 

ADD=&G 

SIZE(G) 

10 ADD=&G 

SIZE(G) 

11 ADD=&C 

SIZE(C) 

12 ADD=&H 

SIZE(H) 

13 ADD=&G 

SIZE(G) 

14 ADD=&G 

SIZE(G) 

15 ADD=&C 

SIZE(C) 

16 ADD=&H 

SIZE(H) 

パーセル管理数タイプ番号=1 
パーセル管理リストタイプ=0 
経路誘導オフセット=FFFF(16) 

1 ADD=&B1 SIZE(B1) 

2 ADD=&B2 SIZE(B2) 

3 ADD=&B3 SIZE(B3) 

4 ADD=&B4 SIZE(B4) 

経路誘導 
パーセル管理リスト 

附属書1図 5 パーセルの統合と分割 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

4. パーセルの統合と分割の例   

パーセル管理情報{ 

※1 

パーセル管理数のタイプ番号=0(親)  

誘導へのオフセット → A                              A:※1からのオフセット 

主要地図パーセル管理リスト(親){ 

パーセル1 

パーセル2(分割) → B                      B:※1からのオフセット 

: 

パーセル16 

} 

B→ 

パーセル管理情報(分割){   /* 主要地図 */ 

パーセル管理数のタイプ番号=1(4分割) 

誘導へのオフセット →  0xffff       (経路誘導データなし) 

主要地図パーセル管理リスト(分割){ 

パーセル1 

: 

パーセル4 

} 

          } 

A→ 

経路誘導パーセル管理リスト{ 

パーセル1 

パーセル2(分割) → C                       C:※1からのオフセット 

: 

パーセル16 

} 

C→ 

パーセル管理情報(分割){   /* 経路誘導 */ 

パーセル管理数のタイプ番号=1(4分割) 

誘導へのオフセット= 0  (D)主要地図データなし 

D→ 

経路誘導パーセル管理リスト(分割){ 

パーセル1 

: 

パーセル4 

} 

} 

 } 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。