2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
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1. 経路誘導データフレーム 経路誘導データフレームは,表250による。
表 1 経路誘導データフレーム
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
B1
経路誘導ディストリビューションヘッダ
a
2
01
B2
経路誘導基本データフレーム
c
3
02
B3
経路誘導拡張データフレーム
c
1.1
経路誘導ディストリビューションヘッダ 経路誘導ディストリビューションヘッダは,表251
による。
表 2 経路誘導ディストリビューションヘッダ
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
2
SWS
ヘッダサイズ
a)
a
2
2
8
PID
パーセルID番号
a
3
10
2
N:N
ブロック内の左下パーセル位置コード
b)
a
4
12
2
B::N:N
分割・統合パーセル識別子
c)
a
5
14
4
N:B:B::B:B:B: プラクティカル管理コード
e)
b
6
18
2
B:B:N
基図フラグ
f)
a
7
20
6×n
M
基本データフレーム管理レコードの並び(#1〜n)
j)
a
8
01
6×m
M
拡張データフレーム管理レコードの並び(#1〜m)
k)
c
a) ヘッダサイズ ヘッダサイズは,該当する経路誘導ディストリビューションヘッダのサイズを
表す。
b) ブロック内の左下パーセル位置コード 左下パーセル位置コードは,表252による。管理ブロ
ック内における当該パーセルデータの相対位置を示す。パーセル管理情報内の“緯度方向パー
セル管理数”と“経度方向パーセル管理数”とから分割数が定まる。コードの昇順は,ブロッ
ク原点から経度方向を優先した,その対角点の経緯度方向に向かう順番となる。緯度方向と経
度方向とのそれぞれの値の範囲は,0〜255である。
パーセルの並び(4×4の場合の例)
↑緯度大
(30) (31) (32) (33)
(20) (21) (22) (23)
(10) (11) (12) (13)
(00) (01) (02) (03)
→経度大
a
b
図中の(ab)において,aが緯度方向の分割領域番号であり,bが経度方向の分割領域番号で
ある。
表 3 左下パーセル位置コード
項番
bit
内容
1
15〜8
緯度方向の分割領域番号
2
7〜0
経度方向の分割領域番号
c) 分割・統合パーセル識別子 分割・統合パーセル識別子は,表253による。当該パーセルデー
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
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タが,当該基準パーセルを更に分割したものか,又は当該基準パーセルを統合したものかを表
す。
分割の場合は,基準パーセル内における当該パーセルデータの相対位置を示す。最大16×16
の256分割となる。
統合の場合は,左下パーセルを基準にしたパーセルサイズを示す。最大16×16の256統合と
なる。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表 4 分割・統合パーセル識別子
項番
bit
内容
1
15〜14
分割・統合フラグ
bit15 bit14
意味
0
0
(RESERVED)
0
1
分割あり
1
0
統合あり
1
1
分割/統合なし
2
13〜8
(RESERVED)
3
7〜4
分割時 : 緯度方向の相対位置, 統合時 : パーセル数‐1 d)
4
3〜0
分割時 : 経度方向の相対位置, 統合時 : パーセル数‐1 d)
分割パーセルの並び
↑緯度大
(F0)
(FF)
(10) (11)
(00) (01)
(0F)
→経度大
a
b
図中の(ab)において,aが緯度方向の分割領域番号であり,bが経度方向の分割領域番号で
ある。
d) 統合時:パーセル数‐1 “パーセル数‐1”+1が,緯度方向及び経度方向のパーセル数とな
る。
e) プラクティカル管理コード プラクティカル管理コードは,11.1.1のd)と同じ。
f)
基図フラグ 基図フラグは,表254による。地図データ作成時に使用した,基地図の縮尺を記
録する。
表 5 基図フラグ
項番
bit
内容
1
15
高さ情報有無フラグ g)
bit15
意味
(パーセル単位)
0
高さ情報なし
1
高さ情報あり
2
14
使用基図縮尺基準 h)
bit14 意味
0
使用基図識別子の値が1/100である
1
使用基図識別子の値が1/10000である
3
13〜0
使用基図識別子 i)
g) 高さ情報有無フラグ(パーセル単位) 高さ情報有無フラグは,該当するパーセルデータにお
いて,高さ情報の設定状態を示す。
h) 使用基図縮尺基準 使用基図縮尺基準は,使用基図識別子の縮尺基準を示す。
i)
使用基図識別子 使用基図識別子は,使用基地図の縮尺の分母の値を示す。使用基図縮尺基準
によって次の値をとる。
使用基図縮尺基準が0:1/100の場合,各縮尺は,次のように設定する。設定範囲は,1/100
〜1/1 638 300である。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
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1/2 500 → 25
1/10 000 → 100
使用基図縮尺基準が1:1/10 000の場合,各縮尺は,次のように設定する。設定範囲は1/10
000〜1/163 830 000である。
1/2 500 000 → 250
1/10 000 000 → 1 000
j)
基本データフレーム管理レコードの並び 基本データフレーム管理レコードの並びは,メタデ
ータで定義する。基本データフレーム管理レコードのレコード数nは,10.1.1の項番2を参照。
k) 拡張データフレーム管理レコードの並び 拡張データフレーム管理レコードの並びは,メタデ
ータで定義する。拡張データフレーム管理レコードのレコード数mは,10.1.1の項番2を参照。
1.1.1
基本及び拡張データフレーム管理レコード 基本及び拡張データフレーム管理レコードは,
表255による。
表 6 基本及び拡張データフレーム管理レコード
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
4
D
データフレームへのオフセット
a)
b
2
4
2
LWS
データフレームのサイズ
b)
b
a) データフレームへのオフセット データフレームへのオフセットは,経路誘導データフレーム
の先頭から各データフレームの先頭までのディスプレイスメントを表す。
b) データフレームのサイズ データフレームのサイズは,各データフレームのサイズを表す。実
体がない場合は,サイズは“0000(16)”とする。
1.2
経路誘導基本データフレーム 経路誘導基本データフレームは,表256による。実際のデー
タフレームの並びは,メタデータで定義する。
表 7 経路誘導基本データフレーム
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
B1
M
誘導データフレーム
c
2
O1
B2
M
文字列データフレーム
c
3
O2
B3
M
形状データフレーム
c
4
O3
B4
M
パターンデータフレーム
c
1.3
経路誘導拡張データフレーム 経路誘導拡張データフレームは,表257による。
表 8 経路誘導拡張データフレーム
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
B1
経路誘導拡張データの並び
a
1.3.1
経路誘導拡張データ 経路誘導拡張データは,表258による。
表 9 経路誘導拡張データ
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
12
MID
使用者識別ID
a
2
12
4
N
データ識別コード
a
3
16
B1
拡張部データの並び
c
詳細については未定。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
1.4
誘導データフレーム 誘導データフレームは,表259による。
基本データの並びは,リンク列を構成するノードの並びとは無関係である。
表 10 誘導データフレーム
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
B1
基本データの並び
1.4.1
基本データ 基本データは,表260による。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表 11 基本データ
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
B1
基本ディストリビューションヘッダ
a
2
O1
B2
交差点名称データテーブル
c
3
O2
B3
道路名称データテーブル
c
4
O3
B4
方面名称データリスト
c
5
O4
B5
スポットガイドデータリスト
c
6
O5
B6
方向ガイドデータリスト
c
7
O6
B7
道路構造物データリスト
c
8
O7
B8
建造物・施設データリスト
c
9
O8
B9
注意地点データテーブル
c
1.4.2
基本ディストリビューションヘッダ 基本ディストリビューションヘッダは,表261による。
表 12 基本ディストリビューションヘッダ
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
2
SWS
基本データのサイズ
c)
a
2
2
2
B:B:B:B:B:B:B
:B:B:
データ有無識別情報
d)
a
3
4
4
:B:N:N
ノード情報
h)
a
4
8
2
D
交差点名称データテーブルへのオフセット
a)
c
5
10
2
N
交差点名称データレコードの数
b)
c
6
12
2
D
道路名称データテーブルへのオフセット
a)
c
7
14
2
N
道路名称データレコードの数
b)
c
8
16
2
D
方面名称データリストへのオフセット
a)
c
9
18
2
N
方面名称データレコードの数
b)
c
10
20
2
D
スポットガイドデータリストへのオフセット
a)
c
11
22
2
N
スポットガイドデータレコードの数
b)
c
12
24
2
D
方向ガイドデータリストへのオフセット
a)
c
13
26
2
N
方向ガイドデータレコードの数
b)
c
14
28
2
D
道路構造物データリストへのオフセット
a)
c
15
30
2
N
道路構造物データレコードの数
b)
c
16
32
2
D
建造物・施設データリストへのオフセット
a)
c
17
34
2
N
建造物・施設データレコードの数
b)
c
18
36
2
D
注意地点データテーブルへのオフセット
a)
c
19
38
2
N
注意地点データレコードの数
b)
c
20
40
2
D
拡張データへのオフセット
g)
c
a) データテーブル/リストへのオフセット データテーブル/リストへのオフセットは,誘導デ
ータフレームの先頭から,各データテーブル・リストの先頭までのディスプレイスメントを表
す。
b) データレコードの数 データレコードの数は,各データテーブル/リストを構成している,デ
ータレコードの数を表す。実体がない場合は,数は“0000(16)”とする。
c) 基本データのサイズ 基本データのサイズは,当該基本データのサイズを表す。
d) データ有無識別情報 データ有無識別情報は,表262による。
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表 13 データ有無識別情報
項番
bit
内容
1
15
消去フラグ
bit15
意味
0
消去していない
1
消去している
2
14
時間情報フラグ
bit14
意味
0
設定なし
1
設定あり
3
13
拡張データ有無フラグ f)
bit13
意味
0
拡張なし
1
拡張あり
4
12
(RESERVED)
5
11
交差点名称データ
bit11
意味
有無フラグ e)
0
データなし
1
データあり
6
10
道路名称データ
bit10
意味
有無フラグ e)
0
データなし
1
データあり
7
9
方面名称データ
bit9
意味
有無フラグ e)
0
データなし
1
データあり
8
8
スポットガイドデータ
bit8
意味
有無フラグ e)
0
データなし
1
データあり
9
7
方向ガイドデータ
bit7
意味
有無フラグ e)
0
データなし
1
データあり
10
6
道路構造物データ
bit6
意味
有無フラグ e)
0
データなし
1
データあり
11
5
建造物・施設データ
bit5
意味
有無フラグ e)
0
データなし
1
データあり
12
4
注意地点データ
bit4
意味
有無フラグ e)
0
データなし
1
データあり
13
3〜0
(RESERVED)
e) 各データの有無フラグ 各データの有無フラグは,各データの実体の有無と基本ディストリビ
ューションヘッダ内の“オフセット・データレコードの数”の収容フィールドの有無を表す。
“オフセット・データレコードの数”の並びの順序は,基本ディストリビューションヘッダに
明記された“オフセット・データレコードの数”の並びで規定され,各データの有無フラグに
よって各フィールドの有無が決まる。
f)
拡張データ有無フラグ 拡張データ有無フラグは,拡張データ実体の有無と基本ディストリビ
ューションヘッダ内の“拡張データへのオフセット”の収容フィールドの有無を表す。
g) 拡張データへのオフセット 拡張データへのオフセットは,基本データにつながる拡張データ
の格納位置を指す。経路誘導拡張データフレームの先頭から該当する,拡張データの先頭まで
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
のディスプレイスメントを表す。
h) ノード情報 ノード情報は,表263による。当該基本データに対応する道路データリストのノ
ード・リンク接続情報中のノードレコードの存在する位置を表す。実体がない(無効な)場合は,
交差リンク列番号に“4095(10)”を格納する。
表 14 ノード情報
項番
bit
内容
1
31〜25
(RESERVED)
2
24〜21
交差リンク列表示クラス(0-15)
3
20〜9
交差リンク列番号(0-4095)
4
8〜0
交差リンク列内ノード番号(0-511)
i)
経路誘導データの検索方法
1) 経路誘導データとリンク列データレコードとの対応 経路誘導データは,道路データのリン
ク列データレコード中のノード付加レコードに設定された誘導データオフセットにより参照
する。 誘導データオフセットは,該当する経路誘導データ(基本データ)までの誘導データフ
レームの先頭からのディスプレイスメントを表す。
経路誘導データとリンク列データレコードの関係を図26に示す。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
リンク列データレコードn
順
方
向
逆
方
向
[経路誘導基本データフレーム]
交差リンク列種別
交差リンク列番号
交差リンク列内ノード番号
ノ
ー
ド
付
加
情
報
ノード付加レコード1
(誘導データオフセット1)
ノード付加レコード2
(誘導データオフセット1)
ノード付加レコード m
(誘導データオフセット m)
…
ノ
ー
ド
・
リ
ン
ク
接
続
情
報
リンク列ヘッダ
ノードレコード1
(ノード付加情報への
オフセット1)
ノードレコード2
(ノード付加情報への
オフセット2)
ノードレコードm
(ノード付加情報への
オフセットm)
基本データ1
基本データ2
基本データ3
基本データn
リンク列形状情報
…
…
図 1 経路誘導データとリンク列データレコードとの関係
経路誘導データに対応する道路データのリンク列データレコード中のノードレコードは,
誘導データに設定されたノード情報を参照する。ノード情報は,該当するノードレコードま
での道路データフレームの先頭からのディスプレイスメントを表す。
二つのリンク列が交差する場合の経路誘導データのもち方の例を,図27に示す。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
リンク列A上の
・ 基本データ
・ 拡張データ
誘導データ
オフセット
ノード情報
ノード
リンク列A
順方向
順方向
リンク列B
同一ノード
情報
リンク列A上の
・ 基本データ
・ 拡張データ
リンク列B上の
・ 基本データ
・ 拡張データ
誘導データ
オフセット
ノード情報
誘導データ
オフセット
ノード情報
図 2 誘導データのもち方の例
2) 基本データと拡張データとの対応 拡張データは,各基本データの基本ディストリビューシ
ョンヘッダに設定されたオフセット情報を参照する。
オフセット情報は,該当する拡張データまでの経路誘導拡張データフレームの先頭からの
ディスプレイスメントを表す。
基本データと拡張データの関係を図28に示す。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
拡張(個別拡張)データ
基本データ
経路誘導データフレーム
拡張データ1
拡張データ2
拡張データ3
拡張データn
拡張データへのオフセット
基本データ1
基本データ2
基本データ3
拡張データへのオフセット
拡張データへのオフセット
基本データm
図 3 基本データと拡張データとの関係
1.4.3
交差点名称データテーブル 交差点名称データテーブルは,表264による。
どの進入方向からも交差点名が同一となる交差点(ノード)においては,交差点名称データテー
ブルは同一ノード情報で特定するノードのうち,パーセルごとにいずれか一つのノードに付与する。
表 15 交差点名称データテーブル
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
B1
交差点名称データレコードの並び
1.4.4
交差点名称データレコード 交差点名称データレコードは,表265による。
基本ディストリビューションヘッダ内の,交差点名称データレコードの数分だけ作成する。
表 16 交差点名称データレコード
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
2
B:
交差点名称アトリビュートヘッダ
a)
a
2
2
2
D
文字列データへのオフセット
c)
a
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
a) 交差点名称アトリビュートヘッダ 交差点名称アトリビュートヘッダは,表266による。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表 17 交差点名称アトリビュートヘッダ
項番
bit
内容
1
15〜14
リンク方向 b)
bit15 bit14
意味
0
0
全方向(全進入方向の名称が同一である)
0
1
順方向(ノードレコードの格納順序と同一)
1
0
逆方向(ノードレコードの格納順序と逆)
1
1
双方向(方向性なし)
2
13〜0
(RESERVED)
b) リンク方向 交差点名称が確認できる,交差点への進入方向に該当するリンク方向を図29に示
す。設定の優先順位は,表現可能である限り,全方向,双方向及び順(逆)方向の順番となる。
1) 全方向のとき
2) 順方向・逆方向・双方向のとき
“B”交差点
“A”交差点
“A”交差点
“A”交差点
リンク列1
リンク列2
リンク列1の“A”交差点は双方向
リンク列2の“A”交差点は順方向
リンク列2の“B”交差点は逆方向
“A”交差点
“A”交差点
“A”交差点
リンク列2
リンク列順方向
リンク列1の“A”交差点は全方向
リンク列2には設定なし
図 4 リンク方向
備考: リンク方向の例として,交差点名称が確認できる交差点への進入方向に該当する道路方
向を図30に示す。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
リンク列A
リンク列の順方向
終点
始点
同一ノード
逆方向
逆方向
順方向
リンク列B
中間点
リンク列A
リンク列の順方向
始点
始点
同一ノード
逆方向
逆方向
順方向
リンク列B
リンク列の順方向
中間点
逆方向
リンク列A
リンク列の順方向
終点
同一ノード
逆方向
順方向
リンク列B
リンク列の順方向
中間点
順方向
終点
順方向
図 5 リンク列始点・終点ノードのリンク方向の例
また格納例を図31〜図34に示す。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
交差点の状態
“A”交差点
“A”交差点
“A”交差点
“B”交差点
データ収納方法1:リンク列が2本の場合
“A”交差点
“B”交差点
“A”交差点
“A”交差点
順方向
順方向
“A”交差点
逆方向
“B”交差点
双方向
“A”交差点
同一ノード情報
誘導オフセット
“A”交差点
“B”交差点
“A”交差点
“A”交差点
順方向
順方向
“A”交差点
逆方向
“B”交差点
順方向
“A”交差点
逆方向
“A”交差点
同一ノード情報
誘導オフセット
データ収納方法2:リンク列が3本の場合
図 6 格納例1
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
“A”交差点
“A”交差点
交差点の状態
“A”交差点
“A”交差点
“A”交差点
“A”交差点
“A”交差点
“A”交差点
順方向
全方向
“A”交差点
データ収納方法2:リンク列が4本の場合
同一ノード情報
誘導オフセット
“A”交差点
“A”交差点
“A”交差点
“A”交差点
順方向
全方向
“A”交差点
同一ノード情報
誘導オフセット
データ収納方法1:リンク列が2本の場合
図 7 格納例2
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
交差点の状態
“B”交差点
“B”交差点
順方向
逆方向
“B”交差点
同一ノード情報
誘導オフセット
データ収納方法1:リンク列が2本の場合
図 8 格納例3
“B”交差点
“A”交差点
順方向
逆方向
“A”交差点
同一ノード情報
逆方向
“B”交差点
誘導オフセット
交差点の状態
“A”交差点
“B”交差点
データ収納方法1:リンク列が2本の場合
図 9 格納例4
c) 文字列データへのオフセット 文字列データへのオフセットは,当該交差点名称データレコー
ドに対応する,文字列データレコードの格納位置を指す。文字列データフレームの先頭から該
当する,文字列データレコードの先頭までのディスプレイスメントを表す。
1.4.5
道路名称データテーブル 道路名称データテーブルは,表267による。
どの分岐方向も,道路名が同一となる交差点(ノード)においては,道路名称データテーブルは
同一ノード情報で特定するノードのうち,パーセルごとにいずれか一つのノードに付与する。
表 18 道路名称データテーブル
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
B1
道路名称データレコードの並び
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
1.4.6
道路名称データレコード 道路名称データレコードは,表268による。
基本ディストリビューションヘッダ内の,道路名称データレコードの数分だけ作成する。
表 19 道路名称データレコード
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
2
B:
道路名称アトリビュートヘッダ
a)
a
2
2
2
D
文字列データへのオフセット
c)
a
a) 道路名称アトリビュートヘッダ 道路名称アトリビュートヘッダは,表269による。
表 20 道路名称アトリビュートヘッダ
項番
bit
内容
1
15〜14
リンク方向 b)
bit15 bit14
意味
0
0
全方向(全脱出方向の名称が同一である)
0
1
順方向(ノードレコードの格納順序と同一)
1
0
逆方向(ノードレコードの格納順序と逆)
1
1
双方向(方向性なし)
2
13〜0
(RESERVED)
b) リンク方向 リンク方向は,道路名称の付与に該当するリンク方向を示す。また,道路名称の
表現する範囲は基本的にノードからノードまでとする。設定の優先順位は,表現可能である限
り,全方向,双方向及び順(逆)方向の順番となる。リンク方向の例を,図35に示す。
b)順方向、逆方向のとき
“A”道路
リンク列2
リンク列3
“C”道路
リンク列1
・リンク列1の“A”道路は逆方向
・リンク列2の“B”道路は順方向
・リンク列3の“C”道路は逆方向
a)双方向のとき
リンク列の順方向
・リンク列1の“A”道路は双方向
・リンク列2の“B”道路は双方向
“B”道路
リンク列1
“A”道路
リンク列2
“B”道路
“A”道路
図 10 リンク方向例
c) 文字列データへのオフセット 文字列データへのオフセットは,当該道路名称データレコード
に対応する,文字列データレコードの格納位置を指す。文字列データフレームの先頭から,該
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
当する文字列データレコードの先頭までのディスプレイスメントを表す。
1.4.7
方面名称データリスト 方面名称データリストは,表270による。
表 21 方面名称データリスト
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
B1
方面名称データレコードの並び
1.4.8
方面名称データレコード 方面名称データレコードは,表271による。基本ディストリビュ
ーションヘッダ内の,方面名称データレコードの数分だけ作成する。
表 22 方面名称データレコード
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
2
B::N:N
方面名称アトリビュートヘッダ
a)
a
2
2
2
B:N:
距離情報
a
3
4
B1
案内ポイント管理レコードの並び
a
a) 方面名称アトリビュートヘッダ 方面名称アトリビュートヘッダは,表272による。
表 23 方面名称アトリビュートヘッダ
項番
bit
内容
1
15〜14
リンク方向 b)
bit15 bit14
意味
0
0
全方向
0
1
順方向(ノードレコードの格納順序と同一)
1
0
逆方向(ノードレコードの格納順序と逆)
1
1
双方向
2
13〜11
案内ポイント管理レコードの数 c)
3
10〜0
(RESERVED)
b) リンク方向 リンク方向は,ノード付加レコード内の誘導データオフセットによって当該基本
データを直接指定するリンク列データレコードにおいて,行き先名称(看板)として読み取れ
る交差点への進入方向に該当するリンク方向を示す。リンク方向例を,図36に示す。
例
リンク列1
リンク列順方向
交差点進入方向
(行き先名称の読み取り方向)
交差点進入方向は,リンク列2の逆方向となる
リンク列2
図 11 リンク方向例
c) 案内ポイント管理レコードの数 案内ポイント管理レコードの数は,案内ポイント管理レコー
ドの数を格納する。一つの進入方向を基準にした場合の,各脱出方向に付与する名称の数の合
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
計である。
1.4.9
距離情報 距離情報は,表273による。該当するノードを基準として,看板の設置されてい
る手前道路距離を表す。
表 24 距離情報
項番
bit
内容
1
15〜14
距離の単位フラグ
bit15 bit14
意味
0
0
1bit当たりの単位(種類1)
0
1
1bit当たりの単位(種類2)
1
0
1bit当たりの単位(種類3)
1
1
1bit当たりの単位(種類4)
2
13〜7
距離 a)
3
6〜0
(RESERVED)
a) 距離 距離の取扱いは,表274のとおりとなる。
表 25 距離
距離の単位フラグ
(bit15,bit14)
(0,0)
種類1
(0,1)
種類2
(1,0)
種類3
(1,1)
種類4
単位
5m
10m
50m
100m
使用する値の範囲
0〜630m
0〜1260m
0〜6300m
0〜12600m
なお,距離においては,単位未満の端数は,四捨五入する。また,7F(16)は距離が不明とす
る。
1.4.10 案内ポイント管理レコード
a) 案内ポイント管理レコード 案内ポイント管理レコードは,表275による。方面名称アトリビ
ュートヘッダ内の,案内ポイント管理レコードの数分だけ作成する。
表 26 案内ポイント管理レコード
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
2
B:B:N:B:
名称アトリビュートヘッダ
1)
a
2
2
2
N:
脱出方向の接続ノード数
7)
a
3
4
2
D
文字列データへのオフセット
8)
a
4
6
B1
接続ノード情報テーブル
c
1) 名称アトリビュートヘッダ 名称アトリビュートヘッダは,表276による。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表 27 名称アトリビュートヘッダ
項番
bit
内容
1
15〜14
名称種別 2)
bit15 bit14
意味
0
0
実看板方面名称
0
1
仮想看板方面名称
1
0
地点名称
1
1
路線情報
2
13〜12
行き先距離コード
bit13 bit12
意味
0
0
不明又は未調査
0
1
狭域/Branch(近場の地名を示す)
1
0
中域
1
1
広域/Toward(遠方の地名を示す)
3
11〜8
リンク列データレコード識別情報 3)
4
7〜6
リンク方向 4)
bit7
bit6
意味
0
0
全方向
0
1
順方向(ノードレコードの格納順序と同一)
1
0
逆方向(ノードレコードの格納順序と逆)
1
1
双方向
5
5〜3
名称属性 5)
bit5
bit4
bit3
意味
0
0
0
方面(地名)
0
0
1
インターチェンジ
0
1
0
ランプウェイ
0
1
1
ジャンクション
1
0
0
サービスエリア
1
0
1
パーキングエリア
1
1
0
レストエリア
1
1
1
属性なし(不明,未調査)
6
2〜1
(RESERVED)
7
0
名称属性文字列有無 6)
bit0
意味
0
名称属性で表現する文字列は付与されている
1
名称属性で表現する文字列は付与されていない
2) 名称種別 名称種別は,00(2)の場合は,該当する文字列データレコードが現地の実際の看板
から取得された方面名称であることを示し,01(2)の場合は,現地の看板とは無関係に設定す
る方面名称であることを示す。また,10(2)の場合は,IC,SAなどの各地点における名称を表
現する。
例 大阪方面,羽田方面:方面名称
大津SA,名古屋IC:地点名称
路線情報は,次のフォーマットとする。
<路線番号表示枠>-<prefix><路線番号>-<suffix>
区切りは“タブ”とする。
路線番号表示枠は,附属書15で定義する種別コードを10進表記したものとする。
3) リンク列データレコード識別情報 リンク列データレコード識別情報は,当該リンク列デー
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
タレコードから何番目に出現(同一ノード情報によって指定)するリンク列データレコード
であるかを表す。ノード付加レコード内の誘導データオフセットによって当該基本データを
直接指定するリンク列データレコードである場合を0番とし,更にそのリンク列データレコ
ードの同一ノード情報によって指定され(次に)出現するリンク列データレコードを1番と
する。順次2番〜14番を割り付ける。
4) リンク方向 リンク方向は,リンク列データレコード識別情報によって特定できるリンク列
データにおいて,脱出側リンクに関してノードからの脱出方向に該当するリンク方向を示す。
5) 名称属性 名称属性は,文字列データレコードで表現する,方面名称の属性を格納する。
6) 名称属性文字列有無 名称属性文字列有無は,該当する文字列データレコードのデータから,
“IC”などの文字列が削除されているかどうかを示すフラグ。必要な場合には,名称属性を
用いて名称を補完する。
7) 脱出方向の接続ノード数 脱出方向の接続ノード数は,表277による。リンク列データレコ
ード識別情報とリンク方向によって特定できる脱出側リンク(誘導データオフセットで,当
該基本データを直接指定するノードを含む。)につながるノードの数を格納する。例えば,複
合交差点のように複数のノードで脱出方向を特定する場合に使用する。誘導データオフセッ
トによって,当該基本データを直接指定するノードに関してだけ,脱出側リンクを特定する
場合は,“0”となる。
表 28 脱出方向の接続ノード数
項番
Bit
内容
1
15〜8
接続ノード情報レコードの数
2
7〜0
(RESERVED)
8) 文字列データへのオフセット 文字列データへのオフセットは,当該名称データレコードに
対応する,文字列データレコードの格納位置を指す。文字列データフレームの先頭から該当
する文字列データレコードの先頭までのディスプレイスメントを表す。
b) 接続ノード情報テーブル 接続ノード情報テーブルは,表278による。
表 29 接続ノード情報テーブル
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
B1
接続ノード情報レコードの並び
c) 接続ノード情報レコード 接続ノード情報レコードは,表279による。“接続ノード情報レコー
ドの数”の数分だけ作成する。
表 30 接続ノード情報レコード
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
4
:B:N:N
ノード情報
1)
a
2
4
2
B:B:
方向情報
3)
a
1) ノード情報 ノード情報は,表280による。該当するノードの格納位置を表現する。道路デ
ータリストのノード・リンク接続情報中の,ノードレコードの存在する位置を表す。
注目ノードがパーセル境界上に存在し,隣接パーセルのパーセル境界上のノードの格納位
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
置を指す場合は,隣接パーセルの同一ノードレコードへの情報を格納する。実体がない(無効
な)場合は,交差リンク列番号に“4095(10)”を格納する。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表 31 ノード情報
項番
bit
内容
1
31〜29
(RESERVED)
2
28
ノード情報の
bit28
意味
パーセル内外フラグ
0
該当するノードがパーセル内に存在する
1
該当するノードがパーセル外に存在する
3
27〜25
接続先パーセル方向 2)
bit27 bit26 bit25
意味
0
0
0
上
0
0
1
右上
0
1
0
右
0
1
1
右下
1
0
0
下
1
0
1
左下
1
1
0
左
1
1
1
左上
4
24〜21
交差リンク列表示クラス(0-15)
5
20〜9
交差リンク列番号(0-4095)
6
8〜0
交差リンク列内ノード番号(0-511)
2) 接続先パーセル方向 接続先パーセル方向は,該当するノードが存在する接続パーセルの方
向を,前につながるノードの位置を基準に表現する。ノード情報のパーセル内外フラグが,
1(2)のときだけ有効となる。
3) 方向情報 方向情報は,表281による。
表 32 方向情報
項番
bit
内容
1
15〜14
リンク方向 4)
bit15 bit14
意味
0
0
不定(パーセル境界線をまたぐ論理リンク)
0
1
順方向(ノードレコードの格納順序と同一)
1
0
逆方向(ノードレコードの格納順序と逆)
1
1
(RESERVED)
2
13〜0
(RESERVED)
4) リンク方向 リンク方向は,ノード情報によって特定できるリンク列データにおいて,脱出
側リンクに関してノードからの脱出方向に該当するリンク方向を示す。ノード情報によって
特定できるノードが,パーセル境界上に存在しパーセル境界線をまたぐ距離0の論理リンク
を保持する場合,又はパーセル内に存在し,他のリンク列に接続する距離0の論理リンクを
保持する場合は,“00(2)”となる。方面名称データの例を,表282・283,図37・38に示す。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
例1. 行き先看板が,注目交差点の直近に設置されている場合
リンク列A:n1→n5→n7→n10
リンク列B:n7ʼ→n20
リンク列C:n5ʼ→n30
注目交差点:n5
進入方向:n1→n5
脱出方向:3種類(例えば,進入方向と脱出方向とから決まる行き先名
称)
脱出方向1:n5→n7→n10(「ABC」方面、「CCC」方面)
脱出方向2:n5→n7→n7ʼ→n20(「DD」方面)
脱出方向3:n5ʼ→n30(「EE」方面)
n1
n7
n30
n20
n10
n5
n7ʼ
n5ʼ
看板位置
図 12 方面名称データの例1
表 33 方面名称データの例1
名称データレコード
1
2
3
4
名称
アトリビュート
ヘッダ
リンク列データ
レコード
識別情報
0(16)
n5→n7
0(16)
n5→n7
0(16)
n5→n7
1(16)
n5ʼ→n30
リンク方向
01(2)“順方向”
01(2)“順方向”
01(2)“順方向”
01(2)“順方向”
脱出方向の接続ノード数
1
1
2
0
接続ノード情報
ノード情報
n7の位置
n7の位置
n7の位置
(設定なし)
レコード1
リンク方向
01(2)“順方向”
01(2)“順方向”
01(2)“順方向”
(設定なし)
パーセル内外
フラグ
0(2)
“パーセル内”
0(2)
“パーセル内”
0(2)
“パーセル内”
(設定なし)
接続ノード情報
ノード情報
(設定なし)
(設定なし)
n7ʼの位置
(設定なし)
レコード2
リンク方向
(設定なし)
(設定なし)
01(2)“順方向”
(設定なし)
パーセル内外
フラグ
(設定なし)
(設定なし)
0(2)
“パーセル内”
(設定なし)
文字列データ(例)
n5→n7→n10
の行き先名称
“ABC”
n5→n7→n10
の行き先名称
“CCC”
n5→n7→n7ʼ→
n20の行き先名称
“DD”
n5ʼ→n30
の行き先名称
“EE”
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
例2. 行き先看板と案内交差点との間に複数の交差点が存在する場合
リンク列A:n3→n1→n2→n5→n7→n10
リンク列B:n7ʼ→n20
リンク列C:n5ʼ→n30
リンク列D:n40→n2ʼ
リンク列E:n50→n1ʼ→n60
注目交差点:n1
案内交差点:n5
進入方向:n3→n1
脱出方向:3種類(例えば,進入方向と脱出方向とから決まる行き先名称)
脱出方向1:n1→n2→n5→n7→n10(「ABC」方面、「CCC」方面)
脱出方向2:n1→n2→n5→n7→n7ʼ→n20(「DD」方面)
脱出方向3:n1→n2→n5→n5ʼ→n30(「EE」方面)
n2ʼ
n7
n30
n20
n10
n5
n7ʼ
n5ʼ
看板位置
n1ʼ
n3
n40
n50
n60
n1
n2
図 13 方面名称データの例2
表 34 方面名称データの例2
名称データレコード
1
2
3
4
名称
アトリビュート
ヘッダ
リンク列データ
レコード
識別情報
0(16)
n1→n2
0(16)
n1→n2
0(16)
n1→n2
0(16)
n1→n2
リンク方向
01(2)“順方向”
01(2)“順方向”
01(2)“順方向”
01(2)“順方向”
脱出方向の接続ノード数
3
3
4
3
接続ノード情報
ノード情報
n2の位置
n2の位置
n2の位置
n2の位置
レコード1
リンク方向
01(2)“順方向”
01(2)“順方向”
01(2)“順方向”
01(2)“順方向”
パーセル内外
フラグ
0(2)
“パーセル内”
0(2)
“パーセル内”
0(2)
“パーセル内”
0(2)
“パーセル内”
接続ノード情報
ノード情報
n5の位置
n5の位置
n5の位置
n5の位置
レコード2
リンク方向
01(2)“順方向”
01(2)“順方向”
01(2)“順方向”
01(2)“順方向”
パーセル内外
フラグ
0(2)
“パーセル内”
0(2)
“パーセル内”
0(2)
“パーセル内”
0(2)
“パーセル内”
接続ノード情報
ノード情報
n7の位置
n7の位置
n7の位置
n5ʼの位置
レコード3
リンク方向
01(2)“順方向”
01(2)“順方向”
00(2)“不定”
01(2)“順方向”
パーセル内外
フラグ
0(2)
“パーセル内”
0(2)
“パーセル内”
0(2)
“パーセル内”
0(2)
“パーセル内”
接続ノード情報
ノード情報
(設定なし)
(設定なし)
n7ʼの位置
(設定なし)
レコード4
リンク方向
(設定なし)
(設定なし)
01(2)“順方向”
(設定なし)
パーセル内外
フラグ
(設定なし)
(設定なし)
0(2)
“パーセル内”
(設定なし)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
文字列データ(例)
n5→n7→n10
の行き先名称
“ABC”
n5→n7→n10
の行き先名称
“CCC”
n5→n7→n7ʼ→
n20の行き先名称
“DD”
n5ʼ→n30
の行き先名称
“EE”
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
1.4.11 スポットガイドデータリスト スポットガイドデータリストは,表284による。
表 35 スポットガイドデータリスト
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
B1
スポットガイドデータレコードの並び
1.4.12 スポットガイドデータレコード スポットガイドデータレコードは,表285による。基本デ
ィストリビューションヘッダ内の,スポットガイドデータレコードの数分だけ作成する。
表 36 スポットガイドデータレコード
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
2
B:B:B:B:B: スポットガイドアトリビュートヘッダ
a)
a
2
2
2
B:N:
距離情報
a
3
4
2
N
案内ポイント管理レコードの数
c)
a
4
6
B1
案内ポイント管理リスト
c
5
O1
8
初期位置情報
c
6
O2
B1
手前接続ノード情報
d)
c
7
O2
2
D
文字列データへのオフセット
e)
c
a) スポットガイドアトリビュートヘッダ スポットガイドアトリビュートヘッダは,表286によ
る。
表 37 スポットガイドアトリビュートヘッダ
項番
bit
内容
1
15〜14 リンク方向 b)
bit15
bit14
意味
0
0
全方向
0
1
順方向(ノードレコードの格納順序と同一)
1
0
逆方向(ノードレコードの格納順序と逆)
1
1
双方向
2
13〜10 ガイド種別
bit13
bit12
bit11
bit10
意味
0
0
0
0
道路分岐点案内
0
0
0
1
行き先看板(実地における看板)
0
0
1
0
地点案内
0
0
1
1
(RESERVED)
0
1
0
0
高速分岐図
0
1
0
1
3D交差点拡大図
0
1
1
0
2D交差点拡大図
0
1
1
1
交差点イメージ図
1
0
0
0
(1000(2)以降,未定)
3
9
文字列データの有無フラグ
bit9
意味
0
文字列データオフセット情報なし
1
文字列データオフセット情報あり
4
8
画像ドット座標フラグ
bit8
意味
0
画像ドット座標情報なし
1
画像ドット座標情報あり
5
7
手前接続ノード情報有無フラグ
bit7
意味
0
手前接続ノード情報なし
1
手前接続ノード情報あり
6
6〜0
(RESERVED)
b) リンク方向 リンク方向は,ノード付加レコード内の誘導データオフセットによって当該基本
データを直接指定するリンク列データレコードにおいて,スポットガイド(パターンデータの
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
参照など)として読み取れる交差点への進入方向に該当するリンク方向を示す。例を図39に示
す。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
例
リンク列1
リンク列2
リンク列順方向
交差点進入方向
(拡大図などの読み取り方向)
交差点進入方向は,リンク列2の逆方向となる。
図 14 リンク方向
c) 案内ポイント管理レコードの数 案内ポイント管理レコードの数は,案内ポイント管理リスト
を構成する,案内ポイント管理レコードの数を表す。実体がない場合は,“0(16)”とする。
d) 手前接続ノード情報 手前接続ノード情報は,スポットガイドアトリビュートヘッダ内の手前
接続ノード情報の有無フラグが,手前接続ノード情報ありの時に存在する。後述の画像上で自
車位置などを移動させる場合,当該ノードまでの道路が直線であれば手前距離情報を使うが,
そうでない場合にはこの情報を使い,当該ノードから初期位置情報の“注目ノード”から“ス
タート位置”までの形状を表すものとする。
e) 文字列データへのオフセット 文字列データへのオフセットは,スポットガイドアトリビュー
トヘッダ内の文字列データの有無フラグが文字列データオフセット情報ありのときに存在する。
当該スポットガイドデータレコードに対応する,文字列データレコードの格納位置を指す。文
字列データリストの先頭から該当する,文字列データレコードの先頭までのディスプレイスメ
ントを表す。文字列は,詳細図の名称(例えば,○○ランプ出口など。)を意味する。
1.4.13 距離情報 距離情報は,表287による。
該当するノードを基準として,パターンデータで表現する手前道路距離を表す。
表 38 距離情報
項番
bit
内容
1
15〜14
距離の単位フラグ
bit15 bit14
意味
0
0
1bit当たりの単位(種類1)
0
1
1bit当たりの単位(種類2)
1
0
1bit当たりの単位(種類3)
1
1
1bit当たりの単位(種類4)
2
13〜7
距離 a)
3
6〜0
(RESERVED)
a) 距離 距離は,表288による。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表 39 距離
距離の単位フラグ
(bit15,bit14)
(0,0)
種類1
(0,1)
種類2
(1,0)
種類3
(1,1)
種類4
単位
5m
10m
50m
100m
使用する値の範囲
0〜630m
0〜1260m
0〜6300m
0〜12600m
なお,距離においては,単位未満の端数は,四捨五入する。また,7F(16)は,距離が不明と
する。
1.4.14 案内ポイント管理リスト 案内ポイント管理リストは,表289による。
表 40 案内ポイント管理リスト
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
B1
案内ポイント管理レコードの並び
1.4.15 案内ポイント管理レコード
a) 案内ポイント管理レコード 案内ポイント管理レコードは,表290による。案内ポイント管理
レコードの数分だけ作成する。
表 41 案内ポイント管理レコード
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
2
B:B:B:N:B: 案内ポイント管理アトリビュートヘッダ
1)
a
2
2
2
N:
動作番号
5)
a
3
4
2
N:
脱出方向の接続ノード数
7)
a
4
6
B1
パターンデータ関連情報の並び
c
5
O1
2
D
文字列データへのオフセット
8)
c
6
O2
B2
接続ノード情報テーブル
c
1) 案内ポイント管理アトリビュートヘッダ 案内ポイント管理アトリビュートヘッダは,表291
による。
表 42 案内ポイント管理アトリビュートヘッダ
項番
bit
内容
1
15〜13 レコードタイプ 2)
2
12〜10 パターンデータ格納識別
bit12
bit11
bit10
意味
0
0
0
パターンデータなし
0
0
1
パターンデータが,経路誘導基本デー
タフレームの内部に存在する
0
1
0
パターンデータが,経路誘導データフ
レームの外部に存在する
0
1
1
パターンデータが,経路誘導拡張デー
タフレームに依存する
1
0
0
パターンデータが,画像データフレー
ムに存在する(画像IDによる参照)
1
0
1
パターンデータが,各種パラメータデ
ータに存在する(種別コードによる参
照)
1
1
0
(RESERVED)
1
1
1
(RESERVED)
3
9〜6
リンク列データレコード識別情報 3)
4
5〜4
リンク方向 4)
bit5
bit4
意味
0
0
全方向
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
0
1
順方向(ノードレコードの格納順序と同一)
1
0
逆方向(ノードレコードの格納順序と逆)
1
1
双方向
5
3
文字列データの有無フラグ
Bit3
意味
0
文字列データオフセット情報なし
1
文字列データオフセット情報あり
6
2〜0
パターンデータ関連情報の数
2) レコードタイプ レコードタイプは,表292による。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表 43 レコードタイプ
bit15〜bit13の値
意味
備考
0(16)
交差点への進入方向に関連するデータである。
(進入方向が決定した時点で動作状態となるもの)
例えば,進入方向から見た交差点イメ
ージなどを指す。
1(16)
交差点からの脱出方向に関連するデータである。
(脱出方向が決定した時点で動作状態となるもの)
例えば,進入方向と脱出方向から決ま
る矢印イメージなどを指す。
2(16)以降未定
3) リンク列データレコード識別情報 リンク列データレコード識別情報は,当該リンク列デー
タレコードから何番目に出現(同一ノード情報によって指定)するリンク列データレコード
であるかを表す。ノード付加レコード内の誘導データオフセットによって当該基本データを
直接指定するリンク列データレコードである場合を0番とし,更にそのリンク列データレコ
ードの同一ノード情報によって指定され(次に)出現するリンク列データレコードを1番と
する。順次2番〜14番を割り付ける。レコードタイプが,0(16)以外の場合に有効となる。
4) リンク方向 リンク方向は,リンク列データレコード識別情報によって特定できるリンク列
データにおいて,脱出側リンクに関してノードからの脱出方向に該当するリンク方向を示す。
レコードタイプが,0(16)以外の場合に有効となる。
5) 動作番号 動作番号は,表293による。
表 44 動作番号
項番
bit
内容
1
15〜8
動作番号 6)
2
7〜0
(RESERVED)
6) 動作番号 動作番号は,一つのスポットガイドデータレコード内において,同一の番号をも
つ案内ポイント管理レコード群が一つの案内ポイントを構成する。また,動作番号の昇順に
従って,案内ポイントを切り替える。値の範囲は,0〜254となる。例を図40に示す。
例
スクリーン
(1画面イメージ)
パターンデータ1
パターンデータ2
(動作番号0)
(動作番号0)
動作番号0のスクリーン
動作番号1のスクリーン
スクリーン
(1画面イメージ)
パターンデータ1
パターンデータ2
パターンデータ3
(動作番号1)
(動作番号1)
(動作番号1)
交差点進入方向
(拡大図などの読み取り方向)
スポットガイドデータレコード1
スポットガイドデータレコード2
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
図 15 動作番号
7) 脱出方向の接続ノード数 脱出方向の接続ノード数は,表294による。リンク列データレコ
ード識別情報とリンク方向とによって,特定できる脱出側リンク(誘導データオフセットで,
当該基本データを直接指定するノードを含む。)につながるノードの数を格納する。例えば,
複合交差点のように複数のノードで,脱出方向を特定する場合に使用する。誘導データオフ
セットによって,当該基本データを直接指定するノードに関してだけ脱出側リンクを特定す
る場合は,0となる。レコードタイプが,0(16)以外の場合に有効となる。
表 45 脱出方向の接続ノード数
項番
bit
内容
1
15〜8
接続ノード情報レコードの数
2
7〜0
(RESERVED)
8) 文字列データへのオフセット 文字列データへのオフセットは,案内ポイント管理アトリビ
ュートヘッダ内の文字列データの有無フラグが,文字列データオフセット情報ありの時に存
在する。当該スポットガイドデータレコード中の案内ポイント管理レコードに対応する文字
列データレコードの格納位置を指す。文字列データフレームの先頭から該当する,文字列デ
ータレコードの先頭までのディスプレイスメントを表す。
b) パターンデータ関連情報の並び パターンデータ関連情報の並びは,パターンデータ関連情報
の数だけパターンデータ関連情報が並ぶ。
内容は,案内ポイント管理アトリビュートヘッダ内のパターンデータ格納識別によって設定
内容が異なる。また,パターンデータ格納識別がパターンデータなしとなっている場合は,こ
のパターンデータ関連情報は存在しない。
c) パターンデータ関連情報 パターンデータ関連情報は,表295による。
表 46 パターンデータ関連情報
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
2
I
パターンデータの配置x座標
1)
a
2
2
2
I
パターンデータの配置y座標
1)
a
3
4
パターンデータ情報
a
1) パターンデータの配置x,y座標 パターンデータの配置x,y座標は,パターンデータを画
面に表示する場合の基準位置を,描画有効エリアの中心を(0,0)とした,
一つ目に登録された画像のドット座標系で表す。
なお,画像を表示する場合は,指定された配置座標に,画像側で指定された表示基準点が
来るようにする。
2) パターンデータが経路誘導基本データフレームの内部に存在する場合 パターンデータが経
路誘導基本データフレームの内部に存在する場合,パターンデータ情報は,表296による。
表 47 パターンデータ情報
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
2
D
パターンデータへのオフセット
2.1)
a
2
2
2
SWS
パターンデータのサイズ
2.2)
a
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2.1) パターンデータへのオフセット パターンデータへのオフセットは,当該案内ポイント管
理レコードに対応する,画像データレコードの格納位置を指す。パターンデータフレームの
先頭から該当する,画像データレコードの先頭までのディスプレイスメントを表す。
2.2) パターンデータのサイズ パターンデータのサイズは,画像データレコードのサイズを格
納する。実体がない場合は,“0(16)”とする。
3) パターンデータが経路誘導データフレームの外部に存在する場合 パターンデータが経路誘
導データフレームの外部に存在する場合,パターンデータ情報は,表297による。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表 48 パターンデータ情報
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
4
DSA
パターンデータのアドレス
3.1)
a
2
4
2
BS
パターンデータのサイズ
3.2)
a
3.1) パターンデータのアドレス パターンデータのアドレスは,当該スクリーン管理レコード
に対応する,画像データレコードの格納位置を指す。
3.2) パターンデータのサイズ パターンデータのサイズは,画像データレコードのサイズを格
納する。実体がない場合は,“0(16)”とする。
4) パターンデータが経路誘導拡張データフレームに依存する場合 パターンデータが経路誘導
拡張データフレームに依存する場合,経路誘導基本データフレームで規定している,パター
ンデータの書式で表現できない画像データを格納する場合に設定する。したがって,この場
合は,一度拡張データ部を経由して画像データをアクセスすることになる。
拡張データへのオフセットは,表298による。基本データにつながる拡張データの格納位
置を指す。経路誘導拡張データフレームの先頭から,該当する拡張データの先頭までのディ
スプレイスメントを表す。
表 49 拡張データへのオフセット
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
2
D
拡張データへのオフセット
a
5) パターンデータが画像データフレームに存在する場合(画像IDによる参照) パターンデータ
が画像データフレームに存在する場合,パターンデータ情報は,表299による。画像データ
IDを格納する。
表 50 パターンデータ情報
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
2
N
画像データID
a
6) パターンデータが各種情報パラメータデータに存在する場合 パターンデータが各種情報パ
ラメータデータに存在する場合,パターンデータ情報は,表300による。
表 51 パターンデータ情報
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
2
I
配置x座標
6.1)
a
2
2
2
I
配置y座標
6.1)
a
3
4
2
N
画像等種別
6.2)
a
4
6
2
N
種別内画像などID
6.3)
a
6.1) 配置x,y座標 配置x,y座標は,パターンデータなどを画面に表示する場合の基準位置
を,画面の表示エリアの中心を(0,0)として一つ目に登録された画像のドット座標系で表
す。
なお,指定された配置座標に,パターンデータの中心点が来るようにする。
6.2) 画像等種別 画像等種別は,1(16)の場合,パターンデータをメタデータ定義による種別コ
ードで指定することを示す。他の値は,“(RESERVED)”とする。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
6.3) 種別内画像などID 種別内画像などIDは,項番3がメタデータ定義による種別コード指定
の場合,当該の種別コードを設定する。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
d) 接続ノード情報テーブル 接続ノード情報テーブルは,表301による。
表 52 接続ノード情報テーブル
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
B1
接続ノード情報レコードの並び
e) 接続ノード情報レコード 接続ノード情報レコードは,表302による。“接続ノード情報レコー
ドの数”の数分だけ作成する。
表 53 接続ノード情報レコード
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
4
:B:N:N
ノード情報
1)
a
2
4
2
B:B:
方向情報+ノード間距離情報
3)
a
3
6
2
:N
画面X(横)ドット座標
6)
c
4
8
2
:N
画面Y(縦)ドット座標
8)
c
1) ノード情報 ノード情報は,表303による。当該ノードの格納位置を表す。道路データリス
トのノード・リンク接続情報中のノードレコードの存在する位置を表す。
注目ノードがパーセル境界上に存在し,隣接パーセルのパーセル境界上のノードの格納位
置を指す場合は,隣接パーセルの同一ノードレコードへの情報を格納する。実体がない(無効
な)場合は,交差リンク列番号に“4095(10)”を格納する。
表 54 ノード情報
項番
bit
内容
1
31〜29
(RESERVED)
2
28
ノード情報の
bit28
意味
パーセル内外フラグ
0
該当するノードが,パーセル内に存在する
1
該当するノードが,パーセル外に存在する
3
27〜25
接続先パーセル方向 2)
bit27 bit26 bit25
意味
0
0
0
上
0
0
1
右上
0
1
0
右
0
1
1
右下
1
0
0
下
1
0
1
左下
1
1
0
左
1
1
1
左上
4
24〜21
交差リンク列表示クラス(0-15)
5
20〜9
交差リンク列番号(0-4095)
6
8〜0
交差リンク列内ノード番号(0-511)
2) 接続先パーセル方向 接続先パーセル方向は,該当するノードが存在する接続パーセルの方
向を,前につながるノードの位置を基準に表現する。ノード情報のパーセル内外フラグが,
1(2)のときだけ有効となる。
3) 方向情報+ノード間距離情報 方向情報+ノード間距離情報は,表304による。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表 55 方向情報+ノード間距離情報
項番
bit
内容
1
15〜14
リンク方向 4)
bit15 Bit14
意味
0
0
不定(パーセル境界線を跨ぐ論理リンク)
0
1
順方向(ノードレコードの格納順序と同一)
1
0
逆方向(ノードレコードの格納順序と逆)
1
1
(RESERVED)
2
13〜12
距離の単位フラグ
bit13 Bit12 意味
0
0
1bit当たりの単位(種類1)
0
1
1bit当たりの単位(種類2)
1
0
1bit当たりの単位(種類3)
1
1
1bit当たりの単位(種類4)
3
11〜5
距離 5)
4
4〜0
(RESERVED)
4) リンク方向 リンク方向は,ノード情報によって特定できるリンク列データにおいて,脱出
側リンクに関してノードからの脱出方向に該当するリンク方向を示す。レコードタイプが,
0(16)以外の場合に有効となる。ノード情報によって特定できるノードが,パーセル境界上に
存在しパーセル境界線をまたぐ距離0の論理リンクを保持する場合,又はパーセル内に存在
し,他のリンク列に接続する距離0の論理リンクを保持する場合は,“00(2)”となる。
5) 距離 距離は,一つ前のノードから,該当ノード情報データレコードが指し示す座標までの
距離。取扱いは,表305のとおりとなる。
表 56 距離
距離の単位フラグ
(bit15,bit14)
(0,0)
種類1
(0,1)
種類2
(1,0)
種類3
(1,1)
種類4
単位
5 m
10 m
50 m
100 m
使用する値の範囲
0〜630 m
0〜1260 m
0〜6 300 m
0〜12 600 m
なお,距離においては,単位未満の端数は,四捨五入する。また,7F(16)は,距離が不明と
する。
6) 画面X(横)ドット座標 画面X(横)ドット座標は,表306による。画像ドット座標フラ
グが画像ドット座標情報ありのときに当該画面X(横)ドット座標の格納フィールドが確保
され,画像ドット座標情報なしのときには省略する。
表 57 画面X(横)ドット座標
項番
bit
内容
1
15〜13
(RESERVED)
2
12〜0
X座標 7)
7) X座標 X座標は,接続ノードにおける画面横方向の(画面横のドットサイズ)座標値であ
る。値の範囲は,0からパターンの幅−1である。
8) 画面Y(縦)ドット座標 画面Y(横)ドット座標は,表307による。画像ドット座標フラ
グが画像ドット座標情報ありのときに当該画面Y(縦)ドット座標の格納フィールドが確保
され,画像ドット座標情報なしのときには省略する。
表 58 画面Y(横)ドット座標
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
項番
bit
内容
1
15〜13
(RESERVED)
2
12〜0
Y座標 9)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
9) Y座標 Y座標は,接続ノードにおける画面縦方向の(画面縦のドットサイズ)座標値であ
る。値の範囲は,0からパターンの高さ−1である。
図41・42,表308・309にスポットガイドデータの例を示す。
例1.
交差点の分岐が近接している場合
リンク列A:n1→n5→n7→n10
リンク列B:n7ʼ→n20
リンク列C:n5ʼ→n30
注目交差点:n5
進入方向:n1→n5(例えば,進入方向n1から見た交差点イメージ)
脱出方向:3種類(例えば,進入方向と脱出方向とから決まる矢印イメージ)
脱出方向1:n5→n7→n10
脱出方向2:n5→n7→n7ʼ→n20
脱出方向3:n5ʼ→n30
n1
n7
n30
n20
n10
n5
n7ʼ
n5ʼ
図 16 スポットガイドデータの例1
表 59 スポットガイドデータの例1
案内ポイント管理レコード
1
2
3
4
案内ポイント
管理
アトリビュート
ヘッダ
レコードタイプ 0(16) n1→n5
1(16) n5→n7
1(16) n5→n7
1(16) n5ʼ→n30
管理
アトリビュート
ヘッダ
リンク列データ
レコード
識別情報
0(16) “無意味” 0(16)
0(16)
1(16)
リンク方向
00(2)“無意味”
01(2)“順方向”
01(2)“順方向”
01(2)“順方向”
動作番号
0
0
0
0
脱出方向の接続ノード数
0
1
2
0
接続ノード情報
ノード情報
(設定なし)
n7の位置
n7の位置
(設定なし)
レコード1
リンク方向
(設定なし)
01(2)“順方向”
00(2)“不定”
(設定なし)
パーセル内外
フラグ
(設定なし)
0(2)
“パーセル内”
0(2)
“パーセル内”
(設定なし)
接続ノード情報
ノード情報
(設定なし)
(設定なし)
n7ʼの位置
(設定なし)
レコード2
リンク方向
(設定なし)
(設定なし)
01(2)“順方向”
(設定なし)
パーセル内外
フラグ
(設定なし)
(設定なし)
0(2)
“パーセル内”
(設定なし)
パターンデータ(例)
n1→n5から見た
交差点イメージ
n5→n7→n10
の矢印イメージ
n5→n7→n7ʼ→
n20
の矢印イメージ
n5ʼ→n30
の矢印イメージ
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
例2.
n30
交差点の分岐が近接している場合で、かつ、パーセル境界で脱出リンクが分断される場合
リンク列A:n1→n5→z1→z2→n7→n10
リンク列B:n7ʼ→n20
リンク列C:n5ʼ→ z3→z4→n30
注目交差点:n5
進入方向:n1→n5(例えば,進入方向n1から見た交差点イメージ)
脱出方向:3種類(例えば,進入方向と脱出方向とから決まる矢印イメージ)
脱出方向1:n5→ z1→z2→n7→n10
脱出方向2:n5→ z1→z2→n7→n7ʼ→n20
脱出方向3:n5ʼ→ z3→z4→n30
z2
z4
n1
n7
n20
n10
n5
n7ʼ
n5ʼ
パーセル境界
z1
z3
パーセルA
パーセルB
図 17 スポットガイドデータの例2
表 60 スポットガイドデータの例2
案内ポイント管理レコード
1
2
3
4
案内ポイント
レコードタイプ
0(16) n1→n5
1(16) n5→z1
1(16) n5→z1
1(16) n5ʼ→z3
管理
アトリビュート
ヘッダ
リンク列データ
レコード
識別情報
0(16) “無意味” 0(16)
0(16)
1(16)
リンク方向
00(2)“無意味”
01(2)“順方向”
01(2)“順方向”
01(2)“順方向”
動作番号
0
0
0
0
脱出方向の接続ノード数
0
3
4
0
接続ノード情報
レコード1
ノード情報
(設定なし)
パーセルA内で
のz1の位置
パーセルA内で
のz1の位置
(設定なし)
リンク方向
(設定なし)
00(2)“不定”
00(2)“不定”
(設定なし)
パーセル内外
フラグ
(設定なし)
0(2)
“パーセル内”
0(2)
“パーセル内”
(設定なし)
接続ノード情報
レコード2
ノード情報
(設定なし)
パーセルB内で
のz2の位置
パーセルB内で
のz2の位置
(設定なし)
リンク方向
(設定なし)
01(2)“順方向”
01(2)“順方向”
(設定なし)
パーセル内外
フラグ
(設定なし)
1(2)
“パーセル外”
1(2)
“パーセル外”
(設定なし)
接続ノード情報
レコード3
ノード情報
(設定なし)
パーセルB内で
のn7の位置
パーセルB内で
のn7の位置
(設定なし)
リンク方向
(設定なし)
01(2)“順方向”
00(2)“不定”
(設定なし)
パーセル内外
フラグ
(設定なし)
0(2)
“パーセル内”
0(2)
“パーセル内”
(設定なし)
接続ノード情報
レコード4
ノード情報
(設定なし)
(設定なし)
パーセルB内で
のn7ʼの位置
(設定なし)
リンク方向
(設定なし)
(設定なし)
01(2)“順方向”
(設定なし)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
パーセル内外
フラグ
(設定なし)
(設定なし)
0(2)
“パーセル内”
(設定なし)
パターンデータ(例)
n1→n5から見た
交差点イメージ
n5→n7→n10
の矢印イメージ
n5→n7→n7ʼ→
n20
の矢印イメージ
n5ʼ→n30
の矢印イメージ
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
1.4.16 初期位置情報 初期位置情報は,表310による。
画像ドット座標フラグが画像ドット座標情報ありの時に当該初期位置情報の格納フィールドが確
保され,画像ドット座標情報なしの時には省略する。
表 61 初期位置情報
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
2
:N
注目ノードの画面X(横)座標
a)
a
2
2
2
:N
注目ノードの画面Y(縦)座標
c)
a
3
4
2
:N
スタート位置の画面X(横)座標
e)
a
4
6
2
:N
スタート位置の画面Y(縦)座標
g)
a
a) 注目ノードの画面X(横)座標 注目ノードの画面X(横)座標は,表311による。
表 62 注目ノードの画面X(横)座標
項番
bit
内容
1
15〜13
(RESERVED)
2
12〜0
注目ノードX座標 b)
b) 注目ノードX座標 注目ノードX座標は,注目ノードにおける画面横方向の(画面横のドット
サイズ)座標値である。値の範囲は,0からパターンの幅−1である。
c) 注目ノードの画面Y(縦)座標 注目ノードの画面Y(横)座標は,表312による。
表 63 注目ノードの画面Y(横)座標
項番
bit
内容
1
15〜13
(RESERVED)
2
12〜0
注目ノードY座標 d)
d) 注目ノードY座標 注目ノードY座標は,注目ノードにおける画面縦方向の(画面縦のドット
サイズ)座標値である。値の範囲は,0からパターンの高さ−1である。
e) スタート位置の画面X(横)座標 スタート位置の画面X(横)座標は,表313による。
表 64 スタート位置の画面X(横)座標
項番
bit
内容
1
15〜13
(RESERVED)
2
12〜0
スタート位置X座標 f)
f)
スタート位置X座標 スタート位置X座標は,スタート位置における画面横方向の(画面横の
ドットサイズ)座標値である。値の範囲は,0からパターンの幅−1である。スタート位置は,
手前道路距離で表される道路上の地点である。
g) スタート位置の画面Y(縦)座標 スタート位置の画面Y(横)座標は,表314による。
表 65 スタート位置の画面Y(横)座標
項番
bit
内容
1
15〜13
(RESERVED)
2
12〜0
スタート位置Y座標 h)
h) スタート位置Y座標 スタート位置Y座標は,スタート位置における画面縦方向の(画面縦の
ドットサイズ)座標値である。値の範囲は,0からパターンの高さ−1である。
1.4.17 手前接続ノード情報 手前接続ノード情報は表315による。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表 66 手前接続ノード情報
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
2
N
進入方向の接続ノード数
a)
a
2
2
B1
接続ノード情報テーブル
c
a) 進入方向の接続ノード数 進入方向の接続ノード数は,当該注目ノードからスタート位置まで
の形状を表すために必要なノード数を格納する。スポットガイドデータの例を図43,表316に
示す。
例3.
パターンデータ上で,現在位置マークを移動させる場合
(Xd1,Yd1)
(Xd2,Yd2)
(Xd4,Yd4)
(Xd7,Yd7)
(Xd8,Yd8)
(Xd5,Yd5)
(Xd6,Yd6)
(線分5)
(線分2)
(線分3)
線分7)
(線分6)
(線分8)
(Xdmin,Ydmin
(Xdmin,Ydma
(Xdmax,Ydmax)
(Xdmax,Ydmin
(Xd3,Yd3)
(線分4)
(Xd0,Yd0)
(線分1)
(線分9)
(Xd9,Yd9)
実際の道路データ
(Xd1,Yd1)
(Xd7,Yd7)
(Xd4,Yd4)
注目ノード(n0)
(Xd9,Yd9)
n2
n3
n5
n6
(線分8)
(線分6)
(線分5)
(線分3)
(線分2)
距離L
n2ʼ
n0ʼ
n6ʼ
(Xd8,Yd8)
図 18 スポットガイドデータの例3
距離Lは,手前道路距離である。
(Xda,Yda)は画面横方向及び縦方向の座標値(ドットサイズ)である。
なお,Xdmin=Ydmin=0であり, Xdmaxはパターンデータレコードに記されたパターン
の幅を基に“パターンの幅−1”となり,同じくYdmaxはパターンの高さを基に“パターン
の高さ−1”となる。
リンク列A:→(Xd1,Yd1)→n0→n2→n3→(Xd4,Yd4)→
リンク列B:n2ʼ→n5→n6
リンク列C:→(Xd7,Yd7)→n6ʼ→(Xd8,Yd8)
リンク列D:→(Xd9,Yd9)→n0ʼ
−
注目交差点:n0
− 進入方向:(Xd1,Yd1)→n0(例えば,進入方向(Xd1,Yd1)から見た交差
点イメージ)
− 脱出方向:3種類(例えば,進入方向と脱出方向とから決まる矢印イメ
ージ)
脱出方向1:n0→n2→n3→(Xd4,Yd4)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
脱出方向2:n0→n2→n2ʼ→n5→n6→n6ʼ→(Xd8,Yd8)
脱出方向3:n0ʼ→(Xd9,Yd9)
−
初期位置情報
注目ノード(n0)の画面X座標:Xd0
注目ノード(n0)の画面Y座標:Yd0
スタート位置の画面X座標:Xd1
スタート位置の画面Y座標:Yd1
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表 67 スポットガイドデータの例3
案内ポイント管理レコード
1
2
3
4
案内ポイント
管理
レコードタイプ
0(16)
(Xd1,Yd1)→n0
1(16) n0→n2
1(16) n0→n2
1(16)
n0ʼ→(Xd9,Yd9)
アトリビュート
ヘッダ
リンク列データ
レコード
識別情報
0(16)“無意味” 0(16)
0(16)
1(16)
リンク方向
00(2)“無意味” 01(2)“順方向”
01(2)“順方向”
01(2)“逆方向”
動作番号
0
0
0
0
脱出方向の接続ノード数
0
3
6
1
接続ノード情報
ノード情報
(設定なし)
n2の位置
n2の位置
FFFFFFFF(16)
レコード1
リンク方向
(設定なし)
01(2)“順方向”
00(2)“不定”
00(2)“不定”
パーセル内外
フラグ
(設定なし)
0(2)
“パーセル内”
0(2)
“パーセル内”
0(2)
“パーセル内”
画面(X,Y)座標
(Xd2,Yd2)
(Xd2,Yd2)
(Xd9,Yd9)
接続ノード情報
ノード情報
(設定なし)
n3の位置
n2ʼの位置
(設定なし)
レコード2
リンク方向
(設定なし)
01(2)“順方向”
01(2)“順方向”
(設定なし)
パーセル内外
フラグ
(設定なし)
0(2)
“パーセル内”
0(2)
“パーセル内”
(設定なし)
画面(X,Y)座標
(Xd3,Yd3)
(Xd2,Yd2)
接続ノード情報
ノード情報
(設定なし)
FFFFFFFF(16)
n5の位置
(設定なし)
レコード3
リンク方向
(設定なし)
00(2)“不定”
01(2)“順方向”
(設定なし)
パーセル内外
フラグ
(設定なし)
0(2)
“パーセル内”
0(2)
“パーセル内”
(設定なし)
画面(X,Y)座標
(Xd4,Yd4)
(Xd5,Yd5)
接続ノード情報
ノード情報
(設定なし)
(設定なし)
n6の位置
(設定なし)
レコード4
リンク方向
(設定なし)
(設定なし)
00(2)“不定”
(設定なし)
パーセル内外
フラグ
(設定なし)
(設定なし)
0(2)
“パーセル内”
(設定なし)
画面(X,Y)座標
(Xd6,Yd6)
接続ノード情報
ノード情報
(設定なし)
(設定なし)
n6ʼの位置
(設定なし)
レコード5
リンク方向
(設定なし)
(設定なし)
01(2)“順方向”
(設定なし)
パーセル内外
フラグ
(設定なし)
(設定なし)
0(2)
“パーセル内”
(設定なし)
画面(X,Y)座標
(Xd6,Yd6)
接続ノード情報
ノード情報
(設定なし)
(設定なし)
FFFFFFFF(16)
(設定なし)
レコード6
リンク方向
(設定なし)
(設定なし)
00(2)“不定”
(設定なし)
パーセル内外
フラグ
(設定なし)
(設定なし)
0(2)
“パーセル内”
(設定なし)
画面(X,Y)座標
(Xd8,Yd8)
パターンデータ(例)
(Xd1,Yd1)→n0
から見た交差点
イメージ
n0→n2→n3→
(Xd4,Yd4)
の矢印イメージ
n0→n2→n2ʼ→n5→
n6→n6ʼ→(Xd8,
Yd8)
の矢印イメージ
n0ʼ→(Xd9,Yd9)
の矢印イメージ
1.4.18 方向ガイドデータリスト 方向ガイドデータリストは,表317による。
表 68 方向ガイドデータリスト
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
B1
方向ガイドデータレコードの並び
1.4.19 方向ガイドデータレコード 方向ガイドデータリストは,表318による。
基本ディストリビューションヘッダ内の方向ガイドデータレコードの数分だけ作成する。
表 69 方向ガイドデータレコード
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
2
B:
方向ガイドアトリビュートヘッダ
a)
a
2
2
2
N
案内ポイント管理レコードの数
c)
a
3
4
B1
案内ポイント管理リスト
a
a) 方向ガイドアトリビュートヘッダ 方向ガイドアトリビュートヘッダは,表319による。
表 70 方向ガイドアトリビュートヘッダ
項番
bit
内容
1
15〜14
リンク方向 b)
bit15 bit14
意味
0
0
全方向
0
1
順方向(ノードレコードの格納順序と同一)
1
0
逆方向(ノードレコードの格納順序と逆)
1
1
双方向
2
13〜10
交差点進入レーン数
3
9〜8
交差点直前増加レーン数(左側)
4
7〜6
交差点直前増加レーン数(右側)
5
5〜4
交差点直前減少レーン数(左側)
6
3〜2
交差点直前減少レーン数(右側)
7
1
バイファケーションフラグ d) bit1
意味
0
バイファケーションでない
1
バイファケーションである
8
0
(RESERVED)
b) リンク方向 リンク方向は,図44に示す。ノード付加レコード内の誘導データオフセットによ
って当該基本データを直接指定するリンク列データレコードにおいて,方向ガイド情報(交差
点脱出方位の参照など)として読み取れる交差点への進入方向に該当するリンク方向を示す。
例
リンク列1
リンク列2
リンク列順方向
交差点進入方向
(誘導要否の読み取り方向)
交差点進入方向は,リンク列2の逆方向となる。
図 19 リンク方向
c) 案内ポイント管理レコードの数 案内ポイント管理レコードは,案内ポイント管理リストを構
成する,案内ポイント管理レコードの数を表す。実体がない場合は,“0(16)”とする。
d) バイファケーションフラグ バイファケーションフラグは,進入リンクの各々のレーンが道な
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
りに分岐している場合,バイファケーションフラグをONとする。例を図45に示す。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
例
図 20 バイファケーションフラグの例
1.4.20 案内ポイント管理リスト 案内ポイント管理リストは,表320による。
表 71 案内ポイント管理リスト
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
B1
案内ポイント管理レコードの並び
1.4.21 案内ポイント管理レコード
a) 案内ポイント管理レコード 案内ポイント管理レコードは,表321による。案内ポイント管理
レコードの数分だけ作成する。
表 72 案内ポイント管理レコード
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
4
N:B:B:…:B: 案内ポイント管理アトリビュートヘッダ
1)
a
2
4
2
N:
脱出方向の接続ノード数
7)
a
3
6
2
:B:N
交差点情報
8)
b
4
8
2
D
文字列データへのオフセット
12)
c
5
10
B1
接続ノード情報テーブル
c
1) 案内ポイント管理アトリビュートヘッダ 案内ポイント管理レコードは,表322による。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表 73 案内ポイント管理レコード
0Word
項番
bit
内容
1
15〜12
リンク列データレコード識別情報 2)
2
11〜10
リンク方向 3)
bit11 bit10
意味
0
0
全方向
0
1
順方向(ノードレコードの格納順序と同一)
1
0
逆方向(ノードレコードの格納順序と逆)
1
1
双方向
3
9
文字列データの有無フラグ
bit9
意味
0
文字列データオフセット情報なし
1
文字列データオフセット情報あり
4
8
(RESERVED)
5
7〜5
交差点種別 4)
Bit7
Bit6
Bit5
意味
0
0
0
(不明)
0
0
1
単純交差点
0
1
0
複雑交差点
0
1
1
統合交差点
1
0
0
複合交差点
1
0
1
101(2)以降,未定
6
4〜1
地点種別(分岐・合流)
Bit4
Bit3
Bit2
Bit1
意味
5)
0
0
0
0
該当なし
0
0
0
1
SA・PA入口
0
0
1
0
Roundabout入口
0
0
1
1
Roundabout出口
0
1
0
0
高速道路入口
(一般道本線からの分岐地点)
0
1
0
1
高速道路出口
(高速本線からの分岐地点)
0
1
1
0
高速道路本線分岐
(JCT分岐地点)
0
1
1
1
高速道路本線合流
(JCT・ICからの合流地点)
1
0
0
0
1000(2)以降,未定
7
0
(RESERVED)
1Word
項番
bit
内容
1
15〜0
脱出方向レーンフラグ 6)
2) リンク列データレコード識別情報 リンク列データレコード識別情報は,当該リンク列デー
タレコードから何番目に出現(同一ノード情報によって指定)するリンク列データレコード
であるかを表す。ノード付加レコード内の誘導データオフセットによって当該基本データを
直接指定するリンク列データレコードである場合を0番とし,更にそのリンク列データレコ
ードの同一ノード情報によって指定され(次に)出現するリンク列データレコードを1番と
する。順次2番〜14番を割り付ける。
3) リンク方向 リンク方向は,リンク列データレコード識別情報によって特定できるリンク列
データレコードにおいて,脱出側リンクに関してノードからの脱出方向に該当するリンク方
向を示す。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
4) 交差点種別 交差点種別は,表323,図46による。当該案内ポイント管理レコードで表現す
る,交差点の種別を設定する。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表 74 交差点種別
交差点種別
意味
(a)単純交差点
実際の一つの交差点を1点のノードで表現する。
(b)複雑交差点
現地では一つとみなせる交差点を複数のノードで表現する。
(c)統合交差点
実際の複数の交差点を1点のノードで表現する。
(d)複合交差点
間隔の短い複数の交差点を複数のノードで連続して表現する。
a)単純交差点
b)複雑交差点
c)統合交差点
←
データ上の表現
下位レベル
上位レベル
d)複合交差点
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
図 21 交差点種別
5) 地点種別(分岐・合流) 地点種別は,当該案内ポイント管理レコードで表現する,分岐及
び合流の識別情報を設定する。地点種別は図47による。
a)Roundabout
入口
出口
b) Enclosed Traffic Area
入口
出口
c)高速道路
高速道路a
本線分岐
本線→JCT
高速道路b
高速道路a
本線合流
JCT→本線
高速道路b
本線合流
ランプ→本線
一般道
高速道路a
ランプ出口
高速道路
一般道
ランプ入り口
高速道路
一般道
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
図 22 地点種別
6) 脱出方向レーンフラグ 脱出方向レーンフラグは,該当案内ポイント管理レコードが示す脱
出方向に向かうレーンを,bitの論理積で指定する。
第15bitを最左レーンとし,交差点進入レーン数だけ下位bitへ順に割り付け,1(2)の場合
に通行可能とする。
7) 脱出方向の接続ノード数 脱出方向の接続ノード数は,表324による。リンク列データレコ
ード識別情報とリンク方向によって特定できる脱出側リンク(誘導データオフセットにて当
該基本データを直接指定するノードを含む)とにつながるノードの数を格納する。例えば,
複合交差点のように複数のノードで脱出方向を特定する場合に使用する。誘導データオフセ
ットによって,当該基本データを直接指定するノードに関してだけ脱出側リンクを特定する
場合は,0となる。
表 75 脱出方向の接続ノード数
項番
Bit
内容
1
15〜8
接続ノード情報レコードの数
2
7〜0
案内コード 10)
8) 交差点情報 交差点情報は,表325による。
表 76 交差点情報
項番
bit
内容
1
15〜14
進入側 #inにおける
bit15 bit14
意味
脱出側 #outへの誘導要否
0
0
誘導の必要なし
9)
0
1
誘導の必要あり
1
0
(RESERVED)
1
1
(RESERVED)
2
13〜5
交差点脱出方位 11)
3
4〜0
(RESERVED)
9) 進入側#inにおける脱出側#outへの誘導要否 進入側における脱出側への誘導拒否は,進入
側リンクから脱出側リンクへ通行した場合に,誘導の必要性の有無を格納する。
10) 案内コード 案内コードは,表326による。
表 77 案内コード
bit7〜bit0
意味
00h
道なり(方向案内なし)
01h
直進(時計の12時の向き)
02h
右前方向(1時)
03h
右手前方向(2時)
04h
右折(3時)
05h
右斜め後ろ方向(4時)
06h
右戻る方向(5時)
07h
戻る方向(6時)
08h
左戻る方向(7時)
09h
左斜め後ろ方向(8時)
0ah
左折(9時)
0bh
左手前方向(10時)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
0ch
左前方向(11時)
0dh - 1fh
(RESERVED)
20h - feh
使用者使用領域
ffh
未設定
11) 交差点脱出方位 交差点脱出方位は,図48に示す。進入側リンクの方位を0とし,時計周り
を正方向とする。単位は度とし,値の範囲は,0〜359とする。なお,角度が1ff(16)の場合は,
無効とする。
0
270
進入側リンク
図 23 交差点脱出方位
12) 文字列データへのオフセット 文字列データへのオフセットは,文字列データの有無フラグ
が,文字列データオフセット情報ありの時に存在する。当該方向ガイドデータレコード中の
案内ポイント管理レコードに対応する,文字列データレコードの格納位置を指す。文字列デ
ータフレームの先頭から,該当する文字列データレコードの先頭までのディスプレイスメン
トを表す。
b) 接続ノード情報テーブル 接続ノード情報テーブルは,表327による。
表 78 接続ノード情報テーブル
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
B1
接続ノード情報レコードの並び
c) 接続ノード情報レコード 接続ノード情報レコードは,表328による。
“接続ノード情報レコードの数”の数分だけ作成する。
表 79 接続ノード情報レコード
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
4
:B:N:N
ノード情報
1)
a
2
4
2
B:B:
方向情報
3)
a
1) ノード情報 ノード情報は,表329による。該当するノードの格納位置を表現する。道路デ
ータリストのノード・リンク接続情報中のノードレコードの存在する位置を表す。
注目ノードがパーセル境界上に存在し,隣接パーセルのパーセル境界上のノードの格納位
置を指す場合は,隣接パーセルの同一ノードレコードへの情報を格納する。実体がない(無効
な)場合は,交差リンク列番号に“4095(10)”を格納する。
表 80 ノード情報
項番
bit
内容
1
31〜29
(RESERVED)
2
28
ノード情報の
bit28
意味
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
パーセル内外フラグ
0
該当するノードが,パーセル内に存在する。
1
該当するノードが,パーセル外に存在する。
3
27〜25
接続先パーセル方向 2)
bit27 bit26 bit25
意味
0
0
0
上
0
0
1
右上
0
1
0
右
0
1
1
右下
1
0
0
下
1
0
1
左下
1
1
0
左
1
1
1
左上
4
24〜21
交差リンク列表示クラス(0-15)
5
20〜9
交差リンク列番号(0-4095)
6
8〜0
交差リンク列内ノード番号(0-511)
2) 接続先パーセル方向 接続先パーセル方向は,該当するノードが存在する,接続パーセルの
方向を前につながるノードの位置を基準に表現する。ノード情報のパーセル内外フラグが,
1(2)のときだけ有効となる。
3) 方向情報 方向情報は,表330による。
表 81 方向情報
項番
bit
内容
1
15〜14
リンク方向 4)
bit11 bit10
意味
0
0
不定(パーセル境界線をまたぐ論理リンク)
0
1
順方向(ノードレコードの格納順序と同一)
1
0
逆方向(ノードレコードの格納順序と逆)
1
1
(RESERVED)
2
13〜0
(RESERVED)
4) リンク方向 リンク方向は,ノード情報によって特定できるリンク列データにおいて,脱出
側リンクに関してノードからの脱出方向に該当するリンク方向を示す。ノード情報によって
特定できるノードが,パーセル境界上に存在しパーセル境界線をまたぐ距離0の論理リンク
を保持する場合,又はパーセル内に存在し,他のリンク列に接続する距離0の論理リンクを
保持する場合は“00(2)”となる。
1.4.22 道路構造物データリスト 道路構造物データリストは,表331による。
表 82 道路構造物データリスト
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
B1
道路構造物データレコードの並び
1.4.23 道路構造物データレコード 道路構造物データレコードは,表332による。
基本ディストリビューションヘッダ内の,道路構造物データレコードの数分だけ作成する。
表 83 道路構造物データレコード
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
2
B:B:N:B:B: 道路構造物アトリビュートヘッダ
a)
a
2
2
2
B:N:N
距離情報
c
3
4
2
B:N:
オフセット距離
c
4
6
2
B:N:N
高さ情報
c
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
5
8
2
B:B:
交差情報
c
6
10
2
D
文字列データへのオフセット
g)
c
a) 道路構造物アトリビュートヘッダ 道路構造物アトリビュートヘッダは,表333による。
表 84 道路構造物アトリビュートヘッダ
項番
bit
内容
1
15〜12
種別内分類コード b)
2
11〜10
リンク方向 c)
bit11 bit10
意味
0
0
全方向
0
1
順方向(ノードレコードの格納順序と同一)
1
0
逆方向(ノードレコードの格納順序と逆)
1
1
双方向(方向性なし)
3
9
距離情報の有無フラグ
Bit9
意味
0
距離情報なし
1
距離あり
4
8〜7
オフセット距離識別フラグ d) bit8
bit7
意味
0
0
オフセットなし
0
1
順方向にオフセット
1
0
逆方向にオフセット
1
1
(RESERVED)
5
6
高さ情報の有無フラグ e)
bit6
意味
0
高さ情報なし
1
高さ情報あり
6
5
交差情報の有無フラグ f)
bit5
意味
0
交差情報なし
1
交差情報あり
7
4
文字列データの有無フラグ
bit9
意味
0
文字列データオフセット情報なし
1
文字列データオフセット情報あり
8
3〜0
(RESERVED)
b) 種別内分類コード 種別内分類コードの意味を,表334のとおりとする。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表 85 種別内分類コード
bit15〜bit12の値
意味
0(16)
橋
1(16)
トンネル
2(16)
坑道(地下道)
3(16)
踏切
4(16)
高架1(盛り土)
5(16)
高架2(橋)
6(16)
料金所
7(16)
信号機
8(16)
補助標識
補助標識の名称は,文字列データとして格納する。
c) リンク方向 データ種別ごとのリンク方向の意味は,表335,図49のとおりとする。
表 86 リンク方向
データ種別
意味
道路構造物データ
構造物の設置範囲に該当するリンク方向を示す
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
1)全方向のとき
リンク列2
リンク列1
“A”橋
“A”橋
“A”橋
“A”橋
リンク列の順方向
当該誘導データの収容されるノード
2)双方向のとき
リンク列1
リンク列2
“B”橋
“A”橋
“A”橋
“B”橋
リンク列1の“A”橋は,双方向
リンク列2の“B”橋は,双方向
3)順方向のとき
リンク列1の“A”橋は,順方向
リンク列1
“A”橋
リンク列2
リンク列3
リンク列1
“A”橋
リンク列3の“A”橋は,順方向
4)逆方向のとき
“A”橋
リンク列2の“A”橋は,逆方向
リンク列1
リンク列2
“A”橋
リンク列1の“A”橋は,順方向
リンク列1
リンク列2
5)順方向と逆方向のとき
リンク列1の“B”橋は,逆方向
“B”橋
リンク列2
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
図 24 リンク方向
d) オフセット距離識別フラグ オフセット距離識別フラグは,オフセット距離フィールドの設定
状態を表す。01(2),10(2)の場合は2Bytes確保され,00(2)の場合は格納フィールドが存在しな
い。
e) 高さ情報の有無フラグ 高さ情報の有無フラグは,高さ情報フィールドの設定状態を表す。1(2)
の場合は2Bytes確保され,0(2)の場合は格納フィールドが存在しない。
f)
交差情報の有無フラグ 交差点の有無フラグは,交差情報フィールドの設定状態を表す。1(2)
の場合は2Bytes確保され,0(2)の場合は格納フィールドが存在しない。
g) 文字列データへのオフセット 文字列データへのオフセットは,文字列データの有無フラグが,
文字列データオフセット情報ありのときに存在する。当該道路構造物データレコードに対応す
る,文字列データレコードの格納位置を指す。文字列データフレームの先頭から,該当する文
字列データレコードの先頭までのディスプレイスメントを表す。文字列は構造物の名称(例え
ば,△△橋,○○トンネルなど)を意味する。
1.4.24 距離情報 距離情報は,表336による。該当するノードからの順方向距離と逆方向距離を表
す。
表 87 距離情報
項番
bit
内容
1
15〜14
距離の単位フラグ
bit15 bit14
意味
0
0
1bit当たりの単位(種類1)
0
1
1bit当たりの単位(種類2)
1
0
1bit当たりの単位(種類3)
1
1
1bit当たりの単位(種類4)
2
13〜7
順方向距離 a)
3
6〜0
逆方向距離 a)
a) 距離 順方向の場合の距離は,該当するノードから順方向(ノードレコードの格納順序)に向
かって構成する構造物の長さを表現し,逆方向の場合の距離は,該当するノードから逆方向(ノ
ードレコードの格納順序と逆)に向かって構成される構造物の長さを表現する。取扱いは,表
337,図50のとおりとなる。
表 88 距離
距離の単位フラグ(bit15,
bit14)
(0,0)
種類1
(0,1)
種類2
(1,0)
種類3
(1,1)
種類4
単位
5 m
10 m
50 m
100 m
使用する値の範囲
0〜630 m
0〜1 260 m
0〜6 300 m
0〜12 600 m
なお,距離においては,単位未満の端数は,四捨五入する。また,7F(16)は距離が無効とす
る。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
1) リンク列1の“A”橋は,順方向
リンク列1
リンク列2
“A”橋
ΔL(順方向距離)
リンク列順方向
当該誘導データの収容されるノード
2) リンク列1の“A”橋は,逆方向
リンク列1
リンク列2
“A”橋
ΔL(逆方向距離)
図 25 距離
1.4.25 オフセット距離 オフセット距離は,オフセット距離識別フラグが,01(2)・10(2)の場合に,
表338のとおりとなる。
表 89 オフセット距離
項番
bit
内容
1
15〜14
距離の単位フラグ
bit15 bit14
意味
0
0
1bit当たりの単位(種類1)
0
1
1bit当たりの単位(種類2)
1
0
1bit当たりの単位(種類3)
1
1
1bit当たりの単位(種類4)
2
13〜7
オフセット値 a)
3
6〜0
(RESERVED)
a) オフセット値 オフセット値は,オフセット距離識別フラグが“順方向にオフセット”の場
合は,構造物の起点を該当するノードから順方向(ノードレコードの格納順序)に向かった
長さで表現し,“逆方向にオフセット”の場合は,構造物の起点を該当するノードから逆方向
(ノードレコードの格納順序と逆)に向かった長さで表現する。
取扱いは,表339,図51のとおりとなる。
表 90 オフセット値
距離の単位フラグ
(bit15,bit14)
(0,0)
種類1
(0,1)
種類2
(1,0)
種類3
(1,1)
種類4
単位
5 m
10 m
50 m
100 m
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
使用する値の範囲
0〜630m
0〜1 260m
0〜6 300m
0〜12 600 m
なお,距離においては,単位未満の端数は,四捨五入する。また,7F(16)は,距離が無効と
する。
リンク列1の“A”橋は順方向
リンク列1
リンク列2
“A”橋
ΔL(順方向距離)
リンク列順方向
当該誘導データの収容されるノード
構造物の起点位置
ΔM(順方向オフセット値)
図 26 オフセット値
1.4.26 高さ情報 高さ情報は,表340による。高さ情報の有無フラグが,1(2)の場合に次のとおり
とする。
表 91 高さ情報
項番
bit
内容
1
15〜14
距離の単位フラグ
bit15 bit14
意味
0
0
1bit当たりの単位(種類1)
0
1
1bit当たりの単位(種類2)
1
0
1bit当たりの単位(種類3)
1
1
1bit当たりの単位(種類4)
2
13〜7
地表から道路面までの距離[h1] a)
3
6〜0
道路面から構造物の最高位置までの距離[h2] b)
a) 地表から道路面までの距離[h1] 地表から道路面までの距離の取扱いは,表341のとおりと
なる。
表 92 地表から道路面までの距離[h1]
距離の単位フラグ
(bit15,bit14)
(0,0)
種類1
(0,1)
種類2
(1,0)
種類3
(1,1)
種類4
単位
0.1 m
1 m
2 m
10 m
使用する値の範囲
0〜12.6 m
0〜126 m
0〜252 m
0〜1 260 m
なお,距離においては,単位未満の端数は,四捨五入する。また,7F(16)は,距離が無効と
する。
種別内分類コードごとに[h1]の意味は,表342のとおりとする。
表 93 種別内分類コードごとの[h1]
種別内分類コード
意味
0(16) 橋
(未定)
1(16) トンネル
h1=0
2(16) 坑道(地下道)
地表からの道路面までの深さ
3(16) 踏切
(未定)
4(16) 高架1(盛り土)
地表からの盛り土の高さ
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
5(16) 高架2(橋)
地表からの高架の高さ(橋脚の高さ)
b) 道路面から構造物の最高位置までの距離[h2] 道路面から構造物の最高位置までの距離の取
扱いは,表343のとおりとする。
表 94 道路面から構造物の最高位置までの距離[h2]
距離の単位フラグ
(bit15,bit14)
(0,0)
種類1
(0,1)
種類2
(1,0)
種類3
(1,1)
種類4
単位
0.1 m
1 m
2 m
10 m
使用する値の範囲
0〜12.6 m
0〜126 m
0〜252 m
0〜1 260 m
なお,距離においては,単位未満の端数は,四捨五入する。また,7F(16)は,距離が無効と
する。
種別内分類コードごとに[h2]の意味は,表344のとおりとする。種別内分類ごとの高さを
図52に示す。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表 95 種別内分類コードごとの[h2]
種別内分類コード
意味
0(16) 橋
(未定)
1(16) トンネル
道路面からのトンネルの高さ
2(16) 坑道(地下道)
地下道路面からの坑道の高さ
3(16) 踏切
(未定)
4(16) 高架1(盛り土)
h2=0
5(16) 高架2(橋)
h2=0
例1 トンネルの場合
h1=0
hs
例2 坑道(地下道)の場合
h2 h
hs
例3 高架1(盛り土)の場合
h1
h2=0
hs
例4 高架2(橋)の場合
h1
h2=0
hs
h2
hsは、道路データリストを構成するリンク列データレコードに
設定する高さ情報(標高値)である。
図 27 種別内分類ごとの高さ
1.4.27 交差情報 交差情報は,表345による。
交差情報の有無フラグが,1(2)の場合に,次のとおりとなる。
順方向の交差情報と逆方向の交差情報で,リンクの交差状態(オーバーパス/アンダーパス)を
示す。
交差情報で表現する高さは,道路間における相対的高さ関係を示しており,該当するノードから,
次に出現するノードまでの区間の情報である。111(2)は,状態が無効とする。交差点情報の設定例を
図53に示す。
表 96 交差情報
項番
bit
内容
1
15〜13
順方向の交差情報
bit15 bit14 bit13
意味
0
0
0
最下層リンク
0
0
1
高架a(最下層の上)
0
1
0
高架b(高架aの上)
0
1
1
高架c(高架bの上)
2
12〜10
逆方向の交差情報
bit12 bit11 bit10
意味
0
0
0
最下層リンク
0
0
1
高架a(最下層の上)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
0
1
0
高架b(高架aの上)
0
1
1
高架c(高架bの上)
3
9〜0
(RESERVED)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
例
L3:最下層リンク
L2:高架a(最下層の上)
L1:高架b(高架aの上)
L1
a
x
y
d
e
c
f
b
L3
L2
x,y
z
L1
a
d
e
c
f
b
L3
L2
図 28 交差点情報の設定例
ノードに設定する情報
− リンク列始点には,順方向のデータだけ設定可能。
− リンク列中間点には,順方向及び逆方向のデータが設定可能。
− リンク列終点には,逆方向のデータだけ設定可能。
1.4.28 建造物・施設データリスト 建造物・施設データリストは,表346による。
表 97 建造物・施設データリスト
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
B1
建造物・施設データレコードの並び
1.4.29 建造物・施設データレコード 建造物・施設データレコードは,表347による。
基本ディストリビューションヘッダ内の建造物・施設データレコードの数分だけ作成する。
表 98 建造物・施設データレコード
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
2
B:…:B:
建造物・施設アトリビュートヘッダ
a)
a
2
2
2
種別コード
b)
a
3
4
2
B:I
施設重心X座標
d)
a
4
6
2
I
施設重心Y座標
g)
a
5
8
4
:B:…:B
進入方向限定情報
c)
c
6
12
2
I
オプショナルX座標
i)
c
7
14
2
B:I
オプショナルY座標
k)
c
8
16
2
D
文字列データへのオフセット
n)
c
9
18
2
D
形状データへのオフセット
o)
c
10
20
2
N
補助データ
p)
c
11
22
B1
出入り口情報
c
a) 建造物・施設アトリビュートヘッダ 建造物・施設アトリビュートヘッダは,表348による。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表 99 建造物・施設アトリビュートヘッダ
項番
bit
内容
1
15〜12
建造物・施設データ種別
bit15 bit14 bit13 bit12
意味
0
0
0
0
一般建造物データ
0
0
0
1
(0001(2)以降未定)
2
11
進入方向限定情報の有無フラグ
bit11
意味
0
進入方向限定情報なし
1
進入方向限定情報あり
3
10
オプショナル座標の有無フラグ
bit10
意味
0
オプショナル座標なし
1
オプショナル座標あり
4
9
文字列データの有無フラグ
bit9
意味
0
文字列データオフセット情報なし
1
文字列データオフセット情報あり
5
8
形状データの有無フラグ
bit8
意味
0
形状データオフセット情報なし
1
形状データオフセット情報あり
6
7
補助データフラグ
bit7
意味
0
補助データ情報なし
1
補助データ情報あり
7
6
出入り口情報の有無フラグ
bit6
意味
0
出入り口情報なし
1
出入り口情報あり
8
5〜0
(RESERVED)
b) 種別コード 種別コードは,当該建造物・施設データに該当する種別コードを設定する。コー
ド値は,背景・名称データなどと共通である。
c) 進入方向限定情報 進入方向限定情報は,表349による。建造物・施設が確認できる交差点へ
の進入方向に該当する道路(リンク列データレコード)とリンク方向を示す。進入方向限定情
報の有無フラグが“1(2):進入方向限定情報あり”の場合に存在する。特定の進入方向から確認
できる場合は本フィールドは存在し,全進入方向から確認できる場合又は未調査・不明の場合
は存在しない。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表 100 進入方向限定情報
0Word
項番
bit
内容
1
15〜14
(RESERVED)
2
13〜12
当該リンク列データレコード
bit13 bit12
意味
の情報
0
0
確認不可(無効)
0
1
順方向(ノードレコードの格納順序と同一)
1
0
逆方向(ノードレコードの格納順序と逆)
1
1
双方向(方向性なし)
3
11〜10
当該リンク列データレコードの
bit11 bit10
意味
次に出現(同一ノード情報によ
0
0
確認不可(無効)
って指定)するリンク列データ
0
1
順方向(ノードレコードの格納順序と同一)
レコードの情報
1
0
逆方向(ノードレコードの格納順序と逆)
1
1
双方向(方向性なし)
4
9〜8
当該リンク列データレコードか
bit9
bit8
意味
ら2番目に出現(同一ノード情
0
0
確認不可(無効)
報によって指定)するリンク列
0
1
順方向(ノードレコードの格納順序と同一)
データレコードの情報
1
0
逆方向(ノードレコードの格納順序と逆)
1
1
双方向(方向性なし)
5
7〜6
当該リンク列データレコードから3番目に出現するリンク列データレコードの情報
6
5〜4
当該リンク列データレコードから4番目に出現するリンク列データレコードの情報
7
3〜2
当該リンク列データレコードから5番目に出現するリンク列データレコードの情報
8
1〜0
当該リンク列データレコードから6番目に出現するリンク列データレコードの情報
1Word
項番
bit
内容
1
15〜14
当該リンク列データレコードから7番目に出現するリンク列データレコードの情報
2
13〜12
当該リンク列データレコードから8番目に出現するリンク列データレコードの情報
3
11〜10
当該リンク列データレコードから9番目に出現するリンク列データレコードの情報
4
9〜8
当該リンク列データレコードから10番目に出現するリンク列データレコードの情報
5
7〜6
当該リンク列データレコードから11番目に出現するリンク列データレコードの情報
6
5〜4
当該リンク列データレコードから12番目に出現するリンク列データレコードの情報
7
3〜2
当該リンク列データレコードから13番目に出現するリンク列データレコードの情報
8
1〜0
当該リンク列データレコードから14番目に出現するリンク列データレコードの情報
d) 施設重心X座標 施設重心X座標は,表350による。
表 101 施設重心X座標
項番
bit
内容
1
15
座標有効フラグ e)
bit15
意味
0
施設重心座標は,無効である
1
施設重心座標は,有効である
2
14〜13
(RESERVED)
3
12〜0
X座標オフセット f)
e) 座標有効フラグ 座標有効フラグの設定状態による取扱いは,表351のとおりとする。
表 102 座標有効フラグ
座標有効フラグ(bit15)
意味
0(2)
施設重心(X,Y)の値が無効である
1(2)
施設重心(X,Y)の値が有効である
f)
X座標オフセット X座標オフセットは,パーセル内正規化座標を4 096倍した整数部分を表現
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
するオフセット値である。
当該誘導データを格納するノードレコード(道路データ内のリンク列データレコード中の
ノード)の正規化座標位置から施設重心までのオフセットを表す。値の範囲は,−4 096〜+
4 095である。
g) 施設重心Y座標 施設重心Y座標は,表352による。
表 103 施設重心Y座標
項番
bit
内容
1
15〜13
(RESERVED)
2
12〜0
Y座標オフセット h)
h) Y座標オフセット Y座標オフセットは,パーセル内正規化座標を4 096倍した整数部分を表現
するオフセット値である。
当該誘導データを格納するノードレコード(道路データ内のリンク列データレコード中のノ
ード)の正規化座標位置から施設重心までのオフセットを表す。値の範囲は,−40 96〜+4 095
である。
i)
オプショナルX座標 オプショナルX座標は,表353による。オプショナル座標の有無フラグ
が“1(2):オプショナル座標あり”の場合に存在する。
表 104 オプショナルX座標
項番
bit
内容
1
15〜13
(RESERVED)
2
12〜0
X座標オフセット j)
j)
X座標オフセット X座標オフセットは,座標種別で規定する座標を格納する。
パーセル内正規化座標を4 096倍した整数部分を表現するオフセット値である。
当該誘導データを格納するノードレコード(道路データ内のリンク列データレコード中のノ
ード)の正規化座標位置から当該位置までのオフセットを表す。値の範囲は,−4 096〜+4 095
である。
k) オプショナルY座標 オプショナルY座標は,表354による。オプショナル座標の有無フラグ
が“1(2):オプショナル座標あり”の場合に存在する。
表 105 オプショナルY座標
項番
bit
内容
1
15〜13
座標種別 l)
bit15 bit14 bit13
意味
0
0
0
建造物・施設の中心座標
0
0
1
シンボル表示座標
0
1
0
(010(2)以降未定)
2
12〜0
Y座標オフセット m)
l)
座標種別 座標種別は,表355による。オプショナル座標値のもつ意味を表現する。取扱いは,
次のとおりとなる。
表 106 座標種別
設定値(bit15,14,13)
意味
(0,0,0)
建造物の幾何学的な中心座標(及び代表点)を設定する。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
(0,0,1)
建造物の幾何学的な中心座標(及び代表点)を設定する。
m) Y座標オフセット Y座標オフセットは,座標種別によって規定する座標を格納する。
パーセル内正規化座標を4 096倍した整数部分を表現するオフセット値である。
当該誘導データを格納するノードレコード(道路データ内のリンク列データレコード中の
ノード)の正規化座標位置から当該位置までのオフセットを表す。値の範囲は,−4 096〜+
4 095である。
n) 文字列データへのオフセット 文字列データへのオフセットは,文字列データの有無フラグが
文字列データオフセット情報ありの時に存在する。当該建造物・施設データレコードに対応す
る文字列データレコードの格納位置を指す。文字列データフレームの先頭から該当する文字列
データレコードの先頭までのディスプレイスメントを表す。
o) 形状データへのオフセット 形状データへのオフセットは,形状データの有無フラグが形状デ
ータオフセット情報ありの時に存在する。当該建造物・施設データレコードに対応する形状詳
細データレコードの格納位置を指す。形状データフレームの先頭から該当する形状詳細データ
レコードの先頭までのディスプレイスメントを表す。
p) 店舗コード 店舗コードは,店舗コードフラグが店舗コード情報ありの時に存在する。店舗コ
ードフラグが店舗コード情報なしのときには省略する。
1.4.30 出入り口情報 出入り口情報は,表356による。
基本ディストリビューションヘッダ内の建造物・施設データレコードの数分だけ作成する。
表 107 出入り口情報
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
2
N
出入り口情報レコード数
a
2
2
B1
出入り口情報レコードの並び
a
1.4.31 出入り口情報レコード 出入り口情報レコードは,表357による。
表 108 出入り口情報レコード
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
2
B:B:B:B:N
出入り口詳細情報
a)
a
a) 出入り口詳細情報 出入り口詳細情報は,表358による。
表 109 出入り口詳細情報
項番
bit
内容
1
15〜12
同一ノード出現番号 b)
2
11〜10
アクセス可能方向種別
bit11 bit10
意味
0
0
(RESERVED)
0
1
順方向からだけアクセス可能
1
0
逆方向からだけアクセス可能
1
1
双方向アクセス可能(方向性なし)
3
9〜8
出入り口種別
bit9
bit8
意味
0
0
(RESERVED)
0
1
出口
1
0
入り口
1
1
出入り口
4
7
順逆方向フラグ
bit7
意味
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
0
距離はリンク列の順方向を表す
1
距離はリンク列の逆方向を表す
5
6
距離単位フラグ
bit6
意味
0
1bit当たりの単位(種類1)
1
1bit当たりの単位(種類2)
6
5〜0
出入り口までの距離 c)
b) 同一ノード出現番号 同一ノード出現番号は,出入り口が存在するリンク列を,当該情報付加
ノードを0番目とした同一ノード情報出現順序で表す。
c) 出入り口までの距離 出入り口までの距離は,該当するノードから出入り口点までの位置を表
現する。取扱いは,表359のとおりとする。出入り口までの距離の例を図54に示す。
表 110 出入り口までの距離
距離単位フラグ
(bit6)
(0)
種類1
(1)
種類2
単位
2m
20m
使用する値の範囲
0〜124m
0〜1240m
なお,単位未満の端数は,四捨五入する。また,3F(16)は,距離が不明とする。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
例
リンク列1
“a”
“b”
ΔL(逆方向距離)
:リンク列順方向
:当該誘導データの収容されるノード
:出入り口点
リンク列2の“a”方向は、順方向進入可能
リンク列2の“b”方向は、逆方向進入可能
図 29 出入り口までの距離の例
1.4.32 注意地点データリスト 注意地点データリストは,表360による。
表 111 注意地点データリスト
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
B1
注意地点データレコードの並び
1.4.33 注意地点データレコード 注意地点データレコードは,基本ディストリビューションヘッダ
内のスポットガイドデータレコードの数分だけ作成する。
詳細は未定。
1.5
文字列データフレーム 文字列データフレームは,表361による。
表 112 文字列データフレーム
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
B1
文字列ディストリビューションヘッダ
a
2
O1
B2
文字列データリスト
c
1.5.1
文字列ディストリビューションヘッダ 文字列ディストリビューションヘッダは,表362に
よる。
表 113 文字列ディストリビューションヘッダ
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
2
SWS
文字列ディストリビューションヘッダのサイズ
a
2
2
2
N
文字列データ管理情報の数
a
3
4
文字列データ管理情報の並び
b
1.5.2
文字列データ管理情報 文字列データ管理情報は,表363による。
表 114 文字列データ管理情報
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
2
D
文字列データリストへのオフセット
a)
a
2
2
2
N
文字列データレコードの数
b)
a
a) 文字列データリストへのオフセット 文字列データリストへのオフセットは,文字列データフ
レームの先頭から文字列データリストの先頭までのディスプレイスメントを表す。
b) 文字列データレコードの数 文字列データレコードの数は,文字列データリストを構成する文
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
字列データレコードの総数を表す。実体がない場合は,サイズは0とする。
1.5.3
文字列データリスト 文字列データリストは,表364による。
表 115 文字列データリスト
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
B1
文字列データレコードの並び
1.5.4
文字列データレコード 文字列データレコードは,表365による。
表 116 文字列データレコード
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
2
SWS
文字列データレコードのサイズ
a)
c
2
2
B1
M
言語別オフセットポインタテーブル
c
3
O1
B2
M
言語別文字情報リスト
a
a) 文字列データレコードのサイズ 文字列データレコードのサイズは,該当する文字列データレ
コード全体のサイズを表す。言語別文字情報が1種類(単言語)の場合,省略する。
1.5.5
言語別オフセットポインタテーブル 言語別オフセットポインタテーブルは,表366による。
表 117 言語別オフセットポインタテーブル
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
2
D
言語別オフセットポインタ(言語1)
c
2
2
2
D
言語別オフセットポインタ(言語2)
c
3
…………・
c
4
2
D
言語別オフセットポインタ(言語n)
c
文字列データレコードの先頭から各言語別文字情報の先頭までのディスプレイスメントを表す。
格納言語数及び種別並びにその配置順は,メタデータファイルにおいて格納する。
備考1. 格納言語が1種類(単言語:例えば,日本語だけ)の場合は,当該言語別オフセット
ポインタテーブルは削除する。
2. 異なる言語別オフセットポインタで,同一の言語文字情報を示すことも可能である。
1.5.6
言語別文字情報リスト 言語別文字情報リストは,表367による。
表 118 言語別文字情報リスト
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
B1
M
言語別文字情報(言語1)
c
2
O1
B2
M
言語別文字情報(言語2)
c
3
…………・
c
4
O2
B3
M
言語別文字情報(言語m)
c
1.5.7
言語別文字情報 言語別文字情報は,表368による。
表 119 言語別文字情報
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
4
文字列アトリビュートヘッダ
a)
a
2
4
B1
CC
表示文字列
c
3
O1
B2
C
発音文字列
c
4
O2
B3
アクセント情報レコードの並び
b)
c
5
O3
10
自然音声データ関連情報
c)
c
a) 文字列アトリビュートヘッダ 文字列アトリビュートヘッダは,表369による。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表 120 文字列アトリビュートヘッダ
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
2
B::SWS
属性1
1)
a
2
2
2
SWS:N
属性2
3)
a
1) 属性1 属性1は表370による。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表 121 属性1
項番
bit
内容
1
15〜13
発音文字列タイプ
bit15 bit14 bit13
意味
0
0
0
(RESERVED)
0
0
1
読みカナタイプ
0
1
0
発音記号タイプ
0
1
1
(011(2)以降未定)
2
12
自然音声データの有無フラグ
bit12
意味
0
自然音声データなし
1
自然音声データあり
3
11〜8
(RESERVED)
4
7〜0
表示文字列のサイズ 2)
2) 表示文字列のサイズ 表示文字列のサイズは,表示文字列のサイズをワード単位で格納する。
文字列バイト数が奇数の場合,文字列の最後にダミーデータとして“00(16)”を格納する。
3) 属性2 属性2は表371による。
表 122 属性2
項番
bit
内容
1
15〜8
発音文字列のサイズ 4)
2
7〜0
アクセント情報レコードの数 5)
4) 発音文字列のサイズ 発音文字列のサイズを,word単位で格納する。1バイト系コードだけ
を扱う。したがって,文字列バイト数は文字の数をnとすると,n/2wordとなる(文字列 byte
数が奇数の場合,文字列の最後にダミーデータとして“00(16)”を格納する。)。
5) アクセント情報レコードの数 アクセント情報レコードの数は,該当するアクセント情報レ
コードの数を表す。値の範囲は,0〜254である。
b) アクセント情報レコード アクセント情報レコードは,表372による。
表 123 アクセント情報レコード
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
1
N
アクセント挿入位置
1)
a
2
1
1
N
アクセントコード
2)
a
1) アクセント挿入位置 アクセント挿入位置は,発音文字列において,アクセントを適用する
位置を文字列先頭からの文字数で表現する。値の範囲は,0〜254である。
2) アクセントコード アクセントコードは,該当するアクセント挿入位置に設定するアクセン
トコードを表す。値の範囲は,0〜254である。
c) 自然音声データ関連情報 自然音声データ関連情報は,表373による。
文字列アトリビュートヘッダ内の自然音声データの有無フラグの設定状態に従う。自然音声
データの有無フラグが自然音声データなしとなっている場合は,本自然音声データ関連情報は,
存在しない。
表 124 自然音声データ関連情報
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
2
(RESERVED)
a
2
2
2
B:B
話者コード+再生方式識別
1)
a
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
3
4
4
DSA
自然音声データのアドレス
a
4
8
2
BS
自然音声データのサイズ
a
1) 話者コード+再生方式識別 話者コード+再生方式識別は,表374による。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表 125 話者コード+再生方式識別
項番
bit
内容
1
15〜8
話者コード 2)
2
7〜0
再生方式識別 3)
2) 話者コード 話者コードは,複数の自然音声を連続発声する場合に,話者の統一をはかるた
めの識別コードを示す。
3) 再生方式識別 再生方式識別は,表375による。
表 126 再生方式識別
値
意味
0001h
CD-DA
0002h〜000Fh
(RESERVED)
0010h
CD-I ADPCM Class A mono
0011h
CD-I ADPCM Class A stereo
0012h
CD-I ADPCM Class B mono
0013h
CD-I ADPCM Class B stereo
0014h
CD-I ADPCM Class C mono
0015h
CD-I ADPCM Class C stereo
0016h
N研2.2SフルレートADPCM mono
0017h
N研2.2SフルレートADPCM stereo
0018h
N研2.2SハーフレートADPCM mono
0019h
N研2.2SハーフレートADPCM stereo
001Ah〜001Fh
(RESERVED)
0020h
MPEGオーディオ
0021h〜002Fh
(RESERVED)
0030h
D社AC−3
0031h〜003Fh
(RESERVED)
0040h
リニアPCMフルレート
0041h
(RESERVED)
0042h
リニアPCMハーフレート
0043h〜00FFh
(RESERVED)
1.6
形状データフレーム 形状データフレームは,表376による。
表 127 形状データフレーム
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
B1
形状ディストリビューションヘッダ
b
2
O1
B2
形状データリスト
1.6.1
形状ディストリビューションヘッダ 形状ディストリビューションヘッダは,表377による。
表 128 形状ディストリビューションヘッダ
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
2
SWS
形状ディストリビューションヘッダのサイズ
a
2
2
2
N
形状データ管理情報の数
a
3
4
形状データ管理情報の並び
b
1.6.2
形状データ管理情報 形状データ管理情報は,表378による。
表 129 形状データ管理情報
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
2
D
形状データリストへのオフセット
a)
a
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2
2
2
N
形状詳細データレコードの数
b)
a
a) 形状データリストへのオフセット 形状データリストへのオフセットは,形状データフレーム
の先頭から形状データリストの先頭までのディスプレイスメントを表す。
b) 形状詳細データレコードの数 形状詳細データレコードの数は,形状データリストを構成する
形状詳細データレコードの総数を表す。実体がない場合は,サイズは0とする。
1.6.3
形状データリスト 形状データリストは,表379による。
表 130 形状データリスト
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
B1
形状詳細データレコードの並び
1.6.4
形状詳細データレコード 形状詳細データレコードは,表380による。
表 131 形状詳細データレコード
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
2
B:N
形状分類+オフセット座標レコードの数
a)
a
2
2
B1
要素点座標情報
a
3
O1
B2
高さ情報レコードの並び
c
4
O2
2
N
建造物高さ
c
a) 形状分類+オフセット座標レコードの数 形状分類+オフセット座標レコードの数は,表381
による。
表 132 形状分類+オフセット座標レコードの数
項番
bit
内容
1
15〜14
形状分類
bit15 bit14
意味
0
0
(RESERVED)
0
1
線データ
1
0
面データ
1
1
(RESERVED)
2
13〜11
(RESERVED)
3
10〜0
オフセット座標レコードの数
1.6.5
要素点座標情報 要素点座標情報は,表382による。
表 133 要素点座標情報
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
2
N:I
始点X座標オフセット
a)
a
2
2
2
B:B::I
始点Y座標オフセット
d)
a
3
4
B1
オフセット座標レコードの並び
a
a) 始点X座標オフセット 始点X座標オフセットは,表383による。
表 134 始点X座標オフセット
項番
bit
内容
1
15〜13
乗算定数 b)
2
12〜0
始点X座標オフセット c)
b) 乗算定数 乗算定数は,2のn乗値をX座標オフセット値及びY座標オフセット値に乗算して
使用する。この2のn乗値のnが乗算定数である(0≦n≦7:ただしnは整数)。
c) 始点X座標オフセット 始点X座標オフセットは,パーセル内正規化座標を4 096倍した整数
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
部分を表現するオフセット値である。
当該誘導データを格納するノードレコード(道路データ内のリンク列データレコード中のノ
ード)の正規化座標位置から当該始点X座標位置までのオフセットを表す。値の範囲は,−4 096
〜+4 095である。
d) 始点Y座標オフセット 始点Y座標オフセットは,表384による。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表 135 始点Y座標オフセット
項番
bit
内容
1
15
高さ情報有無フラグ e)
bit15
意味
0
高さ情報なし
1
高さ情報あり
2
14
建造物高さ有無フラグ f)
bit14
意味
0
高さ情報なし
1
高さ情報あり
3
13
(RESERVED)
4
12〜0
始点Y座標オフセット g)
e) 高さ情報有無フラグ 高さ情報有無フラグは,該当する建造物・施設データにおいて高さ情報
の設定状態を示す。
f)
建造物高さ有無フラグ 建造物高さ有無フラグは,該当する建造物・施設データにおいて建物
の高さの設定状態を示す。
g) 始点Y座標オフセット 始点Y座標オフセットは,パーセル内正規化座標を4 096倍した整数
部分を表現するオフセット値である。
当該誘導データを格納するノードレコード(道路データ内のリンク列データレコード中のノ
ード)の正規化座標位置から当該始点Y座標位置までのオフセットを表す。値の範囲は,−4 096
〜+4 095である。
1.6.6
オフセット座標レコード オフセット座標レコードは,表385による。
表 136 オフセット座標レコード
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
1
I
X座標オフセット値
a)
a
2
1
1
I
Y座標オフセット値
b)
a
a) X座標オフセット値 X座標オフセット値は,一つ前の要素点のX座標から当該要素点のX座
標までのオフセットを示す。
b) Y座標オフセット値 Y座標オフセット値は,一つ前の要素点のY座標から当該要素点のY座
標までのオフセットを示す。
X座標・Y座標オフセット値は,パーセル内正規化座標を4 096倍した整数部分に対するオフ
セット値を2のn乗値(nは乗算定数)で除した値である。値の範囲は,−128〜127である。
面データについては,データ列始点とデータ列終点との座標を同一とする。したがって,ΔX1+
ΔX2+ … +ΔXp=0,ΔY1+ΔY2+ … +ΔYp=0 となる。
なお,形状分類が線データの場合,X座標・Y座標オフセット値がともに00(16)の場合は,
その次に格納されているX座標・Y座標オフセット値までは,線分表現を中断する(一つの線
データの分割表示指定。)。
1.6.7
高さ情報レコード 高さ情報レコードは,表386による。
高さ情報有無フラグが,“あり”の場合に限り存在する。
表 137 高さ情報レコード
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
1
0
2
:N
標高情報サイズ
a)
a
2
2
2
:N
標高情報
c)
a
a) 標高情報サイズ 標高情報サイズは,表387による。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表 138 標高情報サイズ
項番
bit
内容
1
15〜12
(RESERVED)
2
11〜0
連続要素点数 b)
b) 連続要素点数 連続要素点数は,要素点の始点から順に対応付けられた要素点群において,標
高情報を同じくする要素点の数を格納する。したがって,連続要素点の合計が一つの建造物・
施設データを構成する要素点の数(オフセット座標レコードの数+1)に等しくなる。値の範囲
は1〜4 094となる。
c) 標高情報 標高情報は,表388による。
表 139 標高情報
項番
bit
内容
1
15〜14
(RESERVED)
2
13〜0
標高値 d)
d) 標高値 標高値は,オフセット量は4 096で,−4 095から+12 287までを表現する。単位はメ
ートルである。したがって,実際の標高値に4 096メートルを加算した値を,フィールドに格
納する。
1.6.8
建造物高さ 建造物高さは,表389による。
建造物高さ有無フラグが,“あり”の場合に限り存在する。建造物・施設の高さを要素点座標情報
で構成する平面図形からの相対高度で表現する。オフセット量は4 096で,−4 095から+12 287ま
でを表現する。単位はメートルである。したがって,実際の建造物高さに4 096mを加算した値をフ
ィールドに格納する。
表 140 建造物高さ
項番
bit
内容
1
15〜14
(RESERVED)
2
13〜0
相対高度
1.7
パターンデータフレーム パターンデータフレームは,表390による。
a) 画像データ及び画像データの描画に関連する情報を格納する。
b) 本章内で使用する座標値に特記なき場合,ディスプレイ上の描画ピクセル(Dot)を単位とし,
展開後の画像を包む最小の水平長方形領域の左下端点を基準(0,0)として,該領域の内部を右及
び上向きを正とした(x,y)座標で表す。
表 141 パターンデータフレーム
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
B1
画像管理ディストリビューションヘッダ
a
2
01
B2
パレットセットデータフレーム
c
3
02
B3
カラーテーブルデータフレーム
c
4
03
B4
画像データフレーム
c
5
04
B5
拡張データ
c
1.7.1
画像管理ディストリビューションヘッダ 画像管理ディストリビューションヘッダは,表
391による。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表 142 画像管理ディストリビューションヘッダ
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
2
SWS
画像管理ディストリビューションヘッダのサイズ
a)
a
2
2
2
SWS
パレットセットのレコードサイズ
b)
c
3
4
2
N
先頭パレットセットID
c)
c
4
6
2
N
先頭カラーテーブルID
d)
c
5
8
2
N
先頭画像データID
e)
c
6
10
4
D
パレットセットデータフレームへのオフセット
f)
c
7
14
2
SWS
パレットセットデータフレームのサイズ
g)
c
8
16
4
D
カラーテーブルデータフレームへのオフセット
f)
c
9
20
2
SWS
カラーテーブルデータフレームのサイズ
g)
c
10
22
4
D
画像データフレームへのオフセット
f)
c
11
26
2
SWS
画像データフレームのサイズ
g)
c
12
28
B1
拡張データ
c
a) 画像管理ディストリビューションヘッダのサイズ 画像管理ディストリビューションヘッダの
サイズは,画像管理ディストリビューションヘッダ以外の実体がすべてない場合は2を設定し,
項番2以下を省略する。
b) パレットセットのレコードサイズ パレットセットのレコードサイズは,パレットセット1レ
コードのレコードサイズを,SWSで示す。
c) 先頭パレットセットID 先頭パレットセットIDは,当該管理情報で管理するパレットセット
の先頭のパレットセットIDを示す。
d) 先頭カラーテーブルID 先頭カラーテーブルIDは,当該管理情報で管理するカラーテーブル
の先頭のカラーテーブルIDを示す。
e) 先頭画像データID 先頭画像データIDは,当該管理情報にて管理する画像データの先頭の画
像データIDを示す。
f)
データフレームへのオフセット データフレームへのオフセットは,パターンデータフレーム
先頭から各データフレーム先頭へのディスプレイスメントを表す。実体がない場合は,
FFFFFFFF(16)とする。
g) データフレームへのサイズ データフレームへのサイズは,各データフレームのサイズを表す。
実体がない場合は,“0000(16)”とする。
1.7.2
パレットセットデータフレーム パレットセットデータフレームは,表392による。
表 143 パレットセットデータフレーム
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
2
N
パレットセット数
a
2
2
B1
パレットセットテーブル
a
1.7.3
パレットセットテーブル パレットセットテーブルは,表393による。
並びの順でパレットセットIDを表す。
表 144 パレットセットテーブル
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
B1
パレットセットの並び
a
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
1.7.4
パレットセット パレットセットは,表394及び表395による。
昼夜パレット切り替え,走行停止パレット切り替えのため,複数のパレットをまとめて一つのパ
レットセットとする。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表 145 パレットセット(パレットセットのレコードサイズが1(2バイト)の例)
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
1
N
昼用カラーテーブルID
a
2
1
1
N
夜用カラーテーブルID
a
表 146 パレットセット(パレットセットのレコードサイズが2(4バイト)の例)
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
1
N
昼/走行時用カラーテーブルID
a
2
1
1
N
昼/停止時用カラーテーブルID
a
3
2
1
N
夜/走行時用カラーテーブルID
a
4
3
1
N
夜/停止時用カラーテーブルID
a
1.7.5
カラーテーブルデータフレーム カラーテーブルデータフレームは,表396による。
表 147 カラーテーブルデータフレーム
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
2
N
カラーテーブル管理情報数
a
2
2
B1
カラーテーブル管理情報の並び
a
3
01
B2
カラーテーブルの並び
a
1.7.6
カラーテーブル管理情報 カラーテーブル管理情報は,表397による。
表 148 カラーテーブル管理情報
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
2
D
当該カラーテーブル先頭へのオフセット
a)
a
2
2
2
SWS
当該カラーテーブルのサイズ
a
a) 当該カラーテーブル先頭へのオフセット 当該カラーテーブル先頭へのオフセットは,カラー
テーブルデータフレーム先頭からのオフセットを表す。
1.7.7
カラーテーブル カラーテーブルは,表398による。
並びの順でカラーテーブルIDを表す。
カラーコードは単一のカラーパレット内でRGB値を特定する番号であって,カラーパレット内に
おけるRGB値の並びに伴う昇順の要素番号とする。
#0 RGB値 → カラーコード0
#1 RGB値 → カラーコード1
#2 RGB値 → カラーコード2
:
表 149 カラーテーブル
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
2
N
クリア色のカラーコード
a)
b
2
2
2
N
透過(透明)色のカラーコード
b)
b
3
4
2
:N
カラーコード数
c)
a
4
6
B1
:N:N:N
カラーパレット
a
a) クリア色のカラーコード クリア色のカラーコードは,塗り残し領域の色,及び該領域に描画
した要素の消去用の色として扱うカラーコードを指定する。指定なしの場合は,FFFF(16)を格
納する。
b) 透過(透明)色のカラーコード 透過(透明)色のカラーコードは,透過色として扱うカラー
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
コードを指定する。指定なしの場合は,FFFF(16)を格納する。
c) カラーコード数 カラーコード数は,カラーパレット中のRGB値の並びの数を示す。
1.7.8
カラーパレット カラーパレットは表399による。
カラーコードの数分だけRGB値を作成する。カラーパレットのサイズは,カラーコード数で一意
に決まる。
例えば,16色の場合,4バイト×16色=64バイトとなり,32色の場合,4バイト×32色=128バ
イトとなる。
表 150 カラーパレット
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
B1
RGB値の並び
a
1.7.9
RGB値 RGB値は,表400による。
R値,G値,B値は各8bitの量子化レベルであり,色指定は,R(赤),G(緑),B(青)の各3
原色の輝度レベルで表現する。白のピークレベルはRGB共にFF(16)を与えた場合で,黒のピークレ
ベルはRGB共に00(16)を与えた場合である。その間の各輝度を8ビットで表現する。
表 151 RGB値
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
1
(RESERVED)
b
2
1
1
N
R値
a
3
2
1
N
G値
a
4
3
1
N
B値
a
1.7.10 画像データフレーム 画像データフレームは,表401による。
表 152 画像データフレーム
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
2
N
画像データ管理情報数
a
2
2
B1
画像データ管理情報の並び
a
3
01
B2
画像データレコードの並び
a
a) 画像データID 画像データIDは,当該管理情報で管理する画像データの先頭の画像データID
を示す。
1.7.11 画像データレコード管理情報 画像データレコード管理情報は,表402による。
表 153 画像データレコード管理情報
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
4
D
画像データレコードへのオフセット
a
2
4
2
SWS
画像データレコードのサイズ
a
1.7.12 画像データレコード 画像データレコードは,表403による。
表 154 画像データレコード
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
12
画像データアトリビュートヘッダ
a
2
12
B1
画像データ
a
3
01
B2
BR
経路データの先頭位置調整領域
c
4
02
B3
経路データ
c
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
1.7.13 画像データアトリビュートヘッダ 画像データアトリビュートヘッダは,表404による。
表 155 画像データアトリビュートヘッダ
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
2
:N:B:
画像データ種別
a)
a
2
2
4
N
パレットセットID
d)
b
3
6
2
N
展開後のX方向の大きさ
e)
a
4
8
2
N
展開後のY方向の大きさ
f)
a
5
10
2
I
左下座標から基準座標へのX座標オフセット
g)
a
6
12
2
I
左下座標から基準座標へのY座標オフセット
h)
a
7
14
4
D
経路データへのオフセット
i)
c
a) 画像データ種別 画像データ種別は,表405による。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表 156 画像データ種別
項番
bit
内容
1
15〜8
(RESERVED)
2
7〜4
画像データ種別1
bit7
bit6
bit5
bit4
意味
パターンデータ(静止画像)
0
0
0
0
CLUTイメージ
0
0
0
1
Vector
0
0
1
0
GIF
0
0
1
1
BMP(Bit Map Paint)
0
1
0
0
TIFF
0
1
0
1
EPSF(Encapsulated PostScript)
0
1
1
0
RIB
0
1
1
1
JPEG
1
0
0
0
(1000(2)以降未定)
3
3〜1
画像データ識別2 b)
4
0
経路データ有無フラグ c)
bit31
意味
0
経路データなし
1
経路データあり
b) 画像データ識別2 画像データ種別2は,表406による。格納している画像データの圧縮方法
を示す。例として,CLUTイメージセグメントの場合を示す。
表 157 画像データ種別2
項番
bit
内容
1
3〜1
CLUTイメージセグメントの bit3
bit2
bit1
意味
サイズ
0
0
0
1セグメントを1バイトで表す
0
1
0
1セグメントを2バイトで表す
0
1
1
(011(2)以降未定)
c) 経路データ有無フラグ 経路データ有無フラグは,画像データ上の進入経路のベクトルデータ
列の有無を示す(現在地更新用のデータ)。
d) パレットセットID パレットセットIDは,格納している画像データの展開に使用するパレッ
トセットを規定する。
値0の場合はシステムパレットセットを,指定する。
FFFFFFFF(16)の場合は無効値として,パレットセットを使用しない。
e) 展開後のX方向の大きさ 展開後のX方向の大きさは,格納している画像データを展開した場
合のX方向の大きさ。
f)
展開後のY方向の大きさ 展開後のY方向の大きさは,展開している画像データを展開した場
合のY方向の大きさ。
g) 左下座標から基準座標へのX座標オフセット 左下座標から基準座標へのX座標オフセットは,
展開した画像データの左下から基準座標(表示基準点)へのX座標オフセット。
基準座標は,当該画像の表示において意匠上重要な点であり(例 交差点案内図の案内ポイン
ト),併せて異なる描画サイズの画像を重畳させて用いる場合の張り合わせ基準点となることを
意図している。
h) 左下座標から基準座標へのY座標オフセット 左下座標から基準座標へのY座標オフセットは,
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
展開した画像データの左下から基準座標へのY座標オフセット。
i)
経路データへのオフセット 経路データへのオフセットは,画像データアトリビュートヘッダ
の先頭から経路データの先頭までのオフセットを表す。
このフィールドは,画像データ種別の経路データ有無フラグが1経路データありのときだけ
設定する。
1.7.14 画像データ CLUTイメージの場合の画像データは,画像データ識別の状態によって,次の
イメージセグメントの並びとなる。
1.7.15 1バイトCLUTイメージセグメント 1 byteCLUTイメージセグメントは,表407による。
表 158 1バイトCLUTイメージセグメント
項番 オフセット
データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
1
N:N
カラーコード+連続数
a)
a
a) カラーコード+連続数 カラーコード+連続数は,表408による。
表 159 カラーコード+連続数
項番
bit
内容
1
7〜3
カラーコード
2
2〜0
連続数 b)
b) 連続数 連続数は,同じ色が続くドット長(右方向)を表し,実際の長さの−1を格納する。
例えば,連続数が0の場合は,1セグメント右方向に移動する。
1.7.16 2バイトCLUTイメージセグメント 2 bytesCLUTイメージセグメントは,表409による。
表 160 2バイトCLUTイメージセグメント
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
2
N:N
カラーコード+連続数
a)
a
a) カラーコード+連続数 カラーコード+連続数は,表410による。
表 161 カラーコード+連続数
項番
bit
内容
1
15〜11
カラーコード
2
10〜0
連続数 b)
b) 連続数 連続数は,同じ色が続くドット長(右方向)を表し,実際の長さの−1を格納する。
例えば,連続数が0の場合は,1セグメント右方向に移動する。
1.7.17 パターンデータレコード(ベクター)
a) パターンデータレコード(ベクター) パターンデータレコード(ベクター)は,表411による。
画像データ種別が“Vector”である場合を,次に示す。
表 162 パターンデータレコード(ベクター)
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
4
SWS
パターンデータレコードのサイズ
1)
a
2
4
2
:N
パターン識別情報
2)
a
3
6
2
N
形状詳細データレコードの数
4)
a
4
8
6
(RESERVED)
b
5
14
B1
パターン
a
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
1) パターンデータレコードのサイズ パターンデータレコードのサイズは,当該パターンデー
タレコードのサイズを表す。
2) パターン識別情報 パターン識別情報は,表412による。
表 163 パターン識別情報
項番
bit
内容
1
15〜8
(RESERVED)
2
7〜0
パターン動作番号 3)
3) パターン動作番号 パターン動作番号は,一つのパターンデータ内において,パターン動作
番号の昇順に従ってパターン(パターンデータレコード)を切り替える。値の範囲は0〜254
となる。
4) 形状詳細データレコードの数 形状詳細データレコードの数は,パターンを構成する形状詳
細データレコードの総数を表す。
5) パターンの幅(画面横のドットサイズ) パターンの幅(画面横のドットサイズ)画面横の
画素サイズを示す。
6) パターンの高さ(画面縦のドットサイズ) パターンの高さ(画面縦のドットサイズ)画面
縦の画素サイズを示す。
b) パターン パターンは,表413による。
表 164 パターン
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
B1
形状詳細データレコードの並び(#0〜#n)
a
c) 形状詳細データレコード 形状詳細データレコードは,表414による。
表 165 形状詳細データレコード
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
2
B:N
形状分類+オフセット座標レコードの数
1)
a
2
2
B1
要素点座標情報
a
3
01
2
N
種別コード
c
1) 形状分類+オフセット座標レコードの数 形状分類+オフセット座標レコードの数は,表415
による。
表 166 形状分類+オフセット座標レコードの数
項番
bit
内容
1
15〜14
形状分類
bit15 bit14
意味
0
0
(RESERVED)
0
1
線データ
1
0
面データ
1
1
(RESERVED)
2
13〜11
(RESERVED)
3
10〜0
オフセット座標レコードの数
d) 要素点座標情報 要素点座標情報は,表416による。
表 167 要素点座標情報
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
1
0
2
N:N
始点X座標情報
1)
a
2
2
2
:B:N
始点Y座標情報
4)
a
3
4
B1
オフセット座標レコードの並び
a
1) 始点X座標情報 始点X座標情報は,表417による。
表 168 始点X座標情報
項番
bit
内容
1
15〜13
乗算定数 2)
2
12〜0
始点X座標 3)
2) 乗算定数 乗算定数は,2のn乗値をX座標オフセット値及びY座標オフセット値に乗算し
て使用する。この2のn乗値のnが乗算定数である(0≦n≦7:ただしnは整数)。
3) 始点X座標 始点X座標は,画面横方向の(画面横のドットサイズ)座標値である。値の範
囲は,0からパターンの幅−1である。
4) 始点Y座標情報 始点Y座標情報は,表418による。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表 169 始点Y座標情報
項番
bit
内容
1
15〜14
(RESERVED)
2
13
種別コードフラグ 5)
bit13
意味
0
種別コード情報なし
1
種別コード情報あり
3
12〜0
始点Y座標 6)
5) 種別コードフラグ 種別コードフラグは,該当する形状詳細データレコードにおいて種別コ
ードの設定状態を示す。種別コードフラグが種別コード情報ありのときには種別コードの格
納フィールドが確保され,種別コード情報なしのときには省略する。
6) 始点Y座標 始点Y座標は,画面縦方向の(画面縦のドットサイズ)座標値である。値の範
囲は,0からパターンの高さ−1である。
e) オフセット座標レコード オフセット座標レコードは,表419による。
表 170 オフセット座標レコード
項番 オフセット データ長 データ形式
項目名
備考
識別
1
0
1
I
X座標オフセット値
1)
a
2
1
1
I
Y座標オフセット値
2)
a
1) X座標オフセット値 X座標オフセット値は,一つ前の要素点のX座標から当該要素点のX
座標までのオフセットを示す。
2) Y座標オフセット値 Y座標オフセット値は,一つ前の要素点のY座標から当該要素点のY
座標までのオフセットを示す。
X座標・Y座標オフセット値は,画面縦横方向の(画面のドットサイズ)座標に対するオフ
セット値を2のn乗値(nは乗算定数)で除した値である。値の範囲は−128〜127である。面
データについては,データ列始点とデータ列終点との座標を同一とする。したがって,ΔX1+
ΔX2+ … +ΔXp=0,ΔY1+ΔY2+ … +ΔYp=0 となる。
なお,形状分類が線データの場合,X座標・Y座標オフセット値がともに00(16)のとき(ペ
ンアップを意味する)から,その次にX座標・Y座標オフセット値がともに00(16)になる(ペ
ンダウンを意味する)までは,線分表現を中断する(一つの線データの分割表示指定)。また,
形状分類が面データの場合は,X座標・Y座標オフセット値がともに00(16)のとき(ペンアッ
プを意味する)から,その次にX座標・Y座標オフセット値がともに00(16)になる(ペンダウ
ンを意味する)までは,ポリゴン形状の枠線の表現だけを中断する。ポリゴン形状としては,
ペンアップ状態でのオフセット値の値も有意なものとして扱う。
1.7.18 経路データ 経路データは,表420による。
表 171 経路データ
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
2
B:N:N
経路属性
a)
a
2
2
2
I
左下座標から経路始点へのX座標オフセット
d)
a
3
4
2
I
左下座標から経路始点へのY座標オフセット
e)
a
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
4
6
B1
オフセット座標レコードの並び
a
a) 経路属性 経路属性は,表421による。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表 172 経路属性
項番
bit
内容
1
15〜14
距離の単位フラグ
bit15 bit14
意味
0
0
1bit当たりの単位(種類1)
0
1
1bit当たりの単位(種類2)
1
0
1bit当たりの単位(種類3)
1
1
1bit当たりの単位(種類4)
2
13〜7
距離 b)
3
6〜0
要素点数 c)
b) 距離 距離の取扱いは,表422のとおりとなる。
表 173 距離
距離の単位フラグ
(bit15,bit14)
(0,0)
種類1
(0,1)
種類2
(1,0)
種類3
(1,1)
種類4
単位
5 m
10 m
50 m
100 m
使用する値の範囲
0〜630 m
0〜1 260 m 0〜6 300 m 0〜12 600 m
なお,距離においては,単位未満の端数は,四捨五入する。また,7F(16)は距離が不明とす
る。
c) 要素点数 要素点数は,画像データ上の全経路データ数を示す。
d) 左下座標から経路始点へのX座標オフセット 左下座標から経路始点へのX座標オフセットは,
展開した画像データの左下から経路データ開始座標へのX座標オフセット。
e) 左下座標から経路始点へのY座標オフセット 左下座標から経路始点へのY座標オフセットは,
展開した画像データの左下から経路データ開始座標へのY座標オフセット。
1.7.19 オフセット座標レコード オフセット座標レコードは,表423による。
形状点の格納の場合は,属性で示す距離ごとに形状点を格納するものとする(形状点間は,等距
離)。
表 174 オフセット座標レコード
項番 オフセット データ長 データ形式
項目名
備考
識別
1
0
1
I
X座標オフセット値
a)
a
2
1
1
I
Y座標オフセット値
b)
a
a) X座標オフセット値 X座標オフセット値は,一つ前の要素点のX座標から当該要素点までの
オフセットを示す。値の範囲は,−128〜127である。
b) Y座標オフセット値 Y座標オフセット値は,一つ前の要素点のX座標から当該要素点までの
オフセットを示す。値の範囲は,−128〜127である。