2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
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1. 主要地図データフレーム
1.1
主要地図データフレーム 主要地図データフレームは,表62による。
表 1 主要地図データフレーム
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
B1
主要地図ディストリビューションヘッダ
a
2
B2
主要地図基本データフレーム
c
3
B3
主要地図拡張データフレーム
c
4
Free
B4
経路誘導データフレーム
c
1.1.1
主要地図ディストリビューションヘッダ 主要地図ディストリビューションヘッダは,表63
による。
表 2 主要地図ディストリビューションヘッダ
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
2
SWS
ヘッダサイズ
a)
a
2
2
8
PID
左下基準パーセルID番号
n)
a
3
10
2
N:N
ブロック内の左下基準パーセル位置コード
b)
a
4
12
2
N:B::N:N:N
分割/統合パーセル識別子
c)
a
5
14
4
N:B:B::B:B:B: プラクティカル管理コード
d)
b
6
18
2
B:B:N
基図フラグ
e)
a
7
20
2
B:N
正規化経度(X)方向の実長データ
f)
b
8
22
2
B:N
正規化緯度(Y)方向の実長データ
f)
b
9
24
2
I
地磁気の強度データ
g)
b
10
26
2
I
地磁気の偏角データ
g) h)
b
11
28
4
DSA
経路誘導データフレームへのオフセット
i)
b
12
32
2
BS
経路誘導データフレームのサイズ
j)
b
13
34
2
N
経路計算データリージョン数
k)
a
14
36
B1
N
経路計算データリージョン番号の並び
l)
c
15
O1
B2
M
基本データフレーム管理レコードの並び(#1〜n)
a
16
O2
B3
M
拡張データフレーム管理レコードの並び(#1〜m)
c
17
O3
B4
周辺区画アドレス情報
m)
c
18
O4
B5
拡張(主要地図ディストリビューションヘッダ)
n)
c
備考1. 基本データフレーム管理レコードの並び及びレコード数nは,10.1.1に説明する。
2. 拡張データフレーム管理レコードの並び及びレコード数mは,10.1.1に説明する。
a) ヘッダサイズ ヘッダサイズは,該当する主要地図基本地図ディストリビューションヘッダの
サイズを表す。
b) ブロック内の左下基準パーセル位置コード ブロック内の左下基準パーセル位置コードは,表
64による。
管理ブロック内における当該パーセルデータの相対位置をパーセル構成左下基準パーセルで
示す。パーセル管理情報内の“緯度方向パーセル管理数”と“経度方向パーセル管理数”とか
ら分割数が決まる。コードの昇順は,ブロック原点から経度方向を優先したその対角点の経緯
度方向に向かう順番となる。緯度方向及び経度方向のそれぞれの値の範囲は,0〜255である。
基準パーセルの並び(4×4の場合の例)は図16による。
↑緯度大
(30) (31) (32) (33)
b
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(20) (21) (22) (23)
(10) (11) (12) (13)
(00) (01) (02) (03)
→経度大
図 1 基準パーセルの並び
図中の(ab)において,aが緯度方向の分割領域番号であり,bが経度方向の分割領域番号
である。
表 3 左下基準パーセル位置コード
項番
bit
内容
1
15〜8
緯度方向の分割領域番号
2
7〜0
経度方向の分割領域番号
c) 分割/統合パーセル識別子 分割/統合パーセル識別子は,表65による。当該パーセルデータ
が,当該基準パーセルを更に分割したものか,又は基準パーセルを統合したものかを示す。
分割の場合はパーセル内相対位置を,統合の場合はパーセルサイズを示す。
当該パーセルデータが分割パーセルの場合,基準パーセル内における当該パーセルデータの
相対位置を示す。最大8×8の64分割とする。
当該パーセルデータが統合パーセルの場合,左下パーセルを基準にしたパーセルサイズを示
す。最大8×8の64統合とする。
表 4 分割/統合パーセル識別子
項番
bit
内容
1
15〜14
分割統合識別子
bit15 bit14
意味
0
0
(RESERVED)
0
1
分割あり
1
0
統合あり
1
1
分割/統合なし
2
13
周辺区画アドレス情報有無フラグ
bit13
意味
0
情報なし
1
情報あり
3
12〜10
(RESERVED)
4
9〜8
パーセル管理数のタイプ番号 1)
5
7〜4
緯度方向の相対値(分割時)又は基準パーセル数−1(統合時)
6
3〜0
経度方向の相対値(分割時)又は基準パーセル数−1(統合時)
分割パーセルの並びは,図17による。
↑緯度大
(F0)
(FF)
(10) (11)
(00) (01)
(0F)
→経度大
図 2 分割パーセルの並び
図中の(ab)において,aが緯度方向の分割領域番号であり,bが経度方向の分割領域番号で
ある。
a
a
b
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
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1) 統合パーセルのサイズ 統合パーセルのサイズは,上記,項番5,6で示す(数字+1)が緯
度方向,経度方向の基準パーセル数を示す。
例 項番5,6がそれぞれ3を示す場合は,4×4の統合サイズを示す。
2) パーセル管理数のタイプ番号 パーセル管理数のタイプ番号は,ブロック管理レコードから
参照するパーセル管理情報(親)には,“0”を設定する
パーセル分割のために参照するパーセル管理情報には,当該レベルのレベル管理情報で設
定する“緯度方向・経度方向 分割パーセル管理数1〜3”の番号(パーセル分割タイプ番号:
1〜3)を格納する。
例えば,タイプ番号=1の場合,当該レベルのレベル管理情報“緯度方向・経度方向 分割
パーセル管理数1”を使用する。
d) プラクティカル管理コード プラクティカル管理コードは,表66による。
表 5 プラクティカル管理コード
項番
bit
内容
1
31〜24
地域番号 1)
2
23〜8
パーセル補助情報
bit
23
インフラ1存在エリア (1−Yes, 0−No)
22
インフラ2存在エリア (1−Yes, 0−No)
21〜11 (RESERVED)
10
全道路データ化エリア (1−有効, 0−無効)
9
郊外/市街フラグ有無情報 (1−有効, 0−無効)
8
郊外/市街フラグ (1−郊外, 0−市街)
3
7〜0
(RESERVED)
1)
地域番号 地域番号は,メタファイルに格納した地域ごとの情報(例えば,通行区分)を
参照する番号(0〜255)を設定する。
e) 基図フラグ 基図フラグは,表67による。
地図データ作成時に使用された,基地図の縮尺を記録する。
表 6 基図フラグ
項番
bit
内容
1
15
高さ情報有無フラグ 1)
bit15
意味
(パーセル単位)
0
高さ情報なし
1
高さ情報あり
2
14
使用基図縮尺基準 2)
bit14
意味
0
使用基図縮尺基準が1/100である
1
使用基図縮尺基準が1/10000である
3
13〜0
使用基図識別子 3)
1) 高さ情報有無フラグ(パーセル単位) 高さ情報有無フラグは,該当するパーセルデータに
おいて,高さ情報の設定状態を示す。
2) 使用基図縮尺基準 使用基図縮尺基準は,使用基図識別子の縮尺基準を示す。
3) 使用基図識別子 使用基図識別子は,使用基地図の縮尺の分母の値を示す。使用基図縮尺基
準に従って,次の値をとる。
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使用基図縮尺基準が 0 (1/100) の場合,各縮尺は,次のように設定する。設定範囲は,
1/100〜1/1638300である。
1/2500 → 25
1/10000 → 100
1/50000 → 500
使用基図縮尺基準が 1 (1/10 000) の場合,各縮尺は,次のように設定する。設定範囲
は1/10000〜1/163830000である。
1/2500000 → 250
1/10000000 → 1000
f)
実長データ 実長データは,表68による。パーセル内正規化座標の1LSB当たりの実距離(単
位:m)の100倍の値を格納する。X方向データは,上辺及び下辺の平均の値が入り,Y方向
データは,右辺及び左辺の平均の値が入る。
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表 7 実長データ
項番
bit
内容
1
15
倍率
bit15
意味
0
実距離(単位 : m)の100倍の値を格納する
1
実距離(単位 : m)の1倍の値を格納する
2
14〜0
実距離
倍率が 0:100倍の場合,設定範囲は0.01〜327.67mである。
倍率が 1:1倍の場合,設定範囲は1〜32767mである。
g) 地磁気データ 地磁気データは,地磁気強度データ,偏角データを表す。
1bit当たりの各値は,次のとおりである。
項目
表記
単位
強度データ
符号付き 100(nT)
偏角データ
符号付き 0.1(degree)
h) 偏角データ 偏角データの表記方法は,真北を0(degree)とし,西偏角方向をプラス側,
東偏角方向をマイナス側で表す。真南は+180(degree)とする。
南 ←→ 西 ←→ 北 ←→ 東 ←→ 南
180° 〜 90° 〜 0° 〜 -90° 〜 -179.9°
i)
経路誘導データフレームへのオフセット 経路誘導データフレームへのオフセットは,対象の
経路誘導データフレームの格納位置を示す。対象データがない場合は,“FFFFFFFF(16)”を割り
当てる。
j)
経路誘導データフレームのサイズ 経路誘導データフレームのサイズは,対象の経路誘導デー
タフレームのサイズを示す。上記アドレスが“FFFFFFFF(16)”の場合,サイズの内容は意味を
もたない。
k) 経路計算データリージョン数 経路計算データリージョン数は,該当パーセルをリージョンの
核とする経路計算データのうち,当該パーセルに対応するレベル若しくは最低レベルの経路計
算データの数を設定する。
l)
経路計算データリージョン番号 経路計算データリージョン番号は,表69による。
表 8 経路計算データリージョン番号
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
2
I:
レベル番号
1)
a
2
2
2
N
リージョン番号
2)
a
1) レベル番号 レベル番号は,表70による。
表 9 レベル番号
項番
bit
内容
1
15〜10
当該経路計算データリージョン番号の属するレベルを表す。-31から+31までの範囲を表現し,
“NULL”には-32を割り当てる。ダミーのリージョン管理レコードを指す場合は,-32を設定する。
2
9〜0
(RESERVED)
2) リージョン番号 リージョン番号は,経路計算データを示す。
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m) 周辺区画アドレス情報 周辺区画アドレス情報は,表71,表72及び表73による。
周辺区画アドレス情報の並びの順は,上,右上,右,右下,下,左下,左及び左上の順番と
する。
この情報が存在する場合は8方位設定する。隣接する上,右,下,左,の各辺の長さは,当
該パーセルの各辺と同じとする。隣接する右上,右下,左下,左上のパーセルはそれ自身の分
割にかかわらず各々1つとする。隣接するパーセルが分割表現されている場合の周辺区画の並
び順は,各辺ごとに周辺区画の左下座標の昇順とする。
複数のパーセルが隣接しその一部のパーセルが分割されている場合は,管理情報はすべての
隣接する部分が分割されているものとする。
隣接するパーセルが分割表現されている場合は,分割管理のアドレス情報で表現する。
表 10 周辺区画アドレス情報
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
B1
周辺アドレス情報の並び
a
2
O1
B2
周辺区画分割情報の並び
c
隣接パーセルの分割数は,最大16個までとする。
周辺アドレス情報は,隣接パーセルが当該パーセルより小さいパーセルで表現される場合(隣
接パーセル分割あり)と同じ又は大きいパーセルで表現する場合(隣接パーセル分割なし)と
で表現内容が異なる。
表 11 周辺アドレス情報(隣接パーセル分割なし)
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
4
DSA
周辺主要地図データフレームへのオフセット
1)
b
2
4
2
BS
周辺主要地図データフレームのサイズ
2)
b
1) 周辺主要地図データフレームへのオフセット 周辺主要地図データフレームへのオフセット
は,対象の主要地図データフレーム(パーセル)の格納位置を示す。隣接パーセルが全くな
い場合は,“FFFFFFFF(16)”を割り当てる。隣接パーセルが全くない場合はサイズ情報は無
効とする。
2) 周辺主要地図データフレームのサイズ 周辺主要地図データフレームのサイズは,対象の主
要地図データフレーム(パーセル)のサイズを示す。上記の,アドレスが“FFFFFFFF(16)”
の場合,サイズの内容は意味をもたない。
隣接パーセルが分割されている場合は,当該サイズを“0000(16)”に割り当てる。この場
合オフセット(4バイト)の意味付けも,次のように変更する。
表 12 周辺アドレス情報(隣接パーセル分割あり)
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
2
D
周辺区画分割情報へのオフセットアドレス
3)
a
2
2
2
N:N: :N
隣接パーセル分割情報
4)
a
3
4
2
BS
周辺主要地図データフレームのサイズ(=0固定)
2)
a
隣接パーセルが分割されている場合は,分割管理のためのパーセル管理情報の格納位置と
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分割数を示す(下記参照)。
3) 周辺区画分割情報へのオフセットアドレス 周辺区画分割情報へのオフセットアドレスは,
主要地図データフレーム先頭からのオフセットサイズで,周辺区画分割情報の先頭アドレス
を示す。
4) 隣接パーセル分割情報 隣接パーセル分割情報は,表74による。
表 13 隣接パーセル分割情報
項番
bit
内容
1
15〜12
Y方向(緯度方向)の分割数/基準パーセル−1
2
11〜8
X方向(経度方向)の分割数/基準パーセル−1
3
7〜4
(RESERVED)
4
3〜0
隣接パーセル数 : 当該パーセルの対象辺に対応する(隣接パーセル数−1)を示す
隣接するパーセルが統合パーセルの場合,X,Y方向の分割数/基準パーセルは,“0”を
設定する。
斜め方位(右上,右下,左下,左上)のパーセルが分割されている場合,X,Y方向の分
割数/基準パーセルは正規の値を設定するが,隣接パーセル数は1として“0”を設定する。
周辺区画分割情報は,表75による。
表 14 周辺区画分割情報
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
B1
周辺アドレス情報の並び
隣接パーセル分割数だけ並ぶ。
並び順は,周辺区画アドレス情報の並び順に従う。
4.1) 周辺区画アドレス設定例 周辺区画アドレス設定例として,右辺の隣接パーセルと右下の
隣接パーセルとが当該パーセルに対し,それぞれ4×4,2×2に分割されている場合:
周辺区画アドレス情報{
上辺・周辺アドレス情報(隣接パーセル分割なし){
上辺区画アドレス{
オフセット(4バイト)
サイズ(2バイト)
}
}
右上・周辺アドレス情報(隣接パーセル分割なし){
右上区画アドレス{ }
}
右辺・周辺アドレス情報(隣接パーセル分割あり){
周辺区画分割情報へのオフセットアドレス(2バイト)
隣接パーセル分割情報(2バイト)
サイズ=0設定(2バイト)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
}
右下・周辺アドレス情報(隣接パーセル分割あり){ }
下辺・周辺アドレス情報(隣接パーセル分割なし){ }
左下・周辺アドレス情報(隣接パーセル分割なし){
左辺・周辺アドレス情報(隣接パーセル分割なし){ }
左上・周辺アドレス情報(隣接パーセル分割なし){ }
周辺区画分割情報{
for(右辺の隣接パーセル数){
周辺アドレス情報(隣接パーセル分割なし)
}
for(右下の隣接パーセル数){ ・・・1固定
周辺アドレス情報(隣接パーセル分割なし)
}
}
}
4.2) 周辺区画設定概念図 周辺区画設定概念図は,図18による。
分割区画の設定方向
当該パーセル
上辺
下辺
左
右
左上
右上
右下
左下
図 3 周辺区画設定概念図
4.3) 周辺区画アドレス情報の分割・統合の例 該当パーセル(網掛け部分)及び左下,左,左
上が四つの基準パーセルで統合されており,右辺の下側基準パーセルが分割されており,そ
の他は図19のように基準パーセルの場合は,設定する。
・上辺,下辺は,分割パーセル二つのアドレス情報を設定する。
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・右辺は,分割パーセル四つ(下側の分割に合わせ上の基準パーセルも仮想的に分割す
る。)
のアドレス情報を設定する。
・左辺は,隣接する統合パーセル一つのアドレス情報を設定する。
・右上,右下は,当該パーセルに隣接する基準パーセル一つのアドレス情報をそれぞれ
設定
する。
・左下,左上は,当該パーセルに隣接する統合パーセル一つのアドレス情報をそれぞれ
設定
する。
図 4 パーセルの統合・分割
4.4) 左下基準パーセルID 左下基準パーセルIDは,当該パーセルが,基準パーセル若しくは統
合パーセルの場合,当該パーセルの左下経緯度をPIDで表現したもの。
当該パーセルが,分割パーセルの場合,当該パーセルを含む基準パーセルの左下経緯度を
PIDで表現したもの。
n) 拡張(主要地図ディストリビューションヘッダ) 拡張は,主要地図ディストリビューション
ヘッダのヘッダサイズに格納された値が,仕様で定義するサイズより大きい場合,増加領域は
拡張領域として使用できるものとする。
拡張方法は,別途定義する拡張方式に従う。
1.1.2
基本及び拡張データフレーム管理レコード 主要地図データフレームの基本及び拡張デー
タフレーム管理レコードは,それぞれ,表76による。
表 15 主要地図データフレーム管理レコード
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
4
D
データフレームへのオフセット
a)
b
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2
4
2
SWS
データフレームのサイズ
b)
b
a) データフレームへのオフセット データフレームへのオフセットは,主要地図データフレーム
の先頭から各データフレームの先頭までの,ディスプレイスメントを表す。
b) データフレームのサイズ データフレームのサイズは,各データフレームのサイズを表す。実
体がない場合は,サイズは“0000(16)”とする。
1.1.3
主要地図基本データフレーム 主張地図基本データフレームは,表77による。
表 16 主要地図基本データフレーム
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
B1
M
道路データフレーム
c
2
B2
M
背景データフレーム
c
3
B3
M
名称データフレーム
c
4
B4
付加データAフレーム
c
5
B5
付加データBフレーム
c
1.1.4
主要地図拡張データフレーム 主張地図拡張データフレームは,表78による。
表 17 主要地図拡張データフレーム
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
B1
M
主要地図拡張データ
a)
c
a) 主要地図拡張データ 主張地図拡張データは,表79による。
表 18 主要地図拡張データ
項番 オフセット データ長 データ形式
項目名
備考
識別
1
0
12
MID
使用者識別ID
a
2
12
4
N
データ識別コード
a
3
16
B1
拡張部データの並び
c
ここでは一般形式を示す。
1.2
道路データフレーム 道路データフレームは,表80による。
表 19 道路データフレーム
項番 オフセット データ長 データ形式
項目名
備考
識別
1
0
B1
道路ディストリビューションヘッダ
b
2
O1
B2
道路データリスト
c
3
O2
B3
通行コードデータフレーム
a)
c
4
O3
B4
複合ノードデータフレーム
b)
c
5
O4
B5
拡張データ(道路データフレーム)
c)
c
a) 通行コードデータフレーム 通行コードデータフレームは,当該パーセルで使用する,通行コ
ードの定義テーブルである。
b) 複合ノードデータフレーム 複合ノードデータフレームは,当該パーセル内に関して複合交差
点,ロータリーなど(Roundabout)を構成するノードを設定する。
複合交差点などがパーセル境界で分割されている場合も,当該パーセルに入っているノード
だけを設定する。
c) 拡張データ 拡張(道路データフレーム)データは,次のとおりとする。
拡張領域として使用できるものとする。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
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拡張方法は,別途定義する拡張方式に従う。
1.2.1
道路ディストリビューションヘッダ 道路ディストリビューションヘッダは,表81による。
表 20 道路ディストリビューションヘッダ
項番 オフセット データ長 データ形式 項目名
備考
識別
1
0
2
SWS
ヘッダサイズ
a
2
2
2
N
交差点総数
a)
b
3
4
1
N
表示クラス管理情報数(n)
b)
a
4
5
1
N
付加データ管理情報数(m)
d)
b
5
6
2
I
このパーセルデータと対応する経路計算データのレベル
c)
b
6
8
B1
表示クラス管理情報レコードの並び
c
7
O1
B2
付加データ管理情報レコードの並び
c
8
O2
B3
拡張(道路ディストリビューションヘッダ)
e)
c
a) 交差点総数 交差点総数は,パーセルデータ内に存在する,三叉路以上のノードの合計を格納
する。この場合,ノード接続オフセットでまとめられる複数のノードを一つのノードとして扱
う。無効値は,“0xFFFF”とする。
b) 表示クラス管理情報数 表示クラス管理情報数は,0〜15の値であり,それに1を加えた1〜16
の値で,最大16とする。表示クラスの内容は,メタデータで定義する。
該当する表示クラスの道路が存在しない場合は,対応する表示クラス管理情報は,オフセッ
ト=0xFFFF,ポリライン数=0を設定する(抜けを作らない)。
c) このパーセルデータと対応する経路計算データのレベル このパーセルデータと対応する経路
計算データのレベルは,表82による。
表 21 このパーセルデータと対応する経路計算データのレベル
項番
bit
内容
1
15〜10 当該経路計算データのリージョン番号が属するレベルを表す。-31から+31の範囲を表現し,“NULL”
には-32を割り当てる。ダミーのリージョン管理レコードを指す場合は,-32を設定する。
2
9〜0
(RESERVED)
主要地図(道路)と経路計算データとの対応について,
− 対応関係にある経路計算データ内の道路は,少なくとも,対応する主要地図内にすべ
て存在する(下位レベルの経路計算対象道路が余分に含まれても構わない。)。
− 経路計算データに対応する最下位の主要地図には,最下位の経路計算データの道路が
すべて存在する。
例 主要地図(道路)が6レベルで,経路計算データが3レベルの場合,
レベル6:主要地図内経路対象道路 >= レベル6:経路計算データ内経路対象道路
レベル5:主要地図内経路対象道路 >= レベル6:経路計算データ内経路対象道路
レベル4:主要地図内経路対象道路 >= レベル4:経路計算データ内経路対象道路
レベル3:主要地図内経路対象道路 >= レベル4:経路計算データ内経路対象道路
レベル2:主要地図内経路対象道路 == レベル2:経路計算データ内経路対象道路
レベル1:主要地図内経路対象道路 == レベル2:経路計算データ内経路対象道路
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
[補足]レベル3の主要地図には,レベル2の経路計算対象道路が入っていても構わない
が,
レベル4の経路計算対道路はすべて存在する。
d) 付加データ管理情報数 付加データ管理情報数は,通行コードデータフレーム,複合ノードデ
ータフレーム及び拡張(道路データフレーム)を設定する。
e) 拡張(道路ディストリビューションヘッダ) 拡張は,拡張領域として使用できるものとする。
拡張方法は,別途定義する拡張方式に従う。
1.2.2
表示クラス管理情報レコード 表示クラス管理情報レコードは,表83による。
該当する表示クラス単位道路の,格納位置とサイズとを格納する。
表示クラス管理情報と道路データリストは,データレコードの出現順に描画することを想定し並
べる。つまり,表示クラスの低い順に並べる。
表 22 表示クラス管理情報レコード
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
2
D
表示クラス単位オフセット
a)
b
2
2
2
N
表示クラス単位ポリライン数
b)
b
a) 表示クラス単位オフセット 表示クラス単位オフセットは,道路データフレームの先頭から該
当する表示クラス単位道路の先頭までのディスプレイスメントを表す。実体がない場合は,オ
フセットは“FFFF(16)”とする。
b) 表示クラス単位ポリライン数 表示クラス単位ポリライン数は,表84による。
表 23 表示クラス単位ポリライン数
項番
bit
内容
1
15〜12
(RESERVED)
2
11〜0
表示クラス単位ポリライン数 (ri)
該当する,表示クラス単位道路のポリライン数(リンク列数)を表す。実体がない場合は,
サイズは0000(16)とする。
値の範囲は,1〜4095である。
1.2.3
付加データ管理情報レコード 付加データ管理情報レコードは,表85による。
該当する付加データの格納位置とサイズを格納する。
道路データフレームの項番3以降の順に並ぶ[通行コードデータフレーム,複合ノードデータフ
レーム及び拡張(道路データフレーム)の順]。
表 24 付加データ管理情報レコード
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
2
D
付加データフレームへのオフセット
a)
b
2
2
2
SWS
付加データフレームのサイズ
b)
b
a) 付加データフレームへのオフセット 付加データフレームへのオフセットは,道路データフレ
ームの先頭から該当する,付加データフレームへのディスプレイスメントを表す。実体がない
場合は,オフセットは“FFFF(16)”とする。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
b) 付加データフレームのサイズ 付加データフレームのサイズは,該当する付加データフレーム
のサイズを表す。実体がない場合は,サイズは“0000(16)”とする。
1.2.4
道路データリスト 道路データリストは,表86による。
表 25 道路データリスト
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
表示クラス単位道路データの並び(#1〜#n)
a
備考 nは,表示クラス管理情報数である。
1.2.5
表示クラス単位道路データ 表示クラス単位道路データは,表87による。
表 26 表示クラス単位道路データ
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
2
B:B:B:B:B::B:
B:B:B
表示縮尺フラグ
a)
a
2
2
B1
リンク列データレコードの並び(#1〜#ri)
c
備考 riは,各種別ごとの種別単位ポリライン数である。
a) 表示縮尺フラグ 表示縮尺フラグは,11.3と同じ。表88による。
表 27 表示縮尺フラグ
項番
bit
内容
1
15
表示縮尺フラグ1 (許可 : 1/不許可 : 0)
2
14
表示縮尺フラグ2 (許可 : 1/不許可 : 0)
3
13
表示縮尺フラグ3 (許可 : 1/不許可 : 0)
4
12
表示縮尺フラグ4 (許可 : 1/不許可 : 0)
5
11
表示縮尺フラグ5 (許可 : 1/不許可 : 0)
6
10〜4
(RESERVED)
7
3
ノード・リンク接続情報消去フラグ (0 : 消去していない,1 : 消去している)
8
2
ノード付加情報の管理ヘッダ消去フラグ (0 : 消去していない,1 : 消去している)
9
1
標高情報の管理ヘッダ消去フラグ (0 : 消去していない,1 : 消去している)
10
0
通行規制情報の管理ヘッダ消去フラグ (0 : 消去していない,1 : 消去している)
備考 表示縮尺フラグ1〜5と,実際の表示縮尺は,別途定義する。パーセルレベルごとに設定
できるものとする。
1.2.6
リンク列データレコード リンク列データレコードは,表89による。
表 28 リンク列データレコード
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
B0
リンク列ヘッダ
a
2
O1
B1
リンク列形状情報
a
3
O2
B2
ノード・リンク接続情報
c
4
O3
B3
ノード付加情報
c
5
O4
B4
標高情報
c
6
O5
B5
通行規制情報
c
7
O6
8
時間情報
c
8
O7
B6
ストリートアドレス情報
c
9
O8
B7
拡張データ(リンク列データレコード)
c
1.2.7
リンク列ヘッダ リンク列ヘッダは,表90による。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表 29 リンク列ヘッダ
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
4
B:B:B:B:SWS:
B::SWS
リンク列の管理ヘッダ
a)
a
2
4
2
:N
ノード情報の管理ヘッダ
b)
a
3
6
2
:SWS
リンク列形状情報の管理ヘッダ
c)
a
4
8
2
:SWS
ノード付加情報の管理ヘッダ
d)
c
5
10
2
:SWS
標高情報の管理ヘッダ
e)
c
6
12
2
:SWS
通行規制情報の管理ヘッダ
f)
c
7
14
B1
リンク列属性
g)
a
8
O1
B2
:SWS
ストリートアドレス情報の管理ヘッダ
i)
c
9
O2
B3
拡張データ(リンク列ヘッダ)
h)
c
a) リンク列の管理ヘッダ リンク列の管理ヘッダは,表91による。
表 30 リンク列の管理ヘッダ
項番
bit
内容
1
31
リンク列消去フラグ(0 : 消去していない,1 : 消去している) 3)
2
30
時間情報フラグ(0 : 設定なし,1 : 設定あり) 4)
3
29
拡張データ(リンク列データレコード)フラグ(0 : 拡張なし,1 : 拡張あり) 5)
4
28
拡張データ(リンク列ヘッダ)フラグ(0 : 拡張なし,1 : 拡張あり) 6)
5
27〜16
リンク列サイズ 1) 単位は2 bytes
6
15
ストリートアドレス情報の管理ヘッダの有無フラグ(0 : データなし,1 : データあり)
7
14〜8
(RESERVED)
8
7〜0
リンク列ヘッダサイズ 2) 単位は2 bytes
1) リンク列サイズ リンク列サイズは,拡張(リンク列データレコード)。リンク列データレコ
ードのサイズを格納する。値の範囲は1〜4095である。
2) リンク列ヘッダサイズ リンク列ヘッダサイズは,リンク列ヘッダのサイズを格納する。値
の範囲は1〜255である。
3) リンク列消去フラグ リンク列消去フラグは,リンク列データの有効/無効を示す。消去さ
れた(無効な)リンク列に関係する情報は,当該リンク及び関連リンク(同一ノード情報で
接続する部分)にかかわらず,使用時修正する必要がある。通常このフラグは,媒体から読
み取った後,メモリ上で利用に使用する。
4) 時間情報フラグ 時間情報フラグは,リンク列データレコードの“時間情報”のあり/なし
を示す。
5) 拡張データ(リンク列データレコード)フラグ 拡張データフラグは,拡張データ(リンク
列データレコード)部分のあり/なしを示す。
6) 拡張データ(リンク列ヘッダ)フラグ 拡張データフラグは,拡張データ(リンク列ヘッダ)
部分のあり/なしを示す。
b) ノード情報の管理ヘッダ ノード情報の管理ヘッダは,表92による。
表 31 ノード情報の管理ヘッダ
項番
bit
内容
1
15〜11
(RESERVED)
2
10〜 0
ノード数 1)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
1)
ノード数 ノード数は,該当するリンク列データレコードを構成しているノード点の合計
(ノードレコードの数)を格納する。値の範囲は,1〜511である。
c) リンク列形状情報の管理ヘッダ リンク列形状情報の管理ヘッダは,表93による。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表 32 リンク列形状情報の管理ヘッダ
項番
bit
内容
1
15〜12
(RESERVED)
2
11〜 0
リンク列形状情報のサイズ 1) 単位は2 bytes
1)
リンク列形状情報のサイズ リンク列形状情報のサイズを示す。値の範囲は,1〜4095であ
る。
d) ノード付加情報の管理ヘッダ ノード付加情報の管理ヘッダは,表94による。
表 33 ノード付加情報の管理ヘッダ
項番
bit
内容
1
15〜12
(RESERVED)
2
11〜 0
ノード付加情報のサイズ 1) 単位は2 bytes
1)
ノード付加情報のサイズ ノード付加情報のサイズを示す。値の範囲は,1〜4095である。
e) 標高情報の管理ヘッダ 標高情報の管理ヘッダは,表95による。
表 34 標高情報の管理ヘッダ
項番
bit
内容
1
15〜12
(RESERVED)
2
11〜 0
標高情報のサイズ 1) 単位は2 bytes
1)
標高情報のサイズ 標高情報のサイズを示す。値の範囲は,1〜4095である。
f)
通行規制情報の管理ヘッダ 通行規制情報の管理ヘッダは,表96による。
表 35 通行規制情報の管理ヘッダ
項番
bit
内容
1
15〜12
(RESERVED)
2
11〜 0
通行規制情報のサイズ 1) 単位は2 bytes
1)
通行規制情報のサイズ 通行規制情報のサイズを示す。値の範囲は,1〜4095である。
g) リンク列属性 リンク列属性は,表97による。
表 36 リンク列属性
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
2
N:B:B:B:B:B:B
::B:N:B:B
リンク列属性
1)
a
2
2
4
N
リンク列始点側 : 絶対リンクID(A)
2)
c
3
6
2
N
リンク列終点側 : 絶対リンクID(B)の差分
(B-A:A<=B)
3)
c
4
8
2
:B:N::B:N
路線番号(英字)
4)
c
5
10
2
:N
路線番号(数字)
5)
c
6
O5
2
D
路線型誘導データオフセット
6)
c
1)
リンク列属性 リンク列属性は,表98による。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表 37 リンク列属性
項番
bit
内容
1
15〜12
道路種別コード 1.1)
2
11
リンクID番号有無フラグ
bit11
意味
(リンク列単位)
0
リンクID番号の設定なし
1
リンクID番号の設定あり
3
10
インフラリンク該当フラグ
bit10
意味
1.2)
0
インフラリンクに該当しない
1
インフラリンクに該当する
4
9
路線番号有無フラグ
bit9
意味
0
路線番号の設定なし
1
路線番号の設定あり
5
8
有料フラグ(リンク列単位)
bit8
意味
0
無料
1
有料
6
7
経路対象フラグ(リンク列単位)
bit7 意味
1.3)
0
経路対象外リンク
1
経路対象リンク
7
6
リンクID差分情報省略フラグ
bit6 意味
(リンク列単位)
0
省略なし
1.4)
1
省略あり
8
5
(RESERVED)
9
4
経路計算データ対応フラグ
bit4 意味
1.7)
0
対応する経路計算データのリンクにない
1
対応する経路計算データのリンクにある
10
3〜2
疑似3D用上り/下りコード 1.5)
11
1
路線型誘導情報の有無フラグ
bit1 意味
(リンク列単位)
0
誘導情報の設定なし
1.6)
1
誘導情報の設定あり
12
0
標高情報有無フラグ
bit0
意味
(リンク列単位)
0
高さ情報の設定なし
1
高さ情報の設定あり
1.1) 道路種別コード 道路種別コードは,道路の分類を表現する。
1.2) インフラリンク該当フラグ インフラリンク該当フラグは,当該ノード・リンク情報の中
に一つ又は複数のインフラリンクが含まれているか否かを示す。
1.3) 経路対象フラグ 経路対象フラグは,リンクID番号有無フラグが“あり”になっているが,
このリンク列が,経路案内対象道路であるか否かを示す。
1.4) リンクID差分情報省略フラグ リンクID差分情報省略フラグは,リンクID番号有無フラ
グが“設定あり”になっているが,リンク列を構成する各リンクの前後リンクとの差分がす
べて1である場合は,ノード付加情報でのリンクID番号情報(差分リンクID)の設定を省
略することができる。省略する場合に“省略あり”とする。
1.5) 疑似3D用上り/下りコード 疑似3D用上り/下りコードは,表99による。疑似3D拡大
図用にリンク列単位に,リンク列の始点から終点へ向けて上りこう配か下りこう配かを示す。
表 38 疑似3D用上り/下りコード
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
疑似3D用上り/下りコード
内容
0
上り/下りこう配の情報なし
1
始点から終点へ向け上りこう配
2
始点から終点へ向け下りこう配
3
(RESERVED)
1.6) 路線型誘導情報の有無フラグ 路線型誘導情報の有無フラグは、当該リンク列の路線に関
係する誘導情報への“誘導データオフセット”がリンク列始点のノード付加情報にある場合,
“誘導情報の設定あり”とし,ない場合は“誘導情報への設定なし”とする。
1.7) 経路計算データ対応フラグ 経路計算データ対応フラグは,このリンク列が,主要地図デ
ィストリビューションヘッダの経路計算データリージョン番号で示す経路計算データに存
在するか否かを示す。
2) リンク列始点側:絶対リンクID リンク列始点側:絶対リンクIDは,リンクID番号有無フ
ラグが,“設定あり”の場合に存在する。
絶対リンクIDは,少なくともメディア内の最低レベルの道路リンクに対して設定した識別
番号(4 bytes)であり,メディア内でユニークに決定する。メディア内の道路リンクは,主
要道路データ(表示,ロケーション),経路計算データ,経路誘導データ及び案内データ間で
共通化に使用する。リンク列内では連番とし,昇順に並べる。
最下層の表示道路のリンク又は元データのリンクを基準に,リンクIDを設定する。統合化
された上位レベルの道路リンク及び経路リンクは,統合化されたリンクを構成するリンクの
始点側リンクIDと終点側リンクIDとで表現する。
レベルn(上位レベル) ○−−−−−−−−−−−− 〜 −−−−−−−−−−−
−○
#1:#k
レベル1(最下位レベル) ○−−−−○−−−−○−− 〜 −−○−−−−○−−−
−○
#1 #2 #3 #k-2 #k-1 #k
道路データの階層化の場合,上位レベルのノードは下位レベルにも存在する(統合化の方
法)。
リンクID番号は,次の2項目で特定する。
− リンク方向(2bit) 0〜3 上位レベルで統合化されたリンクを展開された下位リン
クに対応させるため,上位リンクのリンク形状向きを基準にした方向を示す。
0:上位でコンプレックス表現なしのシンプルネットワークリンク
1:上位でコンプレックス表現可能な順方向シンプルネットワークリンク
2:上位でコンプレックス表現可能な逆方向シンプルネットワークリンク
3:コンプレックス表現のネットワークリンク
(1,2,3においては,リンク番号はすべて同じとする。)
− リンク番号(30bit) 0〜1073741823:
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
メディア内のリンク番号を示す。
(0:RESERVED 1073741823:不定番号を示す。)
3) リンク列終点側:絶対リンクID(B)の差分 リンク列終点側:絶対リンクIDの差分は,リン
クID番号有無フラグが“設定あり”の場合に存在する。
リンク列にまとめるリンクは,リンクIDが連番で,かつ,差分が2バイト(65535)以内
とすることによってデータサイズの圧縮を行う。
つまり,ここで設定する値は 終点側絶対リンクID−始点側絶対リンクID である。
ただし,終点側絶対リンクID >= 始点側絶対リンクID とする。
4) 路線番号(英字) 路線番号(英字)は,表100による。リンク列ヘッダ内の路線番号有無
フラグによって,フィールドの有無が決まる。
ここに設定する路線番号(英字・数字)は,リンク列データ作成時の基準を示す。
英字を他の文字列へのキーとして,使用することがある。
表 39 路線番号(英字)
項番
bit
内容
1
15
(RESERVED)
2
14〜13
英字配置位置フラグ
bit14 bit13
意味
0
0
路線番号の先頭に配置
0
1
路線番号の2番目に配置
1
0
路線番号の3番目に配置
1
1
(RESERVED)
3
12〜8
英字1
bit12 bit11 bit10
bit9
bit8
意味
0
0
0
0
0
(英字なし)
0
0
0
0
1
A
0
0
0
1
0
B
0
0
0
1
1
C
:
:
1
1
0
0
1
Y
1
1
0
1
0
Z
1
1
0
1
1
(11011(2)以降未定)
4
7
(RESERVED)
5
6〜5
英字配置位置フラグ
bit6
bit5
意味
0
0
路線番号の先頭に配置
0
1
路線番号の2番目に配置
1
0
路線番号の3番目に配置
1
1
(RESERVED)
6
4〜0
英字2
bit4
bit3
bit2
bit1
bit0
意味
0
0
0
0
0
(英字なし)
0
0
0
0
1
A
0
0
0
1
0
B
0
0
0
1
1
C
:
:
1
1
0
0
1
Y
1
1
0
1
0
Z
1
1
0
1
1
(11011(2)以降未定)
5) 路線番号(数字) 路線番号(数字)は,リンク列ヘッダ内の路線番号有無フラグによって,
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
フィールドの有無が決まる。路線番号(数字)は,表101による。
表 40 路線番号(数字)
項番
bit
内容
1
15〜14
(RESERVED)
2
13〜0
路線番号(数字) 5.1)
5.1) 路線番号(数字) 路線番号(数字)の値の範囲は,1〜16382である。路線番号として番
号がない場合は,“000(16)”を格納する。
6) 路線型誘導データオフセット 路線型誘導データオフセットは,当該リンクのリンク列属性
の路線型誘導情報の有無フラグが,1(2)のときだけ存在する。誘導データフレーム先頭から該
当するリンク列に関する経路誘導データ(基本データ)へのディスプレースメントで表す。
区間型の情報である。
h) 拡張データ(リンク列ヘッダ) 拡張データは,リンク列ヘッダのリンク列管理ヘッダに格納
したリンク列ヘッダサイズが,仕様で定義されたサイズより大きい場合,増加領域は,拡張領
域として使用できるものとする。
拡張方法は,別途定義する拡張方式に従う。
i)
ストリートアドレス情報の管理ヘッダ ストリートアドレス情報の管理ヘッダは,表102によ
る。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表 41 ストリートアドレス情報の管理ヘッダ
項番
bit
内容
1
15〜12
(RESERVED)
2
11〜0
ストリートアドレス情報のサイズ 1) 単位は2 bytes
1) ストリートアドレス情報のサイズ ストリートアドレス情報のサイズを示す。値の範囲は,0
〜4095である。
1.2.8
リンク列形状情報 リンク列形状情報は,表103による。
表 42 リンク列形状情報
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
2
B1
リンク形状データの並び
a
リンク形状データは,ノード数分並ぶ。
リンクの単位は,ノード間である。
リンク形状データは,表104による。
表 43 リンク形状データ
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
2
B:N:B:B:B:N リンク属性
a)
a
2
2
2
N:N
X座標(経度)
b)
a
3
4
2
N:N
Y座標(緯度)
c)
a
4
6
B1
オフセット座標レコードの並び
d)
c
a) リンク属性 リンク属性は,表105による。
表 44 リンク属性
項番
bit
内容
1
15
一方通行の調査の有無
bit15
意味
0
調査済み
1
未調査
2
14〜13
一方通行コード
bit14 bit13
意味
0
0
一方通行なし
0
1
順方向一方通行 1)
1
0
逆方向一方通行 2)
1
1
両方向通行禁止 3)
3
12
種別付加情報1
bit12
意味
(計画道路)
0
計画道路に該当しない
1
計画道路に該当する
4
11
種別付加情報2
bit11
意味
(トンネル)
0
トンネルに該当しない
1
トンネルに該当する
5
10
種別付加情報3
bit10
意味
(橋)
0
橋に該当しない
1
橋に該当する
6
9〜0
形状補間点数 4)
1) 順方向一方通行 順方向一方通行とは,ノード情報のノードレコードの出現順序の方向につ
いてだけ通行可能であることを示す。この場合,終日一方通行の規制だけ表現する。
2) 逆方向一方通行 逆方向一方通行とは,ノード情報のノードレコードの出現順序の逆方向に
ついてだけ通行可能であることを示す。この場合,終日一方通行の規制だけ表現する。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
3) 両方向通行禁止 両方向通行禁止とは,ノード情報のノードレコードの出現順序の方向及び
逆方向について通行不可能であることを示す。この場合,終日通行禁止の規制だけ表現する。
4) 形状補間点数 形状補間点数は,当該ノードから次点ノードまでの,形状補間点数を示す。
両端のノード座標は,含まない。値の範囲は,0〜1023である。
b) X座標(経度) X座標(経度)は,表106による。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表 45 X座標(経度)
項番
bit
内容
1
15〜13
統合パーセル内相対位置
2
12〜0
X座標(経度)
統合パーセル内相対位置は,当該パーセルが複数の基準パーセルの統合化で表現されてい
る場合,その中の相対位置をパーセルの左下基準パーセルを0として表現する。0〜7でX方
向8区画分を表現する。
X座標値は,基準パーセル内座標を表す。
基準パーセル枠を,4096×4096で表現する。
パーセル内のX座標は,次の場合それぞれ次のように求める。
分割の場合:
元の基準パーセル内の正規化座標を使用する(統合パーセル内相対位置は,すべて“0”を
設定する)。ただし,分割された区画によってX座標の表現範囲を制限する。
統合の場合:
統合パーセル内相対位置を元に該当基準パーセルのオフセットを算出し,これをX座標に
加えることでパーセル内X座標を表現する。MAX 4096×8=32768[8000(16)]である。
c) Y座標(緯度) Y座標(緯度)は,表107による。
表 46 Y座標(緯度)
項番
bit
内容
1
15〜13
統合パーセル内相対位置
2
12〜0
Y座標(緯度)
統合パーセル内相対位置は,当該パーセルが複数の基準パーセルの統合化で表現されてい
る場合,そのなかの相対位置をパーセルの左下基準パーセルを0として表現する。
Y座標値は,基準パーセル内座標を表す。
統合,分割の場合の表現方法は,X座標と同様とする。
d) オフセット座標レコード オフセット座標レコードは,表108による。
表 47 オフセット座標レコード
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
1
I
X座標オフセット値
1)
a
2
1
1
I
Y座標オフセット値
2)
a
1) X座標オフセット値 X座標オフセット値は,一つ前の形状点のX座標から当該形状点のX
座標までのオフセットを示す。値の範囲は,−128〜127である。
形状点はノード,補間点を指す。
2) Y座標オフセット値 Y座標オフセット値は,一つ前の形状点のY座標から当該形状点のY
座標までのオフセットを示す。値の範囲は,−128〜127である。
X座標・Y座標オフセット値の単位は,基準パーセル内座標と同じである。
1.2.9
ノード・リンク接続情報 ノード・リンク接続情報は,表109による。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表 48 ノード・リンク接続情報
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
2
B1
ノードレコードの並び
a
ノードレコードは,ノード数分並ぶ。
ノードレコードは,表110による。
表 49 ノードレコード
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
4
N:B:B:N:N:N:N
同一ノード情報 : ノード属性
a)
a
2
4
2
B:B:B:B:B:B:B:B:B:
B:B:B:B:N
ノード付加情報変化フラグ
b)
a
3
6
2
D
ノード付加レコードへのオフセット
c)
b
4
8
B1
拡張データ(ノードレコード)
d)
c
一ノードレコードは一つのノードを表す。
ノードレコードの属性情報(同一ノード情報:ノード属性,ノード付加情報変化フラグ)は,当
該ノードについての情報と次のノードまでのリンクについてとの情報を表す。リンクについての情
報は,そのノードがリンク列終点の場合には,意味をもたない。変化なしとする。
a) 同一ノード情報:ノード属性 同一情報:ノード属性は,表111による。
表 50 同一情報:ノード属性
項番
bit
内容
1
31〜30
当該ノード種別
bit31 bit30
意味
0
0
リンク列中間点
0
1
リンク列始点
1
0
リンク列終点
1
1
(RESERVED)
2
29
境界上ノードフラグ 1)
bit29
意味
0
境界上に該当しない
1
境界上に該当する
3
28
中央分離帯開閉フラグ 2)
bit28
意味
0
開いている(中央分離帯が切れている)
閉じている(中央分離帯が切れていない)
4
27〜25
接続先図郭方向 3)
bit27 bit26 bit25
意味
0
0
0
上
0
0
1
右上
0
1
0
右
0
1
1
右下
1
0
0
下
1
0
1
左下
1
1
0
左
1
1
1
左上
5
24〜21
交差リンク列表示クラス 4bit(0-15)
6
20〜9
交差リンク列番号 12bit(0-4095)
7
8〜0
交差リンク列内ノード番号 9bit(0-511)
同一ノード情報は,各リンク列データレコードに存在するノードが同一のものであることを
示す情報である。任意のノードから見て同一であるノードの存在する位置を,“交差リンク列表
示クラス”,“交差リンク列番号”及び“交差リンク列内ノード番号”で表現する。交差リンク
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
列番号の“4095”は,無効値とする。
同一ノード情報の指し示す同一ノード群は,チェーニングによって重複しない一巡可能なつ
ながりとする。
当該ノードのノード種別が,次の場合であるときに有効となる。
− リンク列中間点
− リンク列始点
− リンク列終点
上記のノード種別でありながら接続する他のノードが存在しない場合(行き止まり点又は属
性変化点など)は,無効値として項番5,6,7を1(2)で埋める(ただし,属性変化点でリンク
列が切断されているものは除く。)。
1)
境界上ノードフラグ 境界上ノードフラグが1の場合は,隣接パーセルにおける同一ノー
ド情報を格納する。この場合も,隣接パーセルを含め同一ノード群は,チェーニングによっ
て重複しない一巡可能な繋がりとする。
なお,リンク形状に関係しないノード(孤立ノード)は存在してはならない(境界上に
座標があっても,境界ノードフラグは“0”とする。)。
境界ノードが交差点となっており,かつ,経路対象道路と非経路対象道路とからなる交差
点の場合は,経路対象道路の端点の境界上ノードフラグが1になるようにする。
2) 中央分離帯開閉フラグ 中央分離帯開閉フラグは,リンク列内で有効とする。図20に例を示
す。
例 左の交差点に対してリンク列Aのノード1は“閉じている”,ノード2は“開いている”
とする。
ノード2
ノード1
図 5 中央分離帯開閉フラグ
3) 接続先図郭方向 接続先図郭方向は,当該ノードに接続する他のノードが存在する接続パー
セルの方向を,当該ノードを基準に示す(附属書3を参照)。
境界上ノードフラグが1(2)のときだけ有効となる。このとき,項番5〜7は,接続先の
パーセル内の情報を示す。
b) ノード付加情報変化フラグ ノード付加情報変化フラグは,表112による。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表 51 ノード付加情報変化フラグ
項番
bit
内容
1
15
当該ノードのリンク ID 番号情
bit15
意味
報の変化フラグ
0
リンク番号情報の設定なし
1
リンク番号情報の設定あり
2
14
当該ノードの幅員及び車線情
bit14
意味
報の変化フラグ
0
幅員及び車線情報の設定なし
1
幅員及び車線情報の設定あり
3
13
当該ノードの交差点型誘導情報
bit13
意味
の有無フラグ 8)
0
誘導情報の設定なし
1
誘導情報の設定あり
4
12
当該ノードのストリートネーム
bit12
意味
情報の有無フラグ
0
ストリートネーム情報の設定なし
1
ストリートネーム情報の設定あり
5
11
当該ノードのストリートアドレ
bit11
意味
ス情報の有無フラグ
0
ストリートアドレス情報の設定なし
1
ストリートアドレス情報の設定あり
6
10
当該ノードの通行規制情報の
bit10
意味
有無フラグ
0
通行規制情報の設定なし
1
通行規制情報の設定あり
7
9
当該ノードのリージョン番号の
bit9
意味
変化フラグ
0
リージョン番号の設定なし
1
リージョン番号の設定あり
8
8
当該ノードの誘導情報の
bit8
意味
方向ガイドデータの
0
方向ガイドデータの設定なし
有無フラグ 1)
1
方向ガイドデータの設定あり
9
7
当該ノードの誘導情報の
bit7
意味
名称データの
0
名称データの設定なし
有無フラグ 2)
1
名称データの設定あり
10
6
当該ノードの経路リンク距離情
bit6
意味
報の有無フラグ 3)
0
リンク距離情報の設定なし
1
リンク距離情報の設定あり
11
5
当該ノードの経路ノード対象
bit5
意味
有無フラグ 4)
0
経路ノード対象でない
1
経路ノード対象である
12
4
当該ノードの高架開始/終了
bit4
意味
フラグ 5)
0
高架開始/終了点でない
1
高架開始/終了点である
13
3
当該ノードの信号機
bit3
意味
有無フラグ 6)
0
下記以外
1
信号機のある交差点
14
2〜0
リンク種別コード 7)
1) 当該ノードの誘導情報の方向ガイドデータの有無フラグ 当該ノードの誘導情報の方向ガイ
ドデータの有無フラグは,当該ノードの誘導情報有無フラグが“設定あり”の場合,有効に
なる。
当該ノードに関する誘導データの“データ有無識別情報”の“方向ガイドデータ有無フラ
グ”の値を設定する。
2) 当該ノードの誘導情報の名称データの有無フラグ 当該ノードの誘導情報の名称データの有
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
無フラグは,当該ノードの誘導情報有無フラグが“設定あり”の場合,有効になる。
当該ノードに関する誘導データの“データ有無識別情報”の“交差点名称データ有無フラ
グ”,“道路名称有無フラグ”及び“方面名称有無フラグ”の各値の論理和を設定する。
3) 当該ノードの経路リンク距離情報の有無フラグ 当該ノードの経路リンク距離情報の有無フ
ラグは,当該のノードのノードにリンク距離情報が存在する場合,“設定あり”とする。
4) 当該ノードの経路ノード対象有無フラグ 当該ノードの経路ノード対象有無フラグは,当該
ノードのノードが経路計算データに現れる道路同士の交点となっている場合に,“対象ノー
ドである”とする。
5) 当該ノードの高架開始/終了フラグ 当該ノードの高架開始/終了フラグが“高架開始/終
了点である”ノードの出現順(リンク列の向きを基準)に従い奇数番目(一つ目,三つ目・・)
と偶数番目(二つ目,四つ目)の間の区間が高架道路であることを示す。高架道路をパーセ
ル区画で分割する場合は,リンク列終点に終了を意味するためこのフラグに,“高架開始/終
了点である”を設定する。
6) 当該ノードの信号機有無フラグ 当該ノードの信号機有無フラグは,当該ノードが信号機が
ある交差点の場合,“信号機のある交差点”とする。
複合交差点の場合,その交差点を構成するすべてのノードに,“信号機のある交差点”を設
定する。
7) リンク種別コード リンク種別コードは,道路のリンク種別を表現する。詳細は,附属書15
で説明する。
8) 当該ノードの交差点型誘導情報の有無フラグ 当該ノードの交差点型誘導情報の有無フラグ
は,当該ノードの主に交差点に関係する誘導情報への“誘導データオフセット”がノード付
加情報にある場合“誘導情報の設定あり”とし,ない場合は“誘導情報への設定なし”とす
る。
c) ノード付加レコードへのオフセット ノード付加レコードへのオフセットは,リンク列におけ
る,現ノードの付加情報を格納している,ノード付加レコードへのアドレスを示す。
オフセット値は,道路データフレームの先頭から該当するノード付加レコードの先頭までの
ディスプレースメントを表す。
d) 拡張データ(ノードレコード) 拡張データ(ノードレコード)は,10.1.1 項番15のノードレ
コードのサイズから,拡張データの有無を判断する。拡張データ(ノードレコード)の構造を,
表113で定義する。
表 52 拡張データ(ノードレコード)
項番
Bit
内容
1
15〜11
サブリンク種別コード 1)
2
10〜0
(RESERVED)
1)
サブリンク種別コード サブリンク種別コードは,道路のリンク種別を表現する。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
1.2.10 ノード付加情報 ノード付加情報は,表114による。ノード・リンク情報のノードレコード
の並び(#1〜要素点数)の順序に従い,ノード付加情報のノード付加レコードの並び(#1〜)を規
定する。
表 53 ノード付加情報
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
B1
ノード付加レコードの並び(#1〜)
a)
c
a) ノード付加レコード ノード付加レコードは,“リンク形状データオフセット”,“リンクID番
号情報”,“幅員・車線情報”,“交差点型誘導データオフセット”,“ストリートネーム・データ
オフセット”,“ストリートアドレス・データオフセット”,“通行規制情報・データオフセット”,
“リージョン番号”及び“経路リンク距離情報”からなり,並びの順序も規定する。各情報は,
前ノードからデータの変化するノード及びリンク列の始点,終点に設定する区間型のものと,
そのノードに関して設定する一点型の2種類ある。各フィールドの有無は次による。
− ノードレコードの当該ノードのノード種別
− ノードレコードの当該ノードのリンクID番号情報の変化フラグ
− ノードレコードの当該ノードの幅員及び車線情報の変化フラグ
− ノードレコードの当該ノードの交差点型誘導情報の有無フラグ
− ノードレコードの当該ノードのストリートネーム情報の有無フラグ
− ノードレコードの当該ノードのストリートアドレス情報の有無フラグ
−
ノードレコードの当該ノードの通行規制情報の有無フラグ
− ノードレコードの当該ノードのリージョン番号の変化フラグ
− 当該ノードの経路リンク距離情報の有無フラグ
ノード付加レコードは,表115による。
表 54 ノード付加レコード
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
2
D
リンク形状データオフセット
1)
c
2
O1
2
N
リンク ID 番号情報
2)
c
3
O2
2
B:B:B:M:M:M:M 幅員・車線情報
3)
c
4
O3
2
D
交差点型誘導データオフセット
4)
c
5
O4
2
D
ストリートネーム・データオフセット
5)
c
6
O5
2
D
ストリートアドレス・データオフセット
6)
c
7
O6
2
D
通行規制情報・データオフセット
7)
c
8
O7
2
N
リージョン番号
8)
c
9
O8
B1
経路リンク距離情報
9)
c
1) リンク形状データオフセット リンク形状データオフセットは,道路データフレームの先頭
から該当するリンク形状データまでのディスプレースメントを表す。一点型の情報である。
2) リンクID番号情報 リンクID番号情報は,表116による。
表 55 リンクID番号情報
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
2
N
差分リンクID
2.1)
a
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
区間型の情報である。
リンクID番号はノードからノードに至るリンクの番号であり,リンクID番号の格納され
ている当該ノード(リンク列中間点,リンク列始点及びリンク列終点)と次に出現するノー
ドとで構成するリンク列についての属性を示すものとする。リンクID番号情報は,リンク列
データレコードのリンク列属性のリンクID番号有無フラグが“設定あり”になっており,か
つ,ノードレコードのノード付加情報変化フラグの当該ノードのリンクID番号情報の変化フ
ラグが“設定あり”になっている場合に,当該ノードのノード種別が“リンク列中間点”の
場合であるときに存在する。
ただし,リンク列属性のリンクID差分情報省略フラグが“省略あり”になっている場合は
リンクID番号情報の変化フラグは“設定なし”とする。この場合は,リンク列を構成する各
リンクは,前後のリンクとの差分が1である。
2.1) 差分リンクID 差分リンクIDは,リンク列において,当該ノードを始点とするリンクID
とリンク列開始点リンクIDとの差である。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
例
#1 #2 #k-1 #k #k+1
○−−−−○−−−− 〜 −−−−◎−−−−○−−−−○
◎点における差分リンクID=#k−#1 (#k>=#1)
設定例をレベル0,レベル1,レベル2の3階層で示す。
リンク列属性内の項番2,3(始点側絶対ID:終点側差分ID)=10〜(5)
ここで(5)=15−10
○−−−−−−−−−○−−−−−−−−−−−−−−−−−−−○ レベル2
↑ ↑ ↑
差分 差分 差分
なし (2) なし
リンク列属性内の項番2,3(始点側絶対ID:終点側差分ID)=10〜(5)
○−−−−−−−−−○−−−−−−−−−○−−−−−−−−−○ レベル1
↑ ↑ ↑ ↑
差分 差分 差分 差分
なし (2) (4) なし
リンク列属性内の項番2,3(始点側絶対ID:終点側差分ID)=10〜(5)
10 11 12 13 14 15←絶対リンクID
○−−−−○−−−−○−−−−○−−−−○−−−−○−−−−○ レベル0
↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑
差分 差分 差分 差分 差分 差分 差分
なし (1) (2) (3) (4) (5) なし
3) 幅員・車線情報 幅員・車線情報は,表117による。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表 56 幅員・車線情報
項番
bit
内容
1
15
中央分離帯の有無フラグ
3.1)
bit15
意味
0
中央分離帯なし
1
中央分離帯あり
2
14〜13
幅員・車線の方向
3.2)
bit14
bit13
意味
0
0
方向性なし
0
1
順方向
1
0
逆方向
1
1
順逆両方向
3
12
上下線分離フラグ
bit12 意味
0
下記以外
1
上下線を分離して,上り/下り別々のリンク列で表
現した道路
4
11〜9
順方向の車線数 3.3)
5
8〜6
順方向の道路幅員 3.4)
6
5〜3
逆方向の車線数 3.5)
7
2〜0
逆方向の道路幅員 3.6)
区間型の情報である。
3.1) 中央分離帯の有無フラグ 中央分離帯の有無フラグは,当該ノードレコードを基準として,
ノードレコードの格納順に従った方向に分離帯が存在するかしないかを示す。
備考 ノード部分の中央分離帯の連続性については,ノード属性を参照。
3.2) 幅員・車線の方向 幅員・車線の方向は,表118による。幅員・車線情報の読み取り方向を
示す。
表 57 幅員・車線の方向
意味
詳細説明
方向性なし
道路をリンク列一本で表現する。
幅員・車線情報は上下線の合計を示し,“順方向の車線数”及び“順方向の道路幅員”に上下線
の合計値を格納する。
順方向
上下線を分離して,片側車線を一本以上のリンク列で表現する(一方通行路を含む)。
幅員・車線情報は片側車線の情報だけ格納する。
逆方向
上下線を分離して,片側車線を一本以上のリンク列で表現する(一方通行路を含む)。
幅員・車線情報は片側車線の情報だけ格納する。
順逆両方向
道路をリンク列一本で表現する。
幅員・車線情報は,上下線を分離して表す。
3.3) 順方向の車線数 順方向の車線数は,当該ノードレコードからノードレコードの格納順に
従った方向に向かって,最初に出現する幅員・車線情報をもつノードレコードまでの区間の
車線数を示す。
車線数は,国・地域ごとにメタデータで定義する。
3.4) 順方向の道路幅員 順方向の道路幅員は,当該ノードレコードからノードレコードの格納
順に従った方向に向かって,最初に出現する幅員・車線情報をもつノードレコードまでの区
間の道路幅員を示す。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
道路幅員は,国・地域ごとにメタデータで定義する。
3.5) 逆方向の車線数 逆方向の車線数は,当該ノードレコードからノードレコードの格納順に
従った方向に向かって,最初に出現する幅員・車線情報をもつノードレコードからみて,当
該ノードレコードまでの区間の車線数を示す。
3.6) 逆方向の道路幅員 逆方向の道路幅員は,当該ノードレコードからノードレコードの格納
順に従った方向に向かって,最初に出現する幅員・車線情報をもつノードレコードからみて,
当該ノードレコードまでの区間の道路幅員を示す。
4) 交差点型誘導データオフセット 交差点型誘導データオフセットは,当該ノードの交差点型
誘導情報の有無フラグが,1(2)のときだけ存在する。誘導データフレーム先頭から該当するノ
ードに関する経路誘導データ(基本データ)へのディスプレースメントで表す。一点型の情
報である。
5) ストリートネーム・データオフセット ストリートネーム・データオフセットは,当該ノー
ドのストリートネーム情報の有無フラグが,1(2)のときだけ存在する。区間型の情報である。
ストリートネーム・データオフセットは,当該リンク列データレコードを構成するリンク
に付与されている道路名称(名称データレコード)の格納位置を指す。名称データフレーム
の先頭から該当する名称データレコードの先頭までのディスプレイスメントを表す。
道路名称は,“名称種別=表示内容1,表示内容2,・・・,表示内容n;”の繰り返しで記述
する(最後の;は不要)。名称種別については,表119のコードに従う。
ただし,欧米(文字コードがISO 8859に準拠する地域)のデータを扱う場合には,ストリー
トネームの区切り文字として,カンマ(0x2C)の代わりに,TAB(0x09)を使うものとする(スト
リートネーム中にカンマを含むことがあるため)。
表 58 名称種別コード
名称種別
各表示内容の意味
1
道路名称
2
交差点名称
3
道路名称 Type-pb
4
道路名称 Type-sb
5
道路名称 Type-psb
6
EXIT No
7
路線番号枠表示
道路データのリンク又はノードに付随する名称を,名称データレコード収容枠に設定する。
情報を記述する場合の書式は規定するが,画面表示方法(使用者への通知方法)は,アプリ
ケーションプログラムに任す。
格納例: 1=国道1号線,新湘南バイパス;2=茅ケ崎中央IC
道路名称 Type-pb: prefix+bodyの形のストリート名を “prefix 2 bytes” “body” のフォー
マットで格納する。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
prefixが1文字の場合には,1 byte目に“prefix”文字を,2 bytes目は“00(16)”と
する。
例:S WESTERN AVE → 3=S(00)WESTERN AVE
NE MAIN ST → 3=NEMAIN ST
道路名称 Type-sb: body+suffixの形のストリート名を,“suffix 2 bytes” “body”のフォーマ
ットで格納する。
suffixが1文字の場合には,1 bytes目に“suffix”文字を,2 bytes目は“00(16)”
とする。
例:I-405 N → 4=N(00)I-405
INDEPENDENCE AVE SW → 4=SWINDEPENDENCE AVE
道路名称 Type-psb: prefix+body+suffixの形のストリート名を“prefix 2 bytes” “suffix 2 bytes”
“body” のフォーマットで格納する。“prefix”,“suffix”が1文字の場合には,Type-pb, Type-sb
同様に2 bytes目を“00(16)”とする。
例:N MAIN RD E → 5=N(00)E(00)MAIN RD
格納例(欧米の場合): 3=S(00)WESTERN AVE
格納例(欧米の場合): 3=NEMAIN ST
格納例(欧米の場合): 4=N(00)I-5;1=SAN DIEGO FWY;4=W(00)CA-22
格納例(欧米の場合): 4=SWINDEPENDENCE AVE
格納例(欧米の場合): 5=N(00)E(00)MAIN RD
格納例(欧米の場合): 1=Brooklyn Queens Expy;6=26(州コード)
名称種別=7の路線番号枠表示の場合,タブで区切って路線番号枠表示番号(15章に設定)
と表示文字列を格納する。
例 7=1<TAB>101
6) ストリートアドレス・データオフセット ストリートアドレス・データオフセットは,当該
ノードのストリートアドレス情報の有無フラグが,1(2)のときだけ存在する。
道路データフレームの先頭から当該ノードに対応するストリートアドレス情報レコードへ
のディスプレイスメントを表す。
7) 通行規制情報・データオフセット 通行規制情報・データオフセットは,道路データフレー
ムの先頭から当該ノードに関する通行規制レコードへのディスプレイスメントを表す。
当該ノードの通行規制情報の有無フラグが,1(2)のときだけ存在する。一点型の情報である。
8) リージョン番号 リージョン番号は,区間型の情報である。
該当ノードが含まれる経路リージョン番号(当パーセルレベルと対応する経路リージョン
レベルでのリージョン番号)を設定する。当該ノードが含まれるパーセルをリージョンの核
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
とする経路計算データのリージョン番号を設定する。
9) 経路リンク距離情報 経路リンク距離情報は,一点型の情報である。経路リンク距離情報は,
表120による。
当該ノードが属するリンク列が経路計算データの対象であり,かつ,当該ノードのノード
種別と境界上ノードフラグが次の組合せの場合,各々に対応するリンク距離を,ノード付加
レコードに設定する。ただし,このノードが境界上にあり,かつ,経路リンク同士の交差点
の場合は,次のノードまでの距離情報は,設定しない。
表 59 経路リンク距離情報
ノード種別
境界上ノードフラグ
経路リンク距離情報
リンク列始点
境界上に該当しない
パーセル内リンク列距離 9.1)
リンク列始点
境界上に該当する
パーセル内リンク列距離とリンク列逆向きの次の経路対象ノードま
での距離 9.2)
リンク列終点
境界上に該当する
リンク列順向きの次の経路対象ノードまでの距離 9.3)
9.1) パーセル内リンク列距離 パーセル内リンク列距離は,表121による。
表 60 パーセル内リンク列距離
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
2
:B:N
リンク長情報 9.4)
a
9.2) パーセル内リンク列距離とリンク列逆向きの次の経路対象ノードまでの距離 リンク列距
離及び経路対象ノードまでの距離は,表122による。
表 61 リンク列距離及び経路対象ノードまでの距離
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
2
:B:N
リンク長情報(パーセル内リンク列距離)
a
2
2
2
:B:N
リンク長情報(次の経路対象ノードまでの距離)
b
9.3) リンク列順向きの次の経路対象ノードまでの距離 経路対象ノードまでの距離は,表123
による。
表 62 経路対象ノードまでの距離
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
2
:B:N
リンク長情報
a
9.4) リンク長情報 リンク長情報は,表124による。
表 63 リンク長情報
項番
bit
内容
1
15
(RESERVED)
2
14〜12
リンク長の単位コード 9.4.1)
3
11〜0
リンク長 9.4.2)
9.4.1) リンク長の単位コード リンク長の単位コードは,表125による。
表 64 リンク長の単位コード
リンク長の単位コード
bit14
bit13
bit12
単位
使用する値の範囲
0
0
0
0
1m
0〜4 093 m
1
0
0
1
4m
0〜16 372 m
2
0
1
0
16m
0〜65 488 m
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
3
0
1
1
64m
0〜261 952 m
4
1
0
0
256m
0〜1 047
808 m
5
1
0
1
1024m
0〜4 191 232 m
6
1
1
0
4096m
0〜16 764 928 m
7
1
1
1
(RESERVED)
9.4.2) リンク長 リンク長の取り扱いは,上記単位コードに従う。
なお,リンク長においては,単位未満の端数は,四捨五入する。“FFF(16)”及び“FFE(16)”は,
使用しない。
1.2.11 標高情報 標高情報は,表126による。
リンク列ヘッダ内の各情報サイズから算出する標高情報のレコード数分高さ情報レコードが並ぶ。
表 65 標高情報
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
B1
高さ情報レコードの並び
a)
c
a) 高さ情報レコード 高さ情報レコードは,表127による。
表 66 高さ情報レコード
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
2
:N
標高情報サイズ
1)
a
2
2
2
:I
標高情報
2)
a
1) 標高情報サイズ 標高情報サイズは,表128による。
表 67 標高情報サイズ
項番
bit
内容
1
15〜12
(RESERVED)
2
11〜0
連続要素点数 1.1)
1.1) 連続要素点数 連続要素点数は,リンク列の始点から順に対応付けられた要素点群(ノー
ド及び形状補間点)において,標高情報を同じくする要素点の数を格納する。したがって,
連続要素点の合計が,一つのリンク列を構成する要素点の数に等しくなる。値の範囲は,1
〜4 094となる。
2) 標高情報 標高情報は,表129による。
表 68 標高情報
項番
bit
内容
1
15〜14
(RESERVED)
2
13〜0
標高値 2.1)
2.1) 標高値 標高値のオフセット量は4 096で,−4 095から+12 287までを表現する。単位は
メートルである。したがって,実際の標高値に4 096メートルを加算した値をフィールドに
格納する。
1.2.12 通行規制情報 通行規制情報は,表130による。
表 69 通行規制情報
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
B1
通行規制レコードの並び(#1〜)
c
通行規制レコードは,表131による。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表 70 通行規制レコード
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
2
N:N:N
無条件通行規制レコードの数 :
条件付通行規制レコードの数 :
集合交差点通行規制レコードの数
a)
a
2
2
B1
無条件通行規制レコードの並び
b)
c
3
O1
B2
条件付通行規制レコードの並び
c)
c
4
O2
B3
集合交差点通行規制レコードの並び
d),e)
c
5
当該通行規制レコードを,偶数バイト長に合わせる
ためのパディング
c
当該通行規制レコードは,交差するすべてのリンク列に設定する必要はない。
(交差状況を見るためには同一ノード情報を一巡するため,一か所に設定してあればよい。)
a) 無条件通行規制レコードの数:条件付通行規制レコードの数:集合交差点通行規制レコードの
数 無条件通行規制レコードの数は,表132による。
表 71 無条件通行規制レコードの数
項番
bit
内容
1
15〜10
無条件通行規制レコードの数
2
9〜4
条件付通行規制レコードの数
3
3〜0
集合交差点通行規制レコードの数
b) 無条件通行規制レコード 無条件通行規制レコードは,表133による。
表 72 無条件通行規制レコード
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
1
N:B:N:B
通行ノード情報
1)
a
1) 通行ノード情報 通行ノード情報は,表134による。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表 73 通行ノード情報
項番
bit
内容
1
7〜5
進入リンクの同一ノード番号 1.1)
2
4
進入リンクの順逆フラグ
bit4
意味
0
進入リンクの順方向からの進入
1
進入リンクの逆方向からの進入
3
3〜1
脱出リンクの同一ノード番号 1.1)
4
0
脱出リンクの順逆フラグ
bit0
意味
0
脱出リンクの順方向への脱出
1
脱出リンクの逆方向への脱出
1.1) 進入リンクの同一ノード番号 同一ノード番号とは,一巡している同一ノード情報の中で,
当該リンク列からの出現順に,1,2,3,…,7と与えられる番号である。進入リンクの同
一ノード番号が0(2)の場合は,データの圧縮のための“すべての方向からの進入”又は“脱
出リンクのリンク規制”を表し,bit4の進入リンクの順逆フラグは無効となる。脱出リンク
の同一ノード番号が0(2)の場合は,データの圧縮のための“すべての方向への脱出”又は“進
入リンクのリンク規制”を表し,bit0の脱出リンクの順逆フラグは無効となる。
c) 条件付通行規制レコード 条件付通行規制レコードは,表135による。
表 74 条件付通行規制レコード
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
1
B;N
通行コード
1)
a
2
1
1
N:B:N:B
通行ノード情報
2)
a
1) 通行コード 通行コードは,経路計算データフレーム中の規制内容識別フラグ+通行コード
(14.7.3のd))に準じる。共通通行コードは,経路計算データ(13)に準じる(内容は14
を参照)。
2) 通行ノード情報 通行ノード情報は,無条件通行規制レコードの“通行ノード情報”と同じ。
d) 集合交差点通行規制レコード(経由するノード列の方向が,規制の順方向の場合) 集合交差
点通行規制レコードは,表136による。
表 75 集合交差点通行規制レコード
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
1
B:N
通行コード
1)
a
2
1
1
B:N:N:B
進入ノード情報
2)
a
3
2
B1
N:B:N:B
脱出ノード情報の並び
3)
a
1) 通行コード 通行コードは,経路計算データフレーム中の規制内容識別フラグ+通行コード
(14.7.3のd))に準じる。
2) 進入ノード情報 進入ノード情報(項番1:bit7の経由するノード列の順逆フラグが“0”にな
る)は,表137による。
表 76 進入ノード情報(項番1:bit7の経由するノード列の順逆フラグが“0”になる)
項番
bit
内容
1
7
経由するノード列の順逆フラグ
bit7
意味
0
経由するノード列の方向は,規制の順方向
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
1
経由するノード列の方向は,規制の逆方向
2
6〜4 脱出ノードの数
3
3〜1 進入リンクの同一ノード番号
4
0
進入リンクの順逆フラグ
bit0
意味
0
進入リンクの順方向からの進入
1
進入リンクの逆方向からの進入
3) 脱出ノード情報 脱出ノード情報は,表138による。
表 77 脱出ノード情報
項番
bit
内容
1
7〜5
脱出リンクの同一ノード番号
2
4
脱出リンクの順逆フラグ
bit4
意味
0
脱出リンクの順方向への脱出
1
脱出リンクの逆方向への脱出
3
3〜1
脱出リンクの同一ノード番号
4
0
脱出リンクの順逆フラグ
bit0
意味
0
脱出リンクの順方向への脱出
1
脱出リンクの逆方向への脱出
1レコードの脱出ノード情報には,二つの脱出ノードを格納できる(項番1,2で一つ目の
脱出ノードを,項番3,4で二つ目の脱出ノードを表す。)。脱出ノードの数が奇数の場合は,
最後の脱出ノード情報の項番1,2だけを格納する。
e) 集合交差点通行規制レコード(経由するノード列の方向が,規制の逆方向の場合) 集合交差
点通行規制レコードは,表139による。
表 78 集合交差点通行規制レコード
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
1
B:N
通行コード
3)
a
2
1
1
B:N:N:B
脱出ノード情報
1)
a
3
2
B1
N:B:N:B
進入ノード情報の並び
2)
a
1)
脱出ノード情報 脱出ノード情報(項番1:bit7の経由するノード列の順逆フラグが1にな
る)は,表140の規定による
表 79 脱出ノード情報(項番1:bit7の経由するノード列の順逆フラグが“1”になる)
項番
bit
内容
1
7
経由するノード列の順逆フラグ
bit7
意味
0
経由するノード列の方向は,規制の順方向
1
経由するノード列の方向は,規制の逆方向
2
6〜4
進入ノードの数
3
3〜1
脱出リンクの同一ノード番号
4
0
脱出リンクの順逆フラグ
bit0
意味
0
脱出リンクの順方向への脱出
1
脱出リンクの逆方向への脱出
2) 進入ノード情報 進入ノード情報は,表141による。
表 80 進入ノード情報
項番
bit
内容
1
7〜5
進入リンクの同一ノード番号
2
4
進入リンクの順逆フラグ
bit4
意味
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
0
進入リンクの順方向からの進入
1
進入リンクの逆方向からの進入
3
3〜1
進入リンクの同一ノード番号
4
0
進入リンクの順逆フラグ
bit0
意味
0
進入リンクの順方向からの進入
1
進入リンクの逆方向からの進入
1レコードの進入ノード情報には,二つの進入ノードを格納できる(項番1,2で一つ目の
進入ノードを,項番3,4で二つ目の進入ノードを表す。)。進入ノードの数が奇数の場合は,
最後の進入ノード情報の項番1,2だけに格納する。
3) 通行コード 通行コードは,経路計算データフレーム中の規制内容識別フラグ+通行コード
(14.7.3のd) )に準じる。
1.2.13 時間情報 時間情報は,表142による。
表 81 時間情報
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
2
N
生成開始時刻
a
2
2
2
N
供用開始時刻
a
3
4
2
N
供用停止時刻
a
4
6
2
N
存在消滅時刻
a
時刻の基準及び単位は,メタで定義する。
1.2.14 ストリートアドレス情報 ストリートアドレス情報は,表143による。
表 82 ストリートアドレス情報
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
B1
ストリートアドレス情報レコードの並び
a)
c
a) ストリートアドレス情報レコード ストリートアドレス情報レコードは,表144による。
表 83 ストリートアドレス情報レコード
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
B1
リンク列補助情報
b)
a
2
O1
B1
ストリートアドレスデータレコードの並び
c)
c
b) リンク列補助情報 リンク列補助情報は,表145による。
表 84 リンク列補助情報
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
2
SWS
ストリートアドレス情報レコード のサイズ
a
2
2
2
B:B:B:B
格納情報詳細
1) 4)
a
3
4
2
D
行政名称(左)・データオフセット
2)
a
4
6
2
D
行政名称(右)・データオフセット
2)
c
5
8
2
D
ストリート名(左)・データオフセット
3)
c
6
10
2
D
ストリート名(右)・データオフセット
3)
c
1) 格納情報詳細 項番3, 4, 5, 6の存在の有無は,項番2格納情報詳細の値によって決ま
る。
2) 行政名称(左)(右)・データオフセット 行政名称(左)(右)・データオフセットは,行政
名称(名称データレコード)の格納位置を指す。名称データフレームの先頭から該当する名
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
称データレコードの先頭までのディスプレイスメントを表す。名称データフレームへの格納
は,“A=行政名称”とする。
3) ストリート名(左)(右)・データオフセット ストリート名(左)(右)・データオフセット
は,道路名称(名称データレコード)の格納位置を指す。名称データフレームの先頭から該
当する名称データレコードの先頭までのディスプレイスメントを表す。名称データフレーム
への格納は,ストリートネーム・データオフセットと同様に 1=道路名, 3=道路名Type-pb,
4=道路名Type-sb及び 5=道路名Type-psbのフォーマット とする。
4) 格納詳細情報 格納情報詳細は,表146による。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表 85 格納情報詳細
項番
bit
項目名
備考
識別
1
15
行政名称左右同一フラグ
4.1)
a
2
14
ストリート名左右同一フラグ
4.2)
a
3
13
ストリート名(左)・データオフセット格納フラグ
4.3)
a
4
12
ストリート名(右)・データオフセット格納フラグ
4.4)
a
5
11〜10
アドレス奇偶情報(左)
4.5)
a
6
9〜8
アドレス奇偶情報(右)
4.5)
a
7
7〜5
ストリートアドレスタイプ
4.6)
a
8
4
ストリートアドレス情報レコード継続フラグ
4.7)
a
9
3〜0
(RESERVED)
a
4.1) 行政名称左右同一フラグ 行政名称左右同一フラグは,次のフラグを格納する。
1 : 行政名称は,道路の左右で同じ − 行政名称(左)で代表し,リンク列補助情報項
番4は,格納しない。
0 : 行政名称は道路の左右で異なる − リンク列補助情報項番3,4とも格納する。
4.2) ストリート名左右同一フラグ ストリート名左右同一フラグは,次のフラグを格納する。
1 : ストリート名は,道路の左右で同じ − ストリート名(左)で代表し,リンク列補
助情報項番6は格納しない。
0 : ストリート名は,道路の左右で異なる − リンク列補助情報項番5,6とも格納する
可能性があるが,格納するかしないかは,4.3),4.4)の存在フラグで決まる。
4.3) ストリート名(左)・データオフセット格納フラグ ストリート名(左)・データオフセッ
ト格納フラグは,次のフラグを格納する。
1 : リンク列補助情報項番5は,格納する。
0 : リンク列補助情報項番5は,格納しない。
4.4) ストリート名(右)・データオフセット格納フラグ ストリート名(右)・データオフセッ
ト格納フラグは,次のフラグを格納する。
1 : リンク列補助情報項番6は格納する。
0 : リンク列補助情報項番6は格納しない。
すなわち,4.2) の値が何であろうとも,4.3) 及び4.4) が両方とも0であれば,リンク列補
助情報項番5,6ともに格納しない。
行政名称・データオフセット(左)(右)は,10.2.10と同様の扱いで名称データレコード
に格納する。格納する文字列は city名+“,”+州名 とする。city名は,USはポスタルcity
名,それ以外の国は,settlementとする。
例 “SAN FRANCISCO,CA” “COVENTRY,WEST MIDLAND”
本来ならば,カンマの後ろには空白を一つあけるものであるが,データサイズ削減のため
に詰めて格納するものとする。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
4.5) アドレス奇偶情報(左)(右) アドレス奇偶情報(左)(右)は,次を格納する。
0 : 無効
1 : 奇数
2 : 偶数
3 : 奇偶混在
4.6) ストリートアドレスタイプ ストリートアドレスタイプは,次を格納する。
0 : ストリートアドレスデータ格納しない。
1 : ストリートアドレスデータレコード-Type A で格納
2 : ストリートアドレスデータレコード-Type B で格納
3 : ストリートアドレスデータレコード-Type C で格納
4 : ストリートアドレスデータレコード-Type D で格納
5 : ストリートアドレスデータレコード-Type E で格納
6 : ストリートアドレスデータレコード-Type F で格納
7 : 無効値
4.7) ストリートアドレス情報レコード継続フラグ ストリートアドレス情報レコード継続フラ
グは,次を格納する。
1 : ストリートアドレス情報レコードが継続する。
0 : ストリートアドレス情報レコードが継続しない。
1リンク(ストリート)の片側に,複数のアドレス情報表現するために設定する。複数の
アドレスを表現する場合は,最後の“ストリートアドレス情報レコード”の継続フラグは“0”
で,それ以前の継続フラグは1となる。
ノード付加情報の“ストリートアドレス・データオフセット”は先頭のストリートアドレ
ス情報レコードの位置を示す。
リンク列補助情報の“ストリートアドレス情報レコードのサイズ”は,個々のストリート
アドレス情報レコードのサイズを示す。
c) ストリートアドレスデータレコード ストリートアドレスデータレコードは,Type A 〜 Type F
まで6種類規定する。
d) ストリートアドレスデータレコード-Type A ストリートアドレスデータレコード-Type Aは,
表147による。
表 86 ストリートアドレスデータレコード-Type A
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
2
N
ハウスナンバー
a
ストリートアドレスデータレコード-Type Aは,リンク列を構成するリンクすべてにストリー
トアドレスレンジがあり,そのアドレスレンジが単純増加若しくは減少で記述でき,しかも,
リンク間にアドレスのとびがないときに使用する。リンク列中のハウスナンバーの最大値は,
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
65534 以下である。レコードの並びの数は,リンク列を構成するリンクの数+1 である。ただ
し,リンク列途中に交差点などがあり,交差点内リンクにハウスナンバーがないときには,そ
れも記述できる。
リンクの並びに対して,ハウスナンバーが増加する向きに並んでいる場合は,各々のリンク
の始点ノード側で,左右のうち小さい方のハウスナンバーを,リンク列中のリンクの並びの順
に格納し,最後に,最後のリンクの終点ノード側の,左右のうち大きい方のハウスナンバーを
格納する。
リンクの並びに対して,ハウスナンバーが減少する向きに並んでいる場合は,各々のリンク
の始点ノード側で,左右のうち大きい方のハウスナンバーを,リンク列中のリンクの並びの順
に格納し,最後に,最後のリンクの終点ノード側の,左右のうち小さい方のハウスナンバーを
格納する。
途中に,ハウスナンバーのないリンクがある場合には,そのリンクに該当するハウスナンバ
ーに“0xFFFF(65535)”を格納する。
例1. 格納情報
ストリートアドレスタイプ - Type A
奇偶情報(左) - 奇数
奇偶情報(右) - 偶数
ストリートアドレスデータレコードの並び
1, 101, 201, 300
のとき,次のようにストリートアドレスが付いていることを示す。
1 99 101 199 201 299
o----------------------o---------------------o------------------------o
2 100 102 200 202 300
例2. 格納情報
ストリートアドレスタイプ - Type A
奇偶情報(左) - なし
奇偶情報(右) - 偶数
ストリートアドレスデータレコードの並び
1298, 1198, 65535, 1098, 1000
のとき,次のようにストリートアドレスが付いていることを示す。
Double digitized roadの場合には,こういう場合が多い。
なし なし なし
o----------------------o---------------------o----o------------------------o
1298 1200 1198 1100 1098 1000
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
備考 Type Aの場合には,奇遇情報が,次の組合せは不可とする。
−
左右とも奇数
−
左右とも偶数
−
左右とも混合
−
左右とも無効
e) ストリートアドレスデータレコード-Type B ストリートアドレスデータレコード-Type Bは,
表148による。
表 87 ストリートアドレスデータレコード-Type B
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
4
N
ハウスナンバー
a
ストリートアドレスデータレコード-Type Bは,Type-Aと同じだが,リンク列中のハウスナ
ンバーに65534を超えるものがあるときに用いる。
レコードの並びの数は,リンク列を構成するリンクの数+1 である。途中に,ハウスナンバ
ーのないリンクがある場合には,そのリンクに該当するハウスナンバーに“0xFFFFFFFF”を格
納する。
備考 Type Bの場合には,奇遇情報が,次の組合せは不可とする。
−
左右とも奇数
−
左右とも偶数
−
左右とも混合
−
左右とも無効
f) ストリートアドレスデータレコード-Type C ストリートアドレスデータレコード-Type Cは,表
149による。
表 88 ストリートアドレスデータレコード-Type C
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
2
B:N
ハウスナンバー始終点(2 bytes)(左始点)
1)
c
2
2
2
B:N
ハウスナンバー始終点(2 bytes)(左終点)
1)
c
3
4
2
B:N
ハウスナンバー始終点(2 bytes)(右始点)
1)
c
4
6
2
B:N
ハウスナンバー始終点(2 bytes)(右終点)
1)
c
リンク列を構成するリンクのハウスナンバーが,Type-A, Bのような規則に従わず,ハウス
ナンバーにとびがあるときに使用する。すべて識別cとなっているのは,奇偶情報(左)が0
の場合には項番1,2は格納せず,また,奇偶情報(右)が0の場合には,項番3,4は格納し
ないからである。
レコードの並びの数は,リンク列を構成するリンクの数と同じである。
1) ハウスナンバー始終点(2 bytes) ハウスナンバー始終点(2 bytes)は,表150による。
表 89 ハウスナンバー始終点(2 bytes)
項番
bit
内容
1
15
始点(終点)側の
値
意味
アドレス継続フラグ
0
継続していない[始点(終点)でアドレスが特定できる]
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
1
継続している(不定値)
2
14〜0
ハウスナンバー
リンク全体としては,左右にハウスナンバーが付いているが,部分的にハウスナンバーの
ない部分が存在する場合には,ハウスナンバー始終点(2 bytes)を“0xFFFF(65535)”とする
(始点,終点の両方とも。)。
T字路のようにリンク片方のハウスナンバーが特定できない部分が存在する場合は,始点
(終点)側のアドレス継続フラグを1として,ハウスナンバーには,比例配分した値を設定
する。
例1. 格納情報
ストリートアドレスタイプ - Type C
奇偶情報(左) - 奇数
奇偶情報(右) - 偶数
ストリートアドレスデータレコードの並び
1299, 1201, 2600, 2502, 1199, 1101, 2500, 2402, 65535, 65535, 65535,
65535, 65535, 65535, 98, 2
のとき,次のようにストリートアドレスが付いていることを示す。
1299 1201 1199 1101 なし なし
o----------------------o---------------------o---------o---------------o
2600 2502 2500 2402 なし 98 2
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
例2. 格納情報
ストリートアドレスタイプ - Type C
奇偶情報(左) - 無効
奇偶情報(右) - 奇偶混在
ストリートアドレスデータレコードの並び
2600, 2501, 1599, 1401, 65535, 65535, 98, 2
のとき,次のようにストリートアドレスが付いていることを示す。
なし なし なし なし
o----------------------o---------------------o---------o---------------o
2600 2501 1599 1401 なし 98 2
備考 奇偶混在だからといっても,始点と終点が必ず奇数と偶数とは限らない。
例3. 格納情報
ストリートアドレスタイプ - Type C
奇偶情報(左) - 奇数(T字路部分無効)
奇偶情報(右) - 偶数
ストリートアドレスデータレコードの並び
1299, 33969(1:1201), 2600, 2502, 33967(1:1199), 1101, 2500, 2402
のとき,次のようにストリートアドレスが付いていることを示す。
1299 不定(1201) 不定(1199) 1101
o----------------------o---------------------o
2600 2502 2500 2402
g) ストリートアドレスデータレコード-Type D ストリートアドレスデータレコード-Type Dは,
表151による。
表 90 ストリートアドレスデータレコード-Type D
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
4
B:N
ハウスナンバー始終点(4 bytes)(左始点)
1)
c
2
4
4
B:N
ハウスナンバー始終点(4 bytes)(左終点)
1)
c
3
8
4
B:N
ハウスナンバー始終点(4 bytes)(右始点)
1)
c
4
12
4
B:N
ハウスナンバー始終点(4 bytes)(右終点)
1)
c
リンク列を構成するリンクのハウスナンバーが Type-A, Bのような規則に従わず,ハウス
ナンバーにとびがあり,かつ,ハウスナンバーに65534を超えるものがあるときに使用する。
使い方は,Type-Cと同じである。
1) ハウスナンバー始終点(4 bytes) ハウスナンバー始終点(4 bytes)は,表152による。
表 91 ハウスナンバー始終点(4 bytes)
項番
bit
内容
1
31
始点(終点)側の
値
意味
アドレス継続フラグ
0 継続していない[始点(終点)でアドレスが特定できる]
1 継続している(不定値)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2
30〜0 ハウスナンバー
リンク全体としては,左右にハウスナンバーが付いているが,部分的にハウスナンバーの
ない部分が存在する場合には,ハウスナンバー始終点(4バイト)を“0xFFFFFFFF”とする
(始点,終点の両方共。)。
h) ストリートアドレスデータレコード-Type E ストリートアドレスデータレコード-Type Eは,
表153による。
表 92 ストリートアドレスデータレコード-Type E
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
4
C
附属文字列
1)
a
2
4
1
N
ハウスナンバー(左始点)
c
3
5
1
N
ハウスナンバー(左終点)
c
4
6
1
N
ハウスナンバー(右始点)
c
5
7
1
N
ハウスナンバー(右終点)
c
Queens, NY, Fair lawn, NJ に見られるhyphenated addressの場合には,hyphenの前の部
分が最大3けたで,リンク内で共通で,かつ,アドレスレンジは,0〜99 の繰返しとなってい
る。このタイプのアドレスを効率よく格納するためのフォーマットが,Type Eである。ハウス
ナンバーは,0〜 254 までを有効値とし,255は無効値とする。部分的に片側無効の場合には,
ハウスナンバー(始点・終点共)に 255を設定する。
レコードの並びの数は,リンク列を構成するリンクの数と同じである。
1) 附属文字列 附属文字列に制御コードが入る場合は,次の意味とする。
¥%03 : ハウスナンバーは,常に0 fill 3けた。
例 “¥%03”, 1, 99, 2, 100 → 表示は,001〜099, 002〜100 となる。
¥s : 引き続くprefixは,本当はsuffixである。
例 “¥sS”, 1, 99, 2, 100 → 表示は,1S〜99S, 2S〜100S
附属文字列のデータ長が4文字未満の場合には,“NULL”を後ろに追加する。
例 “¥sS” → “¥” “s” “S” 0x00
例1. 格納情報
ストリートアドレスタイプ - Type E
奇偶情報(左) - 奇数
奇偶情報(右) - 偶数
ストリートアドレスデータレコードの並び
“100-”, 1, 99, 0, 98, “101-”, 1, 99, 0, 98
のとき,次のようにストリートアドレスが付いていることを示す。
100-1 100-99 101-1 101-99
o------------------------o-----------------------o
100-0 100-98 101-0 101-98
i)
ストリートアドレスデータレコード-Type F ストリートアドレスデータレコード-Type Fは,表
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
154による。
表 93 ストリートアドレスデータレコード-Type F
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
B0
C
ハウスナンバー(左始点)
c
2
O1
B1
C
ハウスナンバー(左終点)
c
3
O2
B2
C
ハウスナンバー(右始点)
c
4
O3
B3
C
ハウスナンバー(右終点)
c
5
当該ストリートアドレスデータレコード-Type Fを偶数
byte長に合わせるためのパディング
c
ストリートアドレスが上記Type A〜Eのいずれも格納できないときには,すべてを文字列で
格納する。文字列は可変長とし,それぞれの文字列は“NULL”ターミネートとする。部分的に
ハウスナンバーが存在しない場合には,“NULL”だけを格納する。
レコードの並びの数は,リンク列を構成するリンクの数と同じである。
例 格納情報
ストリートアドレスタイプ - Type F
奇偶情報(左) - 奇数
奇偶情報(右) - 偶数
ストリートアドレスデータレコードの並び
“100-799”,“100-700”,“2S100W500”,“2S98W400”,“”,“”,“2S97W398”,“2S97W300”,
“1”,“99”,“100”,“2”
のとき,次のようにストリートアドレスが付いていることを示す。
100-799 100-700 なし 1 99
o---------------------------o-----------------------o-----------------------o
2S100W500 2S98W400 2S97W398 2S97W300 100
2
備考 この例は極端な例であり,実際にこのような道路の存在を確認しているわけではない。
j)
拡張データ(リンク列データレコード) 拡張データ(リンク列データレコード)は,拡張(リ
ンク列データレコード)フラグが“1:拡張あり”で,かつ,リンク列データレコードのサイズ
が仕様で定義するサイズより大きい場合,増加領域は拡張領域として使用できるものとする。
拡張方法は,別途定義する拡張方式に従う。
1.2.15 通行コードデータフレーム 通行コードデータフレームは,表155による。
通行コードデータフレーム次のデータ構造は,14.11の構造に合わせる。
表 94 通行コードデータフレーム
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
2
N:N
通行コードデータヘッダ
a)
a
2
2
2
SWS
通行条件レコードのサイズ
a
3
4
B1
通行条件テーブル
a
a) 通行コードデータヘッダ 通行コードデータヘッダは,表156による。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表 95 通行コードデータヘッダ
項番
bit
内容
1
15〜8
通行コードの先頭値
2
7〜0
通行条件レコードの数
1.2.16 通行条件テーブル 通行条件テーブルは,表157による。
表 96 通行条件テーブル
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
B1
通行条件レコードの並び
a
1.2.17 通行条件レコード 通行条件レコードは,表158による。
表 97 通行条件レコード
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
2
B:・…:B
通行コード
c
1.2.18 複合ノードデータフレーム 複合ノードデータフレームは,表159による。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表 98 複合ノードデータフレーム
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
B1
複合ノード情報の並び
c
1.2.19 複合ノード情報 複合ノード情報は,表160による。
表 99 複合ノード情報
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
2
N
構成ノード数(n)
a)
a
2
2
B1
ノードオフセットレコードの並び
b)
a
a) 構成ノード数 構成ノード数は,表161による。
表 100 構成ノード数
項番
bit
項目名
1
15〜8 (RESERVED)
2
7〜0 構成ノード数
同一ノード情報で関連付けられたノードは,そのうちのいずれか1点だけ設定する。例 #
型の場合,構成ノード数は4とする。
b) ノードオフセットレコードの並び ノードオフセットレコードは,複合されて一つの交差点を
構成するノードを,オフセット値にて表現する。オフセット値は,道路ディストリビューショ
ンヘッダの先頭から,該当するノードレコードの先頭までのディスプレースメントとして表す。
ノードオフセットレコードは,表162による。
表 101 ノードオフセットレコード
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
2
D
ノードオフセット
a
1.2.20 拡張(道路データフレーム) 拡張(道路データフレーム)は,拡張領域として使用する。
拡張方法は別途定義する拡張方式に従う。
1.3
背景データフレーム 背景データフレームは,表163による。
表 102 背景データフレーム
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
B1
背景ディストリビューションヘッダ
b
2
O1
B2
項目単位背景の並び
c
3
O2
B3
拡張データ(背景データフレーム)
a)
c
a) 拡張データ(背景データフレーム) 拡張データ(背景データフレーム)は,主要地図データ
フレームの基本データフレーム管理レコードのサイズに格納する値が仕様で定義するサイズよ
り大きい場合,増加領域は拡張領域として使用する。拡張方法は,別途定義する拡張方式に従
う。
1.3.1
背景ディストリビューションヘッダ 背景ディストリビューションヘッダは,表164による。
表 103 背景ディストリビューションヘッダ
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
2
SWS
背景ディストリビューションヘッダのサイズ
a
2
2
B1
項目管理情報の並び
a)
a
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
3
O1
B2
拡張データ(背景ディストリビューションヘッダ)
b)
c
a) 項目管理情報の並び 項目管理情報は,表示クラスごとの背景データのまとまりを管理する。
項目管理情報の並びは最大32とする(附属書15参照)。
該当する表示クラスにデータが存在しない場合は,対応する項目管理情報に[項目単位オフ
セット]=0xFFFF,[項目単位サイズ]=0を設定する。
項目管理情報の並びは,項目管理情報の出現順に描画することを想定し,並べる。
b) 拡張データ(背景ディストリビューションヘッダ) 拡張データ(背景ディストリビューショ
ンヘッダ)は,拡張領域として,使用できるものとする。
拡張方法は,別途定義する拡張方式に従う。
1.3.2
項目管理情報 項目管理情報は,表165による。該当する項目単位背景の格納位置とサイズ
とを格納する。
表 104 項目管理情報
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
2
D
項目単位オフセット
a)
b
2
2
2
SWS
項目単位サイズ
b)
a
a) 項目単位オフセット 項目単位オフセットは,背景データフレームの先頭から該当する,目単
位背景の先頭までのディスプレイスメントを表す。
b) 項目単位サイズ 項目単位サイズは,該当する項目単位背景のサイズを表す。実体がない場合
は,サイズは“0”とする。
1.3.3
項目単位背景 項目単位背景は,表166による。
地図の背景の各項目単位ごとの実データを格納する。また,縮尺用のレベルでは,こに市街地地
図のデータを格納することもできる。実体がない場合(種別数=0)は,この枠自体が存在しない。
表 105 項目単位背景
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
2
N
背景種別数(n)
a)
a
2
2
B1
背景種別単位ヘッダの並び(#1〜#n)
b)
a
3
O1
B2
最小単位図形データリストの並び(#1〜#n)
a
a) 背景種別数(n) 背景種別数(n)は,該当する項目単位背景内に格納されている背景データの
種別数(最小単位図形データリストの数)を格納する。
b) 背景種別単位ヘッダの並び(#1〜#n) 背景種別単位ヘッダの並び(#1〜#n)は,背景種別単
位ヘッダの出現順に描画することを想定し並べられる。
1.3.4
背景種別単位ヘッダ 背景種別単位ヘッダは,表167による。
各背景種別ごとのデータの格納位置,データ数及びポリゴン・ポリライン・点などの形状分類を格
納する。項目単位背景内において,背景種別数に記録する数だけ存在する。実体がない場合は,こ
の格納枠自体が存在しない。
表 106 背景種別単位ヘッダ
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
2
D
背景種別単位オフセット
a)
a
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2
2
2
B:B::N
形状分類+最小単位図形データレコード数
b)
a
a) 背景種別単位オフセット 背景種別単位オフセットは,各項目単位背景の先頭から該当する最
小単位図形データリストの先頭までのディスプレイスメントを表す。
b) 形状分類+最小単位図形データレコード数 形状分類+最小単位図形データレコード数は,表
168による。
表 107 形状分類+最小単位図形データレコード数
項番
bit
内容
1
15〜14
形状分類
bit15 bit14
意味
0
0
点(記号)データ
0
1
線データ
1
0
面データ
1
1
(RESERVED)
2
13
高さ情報有無フラグ 1)
bit13
意味
(背景種別単位)
0
高さ情報なし
1
高さ情報あり
3
12
(RESERVED)
4
11〜0
最小単位図形データレコード数 2)
1) 高さ情報有無フラグ 高さ情報有無フラグは,該当する最小単位図形データにおいて高さ情
報の設定状態を示す。背景種別ごとに設定し線データ・面データの場合には,高さ情報レコ
ードの有無を示し,点データの場合には,標高データの有無を示す。
2) 最小単位図形データレコード数 最小単位図形データレコード数は,最小単位図形データリ
ストを構成する,最小単位図形データレコード(ポリゴン・ポリライン・点)の数を格納する。
1.3.5
最小単位図形データリスト 最小単位図形データリストは,表169による。
最小単位図形データリスト#1〜#nの並びは,背景種別単位ヘッダ#1〜#nの並びと対応付けて格納
する。最小単位図形データレコードの並びの数pは,背景種別単位ヘッダ内の最小単位図形データ
レコード数に等しい。
表 108 最小単位図形データリスト
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
最小単位図形データレコードの並び(#1〜#p)
a)
a) 最小単位図形データレコードの並び(#1〜#p) 最小単位図形データレコードの並び(#1〜#p)
は,最小単位図形データレコードの出現順に描画することを想定し並べられる。
1.3.6
最小単位図形データレコード(線データ・面データの場合) 最小単位図形データレコード
は,表170による。
表 109 最小単位図形データレコード(線データ・面データの場合)
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
2
B:B:B::SWS
最小単位図形データヘッダ
a)
2
2
2
B:B:B:B:B:N
表示縮尺フラグ+オフセット座標レコードの数
b)
a
3
4
2
N
種別コード
c)
a
4
6
2
B:B:B:B:B:B::N 背景付加情報種別+背景付加情報有無+乗算定数
d)
a
5
8
B1
要素点座標情報
a
6
O1
B2
高さ情報レコードの並び
c
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
7
O2
2
D
名称オフセット
f)
c
8
O3
2
N
補助データ
g)
c
9
O4
B3
背景付加情報ポインタ
c
10
O5
8
時間情報
k)
c
11
O6
B4
拡張データ(線データ・面データ)
j)
c
a) 最小単位図形データヘッダ 最小単位図形データヘッダは,表171による。。
表 110 最小単位図形データヘッダ
項番
bit
内容
1
15
消去フラグ (消去 : 1 / 非消去 : 0) 1)
2
14
時間情報フラグ(0 : 設定なし,1 : 設定あり) 2)
3
13
拡張データ(線・面データ)フラグ(0 : 拡張なし,1 : 拡張あり) 3)
4
12
(RESERVED)
5
11〜0
最小単位図形データレコードのサイズ
1)
消去フラグ 消去フラグは,データの有効:0/無効:1を示す。通常このフラグは,媒体
から読み取った後,メモリ上での利用に使用する。
2) 時間情報フラグ 時間情報フラグは,最小単位図形データレコード(線データ・面データの
場合)の“時間情報”のあり/なしを示す。
3) 拡張データ(線・面データ)フラグ 拡張データフラグは,最小単位図形データレコード(線
データ・面データの場合)の“拡張データ”のあり/なしを示す。
b) 表示縮尺フラグ+オフセット座標レコードの数 表示縮尺フラグ+オフセット座標レコードの
数は,表172による。表示縮尺フラグの設定と,最小単位図形データレコード内の要素点座標
情報を構成しているオフセット座標レコードの数を格納する。
表 111 表示縮尺フラグ+オフセット座標レコードの数
項番
bit
内容
1
15
表示縮尺フラグ1 (許可 : 1 / 不許可 : 0)
2
14
表示縮尺フラグ2 (許可 : 1 / 不許可 : 0)
3
13
表示縮尺フラグ3 (許可 : 1 / 不許可 : 0)
4
12
表示縮尺フラグ4 (許可 : 1 / 不許可 : 0)
5
11
表示縮尺フラグ5 (許可 : 1 / 不許可 : 0)
6
10〜0
オフセット座標レコードの数
表示縮尺フラグ1〜5がすべて0(不許可)の場合は,非表示とする。
表示縮尺フラグは,表示縮尺フラグ1が最も大きな縮尺を示し,順に小さな縮尺となり表示
縮尺フラグ5が最も小さな縮尺を示す。各表示縮尺フラグがどのような表示縮尺に対応するか
は,レベル管理レコードに設定する値によって決定する。
c) 種別コード 種別コードは,収録対象の種別に対応するコードを収録する
種別コードと対象の対応は,メタデータ[使用国:地域識別]で定義する。
d) 背景付加情報種別+背景付加情報有無+乗算定数 背景付加情報種別+背景付加情報有無+乗
算定数は,表173による。
表 112 背景付加情報種別+背景付加情報有無+乗算定数
項番
bit
内容
1
15〜14
背景付加情報の種別
bit15 bit14
意味
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
0
0
付加データAフレームに格納
0
1
付加データBフレームに格納
1
0
建物ID
1
1
(RESERVED)
2
13
背景付加情報の有無フラグ
bit13
意味
0
背景付加情報なし
1
背景付加情報あり
3
12
名称フラグ f)
bit12
意味
0
名称オフセット情報なし
1
名称オフセット情報あり
4
11
補助データフラグ g)
bit11
意味
0
補助データ情報なし
1
補助データ情報あり
5
10
ペンアップ有無フラグ h)
bit10
意味
0
ペンアップなし
1
ペンアップあり
6
9
地下属性フラグ i)
bit9
意味
0
地下属性でなし
1
地下属性である
7
8〜3
(RESERVED)
8
2〜0
乗算定数 e)
e) 乗算定数 2のn乗値を,X座標オフセット値及びY座標オフセット値に乗算して使用する。
この2のn乗値のnは乗算定数である(0≦n≦7:ただしnは整数)。
f)
名称フラグ,名称オフセット 名称フラグは,最小単位図形データに対応する名称データが存
在する場合には,“名称オフセット情報あり”となる。
名称フラグが名称オフセット情報ありの場合は,名称オフセットが作成された最小単位図形
データに対応する名称データレコードの格納位置を指す。名称オフセットは,名称データフレ
ームの先頭から該当する,名称データレコードの先頭までのディスプレイスメントを表す。
名称フラグが名称オフセット情報なしの場合には,名称オフセットは省略する。
g) 補助データフラグ,補助データ 補助データフラグは,補助データの有無を示す。
住所算出用ポリゴンの場合,ポリゴンの種別に合わせ県コード又は市区町村コードを設定す
る。
県コードの場合は,下3けたを“0”とする。
例 愛知県=23000
h) ペンアップ有無フラグ ペンアップ有無フラグは,当該背景データのオフセット座標レコード
のペンアップ情報の有無を示す。
i)
地下属性フラグ 地下属性フラグは,対象のデータ(線・面)が,地下であるかどうかを示す。
例 地下鉄,地下駅舎など。
j)
拡張(線データ・面データ) 拡張(線データ・面データ)は,拡張データ(線データ・面データ)フラ
グが“1:拡張あり”のとき,拡張領域として使用できるものとする。
拡張方法は,別途定義する拡張方式に従う。
k) 時間情報 時間情報は,11.2.13と同じ表現とする。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
1.3.7
要素点座標情報
a) 要素点座標情報 要素点座標情報は,表174による。
表 113 要素点座標情報
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
2
N:NZ
始点X座標(経度)
1)
a
2
2
2
N:NZ
始点Y座標(緯度)
2)
a
3
4
B1
オフセット座標レコードの並び
a
1) 始点X座標(経度) 始点X座標(経度)は,表175による。
表 114 始点X座標(経度)
項番
bit
内容
1
15〜13
統合パーセル内相対位置
2
12〜0
始点X座標
統合パーセル内相対位置は,当該パーセルは複数のパーセルの統合化で表現されている場
合,そのなかの相対位置をパーセル左下パーセルを“0”として表現する。
0〜7でX方向8区画分を表現する。
X座標値は,パーセル内経度座標である。
パーセル内のX座標は,次の場合それぞれ次のように定める。
分割の場合 X座標値をそのまま使用する(統合パーセル内相対位置はすべて“0”を設定
する)。ただし,分割された区画によって,X座標の表現範囲を制限する。
統合の場合 統合パーセル内相対位置を元に該当パーセルのオフセットを算出し,これを
X座標に加えることで,パーセル内X座標を表現する。MAX 4 096×8=3 2768[8000(16)]
である。
2) 始点Y座標(緯度) 始点Y座標(緯度)は,表176による。
表 115 始点Y座標(緯度)
項番
bit
内容
1
15〜13
統合パーセル内相対位置
2
12〜0
始点Y座標
統合パーセル内相対位置は,当該パーセルは複数のパーセルの統合化で表現されている場
合,そのなかの相対位置をパーセル左下パーセルを“0”として表現する。
始点Y座標は,パーセル内緯度座標である。
b) オフセット座標レコード オフセット座標レコードは,表177による。
表 116 オフセット座標レコード
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
1
I
X座標オフセット値
1)
a
2
1
1
I
Y座標オフセット値
2)
a
1) X座標オフセット値 X座標オフセット値は,1つ前の要素点のX座標から当該要素点のX
座標までのオフセットを示す。
2) Y座標オフセット値 Y座標オフセット値は,1つ前の要素点のY座標から当該要素点のY
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
座標までのオフセットを示す。
X座標・Y座標オフセット値は,パーセル内座標に対するオフセット値を2のn乗値(nは乗
算定数)で除した値である。値の範囲は−128〜127である。面データについては,データ列始
点とデータ列終点の座標を同一とする。したがって,ΔX1+X2+… +ΔXp=0,ΔY1+ΔY2
+ … +ΔYp=0 となる。
なお,形状分類が線データの場合,X座標・Y座標オフセット値がともに00(16)のときンア
ップを意味する)から,その次にX座標・Y座標オフセット値がともに00(16)になる(ペンダ
ウンを意味する)までは,線分表現を中断する(一つの線データの分割表示指定)。また,形状
分類が面データの場合は,X座標・Y座標オフセット値がともに00(16)のとき(ペンアップを
意味する)から,その次にX座標・Y座標オフセット値がともに00(16)になる(ペンダウンを
意味する)までは,ポリゴン形状の枠線の表現だけを中断する。ポリゴン形状としては,ペン
アップ状態でのオフセット値の値も有意ものとして扱う。
面データの各座標点は反時計回りに並べ,各辺は交差しないものとする。また,塗りつぶし
を行う場合は,内塗りのアルゴリズムで描画すると想定し作成する。
1.3.8
高さ情報レコード 高さ情報レコードは,表178による。
表 117 高さ情報レコード
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
2
:N
標高情報サイズ
a)
a
2
2
2
:I
標高情報
c)
a
a) 標高情報サイズ 標高情報サイズは,表179による。
表 118 標高情報サイズ
項番
bit
内容
1
15〜12
(RESERVED)
2
11〜0
連続要素点数 b)
b) 連続要素点数 連続要素点数は,要素点の始点から順に対応付けられた要素点群において,標
高情報を同じくする要素点の数を格納する。したがって,連続要素点の合計が,一つの最小単
位図形データを構成する要素点の数(オフセット座標レコードの数+1)に等しくなる。値の範
囲は,1〜4094となる。
c) 標高情報 標高情報は,表180による。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表 119 標高情報
項番
bit
内容
1
15〜14
(RESERVED)
2
13〜0
標高値 d)
d) 標高値 標高値のオフセット量は4096で,−4 095から+12 287までを表現する。単位はメー
トルである。したがって,実際の標高値に4 096メートルを加算した値を,フィールドに格納
する。
1.3.9
背景付加情報ポインタ 背景付加情報ポインタは,背景付加情報の有無フラグが,“あり”
の場合に限り存在する。背景付加情報がない場合は,存在しない。
a) 背景付加情報オフセット(背景付加情報の種別が付加データA,Bフレームに格納の場合) 背
景付加情報オフセットは,表181による。最小単位図形データに対応する付加データの格納位
置を指す。
付加データA,Bフレームの先頭から各付加データの該当レコードの先頭までのディスプレ
イスメントを表す。
表 120 背景付加情報オフセット
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
4
D
背景付加情報オフセット
a
b) 建物ID(背景付加情報の種別が建物IDの場合) 建物IDは,最小単位図形データに対応する
周辺施設検索用のIDを指す。表182による。
表 121 建物ID
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
4
D
建物ID
a
1.3.10 最小単位図形データレコード(点(記号)データの場合) 最小単位図形データレコードは,
表183による。
表 122 最小単位図形データレコード(点(記号)データの場合)
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
2
B:B:B::SWS 最小単位図形データヘッダ
a)
2
2
2
B:B:B:B:B: 表示縮尺フラグ
b)
a
3
4
2
N
種別コード
c)
a
4
6
2
B:B:B:B::B 背景付加情報種別+背景付加情報有無
d)
a
5
8
4
要素点座標情報
a
6
12
2
I
標高情報
e)
c
6
01
2
D
名称オフセット
g)
c
7
O2
2
N
補助データ
h)
c
8
O3
B1
点記号付加情報ポインタ
c
9
O4
8
時間情報
j)
10
O5
B2
拡張データ[点(記号)データ]
i)
c
a) 最小単位図形データヘッダ 最小単位図形データヘッダは,表184の規定による
表 123 最小単位図形データヘッダ
項番
bit
内容
1
15
消去フラグ (消去 : 1 / 非消去 : 0)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2
14
時間情報フラグ(0 : 設定なし,1 : 設定あり)
3
13
拡張データ(点・記号データ)フラグ(0 : 拡張なし,1 : 拡張あり)
4
12
(RESERVED)
5
11〜0
最小単位図形データレコードのサイズ
b) 表示縮尺フラグ 表示縮尺フラグは,表185による。表示縮尺フラグの設定を格納する。扱い
については,線データ・面データの場合と同一である。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表 124 表示縮尺フラグ
項番
bit
内容
1
15
表示縮尺フラグ1 (許可 : 1 / 不許可 : 0)
2
14
表示縮尺フラグ2 (許可 : 1 / 不許可 : 0)
3
13
表示縮尺フラグ3 (許可 : 1 / 不許可 : 0)
4
12
表示縮尺フラグ4 (許可 : 1 / 不許可 : 0)
5
11
表示縮尺フラグ5 (許可 : 1 / 不許可 : 0)
6
10〜0
(RESERVED)
表示縮尺フラグ1〜5がすべて0(不許可)の場合は,非表示とする。
c) 種別コード 種別コードは,収録対象の種別に対応するコードを収録する。
種別コードと対象の対応は,メタデータ[使用国:地域識別]で定義する。
d) 背景付加情報種別+背景付加情報有無 背景付加情報種別+背景付加情報有無は,表186によ
る。
表 125 背景付加情報種別+背景付加情報有無
項番
bit
内容
1
15〜14
背景付加情報の種別
bit15 bit14
意味
0
0
付加データAフレームに格納
0
1
付加データBフレームに格納
1
0
(RESERVED)
1
1
(RESERVED)
2
13
点記号付加情報の有無フラグ
bit13
意味
0
点記号付加情報なし
1
点記号付加情報あり
3
12
名称フラグ g)
bit12
意味
0
名称オフセット情報なし
1
名称オフセット情報あり
4
11
補助データフラグ h)
bit11
意味
0
補助データ情報なし
1
補助データ情報あり
5
10
(RESERVED)
6
9
地下属性フラグ
bit9
意味
0
地下属性でなし
1
地下属性である
7
8〜0
(RESERVED)
e) 標高情報 標高情報は,表187による。
表 126 標高情報
項番
bit
内容
1
15〜14
(RESERVED)
2
13〜0
標高値 f)
f)
標高値 標高値のオフセット量は4 096で,−4 095から+12 287までを表現する。単位はメー
トルである。したがって,実際の標高値に4 096mを加算した値をフィールドに格納する。
g) 名称フラグ,名称オフセット 名称フラグは,最小単位図形データに対応する名称データが存
在する場合に,“名称オフセット情報あり”となる。
名称フラグが名称オフセット情報ありの場合,名称オフセットが作成され最小単位図形デー
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
タに対応する名称データレコードの格納位置を指す。名称オフセットは,名称データフレーム
の先頭から該当する,名称データレコードの先頭までのディスプレイスメントを表す。
名称フラグが名称オフセット情報なしの場合には,名称オフセットは省略する。
h) 補助データフラグ,補助データ 補助データフラグは,補助データの有無を示す。
3Dシンボルコードを設定する。
i)
拡張 [点(記号)データ] 拡張[点(記号)データ]は,拡張[点(記号)データ]フラグが“1:拡張あ
り”のとき,拡張領域として使用できるものとする。
拡張方法は,別途定義する拡張方式に従う。
j)
時間情報 時間情報は,11.2.13と同じ表現とする。
1.3.11 要素点座標情報 要素点座標情報は,表188による。
表 127 要素点座標情報
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
2
N:NZ
X座標(経度)
a)
a
2
2
2
N:NZ
Y座標(緯度)
b)
a
a) X座標(経度) X座標(経度)は,表189による。
表 128 X座標(経度)
項番
bit
内容
1
15〜13
統合パーセル内相対位置
2
12〜0
X座標
統合パーセル内相対位置は,当該パーセルは複数のパーセルの統合化で表現されている場合,
そのなかの相対位置をパーセル左下パーセルを0として表現する。
X座標値は,パーセル内経度座標である。
b) Y座標(緯度) Y座標(緯度)は,表190による。
表 129 Y座標(緯度)
項番
bit
内容
1
15〜13
統合パーセル内相対位置
2
12〜0
Y座標
統合パーセル内相対位置は,当該パーセルは複数のパーセルの統合化で表現されている場合,
そのなかの相対位置をパーセル左下パーセルを0として表現する。
Y座標値は,パーセル内緯度座標である。
1.3.12 点記号付加情報ポインタ 点記号付加情報ポインタは,点記号付加情報の有無フラグが,
“あり”の場合に限り存在する(点記号付加情報がない場合は存在しない)。
点記号付加情報オフセットは,最小単位図形データに対応する点記号付加情報の格納位置を指す。
点記号付加情報ポインタの形式は,背景付加情報ポインタと同様である。
1.4
名称データフレーム 名称データフレームは,表191による。
表 130 名称データフレーム
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
B1
名称ディストリビューションヘッダ
a
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2
O1
B2
名称データリストの並び
c
3
O2
B3
拡張データ(名称データフレーム)
a)
c
a) 拡張データ(名称データフレーム) 拡張データ(名称データフレーム)は,主要地図データフレ
ームの基本データフレーム管理レコードのサイズに格納された値が,仕様で定義されたサイズ
より大きい場合,増加領域は拡張領域として使用する。拡張方法は,別途定義する拡張方式に
従う。
1.4.1
名称ディストリビューションヘッダ 名称ディストリビューションヘッダは,表192による。
表 131 名称ディストリビューションヘッダ
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
2
SWS
名称データディストリビューションヘッダのサイズ
a
2
2
B1
名称データ管理情報の並び
a)
b
3
O1
B2
拡張データ(名称ディストリビューションヘッダ)
b)
c
a) 名称データ管理情報の並び 名称データ管理情報の並びは,表示クラスごとの名称データのま
とまりを管理する。名称データ管理情報の数及び並びは,規定しない。
該当する表示クラスにデータが存在しない場合は,対応する名称データ管理情報に“名称デ
ータまでのオフセット”=0xFFFF,“名称データレコードの数”=0を設定する。
名称データ管理情報は,表193による。
表 132 名称データ管理情報
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
2
D
名称データリストまでのオフセット
1)
a
2
2
2
N
名称データレコードの数
2)
a
1) 名称データリストへのオフセット 名称データリストへのオフセットは,名称データフレー
ムの先頭から名称データリストの先頭までのディスプレイスメントを表す。
2) 名称データレコードの数 名称データレコードの数は,名称データリストを構成する,名称
データレコードの総数を表す。実体がない場合は,数は“0”とする。
b) 拡張データ(名称ディストリビューションヘッダ) 拡張データ(名称ディストリビューショ
ンヘッダ)は,拡張領域として,使用できるものとする。
拡張方法は,別途定義する拡張方式に従う。
1.4.2
名称データリスト 名称データリストは,表194による。
表 133 名称データリスト
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
B1
名称データレコードの並び
1.4.3
名称データレコード 名称データレコードは,表195による。
表 134 名称データレコード
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
6
名称アトリビュートヘッダ
a
2
6
B1
文字列データレコード
a)
a
3
O1
2
N
補助データ
b)
c
4
O2
B2
D
背景付加情報ポインタ
c
5
O3
8
時間情報
d)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
6
O4
B3
拡張データ(名称データレコード)
c)
c
a) 文字列データレコード 文字列データレコードは,名称アトリビュートヘッダの属性に記録す
る文字列タイプによって形式が異なる。
b) 補助データ 補助データフラグが,補助データ情報ありの場合に存在する。
3Dシンボルコードを設定する。
c) 拡張データ(名称データレコード) 拡張データ(名称データレコード)は,文字列データレ
コードの名称アトリビュートヘッダ内の拡張(名称データレコード)フラグが“1:拡張あり”
の場合,拡張領域として使用できるものとする。
拡張方法は,別途定義する拡張方式に従う。
d) 時間情報 時間情報は,11.2.13と同じ表現とする。
1.4.4
名称アトリビュートヘッダ 名称アトリビュートヘッダは,表196による。
表 135 名称アトリビュートヘッダ
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
2
B:B:B::SWS
名称データヘッダ
a)
2
2
2
B:B:B:B:B:B:B:B:N
属性1
b)
a
3
4
2
N
属性2
c)
a
a) 名称データヘッダ 名称データヘッダは,表197による。
表 136 名称データヘッダ
項番
bit
内容
1
15
消去フラグ (消去 : 1 / 非消去 : 0) 1)
2
14
時間情報フラグ(0 : 設定なし,1 : 設定あり) 2)
3
13
拡張データ(名称データレコード)フラグ(0 : 拡張なし,1 : 拡張あり)
4
12
(RESERVED)
5
11〜0
名称データレコードのサイズ
1) 消去フラグ 消去フラグは,データの有効:0/無効:1を示す。通常このフラグは,媒体か
ら読み取った後,メモリ上での利用に使用する。
2) 時間情報フラグ 時間情報フラグは,名称データレコードの“時間情報”のあり/なしを示す。
b) 属性1 属性1は,表198による。
表 137 属性
項番
内容
1
15
表示縮尺フラグ1 (許可 : 1 / 不許可 : 0)1)
2
14
表示縮尺フラグ2 (許可 : 1 / 不許可 : 0)1)
3
13
表示縮尺フラグ3 (許可 : 1 / 不許可 : 0)1)
4
12
表示縮尺フラグ4 (許可 : 1 / 不許可 : 0)1)
5
11
表示縮尺フラグ5 (許可 : 1 / 不許可 : 0)1)
6
10〜8
文字列タイプ
bit10 bit 9
bit 8
意味
0
0
0
(RESERVED)
0
0
1
重心文字列
0
1
0
ポイント指示文字列
0
1
1
線状注記文字列TypeA
1
0
0
線状注記文字列TypeB
1
0
1
線状注記文字列TypeC
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
1
1
0
記号+文字列
1
1
1
線状注記文字列TypeD
7
7
高さ情報有無フラグ 2)
bit 7
意味
(名称データレコード単位)
0
高さ情報なし
1
高さ情報あり
8
6
文字列の方向 3)
bit 6
意味
0
横方向
1
縦方向
9
5〜0
文字プライオリティ情報 4)
1) 表示縮尺フラグ 表示縮尺フラグには,表示縮尺フラグの設定(許可:1/不許可:0)を格
納する。扱いについては,背景データの場合と同一である。
表示縮尺フラグ1〜5がすべて“0”(不許可)の場合は,非表示とする。
2) 高さ情報有無フラグ 高さ情報有無フラグは,該当する名称データレコードにおいて,高さ
情報の設定状態を示す。
文字列タイプが“線状注記文字列TypeB”のとき,このフラグは,無視する。
3) 文字列の方向 文字列の方向は,文字列の描画方向を示す。座標と描画文字列との位置関係
は,文字列タイプによって異なる。
文字列タイプが“線状注記文字列TypeA”及び“線状注記文字列TypeB”のとき,このフラ
グは,無視する。
4) 文字プライオリティ情報 文字プライオリティ情報は,−31から31の値を表現する。該当
する名称データレコードの優先順位(プライオリティ)を表す。
名称種別コード及び表示縮尺フラグで,一律に表現できないプライオリティを表現する。−
32は,文字プライオリティ無効を表す。
c) 属性2 属性2は,種別コードを格納する。種別コードの例は,附属書15を参照。
種別コードは,収録対象の種別に対応するコードを収録する。
種別コードと対象の対応は,メタデータ[使用国・地域識別]で定義する。
1.4.5
文字列データレコード(文字列タイプ=重心文字列の場合) 文字列データレコードは,表
199による。
表 138 文字列データレコード(文字列タイプ=重心文字列の場合)
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
6
重心座標情報
a
2
6
B1
文字情報データリスト
a
3
O1
2
:I
標高情報
a)
c
a) 標高情報 標高情報は,表200による。
表 139 標高情報
項番
bit
内容
1
15〜14
(RESERVED)
2
13〜0
標高値 b)
b) 標高値 標高値のオフセット量は4096で,−4095から+12287までを表現する。単位は,メー
トルである。したがって,実際の標高値に4096メートルを加算した値を,フィールドに格納す
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
る。
c) 重心座標情報と表示文字列の位置関係 文字列データレコードは文字列タイプ=重心文字列の
場合,属性1の文字列の方向の状態によって,重心座標情報と表示文字列とが次のような位置
関係になることを想定し作成する。
1)
横方向文字 表示位置座標(X,Y)は,上から1行目の文字列の重心の位置座標とする。
また,改行文字の場合は,改行箇所に改行コードを設定する。さらに,改行した行の文字列
の始点位置を設定するためにスペースを用いる。次に設定コードを示す。
− 単純横方向文字の場合
――――→
A
B
“AB”の文字列重心に,座標を取得する。
− 改行横方向文字の場合
――――――――――→
A
B
C
0d
2121
D
E
F
G
H
“ABC” の文字列重心に,座標を取得する。
2) 縦方向文字 表示位置座標(X,Y)は,右から1列目の文字列の重心の位置座標とする。
− 単純縦方向文字の場合
↓
A
B
C
D
“ABCD” の文字列重心に,座標を取得する。
− 改行縦方向文字の場合
↓
2121
A
C
B
D
0d
“AB” の文字列重心に,座標を取得する。
1.4.6
重心座標情報 重心座標情報は,表201による。
表 140 重心座標情報
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
2
B:B::B:
背景付加情報の種別+背景付加情報有無
a)
a
2
2
2
N:NZ
X座標(正規化経度)
b)
a
3
4
2
N:NZ
Y座標(正規化緯度)
c)
a
X座標,Y座標が共に“0xFFFF”のとき,通常非表示とする。
a) 背景付加情報の種別+背景付加情報有無 背景付加情報の種別+背景付加情報有無は,表202
による。
表 141 背景付加情報の種別+背景付加情報有無
項番
bit
内容
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
1
15〜14
背景付加情報の種別
bit15 bit14
意味
0
0
付加データAフレームに格納
0
1
付加データBフレームに格納
1
0
SS(当該メディアに格納)
1
1
SS(外部メディアに格納)
2
13
背景付加情報の有無フラグ
bit13
意味
0
背景付加情報なし
1
背景付加情報あり
3
12
(RESERVED)
4
11
補助データフラグ
bit11
意味
0
補助データ情報なし
1
補助データ情報あり
5
10〜0
(RESERVED)
b) X座標(正規化経度) X座標(正規化経度)は,表203による。
表 142 X座標(正規化経度)
項番
bit
内容
1
15〜13
統合パーセル内相対位置
2
12〜0
X座標
統合パーセル内相対位置は,当該パーセルは複数のパーセルの統合化で表現されている場合,
そのなかの相対位置をパーセル左下パーセルを0として表現する。
X座標値は,パーセル内経度座標である。
c) Y座標(正規化緯度) Y座標(正規化緯度)は,表204による。
表 143 Y座標(正規化緯度)
項番
bit
内容
1
15〜13
統合パーセル内相対位置
2
12〜0
Y座標
統合パーセル内相対位置は,当該パーセルは複数のパーセルの統合化で表現されている場合,
そのなかの相対位置をパーセル左下パーセルを0として表現する。
Y座標値はパーセル内緯度座標である。
1.4.7
文字情報データリスト 文字情報データリストは,表205による。
表 144 文字情報データリスト
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
2
SWS
文字情報データサイズ
a)
c
2
2
B1
M
言語別オフセットポインタテーブル
b)
c
3
B2
言語別文字情報リスト
c)
a
a) 文字情報データサイズ 文字情報データサイズは,文字情報データリスト全体のサイズを表す。
文字情報データサイズは,言語別文字情報が1種類の場合,省略する。
b) 言語別オフセットポインタテーブル 言語別オフセットポインタテーブルは,表206による。
表 145 言語別オフセットポインタテーブル
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
2
D
言語別オフセットポインタ(言語1)
c
2
2
2
D
言語別オフセットポインタ(言語2)
c
3
2
D
…………・
c
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
4
2
D
言語別オフセットポインタ(言語n)
c
文字情報データリストの先頭から,各言語別文字情報の先頭までのディスプレイスメントを
表す。
格納言語数及び種別並びにその配置順は,メタデータファイルにおいて格納する。
格納言語が1種類(単言語:例えば日本語だけ)の場合は,当該言語別オフセットポインタ
テーブルは削除する。
異なる言語別オフセットポインタで,同一の言語文字情報を示すことも可能である。
c) 言語別文字情報リスト 言語別文字情報リストは,表207による。
表 146 言語別文字情報リスト
項番 オフセット データ長 データ形式
項目名
備考
識別
1
0
言語別文字情報(言語1)
d)
c
2
言語別文字情報(言語2)
c
3
…………・
c
4
言語別文字情報(言語m)
c
d) 言語別文字情報 言語別文字情報は,表208による。
表 147 言語別文字情報
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
2
SWS
文字列サイズ(word)
e)
a
2
2
CC
文字列
f)
c
e) 文字列サイズ 文字列サイズは,文字列のサイズを,word単位で格納する。
f)
文字列 文字列は,その文字列が奇数byteで終わる場合,文字列の最後にダミーデータとして
“00(16)”を格納する。
1.4.8
文字列データレコード(文字列タイプ=ポイント指示文字列の場合) 文字列データレコー
ドは,表209による。
表 148 文字列データレコード(文字列タイプ=ポイント指示文字列の場合)
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
6
指示ポイント情報
a)
a
2
6
2
I
指示ポイントから文字列代表ポイントまでのオフセット
b)
a
3
8
B1
文字情報データリスト
c)
a
4
O1
2
I
標高情報
d)
c
a) 指示ポイント情報 指示ポイント正規化緯度経度は,文字列が指し示す対象物の位置を表現す
るもので文字列の回転中心となる。
b) 指示ポイントから文字列代表ポイントまでのオフセット 指示ポイントから文字列代表ポイン
トまでのオフセットは,指示ポイントから文字列代表ポイントまでの距離を,正規化緯度経度
で表したものである。
指示ポイント情報,文字列代表ポイントまでのオフセットは,各表示レベルの最大縮尺率に
合わせたものとする。
c) 文字情報データリスト 文字情報データリストは,文字列タイプ=重心文字列の場合と同じ。
d) 標高情報 標高情報は,文字列タイプ=重心文字列の場合と同じ。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
e) 指示ポイント情報と表示文字列の位置関係 文字列データレコードは,文字列タイプ=ポイン
ト指示文字列の場合,属性1の文字列の方向の状態によって,指示ポイント情報と表示文字列
が次のような位置関係になることを想定し作成する。
1)
横方向文字 横方向文字の文字列代表ポイントの座標(X,Y)は,上から1行目の文字列
の左下隅の点(先頭文字の左下点)の位置座標とする。また,改行及びスペースの設定方法
については,重心文字列の場合と同一である。
− 単純横方向文字の場合
――――→
A
B
“A”の左下点に座標を取得する。
− 改行横方向文字の場合
――――――――――→
A
B
C
000d
2121
D
E
F
G
H
“A”の左下点に座標を取得する。
2) 縦方向文字 縦方向文字の文字列代表ポイントの座標(X,Y)は,右から1列目の文字列の
右上隅の点(先頭文字の右上点)の位置座標とする。
− 単純縦方向文字の場合
↓
A
B
C
D
“A”の右上点に座標を取得する。
− 改行縦方向文字の場合
↓
2121
A
C
B
D
000d
“A”の右上点に座標を取得する。
1.4.9
指示ポイント情報 指示ポイント情報は,表210による。
表 149 指示ポイント情報
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
2
B:B::B::N
背景付加情報の種別+背景付加情報有無+乗算定数
a)
a
2
2
2
N:NZ
指示ポイントのX座標
c)
a
3
4
2
N:NZ
指示ポイントのY座標
d)
a
a) 背景付加情報の種別+背景付加情報の有無フラグ+乗算定数 背景付加情報の種別+背景付加
情報の有無フラグなどは,表211による。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表 150 背景付加情報の種別+背景付加情報の有無フラグ+乗算定数
項番
bit
内容
1
15〜14
背景付加情報の種別
bit15 bit14
意味
0
0
付加データAフレームに格納
0
1
付加データBフレームに格納
1
0
SS(当該メディアに格納)
1
1
SS(外部メディアに格納)
2
13
背景付加情報の有無フラグ
bit13
意味
0
背景付加情報なし
1
背景付加情報あり
3
12
(RESERVED)
4
11
補助データフラグ
bit11
意味
0
補助データ情報なし
1
補助データ情報あり
5
10〜3
(RESERVED)
6
2〜0
乗算定数 b)
b) 乗算定数 2のn乗値を指示ポイントから文字列代表ポイントまでのオフセット(X座標オフ
セット値及びY座標オフセット値)に乗算して使用する。この2のn乗値のnが乗算定数であ
る。(0≦n≦3:ただし,nは整数)
c) 指示ポイントのX座標(正規化経度) 指示ポイントのX座標(正規化経度)は,表212によ
る。
表 151 指示ポイントのX座標(正規化経度)
項番
bit
内容
1
15〜13
統合パーセル内相対位置
2
12〜0
指示ポイントのX座標
統合パーセル内相対位置は,当該パーセルは複数のパーセルの統合化で表現されている場合,
そのなかの相対位置をパーセル左下パーセルを0として表現する。
指示ポイントのX座標値は,パーセル内経度座標である。
d) 指示ポイントのY座標(正規化緯度) 指示ポイントのY座標(正規化緯度)は,表213によ
る。
表 152 指示ポイントのY座標(正規化緯度)
項番
bit
内容
1
15〜13
統合パーセル内相対位置
2
12〜0
指示ポイントのY座標
統合パーセル内相対位置は,当該パーセルは複数のパーセルの統合化で表現されている場合,
そのなかの相対位置をパーセル左下パーセルを0として表現する。
指示ポイントのY座標値は,パーセル内経度座標である。
1.4.10 指示ポイントから文字列代表ポイントまでのオフセット 指示ポイントから文字列代表ポ
イントまでのオフセットは,表214による。
表 153 指示ポイントから文字列代表ポイントまでのオフセット
項番 オフセット データ長 データ形式
項目名
備考
識別
1
0
1
I
指示ポイントから文字列代表ポイントまでのオフセット
(X座標方向)
a)
a
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2
1
1
I
指示ポイントから文字列代表ポイントまでのオフセット
(Y座標方向)
a)
a
a) X座標方向とY座標方向のオフセット値 X座標方向・Y座標方向オフセット値は,パーセル
内座標に対するオフセット値を2のn乗値(nは乗算定数)で除した値である。値の範囲は−
128〜127である。
1.4.11 文字列データレコード(文字列タイプ=線状注記文字列TypeAの場合) 文字列データレ
コードは,表215による。
表 154 文字列データレコード(文字列タイプ=線状注記文字列TypeAの場合)
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
6
指示ポイント情報
a)
a
2
6
B1
線状注記文字列TypeA文字情報データリスト
b)
a
3
O1
2
I
標高情報
c)
c
a) 指示ポイント情報 指示ポイント情報は,文字列タイプ=ポイント指示文字列の場合と同じ。
b) 線状注記文字列TypeA文字情報データリスト 線状注記文字列TypeA文字情報データリストは,
オフセット座標レコードとオフセット高さ情報レコードとを加味した,文字情報データリスト
である。
c) 標高情報 標高情報は,文字列タイプ=重心文字列の場合と同じ。
1.4.12 線状注記文字列TypeA文字情報データリスト
a) 線状注記文字列TypeA文字情報データリスト 線状注記文字列TypeA文字情報データリストは,
表216による。
表 155 線状注記文字列TypeA文字情報データリスト
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
2
SWS
線状注記文字列TypeA文字情報データサイズ
1)
c
2
2
B1
言語別オフセットポインタテーブル
2)
c
3
B2
言語別文字情報リスト
3)
a
1) 線状注記文字列TypeA文字情報データサイズ 線状注記文字列TypeA文字情報データサイズ
は,言語別である。文字情報1種類の場合,省略する。線状注記文字列TypeA文字情報デー
タリスト全体のサイズを表す。
2) 言語別オフセットポインタテーブル 言語別オフセットポインタテーブルは,表217による。
表 156 言語別オフセットポインタテーブル
項番 オフセット データ長 データ形式
項目名
備考
識別
1
0
2
D
言語別オフセットポインタ(言語1)
c
2
2
2
D
言語別オフセットポインタ(言語2)
c
3
2
D
…………・
c
4
2
D
言語別オフセットポインタ(言語n)
c
文字情報データリストの先頭から,各言語別文字情報の先頭までのディスプレイスメント
を表す。
格納言語数及び種別並びにその配置順は,メタデータファイルにおいて格納する。
備考1. 格納言語が1種類(単言語:例えば,日本語だけ)の場合は,当該言語別オフセ
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
ットポインタテーブルは削除する。
2. 異なる言語別オフセットポインタで,同一の言語文字情報を示すことも可能であ
る。
3) 言語別文字情報リスト 言語別文字情報リストは,表218による。
表 157 言語別文字情報リスト
項番
オフセット デー
タ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
言語別文字情報(言語1)
4)
c
2
言語別文字情報(言語2)
c
3
…………・
c
4
言語別文字情報(言語m)
c
4) 言語別文字情報 言語別文字情報は,表219による。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表 158 言語別文字情報
項番
オフセット デー
タ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
2
SWS
文字列サイズ(ワード)
5)
a
2
2
B1
CC
文字列
6)
c
3
01
B2
オフセット座標管理レコードの並び
c
4
02
B3
オフセット座標レコードの並び
c
5
03
B4
オフセット高さ情報レコードの並び
c
5) 文字列サイズ 文字列サイズは,文字列のサイズを,word単位で格納する。
6) 文字列 文字列は,その文字列が奇数byteで終わる場合,文字列の最後にダミーデータとし
て“00(16)”を格納する。
b) オフセット座標管理レコード オフセット座標管理レコードは,表220による。
表 159 オフセット座標管理レコード
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
1
B:
オフセット座標管理情報
1)
a
1) オフセット座標管理情報 オフセット座標管理情報は,表221による。当該オフセット座標
管理レコードは,名称文字数の数だけ作成する。名称文字数(オフセット座標管理レコード
の数)が奇数の場合,レコードの最後にダミーデータとして“00(16)”を格納する。
表 160 オフセット座標管理情報
項番
bit
内容
1
7
グループ指定フラグ 2)
bit7
意味
0
単独文字
1
グループ指定文字
2
6〜0
(RESERVED)
2) グループ指定フラグ グループ指定フラグは,次のように格納する。単独文字の後にグルー
プ指定となる連続する文字は,一つのオフセット座標レコードをもつ。
− 国道の路線番号の“246”の数字が,グループ指定の場合
――――――――→
国
道
246 号
名称文字数は6であり,“国”:単独,“道”:単独,“2”:単独,“4”:グループ指定,“6”:
グループ指定及び“号”:単独となり,オフセット座標レコードは,“国”,“道”,“246”及び“号”
の各々に付与する。
c) オフセット座標レコード オフセット座標レコードは,表222による。グループ指定フラグの
設定によって決まる,オフセット座標レコードの数だけ格納する。
表 161 オフセット座標レコード
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
1
I
X座標オフセット値
1)
a
2
1
1
I
Y座標オフセット値
2)
a
1) X座標オフセット値 X座標オフセット値は,一つ前の文字のX座標から当該文字のX座標
までのオフセットを示す。先頭文字については,指示ポイントから先頭文字のX座標までの
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
オフセットとなる。
2) Y座標オフセット値 Y座標オフセット値は,一つ前の文字のY座標から当該文字のY座標
までのオフセットを示す。先頭文字については,指示ポイントから先頭文字のY座標までの
オフセットとなる。
X座標・Y座標オフセット値は,パーセル内座標に対するオフセット値を2のn乗値(nは,
乗算定数)で除した値である。値の範囲は,−128〜127である。
指示ポイント情報,オフセット座標レコードは,各表示レベルの最大縮尺率に合わせた配置
とする。
d) オフセット高さ情報レコード オフセット高さ情報レコードは,表223による。
表 162 オフセット高さ情報レコード
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
2
N:I
連続文字数+標高オフセット値
1)
a
1) 連続文字数+標高オフセット値 連続文字数+標高オフセット値は,表224による。
表 163 連続文字数+標高オフセット値
項番
bit
内容
1
15〜11
連続文字数 2)
2
10〜0
標高オフセット値 3)
2) 連続文字数 連続文字数は,文字の先頭から順に対応付けられ,標高情報を同じくする文字
の数を格納する。したがって,連続文字数の合計が,一つの名称データレコードを構成する
文字の数に等しくなる。値の範囲は,1〜31となる。
3) 標高オフセット値 標高オフセット値は,一つ前の文字の標高値から当該文字の標高値まで
のオフセットを示す。先頭文字については,指示ポイント標高情報から先頭文字の標高値ま
でのオフセットとなる。−1 024から+1 023までを表現する。単位は,メートルである。
1.4.13 文字列データレコード(文字列タイプ=線状注記文字列TypeBの場合) 文字列データレコ
ード(文字列タイプ=線状注記文字列TypeBの場合)は,表225による。線状注記文字列TypeBは,
次の場合に限り有効となる。
a) 注記対象が最小単位図形データレコード(背景データ)であるとき 注記対象が最小単位図形
データレコードとなるのは,次の場合である。
− 最小単位図形データレコード内の名称オフセットによって,当該名称データレコードが対
応付けられた場合。
− 最小単位図形データレコードまでのディスプレイスメントによって,最小単位図形データ
レコードの対応付けが可能な場合。
b) 注記対象がリンク列データレコード(道路データ)であるとき 注記対象がリンク列データレ
コードとなるのは,次の場合である。
− リンク列データレコード内の各要素点に付与するストリートネームデータオフセットによ
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
って当該名称データレコードが対応付けられた場合。
− リンク列データレコード内のノードレコードまでのディスプレイスメントによって,リン
ク列データレコードの対応付けが可能な場合。
表 164 文字列データレコード(文字列タイプ=線状注記文字列TypeBの場合)
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
2
B:B::B:B:B:B::N 文字列配置情報
a
2
2
2
D
注記対象データオフセット
1)
b
3
4
B1
文字配置ポイントレコードの並び
a
4
O1
B2
文字情報データリスト
2)
a
1) 注記対象データオフセット 注記対象データオフセットは,注記対象が背景データである場
合と道路データである場合とで,次のように扱い(意味)が異なる。
1.1) 注記対象が最小単位図形データレコード(背景データ)である場合 背景データフレーム
の先頭から該当する(名称を付与する),最小単位図形データレコードまでのディスプレイ
スメントを表す。
1.2) 注記対象がリンク列データレコード(道路データ)である場合 道路データフレームの先
頭から該当する(名称を付与する),リンク列データレコード内のノードレコードまでのデ
ィスプレイスメントを表す。
2) 文字情報データリスト 文字情報データリストは,文字列タイプ=重心文字列の場合と同じ。
1.4.14 文字列配置情報 文字列配置情報は,表226による。
表 165 文字列配置情報
bit
内容
1
15〜14
背景付加情報の種別
bit15
bit14
意味
0
0
付加データAフレームに格納
0
1
付加データBフレームに格納
1
0
SS(当該メディアに格納)
1
1
SS(外部メディアに格納)
2
13
背景付加情報の有無フラグ
bit13
意味
0
背景付加情報なし
1
背景付加情報あり
3
12
(RESERVED)
4
11
補助データフラグ
bit11
意味
(7)
0
補助データ情報なし
1
補助データ情報あり
5
10〜8
文字列配置タイプ
bit10
bit9
bit8
意味
0
0
0
(RESERVED)
0
0
1
点データ
0
1
0
線データ(文字の並びを線に合わせる)
0
1
1
面データ
1
0
0
(100(2)以降未定)
6
7〜6
注記対象識別フラグ
bit7
bit6
意味
0
0
道路データ(リンク列データレコード)
0
1
背景データ(最小単位図形データレコード)
1
0
(RESERVED)
1
1
(RESERVED)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
7
5
高さ情報有無フラグ a)
bit5
意味
(注記対象データ)
0
高さ情報なし
1
高さ情報あり
8
4
(RESERVED)
9
3〜0
文字配置ポイント数 b)
a) 高さ情報有無フラグ(注記対象データ) 高さ情報有無フラグは,該当する注記対象データ(リ
ンク列データレコード又は最小単位図形データレコード)において,高さ情報の設定状態を示
す。
b) 文字配置ポイント数 文字配置ポイント数は,文字配置ポイントレコードの数を格納する。値
の範囲は1〜15であり,一つの注記対象データ上に最大15個まで,同一の文字列を配置するこ
とが可能である。
1.4.15 文字配置ポイントレコード 文字配置ポイントレコードは,表227による。
文字配置ポイント数の数分だけ作成する。
表 166 文字配置ポイントレコード
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
2
B:N
表示方向+基準点からの正規化距離
a)
a
a) 表示方向+基準点からの正規化距離 表示方向+基準点からの正規化距離は,表228による。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表 167 表示方向+基準点からの正規化距離
項番
bit
内容
1
15〜14
表示方向
bit15 bit14
意味
0
0
注記対象データ上
0
1
要素点収容方向(順方向)から見て左側
1
0
要素点収容方向(順方向)から見て右側
1
1
要素点収容方向(順方向)から見て両側
2
13〜0
基準点からの正規化距離 b)
b) 基準点からの正規化距離 基準点からの正規化距離は,文字列の中心位置から注記対象データ
に垂線を下ろした場合(面データの場合は,先頭要素と次要素との直線への垂線),注記対象デ
ータの基準点からその注記対象データと垂線との交点までの正規化距離(線データであれば線
上を沿った場合の距離)を表す。注記対象ごとの基準点を,表229に示す。
表 168 基準点からの正規化距離
注記対象データ
基準点
最小単位図形データレコード(線・面データ) 先頭要素点(ポリラインの始点)
最小単位図形データレコード(点データ)
(RESERVED)
リンク列データレコード(道路データ)
リンク列データレコード内の要素点(ポリラインの始点又は中間点)
この場合の正規化距離は,対応する最小単位図系レコード,又はリンク列データレコードの
乗数を用いて算出する。
この基準点,基準点からの正規化距離は,表示レベルの最大縮尺率に合わせて配置する。
1.4.16 文字列データレコード(文字列タイプ=線状注記文字列TypeCの場合) 文字列データレ
コードは,表230による。
表 169 文字列データレコード(文字列タイプ=線状注記文字列TypeCの場合)
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
6
重心座標情報
a)
a
2
6
2
表示角度情報
a
3
8
B1
文字情報データリスト
b)
a
4
O1
2
:I
標高情報
c)
c
a) 重心座標情報 重心座標情報は,文字列タイプ=重心文字列の場合と同じ
b) 文字情報データリスト 文字情報データリストは,文字列タイプ=重心文字列の場合と同じ。
c) 標高情報 標高情報は,表231による。
表 170 標高情報
項番
bit
内容
1
15〜14
(RESERVED)
2
13〜0
標高値 d)
d) 標高値 標高値のオフセット量は4096で,−4095から+12287までを表現する。単位は,メー
トルである。したがって,実際の標高値に4096メートルを加算した値を,フィールドに格納す
る。
1.4.17 表示角度情報 表示角度情報は,表232による。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表 171 表示角度情報
項番
bit
内容
1
15〜13
(RESERVED)
2
12
回転基準 a)
bit12
意味
0
表示画面に対して固定角度を表す
1
地図画面に対して相対角度を表す
3
11〜10
文字表示方向 b)
bit11 bit10
意味
0
0
常に画面に対して正立した文字を表示する
0
1
表示角度に対して垂直に文字を表示する
1
0
表示角度に対して平行に文字を表示する
4
9
文字列回転モード c)
Bit9
意味
0
文字列単位での回転を行わない
1
文字列単位での回転を行う
5
8〜0
表示角度 d)
a) 回転基準 回転基準は,ヘッディングアップなど地図が回転した場合,その回転に付随して文
字の表示角度を変えたいかどうかを指定する。0を指定した場合,地図面の北上を基準とした
固定角度に文字を表示し,1を指定した場合は,地図の回転角度に付随して文字を回転させる。
b) 文字表示方向 文字表示方向は,指定した表示角度に対して,文字をどのような方向で表示す
るかを指定する。bit11,bit10共に0の場合は,画面に対して正立した方向に文字を表示する。
bit11が0,bit10が1の場合は,指定された表示角度に対して文字の方向が垂直になるように表
示する。bit11が1,bit10が0の場合は,指定された表示角度に対して文字の方向が平行になる
ように表示する。図21を参照。
表示角度
(i) bit11,10がともに0
常に画面に対して文字正立
表示角度
(ii) bit11が0、bit10が1
表示角度に対して文字垂直
表示角度
(iii) bit11が1、bit10が0
表示角度に対して文字平行
図 6 文字表示方向
c) 文字列回転モード 文字列回転モードは,表示角度に従い,文字を文字列単位で回転させるか
どうかを指定する。1が指定された場合,文字列単位で回転を行い,0が指定された場合は,文
字列単位で回転は行わない。文字列単位で回転が指定された場合,前記文字表示方向に準拠し
て文字列を回転し表示する。文字列単位での回転が指定されていない場合は,属性1で指定さ
れた文字列の方向に,前記文字表示方向に準拠して文字を回転し,文字列を表示する。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
d) 表示角度 表示角度は,北上方向を0度とし,表示角度と北上方向との間で時計周りに形成す
る角度を1度刻みで,0から359度の範囲で表現する。図22を参照。
北上方向
表示角度
重心座標
図 7 文字角度
例えば,単純横方向文字列に対して,真下から真上に向かって文字列を書く場合の角度を0
度,真上から真下方向に向かって文字列を書く場合の角度を180度とする。また,単純縦方向
文字列に対しては,真上から真下へ向かって文字列を書く場合の角度を0度,真下から真上に
向かって文字列を書く場合の角度を180度とする。
1.4.18 文字列データレコード(文字列タイプ=記号+文字列の場合) 文字列データレコードは,
表233による。
表 172 文字列データレコード(文字列タイプ=記号+文字列の場合)
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
6
重心座標情報
a)
a
2
6
2
文字列配置
b)
a
3
8
B1
文字情報データリスト
c)
a
4
O1
2
:I
標高情報
d)
c
a) 重心座標情報 重心座標情報は,文字列タイプ=重心文字列の場合と同じ。座標は,記号の中
心を表す。
b) 文字列配置 文字列配置は,表234による。
表 173 文字列配置
項番
bit
内容
1
15〜14
文字列合わせ位置
bit15 bit14
意味
0
0
文字列の右を記号に合わせる
0
1
文字列の左を記号に合わせる
1
0
文字列の中心を記号合わせる
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
1
1
(RESERVED)
2
13〜12
文字列配置位置
bit13 bit12
意味
0
0
記号の上
0
1
記号の下
1
0
記号の左
1
1
記号の右
3
11〜0
(RESERVED)
c) 文字情報データリスト 文字情報データリストは,文字列タイプ=重心文字列の場合と同じ。
d) 標高情報 標高情報は,文字列タイプ=重心文字列の場合と同じ。
1.4.19 文字列データレコード(文字列タイプ=線状注記文字列TypeDの場合) 文字列データレ
コードは,表235による。
表 174 文字列データレコード(文字列タイプ=線状注記文字列TypeDの場合)
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
6
指示ポイント情報
a)
a
2
6
B1
線状注記文字列TypeD文字情報データリスト
b)
a
3
O1
2
I
標高情報
c)
c
a) 指示ポイント情報 指示ポイント情報は,文字列タイプ=ポイント指示文字列の場合と同じ。
b) 線状注記文字列TypeD文字情報データリスト 線状注記文字列TypeD文字情報データリストは,
オフセット座標レコードとオフセット高さ情報レコードとを加味した,文字情報データリスト
である。
c) 標高情報 標高情報は,文字列タイプ=重心文字列の場合と同じ。
1.4.20 線状注記文字列TypeD文字情報データリスト
a) 線状注記文字列TypeD文字情報データリスト 線状注記文字列TypeD文字情報データリストは,
表236による。
表 175 線状注記文字列TypeD文字情報データリスト
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
2
SWS
線状注記文字列TypeD文字情報データサイズ
1)
c
2
2
B1
言語別オフセットポインタテーブル
2)
c
3
B2
言語別文字情報リスト
3)
a
1) 線状注記文字列TypeD文字情報データサイズ 線状注記文字列TypeD文字情報データリスト
全体のサイズを表す。線状注記文字列TypeD文字情報データサイズは言語別。文字情報1種
類の場合は,省略する。
2) 言語別オフセットポインタテーブル 言語別オフセットポインタテーブルは,表237による。
表 176 言語別オフセットポインタテーブル
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
2
D
言語別オフセットポインタ(言語1)
c
2
2
2
D
言語別オフセットポインタ(言語2)
c
3
2
D
…………・
c
4
2
D
言語別オフセットポインタ(言語n)
c
文字情報データリストの先頭から,各言語別文字情報の先頭までのディスプレイスメント
を表す。格納言語数並びに種別及びその配置順は,メタデータファイルで説明する。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
備考1. 格納言語が1種類(単言語:例えば,日本語だけ)の場合は当該言語別オフセットポ
インタテーブルは削除する。
2. 異なる言語別オフセットポインタで,同一の言語文字情報を示すことも可能である。
3) 言語別文字情報リスト 言語別文字情報リストは,表238による。
表 177 言語別文字情報リスト
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
言語別文字情報(言語1)
4)
c
2
言語別文字情報(言語b)
c
3
…………・
c
4
言語別文字情報(言語m)
c
4) 言語別文字情報 言語別文字情報は,表239による。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表 178 言語別文字情報
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
2
SWS
文字列サイズ(ワード)
5)
a
2
2
B1
CC
文字列
6)
c
3
01
B2
オフセット座標管理レコードの並び
c
4
02
B3
オフセット座標レコードの並び
c
5
03
B4
オフセット回転情報レコードの並び
c
6
04
B4
オフセット高さ情報レコードの並び
c
5) 文字列サイズ 文字列のサイズを,word単位で格納する。
6) 文字列 文字列が奇数byte終わる場合,文字列の最後にダミーデータとして“00(16)”を格
納する。
b) オフセット座標管理レコード オフセット座標管理レコードは,表240による。
表 179 オフセット座標管理レコード
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
1
B:
オフセット座標管理情報
1)
a
1) オフセット座標管理情報 当該オフセット座標管理レコードは,名称文字数の数だけ作成す
る。名称文字数(オフセット座標管理レコードの数)が奇数の場合,レコードの最後にダミ
ーデータとして“00(16)”を格納する。オフセット座標管理情報は,表241による。
表 180 オフセット座標管理情報
項番
bit
内容
1
7
グループ指定フラグ 2)
bit7
意味
0
単独文字
1
グループ指定文字
2
6〜0
(RESERVED)
2) グループ指定フラグ 単独文字の後にグループ指定となる連続する文字は,一つのオフセッ
ト座標レコードをもつ。
− 国道の路線番号の“246”の数字が,グループ指定の場合
――――――――→
国
道
246
号
名称文字数は6であり,“国”:単独,“道”:単独,“2”:単独,“4”:グループ指定,“6”:
グループ指定及び“号”:単独となりオフセット座標レコードは,“国”,“道”,“246”及び“号”,
の各々に付与する。
c) オフセット座標レコード オフセット座標レコードは,表242による。グループ指定フラグの
設定によって決まる,オフセット座標レコードの数だけ格納する。
表 181 オフセット座標レコード
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
1
I
X座標オフセット値
1)
a
2
1
1
I
Y座標オフセット値
2)
a
1) X座標オフセット値 X座標オフセット値は,一つ前の文字のX座標から当該文字のX座標
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
までのオフセットを示す。先頭文字については,指示ポイントから先頭文字のX座標までの
オフセットとなる。
2) Y座標オフセット値 Y座標オフセット値は,一つ前の文字のY座標から当該文字のY座標
までのオフセットを示す。先頭文字については,指示ポイントから先頭文字のY座標までの
オフセットとなる。
X座標・Y座標オフセット値は,パーセル内座標に対するオフセット値を2のn乗値(nは乗
算定数)で除した値である。値の範囲は,−128〜127である。
指示ポイント情報,オフセット座標レコードは,各表示レベルの最大縮尺率に合わせた配置
とする。
d) オフセット回転情報レコード オフセット回転情報レコードは,表243による。グループ指定
フラグの設定によって決まる,オフセット座標レコードの数だけ格納する。
表 182 オフセット回転情報レコード
項番
Bit
内容
1
15〜13
(RESERVED)
2
12
回転基準 1)
bit12
意味
0
表示画面に対して固定角度を表す
1
地図画面に対して相対角度を表す
3
11〜10
文字表示方向 2)
bit11 bit10
意味
0
0
常に画面に対して正立した文字を表示する
0
1
表示角度に対して垂直に文字を表示する
1
0
表示角度に対して平行に文字を表示する
4
9
グループ文字列回転モード 3)
Bit9
意味
0
グループ文字列単位での回転を行わない
1
グループ文字列単位での回転を行う
5
8〜0
表示角度 4)
1) 回転基準 回転基準は,ヘッディングアップなど地図が回転した場合,その回転に付随して
文字の表示角度を変えたいかどうかを指定する。0を指定した場合,地図面の北上を基準と
した固定角度に文字を表示し,1を指定した場合は,地図の回転角度に付随して文字を回転
させる。
2) 文字表示方向 文字表示方向は,指定した表示角度に対して,文字をどのような方向で表示
するかを指定する。bit11,bit10共に0の場合は,画面に対して正立した方向に文字を表示す
る。bit11が0,bit10が1の場合は,指定された表示角度に対して文字の方向が垂直になるよ
うに表示する。bit11が1,bit10が0の場合は,指定された表示角度に対して文字の方向が平
行になるように表示する。図23を参照。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表示角度
(i) bit11,10がともに0
常に画面に対して文字正立
表示角度
(ii) bit11が0、bit10が1
表示角度に対して文字垂直
表示角度
(iii) bit11が1、bit10が0
表示角度に対して文字平行
図 8 文字表示方向
3) グループ文字列回転モード グループ文字列回転モードは,表示角度に従い,文字をグルー
プ文字列単位で回転させるかどうかを指定する。1が指定された場合,グループ文字列単位
で回転を行い,0が指定された場合は,グループ文字列単位で回転は行わない。グループ文
字列単位で回転が指定された場合,前記文字表示方向に準拠してグループ文字列を回転し表
示する。グループ文字列単位での回転が指定されていない場合は,属性1で指定された文字
列の方向に,前記文字表示方向に準拠して文字を回転し,グループ文字列を表示する。
該当文字が,グループ文字列でない場合(単独文字)の場合は,グループ文字列回転モー
ドには,1(Bit9)を設定する。
4) 表示角度 表示角度は,北上方向を0度とし,表示角度と北上方向との間で時計周りに形成
する角度を1度刻みで,0から359度の範囲で表現する。図24を参照。
真北方向
表示角度
重心座標
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
図 9 表示角度
例えば,単純横方向文字列に対して,真下から真上に向かって文字列を書く場合の角度を
0度,真上から真下方向に向かって文字列を書く場合の角度を180度とする。また,単純縦
方向文字列に対しては,真上から真下へ向かって文字列を書く場合の角度を0度,真下から
真上に向かって文字列を書く場合の角度を180度とする。
e) オフセット高さ情報レコード オフセット高さ情報レコードは,表244による。
表 183 オフセット高さ情報レコード
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
2
N:I
連続文字数+標高オフセット値
1)
a
1) 連続文字数+標高オフセット値 連続文字数+標高オフセット値は,表245による。
表 184 連続文字数+標高オフセット値
項番
bit
内容
1
15〜11
連続文字数 2)
2
10〜0
標高オフセット値 3)
2) 連続文字数 連続文字数は,文字の先頭から順に対応付けられ,標高情報を同じくする文字
の数を格納する。
したがって,連続文字数の合計が,一つの名称データレコードを構成する文字の数に等し
くなる。値の範囲は1〜31となる。
3) 標高オフセット値 標高オフセット値は,一つ前の文字の標高値から当該文字の標高値まで
のオフセットを示す。先頭文字については,指示ポイント標高情報から先頭文字の標高値ま
でのオフセットとなる。−1024から+1023までを表現する。単位は,メートルである。図
25を参照。
初期オフセット座標Y
初期オフセット座標X
基準点
θ
θ
θ
θ
図 10 標高オフセット値
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
1.4.21 背景付加情報ポインタ 背景付加情報ポインタは,背景付加情報の有無フラグが,“あり”の
場合に限り存在する。
背景付加情報がない場合は,存在しない。
1.4.22 背景付加情報オフセット(背景付加情報の種別が付加データA,Bフレームに格納の場合)
背景付加情報オフセットは,表246による。
背景付加情報オフセットは,名称データレコードに対応する付加データの格納位置を指す。
付加データA,Bフレームの先頭から該当する該当データ管理レコードの先頭までのディスプレ
イスメントを表す。
表 185 背景付加情報オフセット
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
4
D
背景付加情報オフセット
a
1.4.23 名称データの詳細説明 7種の文字列タイプごとの説明を参考として,附属書4に説明する。
1.5
付加データA,Bフレーム 付加データA,Bフレームは,周辺検索などに利用する。例えば,
通常の周辺検索を付加データAに,施設に近付いた場合の案内の場合を付加データBに割り当てる。
データサイズオーバー及びスケールごとにデータをもつ無駄を省くため,付加データAフレーム,
Bフレームに,直接,実データを記録せず,実データのある場所を示すポインタを格納することが
可能である。また,他フレームへのリンクは,表247による。
表 186 付加データA(B)フレーム 他フレームへのリンク
項番 オフセット データ長
データ形式
項目名
備考
識別
1
0
4
C
データ宣言
a)
b
2
4
4
C
実データ記述/リンク先へのアドレス記述判別
b)“LADR” b
3
8
4
SWS
データサイズ
c)
b
4
12
4
(RESERVED)
b
5
16
48
リンク先へのアドレス
d)
b
なお,実データの記述の場合は,表248のようになる。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表 187 付加データA(B)フレーム 実データ記述
項番
オフセット データ長 データ形式
項目名
備考
識別
1
0
4
C
データ宣言
a)
b
2
4
4
C
実データ記述/リンク先へのアドレス記述判別
b)“REAL” b
3
8
4
SWS
データサイズ
c) = S
b
4
12
4
(RESERVED)
b
5
16
S
実データ
b
a) データ宣言 データ宣言は,4 bytesのシグネチャを利用し,そのデータの使用目的等を格納す
る。
参考 シグネチャはこの規定では定めないが,インターオペラビリティを確保するため,次の
シグネチャを推奨する。
“SRAR”=“SeaRch by ARound” 周辺検索(付加データA)
“PAGS”=“Point for Auto Guide Service” 自動案内(付加データB)
b) 実データ記述/リンク先へのアドレス記述判別 実データ記述/リンク先へのアドレス記述判
別は,4バイトのシグネチャによって,16バイト以降(項番5)に,実データが記述されてい
るのか,それともリンク先へのアドレスがかかれているのかを判別させる。
参考 シグネチャはこの規定では定めないが,インターオペラビリティを確保するため,次の
シグネチャを推奨する。
“LADR”=“Link ADdRess” リンク先へのアドレス
“REAL”=“REAL data” 実データ記述
c) データサイズ データサイズは,項番5で利用する領域のサイズを指定する。
d) リンク先へのアドレス リンク先へのアドレスは,表249による。
表 188 アドレス
項番
オフセット データ長 データ形式
項目名
備考
識別
1
0
4
C
データ宣言(記述内容)
a
2
4
4
D:DSA
オフセットor ポインタ
a
3
8
40
C
データ名称
a
データ宣言の内容及びそれに伴う項番2),3) の内容は,次による。
1) オフセット指定
オフセット指定を行う場合は、項番3)の“データ名称”の先頭からのオフセットを指定す
る。同一フレーム先頭からのオフセットの場合,項番3)は設定しない。(“NULL”を設定す
る)
2) ポインタ指定
ポインタ指定を行う場合は,項番3)の“データ名称”に対する相対アドレスで指定し,この
場合,項番3)は設定しない。(“NULL”を設定する)
アドレスの記述は,48バイトの固定長とする。b)の場合は,冗長な領域となるが,(可変長
にするメリットよりも,記述すべきデータ数が少ないこともあり。)アクセスの容易な固定長の
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
方が有効である。
データ宣言(シグネチャ)はメタデータで定義する。