2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
1. 定数又は変数として用いる用語 この規格で用いる主な定数又は変数として用いる用語。
a) 緯度・経度 緯度・経度は,先頭ワードの先頭ビットにフラグをもち,東経・北緯をそれぞれ正,
西経・南緯をそれぞれ負とする。次の20ビットで緯度及び経度を秒単位で表現する。次の3ビ
ットで緯度及び経度を0.125秒単位(1/8秒)で表現する。残り8ビットは,拡張用とする。
b) オフセット O1,O2・・・FREE オフセットは,項目名のオフセット位置が固定でない場合の
格納方法。オフセット位置が任意のセクター位置の場合は,“FREE”を格納する。
c) 使用基図識別子 使用基図識別子は,使用基図の縮尺に関して,分母の1/100の値。
d) 乗算定数 乗算定数は,X座標オフセット値及びY座標オフセット値に乗算して使用する2の
n乗値のn。
備考 0≦n≦7:ただし,nは整数
e) 正規化緯度 正規化緯度は,パーセル内正規化緯度座標を,4096倍した整数部分。
f)
正規化経度 正規化経度は,パーセル内正規化経度座標を,4096倍した整数部分。
g) 通行コード 通行コードは,条件付き交通規制を,設定するもの。
h) ノードID番号 ノードID番号については,データ上には格納しない。ノードID番号は自ノ
ードレコードの先頭を0とし,格納の順番に+1ずつ加算(カウント)して読み取る。ノード
ID番号はリージョンデータ内で(ランク又は道路種別に依存しない。)重複しない整数を,格納
順に従って設定する。本規格ではIDを省略し,単に「ノード番号」と称することがある。
i)
表示縮尺フラグ 表示縮尺フラグは,表示する縮尺を表わすフラグ。
備考 背景各レベルによって表示対応縮尺をもつ。
例 背景レベル1の 表示縮尺フラグと対応縮尺
表示縮尺フラグ 表示対応縮尺
1
1万分の1
2
2万分の1
3
3万分の1
j)
ブロックセット番号 ブロックセット番号は,同じレベル内の複数のブロックをまとめて管理
するブロックセットの番号。
備考 同じレベル内で0から254までの範囲を表現し,“NULL”には255を割り当てる。
k) ブロック番号 ブロック番号は,同一ブロックセット内に存在する複数のブロックにおける各
ブロックの番号。
備考 同じブロックセット内で0から65534までの範囲を表現し,“NULL”には65535を割り
当てる。
l)
分割/統合パーセル識別子 分割/統合パーセル識別子は,当該パーセルデータが,当該基準
メッシュを更に分割したものか,又は基準メッシュを統合しているかを示すもの。
備考 分割の場合はメッシュ内相対位置を,統合の場合はパーセルサイズを示す。当該メッシ
ュデータが分割メッシュの場合,基準メッシュ内における当該メッシュデータの相対位
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
置を示す。最大16×16の256分割とする。当該メッシュデータが統合メッシュの場合,
左下メッシュを基準にしたパーセルサイズを示す。最大16×16の256統合とする。
m) ポイント指示文字列 ポイント指示文字列は,真位置を意識し指示ポイントを回転中心とした
文字列を設定する場合の文字列タイプ。
n) リンクID番号 リンクID番号は,リンクID番号の格納されているそのノード(リンク列中
間点,リンク列始点,リンク列終点)と次ぎに出現するノードとで構成するリンク列について
のメディア内の絶対番号を示す。
主要地図,経路計算に用いる道路データを基にして設定する。リンクID番号は,次の2項目
で特定する。
1) リンク方向(2bit) リンク方向は,2bit(0〜3)によって示す。0〜3は,上位レベルで統合化
されたリンクを展開された下位リンクに対応させるため,上位リンクのリンク形状向きを基
準にした方向を示し,次による(1,2,3においては,リンク番号はすべて同じとする。)。
0:上位でコンプレックス表現なしの,シンプルネットワークリンク。
1:上位でコンプレックス表現ありの,順方向シンプルネットワークリンク。
2:上位でコンプレックス表現ありの,逆方向シンプルネットワークリンク。
3:コンプレックス表現の,ネットワークリンク。
2) リンク番号(30bit) リンク番号は,0〜1073741823:メディア内のリンク番号を示す(0:
RESERVED 1073741823:不定番号を示す。)。
o) リンク種別 リンク種別は,次の種別をもつ。
1) 本線(上下線非分離)リンク
2) 本線(上下線分離)リンク
3) 連結路(本線間の渡り線)リンク
4) 交差点内リンク
5) 連結路(ランプ)リンク
6) 本線と同一路線の側道
7) SA等側線リンク
p) 隣接ノードID番号 隣接ノードID番号は,自ノードと接続しているノード(隣接ノード)の
ノード番号。
備考 値の範囲は,0〜8091となる。
q) レベル番号 レベル番号は,ブロックセット管理で管理するレベル。
備考 −31から+31までの範囲を表現し,“NULL”には‐32を割り当てる。