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C 9920-2:2009  

(1) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

目 次 

ページ 

序文 ··································································································································· 1 

1 適用範囲························································································································· 1 

2 用語及び定義 ··················································································································· 1 

3 標準使用条件 ··················································································································· 2 

C 9920-2:2009  

(2) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

まえがき 

この規格は,工業標準化法に基づき,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本

工業規格である。 

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。 

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に

抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許

権,出願公開後の特許出願,実用新案権及び出願公開後の実用新案登録出願にかかわる確認について,責

任はもたない。 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

日本工業規格 

      JIS 

C 9920-2:2009 

浴室用電気乾燥機の設計標準使用期間を 

設定するための標準使用条件 

Standard use conditions for electric bath dryers 

to predetermine design standard use period 

序文 

2007年11月21日の消費生活用製品安全法の改正(2009年4月1日施行)に伴い経年劣化による事故を

未然に防止するため長期使用製品安全点検制度が導入され,その対象となる特定保守製品として,浴室用

電気乾燥機など9品目が指定された。 

この規格は,浴室用電気乾燥機について,同法に基づき,経年劣化によって安全上支障がなく使用する

ことができる設計標準使用期間を設定するための標準使用条件を定めたものである。 

適用範囲 

この規格は,家庭用の浴室用電気乾燥機の設計標準使用期間を設定するための標準使用条件について規

定する。 

用語及び定義 

この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。 

2.1 

浴室用電気乾燥機 

電気用品安全法施行令別表第二 八(60)に掲げる電気乾燥機であって,住宅の浴室で使用し,熱源とし

て電熱装置をもつもの。 

2.2 

設計標準使用期間 

製造年月を始期として,使用環境,使用条件及び使用頻度について標準的な数値などを基礎に,加速試

験,耐久試験などの科学的見地から行われる試験を行って得られたデータに基づき,経年劣化による発火・

けがなどにより安全上支障が生じるおそれが著しく少ないことを確認した時期までの期間(年数で表す。)。 

なお,製品の主要部品と同様のものを使用している製品に関する科学的試験の結果算出されたデータを

保有している場合には,そのデータ・部品の仕様に基づいて合理的に算出された数値をもって算定するこ

とができる。 

2.3 

標準使用条件 

製造事業者又は輸入事業者が設定する製品の設計標準使用期間を設定するための環境条件,負荷条件及

び想定条件。 

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C 9920-2:2009  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

2.4 

環境条件 

製品を使用する温度,湿度(相対湿度)などの条件。 

2.5 

負荷条件 

製品の取扱説明書による定格負荷(浴室の広さ,乾燥する衣類の量など)。 

2.6 

想定時間 

標準的な使用時間など。 

標準使用条件 

浴室用電気乾燥機の設計標準使用期間を設定するために,ユーザが製品を利用する前提条件として,表

1の標準使用条件を用いる。 

表1−標準使用条件 

環境条件 

電圧 

単相100 V又は単相200 V 

製品の定格電圧による。 

周波数 

50 Hz及び/又は60 Hz 

温度 

20 ℃ 

湿度 

65 % 

設置 

標準設置 

製品の据付説明書による。 

負荷条件 

定格負荷(浴室の広さ,乾燥する
衣類の量など) 

製品の取扱説明書による。 

想定時間 
 

1年間の使用時間 
 

換気時間a) 
(局所換気) 1 460時間/年 
乾燥時間 650時間/年 
暖房時間b) 302時間/年 

注記 環境条件の温度20 ℃,湿度65 %は,JIS C 9603の試験状態を参考としている。 
注a) 常時換気(24時間連続換気)のものは,8 760時間/年とする。 

b) 暖房機能のないものは,適用しない。 

参考文献 JIS C 9603 換気扇