C 9745-2-15 : 2000
(1)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
まえがき
この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,社団法人日本電機工業会 (JEMA) /財団法
人日本規格協会 (JSA) から工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があり,日本工業標
準調査会の審議を経て,通商産業大臣が制定した日本工業規格である。
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の
実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。通商産業大臣及び日本工業標準調査会
は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新
案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。
JIS C 9745-2-15には,次に示す附属書がある。
附属書A(規定) 温度過昇防止装置及び過負荷保護装置
附属書B(規定) 電子回路
附属書C(規定) 安全絶縁変圧器の構造
附属書D(規定) 沿面距離及び空間距離の測定
C 9745-2-15 : 2000
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目次
ページ
序文 ··································································································································· 1
1. 適用範囲 ························································································································ 1
2. 定義 ······························································································································ 1
3. 一般要求事項 ·················································································································· 1
4. 試験に関する共通事項 ······································································································ 1
5. 定格 ······························································································································ 1
6. 分類 ······························································································································ 2
7. 表示 ······························································································································ 2
8. 感電に対する保護 ············································································································ 2
9. 始動 ······························································································································ 2
10. 入力及び電流 ················································································································ 2
11. 温度上昇 ······················································································································ 2
12. 漏えい電流 ··················································································································· 2
13. 無線及びテレビ妨害抑制·································································································· 3
14. 耐湿性 ························································································································· 3
15. 絶縁抵抗及び耐電圧 ······································································································· 3
16. 耐久性 ························································································································· 3
17. 異常運転 ······················································································································ 3
18. 機械的危険 ··················································································································· 3
19. 機械的強度 ··················································································································· 3
20. 構造 ···························································································································· 3
21. 内部配線 ······················································································································ 3
22. 部品 ···························································································································· 3
23. 電源接続並びに外部可とうケーブル及びコード ···································································· 3
24. 外部電線用端子 ············································································································· 4
25. アース接続 ··················································································································· 4
26. ねじ及び接続 ················································································································ 4
27. 沿面距離,空間距離及び通し絶縁距離 ················································································ 4
28. 耐熱性,耐火性及び耐トラッキング性 ················································································ 4
29. 耐腐食性 ······················································································································ 4
附属書A(規定) 温度過昇防御装置及び過負荷保護装置 ···························································· 5
附属書B(規定) 電子回路··································································································· 5
附属書C(規定) 安全絶縁変圧器の構造 ················································································· 5
附属書D(規定) 沿面距離及び空間距離の測定 ········································································ 5
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
日本工業規格 JIS
C 9745-2-15 : 2000
手持ち形電動工具の安全性−
第2-15部:ヘッジトリマ及びグラスシャーの
個別要求事項
Safety of hand-held motor-operated electric tools−
Part 2-15 : Particular requirements for hedge trimmers and grass shears
序文 この規格は,1993年に第2版として発行されたIEC 60745-2-15,Safety of hand-held moto-operated
electric tools. Part 2 : Particular requirements for hedge trimmers and grass shearsを元に,対応する部分について
は対応国際規格を翻訳し,技術的内容を変更することなく作成した日本工業規格であるが,対応国際規格
には規定されていない規定内容を日本工業規格として追加している。
なお,この規格で点線の下線を施してある“箇所”は,原国際規格にはない事項である。
1. 適用範囲 適用範囲は,JIS C 9745-1の1.によるほか,次による。ただし,1.1は,この規格による。
1.1
この規格は,ヘッジトリマ及びグラスシャーに適用する。
備考1. この規格の対応国際規格を,次に示す。
IEC 60745-1 Safety of hand-held motor-operated electric tools−Part 1 : General requirements
IEC 60745-2-15 Safety of hand-held motor-operated electric tools. Part 2 : Particular requirements for
hedge trimmers and grass shears
2. 引用規格を付表1に示す。
2. 定義 この規格で用いる主な用語の定義は,JIS C 9745-1の2.によるほか,次による。ただし,2.2.23
は,この規格による。
2.2.23 JIS C 9745-1の2.によるほか,次による。ただし,第1パラグラフは,この規格による。
通常負荷とは,外部から負荷を加えずに連続運転することをいう。
切削手段は,通常使用時と同じように調節する。
3. 一般要求事項 一般要求事項は,JIS C 9745-1の3.による。
4. 試験に関する共通事項 試験に関する共通事項は,JIS C 9745-1の4.による。
5. 定格 定格は,JIS C 9745-1の5.による。
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C 9745-2-15 : 2000
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6. 分類 分類は,JIS C 9745-1の6.による。
7. 表示 表示は,JIS C 9745-1の7.によるほか,次による。ただし,7.1及び7.12は,この規格による。
7.1
JIS C 9745-1の7.1によるほか,次による。
さらに,ヘッジトリマ及びグラスシャーには,次の警告又は次と同等の警告を表示しなければならない。
− この工具を雨にさらすことがないように注意!
− 電源ケーブルが損傷したり断線したら直ちにプラグを抜くこと。
防まつ(沫)形又は防水形のヘッジトリマ及びグラスシャーは,工具自体にこの警告を表示する必要は
ない。
この文章の代わりに国際的に認められている記号を使用してもよい。
この要求事項は,多目的工具に取り付けられることができるヘッジトリマ又はグラスシャー用のアクセ
サリに対しても適用する。
7.12 JIS C 9745-1の7.12によるほか,次による。
ヘッジトリマ及びグラスシャーは,使用者又はその補助者に対し,けがの危険を最小限に抑えるために,
工具を安全に操作する方法に関するすべての情報を与える取扱説明書を添付しなければならない。
この取扱説明書には,7.1に要求された警告をより詳細に重ねて述べなければならない。より詳細な警告
の例としては,雨が降っているとき,この工具を決して屋外に放置しないこと及びこの工具を決してぬれ
た状態で使用しないことという記述である。
この取扱説明書の目立つ箇所に,使用者に対して,もし電源ケーブルが損傷又は断線した場合には,電
源プラグを直ちに抜くという警告を与えなければならない。
8. 感電に対する保護 感電に対する保護は,JIS C 9745-1の8.によるほか,次による。ただし,8.6は,
この規格による。
8.6
JIS C 9745-1の8.6によるほか,次による。
クラスIIの工具のハンドルは,絶縁材製又は19.2に規定された試験の後,15.3の要求事項に適する固定
された絶縁被覆をもつ金属製でなければならない。
ハンドルは,ブレードと電気的に接触する金属部と使用者の手の接触の危険を少なくするように形づく
られていなければならない。
9. 始動 始動は,JIS C 9745-1の9.による。
10. 入力及び電流 入力及び電流は,JIS C 9745-1の10.によるほか,次による。ただし,10.1は,この規
格による。
10.1 JIS C 9745-1の10.1によるほか,次による。
この試験は,行わない。
11. 温度上昇 温度上昇は,JIS C 9745-1の11.によるほか,次による。ただし,11.4は,この規格による。
11.4 温度上昇は,通常負荷に規定された条件において,工具を30分間運転した後に測定する。
12. 漏えい電流 漏えい電流は,JIS C 9745-1の12.による。
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C 9745-2-15 : 2000
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13. 無線及びテレビ妨害抑制 無線及びテレビ妨害抑制は,JIS C 9745-1の13.による。
14. 耐湿性 耐湿性は,JIS C 9745-1の14.による。
15. 絶縁抵抗及び耐電圧 絶縁抵抗及び耐電圧は,JIS C 9745-1の15.による。
16. 耐久性 耐久性は,JIS C 9745-1の16.によるほか,次による。ただし,16.2は,この規格による。
16.2 JIS C 9745-1の16.2によるほか,次による。
ブレードは,過度の摩擦を防止するために必要な潤滑を行うよう配慮することが望ましい。
17. 異常運転 異常運転は,JIS C 9745-1の17.による。
18. 機械的危険 機械的危険は,JIS C 9745-1の18.による。
19. 機械的強度 機械的強度は,JIS C 9745-1の19.による。
20. 構造 構造は,JIS C 9745-1の20.によるほか,次による。
20.101 ヘッジトリマ及びグラスシャーは,クラスII又はクラスIIIでなければならない。
20.102 ヘッジトリマは,二つのハンドルが備えられていなければならない。グラスシャーは一つのハン
ドルだけでもよい。
ハンドルは,使用者の手が不注意でブレードに触れる危険を最小限におさえる形状でなければならない。
例えば,ハンドルが通常の使用状態において握られる箇所で,ブレードに最も近い側に適切なガードを
もっている場合,ブレードと使用者の手の接触は十分に防止されているとみなされる。
モータをもつ部分は,適切な形状をしていればハンドルとみなされる。
21. 内部配線 内部配線は,JIS C 9745-1の21.による。
22. 部品 部品は,JIS C 9745-1の22.によるほか,次による。ただし,22.2は,この規格による。
22.2 JIS C 9745-1の22.2によるほか,次による。
工具は,スイッチの操作部を放すと,電源を自動的に遮断する電源スイッチをもっていなければならな
い。
スイッチは,工具を始動するために必要とする指と同じ指を1回動作するだけで,ロックを解除するこ
とができるもの以外,“on”位置に固定する手段があってはならない。
この要求事項は,ヘッジトリマ又はグラスシャー用のアクセサリを取り付けることができる多目的工具
には,適用しない。
23. 電源接続並びに外部可とうケーブル及びコード 電源接続並びに外部可とうケーブル及びコードは,
JIS C 9745-1の23.によるほか,次による。ただし,23.2は,この規格による。
23.2 防まつ形工具は,14.の防まつ形工具の要求事項に適合する場合,機器用インレットを用いてよい。
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C 9745-2-15 : 2000
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
24. 外部電線用端子 外部電線用端子は,JIS C 9745-1の24.による。
25. アース接続 アース接続は,JIS C 9745-1の25.による。
26. ねじ及び接続 ねじ及び接続は,JIS C 9745-1の26.による。
27. 沿面距離,空間距離及び通し絶縁距離 沿面距離,空間距離及び通し絶縁距離は,JIS C 9745-1の27.
による。
28. 耐熱性,耐火性及び耐トラッキング性 耐熱性,耐火性及び耐トラッキング性は,JIS C 9745-1の28.
による。
29. 耐腐食性 耐腐食性は,JIS C 9745-1の29.による。
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C 9745-2-15 : 2000
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
附属書
JIS C 9745-1の附属書A〜附属書Dによる。
付表1 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。この引用
規格は,その最新版を適用する。
JIS C 9745-1 手持ち形電動工具の安全性−第1部:一般要求事項
第61-5小委員会 構成表
氏名
所属
(委員長)
田 嶋 啓 三
株式会社日立工機
(委員)
浅 井 功
社団法人日本電気協会
吉 澤 正 浩
財団法人電気安全環境研究所
渡 辺 博市郎
財団法人日本品質保証機構
上 野 雅 雄
製品評価技術センター
片 岡 茂
国民生活センター
伊 藤 文 一
財団法人日本消費者協会
原 早 苗
消費科学連合会
大 内 孝 典
全国電機商業組合連合会
山 城 幸 雄
株式会社マキタ
大 橋 敏 治
松下電工株式会社
北 浦 誠
株式会社リョービ
鈴 木 渉
ボッシュ株式会社
中 村 進
通商産業省
八 田 薫
通商産業省
岩 田 悟 志
通商産業省
(事務局)
尾 身 健 二
社団法人日本電機工業会
電動工具技術専門委員会 構成表
氏名
所属
(委員長)
田 嶋 啓 三
株式会社日立工機
(委員)
布 施 三千雄
愛知電機株式会社
堀 俊 治
高速電機株式会社
羽 鳥 俊 二
日本電気精器株式会社
大 森 正 美
日本ヒルティ株式会社
鈴 木 渉
ボッシュ株式会社
山 城 幸 雄
株式会社マキタ
大 橋 敏 治
松下電工株式会社
北 原 誠
株式会社リョービ
(事務局)
尾 身 健 二
社団法人日本電機工業会