C 8282-2-1:2010 (IEC 60884-2-1:2006)
(1)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
目 次
ページ
序文 ··································································································································· 1
1 適用範囲 ························································································································· 1
2 引用規格 ························································································································· 1
3 用語及び定義 ··················································································································· 2
4 一般要求事項 ··················································································································· 2
5 試験に関する一般注意事項 ································································································· 2
6 定格······························································································································· 2
7 分類······························································································································· 2
8 表示······························································································································· 2
9 寸法検査 ························································································································· 2
10 感電に対する保護 ··········································································································· 2
11 接地接続の手段 ·············································································································· 3
12 端子及び終端 ················································································································· 3
13 固定形コンセントの構造 ·································································································· 3
14 プラグ及び可搬形コンセントの構造 ··················································································· 3
15 インターロックされたコンセント ······················································································ 3
16 耐劣化性,外郭による保護及び耐湿性 ················································································ 3
17 絶縁抵抗及び耐電圧 ········································································································ 3
18 接地極の動作 ················································································································· 3
19 温度上昇 ······················································································································· 4
20 開閉容量 ······················································································································· 4
21 通常操作 ······················································································································· 4
22 プラグを引き抜くのに必要な力 ························································································· 4
23 可とうケーブル及びその接続 ···························································································· 4
24 機械的強度 ···················································································································· 4
25 耐熱性 ·························································································································· 4
26 ねじ,通電部及び接続部 ·································································································· 4
27 沿面距離,空間距離及びシーリングコンパウンドを通しての絶縁距離 ······································· 4
28 絶縁材料の耐過熱性,耐火性及び耐トラッキング性 ······························································ 4
29 耐腐食性 ······················································································································· 4
30 絶縁スリーブ付きピンの追加試験 ······················································································ 4
C 8282-2-1:2010 (IEC 60884-2-1:2006)
(2)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
まえがき
この規格は,工業標準化法に基づき,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本
工業規格である。
これによって,JIS C 8282-2-1:2007は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に
抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許
権,出願公開後の特許出願,実用新案権及び出願公開後の実用新案登録出願にかかわる確認について,責
任はもたない。
JIS C 8282の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS C 8282-1 第1部:一般要求事項
JIS C 8282-2-1 第2-1部:ヒューズ付きプラグの個別要求事項
JIS C 8282-2-2 第2-2部:機器用コンセントの個別要求事項
JIS C 8282-2-3 第2-3部:固定配線用のインターロックをもたないスイッチ付きコンセントの個別要
求事項
JIS C 8282-2-5 第2-5部:アダプタの個別要求事項
JIS C 8282-2-6 第2-6部:固定配線用インターロックをもつスイッチ付きコンセントの個別要求事項
JIS C 8282-2-11 第2-11部:引掛形などの接続器の個別要求事項
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
日本工業規格 JIS
C 8282-2-1:2010
(IEC 60884-2-1:2006)
家庭用及びこれに類する用途の
プラグ及びコンセント−
第2-1部:ヒューズ付きプラグの個別要求事項
Plugs and socket-outlets for household and similar purposes−
Part 2-1: Particular requirements for fused plugs
序文
この規格は,2006年に第2版として発行されたIEC 60884-2-1を基に,技術的内容及び対応国際規格の
構成を変更することなく作成した日本工業規格であり,JIS C 8282-1:2010(家庭用及びこれに類する用途
のプラグ及びコンセント−第1部:一般要求事項)と併読する規格である。
1
適用範囲
この規格の適用範囲は,JIS C 8282-1の箇条1によるほか,次による。
この規格は,ヒューズが主に可とうケーブル又はコードを保護することを意図するヒューズ付きプラグ
に適用する。このヒューズは,機器又は機器の部品を過負荷から保護することを意図するものではない。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
IEC 60884-2-1:2006,Plugs and socket-outlets for household and similar purposes−Part 2-1: Particular
requirements for fused plugs (IDT)
なお,対応の程度を表す記号“IDT”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“一致している”こ
とを示す。
2
引用規格
この規格で用いる引用規格は,JIS C 8282-1の箇条2によるほか,次による。
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格のうちで,西暦年を付記してあるものは,記載の年の版を適用し,その後の改正版(追補を含む。)
は適用しない。西暦年の付記がない引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS C 8269-1:2000 低電圧ヒューズ−第1部:一般要求事項
注記 対応国際規格:IEC 60269-1:1998,Low-voltage fuses−Part 1: General requirements (IDT)
JIS C 8282-1:2010 家庭用及びこれに類する用途のプラグ及びコンセント−第1部:一般要求事項
注記 対応国際規格:IEC 60884-1:2002,Plugs and socket-outlets for household and similar purposes−
Part 1: General requirements及びAmendment 1:2006 (MOD)
IEC 60269-3:1987,Low-voltage fuses−Part 3: Supplementary requirements for fuses for use by unskilled
persons (fuses mainly for household and similar applications)
2
C 8282-2-1:2010 (IEC 60884-2-1:2006)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
3
用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS C 8282-1の箇条3によるほか,次による。
3.101
ヒューズ付きプラグ (fused plug)
一つ以上の交換可能なヒューズリンクを組み込んだプラグ。
4
一般要求事項
一般要求事項は,JIS C 8282-1の箇条4による。
5
試験に関する一般注意事項
試験に関する一般注意事項は,JIS C 8282-1の箇条5による。
6
定格
定格は,JIS C 8282-1の箇条6によるほか,次による。
6.101 ヒューズ付きプラグは,表示されたヒューズの定格以上の定格電流でなければならない。
7
分類
分類は,JIS C 8282-1の箇条7による。
8
表示
表示は,JIS C 8282-1の箇条8によるほか,次による。
8.1
JIS C 8282-1の8.1によるほか,次による。
ヒューズ付きプラグは,プラグの中にヒューズがあることを示す表示をしなければならない。
この表示は,記号によってもよい。
ヒューズ交換形のヒューズ付きプラグは,プラグに取り付けてもよいヒューズの最大定格電流を永久的
に表示しなければならない。
この表示は,プラグ又はプラグに永久的にはり付けるラベルにしてもよい。
コード非交換形のヒューズ付きプラグは,接続された可とうケーブル又はコード,及び製造業者が宣言
する組合せ機器に適したヒューズの定格電流を永久的に表示しなければならない。
適否は,目視検査によって判定する。
8.2
JIS C 8282-1の8.2によるほか,次による。
ヒューズ……………………………………………
(IEC 60417 5016参照)
9
寸法検査
寸法検査は,JIS C 8282-1の箇条9による。
10 感電に対する保護
感電に対する保護は,JIS C 8282-1の箇条10によるほか,次による。
10.101 プラグをコンセントから完全に抜かない限り,ヒューズ付きプラグのヒューズリンクを取り外し
たり,取り替えることができてはならない。
3
C 8282-2-1:2010 (IEC 60884-2-1:2006)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
適否は,目視検査によって判定する。
11 接地接続の手段
接地接続の手段は,JIS C 8282-1の箇条11による。
12 端子及び終端
端子及び終端は,JIS C 8282-1の箇条12による。
13 固定形コンセントの構造
JIS C 8282-1の箇条13は,この規格では適用しない。
14 プラグ及び可搬形コンセントの構造
プラグ及び可搬形コンセントの構造は,JIS C 8282-1の箇条14によるほか,次による。
14.101 ヒューズリンクは,交換可能でなければならない。
ヒューズ付きプラグの本体は,JIS C 8269-1及びIEC 60269-3に適合する適切なヒューズリンクが十分
に使用できる構造でなければならない(14.22参照)。
ヒューズリンクは,接地回路に接続してはならない。
無極性システムに使用するプラグは,通電するすべての極にヒューズリンクを取り付けなければならな
い(電圧極及び中性極)。
有極性システムに使用するプラグは,それぞれの電圧極にヒューズリンクを取り付けなければならない。
ヒューズリンクは,可とうケーブル又はコードの導体をプラグの端子又は端末に接続したヒューズ接触
部とこれに対応するプラグピンに接続したヒューズ接触部との間に取り付けなければならない。
プラグは,プラグを組み立てたとき,ヒューズリンクと適切な接触が維持できるように設計しなければ
ならない。
有極性システムに使用するヒューズ付きプラグは,有極配線設備に設置されたコンセントに差し込んだ
ときに,中性極,電圧極及び接地側極の正しい関係を維持しなければならない。
適否は,目視検査によって判定する。
15 インターロックされたコンセント
JIS C 8282-1の箇条15は,この規格では適用しない。
16 耐劣化性,外郭による保護及び耐湿性
耐劣化性,外郭による保護及び耐湿性は,JIS C 8282-1の箇条16による。
17 絶縁抵抗及び耐電圧
絶縁抵抗及び耐電圧は,JIS C 8282-1の箇条17による。
18 接地極の動作
接地極の動作は,JIS C 8282-1の箇条18による。
4
C 8282-2-1:2010 (IEC 60884-2-1:2006)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
19 温度上昇
温度上昇は,JIS C 8282-1の箇条19によるほか,最後の段落は,次による。
端子の温度上昇は,52 Kを超えてはならない。
20 開閉容量
開閉容量は,JIS C 8282-1の箇条20による。
21 通常操作
通常操作は,JIS C 8282-1の箇条21による。
22 プラグを引き抜くのに必要な力
プラグを引き抜くのに必要な力は,JIS C 8282-1の箇条22による。
23 可とうケーブル及びその接続
可とうケーブル及びその接続は,JIS C 8282-1の箇条23による。
24 機械的強度
機械的強度は,JIS C 8282-1の箇条24による。
25 耐熱性
耐熱性は,JIS C 8282-1の箇条25による。
26 ねじ,通電部及び接続部
ねじ,通電部及び接続部は,JIS C 8282-1の箇条26による。
27 沿面距離,空間距離及びシーリングコンパウンドを通しての絶縁距離
沿面距離,空間距離及びシーリングコンパウンドを通しての絶縁距離は,JIS C 8282-1の箇条27による。
28 絶縁材料の耐過熱性,耐火性及び耐トラッキング性
絶縁材料の耐過熱性,耐火性及び耐トラッキング性は,JIS C 8282-1の箇条28による。
29 耐腐食性
耐腐食性は,JIS C 8282-1の箇条29による。
30 絶縁スリーブ付きピンの追加試験
絶縁スリーブ付きピンの追加試験は,JIS C 8282-1の箇条30による。