C 8020:2012
(1)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
目 次
ページ
序文 ··································································································································· 1
1 適用範囲························································································································· 1
2 引用規格························································································································· 2
3 用語及び定義 ··················································································································· 2
4 蛍光灯器具の選定 ············································································································· 3
5 蛍光灯器具のエネルギー消費効率(FLE)の算出 ··································································· 3
5.1 測定方法 ······················································································································ 3
5.2 温度補正係数 ················································································································ 4
5.3 蛍光灯器具のエネルギー消費効率の計算方法 ······································································· 4
6 蛍光灯器具の固有エネルギー消費効率(LER)の算出 ····························································· 4
6.1 測定方法 ······················································································································ 4
6.2 蛍光灯器具の固有エネルギー消費効率(LER)の計算方法 ····················································· 5
附属書1(規定)家庭用蛍光灯器具の簡易測定方法 ····································································· 7
附属書2(規定)蛍光ランプの温度補正係数 ·············································································· 8
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(2)
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まえがき
この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,社団法人日本照明
器具工業会(JLA)及び財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正す
べきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。
これによって,JIS C 8020:2005は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
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日本工業規格 JIS
C 8020:2012
蛍光灯器具のエネルギー消費効率及び
固有エネルギー消費効率の算出方法
Method of calculation on fluorescent luminaire efficacy and
fluorescent luminaire efficacy rating
序文
この規格は,2005年に制定された後,エネルギーの使用の合理化に関する法律の改正,新しい蛍光ラン
プの開発,一部の蛍光ランプ品種における特性の変更などに対応するために改正した。
なお,対応国際規格は現時点で制定されていない。
1
適用範囲
この規格は,一般照明用蛍光灯器具のエネルギー消費効率及び固有エネルギー消費効率の算出方法につ
いて規定する。ここでいう一般照明用蛍光灯器具(以下,蛍光灯器具という。)とは,JIS C 7601に規定す
る蛍光ランプ又はこれと同等な蛍光ランプを光源とする蛍光灯器具で,次の使用環境で使われるものを除
く。
a) 周囲温度が常時,特に高温又は低温の場所で使用する蛍光灯器具。
b) 粉じんの多い場所で使用する蛍光灯器具。
c) 腐食性ガスなどがある場所で使用する蛍光灯器具。
d) 可燃性ガスなどがある場所で使用する蛍光灯器具。
e) 振動の激しい場所で使用する蛍光灯器具。
f)
水中に没して使用する蛍光灯器具。
また,JIS C 7601に規定する蛍光ランプ又はこれと同等な蛍光ランプを光源とする蛍光灯器具で,次の
用途で使われるものを除く。
g) 乗り物用の照明器具及び信号灯。
h) 建築基準法による非常用照明器具及び消防法による誘導灯。
i)
航空機の離着陸のための照明器具及び航空障害灯器具。
j)
医療用照明器具。
k) 機械,家具などに組み込む目的で作られた照明器具。
l)
舞台照明用,テレビ撮影用,映画撮影用及び写真スタジオ用の照明器具。
m) 道路,トンネル及び街路照明器具。
注記1 エネルギー消費効率は,従来から用いられてきた内蔵する蛍光ランプの全光束から求める
lm/W表示に対応するものであり,固有エネルギー消費効率は,近年急速に普及しているLED
照明器具との比較化を考慮し,蛍光灯器具から放射される全光束から求めるlm/W表示に対
応するものである。
2
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注記2 これと同等な蛍光ランプとは,JEL 210(参考文献参照)及びJEL 211(参考文献参照)に規
定する蛍光ランプをいう。
2
引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS C 1102-2 直動式指示電気計器 第2部:電流計及び電圧計に対する要求事項
JIS C 1102-3 直動式指示電気計器 第3部:電力計及び無効電力計に対する要求事項
JIS C 1602 熱電対
JIS C 1609-1 照度計 第1部:一般計量器
JIS C 7601 蛍光ランプ(一般照明用)
JIS C 7612 照度測定方法
JIS C 7617-2 直管蛍光ランプ−第2部:性能仕様
JIS C 7618-2 片口金蛍光ランプ−第2部:性能仕様
JIS C 7801 一般照明用光源の測光方法
JIS C 8105-3 照明器具−第3部:性能要求事項通則
JIS C 8105-5 照明器具−第5部:配光測定方法
JIS C 8106 施設用蛍光灯器具
JIS C 8115 家庭用蛍光灯器具
JIS Z 8113 照明用語
3
用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS Z 8113によるほか,次による。
3.1
蛍光灯器具のエネルギー消費効率,FLE(Fluorescent Luminaire Efficacy)
蛍光灯器具に内蔵する蛍光ランプの全光束をその蛍光灯器具の入力電力で除した値。単位は,ルーメン
毎ワット(lm/W)で表す。
3.2
蛍光灯器具の固有エネルギー消費効率,LER(Fluorescent Luminaire Efficacy Rating)
蛍光灯器具から放射される全光束をその蛍光灯器具の入力電力で除した値。単位は,ルーメン毎ワット
(lm/W)で表す。
3.3
入力電力
JIS C 8105-3の7.5(入力特性)によって測定した供試蛍光灯器具の消費電力。単位は,ワット(W)で
表す。
3.4
安定器の光出力係数,BF(Ballast Factor)
試験用ランプを供試安定器で点灯したときの全光束の,同じランプを試験用安定器で点灯したときの全
光束に対する比。ただし,スタータ(内蔵形を含む。)で始動するランプを適合ランプとする磁気回路式安
定器では,試験用ランプを供試安定器で点灯したときのランプ電力の,同じランプを試験用安定器で点灯
3
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したときのランプ電力に対する比。
3.5
照明器具効率,LOR[Light Output Ratio (of a luminaire)]
特定の実用的な条件の下で,照明器具に用いるランプと照明器具の装置とを用いて測定した,照明器具
から放射される全光束の,同じランプをその照明器具に入れないで点灯して,特定の条件で同じ照明器具
の装置を用いて個々に測定した全光束の総和に対する比。
注記 “特定の実用的な条件”は,6.1.4 a)に示す。“特定の条件”は,6.1.4 b)に示す。
3.6
蛍光ランプの温度補正係数
蛍光ランプを照明器具に取り付けたときのランプの全光束を算出するための温度補正係数。
3.7
上方向光束
蛍光灯器具を含む水平面の上側に放射される蛍光灯器具の光束。単位は,ルーメン(lm)で表す。
3.8
上方向光束比
蛍光灯器具における上方向光束の,蛍光灯器具の全光束に対する比。
3.9
試験用安定器
安定器の試験用の比較標準,試験用ランプの選定及び標準条件における量産ランプの試験に用いること
を目的として設計された,特別な誘導形安定器又は抵抗安定器。
3.10
試験用ランプ
規定の条件で試験用安定器と組み合わせたとき,仕様書に記載した目標値に近い電気特性値を示すもの
として選択された,安定器試験用の放電ランプ。
4
蛍光灯器具の選定
供試蛍光ランプには,試験用ランプを用いる。試験用ランプは,ランプ製造業者が公表している定格値
に近いランプ光束をもち,100 h以上エージングしたものとする。
同一形式の蛍光ランプを複数個使用する蛍光灯器具の場合は,それらの全光束はできるだけ同一である
ことが望ましい。全光束の異なる蛍光ランプを複数個使用する蛍光灯器具の場合は,それらの蛍光ランプ
の全光束の比は,できるだけ製造業者が示す全光束値の比であることが望ましい。
供試安定器は,供試蛍光灯器具が内蔵する安定器とする。
5
蛍光灯器具のエネルギー消費効率(FLE)の算出
5.1
測定方法
5.1.1
測定の一般的条件
供試蛍光灯器具のエネルギー消費効率(FLE)を求めるために,入力電力及び供試安定器の光出力係数
の測定を行う。測定の一般的条件は,次による。
a) 電源は,周波数50 Hz又は60 Hzの正弦波に近い交流を用い,測定中の電圧変動は,定格値の±0.5 %
とする。波形のひずみ率は,3 %以下が望ましい。
4
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b) 電圧,電流及び電力の測定は,JIS C 1102-2及びJIS C 1102-3に規定する0.5級以上の指示電気計器又
は同等以上の確度をもつデジタル計器を使用する。また,計器は,実効値を表示するものを使用する。
c) 測定中の周囲温度は,25±2 ℃とし,無風に近い状態に保つようにする。
d) 供試蛍光灯器具の取付面への取付状態は,施設用蛍光灯器具ではJIS C 8106,家庭用蛍光灯器具では
JIS C 8115による。その他の蛍光灯器具では,製造業者が指定した取付状態とする。
5.1.2
入力電力の測定
供試蛍光灯器具の入力電力は,5.1.1の条件で入力側の電力を測定する。
5.1.3
供試安定器の光出力係数の測定
供試安定器の光出力係数(BF)は,周囲温度25±2 ℃で試験用ランプを負荷とし,安定器に定格周波数
の定格入力電圧を加え,安定した状態のときの光出力を,試験用安定器で点灯したときの光出力で除して
算出する。ただし,スタータ(内蔵形を含む。)で始動するランプを適合ランプとする磁気回路式安定器の
場合,光出力係数(BF)は,試験用ランプを供試安定器で点灯したときのランプ電力を,同じランプを試
験用安定器で点灯したときのランプ電力で除して算出する。
5.2
温度補正係数
供試蛍光ランプの温度補正係数(KT)は,附属書2によって求める。
注記 この温度補正係数は,温度が制御された槽内における蛍光ランプ光出力の相対測光によって求
めるもので,附属書2に規定する数値は,社団法人日本電球工業会によって標準化されたデー
タに基づいている。社団法人日本電球工業会ガイド006参照。
5.3
蛍光灯器具のエネルギー消費効率の計算方法
供試蛍光灯器具のエネルギー消費効率(FLE)は,次の式によって求める。P及びBFは,5.1の測定方
法によって求めた値による。KTは,5.2によって求めた値による。
P
KT
BF
F
FLE
×
×
=
1
ここに, FLE: 供試蛍光灯器具のエネルギー消費効率(lm/W)
F1: 供試蛍光ランプの定格全光束(lm)
BF: 供試安定器の光出力係数
KT: 供試蛍光ランプの温度補正係数
P: 供試蛍光灯器具の入力電力(W)
6
蛍光灯器具の固有エネルギー消費効率(LER)の算出
6.1
測定方法
6.1.1
測定の一般的条件
供試蛍光灯器具の固有エネルギー消費効率(LER)を求めるために,入力電力,供試安定器の光出力係
数及び照明器具効率の測定を行う。測定の一般的条件は,5.1.1による。
なお,家庭用蛍光灯器具の簡易測定方法は,附属書1による。
6.1.2
入力電力の測定
入力電力の測定は,5.1.2による。
6.1.3
供試安定器の光出力係数の測定
供試安定器の光出力係数の測定は,5.1.3による。
6.1.4
照明器具効率の測定
照明器具効率の測定は,次による。
5
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
a) JIS C 8105-5によって,蛍光灯器具から放射される全光束を測定する。
b) 供試蛍光ランプの全光束は,次によって測定する。
1) 測定に使用する安定器は供試安定器を用い,蛍光灯器具内蔵時と同じ電気的構成条件とする。ただ
し,安定器の周囲温度は,試験場所の温度に従う。測定は,JIS C 8105-5に規定する配光測定装置
を用い,JIS C 8105-5の箇条6(配光測定装置の校正)の方法で配光測定装置の校正を行い,JIS C
8105-5の箇条7(測定条件)に従って行う。ただし,JIS C 8105-5を引用する場合,照明器具を蛍
光ランプに読み替える。配光特性の測定手順は,JIS C 8105-5の8.2.1(配光特性の測定手順)に準
じる。
2) θφ座標系における水平角及び鉛直角の測定角度範囲及び測定角度間隔は,表1に規定する値が望ま
しい。光度の変化の激しい部分における測定角度間隔は,細かくする。
表1−鉛直角の測定角度範囲及び測定角度間隔
水平角φ
鉛直角θ
測定角度範囲
測定角度間隔
測定角度範囲
測定角度間隔
0〜360
90以下
0〜180
10以下
3) 供試蛍光ランプの点灯方向は,JIS C 7617-2又はJIS C 7618-2の関連するランプデータシートによ
る。データシートに記載がない場合は,水平又は鉛直(口金上方)で点灯する。
4) 測光中心は,直管蛍光ランプの場合はガラス管の幾何学的中心,環形蛍光ランプの場合は円環の幾
何学的中心とする。その他の蛍光ランプの場合は,発光管の中心とする。
5) 全光束の測定手順は,各測定点(θ,φ)の光度をIt(θ, φ)とし,JIS C 8105-5の8.3.1(全光束の測定
手順)に準じる。
光出力の安定性は,十分エージングを行った後の供試蛍光ランプを15分間隔で3回測定したとき
の測光値の変化は,1 %以内とするのが望ましい。また,光出力の再現性は,一旦消灯し,供試蛍
光ランプが冷却した後に再点灯したときの測定値が2 %以内とするのが望ましい。
6) 供試蛍光ランプの全光束の測定は,JIS C 7801によってもよい。ただし,測定に使用する安定器は
供試安定器を用い,その使用条件は,蛍光灯器具内蔵時と同じ電気的構成条件とする。ただし,安
定器の周囲温度は,試験場所の温度に従う。
c) 照明器具効率は,6.2.1によって求める。
6.2
蛍光灯器具の固有エネルギー消費効率(LER)の計算方法
6.2.1
蛍光灯器具の照明器具効率の算出
供試蛍光灯器具の照明器具効率(LOR)は,次の式によって求める。
100
2
1×
=F
LF
LOR
ここに, LOR: 供試蛍光灯器具の照明器具効率(%)
LF1: 6.1.4 a)で測定した供試蛍光灯器具の全光束(lm)
F2: 6.1.4 b)で測定した供試蛍光ランプの全光束(lm)
6.2.2
蛍光灯器具の固有エネルギー消費効率の算出
供試蛍光灯器具の固有エネルギー消費効率(LER)は,次の式によって求める。この式のLOR,BF及び
Pは,6.1の測定方法によって求めた値による。
P
BF
F
LOR
LER
×
×
=
1
6
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
ここに, LER: 蛍光灯器具の固有エネルギー消費効率(lm/W)
LOR: 供試蛍光灯器具の照明器具効率(%)
F1: 供試蛍光ランプの定格全光束(lm)
BF: 供試安定器の光出力係数
P: 供試蛍光灯器具の入力電力(W)
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附属書1
(規定)
家庭用蛍光灯器具の簡易測定方法
1
測定方法
家庭用蛍光灯器具の全光束を求める場合に,配光測定が不可能な場合,次に規定する簡易測定方法によ
って求めてもよい。
測定方法は,次による。
a) 供試蛍光灯器具の取付高さ 供試蛍光灯器具の測光中心から床面までの距離を取付高さとし,次によ
る。
1) 天井じか付け形器具は,床上2.4 mとする。
2) つり下げ形器具は,床上1.7 mとする。
b) 測定範囲及び測定点 測定範囲及び測定点は,次による。
1) 測定範囲は,暗室内において供試蛍光灯器具直下を中心とする縦3.6 m,横3.6 mの正方形の床面と
する。
2) 測定点の間隔は,縦,横それぞれ0.6 mとし,49点の水平面照度を測定する。
2
簡易測定方法における計算方法
簡易測定方法における計算方法は,次による。
a) 平均照度の算出 平均照度は,49点の測定点の照度をJIS C 1609-1に規定する照度計を用いて測定し,
JIS C 7612の6.2(平均照度の算出法)によって算出する。
b) 平均照度から器具光束を求めるための換算係数 供試蛍光灯器具の全光束は,次の式によって求める。
C
E
LF
×
=13
2
ここに, LF2: 供試蛍光灯器具の全光束(lm)
13: 測定範囲の面積 3.6 (m)×3.6 (m)=12.96 (m2)≒13 (m2)
E: 平均照度(lx)
C: 換算係数 換算係数Cは,附属書1表1による。
附属書1表1−換算係数C
家庭用蛍光灯器具
蛍光ランプの形状
直管形蛍光ランプ
環形蛍光ランプ
じか付け形器具
0.42
0.35
つり下げ形器具
−
上方向光束比
20 %以上
上方向光束比
20 %未満
0.40
0.50
c) 簡易測定方法における固有エネルギー消費効率(LER) LERは,次の式によって求める。この式のP
は,6.1.3によって求めた値による。
P
LF
LER
2
=
(lm/W)
ここに, LF2: 供試蛍光灯器具の全光束(lm)
P: 供試蛍光灯器具の入力電力(W)
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附属書2
(規定)
蛍光ランプの温度補正係数
この附属書は,蛍光ランプの温度補正係数(KT)の算出方法について規定する。
1
蛍光ランプの温度補正係数(KT)の算出方法
供試蛍光ランプの温度補正係数は,次に規定する方法でランプ管壁の最冷部温度を測定し,附属書2表
2〜附属書2表20によって求める。
ランプ管壁の最冷部温度の測定は,次による。
a) 供試照明器具を周囲温度が25±2 ℃のほぼ無風の場所で,定格電圧及び定格周波数で点灯し,ランプ
の管壁温度を安定させる。照明器具に装着した状態のランプ管壁の最冷部温度管壁温度をb)に規定す
る熱電対で測定する。
b) 熱電対は,JIS C 1602に規定する種類がTで,かつ,クラス1の素線径0.32 mm以下(推奨素線径は,
0.2 mm)とする。
注記 附属書2表2〜附属書2表20の参考図は,ランプ単体を各姿勢で点灯したときのランプ管壁
温度の最冷部位置(●印部)を示している。コンパクト形蛍光ランプのように最冷部位置が
複数あり,特定しにくい場合は,全ての位置の温度を測定し,最も温度が低い位置の温度と
する。照明器具の形態によっては,附属書2表2〜附属書2表20の参考図に示す位置(●印
部)が,照明器具に装着した状態におけるランプ管壁温度の最冷部にはならない場合がある
ことに注意する。
2
蛍光ランプのリスト
この附属書に規定する蛍光ランプのリストを附属書2表1に示す。
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附属書2表1−蛍光ランプのリスト
表番号
形式1項a)
形式2項a)
注記
附属書2表2
FL
全て
FLR
全て
FHF
24S,39S,54S及び63を除く全て
附属書2表3
FHF
24S及び39S
附属書2表4
FHF
54S
附属書2表5
FHF
63
附属書2表6
FCL
全て
FHC
13
附属書2表7
FDL
全て
FDX
全て
FML
全て
FHT
全てb)
附属書2表8
FHT
57 b)
INが品名末尾に付与されているものだけ。
附属書2表9
FHC
13及び41を除く全て
附属書2表10
FHC
41
附属書2表11
FHD
全て
附属書2表12
FHP
32
附属書2表13
FHP
45
附属書2表14
FHP
32及び45を除く全て
FPL
全て
FPX
全て
附属書2表15
FPL(/HF)
全て
“/HF”は,形式4項a) である。
附属書2表16
FHSC
15,20及び30
附属書2表17
FHSC
75及び93
附属書2表18
FHSD
11,15及び20
附属書2表19
FHG
30,40,50,60及び70
附属書2表20
FHW
73及び103
注記 この表に規定する蛍光ランプは,JIS C 7617-2又はJIS C 7618-2に規定する蛍光ランプ以外の蛍光ランプも
含まれる。JISで規定していない蛍光ランプの形式1項及び形式2項は,JEL 210又はJEL 211(参考文献参
照)に規定されている。
注a) 形式1項,形式2項及び形式4項は,JIS C 7617-2又はJIS C 7618-2による。
b) FHT57は,水銀蒸気圧制御を行っているものも一般的に用いられており,水銀蒸気圧制御を行っているラン
プ(品名末尾にINの付与されているもの)は,附属書2表8による。
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C 8020:2012
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附属書2表2−蛍光ランプの温度補正係数(直管形)
適用ランプ種別
形式1項a)
形式2項a)
注記
FL
全て
FLR
全て
FHF
24S,39S,54S及び63を除く全て
注記 この表に規定する蛍光ランプは,JIS C 7617-2又はJIS C 7618-2に規定する蛍光ランプ以外の蛍光ランプ
も含まれる。JISで規定していない蛍光ランプの形式1項及び形式2項は,JEL 210又はJEL 211(参考文
献参照)に規定されている。
注a) 形式1項及び形式2項は,JIS C 7617-2による。
管壁温度及び温度補正係数
管壁温度
温度補正係数
管壁温度
温度補正係数
管壁温度
温度補正係数
管壁温度
温度補正係数
℃
%
℃
%
℃
%
℃
%
40
100.0
52
95.4
64
83.2
76
70.3
41
100.0
53
94.5
65
82.1
77
69.2
42
100.0
54
93.6
66
81.0
78
68.1
43
100.0
55
92.6
67
80.0
79
67.0
44
100.0
56
91.7
68
78.9
80
65.9
45
99.8
57
90.7
69
77.8
81
64.7
46
99.4
58
89.6
70
76.7
82
63.5
47
98.9
59
88.6
71
75.7
83
62.3
48
98.3
60
87.5
72
74.6
84
61.0
49
97.7
61
86.4
73
73.5
85
59.7
50
97.0
62
85.4
74
72.5
86
58.3
51
96.2
63
84.3
75
71.4
87
56.8
(参考図)ランプ単体のランプ管壁温度の最冷部位置
水平点灯
ランプ下側(ランプ中心)
11
C 8020:2012
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
附属書2表3−蛍光ランプの温度補正係数[直管形(FHF24S及びFHF39S)]
適用ランプ種別
形式1項a)
形式2項a)
注記
FHF
24S,39S
注a) 形式1項及び形式2項は,JIS C 7617-2による。
管壁温度及び温度補正係数
管壁温度
温度補正係数
管壁温度
温度補正係数
管壁温度
温度補正係数
管壁温度
温度補正係数
℃
%
℃
%
℃
%
℃
%
35
100.6
45
109.6
55
110.1
65
104.2
36
102.0
46
110.0
56
109.8
66
103.3
37
103.2
47
110.3
57
109.4
67
102.4
38
104.3
48
110.6
58
108.9
68
101.4
39
105.4
49
110.7
59
108.4
69
100.4
40
106.3
50
110.8
60
107.9
70
99.4
41
107.1
51
110.8
61
107.2
71
98.3
42
107.9
52
110.8
62
106.5
72
97.2
43
108.6
53
110.6
63
105.8
44
109.1
54
110.4
64
105.0
(参考図)ランプ単体のランプ管壁温度の最冷部位置
水平点灯
ランプ下側[ハイマウント側b)]
注b) ハイマウント側は,ランプ点灯中に暗部が大きくなる側である。
12
C 8020:2012
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
附属書2表4−蛍光ランプの温度補正係数[直管形(FHF54S)]
適用ランプ種別
形式1項a)
形式2項a)
注記
FHF
54S
注a) 形式1項及び形式2項は,JIS C 7617-2による。
管壁温度及び温度補正係数
管壁温度
温度補正係数
管壁温度
温度補正係数
管壁温度
温度補正係数
管壁温度
温度補正係数
℃
%
℃
%
℃
%
℃
%
40
97.1
49
102.8
58
96.1
67
84.2
41
98.6
50
102.6
59
94.9
68
82.8
42
99.8
51
102.2
60
93.6
69
81.5
43
100.9
52
101.6
61
92.3
70
80.3
44
101.7
53
101.0
62
91.0
71
79.1
45
102.3
54
100.2
63
89.6
72
78.0
46
102.7
55
99.3
64
88.3
73
76.9
47
102.9
56
98.3
65
86.9
74
75.9
48
103.0
57
97.2
66
85.5
75
75.1
(参考図)ランプ単体のランプ管壁温度の最冷部位置
水平点灯
ランプ下側[ハイマウント側b)]
注b) ハイマウント側は,ランプ点灯中に暗部が大きくなる側である。
13
C 8020:2012
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
附属書2表5−蛍光ランプの温度補正係数(直管形)
適用ランプ種別
形式1項
形式2項
注記
FHF
63
注記 この表に規定する蛍光ランプの形式1項及び形式2項は,JEL 211(参考文献参照)に規定されている。
管壁温度及び温度補正係数
管壁温度
温度補正係数
管壁温度
温度補正係数
管壁温度
温度補正係数
管壁温度
温度補正係数
℃
%
℃
%
℃
%
℃
%
46
100.0
57
99.2
68
86.3
79
74.6
47
100.5
58
97.8
69
85.3
80
73.4
48
101.3
59
96.5
70
84.3
81
72.2
49
101.8
60
95.3
71
83.2
82
71.0
50
102.0
61
94.1
72
82.2
83
69.7
51
102.1
62
92.9
73
81.2
84
68.3
52
101.9
63
91.7
74
80.1
85
66.9
53
101.6
64
90.6
75
79.1
86
65.5
54
101.1
65
89.5
76
78.0
87
64.0
55
100.5
66
88.5
77
76.9
56
100.0
67
87.4
78
75.8
(参考図)ランプ単体のランプ管壁温度の最冷部位置
水平点灯
ランプ下側(ランプ中心)
14
C 8020:2012
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
附属書2表6−蛍光ランプの温度補正係数(環形)
適用ランプ種別
形式1項a)
形式2項a)
注記
FCL
全て
FHC
13
注a) 形式1項及び形式2項は,JIS C 7618-2による。
管壁温度及び温度補正係数
管壁温度
温度補正係数
管壁温度
温度補正係数
管壁温度
温度補正係数
管壁温度
温度補正係数
℃
%
℃
%
℃
%
℃
%
40
100.0
52
95.4
64
83.2
76
70.3
41
100.0
53
94.5
65
82.1
77
69.2
42
100.0
54
93.6
66
81.0
78
68.1
43
100.0
55
92.6
67
80.0
79
67.0
44
100.0
56
91.7
68
78.9
80
65.9
45
99.8
57
90.7
69
77.8
81
64.7
46
99.4
58
89.6
70
76.7
82
63.5
47
98.9
59
88.6
71
75.7
83
62.3
48
98.3
60
87.5
72
74.6
84
61.0
49
97.7
61
86.4
73
73.5
85
59.7
50
97.0
62
85.4
74
72.5
86
58.3
51
96.2
63
84.3
75
71.4
87
56.8
(参考図)ランプ単体のランプ管壁温度の最冷部位置
口金上方鉛直点灯
ランプ下側(口金の対面)
水平点灯
ランプ下側(口金の対面)
15
C 8020:2012
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
附属書2表7−蛍光ランプの温度補正係数[コンパクト形D形(4本管形),M形(四角形),多数管形]
適用ランプ種別
形式1項a)
形式2項a)
注記
FDL
全て
FDX
全て
FML
全て
FHT
全てb)
注a) 形式1項及び形式2項は,JIS C 7618-2による。
b) FHT57は,水銀蒸気圧制御を行っているものも一般的に用いられており,水銀蒸気圧制御を行っているラ
ンプ(品名末尾にINの付与されているもの)は,附属書2表8による。
管壁温度及び温度補正係数
管壁温度
温度補正係数
管壁温度
温度補正係数
管壁温度
温度補正係数
管壁温度
温度補正係数
℃
%
℃
%
℃
%
℃
%
53
100.0
63
91.0
73
79.7
83
72.2
54
99.4
64
89.8
74
78.8
84
71.6
55
98.8
65
88.6
75
77.9
85
71.1
56
98.2
66
87.4
76
77.0
86
70.6
57
97.4
67
86.3
77
76.2
87
70.1
58
96.5
68
85.1
78
75.4
88
69.6
59
95.5
69
84.0
79
74.7
89
69.1
60
94.4
70
82.9
80
74.0
90
68.6
61
93.3
71
81.8
81
73.4
62
92.2
72
80.7
82
72.8
(参考図)ランプ単体のランプ管壁温度の最冷部位置
適用形式 FDL及びFDX c)
口金上方鉛直点灯
適用形式 FML
口金上方鉛直点灯
適用形式 FHT
口金上方鉛直点灯
ガラス管先端の外側
ガラス管先端の外側
ガラス管先端の外側
16
C 8020:2012
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
附属書2表7−蛍光ランプの温度補正係数[コンパクト形D形(4本管形),M形(四角形),多数管形]
(続き)
(参考図 続き)ランプ単体のランプ管壁温度の最冷部位置
適用形式 FDL及びFDX c)
水平点灯
適用形式 FML
水平点灯
適用形式 FHT
水平点灯(ただし,FHT57は,口金
上方鉛直点灯だけ。)
ガラス管先端の下側
ガラス管先端の下側
ガラス管先端の下側
図の全ての測定位置を測定し,最も温度の低い位置の温度を用いる。
注c) FDXの場合,口金部は図と異なるが,ガラス管部は同じである。
17
C 8020:2012
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
附属書2表8−蛍光ランプの温度補正係数[コンパクト形多数管形(FHT57IN)]
適用ランプ種別
形式1項a)
形式2項a)
注記
FHT
57
INが品名末尾に付与されているものだけ。
注a) 形式1項及び形式2項は,JIS C 7618-2による。
管壁温度及び温度補正係数
管壁温度
温度補正係数
管壁温度
温度補正係数
管壁温度
温度補正係数
管壁温度
温度補正係数
℃
%
℃
%
℃
%
℃
%
90
98.0
105
95.0
120
81.5
135
66.0
91
99.0
106
94.2
121
80.5
136
65.0
92
100.0
107
93.3
122
79.5
137
64.0
93
100.5
108
92.5
123
78.5
138
63.0
94
100.5
109
91.6
124
77.2
139
62.0
95
100.1
110
90.9
125
76.2
140
61.0
96
100.0
111
90.0
126
75.0
141
60.0
97
99.5
112
89.0
127
74.0
142
59.0
98
99.0
113
88.0
128
73.0
143
58.0
99
98.5
114
87.0
129
72.0
144
57.0
100
98.0
115
86.3
130
71.0
145
56.0
101
97.4
116
85.5
131
70.0
146
55.0
102
96.9
117
84.5
132
69.0
147
54.0
103
96.2
118
83.5
133
68.0
148
53.0
104
95.5
119
82.5
134
67.0
149
52.0
(参考図)ランプ単体のランプ管壁温度の最冷部位置
口金上方鉛直点灯
単位 mm
口金樹脂部の図示部
18
C 8020:2012
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
附属書2表9−蛍光ランプの温度補正係数(高周波点灯専用環形)
適用ランプ種別
形式1項a)
形式2項a)
注記
FHC
13及び41を除く全て
注a) 形式1項及び形式2項は,JIS C 7618-2による。
管壁温度及び温度補正係数
管壁温度
温度補正係数
管壁温度
温度補正係数
管壁温度
温度補正係数
管壁温度
温度補正係数
℃
%
℃
%
℃
%
℃
%
43
99.7/ −
54
106.8/100.6
65
101.9/93.7
76
91.2/83.3
44
100.7/100.0
55
106.8/100.2
66
101.0/92.8
77
90.2/82.4
45
103.2/100.5
56
106.7/99.8
67
100.2/91.9
78
89.3/81.4
46
103.6/100.8
57
106.5/99.3
68
99.3/91.0
79
88.3/80.5
47
104.1/101.1
58
106.3/98.7
69
98.3/90.1
80
− /79.6
48
104.5/101.3
59
105.9/98.1
70
97.3/89.1
81
− /78.7
49
105.1/101.4
60
105.4/97.5
71
96.2/88.2
82
− /77.8
50
105.7/101.4
61
104.9/96.8
72
95.2/87.2
83
− /76.9
51
106.1/101.3
62
104.2/96.1
73
94.2/86.2
52
106.5/101.1
63
103.4/95.3
74
93.2/85.3
53
106.7/100.9
64
102.8/94.5
75
92.2/84.3
注記 温度補正係数欄は,定格点灯時の値/高出力点灯時の値を示す。
(参考図)ランプ単体のランプ管壁温度の最冷部位置
口金下方鉛直点灯
水平点灯
ランプ下側[ハイマウント側b)]
ランプ下側[ハイマウント側b)]
注b) ハイマウント側は,ランプ点灯中に暗部が大きくなる側である。
19
C 8020:2012
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
附属書2表10−蛍光ランプの温度補正係数[高周波点灯専用環形(FHC41形)]
適用ランプ種別
形式1項a)
形式2項a)
注記
FHC
41
注a) 形式1項及び形式2項は,JIS C 7618-2による。
管壁温度及び温度補正係数
管壁温度
温度補正係数
管壁温度
温度補正係数
管壁温度
温度補正係数
管壁温度
温度補正係数
℃
%
℃
%
℃
%
℃
%
39
100.0
49
107.2
59
102.1
69
93.0
40
101.6
50
107.3
60
101.3
70
92.2
41
102.4
51
107.2
61
100.5
71
91.0
42
103.7
52
106.8
62
99.6
72
90.1
43
104.6
53
106.3
63
98.6
73
89.4
44
105.4
54
105.9
64
97.8
74
88.4
45
105.9
55
105.0
65
96.4
75
87.6
46
106.3
56
104.6
66
95.6
76
87.0
47
107.0
57
103.6
67
94.8
48
107.1
58
103.0
68
93.9
(参考図)ランプ単体のランプ管壁温度の最冷部位置
口金下方鉛直点灯
水平点灯
ランプ下側[ハイマウント側b)]
ランプ下側[ハイマウント側b)]
注b) ハイマウント側は,ランプ点灯中に暗部が大きくなる側である。
20
C 8020:2012
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
附属書2表11−蛍光ランプの温度補正係数(二重環形)
適用ランプ種別
形式1項a)
形式2項a)
注記
FHD
全て
注a) 形式1項及び形式2項は,JIS C 7618-2による。
管壁温度及び温度補正係数
管壁温度
温度補正係数
管壁温度
温度補正係数
管壁温度
温度補正係数
管壁温度
温度補正係数
℃
%
℃
%
℃
%
℃
%
39.5
100.0
51
109.4
63
101.1
75
89.9
40
101.1
52
109.2
64
100.1
76
89.0
41
103.0
53
108.8
65
99.1
77
88.2
42
104.6
54
108.3
66
98.1
78
87.4
43
106.0
55
107.7
67
97.2
79
86.7
44
107.1
56
107.1
68
96.2
80
85.9
45
108.0
57
106.3
69
95.2
81
85.2
46
108.6
58
105.6
70
94.3
82
84.4
47
109.1
59
104.7
71
93.4
83
83.7
48
109.4
60
103.9
72
92.5
49
109.6
61
103.0
73
91.6
50
109.6
62
102.0
74
90.7
(参考図)ランプ単体のランプ管壁温度の最冷部位置
水平点灯
ランプ下側(外側ガラス管の口金スリット側)
21
C 8020:2012
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
附属書2表12−蛍光ランプの温度補正係数(FHP32形)
適用ランプ種別
形式1項a)
形式2項a)
注記
FHP
32
注a) 形式1項及び形式2項は,JIS C 7618-2による。
管壁温度及び温度補正係数
管壁温度
温度補正係数
管壁温度
温度補正係数
管壁温度
温度補正係数
管壁温度
温度補正係数
℃
%
℃
%
℃
%
℃
%
40
95.1
52
101.0
64
90.1
76
72.7
41
96.5
53
100.6
65
88.8
77
71.3
42
97.7
54
100.0
66
87.4
78
69.9
43
98.7
55
99.4
67
86.0
79
68.6
44
99.6
56
98.7
68
84.5
80
67.2
45
100.3
57
97.9
69
83.1
81
66.0
46
100.8
58
97.0
70
81.0
82
64.8
47
101.2
59
96.0
71
80.1
83
63.6
48
101.4
60
95.0
72
78.6
84
62.6
49
101.5
61
93.8
73
77.1
85
61.6
50
101.4
62
92.6
74
75.6
51
101.3
63
91.4
75
74.2
(参考図)ランプ単体のランプ管壁温度の最冷部位置
口金上方鉛直点灯
水平点灯
ガラス管先端の外側
ガラス管先端の下側
図の全ての測定位置を測定し,最も温度の低い位置の温度を用いる。
22
C 8020:2012
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
附属書2表13−蛍光ランプの温度補正係数(FHP45形)
適用ランプ種別
形式1項a)
形式2項a)
注記
FHP
45
注a) 形式1項及び形式2項は,JIS C 7618-2による。
管壁温度及び温度補正係数
管壁温度
温度補正係数
管壁温度
温度補正係数
管壁温度
温度補正係数
管壁温度
温度補正係数
℃
%
℃
%
℃
%
℃
%
34
91.0
47
103.1
60
93.3
73
79.3
35
93.2
48
102.9
61
92.2
74
78.3
36
95.2
49
102.5
62
91.1
75
77.4
37
97.0
50
102.0
63
90.0
76
76.5
38
98.5
51
101.5
64
88.9
77
75.7
39
99.7
52
100.8
65
87.8
78
74.9
40
100.8
53
100.1
66
86.6
79
74.1
41
101.6
54
99.3
67
85.5
80
73.4
42
102.3
55
98.4
68
84.4
81
72.7
43
102.8
56
97.5
69
83.3
82
72.1
44
103.1
57
96.5
70
82.3
83
71.5
45
103.3
58
95.5
71
81.2
84
70.9
46
103.3
59
94.4
72
80.2
85
70.3
(参考図)ランプ単体のランプ管壁温度の最冷部位置
口金上方鉛直点灯
水平点灯
ガラス管先端の外側
ガラス管先端の下側
図の全ての測定位置を測定し,最も温度の低い位置の温度を用いる。
23
C 8020:2012
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
附属書2表14−蛍光ランプの温度補正係数(コンパクトP形)
適用ランプ種別
形式1項a)
形式2項a)
注記
FHP
32及び45を除く全て
FPL
全て
FPX
全て
注a) 形式1項及び形式2項は,JIS C 7618-2による。
管壁温度及び温度補正係数
管壁温度
温度補正係数
管壁温度
温度補正係数
管壁温度
温度補正係数
管壁温度
温度補正係数
℃
%
℃
%
℃
%
℃
%
40
100.0
52
98.1
64
86.5
76
75.8
41
100.7
53
97.3
65
85.5
77
75.0
42
101.2
54
96.4
66
84.5
78
74.3
43
101.6
55
95.5
67
83.6
79
73.6
44
101.9
56
94.6
68
82.6
80
73.0
45
101.9
57
93.6
69
81.7
81
72.4
46
101.6
58
92.6
70
80.8
82
71.9
47
101.2
59
91.6
71
79.9
83
71.6
48
100.7
60
90.6
72
79.0
84
71.3
49
100.2
61
89.5
73
78.2
85
71.1
50
99.6
62
88.5
74
77.4
51
98.9
63
87.5
75
76.6
(参考図)ランプ単体のランプ管壁温度の最冷部位置
口金上方鉛直点灯
水平点灯
ガラス管先端の外側
ガラス管先端の下側
図の全ての測定位置を測定し,最も温度の低い位置の温度を用いる。
注記 FPXの場合,口金部は図と異なるが,ガラス管部は同じである。
24
C 8020:2012
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
附属書2表15−蛍光ランプの温度補正係数(FPL/HF形)
適用ランプ種別
形式1項a)
形式2項a)
注記
FPL(/HF)
全て
“/HF”は,形式4項a)である。
注a) 形式1項,形式2項及び形式4項は,JIS C 7618-2による。
管壁温度及び温度補正係数
管壁温度
温度補正係数
管壁温度
温度補正係数
管壁温度
温度補正係数
管壁温度
温度補正係数
℃
%
℃
%
℃
%
℃
%
34
100.0
45
110.3
56
105.2
67
94.9
35
101.0
46
110.1
57
104.2
68
93.9
36
102.4
47
109.9
58
103.3
69
93.2
37
104.0
48
109.6
59
102.2
70
92.3
38
105.3
49
109.3
60
101.3
71
91.3
39
106.5
50
108.9
61
100.3
72
90.4
40
107.5
51
108.6
62
99.4
73
89.5
41
108.3
52
108.2
63
98.6
74
88.6
42
109.0
53
107.6
64
97.6
75
87.7
43
109.7
54
106.9
65
96.8
76
86.9
44
110.1
55
106.1
66
95.8
(参考図)ランプ単体のランプ管壁温度の最冷部位置
口金上方鉛直点灯
水平点灯
ガラス管先端の外側
ガラス管先端の下側
図の全ての測定位置を測定し,最も温度の低い位置の温度を用いる。
25
C 8020:2012
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
附属書2表16−蛍光ランプの温度補正係数(平面二重らせん形)
適用ランプ種別
形式1項
形式2項
注記
FHSC
15,20及び30
注記 この表に規定する蛍光ランプの形式1項及び形式2項は,JEL 211(参考文献参照)に規定されている。
管壁温度及び温度補正係数
管壁温度
温度補正係数
管壁温度
温度補正係数
管壁温度
温度補正係数
管壁温度
温度補正係数
℃
%
℃
%
℃
%
℃
%
47
100.0
56
106.0
65
98.2
74
89.7
48
101.8
57
105.7
66
97.2
75
88.8
49
102.9
58
105.2
67
96.3
76
87.9
50
103.9
59
104.5
68
95.3
77
87.0
51
104.8
60
103.6
69
94.3
78
86.2
52
105.4
61
102.3
70
93.4
79
85.3
53
105.8
62
101.3
71
92.5
80
84.5
54
106.1
63
100.2
72
91.5
81
83.6
55
106.1
64
99.2
73
90.6
82
82.8
(参考図)ランプ単体のランプ管壁温度の最冷部位置
水平点灯
ランプ下側(ランプ中心)
26
C 8020:2012
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
附属書2表17−蛍光ランプの温度補正係数(平面二重らせん形)
適用ランプ種別
形式1項
形式2項
注記
FHSC
75及び93
注記 この表に規定する蛍光ランプの形式1項及び形式2項は,JEL 211(参考文献参照)に規定されている。
管壁温度及び温度補正係数
管壁温度
温度補正係数
管壁温度
温度補正係数
管壁温度
温度補正係数
管壁温度
温度補正係数
℃
%
℃
%
℃
%
℃
%
40
100.1
53
105.8
66
97.4
79
83.2
41
101.1
54
105.6
67
96.3
80
82.2
42
102.1
55
105.3
68
95.2
81
81.2
43
103.0
56
105.0
69
94.1
82
80.2
44
103.7
57
104.5
70
93.0
83
79.2
45
104.4
58
103.9
71
91.8
84
78.1
46
104.9
59
103.3
72
90.7
85
77.0
47
105.4
60
102.6
73
89.7
86
75.9
48
105.7
61
101.9
74
88.6
87
75.0
49
106.0
62
101.1
75
87.6
88
74.1
50
106.1
63
100.2
76
86.4
89
73.1
51
106.1
64
99.3
77
85.3
90
72.0
52
106.0
65
98.4
78
84.3
(参考図)ランプ単体のランプ管壁温度の最冷部位置
水平点灯
ランプ下側[ハイマウント側a)]
注a) ハイマウント側は,ランプ点灯中に暗部が大きくなる側である。
27
C 8020:2012
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
附属書2表18−蛍光ランプの温度補正係数(二重らせん形)
適用ランプ種別
形式1項
形式2項
注記
FHSD
11,15及び20
注記 この表に規定する蛍光ランプの形式1項及び形式2項は,JEL 211(参考文献参照)に規定されている。
管壁温度及び温度補正係数
管壁温度
温度補正係数
管壁温度
温度補正係数
管壁温度
温度補正係数
管壁温度
温度補正係数
℃
%
℃
%
℃
%
℃
%
45.5
100.0
55
103.6
65
95.5
75
84.1
46
100.6
56
103.2
66
94.3
76
83.1
47
101.6
57
102.7
67
93.2
77
82.2
48
102.5
58
102.1
68
92.0
78
81.3
49
103.1
59
101.3
69
90.8
79
80.6
50
103.6
60
100.5
70
89.6
80
79.9
51
103.9
61
99.7
71
88.4
81
79.4
52
104.1
62
98.7
72
87.3
82
79.0
53
104.0
63
97.7
73
86.2
54
103.9
64
96.6
74
85.1
(参考図)ランプ単体のランプ管壁温度の最冷部位置
口金上方鉛直点灯
ランプ下側(ランプ中心)
28
C 8020:2012
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
附属書2表19−蛍光ランプの温度補正係数(角形)
適用ランプ種別
形式1項
形式2項
注記
FHG
30,40,50,60及び70
注記 この表に規定する蛍光ランプの形式1項及び形式2項は,JEL 211(参考文献参照)に規定されている。
管壁温度及び温度補正係数
管壁温度
温度補正係数
管壁温度
温度補正係数
管壁温度
温度補正係数
管壁温度
温度補正係数
℃
%
℃
%
℃
%
℃
%
38
79.0
47
99.0
56
106.0
65
102.0
39
82.0
48
100.0
57
106.0
66
100.0
40
85.0
49
100.9
58
106.0
67
99.0
41
87.0
50
102.0
59
106.0
68
97.0
42
89.0
51
103.0
60
105.0
69
96.0
43
92.0
52
103.9
61
105.0
70
94.0
44
94.0
53
105.0
62
103.9
71
92.0
45
95.0
54
105.0
63
103.9
72
90.0
46
97.0
55
106.0
64
103.0
73
88.0
(参考図)ランプ単体のランプ管壁温度の最冷部位置
水平点灯
ランプ下側[ハイマウント側a)]
注a) ハイマウント側は,ランプ点灯中に暗部が大きくなる側である。
29
C 8020:2012
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
附属書2表20−蛍光ランプの温度補正係数(二重角形)
適用ランプ種別
形式1項
形式2項
注記
FHW
73及び103
注記 この表に規定する蛍光ランプの形式1項及び形式2項は,JEL 211(参考文献参照)に規定されている。
管壁温度及び温度補正係数
管壁温度
温度補正係数
管壁温度
温度補正係数
管壁温度
温度補正係数
管壁温度
温度補正係数
℃
%
℃
%
℃
%
℃
%
35
90.9
45
102.9
55
107.0
65
103.2
36
92.4
46
103.7
56
107.0
66
102.3
37
93.9
47
104.1
57
106.9
67
101.4
38
95.3
48
105.0
58
106.7
68
100.5
39
96.6
49
105.5
59
106.4
69
99.4
40
97.9
50
105.9
60
106.1
70
98.3
41
99.0
51
106.3
61
105.9
71
97.6
42
100.0
52
106.6
62
105.1
72
95.7
43
101.1
53
106.8
63
104.6
73
94.4
44
102.0
54
106.9
64
103.9
(参考図)ランプ単体のランプ管壁温度の最冷部位置
水平点灯
ランプ下側(ブリッジ側の外側ガラス管)
参考文献 社団法人照明学会・技術規格JIES-008:1999 屋内照明基準,1999年8月15日
日本電球工業会規格 JEL 210 蛍光ランプ(一般照明用)
日本電球工業会規格 JEL 211 高周波点灯専用蛍光ランプ(一般照明用)
日本電球工業会規格 ガイド006 蛍光ランプの管壁温度と光出力