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まえがき 

この追補は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,工業標準原案を具

して日本工業規格を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正

したもので,これによって,JIS C 7709-0:2010は改正され,一部が置き換えられた。 

記事欄 

JIS C 7709-0追補3:2010発行後,IEC 60061の追補版IEC 60061-4 Amendment 12が発行されたことに伴

って改正を行った。 

  

日本工業規格          JIS 

C 7709-0:2012 

電球類の口金・受金及びそれらの 

ゲージ並びに互換性・安全性 

第0部 電球類の口金・受金及び 

それらのゲージ類の総括的事項 

(追補4) 

Lamp caps and holders together with gauges for the control of 

interchangeability and safety  Part 0: General information 

(Amendment 4) 

JIS C 7709-0:2010を,次のように改正する。 

C 7709-0:2012  

  

白   紙 

background image

C 7709-0:2012  

シートNo.0-0-4を,次のシートNo.0-0-5に置き換える。 

2010 

口金・受金及びそれらのゲージ類の総括的事項 

目次及びJIS/IEC対照表 

ページ 1/1 

2012 

項目 

シートNo. 

対応IECシートNo. 

備考 

口金及び受金の国際記号表記方式 

0-1-3 

7007-1-5 

改正 

電球類の口金及び受金寸法のゲージ
類並びに測定器類 

0-2-2 

7007-10-1 
7007-11-1 

電球類の口金及び受金の安全性 

0-3-2 

7007-6-2 

各シートの記号の表示方式 

0-4-2 

− 

電球類の口金及び受金の包装表示 

0-5-1 

− 

口金シートの“はんだ”の解釈 

0-6-1 

7007-12-1 

ランプソケット/コネクタ 

0-7-1 

7007-9-1 

工程中の適合試験(参考) 

0-8-1 

7007-13-1 

ランプ・スタータ一体形ソケット 

0-9-1 

7007-23-1 

一般照明分野における新規口金の 
ガイドライン 

0-10-1 

7007-14-1 

 
 

0-0-5 

C 7709-0:2012  

  

白   紙 

background image

C 7709-0:2012  

シートNo.0-1-2を次のシートNo.0-1-3に置き換える。 

2004 

口金及び受金の国際記号表記方式 

ページ 1/4 

2012 

1. 

まえがき 電球及び放電ランプなど(以下,電球類という。)の口金及び受金の種類を表す記号表記方式は,文字,

数字及び記号で構成されている。これは国際的に認められているので,可能な限りこれに従って表記を行うべきであ
る。この方式によって,製造業者間の比較ができ,それらの間に互換性がある場合には同じ記号を付けることができ
る。また,この方式を用いると口金と受金の種類の増加を防ぐ効果もある。新しい種類の口金及び受金が作られたと
きは,その表示記号はIEC Sub-committee 34Bの専門家グループEPCによって付けられる。 
 
2. 

口金及び受金の表示記号の付け方 表示記号の判読及び使用を容易にするために,表示はなるべく短く,読みや

すくするとともに,各部分が固有の意味をもつ文字,数字,記号などからなるようにする。1種類の口金と受金につ
いての表示記号は一つだけとし,表示記号の各項は間隔をあけずに直接つなげるか,接続を表す−,/,×などの記
号を付けるなどしてつなぐ。数値に小数点がある場合には,ドットで表す。 

口金の種類を表す表示は次に示すような (1)〜(6) までの文字,数字及び記号の組合せによる。 
口金の種類を表す記号の配列 
(1)   (2)   (3) − (4) / (5) × (6) 

(1) 口金の形を表す英字(表1) 

(2) 主要部の寸法の数字(表2) 

(3) コンタクト数を表す英小文字(表3) 

(4) 取付け上必要な重要部の寸法を表す数字 

(5) 全長を表す数字(C形の突起部の長さは含めない。)又は取付け上必要な位置を表す角度の数字 

(6) スカート径を表す数字(内径・外径及びフレア径)又は取付け上必要な位置を表す角度の数字 

 
 
 
 

0-1-3 

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C 7709-0:2012  

  

2004 

口金及び受金の国際記号表記方式 

ページ 2/4 

2012 

(1) 第1項は,表1に示す口金の形を表す1〜3字の英字の組合せを記す。ただし,受金についてもこの記号を適用す

る。 

表1 文字及び口金の形 

文字 

口金の形 

文字 

口金の形 


BA 
BAU 
BAX 
BAY 
BAZ 
BY 

CH 

EZ 
Fa 
FaX 
Fc 

GRX 
GU 
GX 
GY 
GYX 

差込形 
差込形 
差込形 
差込形 
差込形 
差込形 
差込形 
プリント基板用のもの 
熱伝導体をもつプリント基板用のもの 
ねじ込形(エジソン形のもの) 
ねじ込形 
単脚突出形(突出部が円筒のもの) 
単脚突出形(突出部が円筒のもの) 
単脚突出形(突出部が特殊な形状のもの) 
多脚突出形(ピン又は棒状突出部が2個以上) 
多脚突出形 
多脚突出形 
多脚突出形 
多脚突出形 
多脚突出形 

GZ 

PG 
PGJ 
PK 
PKX 
PX 
PY 
PZ 

 
RX 
 

 
SX 
 


 

多脚突出形 
定焦点形 
定焦点形 
定焦点形 
定焦点形 
定焦点形 
定焦点形 
定焦点形 
定焦点形 
くぼみ形コンタクト(端部にコンタクトのあ
るもの。) 
くぼみ形コンタクト(端部にコンタクトのあ
るもの。) 
ピンなし差込形(受金に口金を保持するため
の突出部のないもの。) 
ピンなし差込形(端部にコンタクトのあるも
の。) 
導線を成形し口金の代用にしたもの。 
B〜W以外のもので大文字Xの後に通し番号
を付ける。 

備考1. 口金に,大文字1字で表示する特性(例えば,定焦点など)以外に,更に付け加える特性がある場

合は,別の大文字を付けて示すことができる。2文字の場合,最も重要な特性を示す文字を先頭に
して,付加する特性を表す文字を順番に配列して表示する。 
例 PK22s 定焦点リードワイヤ接続式 

  2. 口金が電気的又は機械的要求から互換性がない場合は,最初の表示記号に大文字X,Y,Z,Uなど

加えるか,それでも不十分な場合は,記号を二つ又はそれ以上組み合わせる。また,口金軸にある
角度をもって機械的に固定しコンタクトする場合は,“J”の文字を付ける。 
例1. BY22d…特殊な用途に適合するB22d口金の一種。 
例2. GY16…G16口金と互換性のないG16口金の一種。 
例3. PGJ13…口金軸に,ある角度をもって接触するPG13口金。 

  3. 口金に熱伝導体をもつものには,表1に示す文字の後に,“H”の文字を追加して,第1項とする。

熱伝導体(heat spreader)は放熱器(heat sink)ではない。照明器具など,放熱器として機能する大
きな表面をもつものへ熱を伝えるものである。第2項は,表2の分類による。 
例1. GH76p…φ76の円周上に配された2本から5本のピンと熱伝導体をもつ口金。 
例2. PHJ65d…外径φ65で二つのコンタクト形と熱伝導体をもつ定焦点形口金。 

0-1-3 

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C 7709-0:2012  

2004 

口金及び受金の国際記号表記方式 

ページ 3/4 

2012 

(2) 第2項は,表2の分類によって,口金及び受金の主要部の寸法をミリメートル(mm)で表したときの概数値を記

す。 

表2 口金及び受金の主要部 

口金の形 

寸法を示す主要部 

B,BA,BAU,BAX,BAY,
BAZ,BY,S,SX 

E,EZ 
Fa,FaX,Fc 
G,GRX,GU,GX,GY,
GYX,GZ 
P,PG,PGJ,PK,PKX,
PX,PY,PZ 
R,RX 

口金胴の外径 
 
コンタクト取付部の外形 
ねじ部の外径 
口金突出部の外径又は外径に類似の寸法 
2脚のときは脚中心距離 
3脚以上のときは各脚の中心を通る円の直径 
口金胴の外径又は取付け上の重要部寸法 
 
差込絶縁物の最大部寸法 
封止部の厚さ×幅 

例1. G4 … 約4 mmの間隔のコンタクトピンをもつ口金。 
例2. Fa8 … 外径8 mmの1本のコンタクトピンをもつ口金。 
例3. W2.1×9.5d … 左右かって違いのコンタクトをもち,封止部の厚みが約2.1 mmで幅が約9.5 mmのウエッ

ジベース。 

(3) 第3項は,コンタクト(アイレット,ピン,脚など)の数を表す次の英小文字を記す。 

表3 コンタクトの数を表す英小文字 

コンタクト数 

表示記号 

1個の場合 
2個の場合 
3個の場合 
4個の場合 
5個の場合 

s (E,EZ,Fa,FaX,Fc形は省略する。) 
d (G形は省略してもよい。) 


例1. BA15d…二つのコンタクト(アイレット)をもつ口金。 
例2. G10q…4本のコンタクト(ピン)が突出している口金。 

(4) 第4項は,第3項の後に,“−”(ハイフン)を付けて,電球類の取付けに際して重要な位置を表す寸法の数字を

ミリメートル(mm)で示す。もし,取付け上必要な突起があるときは,この数字の後に更に“−”(ハイフン)
を付けて突起の数を表す数字を記す。ただし,第4項は必要がある場合に記し,省略することもできる。 
例 P15d-25-1…口金胴の外径約15 mmで,二つのコンタクトをもつ約25 mmの径に,一つの突起をもつフランジ

を組み合わせた定焦点形口金。 

 
 

0-1-3 

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C 7709-0:2012  

  

2004 

口金及び受金の国際記号表記方式 

ページ 4/4 

2012 

(5) 第5項は,“/”(スラッシュ)の後に口金又は受金の全長をミリメートル(mm)で表したときの概数値(この長

さは突き出している絶縁物は含むが,コンタクト及びピンの長さは含まない。)及び取付け上必要な構造の位置を
表す角度の概数値に記す。ただし,全長を表す必要のないときは省略してもよい。 
例 BA15s/19…口金胴外径約15 mm左右にピンが出ていて,1個のコンタクトをもち,全長約19 mmの差込形口

金。 

(6) 第6項は“×”(かける)記号の後にスカートの外径(G形は口金胴の外径)をミリメートル(mm)で表したと

きの概数値及び取付け上必要な構造の位置を表す角度の概数値を記す。さらに,誤使用防止のための構造を付加
しているものには,角度を表す末尾に英大文字を記し区別する。ただし,外径を表す必要のないときは省略して
もよい。 
例1. E26/51×39 …E26口金で全長約51 mm,スカートの外径約39 mmのねじ込形口金。 
例2. G6.35/15×19…約6.35 mmの間隔のコンタクトピンをもち,口金部の高さ約15 mm,幅約19 mmの多脚突

出形口金。 

例3. P43t-38/65×65A … P43t-38/65×65口金のフランジに誤使用防止のための切欠きを設けた定焦点口金。 

 
3. 受金の種類を表す記号 適合する口金の種類を表す記号を用いて,その後に“受金”を付記する。 

なお,多脚突出形口金の誤使用防止キーを受ける溝をもつ受金は,口金の種類を表す記号の後に“−”(ハイフ

ン)でつなぎ,キーと溝の組合せを示す数字と,受金の方式が2種類以上(回転式,差込式など)の場合はその
区分を示す英字を記し,その後に“受金”を付記する。 
例1. BA15s受金 … BA15s口金用受金。 
例2. GX10q-1A受金 … GX10q-1A口金用回転式受金。 
例3. GX10q-6B受金 … GX10q-6B口金用差込式受金。 

 
 

0-1-3