C 7709-0:2007
(1)
まえがき
この追補は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,日本工業標準調査
会の審議を経て,経済産業大臣が改正したもので,これによって,JIS C 7709-0:2004は改正され,一部が
置き換えられた。
C 7709-0:2007
(2)
白 紙
日本工業規格 JIS
C 7709-0:2007
電球類の口金・受金及びそれらの
ゲージ並びに互換性・安全性
第0部 電球類の口金・受金及び
それらのゲージ類の総括的事項
(追補2)
Lamp caps and holders together with gauges for the control of
interchangeability and safety
Part 0:General information
(Amendment 2)
JIS C 7709-0:2004の一部を,次のように改正する。
2
C 7709-0:2007
白 紙
3
C 7709-0:2007
シートNo. 0-0-2を,次のシートNo. 0-0-3に置き換える。
2004
口金・受金及びそれらのゲージ類の総括的事項
目次及び JIS/IEC 対照表
ページ 1/1
2007
項目
シートNo.
対応IEC シートNo.
備考
口金及び受金の国際記号表記方式
0-1-2
7007-1-4
電球類の口金及び受金寸法のゲージ
類並びに測定器類
0-2-2
7007-10-1
7007-11-1
改正
電球類の口金及び受金の安全性
0-3-2
7007-6-2
各シートの記号の表示方式
0-4-2
―
電球類の口金及び受金の包装表示
0-5-1
―
口金シートの“はんだ”の解釈
0-6-1
7007-12-1
ランプソケット/コネクタ
0-7-1
7007-9-1
新設
0-0-3
4
C 7709-0:2007
白 紙
5
C 7709-0:2007
シートNo. 0-2-1を,次のシートNo. 0-2-2に置き換える。
1997
電球類の口金及び受金寸法のゲージ類並びに
測定器類
ページ 1/1
2007
1. ゲージ類
1.1 ゲージ類の材料 材料は,JIS G 4404のSKS3又はそれと同等のものとする。
1.2 焼入れ硬度及び表面仕上げ ゲージ類の硬度と表面仕上げは,検査精度を確保するため,ゲージ類の
硬度と表面仕上げを規定する。
硬度(焼入れ後):ロックウェル硬度 55以上
表面仕上げ :0.4 μmRa
1.3 表示 ゲージには見やすいところに,次の事項を刻印又は彫刻すること。
形名,検(検査ゲージを表す。),通り又はGO,若しくは止り又はNOT GO,製造業者名又はその略号
及び製造年月。
2. 測定器類 口金及び受金の寸法を測定する場合は,必ず寸法精度に見合った測定器類を使用すること。
3. ゲージ類及び測定器類の定期点検 ゲージ類及び測定器類は適切な頻度で,点検を実施し,適切な精度
を確保すること。
注 ゲージ類及び測定器類の点検に必要な基本になるゲージ類及び測定器類は,国又は都道府県が指
定する検定機関若しくは対応可能な施設での検定を受けること。
備考 ゲージの使用,製作又は測定上で必要な構造物の変更があれば,ゲージの各部の寸法は規格の
目的を損じない限り任意とする。ただし,ねじ山部分設計のための“r”寸法については,図1
の計算方法を用いる。
h
h
b
r
2
2
2+
=
4
p
b=
4
max
1
max
d
d
h
−
=
図 1 ねじ山部分設計のための“r”寸法の計算方法
0-2-2
6
C 7709-0:2007
白 紙
7
C 7709-0:2007
シートNo. 0-6-1の後に,次のシートNo. 0-7-1を追加する。
2007
ランプソケット/コネクタ
ページ 1/1
1. 定義
1.1
ランプソケット(lamp holder) ランプを保持し,かつ,ランプと電気的に接続される部分(以下,
ソケット)。
1.2
ランプコネクタ(lamp connector) ランプは保持しないが,電気的な接続のための接触片(以下,コ
ネクタ)。
2. 総括 ソケットとコネクタの主な違いは,“ランプの保持”である。本来ソケットとの組合せで使用さ
れることを意図して設計されたランプであっても,指定箇所に保持するための機構が追加されているラン
プについては,コネクタとの組合せでも使用可能である。
ランプ発光部の中心線と口金の中心線の間には必ずある程度のズレ(オフセンター)があるので,これ
を補償するために,通常,ソケットには十分なフリースペースが設けられている。コネクタが追加の保持
機構と組み合わせて使われる場合,可動性や柔軟性のある取付け機構により,このオフセンターが補償さ
れなければならない。
3. 事例 φ50径の反射鏡とGU5.3口金を備えた一般照明用ハロゲン電球は,GX5.3口金を備えた一般照
明用ハロゲン電球の最大外郭寸法が同一である[JIS C 7527 ハロゲン電球(自動車用を除く)−性能規
定 データシート番号C 7527-JIS-6320-2参照]。したがって,φ50径の反射鏡とGU5.3口金を備えた一般
照明用ハロゲン電球は,反射鏡の縁でランプを保持する機能をもったGX5.3受金(ランプコネクタ)への
使用が可能である。
0-7-1
8
C 7709-0:2007
白 紙
9
C 7709-0:2007
附属書(参考)を,次のJISと対応する国際規格との対比表に置き換える。
附属書(参考)JISと対応する国際規格との対比表
JIS C 7709-0:2007 電球類の口金・受金及びそれらのゲージ並びに互換性・安全性 第0
部 電球類の口金・受金及びそれらのゲージ類の総括的事項(追補2)
IEC 60061-4:1990-02 電球類の口金・受金及びそれらのゲージ並びに互換
性・安全性 第4部 総括的事項
(Ⅰ)JISの規定
(Ⅱ)
国際規格番
号
(Ⅲ)国際規格の規定
(Ⅳ)JISと国際規格との技術的差異の
項目ごとの評価及びその内容
表示箇所:本体
表示方法:側線及び点線の下線
(Ⅴ)JISと国際規格との技術的
差異の理由及び今後の対策
項目
番号
内容
項目番号
内容
項目ごとの
評価
技術的差異の内容
1.
適用範囲
IEC 60061-4
FOREWORD 34B/874/FDISに基づく
INTRODUCTION: ガイドと総括事項
を示す。
MOD/追加
差異なし
JIS規格票の様式によった。
2.
引用規格
MOD/追加
JISを引用
JIS規格票の様式によった。
3.
定義
MOD/追加
用語の定義を入れた。
JIS規格票の様式によった。
0-1-2
口金及び受金の国際記
号表記方式
7007-1-4
口金及び受金の国際表記
方式
MOD/追加
文字例追加及び受金の種
類を表す記号を追加
国内で使用する機会が多い。
記号例採用
受金シートのIEC表記と整合
0-2-2
電球類の口金及び受金
寸法のゲージ類並びに
測定器類
7007-10-1
7007-11-1
ゲージの一般事項
ゲージの推奨公差
MOD/追加
測定器類については,
日本独自のものとして規
定した。
JIS使用者の利便のため,ゲージ
又は測定器を使用してよいこと
とした。
0-3-2
電球類の口金及び受金
の安全性
7007-6-2
完成ランプの口金におけ
る沿面距離と空間距離
MOD/削除
MOD/追加
IEC規格化の経緯解説部
分を削除
絶縁抵抗試験,耐圧試験,
耐火試験を追加
電気安全法との整合
0-4-2
各シートの記号の表示
方式
MOD/追加
JISの各シートの記号の
表示と配列を規定した。
IECには該当規格がないがJIS
使用者の利便を図った。
0-6-1
口金シートの“はんだ”
の解釈
7007-6-1
口金シートの“はんだ”
の解釈
IDT
差異なし
0-7-1
ランプソケット/コネ
クタ
7007-12-1
ソケットとコネクタの定
義を明らかにしたもの。
IDT
差異なし
JISと国際規格との対応の程度の全体評価:MOD
9
C
7
7
0
9
-0
:
2
0
0
7
10
C 7709-0:2007
備考1. 項目ごとの評価欄の記号の意味は,次のとおりである。
− IDT ······················ 技術的差異がない
− MOD/削除 ·············· 国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。
− MOD/追加 ·············· 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。
2. JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は次のとおりである。
− MOD ···················· 国際規格を修正している。
1
0
C
7
7
0
9
-0
:
2
0
0
7