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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

日本工業規格          JIS 

C 7606-1985 

ネオンランプ 

Negative−Glow Lamps 

1. 適用範囲 この規格は,表示用に用いるネオンランプ(以下,ランプという。)について規定する。 

なお,蛍光グローランプもこの規格に含めるものとする。 

引用規格: 

JIS B 7507 ノギス 

JIS C 1102 指示電気計器 

JIS C 5035 電子部品の端子強度試験方法 

JIS C 7709 電球類の口金及び受金 

JIS H 3100 銅及び銅合金の板及び条 

JIS H 4541 ジュメット線 

JIS Z 8113 照明用語 

JIS Z 8703 試験場所の標準状態 

関連規格:JIS C 6402 炭素皮膜固定抵抗器 

JIS C 6406 固定体抵抗器 

JIS C 6407 絶縁形炭素皮膜固定抵抗器 

JIS C 7710 電球類ガラス管球の形式の表わし方 

JIS C 7801 電球類試験方法通則 

IEC 68-2-21 Test U : Robustness of terminations and integral mounting devices 

2. 用語の意味 この規格で用いる主な用語の意味は,JIS Z 8113(照明用語)によるほか,次による。 

(1) 蛍光グローランプ ガラス球内面に塗布された蛍光体層と希ガスを具備し,希ガスの放電により放射

される紫外放射によって,蛍光体を励起し,その発光を表示用に用いるランプ 

(2) 初特性 エージングを行った後,規定の直列抵抗を用いた場合のランプの放電開始電圧及びグローの

広がり 

(3) グローの広がり 規定の直列抵抗を用い,定格電圧において点灯した場合の電極の光るべき部分に対

して,グローが覆っている部分の割合 

(4) 寿命 規定の直列抵抗を用い,定格電圧において連続点灯した場合,放電開始電圧が定格電圧の90%

になるまでの点灯時間又はランプのガラス球が著しく黒化して表示用として不適当となるまでの点灯

時間のうち,いずれか短い方の時間 

(5) 定格寿命 長期間にわたり製造された同一形式のランプの寿命の平均値に基づいて公表された寿命 

(6) ワイヤターミナル 口金のないランプにあって,ガラス球外に出ている導入線の部分 

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C 7606-1985  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

3. 形式 形式は,次の各項により表す。 

ネオンランプの形式 

備考1. 1項と2項の間には−を入れる。また4項と5項の間には/を入れる。 

2. 項が無表示になる場合は,次の項を続けて表示してもよい。 
3. 5項の表示で25となる場合は,表示を省略してもよい。 
4. 表示の例を次に示す。 

例1: NE-2 
例2: NE-2H/18 
例3: NE-2G  
例4: NE-10/E  

:管径6mm,長さ25mm,ワイヤターミナル形ネオンランプ(旧NE-2) 
:管径6mm,長さ18mm,ワイヤターミナル形高輝度ネオンランプ(旧NE-2H) 
:管径6mm,長さ25mm,ワイヤターミナル形蛍光グローランプ 
:管径10mm,長さ28mm,E形口金付ネオンランプ(旧NL-6) 

4. 性能 

4.1 

口金接着強さ 口金付ランプの接着強さは,7.2(2)に規定する試験を行ったとき,表の値に耐えなけ

ればならない。 

表 

単位 Nm 

口金 

ねじりモーメント 

BA 9s/13 

0.1 

E 10/14 

0.1 

BA 15d/19 

0.8 

E 26/25 

3.0 

備考:口金の記号は,JIS C 7709(電球

類の口金及び受金)による。 

4.2 

ワイヤターミナル曲げ強さ ワイヤターミナル曲げ強さは,7.2(3)に規定する試験を行ったとき,こ

れに耐えなければならない。 

4.3 

初特性 初特性は,7.2(4)に規定した試験を行ったとき,付表に適合しなければならない。 

4.4 

寿命 寿命は,7.2(5)に規定した試験を行ったとき,付表に適合しなければならない。 

5. 材料及び構造 ランプの材料及び構造は,次の各項目に適合しなければならない。 

(1) ガラス球は,無色で使用上差し支えあるきずその他の欠点がないこと。 

C 7606-1985  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

(2) 蛍光グローランプは,ガラス球内面に蛍光体が均一に塗布されていること。 

(3) ガラス球内には,ネオンガス又はその他適当なガスを封入してあること。 

(4) 導入線には,導電率の大きい良質の材料を用い,ガラス封じ部には,JIS H 4541(ジュメット線)に

規定したものを使用してあること。 

導入線と電極及び口金との接続は確実であること。 

ワイヤターミナルは,容易に切れないものであること。 

(5) 電極には,ニッケルその他の適当な金属を使ってあること。 

(6) 口金の導電部には,JIS H 3100(銅及び銅合金の板及び条)に規定する黄銅その他の適当な材料を,

また絶縁部にはガラスその他の適当な材料を使い,口金はランプ使用中緩まないよう適当な接着方法

で確実にガラス球に取り付けてあること。 

(7) 直列抵抗内蔵形ランプの直列抵抗の抵抗値の許容差は±5%とする。 

6. 寸法及び口金 寸法及び口金は,付表及び付図1による。 

7. 試験 

7.1 

試験条件 試験条件は,次による。 

(1) 試験用電源 試験用電源は,正弦波に近い周波数50Hz又は60Hzの交流電源とし,その電圧変動範囲

は±1%とする。ただし,寿命試験にあっては,電圧変動範囲は±2%とする。 

(2) 周囲温度及び相対湿度 試験場所の周囲温度及び相対湿度は特に規定する以外は,JIS Z 8703(試験

場所の標準状態)に規定する常温常湿とする。 

(3) 試験に使用する直列抵抗 試験に使用する直列抵抗の抵抗値の許容差は±2%とする。ただし,寿命試

験にあっては,抵抗値の許容差は±5%とする。 

なお,直列抵抗内蔵形ランプにあっては,外部に試験用直列抵抗は付加しない。 

(4) 計器 試験に使用する指示電気計器は,JIS C 1102(指示電気計器)に規定された0.5級以上のものと

する。 

7.2 

試験方法 試験方法は,次による。 

(1) 寸法及び外観 寸法は,JIS B 7507(ノギス)に規定されたノギス又はこれと同等以上の精度の測定

具を用いて試験する。外観(材料・構造及び表示)は,目視によって調べる。 

(2) 口金接着強さ試験 口金接着強さは,口金とガラス球との間にねじりモーメントを徐々に加えて試験

する。 

(3) ワイヤターミナル曲げ強さ試験 ワイヤターミナル曲げ強さは,JIS C 5035(電子部品の端子強度試

験方法)に規定された試験方法で試験し,ワイヤターミナルが鉛直になるように供試品を保持し,端

子の先端に2.5Nの力を加えられるおもりをつり下げ,約90度曲げた後,元の位置に戻す。更にこれ

を反対方向に同様の操作を行う。 

(4) 初特性試験 初特性は,通常室内光の下で付図3のように接続して試験する。 

備考1. ランプの特性測定時には測定に不必要な導体をランプから15cm以内に近づけないこと。 

2. 放電開始電圧の測定は,電圧を下から徐々に上げたとき,両極にグローが発生したときの電

圧値を読む。 

(5) 寿命試験 寿命は,付図3のように接続して試験する。ただし,あらかじめ直列抵抗値と寿命係数を

受渡当事者間で協定した場合は,その抵抗で点灯してもよい。 

C 7606-1985  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

なお,放電開始電圧は,(4)による。また,黒化の程度は目視によって行う。 

8. 検査 検査は7.によって次の各項目について行う。ただし受渡検査は,受渡当事者間の協定による。 

(1) 寸法及び外観 

(2) 口金接着強さ又はワイヤターミナル曲げ強さ 

(3) 初特性 

(4) 寿命 

9. 製品の呼び方 製品の呼び方は,名称及び形式による。 

例1: ネオンランプ    NE-2H/18 

例2: 蛍光グローランプ  NE-2G 

10. 表示 ランプには,次の事項を,ガラス球又は口金に表示しなければならない。ただし,ワイヤター

ミナル形ランプについては製品の表示は省略してもよいが,包装容器などには表示しなければならない。 

なお,当分の間付表の旧JISによる形式を併記することが望ましい。 

(1) 形式 

(2) 製造業者名又はその略号 

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5

C

 7

6

0

6

-1

9

8

5

  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

付表 形式・形状・寸法・口金・初特性及び定格寿命 

形式 

定格 
電圧 

ガラス球 

長さ 

口金 

ランプ形状 

電極形状 

初特性 

定格 
寿命 

標準直 
列抵抗 

旧JIS形式 

形式 

径 

mm 

放電開 
始電圧 

ランプ 
電流 
(参考) 

発光色 

グローの

広がり 

mm 

(付図1) 

(付図2) 

mA 

kΩ 

NE-2/X(1) 

100 

T 6 

6±1 

Y(1) 

ワイヤターミ
ナルの長さ25 
mm以上 

(1)-1 

又は 

(1)-2 

65以下 

0.3 

だいだい 80以上 

20 000 

150 

NE-2 

NE-2H/X(1) 

100 

T 6 

6±1 

Y(1) 

ワイヤターミ
ナルの長さ25 
mm以上 

(1)-1 

又は 

(1)-2 

85以下 

1.5 

だいだい 50以上 

20 000 

27 

NE-2C, NE-2H 

NE-10/B 

100 T10 10±1 

28±2 BA 9S/13 

(2) 

P-2又はW 

65以下 

0.3 

だいだい 80以上 

10 000 

100 

NE-51, NL-6S 

NE-10/E 

100 T10 10±1 

28±2 E 10/14 

(2) 

P-2 

65以下 

0.3 

だいだい 80以上 

10 000 

100 

NL-6 

NE-10H/B 

100 T10 10±1 

28±2 BA 9S/13 

(2) 

P-2A 

65以下 

だいだい 80以上 

10 000 

27 

NL-6CS 

NE-10H/E 

100 T10 10±1 

28±2 E 10/14 

(2) 

P-2A 

65以下 

だいだい 80以上 

10 000 

27 

NL-6C 

NE-15/B 

100 T15 15±1 

38±2 BA 15d/19 

(2) 

P-4 

65以下 

1.8 

だいだい 80以上 

7 500 

33 

NE-48 

NE-27/E 

100 T27 27±2 

73±2 E 26/25 

(2) 

P-1 

75以下 

10 

だいだい 80以上 

10 000 

NL-1 

NE45/E 

100  S45  45±2 

86±3 E 26/25 

(4) 

P-1 

75以下 

20 

だいだい 80以上 

10 000 2(内蔵) 

NE-34 

NE-2G/X(1) 

100 

T 6 

6±1 

Y(1) 

ワイヤターミ
ナルの長さ25 
mm以上 

(1)-1 

又は 

(1)-2 

85以下 

0.9 

緑 

− 

10 000 

56 

− 

NE-2GH/X(1) 

100 

T 6 

6±1 

Y(1) 

ワイヤターミ
ナルの長さ25 
mm以上 

(1)-1 

又は 

(1)-2 

85以下 

1.8 

緑 

− 

10 000 

27 

− 

注(1) Xは長さ区分記号を,YはXに対応する長さを表し,次による。 

長さ区分記号 (X) 

10 

13 

16 

18 

(19)※ 

25 

長さ mm     (Y) 

10±2 

13±2 

16±2 

18±2 

(19±2)※ 

25±2 

※ 当分の間使用することができる。 

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C 7606-1985  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

付図1 ランプ及び口金の形状・寸法 

付図2 電極の形状 

付図3 測定回路 

C 7606-1985  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

JIS C 7606ネオンランプ改正原案作成委員会 構成表 

氏名 

所属 

(委員長) 

三 嶋 泰 雄 

工業技術院電子技術総合研究所量子技術部 

(委員) 

○ 秋 山 繁 雄 

ハリソン電機株式会社大阪工場 

○ 岩 崎 喜一郎 

エレバム真空管株式会社 

内 山 友 和 

日本電信電話公社技術部 

門 松 はま子 

主婦連合会 

木 本   徹 

社団法人日本電子機械工業会 

◎ 河 本 康太郎 

株式会社東芝総合研究所 

菅 原 淳 夫 

財団法人日本規格協会 

○ 滝 波 定 平 

社団法人日本電球工業会 

寺 村   修 

東京都立工業高等専門学校 

中 川 靖 夫 

埼玉大学工学部 

広 野 允 士 

通商産業省機械情報産業局 

向 井   保 

工業技術院標準部電気規格課 

原     登 

日本自動販売機工業会 

○ 増 田   勝 

トヨスター株式会社関東工場 

宮 内 正 夫 

社団法人日本電気工業会 

○ 山 本 三 平 

メトロ電気工業株式会社愛知工場 

○ 若 林 光 雄 

スタンレー電気株式会社 

(関係者) 

* 齋 藤 哲 夫 

社団法人日本電球工業会 

○ 島 田 広 冶 

スタンレー電気株式会社 

* 土 橋 義 富 

株式会社東芝照明事業部 

○ 山 村 修 蔵 

工業技術院標準部電気規格課 

八 田   勲 

工業技術院標準部電気規格課 

備考 ◎:分科会主査  *:分科会幹事  ○:分科会委員