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C 7604:2006  

(1) 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

まえがき 

この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,社団法人日本電球

工業会 (JELMA)/財団法人日本規格協会 (JSA) から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべき

との申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。 

これによって,JIS C 7604 : 1999は改正され,この規格に置き換えられる。 

改正に当たっては,日本工業規格と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格の作成及び日

本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,IEC 60188 : 2001,High-pressure mercury 

vapour lamps−Performance specificationsを基礎として用いた。 

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に

抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許

権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に係る確認について,責任は

もたない。 

JIS C 7604には,次に示す附属書がある。 

附属書A(規定) 始動,安定時間及び再始動時間試験 

附属書B(規定) ランプの電気的及び光学的特性の測定方法 

附属書C(規定) 高圧水銀ランプの赤色比の測定方法 

附属書D(参考) 照明器具設計のための情報 

附属書1(規定) ランプの形式記号 

附属書2(参考) JISと対応する国際規格との対比表 

C 7604:2006  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

目 次 

ページ 

序文 ··································································································································· 1 

第1章 一般事項 ················································································································· 1 

1.1 適用範囲 ······················································································································ 1 

1.2 引用規格 ······················································································································ 1 

1.3 定義 ···························································································································· 2 

1.4 性能 ···························································································································· 3 

1.4.1 一般事項 ···················································································································· 3 

1.4.2 寸法 ·························································································································· 3 

1.4.3 口金 ·························································································································· 3 

1.4.4 始動特性,安定時間及び再始動時間 ················································································ 3 

1.4.5 電気的特性 ················································································································· 3 

1.4.6 光学的特性 ················································································································· 3 

1.4.7 赤色比(蛍光膜付きランプだけ) ··················································································· 3 

1.4.8 電源急降下におけるランプの安定性 ················································································ 3 

1.5 照明器具設計のための情報······························································································· 3 

1.5A ランプ形式 ················································································································· 3 

第2章 ランプデータシート ·································································································· 4 

2.1 ランプデータシート番号の付与方法 ··················································································· 4 

2.2 ランプデータシート ······································································································· 4 

2.2.1 ランプデータシート ····································································································· 4 

2.2.2 最大ランプ寸法及び口金に対するガラス軸の傾き ······························································ 4 

附属書A(規定)始動,安定時間及び再始動時間試験································································· 16 

附属書B(規定)ランプの電気的及び光学的特性の測定方法 ························································ 18 

附属書C(規定)高圧水銀ランプの赤色比の測定方法································································· 20 

附属書D(参考)照明器具設計のための情報 ············································································ 21 

附属書1(規定)ランプの形式記号 ························································································· 22 

附属書2(参考)JISと対応する国際規格との対比表 ·································································· 23 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

日本工業規格          JIS 

C 7604:2006 

高圧水銀ランプ−性能規定 

High-pressure mercury vapour lamps-Performance specifications 

序文 この規格は,2001年に第3版として発行されたIEC 60188,High-pressure mercury vapour lamps−

Performance specificationsを翻訳し,技術的内容を変更して作成した日本工業規格である。 

なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,原国際規格を変更している事項である。変

更の一覧表をその説明を付けて,附属書2(参考)に示す。 

第1章 一般事項 

1.1 

適用範囲 この規格は,JIS C 8110に規定する安定器を用いて点灯する,赤色補正蛍光膜付き及び

赤色補正蛍光膜なしの一般照明に用いる高圧水銀ランプ(以下,ランプという。)の性能について規定する。

この規格の要求事項の一部は,関連するデータシートに規定する。この規格の適用範囲に入るが,この規

格のデータシートに規定していないその他のランプのデータシートは,ランプ製造業者又は責任ある販売

業者によって示される。この規格の要求事項は,形式検査についてだけ適用する。 

備考1. この規格に規定する要求事項及び許容誤差は,形式試験のために製造業者から提供された形

式試験サンプルに対する試験に適用される。通常,この形式試験用サンプルは,生産品の代

表的,かつ,できるだけ中央値に近い特性を有するものであることが望ましい。形式試験用

サンプルに従って製造された多くの製品は,通常,この規格の許容誤差範囲にある。しかし

ながら製品のばらつきのために,場合によってはその定められた許容誤差を逸脱する製品が

出ることは避けられない。試験のためのサンプリングの計画及び手順の指針は,IEC 60410

を参照。 

2. この規格の対応国際規格を,次に示す。 

なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21に基づき,IDT(一致している),MOD

(修正している),NEQ(同等でない)とする。 

IEC 60188 : 2001,High-pressure mercury vapour lamps−Performance specifications (MOD) 

1.2 

引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成

する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 

JIS C 7624 放電ランプ(蛍光ランプを除く)−安全規定 

備考 IEC 62035,Discharge lamps (excluding fluorescent lamps)−Safety specificationsからの引用事項

は,この規格の該当事項と同等である。 

JIS C 8110 高圧水銀灯安定器及び低圧ナトリウム灯安定器 

備考 IEC 60923,Auxiliaries for lamps−Ballasts for discharge lamps (excluding tubular fluorescent 

C 7604:2006  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

lamps)−Performance requirementsからの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。 

JIS Z 8113 照明用語 

備考 IEC 60050-845,International Electrotechnical Vocabulary−Chapter 845 : Lightingからの引用事項

は,この規格の該当事項と同等である。 

JIS Z 8120 光学用語 

IEC 60410,Sampling plans and procedures for inspection by attributes 

1.3 

定義 この規格で用いる主な用語の定義は,JIS Z 8113及びJIS Z 8120によるほか,次による。 

1.3.1 

高圧水銀ランプ [high pressure mercury (vapour) lamp] 光の大部分が,直接又は間接に,点灯中の分

圧が100 kPaを超える水銀蒸気からの放射によって発生する高輝度放電ランプ。 

備考 この用語は,透明形,蛍光体塗布(蛍光水銀)形及び安定器内蔵形の水銀ランプすべてを含む。 

1.3.2 

名目数値 (nominal value) (IEC規格では規定しているが,定格値でランプを識別することができ

るため,この規格では規定していない。) 

1.3.3 

定格値 (rated value) ランプを規定の条件で点灯した場合の,製造業者又は責任ある販売業者が公

表したランプの数値。 

1.3.4 

ランプ始動電圧 (lamp starting voltage) ランプ始動時のランプ端子間の実効電圧。 

1.3.4A 始動 (starting) ランプ主電極間で,アーク放電が開始する現象。 

1.3.4B 安定時間 (warm-up time) ランプが始動してから,規定の定格入力電圧でランプ電圧が安定な状態

となるまでの時間。 

1.3.4C 再始動時間 (restarting time) ランプ電圧が安定な状態にあるランプを,消灯してから直ちに規定

の入力電圧を印加し,ランプが再び始動するまでの時間。 

1.3.5 

最低無負荷電圧 (minimum open circuit voltage for stable operation) ランプを安定に点灯させる最低

無負荷電圧(チョークコイル形安定器)。 

1.3.6 

初特性 (initial readings) 100時間エージングしたランプの諸特性。 

1.3.6A 定格全光束 (rated luminous flux) 製造業者又は責任ある販売業者が公表した全光束値。 

1.3.7 赤色比 (red ratio) ランプの可視光域放射のうち,可視スペクトルの波長600 nm以上の赤成分の比。 

1.3.8 

試験用安定器 (reference ballast) ランプ試験用,供試安定器との比較用又は基準ランプ選別用に設

計された特別のチョークコイル形安定器。 

1.3.9 

基準電流 (calibration current) 試験用安定器を基準に,校正・制御された電流値。 

1.3.10 形式検査 (type test) 製品が関連する設計仕様の要求に適合することを判定するために形式検査用

サンプルに対して行う試験。 

1.3.11 形式検査用サンプル (type test sample) 形式検査のために,製造業者又は責任ある販売業者によっ

て提供された一つ又は複数のユニットで構成されたサンプル。 

1.3.11A 光中心距離 (light center length) 口金先端から主電極間の中央までの距離。 

1.3.11B ネック長さ (lamp neck length) 口金の先端から,ランプデータシートに示すネック径の最大値よ

り2 mm大きいガラス球の部分までをランプ軸に平行に測定した長さ。 

C 7604:2006  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

1.4 

性能  

1.4.1 

一般事項 ランプは,JIS C 7624に適合しなければならない。ランプは正常で許容された条件下で

使用する場合,その性能は信頼される設計になっていなければならない。一般的に,次の項目の性能要求

事項を満足しなければならない。また,この要求事項は,全生産品の95 %に適合するものである。 

(IEC規格では,ランプ電圧の範囲(HV:70 V〜180 V及びEHV:>180 V)でランプのクラス分けを

しているが,この規格では,国内においてランプ電圧が180 Vを超えるランプが存在しないため,ランプ

電圧によるクラス分けをしていない。) 

1.4.2 

寸法 ランプ寸法は,該当するランプデータシートに規定する値を満足しなければならない。 

1.4.3 

口金 完成したランプの口金は,JIS C 7624の4.3.1に適合しなければならない。 

1.4.4 

始動特性,安定時間及び再始動時間 ランプは,附属書Aに従って試験を行ったとき,関連する

ランプデータシートに示す始動時間内に始動しなければならない。そして,最低1分間は点灯していなけ

ればならない。また,安定時間は,附属書AのA.2Aに従って試験を行ったとき,関連するランプデータ

シートの値に適合しなければならない。再始動時間は,附属書AのA.2Bに従って試験を行ったとき,関

連するランプデータシートに示す再始動時間内に再始動しなければならない。 

備考 通常定格電圧の100 %電圧においては,−5 ℃まで温度が下がった状態でも始動しなければな

らない。 

1.4.5 

電気的特性 ランプ電圧は,附属書Bに示す試験条件で測定したとき,関連するランプデータシ

ートの値の範囲内になければならない。ランプ電力は,附属書Bの試験条件で測定したとき,関連するラ

ンプデータシートの値の最大値を超えてはならない。 

1.4.6 

光学的特性 全光束値は,附属書Bの試験条件で測定したとき,定格値の90 %以上でなければな

らない。ただし,100 W以下の低ワットのランプの全光束値は,定格値の83 %以上でなければならない。 

1.4.7 

赤色比(蛍光膜付きランプだけ) 赤色比は,附属書B及び附属書Cの試験条件で測定したとき,

7 %以上(参考)であるのが望ましい。 

1.4.8 

電源急降下におけるランプの安定性 定格電圧が0.5秒以内に,100 %から90 %に降下したとき,

少なくとも5秒間は消えてはならない。 

1.5 

照明器具設計のための情報 附属書Dに照明器具設計のための情報を示す。 

1.5A ランプ形式 ランプの形式記号は,附属書1による。 

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C 7604:2006  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

第2章 ランプデータシート 

2.1 ランプデータシート番号の付与方法 各ランプデータシートの番号は,次の (1) から (3) までの組

合せからなる配列の記号による。 

ランプデータシート番号の配列   (1) − JIS − (2) − (3) 

版番号 

各シートを表す数値 

この規格の番号 “C7604” 

2.2 ランプデータシート  

2.2.1 ランプデータシート ランプの寸法を示す図は,データシート番号C7604-JIS-01による。この規格

によるランプデータシートは,表1による。 

表 1 ランプデータシート番号 

定格ランプ電力 (W) 

口金 

ランプデータシート番号 

40 

E26 

C7604-JIS-0100-1 

80 

E26 

C7604-JIS-0200-1 

100 

E26 

C7604-JIS-0300-1 

200 

E39 

C7604-JIS-0400-1 

250 

E39 

C7604-JIS-0500-1 

300 

E39 

C7604-JIS-0600-1 

400 

E39 

C7604-JIS-0700-1 

700 

E39 

C7604-JIS-0800-1 

1 000 

E39 

C7604-JIS-0900-1 

2.2.2 最大ランプ寸法及び口金に対するガラス軸の傾き 最大ランプ寸法及び口金に対するガラス軸の傾

きは,ランプデータシートによる。 

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C 7604:2006  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

ランプ寸法位置データシート 

高圧水銀ランプ 

ページ1/2 

 
 

ガラス球の形状B 

ガラス球の形状BT 

 
 
 

C7604-JIS-01 

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C 7604:2006  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

ランプ寸法位置データシート 

高圧水銀ランプ 

ページ2/2 

 
 

ガラス球の形状R 

C7604-JIS-01 

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C 7604:2006  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

ランプデータシート 

高圧水銀ランプ 

 
 

定格ランプ電力:40 W 

ガラス球の形状:B  

ランプ寸法 

種類 

ガラス球

の形状 

ガラス球径 

(最大) 

(mm) 

全長 

(最大) 

(mm) 

光中心 

距離 

(mm) 

ネック径 
(最大) 

(mm) 

ネック長さ 

(最小) 

(mm) 

口金に対する 

ガラス軸の傾き

(最大) 

(°) 

口金  

透明形 

61 

132 

84±5 

35 

36 

E26 

蛍光形 

− 

ランプ始動試験,安定時間及び再始動時間 

項目 

試験電圧 (V) 

仕様 

始動時間 (最大値) 

180 

10(秒) 

安定時間 (最大値)(1) 

200 

 8(分) 

再始動時間(最大値) 

200 

10(分) 

ランプ電気的初特性 

項目 

目標値 

最大値 

最小値 

ランプ電圧 

(V) 

90 

105 

75 

ランプ電流 

(A) 

   0.53 

− 

− 

ランプ電力 

(W) 

40 

42 

− 

試験用安定器特性 

項目 

仕様 

定格周波数 

(Hz) 

50/60 

定格電圧 

(V) 

200 

基準電流 

(A) 

0.53 

インピーダンス 

(Ω) 

300±0.5 % 

力率 

0.075±0.005 

安定器設計上の情報 

項目 

最大値 

最小値 

立ち上がり電流 

(A) 

0.90 

0.53 

 
 

注(1) 安定時間の試験方法は,附属書AのA.2Aによる。 
備考 IEC 60188には,このデータシートに該当するデータシートはない。 

C7604-JIS-0100-1 

background image

C 7604:2006  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

ランプデータシート 

高圧水銀ランプ 

 
 

定格ランプ電力:80 W 

ガラス球の形状:B,BT  

ランプ寸法 

種類 

ガラス球

の形状 

ガラス球径 

(最大) 

(mm) 

全長 

(最大) 

(mm) 

光中心 

距離 

(mm) 

ネック径 
(最大) 

(mm) 

ネック長さ 

(最小) 

(mm) 

口金に対する 

ガラス軸の傾き 

(最大) 

(°) 

口金   

透明形 

B又はBT 

72 

180 

115±5 

43 

55 

E26   

蛍光形 

− 

ランプ始動試験,安定時間及び再始動時間 

項目 

試験電圧 (V) 

仕様 

始動時間 (最大値) 

180 

10(秒) 

安定時間 (最大値)(1) 

200 

 8(分) 

再始動時間(最大値) 

200 

10(分) 

ランプ電気的初特性 

項目 

目標値 

最大値 

最小値 

ランプ電圧 

(V) 

115 

130 

100 

ランプ電流 

(A) 

   0.80 

− 

− 

ランプ電力 

(W) 

80 

84 

− 

試験用安定器特性 

項目 

仕様 

定格周波数 

(Hz) 

50/60 

定格電圧 

(V) 

200 

基準電流 

(A) 

0.80 

インピーダンス 

(Ω) 

168±0.5 % 

力率 

0.088±0.015 

安定器設計上の情報 

項目 

最大値 

最小値 

立ち上がり電流 

(A) 

1.40 

0.80 

 
 

注(1) 安定時間の試験方法は,附属書AのA.2Aによる。 

備考 IEC 60188には,このデータシートに該当するデータシートはない。 

C7604-JIS-0200-1 

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C 7604:2006  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

ランプデータシート 

高圧水銀ランプ 

 
 

定格ランプ電力:100 W 

ガラス球の形状:B,BT,R  

ランプ寸法 

種類 

ガラス球の

形状 

ガラス球径 

(最大) 

(mm) 

全長 

(最大) 

(mm) 

光中心 

距離 

(mm) 

ネック径 
(最大) 

(mm) 

ネック長さ 

(最小) 

(mm) 

口金に対する 

ガラス軸の傾き 

(最大) 

(°) 

口金 

透明形 

B又はBT 

72 

180 

115±5 

43 

55 

E26 

蛍光形 

− 

反射形 

132 

210 

− 

43 

47 

ランプ始動試験,安定時間及び再始動時間 

項目 

試験電圧 (V) 

仕様 

始動時間 (最大値) 

180 

10(秒) 

安定時間 (最大値)(1) 

200 

 8(分) 

再始動時間(最大値) 

200 

10(分) 

ランプ電気的初特性 

項目 

目標値 

最大値 

最小値 

ランプ電圧 

(V) 

115 

130 

100 

ランプ電流 

(A) 

     1.00 

− 

− 

ランプ電力 

(W) 

100 

105 

− 

試験用安定器特性 

項目 

仕様 

定格周波数 

(Hz) 

50/60 

定格電圧 

(V) 

200 

基準電流 

(A) 

1.00 

インピーダンス 

(Ω) 

137±0.5 % 

力率 

0.080±0.011 

安定器設計上の情報 

項目 

最大値 

最小値 

立ち上がり電流 

(A) 

1.70 

1.00 

 
 

注(1) 安定時間の試験方法は,附属書AのA.2Aによる。 
備考 IEC 60188には,このデータシートに該当するデータシートはない。 

C7604-JIS-0300-1 

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10 

C 7604:2006  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

ランプデータシート 

高圧水銀ランプ 

 
 

定格ランプ電力:200 W 

ガラス球の形状:B,BT,R  

ランプ寸法 

種類 

ガラス球の

形状 

ガラス球径 

(最大) 

(mm) 

全長 

(最大) 

(mm) 

光中心 

距離 

(mm) 

ネック径 
(最大) 

(mm) 

ネック長さ 

(最小) 

(mm) 

口金に対する 

ガラス軸の傾き 

(最大) 

(°) 

口金 

透明形 

B又はBT 

102 

250 

160±5 

53 

82 

E39 

蛍光形 

− 

反射形 

205 

350 

− 

58 

98 

ランプ始動試験,安定時間及び再始動時間 

項目 

試験電圧 (V) 

仕様 

始動時間 (最大値) 

180 

10(秒) 

安定時間 (最大値)(1) 

200 

 8(分) 

再始動時間(最大値) 

200 

10(分) 

ランプ電気的初特性 

項目 

目標値 

最大値 

最小値 

ランプ電圧 

(V) 

120 

135 

105 

ランプ電流 

(A) 

    1.90 

− 

− 

ランプ電力 

(W) 

200 

210 

− 

試験用安定器特性 

項目 

仕様 

定格周波数 

(Hz) 

50/60 

定格電圧 

(V) 

200 

基準電流 

(A) 

1.90 

インピーダンス 

(Ω) 

72.60±0.5 % 

力率 

0.065±0.008 

安定器設計上の情報 

項目 

最大値 

最小値 

立ち上がり電流 

(A) 

3.20 

1.90 

 
 

注(1) 安定時間の試験方法は,附属書AのA.2Aによる。 
備考 IEC 60188には,このデータシートに該当するデータシートはない。 

C7604-JIS-0400-1 

background image

11 

C 7604:2006  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

ランプデータシート 

高圧水銀ランプ 

 
 

定格ランプ電力:250 W 

ガラス球の形状:B,BT,R  

ランプ寸法 

種類 

ガラス球の

形状 

ガラス球径 

(最大) 

(mm) 

全長 

(最大) 

(mm) 

光中心 

距離 

(mm) 

ネック径 
(最大) 

(mm) 

ネック長さ 

(最小) 

(mm) 

口金に対する 

ガラス軸の傾き 

(最大) 

(°) 

口金 

透明形 

B又はBT 

102 

250 

160±5 

53 

82 

E39 

蛍光形 

− 

反射形 

205 

350 

− 

58 

98 

ランプ始動試験,安定時間及び再始動時間 

項目 

試験電圧 (V) 

仕様 

始動時間 (最大値) 

180 

10(秒) 

安定時間 (最大値)(1) 

200 

 8(分) 

再始動時間(最大値) 

200 

10(分) 

ランプ電気的初特性 

項目 

目標値 

最大値 

最小値 

ランプ電圧 

(V) 

130 

145 

115 

ランプ電流 

(A) 

    2.10 

− 

− 

ランプ電力 

(W) 

250 

263 

− 

試験用安定器特性 

項目 

仕様 

定格周波数 

(Hz) 

50/60 

定格電圧 

(V) 

200 

基準電流 

(A) 

2.10 

インピーダンス 

(Ω) 

60.00±0.5 % 

力率 

0.064±0.008 

安定器設計上の情報 

項目 

最大値 

最小値 

立ち上がり電流 

(A) 

3.70 

2.10 

 
 

注(1) 安定時間の試験方法は,附属書AのA.2Aによる。 
備考 IEC 60188には,このデータシートに該当するデータシートはない。 

C7604-JIS-0500-1 

background image

12 

C 7604:2006  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

ランプデータシート 

高圧水銀ランプ 

 
 

定格ランプ電力:300 W 

ガラス球の形状:B,BT,R  

ランプ寸法 

種類 

ガラス球の

形状 

ガラス球径 

(最大) 

(mm) 

全長 

(最大) 

(mm) 

光中心 

距離 

(mm) 

ネック径 
(最大) 

(mm) 

ネック長さ 

(最小) 

(mm) 

口金に対する 

ガラス軸の傾き 

(最大) 

(°) 

口金 

透明形 

B又はBT 

122 

295 

185±5 

58 

82 

E39 

蛍光形 

− 

反射形 

205 

350 

− 

58 

98 

ランプ始動試験,安定時間及び再始動時間 

項目 

試験電圧 (V) 

仕様 

始動時間 (最大値) 

180 

10(秒) 

安定時間 (最大値)(1) 

200 

 8(分) 

再始動時間(最大値) 

200 

10(分) 

ランプ電気的初特性 

項目 

目標値 

最大値 

最小値 

ランプ電圧 

(V) 

130 

145 

115 

ランプ電流 

(A) 

    2.50 

− 

− 

ランプ電力 

(W) 

300 

315 

− 

試験用安定器特性 

項目 

仕様 

定格周波数 

(Hz) 

50/60 

定格電圧 

(V) 

200 

基準電流 

(A) 

2.50 

インピーダンス 

(Ω) 

50.40±0.5 % 

力率 

0.060±0.007 

安定器設計上の情報 

項目 

最大値 

最小値 

立ち上がり電流 

(A) 

4.30 

2.50 

 
 

注(1) 安定時間の試験方法は,附属書AのA.2Aによる。 
備考 IEC 60188には,このデータシートに該当するデータシートはない。 

C7604-JIS-0600-1 

background image

13 

C 7604:2006  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

ランプデータシート 

高圧水銀ランプ 

 
 

定格ランプ電力:400 W 

ガラス球の形状:B,BT,R  

ランプ寸法 

種類 

ガラス球の

形状 

ガラス球径 

(最大) 

(mm) 

全長 

(最大) 

(mm) 

光中心 

距離 

(mm) 

ネック径 
(最大) 

(mm) 

ネック長さ 

(最小) 

(mm) 

口金に対する 

ガラス軸の傾き 

(最大) 

(°) 

口金 

透明形 

B又はBT 

122 

295 

185±5 

58 

82 

E39 

蛍光形 

− 

反射形 

205 

350 

− 

58 

98 

ランプ始動試験,安定時間及び再始動時間 

項目 

試験電圧 (V) 

仕様 

始動時間 (最大値) 

180 

10(秒) 

安定時間 (最大値)(1) 

200 

 8(分) 

再始動時間(最大値) 

200 

10(分) 

ランプ電気的初特性 

項目 

目標値 

最大値 

最小値 

ランプ電圧 

(V) 

130 

145 

115 

ランプ電流 

(A) 

     3.30 

− 

− 

ランプ電力 

(W) 

400 

420 

− 

試験用安定器特性 

項目 

仕様 

定格周波数 

(Hz) 

50/60 

定格電圧 

(V) 

200 

基準電流 

(A) 

3.30 

インピーダンス 

(Ω) 

38.20±0.5 % 

力率 

0.048±0.005 

安定器設計上の情報 

項目 

最大値 

最小値 

立ち上がり電流 

(A) 

5.70 

3.30 

 
 

注(1) 安定時間の試験方法は,附属書AのA.2Aによる。 
備考 IEC 60188には,このデータシートに該当するデータシートはない。 

C7604-JIS-0700-1 

background image

14 

C 7604:2006  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

ランプデータシート 

高圧水銀ランプ 

 
 

定格ランプ電力:700 W 

ガラス球の形状:B,BT,R  

ランプ寸法 

種類 

ガラス球の

形状 

ガラス球径 

(最大) 

(mm) 

全長 

(最大) 

(mm) 

光中心 

距離 

(mm) 

ネック径 
(最大) 

(mm) 

ネック長さ 

(最小) 

(mm) 

口金に対する 

ガラス軸の傾き 

(最大) 

(°) 

口金 

透明形 

B又はBT 

152 

375 

240±7 

66 

110 

E39 

蛍光形 

− 

反射形 

293 

470 

− 

82 

125 

ランプ始動試験,安定時間及び再始動時間 

項目 

試験電圧 (V) 

仕様 

始動時間 (最大値) 

180 

10(秒) 

安定時間 (最大値)(1) 

200 

 8(分) 

再始動時間(最大値) 

200 

10(分) 

ランプ電気的初特性 

項目 

目標値 

最大値 

最小値 

ランプ電圧 

(V) 

130 

145 

115 

ランプ電流 

(A) 

    5.90 

− 

− 

ランプ電力 

(W) 

700 

735 

− 

試験用安定器特性 

項目 

仕様 

定格周波数 

(Hz) 

50/60 

定格電圧 

(V) 

200 

基準電流 

(A) 

5.90 

インピーダンス 

(Ω) 

21.40±0.5 % 

力率 

0.046±0.005 

安定器設計上の情報 

項目 

最大値 

最小値 

立ち上がり電流 

(A) 

10.00 

5.90 

 
 

注(1) 安定時間の試験方法は,附属書AのA.2Aによる。 
備考 IEC 60188には,このデータシートに該当するデータシートはない。 

C7604-JIS-0800-1 

background image

15 

C 7604:2006  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

ランプデータシート 

高圧水銀ランプ 

 
 

定格ランプ電力:1 000 W 

ガラス球の形状:B,BT,R  

ランプ寸法 

種類 

ガラス球の

形状 

ガラス球径 

(最大) 

(mm) 

全長 

(最大) 

(mm) 

光中心 

距離 

(mm) 

ネック径 
(最大) 

(mm) 

ネック長さ 

(最小) 

(mm) 

口金に対する 

ガラス軸の傾き 

(最大) 

(°) 

口金 

透明形 

B又はBT 

182 

410 

245±7 

66 

102 

E39 

蛍光形 

− 

反射形 

305 

540 

− 

82 

125 

ランプ始動試験,安定時間及び再始動時間 

項目 

試験電圧 (V) 

仕様 

始動時間 (最大値) 

180 

10(秒) 

安定時間 (最大値)(1) 

200 

 8(分) 

再始動時間(最大値) 

200 

10(分) 

ランプ電気的初特性 

項目 

目標値 

最大値 

最小値 

  

  ランプ電圧 

(V) 

 130 

 145 

115 

  

  ランプ電流 

(A) 

      8.30 

− 

− 

  

  ランプ電力 

(W) 

1 000 

1 050 

− 

  

試験用安定器特性 

項目 

仕様 

  

  定格周波数 

(Hz) 

50/60 

  

  定格電圧 

(V) 

200 

  

  基準電流 

(A) 

8.30 

  

  インピーダンス 

(Ω) 

15.40±0.5 % 

  

  力率 

0.038±0.004 

  

安定器設計上の情報 

項目 

最大値 

最小値 

  

  立ち上がり電流 

(A) 

13.70 

8.30 

  

 
 

注(1) 安定時間の試験方法は,附属書AのA.2Aによる。 
備考 IEC 60188には,このデータシートに該当するデータシートはない。 

C7604-JIS-0900-1 

16 

C 7604:2006  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

附属書A(規定)始動,安定時間及び再始動時間試験 

A.1 一般事項  

A.1A 供試ランプ この試験に用いるランプは,試験を行う前の5時間は点灯しない。 

A.1B 特性測定のための試験条件 電源周波数は,50 Hz又は60 Hzで,附属書A図1の回路を用い,周

囲温度20〜30 ℃で試験をする。 

A.1C 安定器 安定器は,JIS C 8110の高圧水銀灯用安定器の規定を満足するチョークコイル形安定器を

用いる。 

A.1D 点灯の向き 点灯の向きは,口金上方の鉛直方向で,裸点灯とする。 

A.2 始動試験 始動試験は,電圧V1を関連するランプデータシートの試験電圧に合わせ,電圧計V2の回

路のスイッチS1を開放状態にし,電流回路のスイッチS2を閉路にした後スイッチS3を閉路にして始動時

間を測定する。また,周囲温度が20〜30 ℃での始動試験とは別に低温での始動試験をする場合は,周囲

温度を−5 ℃にし,電圧V1は,試験用安定器の定格電圧の100 %に設定して始動試験を行う。 

A.2A 安定時間試験 安定時間試験は,A.2の始動試験において始動直後に直ちに入力電圧を関連するラ

ンプデータシートの試験電圧に調整し,スイッチS2を開放状態,スイッチS1を閉路としてランプ電圧V2

が定常状態となるまでの時間を測定する。 

A.2B 再始動時間試験 再始動時間試験は,入力電圧を関連するランプデータシートの試験電圧としてラ

ンプを安定な点灯状態とした後,消灯し,直ちに電源を再投入しランプが再び始動するまでの時間を測定

する。 

background image

17 

C 7604:2006  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

附属書A図 1 始動,安定時間及び再始動時間試験用回路 

18 

C 7604:2006  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

附属書B(規定)ランプの電気的及び光学的特性の測定方法 

B.1 一般事項  

B.1A 供試ランプ この試験には,100時間エージングしたランプを用いる。 

B.1B ランプ特性試験用安定器 ランプ特性試験に用いる安定器は,インピーダンス及び力率が関連する

ランプデータシートに規定する値で,また,JIS C 8110に規定する一般要求事項に適合する試験用安定器

でなければならない。 

B.1C ランプ試験回路及び点灯条件 電源周波数は,50 Hz又は60 Hzで,附属書B図1の回路を用い,

周囲温度は20〜30 ℃で試験をする。 

B.1D 点灯の向き 点灯の向きは,口金上方の鉛直点灯で,裸点灯とする。 

B.2 電源  

B.2A 電源周波数 周波数は,安定器の設計値の±0.5 %の許容範囲とする。 

B.2B 電源電圧 入力端子における電圧は,使用する試験用安定器の定格値に合わせる。 

B.2C 入力電源の高調波 入力電圧に含まれる高調波の総量は,3 %を超えてはならない。高調波の総量

とは,基本波を100 %とし,各高調波成分の和の実効値 (r.m.s.) とする。 

備考 電源は,十分な電力容量があり,電源回路のインピーダンスは安定器のインピーダンスに比べ

て十分低いものとする。 

B.2D 電源の安定性 安定に達するまでは,入力電圧及び周波数の変動は±0.5 %以内とする。 

なお,測定直前には安定度±0.2 %以内とする。 

B.3 計器類及び測定  

B.3A 電圧計の分流値 ランプと並列に接続された計器の電圧回路に分流する電流値は,ランプ電流の目

標値の3 %を超えてはならない。 

B.3B 電流計のインピーダンス ランプと直列に接続された計器のインピーダンスは,その電圧降下がラ

ンプ電圧の2 %を超えない程度に十分低いものとする。 

B.3C 計器類の精度 計器は,要求条件に適合する精度を要し,また,波形ひずみによる誤差がほとんど

ないものとする。 

B.4 計器類の接続及び測定方法  

B.4A 計器類の接続 ランプ特性は,次のように計器類を接続して測定する。 

a) ランプ電圧は,必要ならば電力計の電圧回路は開路し,同計器の電流コイルは短絡する。 

b) ランプ電力は,必要ならばランプ電圧計の回路は開路し,また,電流計は短絡する。 

備考 電力計の電圧回路の消費電力を補正しないのは経験によるもので,同じ入力電圧では,電力計

の電圧回路の並列接続で減少したランプ電力分を,電圧回路の消費電力でほぼ相殺できる。補

正誤差を評価するには,ランプと並列に他の負荷を加えて測定を繰り返すことによってできる。

すなわち,ランプと並列に抵抗を接続し,電力計の値を読み,このデータから並列の抵抗負荷

をすべて取り除いた真の電力値を外挿法で求めることができる。 

background image

19 

C 7604:2006  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

c) 光束は,必要ならば電圧計V2及び電力計の電圧回路は開路し,電流計及び電力計の電流コイルは短絡

する。 

B.4B 測定 ランプの特性測定は,電気特性が安定した後に行う。 

B.4C 赤色比の測定 赤色比の測定は,附属書Cによる。 

附属書B図 1 ランプの電気的及び光学的特性の測定回路 

20 

C 7604:2006  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

附属書C(規定)高圧水銀ランプの赤色比の測定方法 

C.1 適用範囲 この附属書は,蛍光形水銀ランプの赤色比の測定方法について規定する。 

C.1A 測定条件 測定条件は,附属書Bの試験条件による。 

C.1B 測定装置 測定装置は,次による。 

a) 測定には,球形光束計及び赤色シャープカットフィルタ(以下,赤色フィルタという。)を用いる。 

b) 赤色フィルタは,透過率が波長580 nmにおいて0.1 %より小さく,615〜620 nmより長波長域では十

分高く,かつ,実質的に一定とみなせるものでなければならない。 

備考1. 波長580 nmにおける透過率の値は,577〜579 nmの水銀輝線を遮断する目的で定めた。 

2. 透過率は,実測によって求める。 

C.2 測定方法及び赤色比の求め方 測定方法及び赤色比の求め方は,次による。 

a) 被測定ランプXを球形光束計の積分球の中で点灯し,C.1Bのb) に規定する赤色フィルタを受光器の

前に挿入した場合及び挿入しない場合の光束計の読みを求め,これらの読みの比から,次の式によっ

て補正前の赤色比ruXを求める。 

場合の光束計の読み

フィルタを挿入しない

ランプXについて赤色

合の光束計の読み

フィルタを挿入した場

ランプXについて赤色

uX

r

b) 分光分布がランプXに近似し,かつ,既知である比較標準用蛍光形水銀ランプNを用いて,a) と同

様に赤色比ruNを求める。 

備考 球形光束計を用いないで赤色比を測定するには,次の方法による。暗室で直接測定する場

合,蛍光膜が均一であれば一方向1回の測定で十分であるが,蛍光膜が均一でない場合,

異なる方向で複数回の測定をし,強度の平均値をとる。 

c) ランプNの分光分布P (λ)N及び標準分光視感効率V (λ) から,理論的に定義した赤色比rNを計算する。 

()

()

()

()λ

λ

λ

λ

λ

λ

∫λ

N

0

N

c

N

V

P

V

P

r

×

×

ここに, λc:600 nm 

d) 補正計数Cは,次の式によって求める。 

N

u

N

λ

λ

C

e) ランプXの補正後の赤色比rXは,次の式によって求める。 

uX

X

r

C

r

×

21 

C 7604:2006  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

附属書D(参考)照明器具設計のための情報 

この附属書は,本体及び附属書(規定)に関連する事柄を補足するもので,規定の一部ではない。 

D.1 ランプ最大寸法 器具設計者への手引きのために,ランプの最大寸法及び口金に対するガラス軸の傾

きを規定し,口金に対する外球の偏心を含めたランプの最大輪郭を設定する。 

最大ランプ寸法及び口金に対するガラス軸の傾きは,本体の2.2.2による。 

この規格に従って作られたランプを無理なく装着できるように,上記で設定する最大輪郭を参考にして

器具内には自由な空間を設ける。 

background image

22 

C 7604:2006  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

附属書1(規定)ランプの形式記号 

序文 この附属書は,ランプの形式記号の付与方法について規定する。 

1.1 ランプ形式記号の付与方法 ランプの形式記号は,次による。 

1項 

2項 

3項 

4項 

5項 

高圧水銀ランプ
を表す記号 

 ガラス球の形状を

表す記号 

 蛍光物質の塗布を

表す記号 

 定格ランプ電力を

表す記号 

 蛍光物質の種類を

表す記号 

  

  

  

  

 無表示: 

B又はBT 
 
R: 
R(反射形)のもの 

 無表示: 

蛍光物質塗着のな
いもの 
F: 
蛍光物質塗着のも
の 

40 
80 

100 
200 
250 
300 
400 
700 

1 000 

 X: 

希土類蛍光体を主
体としたもの 

備考 無表示の項の場合は,次の項を続けて表示してもよい。 
例1. H100(100 W,B形又はBT形ガラス球を使用した蛍光物質の塗着のないランプ) 

2. HF400X(400 W,B形又はBT形ガラス球に希土類蛍光体を塗着したランプ) 
3. HRF700X(700 W,R形ガラス球に希土類蛍光体を塗着したランプ) 

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23 

附属書2(参考)JISと対応する国際規格との対比表 

JIS C 7604 : 2006 高圧水銀ランプ−性能規定 

IEC 60188 : 2001 水銀ランプ−性能検定 

(Ⅰ) JISの規定 

(Ⅱ)  
国際 
規格 
番号 

(Ⅲ) 国際規格の規定 

(Ⅳ) JISと国際規格との技術的差異の項目ごとの
評価及びその内容 
 表示箇所:本体,附属書 
 表示方法:点線の下線又は側線 

(Ⅴ) JISと国際規格との技術的
差異の理由及び今後の対策 

項目 
番号 

内容 

項目 
番号 

内容 

項目ごとの
評価 

技術的差異の内容 

第1章 一般事項 
1.1 適用範囲 

 
高圧水銀ランプの性
能要求事項及び形式
検査について規定。 

 
IEC 
60188 

 
1.1 

 
JISと同じ 

 
IDT 

− 

1.2 引用規格 

JIS C 7624 

1.2 

IEC 62035 

MOD/変更 

JISからの引用事項は,対応IEC
規格の該当事項と同等である。 

技術的差異はない。 

JIS C 8110 

IEC 60923 

MOD/変更 

JISからの引用事項は,対応IEC
規格の該当事項と同等である。 

技術的差異はない。 

JIS Z 8113 

IEC 60050 
−Chapter 845 : Lighting 

MOD/変更 

IEC 60050 
−Chapter 845 : Lightingに相当
する用語 

技術的差異はない。 

JIS Z 8120 

MOD/変更 

1.3 定義 
1.3.1 高圧水銀ランプ 

 
用語の説明 

 
1.3.1 

 
JISと同じ 

 
IDT 

1.3.2 名目数値 

対応国際規格の規定
を不採用とした。 

1.3.2 

ランプを指定又は識別
するための大まかな数
値。 

MOD/削除 

不採用 

名目数値という表示の習慣
がない。また,表示を定格値
としても,ランプを識別でき
るため。 

1.3.3 定格値 

用語の説明 

1.3.3 

JISと同じ。 

IDT 

1.3.4 ランプ始動電圧 用語の説明 

1.3.4 

JISと同じ。 

IDT 

1.3.4A 始動 

用語の説明 

IEC規格になし。 

MOD/追加 

明確に定義を示した。 

技術的差異はない。 

2

3

C

 7

6

0

4

2

0

0

6

  

2

3

C

 7

6

0

4

2

0

0

6

  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き、本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

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(Ⅰ) JISの規定 

(Ⅱ)  
国際 
規格 
番号 

(Ⅲ) 国際規格の規定 

(Ⅳ) JISと国際規格との技術的差異の項目ごとの
評価及びその内容 
 表示箇所:本体,附属書 
 表示方法:点線の下線又は側線 

(Ⅴ) JISと国際規格との技術的
差異の理由及び今後の対策 

項目 
番号 

内容 

項目 
番号 

内容 

項目ごとの
評価 

技術的差異の内容 

1.3.4B 安定時間 

用語の説明 

IEC規格になし。 

MOD/追加 

明確に定義を示した。 

技術的差異はない。 

1.3.4C 再始動時間 

用語の説明 

IEC規格になし。 

MOD/追加 

明確に定義を示した。 

技術的差異はない。 

1.3.5 最低無負荷電圧 用語の説明 

1.3.5 

JISと同じ。 

IDT 

1.3.6 初特性 

用語の説明 

1.3.6 

JISと同じ。 

IDT 

1.3.6A 定格全光束 

用語の説明 

IEC規格になし。 

MOD/追加 

明確に定義を示した。 

技術的差異はない。 

1.3.7 赤色比 

用語の説明 

1.3.7 

JISと同じ。 

IDT 

1.3.8 試験用安定器 

用語の説明 

1.3.8 

JISと同じ。 

IDT 

1.3.9 基準電流 

用語の説明 

1.3.9 

JISと同じ。 

IDT 

1.3.10 形式検査 

用語の説明 

1.3.10 

JISと同じ。 

IDT 

1.3.11 形式検査用サ
ンプル 

用語の説明 

1.3.11 

JISと同じ。 

IDT 

1.3.11A 光中心距離 

用語の説明 

IEC規格になし。 

MOD/追加 

明確に定義を示した。 

技術的差異はない。 

1.3.11B ネック長さ 

用語の説明 

IEC規格になし。 

MOD/追加 

明確に定義を示した。 

技術的差異はない。 

1.4 性能 
1.4.1 一般事項 

当該規格のランプ
は,放電ランプ安全
規定 (JIS C 7624) に
従う。 

1.4.1 

引用規格とランプ電圧
とによるクラス分けを
除き,JISと同じ。 

MOD/変更 

IEC 62035→JIS C 7624 
IEC規格ではランプ電圧180 V
超えを規定しているが,不採用
とした。 

国内にはランプ電圧が180 
Vを超えるものがないため,
必要はない。 

1.4.2 寸法 

データシートに従う 

1.4.2 

JISと同じ。 

IDT 

1.4.3 口金 

放電ランプ安全規定 
(JIS C 7624) に従う。 

1.4.3 

引用規格を除きJISと
同じ。 

MOD/変更 

IEC 60061-1をJIS C 7624の
4.3.1とした。 

技術的差異はない。 

1.4.4 始動特性,安定
時間及び再始動時間 

測定法及び基準を規
定。 

1.4.4 

再始動時間及び低温試
験温度を除き,JISと
同じ。 

MOD/変更, 
追加 

再始動時間を追加 
また,低温試験温度を−18 ℃を
−5 ℃に変更した。 

試験温度の変更は,入力電圧
の国内外の差(国内は20 V
低い)。 

1.4.5 電気的特性 

測定法及び基準を規
定。 

1.4.5 

JISと同じ。 

IDT 

2

4

C

 7

6

0

4

2

0

0

6

  

2

4

C

 7

6

0

4

2

0

0

6

  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き、本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

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25 

(Ⅰ) JISの規定 

(Ⅱ)  
国際 
規格 
番号 

(Ⅲ) 国際規格の規定 

(Ⅳ) JISと国際規格との技術的差異の項目ごとの
評価及びその内容 
 表示箇所:本体,附属書 
 表示方法:点線の下線又は側線 

(Ⅴ) JISと国際規格との技術的
差異の理由及び今後の対策 

項目 
番号 

内容 

項目 
番号 

内容 

項目ごとの
評価 

技術的差異の内容 

1.4.6 光学的特性 

測定法及び光束値の
規定 
定格値の90 % (83 %) 
以上と規定。 

1.4.6 

100 W以下のランプの
光束値を除き,JISと同
じ。 

MOD/変更 

100 W以下の光束値の下限値
を,定格値の83 %以上に変更
(IEC規格は90 %以上)。 

今後,国際規格へ提案する。 

1.4.7 赤色比 

測定法及び赤色比の
最低値を明記。 

1.4.7 

赤色比の数値(参考値)
の表示なし以外は,JIS
と同じ。 

MOD/変更 

JISでは,赤色比は7 %以上(参
考)と明確にした。 

1.4.8 電源急降下にお
けるランプの安定性 

測定法及び安定性を
規定。 

1.4.8 

JISと同じ。 

IDT 

1.5 照明器具設計の
ための情報 

附属書Dを指定。 

1.5 

JISと同じ。 

IDT 

1.5A ランプ形式 

ランプの形式記号を
規定。 

IEC規格になし。 

MOD/追加 

ランプ区分の明確化。 

多品種に対応するため。 

第2章 ランプデータ
シート 
2.1 ランプデータシ
ート番号の付与方法 

 
 
ランプデータシート
を表す記号を規定。 

 
 
2.1 

 
 
JISと同じ。 

 
 
IDT 

2.2 ランプデータシ
ート 
2.2.1 ランプデータシ
ート 

 
 
該当するデータシー
トを明記。 

 
 
2.2.1 

 
 
ランプ電力の定格値,
口金が異なる。 

 
 
MOD/変更 

 
 
技術的な差異はない。 

2.2.2 最大ランプ寸法
及び口金に対するガ
ラス軸の傾き 

ランプデータシート
を明記。 

2.2.2 

データシートを指定。 

MOD/変更 

技術的な差異はない。 

附属書A(規定) 

始動,安定時間及び
再始動時間試験 

附属書 

始動,安定時間の試験
法を規定。 

MOD/変更 
MOD/追加 

再始動時間試験を追加。さらに,
手順を明確にするため項目を分
割した。 

安定時間試験については,日
本において別の方式を採用
することがIEC規格中で認
められている。 

2

5

C

 7

6

0

4

2

0

0

6

  

2

5

C

 7

6

0

4

2

0

0

6

  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き、本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

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(Ⅰ) JISの規定 

(Ⅱ)  
国際 
規格 
番号 

(Ⅲ) 国際規格の規定 

(Ⅳ) JISと国際規格との技術的差異の項目ごとの
評価及びその内容 
 表示箇所:本体,附属書 
 表示方法:点線の下線又は側線 

(Ⅴ) JISと国際規格との技術的
差異の理由及び今後の対策 

項目 
番号 

内容 

項目 
番号 

内容 

項目ごとの
評価 

技術的差異の内容 

附属書B(規定) 

ランプの電気的及び
光学的特性の測定方
法 

附属書 

項目番号,回路図以外
JISと同じ。 

MOD/変更 

手順を明確にするため項目を分
割し,図中のスイッチを明記し
た。 

技術的な差異はない。 

附属書C(規定) 

高圧水銀ランプの赤
色比の測定方法 

附属書 

内容はJISと同じ。 

MOD/変更 

手順を明確にするため項目を分
割した。 

技術的な差異はない。 

附属書D(参考) 

照明器具設計のため
の情報,ランプ最大
寸法 

附属書 

ランプの最大輪郭(ア
ウトライン) 

MOD/変更 

ランプの口金に対する外球の偏
心を含め,ランプの最大輪郭を
規定。 

技術的な差異はない。 

附属書1(規定) 

ランプの形式記号 

IEC規格になし。 

MOD/追加 

ランプ形式を明確にした。 

技術的な差異はない。 

JISと国際規格との対応の程度の全体評価:MOD 

 
備考1. 項目ごとの評価欄の記号の意味は,次のとおりである。 

  ― IDT……………… 技術的差異がない。 
  ― MOD/削除……… 国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。 
  ― MOD/追加……… 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。 
  ― MOD/変更……… 国際規格の規定内容を変更している。 

2. JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次のとおりである。 

  ― MOD…………… 国際規格を修正している。 

2

6

C

 7

6

0

4

2

0

0

6

  

2

6

C

 7

6

0

4

2

0

0

6

  

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き、本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。