C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
(1)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
目 次
ページ
序文 ··································································································································· 1
1 適用範囲························································································································· 1
2 引用規格························································································································· 1
3 用語及び定義··················································································································· 2
4 共通フォーマットの位置付け及び要件 ·················································································· 2
4.1 コンテンツ生成・配布モデルにおける共通フォーマット ······················································· 2
4.2 共通フォーマットの要件 ································································································· 2
5 記法······························································································································· 3
6 論理構造························································································································· 3
7 セマンティクス················································································································ 5
附属書A(規定)BBeB Xylogフォーマット ··············································································· 6
附属書B(規定)XMDF XMLフォーマット ············································································· 71
附属書C(規定)ESPフォーマット ······················································································· 218
参考文献 ··························································································································· 325
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まえがき
この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)
及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出
があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格である。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格に従うことは,次の者の有する特許権等の使用に該当するおそれがあるので,留意する。
− 氏名:ソニー株式会社
− 住所:〒108-0075 東京都港区港南1-7-1
− 氏名:シャープ株式会社
− 住所:〒545-8522 大阪市阿倍野区長池町22番22号
上記の,特許権等の権利者は,非差別的かつ合理的な条件でいかなる者に対しても当該特許権等の実施
の許諾等をする意思のあることを表明している。ただし,この規格に関連する他の特許権等の権利者に対
しては,同様の条件でその実施が許諾されることを条件としている。
この規格に従うことが,必ずしも,特許権の無償公開を意味するものではないことに注意する必要があ
る。
この規格の一部が,上記に示す以外の特許権等に抵触する可能性がある。経済産業大臣及び日本工業標
準調査会は,このような特許権等に関わる確認について,責任はもたない。
なお,ここで“特許権等”とは,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権をいう。
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日本工業規格 JIS
C 62448:2016
(IEC 62448:2013)
マルチメディアのシステム及び機器−
マルチメディアの電子出版及び電子書籍−
電子出版のための共通フォーマット
Multimedia systems and equipment-
Multimedia e-publishing and e-books-Generic format for e-publishing
序文
この規格は,2013年に第3版として発行されたIEC 62448を基に,技術的内容及び構成を変更すること
なく作成した日本工業規格である。
なお,この規格で点線の下線を施してある参考事項は,対応国際規格にはない事項である。
1
適用範囲
この規格は,データ編集者と出版者との間の電子書籍データ交換に用いられるマルチメディア電子出版
のための共通フォーマットを規定して,編集可能,拡張可能及び多様な論理構造という多くの出版者要件
を満たす。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
IEC 62448:2013,Multimedia systems and equipment−Multimedia e-publishing and e-books−Generic
format for e-publishing(IDT)
なお,対応の程度を表す記号“IDT”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“一致している”こ
とを示す。
2
引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS X 0304 国名コード
注記 対応国際規格:ISO 3166-1,Codes for the representation of names of countries and their
subdivisions−Part 1: Country codes(IDT)
JIS X 0412-1 言語名コード−第1部:2文字コード
注記 対応国際規格:ISO 639-1,Codes for the representation of names of languages−Part 1: Alpha-2
code(MOD)
JIS X 4177-2 文書スキーマ定義言語(DSDL)−第2部:正規文法に基づく妥当性検証−RELAX NG
注記 対応国際規格:ISO/IEC 19757-2,Information technology−Document Schema Definition
Language (DSDL)−Part 2: Regular-grammar-based validation−RELAX NG(IDT)
2
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用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。
3.1
マルチメディア電子書籍(multimedia e-book)
テキスト,図形,音及び映像によって構成されるマルチメディアコンテンツ(IEC 62229参照)。
3.2
データ編集者(data preparer)
電子書籍のデータを準備(生成・編集)する組織又は人(IEC 62229参照)。
注記 エディタはデータ編集者の一例である。
3.3
出版者(publisher)
電子書籍を発行・頒布する組織又は人(IEC 62229参照)。
3.4
共通フォーマット(generic format)
データ編集者によるデータ生成・編集結果のマルチメディア電子書籍コンテンツ,及び電子書籍頒布用
の閲覧フォーマットに向けての出版者によるデータ修正結果のマルチメディア電子書籍コンテンツのため
のフォーマット。
4
共通フォーマットの位置付け及び要件
4.1
コンテンツ生成・配布モデルにおける共通フォーマット
マルチメディア電子出版のための概念モデル(IEC 62229参照)が,コンテンツの制作から頒布までの
モデルを図1のとおり規定している。
著者 <--(1)--> データ編集者 <--(2)--> 出版者 --(3)--> 読者
図1−コンテンツの制作から頒布までのモデル
データ編集者及び出版者という隣接する処理過程の間[図1に示す(2)]で,電子書籍コンテンツのデー
タは,共通フォーマットを用いて交換される。著者が提供するテキスト,図形,音及び/又は映像の原デ
ータを組み込んで,データ編集者は,共通フォーマットの電子書籍データを生成・編集する。電子書籍デ
ータは,記録され,出版者に送付される。出版者は,共通フォーマットを頒布の方式及び装置に適した閲
覧フォーマットに修正する。共通フォーマットは,電子書籍の頒布にも利用できる。
4.2
共通フォーマットの要件
共通フォーマットは,データ編集者及び出版者の次に示す要件を充足できる。
a) 論理構造 共通フォーマットは,改訂を容易に行える論理構造をもたなければならない。
b) スタイル指定 共通フォーマットの論理要素は,適切な閲覧フォーマットを生成するためのスタイル
指定に従って,レンダリングされることが望ましい。
c) 多様な構造 マルチメディア電子書籍は,コンテンツの分野に応じて,数式,化学式,楽譜などの多
様な構造を含んでいてもよい。それらに固有の構造は,共通フォーマットにインポートされることが
望ましい。
d) メタデータ 共通フォーマットは,電子書籍コンテンツのデータを管理するためのメタデータをサポ
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ートすることが望ましい。
5
記法
共通フォーマットの論理構造は,JIS X 4177-2のRELAX NGスキーマを用いて記述される。
6
論理構造
共通フォーマットebook-gの論理構造は,スキーマ記述に示すとおり,次の4種のフォーマットのいず
れかを選択できる。
− 簡潔で拡張可能なフォーマットであるebook-g-core
− 既に使用実績のあるフォーマットであるBBeB Xylog
− 既に使用実績のあるフォーマットであるXMDF
− 既に使用実績のあるフォーマットであるESP
BBeB Xylog,XMDF及びESPのフォーマットは,それぞれ附属書A,附属書B及び附属書Cに示す。
注記 ebook-g-coreについては,スキーマによって示すごく少数の要素型及び属性の構造だけを規定
し,そのセマンティクスは規定しない。このフォーマットの利用者は,規定された構造の中で,
セマンティクスを独自に定義してよい。そのフォーマットに基づく電子書籍の交換性は,この
規格で規定された構造の範囲内だけで保たれる。セマンティクスまで含めた交換性を必要とす
る電子書籍の交換には,BBeB Xylog,XMDF又はESPのフォーマットを選択して用いる。
default namespace="http://tc100.iec.ch/2005/ebook/generic"
start = ebook-g
ebook-g = ebook-g-core
| external "bbebxylog.rnc"
| external "xmdf.rnc"
| external “esp.rnc”
ebook-g-core = meta-g & body-g
meta-g = external "meta-g.rnc"
body-g = element body-g { body }
body =
title*,
foreword*,
introduction*,
titled-clause+,
annex*,
bibliography*
title = element title {
element main { text },
element sub { text }?
}
foreword = element foreword { text }
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introduction = element introduction { block+ }
titled-clause = element clause { id, title, clause-content }
clause-content =
(titled-clause, titled-clause+) | untitled-clause-content
untitled-clause-content = (untitled-clause, untitled-clause+) | block+
untitled-clause = element clause { id, untitled-clause-content }
referenced-document =
element referenced-document {
id,
element abbrev { text },
element title { text },
element field { text }*,
element url { xsd:anyURI }
}
annex =
element annex {
id,
title,
clause-content
}
bibliography = element bibliography { referenced-document+ }
block = p | ol | ul | example | note | pre | float
p = element p { inline }
float = table | figure
table = external "table.rnc"
figure = external "figure.rnc"
ol =
element ol {
element li { id, block+ }+
}
ul =
element ul {
element li { block+ }+
}
example = element example { p+ }
note = element note { p+ }
pre = element pre { pre-content }
pre-content =
(text
| element var { pre-content })*
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inline =
(text
| element code | b | i | var { inline }
| ref
| strong)*
ref =
element ref {
attribute to { xsd:IDREF }
}
id = attribute id { xsd:ID }?
strong = element strong { text }
7
セマンティクス
ebook-g-coreの要素は,適切なスタイル指定に従ってレンダリングされることが望ましい。XSL,DSSSL
などのスタイル言語によって指定される実際のスタイル指定は,この規格の適用範囲外とする。meta-g.rnc,
table.rnc及びfigure.rncの内容は,ebook-g-coreの体系の中では規定しない。
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附属書A
(規定)
BBeB Xylogフォーマット
A.1 一般
附属書Aでは,箇条6で言及されているBBeB Xylogフォーマットの仕様を規定する。
附属書Aでは,二つのタイプの読者を想定している。電子書籍コンテンツ制作者及び関連ツール開発者
である。コンテンツ制作者に関しては,この規格に基づいたコンテンツデータ保持フォーマットとして利
用できる。関連ツール開発者に関しては,この規格に基づいて作成されたデータを利用する表示機器の仕
様策定を可能にするとともに,この規格で規定したデータ形式と他で定義されたXML,HTMLなどのデ
ータ形式との変換規則を策定することを可能にする。
附属書Aでは,次の特徴を盛り込んでいる。
a) 2画面を意識したレイアウト,文字の修飾などに関する“紙の書籍の表現”
b) 音声,ページジャンプ,時間要素などを含めたインタラクティブなどに関する“デジタルの表現”
附属書Aでは,上記表現に必要な要素,及び表現を円滑に運用する要素を定義する。
A.2 構造の定義
namespace a = "http://relaxng.org/ns/compatibility/annotations/1.0"
namespace sch = "http://www.ascc.net/xml/schematron"
DrawChar =
(element.Plot
| element.CR
| element.Fill
| element.CharButton
| element.Yoko
| element.Tate
| element.Nekase
| element.NoBR
| element.DrawChar
| element.Italic
| element.Bold
| SimpleChar1)*
SimpleChar1 =
(element.Rubi
| element.Box
| element.EmpDots
| element.EmpLine
| element.Sub
| element.Sup
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| element.Space
| SimpleChar0)*
SimpleChar0 = (text | element.Gaiji | element.AltString)*
SimpleChar2 = (element.Plot | SimpleChar0)*
# BBeB XML Xylog Basic
element.BBeBXylog =
element BBeBXylog {
attlist.version,
element.BookInformation,
element.Main,
element.Style,
element.Objects
}
attlist.version &=
attribute version { text }
>> a:documentation [
' Constraint: Current "version" attribute value is "1.0" '
]
element.BookInformation =
element BookInformation { element.Info, element.TOC }
element.Info =
element Info {
attlist.version, element.BookInfo, element.DocInfo, element.Keyword*
}
element.BookInfo =
element BookInfo {
element.Title,
element.Author,
element.BookID,
element.Publisher,
element.Label,
element.Category*,
element.Classification,
element.FreeText
}
element.Title = element Title { attlist.reading, text }
attlist.reading &= attribute reading { text }
element.Author = element Author { attlist.reading, text }
element.BookID = element BookID { text }
element.Publisher = element Publisher { attlist.reading, text }
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element.Label = element Label { attlist.reading, text }
element.Category = element Category { text }
element.Classification = element Classification { text }
element.FreeText = element FreeText { text }
element.DocInfo =
element DocInfo {
element.CThumbnail,
element.Language,
element.Creator,
element.SumPage
}
element.CThumbnail = element CThumbnail { attlist.CThumbnail }
attlist.CThumbnail &= attribute file { text }
element.Language =
element Language {
xsd:string { length = "2" }
>> a:documentation [
" Constraint: Set two-letter primary language code which is specified in ISO 639."
]
}
element.Creator = element Creator { text }
element.SumPage = element SumPage { text }
element.Keyword = element Keyword { text }
element.TOC = element TOC { element.TocLabel* }
element.TocLabel = element TocLabel { attlist.jump, text }
element.Main = element Main { element.Page+ }
element.Page =
element Page {
attlist.Page,
element.Common.Page
>> sch:pattern [
name = "Style Check"
"¥x{a}" ~
" "
sch:rule [
context = "Page"
"¥x{a}" ~
" "
sch:assert [
test = "@pagestyle = //Style/PageStyle/@stylelabel"
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"No PageStyle"
]
"¥x{a}" ~
" "
]
"¥x{a}" ~
" "
]
}
element.Common.Page =
(element.Common.Objects
| element.BlockSpace
| element.RuledLine
| element.Wait)*
attlist.id &= attribute objid { xsd:string }
attlist.refid &= attribute refobj { xsd:string }
attlist.refstream &= attribute refstream { xsd:string }
attlist.Page &=
attlist.id,
attribute pagestyle { text },
attlist.Common.Page
element.TextBlock =
element TextBlock {
attlist.TextBlock,
((element.P | element.CR)*)
>> sch:pattern [
name = "Style Check"
"¥x{a}" ~
" "
sch:rule [
context = "TextBlock"
"¥x{a}" ~
" "
sch:assert [
test = "@blockstyle = //Style/BlockStyle/@stylelabel"
"No BlockStyle"
]
"¥x{a}" ~
" "
]
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
"¥x{a}" ~
" "
]
>> sch:pattern [
name = "Style Check"
"¥x{a}" ~
" "
sch:rule [
context = "TextBlock"
"¥x{a}" ~
" "
sch:assert [
test = "@textstyle = //Style/TextStyle/@stylelabel"
"No TextStyle"
]
"¥x{a}" ~
" "
]
"¥x{a}" ~
" "
]
}
attlist.TextBlock &=
attlist.id,
attribute textstyle { text },
attribute blockstyle { text },
attlist.Common.Text,
attlist.Common.Block
element.P = element P { attlist.P, DrawChar }
attlist.P &= attribute refesound { xsd:string }?
element.Plot = element Plot { attlist.Plot, text }
attlist.xsize &= attribute xsize { xsd:unsignedShort }
attlist.ysize &= attribute ysize { xsd:unsignedShort }
attlist.Plot &=
attlist.xsize,
attlist.ysize,
attlist.refid,
[ a:defaultValue = "bottom" ]
attribute adjustment { "center" | "baseline" | "top" | "bottom" }?
element.CR = element CR { empty }
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element.Fill =
element Fill {
attribute code { text },
empty
}
element.Space = element Space { attlist.xsize, empty }
element.CharButton = element CharButton { attlist.refid, SimpleChar1 }
element.Rubi = element Rubi { (element.Oyamoji, element.Rubimoji)+ }
element.Oyamoji = element Oyamoji { SimpleChar0 }
element.Gaiji = element Gaiji { attlist.Gaiji, text }
attlist.Gaiji &=
attlist.refid,
attribute fontfacename { text }?,
attribute code { text }
element.AltString = element AltString { element.Org, element.Alt }
element.Org = element Org { text }
element.Alt = element Alt { text }
element.Rubimoji = element Rubimoji { SimpleChar0 }
element.Box = element Box { attlist.Box, SimpleChar0 }
attlist.linetype &=
attribute linetype { "solid" | "dotted" | "dashed" | "double" }
attlist.Box &= attlist.linetype?
element.EmpDots = element EmpDots { attlist.EmpDots, SimpleChar0 }
attlist.Empdotsposition &=
attribute empdotsposition { "before" | "after" }
attlist.EmpdotsChar &=
attribute empdotscode { text },
attribute empdotsfontname { text },
attribute refempdotsfont { text }
attlist.EmpDots &= attlist.Empdotsposition?, attlist.EmpdotsChar?
element.EmpLine = element EmpLine { attlist.EmpLine, SimpleChar0 }
attlist.Emplineposition &=
attribute emplineposition { "before" | "after" }
attlist.Emplinetype &=
attribute emplinetype {
"none" | "solid" | "dotted" | "dashed" | "double"
}
attlist.EmpLine &= attlist.Emplinetype?, attlist.Emplineposition?
element.Sub = element Sub { SimpleChar0 }
element.Sup = element Sup { SimpleChar0 }
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element.Yoko = element Yoko { SimpleChar0 }
element.Tate = element Tate { SimpleChar2 }
element.Nekase = element Nekase { SimpleChar2 }
element.NoBR = element NoBR { SimpleChar1 }
element.DrawChar =
element DrawChar {
attribute line { xsd:unsignedShort },
SimpleChar0
}
element.Italic = element Italic { DrawChar }
element.Bold = element Bold { DrawChar }
element.ImageBlock =
element ImageBlock { attlist.ImageBlock, text }
>> sch:pattern [
name = "Style Check"
"¥x{a}" ~
" "
sch:rule [
context = "Page"
"¥x{a}" ~
" "
sch:assert [
test = "@blockstyle = //Style/BlockStyle/@stylelabel"
"No BlockStyle"
]
"¥x{a}" ~
" "
]
"¥x{a}" ~
" "
]
attlist.ImageBlock &=
attlist.id,
attribute blockstyle { text },
attlist.Common.Block,
attlist.Common.Image
element.ButtonBlock =
element ButtonBlock {
attlist.ButtonBlock,
element.BaseButton?,
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element.FocusinButton?,
element.PushButton?,
(element.UpButton?)
>> sch:pattern [
name = "Style Check"
"¥x{a}" ~
" "
sch:rule [
context = "ButtonBlock"
"¥x{a}" ~
" "
sch:assert [
test = "@blockstyle = //Style/BlockStyle/@stylelabel"
"No BlockStyle"
]
"¥x{a}" ~
" "
]
"¥x{a}" ~
" "
]
}
attlist.ButtonBlock &=
attlist.id,
attribute blockstyle { text },
attlist.Common.Block
attlist.refimage &= attribute refimage { xsd:string }
element.BaseButton = element BaseButton { attlist.refimage?, empty }
element.FocusinButton =
element FocusinButton {
attlist.refimage?,
(element.JumpTo
| element.Run
| element.SoundStop
| element.CloseWindow)*
}
element.JumpTo = element JumpTo { attlist.jump, empty }
attlist.jump &=
attribute refpage { xsd:string },
attlist.refid
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
element.Run = element Run { attlist.Run, empty }
attlist.Run &=
[ a:defaultValue = "normal" ]
attribute runoption {
"normal" | "opposite" | "center" | "opposite-center"
}?,
attlist.refid
element.SoundStop = element SoundStop { empty }
element.CloseWindow = element CloseWindow { empty }
element.PushButton =
element PushButton {
attlist.refimage?,
(element.JumpTo
| element.Run
| element.SoundStop
| element.CloseWindow)*
}
element.UpButton =
element UpButton {
attlist.refimage?,
(element.JumpTo
| element.Run
| element.SoundStop
| element.CloseWindow)*
}
element.BlockSpace = element BlockSpace { attlist.BlockSpace, empty }
attlist.BlockSpace &=
attribute xspace { xsd:short }?,
attribute yspace { xsd:short }?
element.Canvas =
element Canvas {
attlist.Canvas, (element.Common.Canvas | element.Wait)*
}
element.Common.Canvas =
element.PutObj
| element.Moveto
| element.Lineto
| element.DrawBox
| element.DrawEllipse
attlist.Canvas &=
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attribute canvaswidth { xsd:unsignedShort },
attribute canvasheight { xsd:unsignedShort },
attribute blockrule { "block-fixed" | "block-adjustable" }?,
attlist.id,
attlist.Common.Canvas
attlist.Layout &= attribute layout { "LrTb" | "TbRl" }
attlist.Common.Frame &=
attribute framewidth { xsd:unsignedShort }?,
attribute framecolor { text }?,
attribute framemode { "curve" | "square" }?
attlist.Common.Canvas &=
attribute bgcolor { text }?,
attlist.Layout?,
attlist.Common.Frame
element.PutObj = element PutObj { attlist.PutObj, empty }
attlist.x1.unsigned &= attribute x1 { xsd:unsignedShort }
attlist.x1.signed &= attribute x1 { xsd:short }
attlist.y1.unsigned &= attribute y1 { xsd:unsignedShort }
attlist.y1.signed &= attribute y1 { xsd:short }
attlist.PutObj &=
attlist.x1.unsigned, attlist.y1.unsigned, attlist.refid
element.Wait =
element Wait {
attribute time { xsd:short },
empty
}
element.Moveto =
element Moveto { attlist.x1.signed, attlist.y1.signed, empty }
element.Lineto = element Lineto { attlist.Lineto, empty }
attlist.Common.line &=
attribute linewidth { xsd:unsignedShort }?,
attribute linecolor { text }?,
attlist.linetype?
attlist.Lineto &=
attlist.x1.signed,
attlist.y1.signed,
attlist.Common.line,
attribute arrowtype { text }?
element.DrawBox = element DrawBox { attlist.DrawBox, empty }
attlist.DrawBox &=
16
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
attlist.x1.signed,
attlist.y1.signed,
attlist.Common.line,
attribute fillcolor { text }?
element.DrawEllipse = element DrawEllipse { attlist.DrawEllipse, empty }
attlist.DrawEllipse &=
attlist.x1.signed,
attlist.y1.signed,
attlist.Common.line,
attribute fillcolor { text }?
element.RuledLine = element RuledLine { attlist.RuledLine, empty }
attlist.RuledLine &=
attlist.linetype,
attribute linewidth { xsd:unsignedShort },
attribute linelength { xsd:unsignedShort },
attribute linecolor { text }?
element.Style =
element Style {
element.BookStyle,
(element.TextStyle | element.BlockStyle | element.PageStyle)*
}
element.BookStyle =
element BookStyle {
attlist.Style,
element.SetDefault?,
element.RegistFont*,
element.BookSetting
}
attlist.Style &=
attribute stylelabel { text },
attlist.id
element.SetDefault = element SetDefault { attlist.SetDefault, empty }
attlist.Rubyoverhang &= attribute rubyoverhang { "auto" | "none" }
attlist.Rubyalign &= attribute rubyalign { "start" | "center" }
attlist.Rubyadjust &= attribute rubyadjust { "line-edge" | "none" }
attlist.Setwaitprop &= attribute setwaitprop { "replay" | "noreplay" }
attlist.SetDefault &=
attlist.Rubyalign,
attlist.Rubyoverhang,
attlist.Empdotsposition,
17
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
attlist.Emplineposition,
attlist.Emplinetype,
attlist.EmpdotsChar,
attlist.Rubyadjust,
attlist.Setwaitprop
element.RegistFont = element RegistFont { attlist.RegistFont, empty }
attlist.FontEncoding &= attribute encoding { "TTF" | "OTF" | "BF" }
attlist.RegistFont &=
attribute fontfilename { text },
attribute file { text },
attribute fontname { text },
attlist.FontEncoding
element.BookSetting = element BookSetting { attlist.BookSetting, empty }
attlist.BookSetting &=
attribute bindingdirection { "Lr" | "Rl" },
attribute dpi { xsd:unsignedShort },
attribute screenwidth { xsd:unsignedShort },
attribute screenheight { xsd:unsignedShort },
[ a:defaultValue = "24" ] attribute colordepth { xsd:unsignedByte }?
element.TextStyle = element TextStyle { attlist.TextStyle, empty }
attlist.TextStyle &= attlist.Style, attlist.Common.Text
attlist.Common.Text &=
attlist.EmpDots,
attlist.EmpLine,
attribute fontsize { xsd:short }?,
attribute fontwidth { xsd:short }?,
attribute fontescapement { xsd:short }?,
attribute fontorientation { xsd:short }?,
attribute fontfacename { text }?,
attribute textcolor { text }?,
attribute textbgcolor { text }?,
attribute wordspace { xsd:short }?,
attribute letterspace { xsd:short }?,
attribute baselineskip { xsd:short }?,
attribute linespace { xsd:short }?,
attribute parindent { xsd:short }?,
attribute parskip { xsd:short }?,
attlist.Rubyalign?,
attlist.Rubyoverhang?,
attribute column { text }?,
18
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
attribute columnsep { text }?,
attribute align { "head" | "center" | "foot" }?,
attribute linecolor { text }?,
attribute charspace { xsd:short }?,
attribute fontweight { xsd:unsignedShort }?,
attlist.Rubyadjust?,
attribute textlinewidth { xsd:unsignedShort }?
element.BlockStyle = element BlockStyle { attlist.BlockStyle, empty }
attlist.BlockStyle &= attlist.Style, attlist.Common.Block
attlist.Common.Block &=
attribute blockwidth { xsd:unsignedShort }?,
attribute blockheight { xsd:unsignedShort }?,
attribute blockrule {
"horz-fixed"
| "horz-adjustable"
| "vert-fixed"
| "vert-adjustable"
| "block-fixed"
| "block-adjustable"
}?,
attribute bgcolor { text }?,
attlist.Layout?,
attlist.Common.Frame,
attribute topskip { xsd:unsignedShort }?,
attribute sidemargin { xsd:unsignedShort }?,
attribute footskip { xsd:unsignedShort }?,
attribute refbgimage { text }?,
attlist.Bgimagemode?
element.PageStyle = element PageStyle { attlist.PageStyle, empty }
attlist.PageStyle &=
attlist.Style,
attlist.Common.Page,
attribute setemptyview { "show" | "empty" }?,
attlist.Setwaitprop?
attlist.Bgimagemode &=
attribute bgimagemode { "fix" | "tile" | "centering" }
attlist.Common.Page &=
(attribute refbgimage { text },
attlist.Bgimagemode)?,
attribute evenfooterid { xsd:string }?,
19
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
attribute evenheaderid { xsd:string }?,
attribute oddfooterid { xsd:string }?,
attribute oddheaderid { xsd:string }?,
attribute pageposition { "upper" | "lower" | "any" }?,
attribute topmargin { xsd:short }?,
attribute headheight { xsd:short }?,
attribute headsep { xsd:short }?,
attribute oddsidemargin { xsd:unsignedShort }?,
attribute evensidemargin { xsd:unsignedShort }?,
attribute textheight { xsd:unsignedShort }?,
attribute textwidth { xsd:unsignedShort }?,
attribute footheight { xsd:short }?,
attlist.Layout?,
attribute footspace { xsd:short }?
element.Common.Objects &=
element.ImageBlock
| element.TextBlock
| element.ButtonBlock
| element.Canvas
element.Objects =
element Objects {
(element.Common.Objects
| element.Window
| element.PopUpWin
| element.Sound
| element.SoundStream
| element.ImageStream
| element.Header
| element.Footer
| element.eSound
| element.Font
| element.Image
| element.Button)*
}
element.Window = element Window { attlist.Window, element.Common.Page }
attlist.Window &=
attribute windowwidth { xsd:unsignedShort }?,
attribute windowheight { xsd:unsignedShort }?,
attlist.Layout?,
20
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
attlist.id
element.PopUpWin =
element PopUpWin {
attlist.PopUpWin, (element.TextBlock | element.ImageBlock)
}
attlist.PopUpWin &= attlist.id
element.Sound = element Sound { attlist.Sound, empty }
attlist.Sound &=
[ a:defaultValue = " 1" ] attribute times { xsd:unsignedShort }?,
[ a:defaultValue = "sync" ] attribute playmode { "sync" | "async" }?,
attlist.refstream,
attlist.id
element.SoundStream = element SoundStream { attlist.SoundStream, empty }
attlist.SoundStream &=
attribute encoding { "PCM" | "MP3" },
attribute file { text },
attlist.id
element.ImageStream = element ImageStream { attlist.ImageStream, text }
attlist.ImageStream &=
attribute encoding { "JPEG" | "GIF" | "BMP" | "PNG" },
attribute file { text },
attlist.id
element.Header =
element Header {
attlist.id, attlist.Common.Canvas, (element.Common.Canvas)*
}
element.Footer =
element Footer {
attlist.id, attlist.Common.Canvas, (element.Common.Canvas)*
}
element.eSound = element eSound { attlist.eSound, empty }
attlist.eSound &= attlist.id, attlist.refstream
element.Font = element Font { attlist.Font, empty }
attlist.Font &=
attribute file { text },
attribute fontfilename { text },
attribute fontname { text },
attlist.id,
attlist.FontEncoding
element.Image = element Image { attlist.Image, text }
21
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
attlist.Image &= attlist.id, attlist.Common.Image
attlist.Common.Image &=
attribute x0 { xsd:unsignedShort },
attribute y0 { xsd:unsignedShort },
attlist.x1.unsigned,
attlist.y1.unsigned,
attlist.xsize,
attlist.ysize,
attlist.refstream
element.Button =
element Button {
attlist.Button,
element.BaseButton?,
element.FocusinButton?,
element.PushButton?,
element.UpButton?
}
attlist.Button &= attlist.id
start = element.BBeBXylog
A.3 ブロックレイアウト
A.3.1 レイアウトの概念
BBeB Bookフォーマットは,“ブロックレイアウト”という概念を導入している。“ブロックレイアウト”
では,文章,画像などの各コンテンツは,“ブロック”と呼ばれる領域内に表示される。ページ全体のレイ
アウトは,これらブロックを組み合わせて構成される。それぞれのブロックの配置位置は,各ブロック間
を相対位置指定することによって決まる。BBeB XML Xylogファイルフォーマットでは,図A.1で示され
るブロックレイアウトの概念をベースにしている。
22
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
図A.1−“ブロックレイアウト”の概念図
A.3.2 ブロック
附属書AのTextBlock要素,ImageBlock要素,ButtonBlock要素及びCanvas要素は,“ブロック”として,
“ページ”内に配置される。これらのブロック要素は,Page要素の子要素として,相対位置を指定する
BlockSpace要素とともに記述される。
また,これら“ブロック”には,背景画像,背景色,枠などを描画することが可能である。
A.3.3 座標系
附属書Aでは,文字組み方向が横組み及び縦組みに従い,次の2次元の座標系(X,Y)を指定すること
ができる。図A.2に示す。
図A.2−座標系
X
横組み
縦組み
X
Y
Y
相対配置
ブロック
ページ
横組み
23
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
A.4 用語の定義
A.4.1 ページ内レイアウト
ページ内レイアウトで利用される用語の定義は,次のとおりである(図A.3参照)。
スクリーンサイズ:
BookSetting要素のscreenwidth属性及びscreenheight属性によって指定される,描画領域の期待サイズ
(A.5.71参照)。
topmargin:
スクリーンサイズ内の,上端とヘッダー領域との間のサイズ。
ヘッダー領域:
ヘッダーが描画される領域。
headheight:
ヘッダー領域の高さ。
headsep:
ヘッダー領域と本文領域との間のスペース。
本文領域:
本文が描画される領域。
textheight:
本文領域の高さ。
textwidth:
本文領域,ヘッダー領域及びフッター領域の横幅。
footspace:
本文領域の下端とフッター領域の下端との間のサイズ。
footheight:
フッター領域の高さ。
oddsidemargin:
スクリーンサイズの左端と本文領域との間のマージンを指定する。oddsidemarginは,描画する内容が奇
数ページとして扱われたときに適用される。
evensidemargin:
スクリーンサイズの左端と本文領域との間のマージンを指定する。evensidemarginは,描画する内容が
偶数ページとして扱われたときに適用される。
24
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
図A.3−ページの構成
A.4.2 ブロック内レイアウト
ブロック内レイアウトで利用される用語の定義は,次のとおりである(図A.4参照)。
記述領域:
テキスト,イメージなどが配置される領域。
topskip:
記述領域の上端と,ブロックの上端との間のサイズ。
sidemargin:
記述領域の左端又は右端と,ブロックの左端又は右端との間のサイズ。
footskip:
記述領域の下端と,ブロックの下端との間のサイズ。
blockheight:
ブロックの高さ。
blockwidth:
ヘッダー領域
本文領域
フッター領域
スクリーンサイズ
topmargin
headheight
headsep
oddsidemargin
evensidemargin
textheight
footspace
footheight
textwidth
25
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
ブロックの幅。
parindent:
記述領域内の先頭行インデント幅。
parskip:
ある段落の最後の行と次の段落の最初の行との間の距離。
図A.4−ブロックの構成
ブロック
記述領域
段落
sidemargin
topskip
footskip
blockwidth
parindent
parskip
blockheight
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C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
A.4.3 データ型
附属書Aでは,属性値を指定するときに表A.1に示すようなデータ型を用いる。
表A.1−データ型
型名
意味
例
文字列
文字列を指定する。
“after”,“solid”
読み指定文字列
“読み仮名”として利用できる文字セット内の文字列
だけ指定できる。
“イーブック”,“フウリンカザ
ン 1”
ファイルパス文字列
ファイルパスを付けてファイル名を指定する。
“D:¥sample.jpg”,
“..¥data¥white.mp3”
10進文字列
10進数の数字を文字列で指定する。
“10”,“20”
16進文字列
16進数の数字を文字列で指定する。16進数であること
を示すために,数値の先頭に”0x”を付記する。
“0x12”,“0x3333”
スタイル文字列
stylelabel属性値で指定された文字列を指定する。
“Main Block”,“Cover Page”,
“Section Title Text”
オブジェクトID文字列 objid属性値で指定された文字列を指定する。
“33”,“Object12”
COLORREF文字列
色を意味する32ビット16進数を文字列で指定する。
記述形式は,0xaarrggbbとなる。[aa:アルファチャネ
ル(この規格では,00又はffの指定),rr:赤の色値,
gg:緑の色値,bb:青の色値]
“0x00ff0000”(赤)
A.5 構成要素
A.5.1 BBeBXylog
“BBeB XML Xylogファイルフォーマット”に適合したコンテンツを示す要素である(表A.2参照)。
表A.2−BbeBXylogの属性
属性名
デフォルト値
型
詳細情報
version(必須)
文字列
“1.0”と記述する。
version属性は,附属書Aに基づいて記述している場合は“1.0”と記述する。
A.5.2 BookInformation
書誌情報及び目次情報を指定する要素である。
A.5.3 Info
書誌情報及び付加情報を指定する要素である(表A.3参照)。
表A.3−Infoの属性
属性名
デフォルト値
型
詳細情報
version(必須)
文字列
“1.0”と記述する。
versionは,書誌情報データのフォーマットバージョンを指定する属性である。この規格に基づいて記述
している場合は“1.0”と記述する。
A.5.4 BookInfo
コンテンツの書誌情報を指定する要素である。
A.5.5 Title
コンテンツのタイトルを指定する要素である(表A.4参照)。
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C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表A.4−Titleの属性
属性名
デフォルト値
型
詳細情報
reading(必須)
読み指定文字列
readingは,Title要素の読み方を指定する属性である。このreading属性値を利用して,タイトルのソー
トを行うことを想定している。日本語では仮名文字など,英語ではアルファベットなどを指定することが
できる。この属性で利用できる文字セットの詳細は,運用者によって規定されることがある。
A.5.6 Author
Authorは,コンテンツの著者名を指定する要素である。著者が二人以上存在する場合は,一つの要素内
に並べて記述する(表A.5参照)。
表A.5−Authorの属性
属性名
デフォルト値
型
詳細情報
reading(必須)
読み指定文字列
readingは,Author要素の読み方を指定する属性である。このreading属性値を利用して,著者のソート
を行うことを想定している。日本語では仮名文字など,英語ではアルファベットなどを指定することがで
きる。この属性で利用できる文字セットの詳細は,運用者によって規定されることがある。
A.5.7 BookID
BookIDは,コンテンツを管理するID情報を指定する要素である。個人向けID体系及び商用向けID体
系が存在している。個人向けID体系は,“FB”で始まり,14桁以下の文字(合計16桁以下)を指定する。
商用向けID体系は,運用者によって規定されることがある。
A.5.8 Publisher
Publisherは,コンテンツの出版社名を指定する要素である(表A.6参照)。
表A.6−Publisherの属性
属性名
デフォルト値
型
詳細情報
reading(必須)
読み指定文字列
readingは,Publisher要素の読み方を指定する属性である。このreading属性値を利用して,出版社名の
ソートを行うことを想定している。日本語では仮名文字など,英語ではアルファベットなどを指定するこ
とができる。この属性で利用できる文字セットの詳細は,運用者によって規定されることがある。
A.5.9 Label
Labelは,コンテンツのレーベル名又はブランド名を指定する要素である(表A.7参照)。
表A.7−Labelの属性
属性名
デフォルト値
型
詳細情報
reading(必須)
読み指定文字列
readingは,Label要素の読み方を指定する属性である。このreading属性値を利用して,出版レーベル名
及びブランド名のソートを行うことを想定している。日本語では仮名文字など,英語ではアルファベット
などを指定することができる。この属性で利用できる文字セットの詳細は,運用者によって規定されるこ
とがある。
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C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
A.5.10 Category
Categoryは,コンテンツのジャンルを指定する要素である。最大二つまで指定可能である。
A.5.11 Classification
Classificationは,コンテンツデータの特徴,例えば“カラー画像”,“音声あり”,などを指定する要素で
ある。
A.5.12 FreeText
FreeTextは,書籍紹介文など,コンテンツに関する情報を自由に指定できる要素である。
A.5.13 DocInfo
DocInfoは,コンテンツのサムネイル情報,言語情報などを指定する要素である。
A.5.14 Cthumbnail
Cthumbnailは,コンテンツのサムネイル画像のファイル名を指定する要素である(表A.8参照)。
表A.8−Cthumbnailの属性
属性名
デフォルト値
型
詳細情報
file(必須)
ファイルパス文字
列
サムネイルとして利用するファイルの絶対パス,又
はアクセス可能な相対パスで記述する。
fileは,サムネイル画像ファイルの存在するパス及びそのファイル名を指定する属性である。
A.5.15 Language
Languageは,コンテンツの主言語をJIS X 0412-1で規定された言語コードを指定する要素である。
A.5.16 Creator
Creatorは,コンテンツ作成者名又は作成スタジオ名を指定する要素である。
A.5.17 SumPage
SumPageは,想定した表示領域に対してのコンテンツの総ページ数を指定する要素である。
A.5.18 Keyword
Keywordは,タイトルを探すときのためのキーワードを指定する要素である。
A.5.19 TOC
TOCは,コンテンツの目次情報を指定する要素である。
A.5.20 TocLabel
A.5.20.0 一般
TocLabelは,目次情報で表示する目次の項目名を指定する要素である(表A.9参照)。
表A.9−TocLabelの属性
属性名
デフォルト値
型
詳細情報
refobj(必須)
オブジェクトID文
字列
目次として参照するTextBlock要素,ImageBlock
要素,ButtonBlock要素及びCanvas要素のobjid属
性値を指定する。
refpage(必須)
オブジェクトID文
字列
refobj属性で指定したブロックが指定されている
Page要素のobjid属性値を指定する。
A.5.20.1 refobj
refobjは,該当する目次項目のリンク先であるブロックのobjid属性値を指定する属性である。このrefobj
属性で指定されたブロックは,refpage属性で指定されたPage要素の子要素として利用されていなければ
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
ならない。目次項目選択時のジャンプ動作先として利用する。
A.5.20.2 refpage
refpageは,該当する目次項目の飛び先であるブロックが属するPage要素のobjid属性値を指定する属性
である。目次項目選択時のジャンプ動作先の目安として利用する。
A.5.21 Main
Mainは,コンテンツ本文を指定する要素である。
A.5.22 Page
A.5.22.0 一般
Pageは,ページを構成する要素及びそのレイアウト情報を指定する要素である。Page要素の属性値には,
表A.10に示された全ての属性を指定できるが,pagestyle属性として指定するPageStyle要素に対して差異
のある情報だけを記述することが望ましい。
表A.10−Pageの属性
属性名
デフォルト値
型
詳細情報
bgimagemode
文字列
“fix”,“tile”,“centering”の中から選択する。
evenfooterid
オブジェクトID文
字列
Footer要素のobjid属性値を指定する。
evenheaderid
オブジェクトID文
字列
Header要素のobjid属性値を指定する。
evensidemargin
(符号なし整数)
10進文字列
[dot](表示する画面の最小構成単位)
footheight
(符号付き整数)
10進文字列
[dot]
footspace
(符号付き整数)
10進文字列
[dot]
headheight
(符号付き整数)
10進文字列
[dot]
headsep
(符号付き整数)
10進文字列
[dot]
layout
文字列
“LrTb”又は“TbRl”のいずれかを指定する。
objid(必須)
文字列
ファイル内で唯一の文字列を指定する。
oddfooterid
オブジェクトID文
字列
Footer要素のobjid属性値を指定する。
oddheaderid
オブジェクトID文
字列
Header要素のobjid属性値を指定する。
oddsidemargin
(符号なし整数)
10進文字列
[dot]
pageposition
文字列
“upper”,“lower”又は“any”のいずれかから指
定する。
pagestyle(必須)
スタイル文字列
指定したスタイル文字列は参照先のPageStyle要素
のstylelabel属性値と一致させる必要がある。
refbgimage
オブジェクトID文
字列
参照するImage要素のobjid属性値を指定する。ま
た,同時にbgimagemode属性の指定が必要である。
textheight
(符号なし整数)
10進文字列
[dot]
textwidth
(符号なし整数)
10進文字列
[dot]
topmargin
(符号付き整数)
10進文字列
[dot]
A.5.22.1 pagestyle
pagestyleは,そのページを描画するのに必要な情報を記述したPageStyle要素を指定する属性である。
A.5.22.2 refbgimage
refgbimageは,ページの背景に画像を表示する場合に表示したい画像の情報が存在するImage要素の
objid属性値を指定する属性である。指定がなければ,ページに背景画像の設定がないことを意味する。
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
A.5.22.3 pageposition
pagepositionは,2画面表示したとき,そのページの先頭を左側から表示するのか,又は右側から表示す
るのかを指定する属性である。
上流側に表示をする際は“upper”を指定し,下流側に指定をする際は“lower”を指定する。また,前
のページに続いて表示をする場合は,“any”を指定する。
BookSetting要素で指定するbindingdirection属性が“Rl”(多くの場合,縦書き)である場合,“upper”
は開始ページが右側,“lower”は開始ページが左側,“any”は前のページから続けて表示することを意味
する。
BookSetting要素で指定するbindingdirection属性が“Lr”(多くの場合,横書き)である場合,“upper”
は開始ページが左側,“lower”は開始ページが右側,“any”は前のページから続けて表示することを意味
する。
A.5.22.4 oddheaderid
oddheaderidは,2画面表示したとき,横組みの右側ページ,縦組みの左側ページに表示するHeader要素
のobjid属性値を指定する属性である。
A.5.22.5 evenheaderid
evenheaderidは,2画面表示したとき,横組みの左側ページ,縦組みの右側ページに表示するHeader要
素のobjid属性値を指定する属性である。
A.5.22.6 oddfooterid
oddfooteridは,2画面表示したとき,横組みの右側ページ,縦組みの左側ページに表示するFooter要素
のobjid属性値を指定する属性である。
A.5.22.7 evenfooterid
evenfooteridは,2画面表示したとき,横組みの左側ページ,縦組みの右側ページに表示するFooter要素
のobjid属性値を指定する属性である。
A.5.22.8 bgimagemode
bgimagemodeは,refbgimage属性で指定した画像の配置方法を指定する属性である。“fix”は,画像を本
文表示領域の表示開始位置に合わせて描画する。“tile”は,画像を本文表示領域の表示開始位置に合わせ
て描画し,余った領域にも画像をタイル状に並べて表示する。“centering”は,画像の中心が,本文表示領
域の中心と同じになるように表示する(図A.5参照)。
図A.5−bgimagemode属性
fix
tile
centering
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
A.5.22.9 evensidemargin
evensidemarginは,2画面表示する場合の“ページの構成”の左側の余白を設定する属性である。
横組みの左側ページ,縦組みの右側ページの左側余白に対して,evensidemargin属性で指定した値が利
用される。
A.5.22.10 footheight
footheightは,“ページの構成”のフッター領域の高さfootheightのサイズを指定する属性である。
A.5.22.11 footspace
footspaceは,“ページの構成”のフッター領域の下辺と本文領域の下辺との間隔footspaceのサイズを指
定する属性である。
A.5.22.12 headheight
headheightは,“ページの構成”のヘッダー領域の高さheadheightのサイズを指定する属性である。
A.5.22.13 headsep
headsepは,“ページの構成”の本文領域の上辺とヘッダー領域の下辺との間隔headsepのサイズを指定
する属性である。
A.5.22.14 layout
layoutは,Page要素で指定される領域の座標系を指定する属性である。
“LrTb”が指定されたときは,左上を原点とし,右方向にX軸,下方向にY軸を作る。“TbRl”が指定
されたときは,右上を原点とし,下方向にX軸,左方向にY軸を作る(図A.6参照)。
図A.6−layout属性
A.5.22.15 oddsidemargin
oddsidemarginは,2画面表示の“ページの構成”の左側の余白を設定する属性である。
2画面表示する場合,横組みの右側ページ,縦組みの左側ページの左側余白に対して,oddsidemargin属
性で指定した値が利用される。1画面表示をする場合,oddsidemarginが常に利用される。
A.5.22.16 textheight
textheightは,“ページの構成”の本文領域の高さtextheightのサイズを指定する属性である。
A.5.22.17 textwidth
textwidthは,“ページの構成”の本文領域の幅textwidthのサイズを指定する属性である。
LrTb
TbRl
X
X
Y
Y
height
width
layout属性の指定によって座標系が変化するが,widthとheight
との位置関係は変化しない
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C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
A.5.22.18 topmargin
topmarginは,“ページの構成”のヘッダー領域上辺とスクリーンサイズの上辺との間隔topmarginの値を
指定する属性である。
A.5.22.19 objid
objidは,その要素を識別するためのIDを指定する属性である。コンテンツ内で唯一となる値を指定す
る。
A.5.23 Wait
Waitは,コンテンツを表示するとき指定した時間だけ描画を待たせる“タイマー”の設定を行う要素で
ある(表A.11参照)。
表A.11−Waitの属性
属性名
デフォルト値
型
詳細情報
time(必須)
(符号付き整数)
10進文字列
timeは,タイマーの時間を設定する属性である。
設定する時間が“0”のときは何らかの入力が起こるまで待ち続ける。プラスの値が与えられたときは,
その時間(×100 ms)の間,何もしない。マイナスの値が与えられたときは,その絶対値の時間(×100 ms)
より先に入力が起きた場合は入力を優先して次の描画を行う。
A.5.24 TextBlock
A.5.24.0 一般
TextBlockは,文字を描画するブロックの設定及び表示する文字の指定をする要素である。TextBlock要
素の属性値で描画する文字及びブロックのスタイルを指定できる。TextBlock要素の属性値には,blockstyle
及びtextstyle属性として指定するBlockStyle要素,並びにTextStyle要素に対して差異のある情報だけを記
述することが望ましい(表A.12参照)。
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表A.12−TextBlockの属性
属性名
デフォルト値
型
詳細情報
align
String
“head”,“center”又は“foot”のいずれかを指定
する。
baselineskip
(符号付き整数)
10進文字列
[pt]*10(ポイントを単位として指定する長さを10
倍した値)
bgcolor
COLORREF文字列
bgimagemode
String
“fix”,“tile”又は“centering”の中から指定する。
また,同時にrefbgimage属性の指定が必要である。
blockheight
(符号なし整数)
10進文字列
[dot]
blockrule
String
TextBlock要素のblockrule属性値として,
“horz-fixed”,“horz-adjustable”,“vert-fixed”又
は“vert-adjustable”のいずれかを指定する。
blockstyle(必須)
スタイル文字列
指定したスタイル文字列は参照先のBlockStyle要
素のstylelabel属性値と一致させる必要がある。
blockwidth
(符号なし整数)
10進文字列
[dot]
charspace
(符号付き整数)
10進文字列
[pt]*10
column
10進文字列
1〜9の整数値を指定する。
columnsep
(符号付き整数)
10進文字列
[pt]*10
empdotscode
16進文字列
傍点として利用する文字の文字コードを指定する。
また,同時にempdotsfontname属性及び
refempdotsfont属性の指定が必要である。
empdotsposition
文字列
“before”又は“after”のいずれかを指定する。
emplinetype
文字列
“none”,“solid”,“dotted”,“double”又は“dashed”
のいずれかを指定する。
emplineposition
文字列
“before”又は“after”のいずれかを指定する。
fontescapement
10進文字列
“0”又は“2 700”を指定する。
fontfacename
文字列
フォント名を指定する。
fontorientation
10進文字列
“0”又は“2 700”を設定する。
fontsize
(符号付き整数)
10進文字列
[pt]*10
fontweight
10進文字列
1〜1 000の値を指定する。
fontwidth
(符号付き整数)
10進文字列
[pt]*10
字形を変形させない場合は,-10を指定する。
footskip
(符号なし整数)
10進文字列
[dot]
framecolor
COLORREF文字列
framemode
文字列
“curve”又は“square”のいずれかを指定する。
framewidth
(符号なし整数)
10進文字列
[dot]
layout
文字列
“LrTb”又は“TbRl”のいずれかを指定する。
letterspace
(符号付き整数)
10進文字列
[pt]*10
linecolor
COLORREF文字列
linespace
(符号付き整数)
10進文字列
[pt]*10
textlinewidth
(符号なし整数)
10進文字列
[pt]*10
objid(必須)
文字列
ファイル内で唯一の文字列を指定する。
parindent
(符号付き整数)
10進文字列
[pt]*10
parskip
(符号付き整数)
10進文字列
[pt]*10
refbgimage
オブジェクトID文
字列
参照するImage要素のobjid属性値を指定する。ま
た,同時にbgimagemode属性の指定が必要である。
rubyalign
文字列
“start”又は“center”のいずれかの文字列を指定
する。
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表A.12−TextBlockの属性(続き)
属性名
デフォルト値
型
詳細情報
rubyadjust
文字列
“line-edge”又は“none”のいずれかの文字列を
指定する。
rubyoverhang
文字列
“auto”又は“none”のいずれかの文字列を指定す
る。
sidemargin
(符号なし整数)
10進文字列
[dot]
textbgcolor
COLORREF文字列
textcolor
COLORREF文字列
textstyle(必須)
スタイル文字列
指定したスタイル文字列は参照先のTextStyle要素
のstylelabel属性値と一致させる必要がある。
toclabel
TOCで“項目名”として登録する文字列を記述す
る。
topskip
(符号なし整数)
10進文字列
[dot]
wordspace
(符号付き整数)
10進文字列
[pt]*10
empdotsfontname
文字列
傍点で利用するフォントのフォント名を指定する。
同時にempdotscode及びrefempdotsfont属性の指
定が必要である。
refempdotsfont
オブジェクトID文
字列
参照するFont要素のobjid属性値を指定する。また,
同時にempdotscode属性及びempdotsfontname属
性の指定が必要である。
A.5.24.1 fontsize
fontsizeは,文字の大きさを指定する属性である。単位は,ptの10倍とする。
A.5.24.2 fontwidth
fontwidthは,文字の横幅を指定する属性である。通常は,フォントサイズに応じた適切な幅が適用され
るが,この属性は意図的にそれを変える場合に使う。単位は,ptの10倍とする。
A.5.24.3 fontescapement
fontescapementは,文字の送り方向を指定する属性である。横組みの場合は,“0”を指定し,縦組みの
場合は,“2700”を指定する。これ以外の値の指定は禁止する。
A.5.24.4 fontorientation
fontorientationは,文字の回転方向を指定する属性である。横組みの場合は,“0”を指定し,縦組みの場
合は,“2700”を指定する。これ以外の値の指定は禁止する。
A.5.24.5 fontfacename
fontfacenameは,出力するフォント名を指定する属性である。何も指定しなければ,標準書体で描画さ
れる。
A.5.24.6 textcolor
textcolorは,出力する文字の色を指定する属性である。何も指定しなければ,黒(0x00000000)で描画
される。
A.5.24.7 textbgcolor
textbgcolorは,文字の背景色を指定する属性である。通常は,透明色(0xff000000)が利用される。
A.5.24.8 wordspace
wordspaceは,欧文単語間のスペースの幅を指定する属性である。単位は,ptの10倍とする。
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A.5.24.9 letterspace
letterspaceは,欧文文字間隔のサイズを指定する属性である。単位は,ptの10倍とする。
A.5.24.10 charspace
charspaceは,和文文字間隔のサイズを指定する属性である。単位は,ptの10倍とする。
A.5.24.11 baselineskip
baselineskipは,ベースライン間隔のサイズを指定する属性である。単位は,ptの10倍とする。
A.5.24.12 linespace
linespaceは,隣接する行の最小限確保する間隔を指定する属性である。単位は,ptの10倍とする。
A.5.24.13 parindent
parindentは,段落の先頭行の書出し位置を指定する属性である。マイナスの値が指定された場合は,突
出しインデント表示になり,最大はsidemargin属性で指定した分となる。単位は,ptの10倍とする。
A.5.24.14 parskip
parskipは,段落間隔をbaselineskip属性で指定した値以上に開きたいときに指定する属性である。単位
は,ptの10倍とする。
A.5.24.15 rubyalign
rubyalignは,ルビのふり方位置を指定する属性である。表A.13に示す表を用いて値で指定する。
表A.13−rubyalign属性
付き方値
肩付き
中付き
start
center
A.5.24.16 rubyadjust
rubyadjustは,ルビの行端処理方法を指定する属性である。次に示す表を用いて値で指定する。このとき,
“処理あり”とは,行の先端又は終端において,ルビ文字列が親文字列よりも長いときに,先端又は終端
をそろえる処理のことを意味する(表A.14参照)。
表A.14−rubyadjust属性
行端処理方法値
処理あり
処理なし
line-edge
none
A.5.24.17 rubyoverhang
rubyoverhangは,ルビの込み処理方法を指定する属性である。次に示す表を用いて“auto”又は“none”
で指定する。“込み処理あり”は,ルビ文字列が親文字列より長い場合に,ルビ文字列が隣の文字列に重な
ることを許すことを意味する(表A.15参照)。
表A.15−rubyoverhang属性
RubyOverhang
込み処理値
込み処理あり
auto
込み処理なし
none
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A.5.24.18 empdotsposition
empdotspositionは,傍点を付ける位置を指定する属性である。表A.16に示す表を用いて指定する。
表A.16−empdotsposition属性
EmpDotsPosition
場所指定地
Before(横組み:文字列上側,縦組み:文字列右側) before
After(横組み:文字列下側,縦組み:文字列左側)
after
A.5.24.19 empdotscode
empdotscodeは,傍点として表示する1文字(記号)を指定する属性である。文字コード(UTF-16)で
指定する。
A.5.24.20 emplineposition
emplinepositionは,傍線を付ける位置を指定する属性である。表A.17に示す表を用いて指定する。
表A.17−emplineposition属性
傍線位置
場所指定値
Before(横組み:文字列上側,縦組み:文字列右側) before
After(横組み:文字列下側,縦組み:文字列左側)
after
A.5.24.21 emplinetype
emplinetypeは,傍線の種類を指定する属性である。表A.18に示す表を用いて指定する。
表A.18−emplinetype属性
線の種類
ラインモード値
表示せず
none
実線
solid
点線
dotted
破線
dashed
二重線
double
A.5.24.22 column
columnは,段組表示をするときに段の数を指定する属性である。
A.5.24.23 columnsep
columnsepは,段組表示をするとき,段間のスペースを指定する属性である。単位は,ptの10倍とする。
A.5.24.24 align
alignは,テキストのそろえ方向を指定する属性である。表A.19に示す表を用いて指定する。
表A.19−align属性
そろえ方向
指定値
行頭
head
中央
center
行末
foot
A.5.24.25 textlinewidth
textlinewidthは,Empline要素で指定される傍線,Box要素で指定される囲みけい(罫)線の太さを指定
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する属性である。単位は,ptの10倍とする。
A.5.24.26 linecolor
linecolorは,Empline要素で指定される傍線,Box要素で指定される囲みけい線の色を指定する属性であ
る。
A.5.24.27 textstyle
textstyleは,そのテキストを描画するのに必要な情報を記述したTextStyle要素のstylelabel属性値を記述
する属性である。
A.5.24.28 fontweight
fontweightは,文字の太さを指定する属性である。“400”で通常の太さになり,“800”で太文字になる。
A.5.24.29 objid
A.5.22.19に示す。
A.5.24.30 bgcolor
bgcolorは,ブロック全体の背景色を指定する属性である。
A.5.24.31 bgimagemode
bgimagemodeは,refbgimage属性で指定した画像の配置方法を指定する属性である。“fix”は,画像を本
文表示領域の表示開始位置に合わせて描画する。“tile”は,画像をブロック領域の表示開始位置に合わせ
て描画し,余った領域にも画像をタイル状に並べて表示する。“centering”は,画像の中心が,ブロック領
域の中心と同じになるように表示する。
A.5.24.32 blockheight
blockheightは,ブロックのheightを指定する属性である。
A.5.24.33 blockrule
blockrule属性は,表示端末に文字サイズ拡大機能がある場合,その機能を行使したときのブロックサイ
ズに関する拡大ルールを指定する属性である。TextBlock要素で利用される場合は,横組みのときは
“horz-fixed”又は“horz-adjustable”,縦組み時のときは“vert-fixed”又は“vert-adjustable”のいずれかを
設定する。ImageBlock要素で利用される場合は,“block-fixed”又は“block-adjustable”のいずれかを設定
する(表A.20参照)。
表A.20−blockrule属性
Rule value
Rule
horz-fixed
横幅を絶対に変化させない。
horz-adjustable
横幅を変更することがある。
vert-fixed
縦幅を絶対に変化させない。
vert-adjustable
縦幅を変化させることがある。
block-fixed
全ての幅を変化させない。
block-adjustable
縦横を同じ比率で拡大表示する。
A.5.24.34 blockstyle
blockstyleは,そのブロックを描画するのに必要な情報を記述したBlockStyle要素のstylelabel属性値を
指定する属性である。
A.5.24.35 blockwidth
blockwidthは,“ブロックの構成”のブロックの横幅を指定する属性である。
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A.5.24.36 footskip
footskipは,“ブロックの構成”のブロックを横組みしたときに下の余白footskipとなるサイズを指定す
る属性である。縦組みでは左の余白を示す。
A.5.24.37 framecolor
framecolorは,ブロックを囲むフレームの色を指定する属性である。
A.5.24.38 framemode
framemodeは,ブロックを囲むフレームの種類を指定する属性である。フレームの四隅を直角に描画す
る場合は“square”を設定し,フレームの四隅を丸く描画する場合は“curve”を指定する。
A.5.24.39 framewidth
framewidthは,ブロックを囲むフレームの線の太さを指定する属性である。この値が“0”の場合及び指
定がない場合は,フレームを描画しないことを意味する。
A.5.24.40 layout
layoutは,ブロックの座標系を指定する属性である。
“LrTb”が指定されたときは,左上を原点とし,右方向にX軸,下方向にY軸を作る。TextBlock要素
の場合はテキストは横組みとなる。
“TbRl”が指定されたときは,右上を原点とし,下方向にX軸,左方向にY軸を作る。TextBlock要素
の場合はテキストは縦組みとなる。
A.5.24.41 refbgimage
refbgimageは,ブロックの背景に画像を表示する場合に表示したい画像の情報が存在するImage要素の
objid属性値を指定する属性である。指定がなければ,ブロックに背景画像の指定がないことを意味する。
A.5.24.42 sidemargin
sidemarginは,“ブロックの構成”のブロックを横組みしたときに左右の余白sidemarginとなるサイズを
指定する属性である。縦組みでは上下の余白を示す。
A.5.24.43 toclabel
toclabelは,ブロックに目次情報で表示する目次文字列を指定する属性である。BookInformation要素内
のToclabel要素に記述する目次文字列と一致することが望ましい。オーサリングツールなどでは,自動目
次生成機能などでこの属性値が自動的にTOC要素に挿入される。
A.5.24.44 topskip
topskipは,“ブロックの構成”のブロックを横組みしたときに上の余白topskipとなるサイズを指定する
属性である。縦組みでは,右の余白を示す。
A.5.24.45 empdotsfontname
empdotsfontnameは,傍点で利用する文字(又は記号)のフォント名を指定する属性である。
A.5.24.46 refempdotsfont
refempdotsfontは,傍点で利用する文字のフォントが格納されているFont要素のobjid属性値を指定する
属性である。“0”が指定された場合は,標準書体を利用することを意味する。
A.5.25 P
Pは,文章の区切りの最小単位を指定する要素である。印刷された小説などでは,段落を意味する。電
子ならではの表現に対応することのできる最小単位でもある(表A.21参照)。
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表A.21−Pの属性
属性名
デフォルト値
型
詳細情報
refesound
0
10進文字列
eSound要素のobjid属性値を指定する。
refesoundは,埋込み音声再生で利用する音声の指定をする属性である。refesound属性では,eSound要
素のobjid属性値を指定する。ここで埋込み音声を指定すると,そのP要素を表示したとき,音声が同期
再生される。
A.5.26 Plot
Plotは,インライン画像又はインラインボタンを描画することを指定する要素である(表A.22参照)。
表A.22−Plotの属性
属性名
デフォルト値
型
詳細情報
adjustment
“bottom”
文字列
“center”,“baseline”,“top”又は“bottom”の中
から指定する。
refobj(必須)
オブジェクトID文
字列
参照するImage要素又はButton要素のobjid属性値
を指定する。
xsize(必須)
(符号なし整数)
10進文字列
[pt]*10
ysize(必須)
(符号なし整数)
10進文字列
[pt]*10
A.5.26.1 xsize
xsizeは,インライン画像又はインラインボタンを表示する領域のX軸方向のサイズを指定する属性で
ある。単位は,ptの10倍とする。
A.5.26.2 ysize
ysizeは,インライン画像又はインラインボタンを表示する領域のY軸方向のサイズを指定する属性で
ある。単位は,ptの10倍とする。
A.5.26.3 refobj
refobjは,表示するインライン画像又はインラインボタンを指定する属性である。refobj属性で指定され
るobjid属性値は,必ずインライン描画するImage要素又はButton要素のものを指定する。
A.5.26.4 adjustment
adjustmentは,前後のテキストに対するインライン画像又はインラインボタンの位置を指定する属性で
ある。
横組みの場合,“top”はこれらインラインオブジェクトの上辺とテキストの上辺を合わせて描画し,
“center”はインラインオブジェクトとテキストの中心線とが同じになるように描画し,“baseline”は文字
のベースラインの位置にインラインオブジェクトの下辺がそろうように描画し,そして“bottom”が指定
された場合は,インラインオブジェクトの下辺とテキストの下辺とがそろうように描画する。
縦組みの場合,“top”はインラインオブジェクトの右辺とテキストの右辺を合わせて描画し,“center”
はインラインオブジェクトとテキストの中心線とが同じになるように描画し,“baseline”は文字のベース
ラインの位置にインラインオブジェクトの左辺がそろうように描画し,そして“bottom”が指定された場
合は,インラインオブジェクトの左辺とテキストの左辺とがそろうように描画する。
A.5.27 CR
CRは,強制的に改行処理を行う要素である。これがP要素の直後に指定された場合は,通常のベース
ライン間隔baselineskip属性に段落間隔parskip属性で指定した値を加えた値を段落間隔として確保する。
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
A.5.28 Fill
Fillは,指定された領域を特定の文字で埋めて描画する要素である(表A.23参照)。
表A.23−Fillの属性
属性名
デフォルト値
型
詳細情報
code(必須)
16進文字列
0x0020〜0xffffの範囲で指定可能
codeは,利用する文字の文字コード番号(UTF-16)を指定する属性である。
A.5.29 Space
Spaceは,文字間のアキ及びツメの移動量を指定する要素である(表A.24参照)。
表A.24−Spaceの属性
属性名
デフォルト値
型
詳細情報
xsize(必須)
(符号付き整数)
10進文字列
[dot]
xsizeは,X軸方向の移動量を指定する属性である。マイナスの値を指定した場合,ツメ処理となる。
A.5.30 CharButton
CharButtonは,ボタン機能をもたせた文字列を指定する要素である(表A.25参照)。
表A.25−CharButtonの属性
属性名
デフォルト値
型
詳細情報
refobj(必須)
オブジェクトID文
字列
Button要素のobjid属性値を指定する。
refobjは,動作させるボタンを指定する属性である。refobj属性で指定されるobjid属性値は,必ず文字
ボタンの動作を記述したButton要素のものを指定する。
A.5.31 Rubi
Rubiは,ルビ付きの文字列を指定する要素である。
A.5.32 Oyamoji
Oyamojiは,ルビ付き文字列の親文字を指定する要素である。
A.5.33 Gaiji
Gaijiは,外字を指定する要素である。外字となる文字コード番号(UTF-16)とその外字の置替え文字列
とを記述する(表A.26参照)。
表A.26−Gaijiの属性
属性名
デフォルト値
型
詳細情報
code(必須)
16進文字列
0x0020〜0xffffの範囲で指定可能
fontfacename
(必須)
文字列
出力するフォント名を指定する。
refobj(必須)
オブジェクトID文
字列
Font要素のobjid属性値を指定する。
A.5.33.1 refobj
refobjは,外字として表示する文字のフォントを指定するobjid属性値を指定する属性である。refobj属
性で指定されるobjid属性値は,必ず表示する外字のフォントを含んでいるFont要素のものを指定する。
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C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
A.5.33.2 fontfacename
A.5.24.5に示す。
A.5.33.3 code
codeは,外字として利用される文字の文字コード番号を指定する属性である。
A.5.34 AltString
AltStringは,置替え文字列を指定する要素である。置替え文字列は,表示装置が該当する文字を表示で
きない状態にあるときに利用される。
A.5.35 Org
Orgは,置替えを設定する元の文字列を指定する要素である。
A.5.36 Alt
Altは,Org要素に対する置替え文字列を指定する要素である。
A.5.37 Rubimoji
Rubimojiは,Oyamoji要素で指定された親文字に対するルビ文字を指定する要素である。
A.5.38 Box
Boxは,囲みけい線を引く文字列を指定する要素である(表A.27参照)。
表A.27−Boxの属性
属性名
デフォルト値
型
詳細情報
linetype(必須)
文字列
“solid”,“dotted”,“dashed”又は“double”のい
ずれかから選ぶ。
linetypeは,囲みけい線の線種を指定する属性である。表A.28に示す表を用いて値で指定する。
表A.28−linetype属性
線の種類
ラインモード値
実線
solid
点線
dotted
破線
dashed
二重線
double
A.5.39 EmpDots
A.5.39.0 一般
EmpDotsは,傍点付きの文字を指定する要素である(表A.29参照)。
表A.29−EmpDotsの属性
属性名
デフォルト値
型
詳細情報
empdotscode
16進文字列
傍点として利用する文字のコードを指定する。ま
た,同時に
empdotsfontname
属性及び
refempdotsfont属性の指定が必要である。
empdotsposition
文字列
“before”又は“after”のいずれかを指定する。
empdotsfontname
文字列
フォント名を指定する。同時にempdotscode属性
及びrefempdotsfont属性の指定が必要である。
refempdotsfont
オブジェクトID文
字列
参照するFont要素のobjid属性値を指定する。また,
同時にempdotscode属性及びempdotsfontname属
性の指定が必要である。
42
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
A.5.39.1 empdotsposition
A.5.24.18に示す。
A.5.39.2 empdotscode
A.5.24.19に示す。
A.5.39.3 empdotsfontname
A.5.24.45に示す。
A.5.39.4 refempdotsfont
A.5.24.46に示す。
A.5.40 EmpLine
A.5.40.0 一般
Emplineは,傍線の付いた文字列を指定する要素である(表A.30参照)。
表A.30−Emplineの属性
属性名
デフォルト値
型
詳細情報
emplinetype
文字列
“none”,“solid”,“dotted”又は“dashed”,“double”
のいずれかを指定する。
emplineposition
文字列
“before”又は“after”のいずれかを指定する。
A.5.40.1 emplineposition
A.5.24.20に示す。
A.5.40.2 emplinetype
A.5.24.21に示す。
A.5.41 Sub
Subは,下付き文字列を指定する要素である。
A.5.42 Sup
Supは,上付き文字列を指定する要素である。
A.5.43 Yoko
Yokoは,縦組みに用いられる表現である“縦中縦”で組む文字列を指定する要素である。
A.5.44 Tate
Tateは,縦組み時に欧文文字を逆時計回りに90度回して表示する文字列を指定する要素である。
A.5.45 Nekase
Nekaseは,縦組みに用いられる表現である“寝かせ組み”で組む文字列を指定する要素である。“寝か
せ組み”では,全ての文字列が横に寝た状態で描画される。
A.5.46 NoBR
NoBRは,改行禁止文字列を指定する要素である。
A.5.47 DrawChar
DrawCharは,ドロップキャプション文字列を指定する要素である(表A.31参照)。
表A.31−DrawCharの属性
属性名
デフォルト値
型
詳細情報
line(必須)
(符号なし整数)
10進文字列
行数を指定する。
43
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
lineは,対象の文字列を何行分にわたったサイズで描画するか,その行数を指定する属性である。
A.5.48 Italic
Italicは,斜体で表示する文字列を指定する要素である。
A.5.49 Bold
Boldは,太字で表示する文字列を指定する要素である。
A.5.50 ImageBlock
A.5.50.0 一般
ImageBlockは,画像を描画するブロックの設定,及び表示する画像の指定をする要素である。ImageBlock
要素の属性値には,blockstyle属性として参照するBlockStyle要素に対し,差異のある情報だけを記述する
ことが望ましい。
なお,表示端末によって指定画像ファイルが表示できないことを考慮し,要素として置替え文字列を指
定することが望ましい。
表A.32−ImageBlockの属性
属性名
デフォルト値
型
詳細情報
x0(必須)
(符号なし整数)
10進文字列
[dot]
y0(必須)
(符号なし整数)
10進文字列
[dot]
x1(必須)
(符号なし整数)
10進文字列
[dot]
y1(必須)
(符号なし整数)
10進文字列
[dot]
xsize(必須)
(符号なし整数)
10進文字列
[dot]
ysize(必須)
(符号なし整数)
10進文字列
[dot]
refstream
オブジェクトID文
字列
参照するImageStream要素のobjid属性値を指定す
る。Image要素では,refstream属性しか選べない。
objid(必須)
文字列
ファイル内で唯一の文字列を指定する。
bgcolor
COLORREF文字列
bgimagemode
文字列
“fix”,“tile”又は“centering”の中から選ぶ。ま
た,同時にrefbgimage属性の指定が必要である。
blockheight
(符号なし整数)
10進文字列
[dot]
blockrule
文字列
ImageBlock要素のblockrule属性値として,
“block-fixed”又は“block-adjustable”のいずれか
を指定する。
blockstyle(必須)
スタイル文字列
指定したスタイル文字列は参照先のBlockStyle要
素のstylelabel属性値と一致させる必要がある。
blockwidth
(符号なし整数)
10進文字列
[dot]
footskip
(符号なし整数)
10進文字列
[dot]
framecolor
COLORREF文字列
framemode
文字列
“curve”又は“square”のいずれかを指定する。
framewidth
(符号なし整数)
10進文字列
[dot]
layout
文字列
“LrTb”又は“TbRl”のいずれかを指定する。
refbgimage
オブジェクトID文
字列
参照するImage要素のobjid属性値を指定する。た
だし,自分自身のobjid属性値を指定することはで
きない。
sidemargin
(符号なし整数)
10進文字列
[dot]
topskip
(符号なし整数)
10進文字列
[dot]
44
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
A.5.50.1 x0
x0は,元画像から表示に必要な部分を抽出するのに必要な左上点のX座標を指定する属性である。
A.5.50.2 y0
y0は,元画像から表示に必要な部分を抽出するのに必要な左上点のY座標を指定する属性である。
A.5.50.3 x1
x1は,元画像から表示に必要な部分を抽出するのに必要な右下点のX座標を指定する属性である。
A.5.50.4 y1
y1は,元画像から表示に必要な部分を抽出するのに必要な右下点のY座標を指定する属性である。
A.5.50.5 xsize
xsizeは,抽出した画像を表示するとき,X軸方向のサイズを幾つにするのかを指定する属性である。こ
のサイズが,(x1-x0)の値より大きい場合は,X軸方向の拡大,小さい場合はX軸方向の縮小をすること
を意味する。
A.5.50.6 ysize
ysizeは,抽出した画像を表示するとき,Y軸方向のサイズを幾つにするのかを指定する属性である。こ
のサイズが,(y1-y0)の値より大きい場合は,Y軸方向の拡大,小さい場合はY軸方向の縮小をすること
を意味する。
A.5.50.7 refstream
refstreamは,表示する元画像データの入ったImageStream要素のobjid属性値を指定する属性である。
A.5.50.8 objid
A.5.22.19に示す。
A.5.50.9 bgcolor
A.5.24.30に示す。
A.5.50.10 bgimagemode
A.5.24.31に示す。
A.5.50.11 blockheight
A.5.24.32に示す。
A.5.50.12 blockrule
blockruleは,表示端末に文字サイズ拡大機能がある場合,その機能を行使したときのブロックサイズに
関する拡大ルールを指定する属性である。TextBlock要素の場合は,横組みのときは“horz-fixed”,
“horz-adjustable”,縦組みのときは“vert-fixed”,“vert-adjustable”のいずれかを設定する。ImageBlock要
素の場合は,“block-fixed”,“block-adjustable”のいずれかを設定する。
設定可能な値については,A.5.24.33に示す。
A.5.50.13 blockstyle
A.5.24.34に示す。
A.5.50.14 blockwidth
A.5.24.35に示す。
A.5.50.15 footskip
A.5.24.36に示す。
A.5.50.16 framecolor
A.5.24.37に示す。
45
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
A.5.50.17 framemode
A.5.24.38に示す。
A.5.50.18 framewidth
A.5.24.39に示す。
A.5.50.19 layout
layoutは,ブロックの座標系を指定する属性である。
“LrTb”が指定されたときは,左上を原点とし,右方向にX軸,下方向にY軸を作る。
“TbRl”が指定されたときは,右上を原点とし,下方向にX軸,左方向にY軸を作る。
A.5.50.20 refbgimage
refbgimageは,ブロックの背景に画像を表示する場合に表示したい画像の情報が存在するImage要素の
objid属性値を指定する属性である。指定がなければ,ブロックに背景画像の設定がないことを意味する。
A.5.50.21 sidemargin
A.5.24.42に示す。
A.5.50.22 topskip
A.5.24.44に示す。
A.5.51 ButtonBlock
A.5.51.0 一般
ButtonBlockは,“ボタン”をブロックとして描画するときの動作を指定する要素である。ButtonBlockの
各属性値には,blockstyle属性で参照されるBlockStyle要素の属性値と異なるものだけを記述することが推
奨される。ボタンの操作には,四つのステートがある。“Base state”,“Focusin state”,“Push state”及び“Up
state”で,それぞれ“選択前”,“フォーカス時”,“ボタン押下時”及び“ボタンリリース時”の状態を意
味する。このステートの変更は,端末によってコントロールされる(表A.33参照)。
表A.33−ButtonBlockの属性
属性名
デフォルト値
型
詳細情報
objid(必須)
文字列
ファイル内で唯一の文字列を指定する。
bgcolor
COLORREF文字列
bgimagemode
文字列
“fix”,“tile”又は“centering”のいずれかを指定
する。また,同時にrefbgimage属性の指定が必要
である。
blockheight
(符号なし整数)
10進文字列
[dot]
blockrule
文字列
ButtonBlock要素のblockrule属性値として,
“block-fixed”又は“block-adjustable”のいずれか
を指定する。
blockstyle(必須)
スタイル文字列
指定したスタイル文字列は参照先のBlockStyle要
素のstylelabel属性値と一致させる必要がある。
blockwidth
(符号なし整数)
10進文字列
[dot]
footskip
(符号なし整数)
10進文字列
[dot]
framecolor
COLORREF文字列
framemode
文字列
“curve”又は“square”のいずれかを指定する。
framewidth
(符号なし整数)
10進文字列
[dot]
layout
文字列
“LrTb”又は“TbRl”のいずれかを指定する。
refbgimage
オブジェクトID文
字列
Image要素のobjid属性値を指定する。また,同時
にbgimagemode属性の指定が必要である。
46
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表A.33−ButtonBlockの属性(続き)
属性名
デフォルト値
型
詳細情報
sidemargin
(符号なし整数)
10進文字列
[dot]
topskip
(符号なし整数)
10進文字列
[dot]
A.5.51.1 objid
A.5.22.19に示す。
A.5.51.2 bgcolor
A.5.24.30に示す。
A.5.51.3 bgimagemode
A.5.24.31に示す。
A.5.51.4 blockheight
A.5.24.32に示す。
A.5.51.5 blockrule
表示端末に文字サイズ拡大機能がある場合,その機能を行使した時のブロックサイズに関する拡大ルー
ルを指定する属性。TextBlock要素で利用される場合は,横組みのときは“horz-fixed”,“horz-adjustable”,
縦組みのときは“vert-fixed”,“vert-adjustable”のいずれかを設定する。ImageBlock要素で利用される場合
は,“block-fixed”,“block-adjustable”のいずれかを設定する。
設定可能な値については,A.5.24.33に示す。
A.5.51.6 blockstyle
A.5.24.34に示す。
A.5.51.7 blockwidth
A.5.24.35に示す。
A.5.51.8 footskip
A.5.24.36に示す。
A.5.51.9 framecolor
A.5.24.37に示す。
A.5.51.10 framemode
A.5.24.38に示す。
A.5.51.11 framewidth
A.5.24.39に示す。
A.5.51.12 layout
layoutは,ブロックの座標系を指定する属性である。
“LrTb”が指定されたときは,左上を原点とし,右方向にX軸,下方向にY軸を作る。
“TbRl”が指定されたときは,右上を原点とし,下方向にX軸,左方向にY軸を作る。
A.5.51.13 refbgimage
refbgimageは,ブロックの背景に画像を表示する場合に表示したい画像の情報が存在するImage要素の
objid属性値を指定する属性である。指定がなければ,ブロックに背景画像の設定がないことを意味する。
A.5.51.14 sidemargin
A.5.24.42に示す。
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C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
A.5.51.15 topskip
A.5.24.44に示す
A.5.52 BaseButton
BaseButtonは,フォーカス前の標準状態において表示させるボタン画像を指定する要素である(表A.34
参照)。
表A.34−BaseButtonの属性
属性名
デフォルト値
型
詳細情報
refimage
オブジェクトID文
字列
参照するImage要素のobjid属性値を指定する。
refimageは,ボタンとして表示するImage要素のobjid属性値を指定する属性である。
なお,ボタンの呼出し元がCharButton要素であったときは,Image要素を指定しても描画されない。
A.5.53 FocusinButton
FocusinButtonは,ボタンがフォーカスイン状態になったときの動作を指定する要素である。ボタン動作
は,複数指定することが可能で,指定された順番で順次実行される(表A.35参照)。
表A.35−FocusinButtonの属性
属性名
デフォルト値
型
詳細情報
refimage
オブジェクトID文
字列
参照するImage要素のobjid属性値を指定する。
A.5.54 JumpTo
A.5.54.0 一般
JumpToは,ボタンの動作として,どのページに移動するか指定する要素である(表A.36参照)。
表A.36−JumpToの属性
属性名
デフォルト値
型
詳細情報
refobj(必須)
オブジェクトID文
字列
移動先のTextBlock要素,ButtonBlock要素,
ImageBlock要素又はCanvas要素のobjid属性値を
指定する。
refpage(必須)
オブジェクトID文
字列
移動先のブロックが含まれるPage要素のobjid属
性値を指定する。
A.5.54.1 refpage
A.5.20.2に示す。
A.5.54.2 refobj
A.5.20.1に示す。
A.5.55 Run
A.5.55.0 一般
Runは,ウィンドウ表示,ポップアップウィンドウ表示及び音声再生を指定する要素である(表A.37
参照)。
48
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表A.37−Runの属性
属性名
デフォルト値
型
詳細情報
runoption(必須) “normal”
文字列
“normal”,“opposite”,“center”又は
“opposite-center”のいずれかを指定する。
refobj(必須)
オブジェクトID文
字列
表示又は再生するPopUpWin要素,Window要素又
はSound要素のobjid属性値を指定する。
A.5.55.1 runoption
runoptionは,2画面表示でウインドウ及びポップアップウィンドウを表示させる位置を設定する属性で
ある。次の表で示した値で指定する(表A.38参照)。
表A.38−runoption属性
配置位置
配置オプション
呼出し元画面
normal
反対側画面
opposite
呼出し元画面中央
center
反対側画面中央
opposite-center
A.5.55.2 refobj
refobjは,ボタン動作の結果として表示する各種要素を指定する属性である。refobj属性値として指定さ
れる値は,必ず実行するWindow要素,PopUpWin要素又はSound要素のいずれか一つの要素のobjid属性
値と一致する必要がある。
A.5.56 SoundStop
SoundStopは,非同期再生されている音声を強制的に停止させることを指定する要素である。
A.5.57 CloseWindow
CloseWindowは,表示しているウィンドウを強制的に閉じる動作を指定する要素である。
A.5.58 PushButton
PushButtonは,ボタンがプッシュ状態になったときの動作を指定する要素である。ボタン動作は,複数
指定することが可能で,指定された順番で順次実行される(表A.39参照)。
表A.39−PushButtonの属性
属性名
デフォルト値
型
詳細情報
refimage
オブジェクトID文
字列
参照するImage要素のobjid属性値を指定する。
refimageの詳細については,A.5.52に示す。
A.5.59 UpButton
UpButtonは,ボタンがアップ状態になったときの動作を指定する要素である。アップ状態では,Run要
素からPopUpWin要素を参照することができない。ボタン動作は,複数指定することが可能で,指定され
た順番で順次実行される(表A.40参照)。
表A.40−UpButtonの属性
属性名
デフォルト値
型
詳細情報
refimage
オブジェクトID文
字列
参照するImage要素のobjid属性値を指定する。
49
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
refimageの詳細については,A.5.52に示す。
A.5.60 Canvas
A.5.60.0 一般
Canvasは,各種ブロックを絶対的な座標で管理する領域を指定する要素である。レイアウトを重視した
コンテンツを作成する場合に利用する(表A.41参照)。
表A.41−Canvasの属性
属性名
デフォルト値
型
詳細情報
bgcolor
“0xff000000”
COLORREF文字列
blockrule
“block-fixed”
文字列
Canvas要素のblockrule属性値として,
“block-fixed”又は“block-adjustable”のいずれか
を指定する。
canvasheight
“0”(符号なし整数)10進文字列
[dot]
canvaswidth
“0”(符号なし整数)10進文字列
[dot]
framecolor
“0x00000000”
COLORREF文字列
framewidth
“0”(符号なし整数)10進文字列
[dot]
layout
“LrTb”
文字列
“LrTb”又は“TbRl”のいずれかを指定する。
objid(必須)
文字列
ファイル内で唯一の文字列を指定する。
toclabel
文字列
TOCで“項目名”として登録される文字列を記述
する。
framemode
“square”
文字列
“curve”又は“square”のいずれかを指定する。
A.5.60.1 canvaswidth
canvaswidthは,Canvas領域として確保する横幅を指定する属性である。
A.5.60.2 canvasheight
canvasheightは,Canvas領域として確保する縦幅を指定する属性である。
A.5.60.3 bgcolor
bgcolorは,Canvas領域全体の背景色を指定する属性である。
A.5.60.4 layout
layoutは,Canvas領域の座標系を指定する属性である。
“LrTb”が指定されたときは,左上を原点とし,右方向にX軸,下方向にY軸を作る。
“TbRl”が指定されたときは,右上を原点とし,下方向にX軸,左方向にY軸を作る。
A.5.60.5 framewidth
framewidthは,Canvas領域を囲むフレームの線の太さを指定する属性である。この値が“0”の場合及
び指定がない場合は,フレームを描画しないことを意味する。
A.5.60.6 framecolor
framecolorは,Canvas領域を囲むフレームの色を指定する属性である。
A.5.60.7 blockrule
blockruleは,表示端末に文字サイズ拡大機能がある場合,その機能を行使した時のブロックサイズに関
する拡大ルールを指定する属性である。Canvasの場合は,“block-fixed”,“block-adjustable”のいずれかを
設定する。
詳細については,A.5.24.33に示す。
50
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
A.5.60.8 objid
A.5.22.19に示す。
A.5.60.9 toclabel
toclabelは,目次情報で表示する目次項目を指定する属性である。この“目次情報”とは,書籍の一部と
して表示されるものではなく,目次表示機能などによって表示されるリストのことを意味する。toclabel
が指定されていた場合,オーサリングツールによってTOC要素に自動的に挿入されることが期待される。
A.5.60.10 framemode
framemodeは,Canvas領域を囲むフレームの種類を指定する属性である。フレームの四隅を直角に描画
する場合は“square”を設定し,フレームの四隅を丸く描画する場合は“curve”を指定する。
A.5.61 PutObj
A.5.61.0 一般
PutObjは,Canvas領域上の指定した座標に指定したブロックなどを配置することを指定する要素である
(表A.42参照)。
表A.42−PutObjの要素
属性名
デフォルト値
型
詳細情報
refobj(必須)
オブジェクトID文
字列
配置するPopUpWin要素,TextBlock要素,
ImageBlock要素,ButtonBlock要素,又はSound
要素のobjid属性値を指定する。
なお,Header要素又はFooter要素で参照される
ときは,TextBlock要素又はImageBlock要素だけを
指定することができる。
x1(必須)
(符号なし整数)
10進文字列
[dot]
y1(必須)
(符号なし整数)
10進文字列
[dot]
A.5.61.1 x1
x1は,refobj属性値と一致するobjid属性値をもつ要素を表示するとき,そのブロックの原点を配置する
X軸方向の座標を指定する属性である。
A.5.61.2 y1
y1は,refobj属性値と一致するobjid属性値をもつ要素を表示するとき,そのブロックの原点を配置する
Y軸方向の座標を指定する属性である。
A.5.61.3 refobj
refobjは,PutObj要素で配置する要素のobjid属性値を指定する属性である。
A.5.62 Moveto
A.5.62.0 一般
Movetoは,Canvas領域内の座標系を利用して,線,四角形及びだ(楕)円形の描画開始座標を移動さ
せることを指定する要素である(表A.43参照)。
表A.43−Movetoの属性
属性名
デフォルト値
型
詳細情報
x1(必須)
(符号付き整数)
10進文字列
[dot]
y1(必須)
(符号付き整数)
10進文字列
[dot]
51
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
A.5.62.1 x1
x1は,描画開始点のX座標を指定する属性である。
A.5.62.2 y1
y1は,描画開始点のY座標を指定する属性である。
A.5.63 Lineto
A.5.63.0 一般
Linetoは,Canvas領域内で線を引くことを指定する要素である。描画開始点から,Lineto要素で指定し
た描画終了点まで線を引く。線を引き終わったら,指定した描画終了点は,次の描画開始点となる(表A.44
参照)。
表A.44−Linetoの属性
属性名
デフォルト値
型
詳細情報
linecolor
COLORREF文字列
linetype
文字列
“solid”,“dotted”,“dashed”又は“double”のい
ずれかを指定する。
arrowtype
文字列
“none”,“begin”,“end”又は“both”のいずれか
を指定する。
linewidth
(符号なし整数)
10進文字列
[dot]
x1(必須)
(符号付き整数)
10進文字列
[dot]
y1(必須)
(符号付き整数)
10進文字列
[dot]
A.5.63.1 x1
x1は,描画終了点のX座標を指定する属性である。
A.5.63.2 y1
y1は,描画終了点のY座標を指定する属性である。
A.5.63.3 linewidth
linewidthは,描画する線の太さを指定する属性である。
A.5.63.4 linecolor
linecolorは,描画する線の色を指定する属性である。
A.5.63.5 linetype
linetypeは,描画する線の種類を指定する属性である。
指定できる値については,A.5.38に示す。
A.5.63.6 arrowtype
arrowtypeは,描画する線を直線にするか,又は矢印にするかを指定する属性である。表A.45に示す表
から値を設定する。
表A.45−arrowtype属性
矢印の種類
値
直線
none
始点矢印
begin
終点矢印
end
両端矢印
both
52
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A.5.64 DrawBox
A.5.64.0 一般
DrawBoxは,Canvas領域内に四角形を描画することを指定する要素である。描画開始点とDrawBox要
素で指定した描画終了点とを対角線とする四角形を描画する(表A.46参照)。
表A.46−DrawBoxの属性
属性名
デフォルト値
型
詳細情報
fillcolor
COLORREF文字列
linecolor
COLORREF文字列
linetype
文字列
“solid”,“dotted”,“dashed”又は“double”のい
ずれかを指定する。
linewidth
(符号なし整数)
10進文字列
[dot]
x1(必須)
(符号付き整数)
10進文字列
[dot]
y1(必須)
(符号付き整数)
10進文字列
[dot]
A.5.64.1 x1
A.5.63.1に示す。
A.5.64.2 y1
A.5.63.2に示す。
A.5.64.3 linewidth
linewidthは,描画する四角形の線の太さを指定する属性である。
A.5.64.4 linecolor
linecolorは,描画する四角形の線の色を指定する属性である。
A.5.64.5 linetype
linetypeは,描画する四角形の線の種類を指定する属性である。
指定できる値については,A.5.38に示す。
A.5.64.6 fillcolor
fillcolorは,描画する四角形の内部を指定した色で満たす属性である。
A.5.65 DrawEllipse
A.5.65.0 一般
DrawEllipseは,Canvas領域内でだ(楕)円を描画することを指定する要素である。描画開始点と
DrawEllipse要素で指定した描画終了点とを対角線とする四角形に内接するだ(楕)円を描画する(表A.47
参照)。
表A.47−DrawEllipseの属性
属性名
デフォルト値
型
詳細情報
fillcolor
COLORREF文字列
linecolor
COLORREF文字列
linetype
string
“solid”,“dotted”,“dashed”又は“double”のい
ずれかを指定する。
linewidth
(符号なし整数)
10進文字列
[dot]
x1(必須)
(符号付き整数)
10進文字列
[dot]
y1(必須)
(符号付き整数)
10進文字列
[dot]
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C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
A.5.65.1 x1
A.5.63.1に示す。
A.5.65.2 y1
A.5.63.2に示す。
A.5.65.3 linewidth
linewidthは,描画するだ(楕)円の線の太さを指定する属性である。
A.5.65.4 linecolor
linecolorは,描画するだ(楕)円の線の色を指定する属性である。
A.5.65.5 linetype
linetypeは,描画するだ(楕)円の線の種類を設定する属性である。
指定できる値については,A.5.38に示す。
A.5.65.6 fillcolor
fillcolorは,描画するだ(楕)円の内部を指定した色で満たすことを指定する属性である。
A.5.66 RuledLine
A.5.66.0 一般
RuledLineは,けい線を引くことを指定する要素である(表A.48参照)。
表A.48−RuledLineの属性
属性名
デフォルト値
型
詳細情報
linelength(必須) (符号なし整数)
10進文字列
[dot]
linetype(必須)
文字列
“solid”,“dotted”,“dashed”又は“double”のい
ずれかを指定する。
linewidth(必須) (符号なし整数)
10進文字列
[dot]
linecolor
0x00000000
COLORREF文字列
A.5.66.1 linewidth
linewidthは,けい線の太さを指定する属性である。
A.5.66.2 linelength
linelengthは,けい線の長さを指定する属性である。長さが指定されなかった場合,けい線は描画可能な
領域いっぱいの長さで描画されることになる。
A.5.66.3 linetype
linetypeは,けい線の線の種類を指定する属性である。
指定可能な値については,A.5.38に示す。
A.5.66.4 linecolor
linecolorは,けい線の色を指定する属性である。
A.5.67 Style
Styleは,各種スタイル情報を指定する要素である。
A.5.68 BookStyle
A.5.68.0 一般
BookStyleは,当該のコンテンツの基本スタイル情報を指定する要素である(表A.49参照)。
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表A.49−BookStyleの属性
属性名
デフォルト値
型
詳細情報
stylelabel(必須)
スタイル文字列
スタイル文字を指定する。
objid(必須)
文字列
ファイル内で唯一の文字列を指定する。
A.5.68.1 stylelabel
stylelabelは,そのStyle要素を識別するための情報を指定する属性である。
A.5.68.2 objid
A.5.22.19に示す。
A.5.69 SetDefault
A.5.69.0 一般
SetDefaultは,一つのコンテンツ内にて有効なレイアウト情報の初期値を指定する要素である。ここで
指定された値は,各種スタイルを必要とする要素での初期値として扱われる(表A.50参照)。
表A.50−SetDefaultの属性
属性名
デフォルト値
型
詳細情報
rubyalign(必須) “start”
文字列
“start”又は“center”のいずれかの文字列を指定
する。
rubyadjust(必須) “none”
文字列
“line-edge”又は“none”のいずれかの文字列を
指定する。
rubyoverhang
(必須)
“none”
文字列
“auto”又は“none”のいずれかの文字列を指定す
る。
empdotsposition
(必須)
“before”
文字列
“before”又は“after”のいずれかを指定する。
emplineposition
(必須)
“before”
文字列
“before”又は“after”のいずれかを指定する。
emplinetype
(必須)
“none”
16進文字列
ラインモード値“none”,“solid”,“dotted”,
“dashed”又は“double”のいずれかを指定する。
empdotsfontname
(必須)
文字列
フォント名を指定する。同時にempdotscode属性
及びrefempdotsfont属性を指定する必要がある。
refempdotsfont
(必須)
オブジェクトID文
字列
参照するFont要素のobjid属性値を指定する。また,
同時にempdotscode属性及びempdotsfontname属
性を指定する必要がある。
empdotscode
(必須)
0x3001
16進文字列
傍点として利用する文字のコードを指定する。ま
た,同時に
empdotsfontname
属性及び
refempdotsfont属性を指定する必要がある。
setwaitpropt
(必須)
“noreplay”
文字列
“replay”又は“noreplay”のいずれかを指定する。
A.5.69.1 rubyalign
A.5.24.15に示す。
A.5.69.2 rubyadjust
A.5.24.16に示す。
A.5.69.3 rubyoverhang
A.5.24.17に示す。
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
A.5.69.4 empdotsposition
A.5.24.18に示す。
A.5.69.5 empdotscode
A.5.24.19に示す。
A.5.69.6 emplineposition
A.5.24.20に示す。
A.5.69.7 emplinetype
A.5.24.21に示す。
A.5.69.8 empdotsfontname
A.5.24.45に示す。
A.5.69.9 refempdotsfont
A.5.24.46に示す。
A.5.69.10 setwaitprop
setwaitpropは,Page要素内に指定された各要素を表示するときに,一定の時間がたった後に動作させる
“wait”の処理方法を指定する属性である。表A.51に示す表を用いて再実行するかしないか,を指定する。
表A.51−setwaitprop属性
ウェイトフラグ値
動作仕様
replay
再実行する
noreplay
再実行しない
A.5.70 RegistFont
A.5.70.0 一般
RegistFontは,あらかじめメモリ上に展開し,登録しておくフォントを指定する要素である(表A.52参
照)。
表A.52−RegistFont属性
属性名
デフォルト値
型
詳細情報
fontfilename
(必須)
文字列
メモリ展開後のファイル名を指定する。
file(必須)
ファイルパス文字
列
ファイルの絶対パス又はアクセス可能な相対パス
で記述する。
encoding(必須)
文字列
“TTF”,“OTF”又は“BF”のいずれかを指定する。
fontname(必須)
文字列
フォント名を指定する。
A.5.70.1 fontfilename
fontfilenameは,メモリ上展開後のファイル名を指定する属性である。
A.5.70.2 file
fileは,埋め込むフォントファイルの存在するパス及びそのファイル名を指定する属性である。
A.5.70.3 fontname
fontnameは,埋め込むフォントのフォント名を指定する属性である。
A.5.70.4 encoding
encodingは,フォントファイルのデータフォーマットを指定する属性である。記述できる文字列は,
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“TTF”,“OTF”又は“BF”となる。ただし,この版では,“TTF”だけを指定可能とし,“OTF”又は“BF”
は予約語とする。
A.5.71 BookSetting
A.5.71.0 一般
BookSettingは,コンテンツがどのような表示環境を想定して作られたのかを指定する要素である(表
A.53参照)。
表A.53−BookSettingの属性
属性名
デフォルト値
型
詳細情報
bindingdirection
(必須)
文字列
“Lr”又は“Rl”のいずれかを指定する。
dpi(必須)
(符号なし整数)
10進文字列
[dpi]*10
screeneheight
(必須)
(符号なし整数)
10進文字列
[dot]
screenwidth
(必須)
(符号なし整数)
10進文字列
[dot]
colordepth
“24”(符号なし整数)10進文字列
色深度をビットで指定する。
A.5.71.1 bindingdirection
bindingdirectionは,コンテンツのと(綴)じ方向を指定する属性である。“Lr”を指定したときは,左か
ら右にページが進むことを意味する。“Rl”を指定したときは,右から左にページが進むことを意味する。
A.5.71.2 dpi
dpiは,コンテンツ作成時に想定したdpi値を指定する属性である。
A.5.71.3 screenwidth
screenwidthは,コンテンツ作成時に想定した画面サイズ領域の横幅を指定する属性である。
A.5.71.4 screenheight
screenheightは,コンテンツ作成時に想定した画面サイズ領域の縦幅を指定する属性である。
A.5.71.5 colordepth
colordepthは,コンテンツをそのまま表示するのに必要な色深度をビット数で指定する属性である。
A.5.72 TextStyle
A.5.72.0 一般
TextStyleは,文字に関する各種スタイルを指定する要素である(表A.54参照)。
表A.54−TextStyleの属性
属性名
デフォルト値
型
詳細情報
objid(必須)
文字列
ファイル内で唯一の文字列を指定する。
stylelabel(必須)
スタイル文字列
スタイル文字列を指定する。
fontsize
“0”(符号付き整数)10進文字列
[pt]*10
fontwidth
“-10”(符号付き整数)10進文字列
[pt]*10
字形を変形させない場合は,-10を指定する。
fontescapement
“0”
10進文字列
“0”又は“2 700”を指定する。
fontorientation
“0”
10進文字列
“0”又は“2 700”を指定する。
fontfacename
(必須)
文字列
フォント名を指定する。
textcolor
“0x00000000”
COLORREF文字列
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表A.54−TextStyleの属性(続き)
属性名
デフォルト値
型
詳細情報
textbgcolor
“0xff000000”
COLORREF文字列
wordspace
“0”(符号付き整数)10進文字列
[pt]*10
letterspace
“0”(符号付き整数)10進文字列
[pt]*10
baselineskip
“0”(符号付き整数)10進文字列
[pt]*10
linespace
“0”(符号付き整数)10進文字列
[pt]*10
parindent
“0”(符号付き整数)10進文字列
[pt]*10
parskip
“0”(符号付き整数)10進文字列
[pt]*10
rubyalign
文字列
“start”又は“center”のいずれかの文字列を指定
する。
rubyadjust
文字列
“line-edge”又は“none”のいずれかの文字列を
指定する。
rubyoverhang
文字列
“auto”又は“none”のいずれかの文字列を指定す
る。
empdotsposition
文字列
“before”又は“after”のいずれかを指定する。
empdotscode
文字列
傍点として利用する文字のコードを指定する。ま
た,同時に
empdotsfontname
属性及び
refempdotsfont属性を指定する必要がある。
emplineposition
文字列
“before”又は“after”のいずれかを指定する。
emplinetype
文字列
ラインモード値“none”,“solid”,“dotted”,
“dashed”又は“double”のいずれかを指定する。
column
“1”
10進文字列
1〜9の整数値を指定する。
columnsep
“0”
10進文字列
[pt]*10
align
“head”
文字列
“head”,“center”又は“foot”のいずれかを指定
する。
textlinewidth
“0”(符号なし整数)10進文字列
[pt]*10
linecolor
“0x00000000”
COLORREF文字列
charspace
“0”(符号付き整数)10進文字列
[pt]*10
fontweight
“400”
10進文字列
1〜1 000の値を指定する。
empdotsfontname
文字列
フォント名を指定する。同時にempdotscode属性
及びrefempdotsfont属性を指定する必要がある。
refempdotsfont
オブジェクトID文
字列
参照するFont要素のobjid属性値を指定する。また,
同時にempdotscode属性及びempdotsfontname属
性を指定する必要がある。
A.5.72.1 objid
A.5.22.19に示す。
A.5.72.2 stylelabel
stylelabelは,スタイルを識別する情報を指定する属性である。TextBlock要素のtextstyle属性値として記
述される。
A.5.72.3 fontsize
A.5.24.1に示す。
A.5.72.4 fontwidth
A.5.24.2に示す。
A.5.72.5 fontescapement
A.5.24.3に示す。
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C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
A.5.72.6 fontorientation
A.5.24.4に示す。
A.5.72.7 fontfacename
A.5.24.5に示す。
A.5.72.8 textcolor
A.5.24.6に示す。
A.5.72.9 textbgcolor
A.5.24.7に示す。
A.5.72.10 wordspace
A.5.24.8に示す。
A.5.72.11 letterspace
A.5.24.9に示す。
A.5.72.12 baselineskip
A.5.24.11に示す。
A.5.72.13 linespace
A.5.24.12に示す。
A.5.72.14 parindent
A.5.24.13に示す。
A.5.72.15 parskip
A.5.24.14に示す。
A.5.72.16 rubyalign
A.5.24.15に示す。
A.5.72.17 rubyadjust
A.5.24.16に示す。
A.5.72.18 rubyoverhang
A.5.24.17に示す。
A.5.72.19 empdotsposition
A.5.24.18に示す。
A.5.72.20 empdotscode
A.5.24.19に示す。
A.5.72.21 emplineposition
A.5.24.20に示す。
A.5.72.22 emplinetype
A.5.24.21に示す。
A.5.72.23 column
A.5.24.22に示す。
A.5.72.24 columnsep
A.5.24.23に示す。
A.5.72.25 align
A.5.24.24に示す。
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A.5.72.26 textlinewidth
A.5.24.25に示す。
A.5.72.27 linecolor
A.5.24.26に示す。
A.5.72.28 charspace
A.5.24.10に示す。
A.5.72.29 fontweight
A.5.24.28に示す。
A.5.72.30 empdotsfontname
A.5.24.45に示す。
A.5.72.31 refempdotsfont
A.5.24.46に示す。
A.5.73 BlockStyle
A.5.73.0 一般
BlockStyleは,ブロックに関する各種スタイルを指定する要素である(表A.55参照)。
表A.55−BlockStyleの属性
属性名
デフォルト値
型
詳細情報
stylelabel(必須)
スタイル文字列
スタイル文字列を指定する。
objid(必須)
文字列
ファイル内で唯一の文字列を指定する。
blockwidth
“0”(符号なし整数)10進文字列
[dot]
blockheight
“0”(符号なし整数)10進文字列
[dot]
blockrule
“horz-adjustable”
文字列
“horz-fixed”,“horz-adjustable”,“vert-fixed”,
“vert-adjustable”,“block-fixed”又は
“block-adjustable”のいずれかを指定する。
bgcolor
“0xff000000”
COLORREF文字列
layout
“LrTb”
文字列
“LrTb”又は“TbRl”のいずれかを指定する。
framewidth
“0”(符号なし整数)10進文字列
[dot]
framecolor
“0x00000000”
COLORREF文字列
framemode
“square”
文字列
“curve”又は“square”のいずれかを指定する。
topskip
“0”(符号なし整数)10進文字列
[dot]
sidemargin
“0”(符号なし整数)10進文字列
[dot]
footskip
“0”(符号なし整数)10進文字列
[dot]
refbgimage
“0”
オブジェクトID文
字列
参照するImage要素のobjid属性値を指定する。
なお,bgimagemode属性を同時に指定する必要
がある。
bgimagemode
“fix”
文字列
“fix”,“tile”又は“centering”のいずれかを指定
する。
なお,refbgimage属性を同時に指定する必要があ
る。
A.5.73.1 stylelabel
stylelabelは,スタイルを識別する情報を記述する属性である。TextBlock,ImageBlock及びButtonBlock
要素のtextstyle属性値として指定される。
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
A.5.73.2 objid
A.5.22.19に示す。
A.5.73.3 blockwidth
A.5.24.35に示す。
A.5.73.4 blockheight
A.5.24.32に示す。
A.5.73.5 blockrule
blockruleは,表示端末に文字サイズ拡大機能がある場合,その機能を行使したときのブロックサイズに
関する拡大ルールを指定する属性である。指定可能な値の詳細については,A.5.24.33に示す。
A.5.73.6 bgcolor
A.5.24.30に示す。
A.5.73.7 layout
layoutは,ブロックの座標系を指定する属性である。
“LrTb”が指定されたときは,左上を原点とし,右方向にX軸,下方向にY軸を作る。TextBlock要素
の場合はテキストは横組みとなる。
“TbRl”が指定されたときは,右上を原点とし,下方向にX軸,左方向にY軸を作る。TextBlock要素
の場合はテキストは縦組みとなる。
A.5.73.8 framewidth
A.5.24.39に示す。
A.5.73.9 framecolor
A.5.24.37に示す。
A.5.73.10 framemode
A.5.24.38に示す。
A.5.73.11 topskip
A.5.24.44に示す。
A.5.73.12 sidemargin
A.5.24.42に示す。
A.5.73.13 footskip
A.5.24.36に示す。
A.5.73.14 refbgimage
refbgimageは,ブロックの背景に画像を表示する場合に表示したい画像の情報が存在するImage要素の
objid属性値を指定する属性である。指定がなければ,ブロックに背景画像の設定がないことを意味する。
A.5.73.15 bgimagemode
A.5.24.31に示す。
A.5.74 PageStyle
A.5.74.0 一般
PageStyleは,ページに関する各種スタイルを指定する要素である(表A.56参照)。
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表A.56−PageStyleの属性
属性名
デフォルト値
型
詳細情報
stylelabel(必須)
スタイル文字列
スタイル文字列を指定する。
objid(必須)
文字列
ファイル内で唯一の文字列を指定する。
refbgimage
“0”
オブジェクトID文
字列
参照するImage要素のobjid属性値を指定する。更
に必要に応じてbgimagemode属性値を指定する。
bgimagemode
“fix”
文字列
“fix”,“tile”又は“centering”のいずれかを指定
する。この値を指定した場合は,refbgimage属性値
も指定する必要がある。
evenfooterid
“0”
オブジェクトID文
字列
参照するFooter要素のobjid属性値を指定する。
evenheaderid
“0”
オブジェクトID文
字列
参照するHeader要素のobjid属性値を指定する。
oddfooterid
“0”
オブジェクトID文
字列
参照するFooter要素のobjid属性値を指定する。
oddheaderid
“0”
オブジェクトID文
字列
参照するHeader要素のobjid属性値を指定する。
pageposition
“any”
文字列
“upper”,“lower”又は“any”のいずれかを指定
する。
setemptyview
“show”
文字列
“show”又は“empty”のいずれかを指定する。
setwaitprop
文字列
“replay”又は“noreplay”のいずれかを指定する。
topmargin
“0”(符号付き整数)10進文字列
[dot]
headheight
“0”(符号付き整数)10進文字列
[dot]
headsep
“0”(符号付き整数)10進文字列
[dot]
oddsidemargin
“0”(符号なし整数)10進文字列
[dot]
evensidemargin
“0”(符号なし整数)10進文字列
[dot]
textheight
“0”(符号なし整数)10進文字列
[dot]
textwidth
“0”(符号なし整数)10進文字列
[dot]
footheight
“0”(符号付き整数)10進文字列
[dot]
layout
“LrTb”
文字列
“LrTb”又は“TbRl”のいずれかを指定する。
footspace
“0”(符号付き整数)10進文字列
[dot]
A.5.74.1 stylelabel
stylelabelは,スタイルを識別する情報を指定する属性である。Page要素のpagestyle属性値から参照さ
れる。
A.5.74.2 objid
A.5.22.19に示す。
A.5.74.3 refbgimage
refbgimageは,ページの背景に画像を表示する場合に表示したい画像の情報が存在するImage要素の
objid属性値を指定する属性である。指定がなければ,そのページに背景画像の設定がないことを意味する。
A.5.74.4 bgimagemode
A.5.22.8に示す。
A.5.74.5 evenfooterid
A.5.22.7に示す。
A.5.74.6 evenheaderid
A.5.22.5に示す。
62
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
A.5.74.7 oddfooterid
A.5.22.6に示す。
A.5.74.8 oddheaderid
A.5.22.4に示す。
A.5.74.9 pageposition
A.5.22.3に示す。
A.5.74.10 setemptyview
setemptyviewは,ページ描画時に,本文のない空白ページを表示する必要が生じた場合,その空白ペー
ジにヘッダー及びフッターの両方を表示するのか,ヘッダー及びフッターの片方を表示するのか,又はヘ
ッダー及びフッターの両方を表示しない完全な空白ページを表示するのかを指定する属性である。
“show”を指定した場合は,ヘッダー及びフッターの両方,又は片方が描画され,“empty”を指定した
場合は,完全に空白なページを表示することになる。
A.5.74.11 setwaitprop
A.5.69.10に示す。
A.5.74.12 topmargin
A.5.22.18に示す。
A.5.74.13 headheight
A.5.22.12に示す。
A.5.74.14 headsep
A.5.22.13に示す。
A.5.74.15 oddsidemargin
A.5.22.15に示す。
A.5.74.16 evensidemargin
A.5.22.9に示す。
横組みの左側ページ又は縦組みの右側ページの左側に,evensidemargin属性で指定した値の余白を確保
する。
A.5.74.17 textheight
A.5.22.16に示す。
A.5.74.18 textwidth
A.5.22.17に示す。
A.5.74.19 footspace
A.5.22.11に示す。
A.5.74.20 footheight
A.5.22.10に示す。
A.5.74.21 layout
A.5.22.14に示す。
A.5.75 Objects
Objectsは,何度も再利用される,Window要素,PopUpWindow要素,Sound要素など,本文のデータの
流れからは独立した存在のものを指定する要素である。各要素の記述順序は自由である。
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
A.5.76 Window
A.5.76.0 一般
Windowは,表示画面の一つ上のレイヤーに描画領域を構成し,そこに文字,画像などを表示すること
ができるブロックを指定する要素である。
Window要素では,後述するPopUpWindow要素と違い,明示的に“閉じる”操作をすることによって消
滅する“ウィンドウ”を描画する。逆に“閉じる”操作をしない限り,ウィンドウは消滅しない(表A.57
参照)。
表A.57−Windowの属性
属性名
デフォルト値
型
詳細情報
windowwidth
“0”(符号なし整数)10進文字列
[dot]
windowheight
“0”(符号なし整数)10進文字列
[dot]
layout
“LrTb”
文字列
“LrTb”又は“TbRl”のいずれかの文字列を指定す
る。
objid(必須)
文字列
ファイル内で唯一の文字列を指定する。
A.5.76.1 windowwidth
windowwidthは,表示するウィンドウ領域の横幅を指定する属性である。
A.5.76.2 windowheight
windowheightは,表示するウィンドウ領域の縦幅を指定する属性である。
A.5.76.3 layout
layoutは,Window要素の座標系を指定する属性である。
“LrTb”が指定されたときは,左上を原点とし,右方向にX軸,下方向にY軸を作る。
“TbRl”が指定されたときは,右上を原点とし,下方向にX軸,左方向にY軸を作る。
A.5.76.4 objid
A.5.22.19に示す。
A.5.77 PopUpWin
A.5.77.0 一般
PopUpWinは,“ポップアップウィンドウ”を構成するブロックを指定する要素である。作成されるポッ
プアップウィンドウ領域内には,テキスト及び画像を配置することができる(表A.58参照)。
表A.58−PopUpWinの属性
属性名
デフォルト値
型
詳細情報
objid(必須)
文字列
ファイル内で唯一の文字列を指定する。
popupwinlabel
(必須)
文字列
A.5.77.1 objid
A.5.22.19に示す。
A.5.78 Sound
A.5.78.0 一般
Soundは,音声再生に関する情報を指定する要素である(表A.59参照)。
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C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表A.59−Soundの属性
属性名
デフォルト値
型
詳細情報
times
“1”
10進文字列
音声の再生回数を指定する。“0”を指定することは
無限回数の再生を指定することを意味する。
playmode
“sync”
文字列
“sync”又は“async”のいずれかを指定する。
refstream
オブジェクトID文
字列
再生するSoundStream要素のobjid属性値を指定す
る。
objid(必須)
文字列
ファイル内で唯一の文字列を指定する。
A.5.78.1 times
timesは,音声データの再生繰返し回数を指定する属性である。
A.5.78.2 playmode
playmodeは,音声データの再生方法を指定する属性である。同期再生する場合は,“sync”,非同期再生
する場合は,“async”を指定する。
A.5.78.3 refstream
refstreamは,再生する音声データが指定されているSoundStream要素のobjid属性値を指定する属性であ
る。
A.5.78.4 objid
A.5.22.19に示す。
A.5.79 SoundStream
A.5.79.0 一般
SoundStreamは,音声の実データファイルを指定する要素である(表A.60参照)。
表A.60−SoundStreamの属性
属性名
デフォルト値
型
詳細情報
encoding(必須)
文字列
“PCM”又は“MP3”のいずれかを指定する。
file(必須)
ファイルパス文字
列
データの存在するファイルパス及びファイル名を
指定する。
objid(必須)
文字列
ファイル内で唯一の文字列を指定する。
A.5.79.1 encoding
encodingは,音声ファイルのデータフォーマットを指定する属性である。指定できる値は,“PCM”又
は“MP3”のいずれかとなる。
A.5.79.2 file
fileは,音声データの存在するパス及びそのファイル名を指定する属性である。
A.5.79.3 objid
A.5.22.19に示す。
A.5.80 ImageStream
A.5.80.0 一般
ImageStreamは,画像の実データファイルを指定する要素である(表A.61参照)。
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C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表A.61−ImageStreamの属性
属性名
デフォルト値
型
詳細情報
encoding(必須)
文字列
“JPEG”,“GIF”,“BMP”又は“PNG”のいずれ
かを指定する。
file(必須)
ファイルパス文字
列
データの存在するファイルパス及びファイル名を
記述する。
objid(必須)
文字列
ファイル内で唯一の文字列を指定する。
A.5.80.1 encoding
encodingは,画像ファイルのデータフォーマットを指定する属性である。指定できる値は,“JPEG”,“GIF”,
“BMP”又は“PNG”のいずれかである。
A.5.80.2 file
fileは,画像データの存在するパス及びそのファイル名を指定する属性である。
A.5.80.3 objid
A.5.22.19に示す。
A.5.81 Header
A.5.81.0 一般
Headerは,ヘッダー領域に表示する内容を指定する要素である。ヘッダー領域は,Header要素を参照し
ているPage要素の,textwidth及びheadheight属性値によって決まる(表A.62参照)。
表A.62−Headerの属性
属性名
デフォルト値
型
詳細情報
layout
“LrTb”
文字列
“LrTb”又は“TbRl”のいずれかを指定する。
bgcolor
“0xff00000”
COLORREF文字列
framewidth
“0”(符号付き整数)10進文字列
[dot]
framecolor
“0x00000000”
COLORREF文字列
framemode
“square”
“curve”又は“square”のいずれかを指定する。
objid(必須)
文字列
ファイル内で唯一の文字列を指定する。
A.5.81.1 layout
layoutは,ヘッダー領域の座標系を指定する属性である。
“LrTb”が指定されたときは,左上を原点とし,右方向にX軸,下方向にY軸を作る。
“TbRl”が指定されたときは,右上を原点とし,下方向にX軸,左方向にY軸を作る。
A.5.81.2 bgcolor
bgcolorは,ヘッダー領域全体の背景色を指定する属性である。
A.5.81.3 framewidth
framewidthは,ヘッダー領域を囲むフレームの線の太さを指定する属性である。この値が“0”の場合及
び指定がない場合は,フレームを描画しないことを意味する。
A.5.81.4 framecolor
framecolorは,ヘッダー領域を囲むフレームの色を指定する属性である。
A.5.81.5 framemode
framemodeは,ヘッダー領域を囲むフレームの種類を指定する属性である。フレームの四隅を直角に描
画する場合は“square”を設定し,フレームの四隅を丸く描画する場合は“curve”を指定する。
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
A.5.81.6 objid
A.5.22.19に示す。
A.5.82 Footer
A.5.82.0 一般
Footerは,フッター領域に表示する内容の指定をする要素である。フッター領域は,Footer要素を参照
しているPage要素の,textwidth及びheadheight属性値によって決まる(表A.63参照)。
表A.63−Footerの属性
属性名
デフォルト値
型
詳細情報
layout
“LrTb”
文字列
“LrTb”又は“TbRl”のいずれかを指定する。
bgcolor
“0xff000000”
COLORREF文字列
framewidth
“0”(符号付き整数)10進文字列
[dot]
framecolor
“0x00000000”
COLORREF文字列
framemode
“square”
文字列
“curve”又は“square”のいずれかを指定する。
objid(必須)
文字列
ファイル内で唯一の文字列を指定する。
A.5.82.1 layout
layoutは,フッター領域の座標系を指定する属性である。
“LrTb”が指定されたときは,左上を原点とし,右方向にX軸,下方向にY軸を作る。
“TbRl”が指定されたときは,右上を原点とし,下方向にX軸,左方向にY軸を作る。
A.5.82.2 bgcolor
bgcolorは,フッター領域全体の背景色を指定する属性である。
A.5.82.3 framewidth
framewidthは,フッター領域を囲むフレームの線の太さを指定する属性である。この値が“0”の場合及
び指定がない場合は,フレームを描画しないことを意味する。
A.5.82.4 framecolor
framecolorは,フッター領域を囲むフレームの色を指定する属性である。
A.5.82.5 framemode
framemodeは,フッター領域を囲むフレームの種類を指定する属性である。フレームの四隅を直角に描
画する場合は“square”を設定し,フレームの四隅を丸く描画する場合は“curve”を指定する。
A.5.82.6 objid
A.5.22.19に示す。
A.5.83 eSound
A.5.83.0 一般
eSoundは,埋込み音声についての情報を指定する要素である(表A.64参照)。
表A.64−eSoundの属性
属性名
デフォルト値
型
詳細情報
objid(必須)
文字列
ファイル内で唯一の文字列を指定する。
refstream(必須)
オブジェクトID文
字列
参照するSoundStream要素のobjid属性値を指定す
る。
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
A.5.83.1 objid
A.5.22.19に示す。
A.5.83.2 refstream
A.5.78.3に示す。
A.5.84 Font
A.5.84.0 一般
Fontは,コンテンツ内に埋め込むフォントの情報を指定する要素である(表A.65参照)。
表A.65−Fontの属性
属性名
デフォルト値
型
詳細情報
file(必須)
文字列
データの存在するファイルパス及びファイル名を
指定する。
fontfilename
(必須)
文字列
フォントファイルを展開するときに用いるファイ
ル名を指定する。
fontname(必須)
文字列
利用するフォント名を指定する。
objid(必須)
文字列
ファイル内で唯一の文字列を指定する。
encoding(必須)
文字列
“TTF”,“OTF”又は“BF”のいずれかを指定する。
A.5.84.1 file
A.5.70.2に示す。
A.5.84.2 fontfilename
A.5.70.1に示す。
A.5.84.3 fontname
A.5.70.3に示す。
A.5.84.4 objid
A.5.22.19に示す。
A.5.84.5 encoding
A.5.70.4に示す。
A.5.85 Image
A.5.85.0 一般
Imageは,コンテンツ内で利用する画像の指定をする要素である。Image要素で利用する属性の座標系は,
各種レイアウト設定に依存することなく,全て左上を原点とする座標系で計算する。
なお,画像ファイルが表示できない端末のことを考慮し,置替え文字列を指定する(表A.66参照)。
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表A.66−Imageの要素
属性名
デフォルト値
型
詳細情報
x0(必須)
(符号なし整数)
10進文字列
[dot]
y0(必須)
(符号なし整数)
10進文字列
[dot]
x1(必須)
(符号なし整数)
10進文字列
[dot]
y1(必須)
(符号なし整数)
10進文字列
[dot]
xsize(必須)
(符号なし整数)
10進文字列
[dot]
ysize(必須)
(符号なし整数)
10進文字列
[dot]
refstream
オブジェクトID文
字列
参照するImageStream要素のobjid属性値を指定す
る。
objid(必須)
文字列
ファイル内で唯一の文字列を指定する。
A.5.85.1 x0
A.5.50.1に示す。
A.5.85.2 y0
A.5.50.2に示す。
A.5.85.3 x1
A.5.50.3に示す。
A.5.85.4 y1
A.5.50.4に示す。
A.5.85.5 xsize
A.5.50.5に示す。
A.5.85.6 ysize
A.5.50.6に示す。
A.5.85.7 refstream
A.5.50.7に示す。
A.5.85.8 objid
A.5.22.19に示す。
A.5.86 Button
Buttonは,ボタン操作したときの動作を指定する要素である。
ボタンの操作には,四つのステートがある。“Base state”,“Focusin state”,“Push state”及び“Up state”
で,それぞれ“選択前”,“フォーカス時”,“ボタン押下時”及び“ボタンリリース時”の状態を意味する。
このステートの変更は,端末によってコントロールされる(表A.67参照)。
表A.67−Buttonの属性
属性名
デフォルト値
型
詳細情報
objid
文字列
ファイル内で唯一の文字列を指定する。
objid属性に関しては,A.5.22.19を参照。
A.6 予約語
A.6.1 一般
A.6で列挙されている要素名は,附属書Aに示す規格利用者が特定の目的で利用する可能性があるが,
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C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
この版では規格化せず,予約語としてだけ定義する。当事者間の合意がない限り,利用しないほうがよい。
A.6.2 ShowOrder
ShowOrderは,ページ内の各要素をどの順番で表示するかを指定する要素である。このとき,ページ内
のレイアウトはこの要素によって変化することはない。
A.6.3 SetText
SetTextは,Textblock又はText要素の子要素として使われ,要素が適用された以降の文字列表示の新た
なデフォルト値を指定する要素である。
A.6.4 div
divは,複数のP要素を子要素として指定し,文書を構造化するための要素である。
A.6.5 SendMessage
SendMessageは,端末に対するイベント用のメッセージを指定する要素である。
A.6.6 SimpleTextBlock
SimpleTextBlockは,TextBlock要素と同様にテキストを含んだブロックを指定する要素である。
SimpleTextBlock要素は,TextBlock要素のサブセットであり,幾つかの記述上の制限が存在する。
A.6.7 MoveObj
MoveObjは,特定の時間内で指定した始点から終点まで移動表示させるブロックを指定する要素である。
A.6.8 ViewPoint
ViewPointは,特定の領域を拡大表示させることを指定する要素である。
A.6.9 MiniPage
MiniPageは,ページ内により複雑なレイアウトで描画を行うための領域を指定する要素である。Page要
素内ではブロックは文字の進行方向と同じ向きに配置することができないが,MiniPage要素内では文字の
進行方向と同じ向きに配置をすることが可能となる。
A.6.10 PageDiv
PageDivは,ページの描画領域を複数に分割する指定をする要素である。
A.6.11 BlockList
BlockListは,複数のブロックを数珠つなぎにし,一つのText要素の内容をそれら各ブロック内に流し込
み表示をすることを指定する要素である。
A.6.12 Text
Textは,TextBlock要素のサブセットで,ブロックとしての特徴をもたない要素である。
A.6.13 SimpleText
SimpleTextは,Text要素のサブセット要素である。
A.6.14 Locate
Locateは,MiniPage要素内で,各ブロックの配置を相対位置指定するための距離を指定する要素である。
A.6.15 Import
Importは,外部リソース内の特定の要素を参照するために,その要素の情報を指定する要素である。
A.6.16 ObjLink
ObjLinkは,外部リソース内の特定の要素にアクセスするために,その要素の参照情報及びアクセス方
法を指定する要素である。
A.6.17 FileLink
FileLinkは,その書籍外のファイルにアクセスするための情報を指定する要素である。
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C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
A.6.18 Solo
Soloは,書籍として本文には含まれない,独立したページ群を指定する要素である。独立したページは,
本文内のJumpTo要素などによってだけ利用される。
A.6.19 Pages
Pagesは,独立したページ群として利用される複数のページ要素を一つのグループとして指定する要素
である。
A.6.20 Template
Templateは,テンプレートとして利用する各種スタイルを指定する要素である。
A.6.21 TemplateSet
TemplateSetは,複数のStyle及びObjects要素を指定し,ひとまとまりのテンプレート群であることを示
す要素である。TemplateSet要素内では,ローカルなobjid値が利用される。
A.6.22 PlotText
PlotTextは,インライン表示をするテキストを指定する要素である。
A.6.23 AutoSpacing
AutoSpacingは,均等割り付けを指定する要素である。
A.6.24 Span
Spanは,テキストの記述を構造化し,特定の領域に意味付けを行ってスタイルを効率的に適用するため
の要素である。
A.6.25 Property
Propertyは,オーサリングツールなど,データ編集の上で必要になる様々な情報を格納するための要素
である。
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C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
附属書B
(規定)
XMDF XMLフォーマット
B.1
一般
附属書Bでは箇条6で説明しているXMDF XMLフォーマットについて規定する。
XMDF XMLフォーマットは著者と出版社との間を対象とした交換可能でマルチメディアに対応した,
携帯端末での表示を目的とした,電子書籍データのデータ構造(フォーマット)である。このフォーマッ
トでは,HTML文書のようにページの区切りがなく,ビューアの画面サイズ,使用するフォントなどによ
って自由にレイアウトされる形式の電子書籍データを扱う。この形式のデータのことを,この規格ではペ
ージ区切りされたコンテンツに対してフロー型コンテンツと呼ぶ。
B.2
フォーマット構造概略
一般に一つの書籍は一つ以上のフローをもっている。フローに分割する基準はこの規格では特に定めず,
電子書籍データ作成者の意向に委ねる。例えば,小説では章ごとに分割してもよいし,新聞などのデータ
であれば記事ごとに分割してもよい。また,分割せず一つのフローしかもたない電子書籍データとしても
よい。ただし,フロー数が極端に多い場合,1フローのデータサイズが極端に大きい場合など,使用して
いるビューアによっては,メモリ不足を起こしたり,処理速度の低下を引き起こしたりすることがあるの
で,注意が必要である。
このフォーマットは,図B.1に示されるXMLツリー構造をもつ。
72
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
図B.1−XMLツリー構造
上記のうち,各フローの実際の内容,つまりビューアによって表示される内容を記録する領域がオブジ
ェクト実体である。オブジェクト実体は,オブジェクト登録モジュールにて,オブジェクトIDなどの補
助情報が設定され,表示・再生可能なデータ(オブジェクト)として登録される。登録されたオブジェク
トは,各フローデータ領域(flow̲data要素)で,フローの本文として指定される。また,ページリンクな
どの機能に関する情報はイベントデータ領域に記録される。
この規格の主要部分は一般的なものであり,あらゆる国及び言語に対して利用できる。一部の,言語依
存している部分については,B.6に主に記述されている。
B.3
要素及び属性
B.3.1 一般
様々な要素又は属性で使用される,異なる形式の値について次に示す。次の定義はこの附属書全体で有
効であり,ほかの実体から参照される。次の説明において,英数字とは,0〜9の数字,a〜z,及びA〜Z
のアルファベット(それぞれ半角)を示す。
書誌データ
本文データ
書籍情報
フローデータ
部品データ
オブジェクト登録
オブジェクト実体
フローデータ
フローデータ
登録モジュール
特殊
ページデータ
オブジェクト登録
オブジェクト実体
<bvf>
<body̲module>
/<flow̲type̲body>
<book̲info>
<flow̲entry>
<flow̲data>
<special̲page̲link>
<parts̲module>
/<object̲table>
<xxx̲object̲entry>
<event̲info>
ファイル名指定
フローデータ数分
繰り返される
オブジェクト数分
繰り返される
イベントデータ
検索テーブル
<search̲table>
<event̲info>
イベントデータ
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C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
B.3.2 Page̲ID形式
フロー型コンテンツのフローデータをコンテンツ内で一意に識別するために設けられた識別番号。文字
列PG+英数字(4桁)の形式で記述する。
例
<flow̲data flow̲id="PG0002" ... />
B.3.3 Object̲ID形式
フロー型コンテンツで使用されるオブジェクトをコンテンツ内で一意に識別するために設けられた識別
番号。文字列OB+英数字(4桁)の形式で記述する。
例
<dynamic̲text̲object̲entry id="OB0ue4".../>
B.3.4 Char̲ID形式
テキストオブジェクト内の文字列を指定するために使用される識別番号。テキストオブジェクト実体
(B.4.7.2)内で一意に設定される。文字列CR+英数字(4桁)の形式で記述する。
例
<trigger̲pointer id="OB29s0/CR0de4"/>
Click<char̲id char̲id="CR0001">here</char̲id>for details.
B.3.5 Reading形式
並べ替えのために,個々の単語に読みを付けておくと便利である。並べ替えのために限定した文字列が
あれば容易に並べ替えを行える。そのような文字列は言語ごとに設定される。全ての言語は,表B.1に示
される文字を基本的な文字として使用できる。また,B.6では言語ごとに拡張できる文字を示す。
表B.1−読みに使用できる基本的な文字
項目名
対象文字(全てUnicode値)
半角アルファベット
A〜Z(0x0041〜0x005A),
a〜z (0x0061〜0x007A)
半角数字
0〜9 (0x0030〜0x0039)
そのほかの記号
半角スペース(0x0020),((0x0028),)(0x0029),
例
<title reading="PI">π</title>
B.3.6 Filename形式
ファイルを指定するための記述形式。絶対パス又は,参照元ファイルからの相対パスで指定する。ネッ
トワークパスには対応しない。互換性を考慮して,使用できる文字は,ASCIIコードに限定する。また,
ディレクトリの区切りを表す記号は,スラッシュでも逆スラッシュ(半角円記号)でもどちらも可能とす
る。OSの仕様によってファイル名長に制限がかかる場合があるので,長いファイル名は使用しないこと
が望ましい。
例
<dynamic̲text̲object̲entry src="sect1.xml" type="text/x-bvf-text" id="OB0ue4"/>
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C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
B.3.7 標準文字
ビューアの開発を容易にするため,後述するbvf要素のdefault̲ccs属性(B.4.2を参照)で指定されてい
る文字集合名のうち,次に示す文字集合で規定されている文字を標準文字と規定する。
表B.2は,標準文字の例である。
表B.2−標準文字の例
文字集合名
説明
備考
"JIS X 0201,JIS X 0208:1997"
JIS1/JIS2 characrters.
"ISO 646-IRV"
US-ASCII
"ISO 8859-1"
ISO 8859-1(Latin-1)
"ISO 8859-9"
ISO 8859-9(Latin-5)
"ISO 8859-10"
ISO 8859-10(Latin-6)
"ISO 8859-15"
ISO 8859-15(Latin-9)
"JIS X 0201,JIS X 0208:1997"
(日本語用) JIS1/JIS2 水準文字
"JIS X 0201,X-SH-JIS 0213:2004"
(日本語用) JIS3/4 水準非漢字を
除く,JIS1/2/3/4 水準の文字
<bvf>の
default̲ccs
属性に“JIS X
0201,X-SH-JIS 0213:2004”を指定する場合,
記述フォーマットのXMLファイルの
encodingは,“UTF-8”が望ましい。
B.3.8 標準文字列
標準文字で組み合わされる文字列のことを標準文字列と呼ぶ。特に断りがない場合,空白記号[半角ス
ペース(0x0020),改行(0x000D,0x000A,0x000D+0x000A),タブ(0x0009)]は,次のように表示され
る。
半角スペース(0x0020)
そのまま表示する。削除しない。
改行(0x000D,0x000A,0x0000D+0x0000A) 無視する。
タブ(0x0009)
一つの半角スペースに変換されて表示される。
なお,XML仕様の制約のため,属性値内に記述された改行(0x000D,0x000A,0x000D+0x000A),タブ
(0x0009)は,配布フォーマットに変換されるときに半角スペースに置き換えられる。
B.3.9 拡張文字
次の全ての条件を満たす文字を拡張文字と規定する。
Unicode(UCS-2)で字形が定義されている文字であり,次の文字を除く文字
・ 標準文字
・ サロゲートペア領域(U+D800〜U+DFFF)
・ BOM(Byte Order Mark。U+FFFE,U+FEFF)
・ NON CHARACTER(U+FFFF)
・ 制御コード[0x0000〜0x001Fのうち,タブ(0x0009),及び改行コード(0x000A,0x000D)以外の文
字コード,並びにDEL(0x007F)]
拡張文字を電子書籍データ内で使用する場合,電子書籍データ内で使用されている一つ以上の拡張文字
に対して文字集合名を付け,bvf要素のdefault̲ccs属性にその文字集合名を追加する必要がある。電子書
籍データ内で使われている全ての拡張文字の集合に対して一つの文字集合名を付ける必要はなく,この拡
張文字の集合を複数に分け,それぞれに対して文字集合名を付けるようにしてもよい。
B.3.10 拡張文字列
標準文字及び拡張文字で組み合わされる文字列のことを拡張文字列と呼ぶ。特に断りがない場合には,
75
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
空白記号[半角スペース(0x0020),改行(0x000D,0x000A,0x000D+0x000A),タブ(0x0009)]の表示
は,標準文字列で示す方法に従う。
B.3.11 外字
標準文字及び拡張文字以外の文字を外字と呼び,次のexternal̲char要素を用いて記述する。
external̲char
外字を挿入する。ビューアは,次のいずれかの方法によって外字を表示する。
a) alt̲set,alt̲codeで指定された文字を表示。
b) alt̲img,alt̲vimgで指定された代替画像を表示。
c) altで指定された代替文字を表示。
次の属性をもつ。
[属性]
alt̲set
alt̲code属性とともに,外字文字を指定する。指定しない場合は省
略可能。このalt̲set属性に文字フォント名を記録し,alt̲code属性
にフォント内での符号位置を指定する。alt̲set属性は,一般に次の
書式で記録する。
alt̲set = "フォント名1,フォント名2, ..."
上記のように,alt̲set属性に複数のフォント名を指定する場合は,
","(Unicodeで0x2C)区切りで連結する。フォント名が複数指定さ
れた場合,ビューアは先頭から順に(プラットフォーム又はコンテ
ンツ自身に含まれているものから)表示できるフォントを調べてい
き,最初に表示できるものを使って表示する。
alt̲code
alt̲set属性で指定された文字フォント内での符号位置を記録する。
10進数又は16進数で記録し,16進数の場合は"0xXXXX"のように
"0x"を先頭に付ける。alt̲set属性に複数のフォントが指定された場
合,このalt̲code属性の値で指定される文字が全て同じ文字を指し
ている必要がある。指定しない場合は省略可能。
alt̲img
代替画像を指定する。Filename形式。この属性で指定されたファイ
ルを開く前には,img̲type属性で指定されたファイルタイプを確認
する。
なお,テキストオブジェクト実体及びテキストオブジェクト実体
2内でこのexternal̲char要素を使用するときだけ指定可能。alt̲img,
alt̲vimg属性を共に指定する場合は,同じ形式の画像ファイルを指
定する必要がある。省略可能。指定された画像ファイルの表示方法
は,次のとおり。
a) 2値画像の場合
黒画素は文字色,及び白画素は背景色に変換されて表示され
る。
なお,文字色及び背景色は,読書端末の設定又はfont要素の
color属性によって設定される。
b) グレー画像の場合
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C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
黒画素は文字色,及び白画素は背景色に変換されて表示され
る。中間調の画素は,画素値に応じて文字色及び背景色から比
例計算され表示される。
なお,文字色及び背景色は,読書端末の設定,又はfont要素
のcolor属性によって設定される。
c) カラー画像の場合
そのまま表示される。
alt̲vimg
縦書き用の代替画像を指定する(日本語など一部の言語で使用可
能)。Filename形式。省略されたときは,縦書き時もalt̲img属性で
指定した画像データを使う。この属性で指定されたファイルを開く
前には,img̲type属性で指定されたファイルタイプを確認する。
なお,テキストオブジェクト実体及びテキストオブジェクト実体
2内でこのexternal̲char要素を使用するときだけ指定可能。alt̲img
及びalt̲vimg属性を共に指定する場合は,同じ形式の画像ファイル
を指定する必要がある。指定された画像ファイルの表示方法は,
alt̲img属性の項目で説明した方法に従う。
img̲type alt̲img属性及びalt̲vimg属性で指定した画像ファイルのファイルタ
イプをMIME形式で指定する。この版ではPNG形式及びJPEG形式
を意味する次のタイプだけが有効である。
"image/png"
"image/jpeg"
少なくともalt̲img属性又はalt̲vimg属性のいずれかが指定され
た場合,省略不可。
なお,テキストオブジェクト実体及びテキストオブジェクト実体
2内でexternal̲char要素を使用するときだけ指定可能。
alt
代替文字列。標準文字列によって記述する。省略可能。
例
<external̲char alt̲set="oooextchars" alt̲code="47268" alt̲img="ou.img"
alt̲vimg="ou̲v.img" img̲type="image/jpeg" alt="鴎"/>
<external̲char alt="間"/>
<external̲char alt̲set="sharp̲extchars" alt̲code="0x2345" alt="間"/>
B.3.12 外字付き文字列
外字を含む文字列。標準文字と外字との組合せによって記録される。この外字付き文字列において,特
に断りがない場合には,空白記号[半角スペース(0x0020),改行(0x000D,0x000A),タブ(0x0009)]
の表示は,標準文字列で説明した方法に従う。
例
森<external̲char alt̲img="ou.png" alt̲type="image/png" alt="鴎"/>外
内田百<external̲char alt̲set="sharp̲extchars" alt̲code="0x2345" alt="間"/>
B.3.13 外字拡張文字付き文字列
標準文字列に拡張文字及び外字が含まれるものである。特に断りがない場合には,空白記号[半角スペ
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C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
ース(0x0020),改行(0x000D,0x000A),タブ(0x0009)]の表示は,標準文字列で示す方法に従う。
B.3.14 座標情報
座標値,長方形のサイズなど,x値,y値の組合せで記録できるデータを記録するための形式。"(x, y)"
の形式で記述される。この形式を用いる属性名は要素によって変わる。
なお,次の説明では,次の座標系を用いる。この座標系では,特に指定しない限り,左上を原点とし,
右方向をxの正の値,下方向をyの正の値とする。
なお,これ以外にも,ビューアの表示画面上にも設けられた座標系があるが,この座標系はビューアに
よって変わるため,記述には用いない。
オブジェクト座標系
オブジェクトの外接長方形の左上頂点を原点とする座標系。オブジ
ェクトサイズ,オブジェクト内での位置などは,オブジェクト座標
系で記述される。
例
<vertex position="(100,200)"/>
B.3.15 多角形領域
多角形の各頂点座標など,格納順に意味をもつ複数の座標値を記録するための形式。頂点ごとにvertex
要素によって記録する。多角形の形状を記録する場合,各辺は交わってはならない。交わった場合のビュ
ーアの動作は保証しない。vertex要素は,次の属性をもつ。
[属性]
position
頂点座標をXy形式で記述。省略不可。
例
<vertex position="(100,0)"/> <!-- 三角形の場合 -->
<vertex position="(0,100)"/>
<vertex position="(200,100)"/>
B.3.16 色
色を指定するための形式。次の属性が定義されている。
[属性]
color̲space
色空間指定を行う。この規格ではRGB空間を意味する"RGB"だけ有効。属性が省
略されたときは,ビューアによって,"RGB"が設定された場合と同様の処理がな
される。
color
色設定を行う。絶対値又は色名("black","blue"など)で指定する。使用できる
色名は表B.6を参照。属性が省略されたときのデフォルト値は,使用されている
要素などによって異なる。絶対値指定の場合,color̲spaceがデフォルトかRGB
が指定されている場合,次の表記に従う。
#RRGGBB形式で指定。ただし,RR,GG,BBは符号なし16進法で記載。
00〜FFの値を取る。モノクロ色を指定する場合,"#EEEEEE"のように各色の濃
度を同じ値にして指定する。
opacity
透明度(0〜100)の設定を行う。この規格では"100"(不透明)だけ指定可能。属
性が省略されたときは"100"(不透明)が指定された場合と同様の処理がなされる。
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C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
例
<font color="#FF0000"/>
<!-- color̲spaceが省略されているので,RGB空間での値。-->
<font color="#FF0000" opacity="100"/>
<font color="black"/>
B.3.17 Date形式
日時を指定するための記述形式。JIS X 0301の表記方法に従う。例えば,"1994-11-05T08:15:30-05:00"な
らば,1994年11月5日 午前8時15分30秒(米国東部標準時)であることを示す。"2001-11-10"のよう
に省略して表記することも可能。詳細は"http://www.w3.org/TR/NOTE-datetime"を参照。
例
<publication̲date type="publish">1994</publication̲date>
B.3.18 Time形式
時間を記録するための形式。“XXdXXhXXmXXsXXXms”(Xは0〜9の数字)の形式で記述する。例え
ば,“10d5h30m10s015ms”の場合,10日と5時間30分10秒15ミリ秒であることを示す。必要に応じて,
“5m30ms”,“1s”などと省略可能。dよりも前の桁数は制限しない。
例
<flip̲animation renewal̲time=“1s” >
B.3.19 Country形式
国名を指定するための記述形式。JIS X 0304で規定された国名コードの3文字国名コードを小文字で記
録する。
例
<publication̲place>jpn</publication̲place>
B.3.20 Personal̲name形式
著者名など,個人名情報を格納するための記述形式。personal̲name要素によって記録される。この要素
は次の要素を子要素としてもち,それぞれの要素によって姓,名,ミドルネームを記述する。姓,名,ミ
ドルネームの連結順を指定したい場合,次の要素を連結させたい順番で記録する。
なお,次の要素のうち,少なくとも一つの要素を記述する必要がある。
[子要素]
first̲name
名を記録する領域。子要素に外字で記録する。省略可能。次の属性をもつ。
reading
名の読みをReading形式で記録する。読みを付けない場合,省略可
能。
middle̲name
ミドルネームを記録する領域。子要素に外字で記録する。省略可能。次の属性を
もつ。
reading
ミドルネームの読みをReading形式で記録する。読みを付けない場
合,省略可能。
last̲name
姓を記録する領域。子要素にGaiji̲String形式で記録する。省略可能。次の属性を
もつ。
reading
姓の読みをReading形式で記録する。読みを付けない場合,省略可
能。
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C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
例
<personal̲name>
<!-- to record John Smith -->
<last̲name>Smith</last̲name>
<first̲name>John</first̲name>
</personal̲name>
B.3.21 Organization̲name形式
著者名,出版社名などに,団体名を格納するための記述形式。organization̲name要素によって記録され
る。この要素の子要素に団体名を外字で記録する。次の属性をもつ。
[属性]
reading
団体名の読みをReading形式で記録する。読みを付けない場合は,省略可能。
例
<organization̲name >ABCD Corporation</organization̲name>
B.3.22 Address形式
住所,電話番号,Eメールなどのアドレス情報を格納する形式。全てaddress̲info要素の子要素として記
述する。address̲info要素は,次の要素を子要素としてもつ。
[子要素]
postal̲code(又は)zipcode
郵便番号を子要素に標準文字列で記録する。省略可能。
address
住所を子要素にGaiji̲String形式で記録する。省略可能。
telephone
電話番号を子要素に標準文字列で記録する。省略可能。
fax
FAX番号を子要素に標準文字列で記録する。省略可能。
mail̲address
メールアドレスを子要素に標準文字列で記録する。省略可能。
website
ホームページURLを子要素に標準文字列で記録する。省略可能。
address̲other̲info
上記以外のアドレスに関する情報を子要素に外字で記録する。省略可能。
なお,この子要素を表示する場合,空白記号[半角スペース(0x20),改行(0x0D,
0x0A,0x0D+0x0A)]を表示上意味のある文字として扱い,半角スペースは半角
スペースとして,改行は改行として表示する。また,タブ(0x09)は一つの半角
スペースとして表示する。
例
<address̲info>
<postal̲code>75008</postal̲code>
<address>xxx avenue des champs elysees, Paris, France </address>
<telephone>01 53 xx xx xx</telephone>
<mail̲address>xxx@XXXXX.fr</mail̲address>
<website>http://www.XXXXX.fr</website>
</address̲info>
B.3.23 Permission形式
印刷又はコピーに対する許可情報を指定する形式。permission̲info要素によって設定する。
permission̲info要素は,次の要素を子要素にもつ。permisson̲info要素が省略された場合は,次の要素が省
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
略されたときの設定に従う。次の説明は正規ユーザ向けのものである。通常の環境では文書を参照する利
用者は正規ユーザであるが,配布フォーマットではDRM及び認証機構を含んでいるものもある。次の子
要素が使用可能である。
[子要素]
print̲permission
印刷の許可に関する情報を記載する。次の属性をもつ。要素省略されたときは,
permission="no"として処理する。
[属性]
permission 印刷を許可するかどうかを設定する。次の属性値のいずれかを指定
する。属性が省略されたときは"no"と解釈される。
"authorized"
正規ユーザの場合だけ許可する。
"no"
正規ユーザであっても許可しない。
copy̲permission
コピーの許可に関する情報を記載する。次の属性をもつ。要素省略されたときは,
permission="no"として処理する。
[属性]
permission コピーを許可するかどうかを設定する。次の属性値のいずれかを指
定する。属性が省略されたときは"no"と解釈される。
"authorized"
正規ユーザの場合だけ許可する。
"in̲device̲only"
正規ユーザの場合,ビューアがインストールされてい
る端末内に限り,使用を許可する。端末外へコピーさ
れないように管理できない端末は,コピーをしてはな
らない。
"no"
正規ユーザであっても許可しない。
例
<permission̲info>
<print̲permission permission="authorized"/>
</permission̲info>
B.3.24 Keyword形式
keyword̲list要素によって,書誌データ,フローデータ又はオブジェクト(この版では書誌データだけ。)
に付けるキーワードを記述する。keyword̲list要素は一つ以上のkeyword要素を子要素にもち,キーワード
一つごとにkeyword要素を用いて記録する。keyword要素の子要素にキーワードを記録する。keyword要素
は次の属性及び子要素をもつ。
[属性]
category
キーワードの属するカテゴリを標準文字列で指定する。省略可能。
reading
キーワードの読みを記録する。Reading形式で記録。省略可能。
[子要素]
外字
実際のキーワードを記録する。
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C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
例
<keyword̲list>
<keyword category="History" >Renaissance</keyword>
<keyword>xml</keyword>
</keyword̲list>
B.3.25 Telephone̲number形式
電話番号を記述する形式。表B.3に示す文字の組合せによって記録される。ビューア機器が電話機能を
もっている場合は電話をかけることができる。文字数は1文字以上64文字以下とする。
ビューアでは,次のように電話番号として記載されていた機能が実行できない場合,電話をかけない。
・ 電話番号として記載されている文字列の文字数が,端末によって,電話可能な文字数を超えていた場
合,電話をかけない。
・ 電話番号として記載されている文字列に,表B.3に示す以外の文字が含まれていた場合,電話をかけ
ない。
・ 電話番号として記載されている文字列内に,実行できない機能が含まれる場合,電話をかけない。
表B.3−電話番号に使用可能な文字列
文字
コード
(ASCII)
意味
数字(0〜9)
0x30〜0x39
番号
#
0x23
#ボタン
*
0x2A
*ボタン
-
0x2D
無視される。
,
0x2C
ポーズ(1秒間)。
1秒間ポーズが不可能な場合,キー入力待ちに置き換えて処理する。
/
0x2F
ポーズ(キー入力待ち)。
P
0x50
ポーズ(トーン信号待ち)。
トーン信号待ち不可能な場合,キー入力待ちに置き換えて処理する。
p
0x70
ポーズ(トーン信号待ち)。
トーン信号待ち不可能な場合,キー入力待ちに置き換えて処理する。
+
0x2B
国際電話をかける場合の記号。電話番号部先頭だけ有効。
(先頭以外に記載されていた場合,電話をかけない。)
B.3.26 Mail̲address形式
メールアドレスを記述する形式。local-part@domainの形式で記述する。local-part,domainは,それぞれ
表B.4に示す一つ以上の文字からなる。local-part@domainの長さを256バイト以下とする。次の文字のう
ち,"&"(0x26)は,XMLの書式に従い"&"(XMLエンティティ形式)で記述する必要がある。この
ようにXMLエンティティ形式で記述した場合であっても,1バイトとカウントする。
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表B.4−Eメールアドレスに使用可能な文字
種別
文字
文字コード
半角数字
0〜9
0x30〜0x39
半角英文字
A〜Z,a〜z
0x41〜0x5A 0x61〜0x7A
記号
!
0x21
$
0x24
%
0x25
&
0x26
*
0x2A
+
0x2B
-
0x2D
.
0x2E
/
0x2F
=
0x3D
?
0x3F
^
0x5E
̲
0x5F
~
0x7E
B.4
記述フォーマット詳細
B.4.1 一般
各書籍は,次に例示するようにxml形式で記述される。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" ?>
<bvf id="1234" id-type="...">
<book̲info>
...
<!--書誌データ-->
</book̲info>
<body̲module>
...
<!--フローデータ -->
</body̲module>
<parts̲module>
...
<!--オブジェクト-->
</parts̲module>
</bvf>
文書内の文字コードの指定はXMLの通常の方法と同様に,xml要素のencoding属性で指定する。文字
コードの変換に問題があるため,XMDFコンテンツの記述に使用可能な文字コードはUTF-8又はUTF-16
とする。ほかの文字コードは適用外とする。
B.4.2 書籍情報モジュールbvf
書籍情報モジュールは,bvf要素によって記録される。bvf要素は書籍内の全データのルート要素であり,
書籍に関する全ての情報は,このbvf要素に内包される(外部ファイルとしてファイル名だけが記述され
る場合もある。)。
bvf要素は,次の属性及び子要素をもつ。
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
[属性]
id̲type
id属性で指定するID番号のタイプ。ISBN番号ならば"ISBN"と記録する。標準文
字列で指定。省略可能。
id
この書籍のID番号を記録する。id̲type属性で指定された種類のID番号を記録す
る。標準文字列で指定。省略可能。
default̲ccs
このコンテンツで使用している標準文字及び拡張文字の範囲を示す文字集合名
(詳しくは,B.3.11の標準文字及び拡張文字の説明を参照)を記載する。記録す
べき文字集合名が複数ある場合は,“,”(Unicodeで0x002C)で文字集合名を連結
して記録する。省略不可。
display̲size
このコンテンツを作成するときに想定している表示画面サイズをXy形式で指定
する。省略可能。
なお,コンテンツ内にコミックフローが含まれる場合,このサイズはシーンの
サイズに相当する。
[子要素]
book̲info
書誌データを記録する。詳細はB.4.3参照。省略不可。
body̲module
本文管理モジュール。省略不可。詳細はB.4.4参照。
parts̲module
部品データモジュール。省略不可。詳細はB.4.6参照。
例
<bvf id̲type="ISBN" id ="x-xxxx-xxxx-x" default̲ccs="ISO 646-IRV">
<book̲info> ... </book̲info>
<!-書誌データ -->
<body̲module> ... </body̲module>
<!-内容 -->
<parts̲module> ... </parts̲module>
<!-部品データ -->
</bvf>
B.4.3 書誌データbook̲info
書籍のタイトル名,著者名など,書誌情報を格納する領域。書誌データbook̲info要素は,次の子要素
をもつ。
[子要素]
title̲info
タイトル情報を格納する領域。省略不可。この要素は,次の子要素をもつ。
[子要素]
series̲title 子要素にシリーズ名を外字付き文字列で記録する。シリーズ名がな
い場合,この要素は省略可能。次の属性をもつ。
[属性]
reading
シリーズ名の読みをReading形式で記録。読みを付け
ない場合は省略可能。
title
子要素にタイトル名を外字付き文字列で記録する。この要素は省略
不可。次の属性をもつ。
[属性]
reading
タイトル名の読みをReading形式で記録する。読みを
付けない場合は,省略可能。
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
subtitle
子要素にサブタイトル名を外字付き文字列で記録する。サブタイト
ル名がない場合,この要素は省略可能。次の属性をもつ。
[属性]
reading
サブタイトル名の読みをReading形式で記録する。読
みを付けない場合は省略可能。
edition̲info
子要素に改訂履歴情報を外字付き文字列で記録する。記録しない場
合,この要素は省略可能。
なお,この子要素を表示する場合,空白記号[半角スペース
(0x0020),改行(0x000D,0x000A,0x000D+0x000A)]を表示上意
味のある文字として扱い,半角スペースは半角スペースとして,改
行は改行として表示する。また,タブ(0x0009)は一つの半角スペ
ースとして表示する。次の属性をもつ。
[属性]
this̲version
この本の版数を記録。"第3版"など。省略可能。
title̲other̲info
子要素にタイトルに関するそのほかの情報を外字付き文字列で記録
する。省略可能。
なお,この子要素を表示する場合,空白記号[半角スペース
(0x0020),改行(0x000D,0x000A,0x000D+0x000A)]を表示上意
味のある文字として扱い,半角スペースは半角スペースとして,改
行は改行として表示する。また,タブ(0x0009)は一つの半角スペ
ースとして表示する。
author̲info
著者名を格納する領域。著者名を設定しない場合,author̲info要素を省略する。
著者ごとにauthor要素から著者の情報を記録する。
author要素は,次の属性及び子要素をもつ。
[属性]
role
著者,編集者などの種別を指定する。次の属性値のいずれかによっ
て記録する。省略されたときは"author"と解釈される。
"author"(著者),"editor"(編集者),"translator"(訳者),"supervisor"
(監修者),"designer"(デザイン),"photographer"(写真),"illustrator"
(イラスト),"binder"(装丁人),"planner"(企画者),"other"(そ
のほか)。
[子要素]
personal̲name又はorganization̲name
著者名を記す。個人か,又は団体かで使用する要素を変える。
Personal̲name形式か,又はOrganization̲name形式で記述。いずれ
かの形式で必ず記述する。
address̲info
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C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
著者のアドレス情報。Address形式で記述。省略可能。
author̲other̲info
子要素に外字付き文字列で著者に関するそのほかの情報を記録す
る。省略可能。
なお,この子要素を表示する場合,空白記号[半角スペース
(0x0020),改行(0x000D,0x000A,0x000D+0x000A)]を表示上意
味のある文字として扱い,半角スペースは半角スペースとして,改
行は改行として表示する。また,タブ(0x0009)は一つの半角スペ
ースとして表示する。
publisher̲info 出版社(人)に関する情報。出版社(人)に関する情報を記録しない場合,
publisher̲info要素は省略可能。publisher̲info要素は,次の要素を子要素としても
つ。publisher̲info要素が存在する場合,publisher要素か,又はpublisher̲office要
素のいずれかの少なくとも一つが存在しなければならない。
[子要素]
publisher
出版人の情報を格納する。記録しない場合は省略可能。次の要素を
子要素にもつ。
[子要素]
publisher̲name
子要素に出版人名を外字付き文字列で記録。publisher
要素が存在する場合,省略不可。次の属性をもつ。
[属性]
reading
出版人名の読みをReading形式で記録す
る。読みを付けない場合は省略可能。
address̲info
出版人アドレス。Address形式。アドレス情報を設定
しない場合,省略可能。
publisher̲office
会社の場合の出版社情報。記録しない場合は,省略可能。次の属性
及び子要素をもつ。
[属性]
publisher̲code
出版社の取引コードを記録。省略可能。
[子要素]
organization̲name
出版社名をOrganization̲name形式で記述。省略不可。
address̲info
出版社アドレス。Address形式で記述する。アドレス
情報を設定しない場合,省略可能。
publisher̲other̲info
子要素に出版社(人)に関するそのほかの情報を外字付き文字列で
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
記録する。記録する情報がない場合,省略可能。
なお,この子要素を表示する場合,空白記号[半角スペース
(0x0020),改行(0x000D,0x000A,0x000D+0x000A)]を表示上意
味のある文字として扱い,半角スペースは半角スペースとして,改
行は改行として表示する。また,タブ(0x0009)は一つの半角スペ
ースとして表示する。
seller̲info
発売社(人)に関する情報。出版社(人)と発売社(人)とが分かれている場合,
この要素を使用して記述する。それ以外のときは省略する。
次の要素を子要素としてもつ。
なお,seller̲info要素が存在する場合,seller要素か,又はseller̲office要素のい
ずれかの少なくとも一つが存在しなければならない。
[子要素]
seller
個人の発売人の情報を格納する。記録しない場合は省略可能。次の
要素を子要素にもつ。
[子要素]
seller̲name
子要素に発売人名を外字付き文字列で記録。seller要素
が存在する場合,省略不可。次の属性をもつ。
[属性]
reading
発売人名の読みをReading形式で記録す
る。読みを付けない場合は省略可能。
address̲info
発売人アドレス。Address形式。アドレス情報を設定
しない場合,省略可能。
seller̲office
会社としての発売社の情報を格納する。記録しない場合は,省略可
能。次の属性及び子要素をもつ。
[属性]
seller̲code
発売社の取引コードを記録。省略可能。
[子要素]
organization̲name
発売社名をOrganization̲name形式で記述。省略不可。
address̲info
発売社アドレスをAddress形式で記録する。アドレス
情報を設定しない場合,省略可能。
seller̲other̲info
子要素に外字付き文字列で発売社(人)に関するそのほかの情報を
記録する。記録する情報がない場合,省略可能。
なお,この子要素を表示する場合,空白記号[半角スペース(0x20),
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C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
改行(0x000D,0x000A,0x000D+0x000A)]を表示上意味のある文
字として扱い,半角スペースは半角スペースとして,改行は改行と
して表示する。また,タブ(0x0009)は一つの半角スペースとして
表示する。
book̲id̲info
ISBN番号など,書籍のID番号を記録する。ID番号の設定されていない書籍は,
この要素を省略してもよい。book̲id̲info要素は,次の要素をもつ。
[子要素]
book̲id
ID番号の種類ごとにID番号を記録する。子要素にID番号を標準文
字列で記録する。book̲id̲info要素が存在する場合,book̲id要素は
一つ以上存在する。次の属性をもつ。
[属性]
type
ISBNなどのID番号の種類を記録。標準文字列で指定。
"ISBN"など。省略不可。
classification̲info
書籍の分類情報。記録する分類情報がない場合,この要素を省略する。次の要素
を子要素にもつ。
[子要素]
classification
分類情報ごとにこの要素を使って記述する。classification̲info要素
が存在する場合,classification要素は一つ以上存在する。外字付き
文字列で記録する。
[属性]
type
分類の種別を記す。省略不可。
rating
アダルト指定,暴力指定などを設定。どちらの指定も対象にしない場合,rating
要素を省略してもよい。次の属性をもつ。
[属性]
adult
アダルト指定の対象かどうかを指定。属性値には"yes"(対象とす
る。)か,又は"no"(対象としない。)を指定する。属性が省略され
たときは"no"と解釈される。
violence
暴力指定の対象かどうかを指定。属性値には"yes"(対象とする。)
か,又は"no"(対象としない。)を指定する。属性が省略されたとき
は"no"と解釈される。
publication̲place
出版国。子要素に標準文字列で記録。Country形式で記述する。省略可能。
publication̲date̲info
出版年月日,書店発売日など日付に関する情報を記録する領域。記録しない場合,
省略可能。次の要素を用いて,各々の日付に関する情報を記録する。
[子要素]
publication̲date
出版日,印刷された日,販売開始日など,出版に関する情報を格納
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C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
する。日付はDate形式で指定する。publication̲date̲info要素が存在
する場合,この要素は一つ以上存在する。次の属性をもつ。
[属性]
type
記述する日付の種類を指定。省略されたときは
"publish"と解釈される。
net̲price̲info 本体価格を記録する。オープン価格の場合などのように本体価格を設定しない場
合には,この要素を省略する。複数の価格を通貨及び国別に記録することが次の
子要素によって可能である。
[子要素]
net̲price
国別及び通貨別に本体価格を記録する領域。価格を,この要素の子
要素に標準文字列で記述する。net̲price̲info要素が指定されている
場合,この要素は一つ以上存在する。この要素は,次の属性をもつ。
[属性]
country
本体価格の対象国を指定。Country形式で指定する。
この属性を省略した場合,全ての国に対してこの価格
が適用されるものと解釈される。
unit
通貨を設定する。"yen"など標準文字列で記述。省略不
可。
other̲info そのほかの情報を標準文字列で記録する。記録する情
報がない場合,省略可能。
book̲abstract
書籍の概略を子要素に外字入り文字列で記入する。記録しない場合,省略可能。
なお,この子要素を表示する場合,空白記号[半角スペース(0x0020),改行
(0x000D,0x000A,0x000D+0x000A)]を表示上意味のある文字として扱い,半
角スペースは半角スペースとして,改行は改行として表示する。また,タブ
(0x0009)は一つの半角スペースとして表示する。
front̲cover̲image
おもて(表)表紙画像を指定。子要素に表表紙画像のファイル名をFilename形式
で記録する。使用可能な画像フォーマットは,現在はjpeg及びpng形式である。
記録しない場合,要素を省略可能。子要素で指定されたファイルを開く前には,
type属性で指定されたファイルタイプを確認する。この要素は,次の属性をもつ。
[属性]
type
子要素に記した画像ファイルのフォーマットを,MIMEで規定され
ているメディアタイプ形式("image/jpeg"など)で指定する。省略不
可。
spine̲cover̲image
背表紙画像。記録方法はfront̲cover̲image要素と同様。省略可能。
keyword̲list
書籍データ本体に関連するキーワードを格納する領域。Keyword形式で記録する。
キーワードを付けない場合,keyword̲list要素は省略可能。
other̲book̲info
そのほかの書籍情報。外字入り文字列で記録。記録しない場合は,省略可能。
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C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
なお,この子供要素を表示する場合,空白記号[半角スペース(0x0020),改行
(0x000D,0x000A,0x000D+0x000A)]を表示上意味のある文字として扱い,半
角スペースは半角スペースとして,改行は改行として表示する。また,タブ
(0x0009)は一つの半角スペースとして表示する。
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C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
例
<book̲info>
<title̲info>
<series̲title>Dummy books</series̲title>
<title>the dummy book of nonsense</title>
<edition̲info>2000/01/01 first edition,
2005/01/01 second edition</edition̲info>
</title̲info>
<author̲info>
<author role="author">
<personal̲name>
<first̲name>John</first̲name>
<last̲name>Smith</last̲name>
</personal̲name>
<address̲info>
<mail̲address>john.smith@abcd.com</mail̲address>
<website>http://www.abcd.com/~jsmith/</website>
</address̲info>
</author>
</author̲info>
<publisher̲info>
<publisher̲office>
<organization̲name>abcd corporation</organization̲name>
<address̲info>
<postal̲code>100-1000</postal̲code>
<address>1 main street, Foobar city, Japan</address>
</address̲info>
</publisher̲office>
</publisher̲info>
<book̲id̲info>
<book̲id type="ISBN">4-1234-5678-9</book̲id>
<book̲id type="Japaneze̲ID̲number">454745-7</book̲id>
</book̲id̲info>
<classification̲info>
<classification type="Japaneze̲C̲CODE">2143</classification>
</classification̲info>
<rating adult="no" violence="no"/>
<publication̲place>jpn</publication̲place>
<publication̲date̲info>
<publication̲date type="publish">2005</publication̲date>
</publication̲date̲info>
<net̲price̲info>
<net̲price country=“jpn” unit="yen">1200</net̲price>
</net̲price̲info>
<book̲abstract>This book doesnʼt talk about anything special.</book̲abstract>
<front̲cover̲image type=“image/png”>xxx.png</front̲cover̲image>
<spine̲cover̲image type=“image/png”>yyy.png</spine̲cover̲image>
<keyword̲list>
<keyword>dummy</keyword>
<keyword>nonesense</keyword>
</keyword̲list>
</book̲info>
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C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
B.4.4 本文管理モジュールbody̲module
B.4.4.1 body̲module要素
本文管理モジュール(body̲module要素)は,書籍の本文データを格納する領域である。この要素は,
次の子要素をもつ。
[属性]
もたない。
[子要素]
flow̲type̲body フロー型コンテンツの本文データを格納する領域。詳細はB.4.4.2参照。
例
<body̲module>
<flow̲type̲body>
<flow̲entry>
<flow̲data ...> ... </flow̲data>
<flow̲data ...> ... </flow̲data>
...
</flow̲entry>
<special̲page̲link>
<special̲page kind="contents">PG0001</special̲page>
<special̲page kind="body">PG0002</special̲page>
</special̲page̲link>
<search̲table>
...
</search̲table>
</flow̲type̲body>
</body̲module>
B.4.4.2 フロー型本文データflow̲type̲body
B.4.4.2.1 flow̲type̲body要素
フロー型コンテンツの本文データを格納する領域。flow̲type̲body要素は,次の子要素をもつ。
[属性]
もたない。
[子要素]
flow̲entry
フロー型コンテンツの本文であるフローデータを登録するフローデータ登録モジ
ュール。必ず一つだけ存在する。省略不可。B.4.4.2.2参照。
special̲page̲link
特殊ページデータ。目次,本文の先頭など,頻繁に移動するフローデータの位置
情報を格納する。省略可能。書式は,B.4.4.2.5で示す書式と同様。省略されたと
きは特殊ページデータなしと判断。
search̲table
検索テーブルデータ。検索テーブルの情報を格納する。省略可能。書式はB.4.4.2.6
を参照。省略されたときは検索テーブルなしと判断。
B.4.4.2.2 フローデータ登録モジュールflow̲entry
フロー型コンテンツの本文であるフローデータflow̲data要素を登録するモジュール。この要素は,次の
子要素をもつ。
[属性]
もたない。
[子要素]
flow̲default̲attribute
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C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
フローデータデフォルト属性モジュール。各フローの本文データ(flow̲data要素
のbody̲id属性で指定されるオブジェクト。詳細はB.4.4.2.3を参照)を表示する
際の推奨値を記録する領域。省略可能。省略されたときは,この要素のもつ属性
及び子要素のデフォルト値に設定されたものとして扱う。
flow̲data
個々のフローデータの情報を記録する領域。記録され,表示されるフローデータ
とflow̲data要素とは1対1に対応する。この要素は必ず一つ以上存在しなければ
ならない。このフローデータの登録順にビューアで表示される。B.4.4.2.4に詳細
を示す。
B.4.4.2.3 フローデータデフォルト属性モジュールflow̲default̲attribute
このフロー型コンテンツに含まれる各フローの本文データ(詳細はB.4.4.2.4を参照)を表示する際のデ
フォルト値を記録する領域。この要素で指定された値は,テキストオブジェクト,検索画面オブジェクト,
コミックオブジェクト,又は辞書データオブジェクトを本文データとする全てのフローに対するデフォル
ト値として使われる。
この要素で指定できる値には,テキストオブジェクト,及び辞書データオブジェクトの本文データごと
に設定できるものもある。本文データごとにデフォルト値を設定するには,本文データに指定されたテキ
ストオブジェクトの実体であるテキストオブジェクト実体(B.4.7.2参照)内のtext̲default̲attribute要素,
テキストオブジェクト実体2のlayout̲default̲attribute要素,及び辞書データオブジェクトの実体である辞
書データオブジェクト実体内のdict̲default̲attribute要素(B.4.7.11.2を参照)を使う。flow̲default̲attribute
要素で指定する全本文データの推奨値と,text̲default̲attribute要素,layout̲default̲attribute要素,及び
dict̲default̲attribute要素で指定する本文データごとの設定値とが異なる場合には,本文データごとの設定
が優先される。両者とも設定されなかった場合は,ビューアのデフォルト値,ユーザの指定値などが用い
られる。
なお,特に断らない限り,ビューアで実装できない場合,又はユーザの指示した値を優先させる場合に
は,この要素で指定された値によって表示しなくてもよい。
flow̲default̲attribute要素は,次の属性及び子要素をもつ。このflow̲default̲attribute要素が省略された
ときは,次の属性及び子要素が省略されたときの処理方法によって表示する。
[属性]
baseline
各フローの本文データを表示する際のベースラインの方向を,次の属性値のいず
れかで指定する。省略可能。この属性も本文データごとの設定値[テキストオブ
ジェクト実体内のtext̲default̲attribute要素のbaseline属性の値(B.4.7.2.2参照)
及び辞書データオブジェクト実体内のdict̲default̲attribute要素のbaseline属性の
値(B.4.7.11.2参照)]も省略されている場合は,ビューアによって適切な値が設
定される。
"right"
横書き(左から右)を推奨する。ユーザの好みなどに応じて,ほか
の方向で表示してもよい。
"right̲only"
横書き(左から右)だけ有効。この値は推奨値ではなく,ユーザの
好みに応じて変更することができない。ただし,横書き(左から右)
を実装できないビューアはこの限りではない。
"down"
縦書きを推奨する。ユーザの好みなどに応じて,ほかの方向で表示
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C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
してもよい。
"down̲only"
縦書きだけ有効。この値は推奨値ではなく,ユーザの好みに応じて
変更することができない。ただし,縦書きを実装できないビューア
はこの限りではない。
view̲type
各フローの本文データを表示するときの推奨する画面の向きを,次の属性値のい
ずれかで指定する。省略可能。省略されたときは,ビューアによって適切な値が
設定される。
"portrait" 縦長の画面で表示することが望ましい。ユーザの好みなどに応じて,
ほかの向きで表示してもよい。
"portrait̲only"
縦長の画面で表示する。この値は推奨値ではなく,ユーザの好みに
応じて変更することができない。ただし,縦長の画面で表示できな
いビューアはこの限りではない。
"landscape"
横長の画面で表示することが望ましい。ユーザの好みなどに応じて,
ほかの向きで表示してもよい。
"landscape̲only"
横長の画面で表示する。この値は推奨値ではなく,ユーザの好みに
応じて変更することができない。ただし,横長の画面で表示できな
いビューアはこの限りではない。
[子要素]
flow̲default̲size
各フローの本文データを表示する際の推奨する字間間隔,行送り間隔及び余白サ
イズを指定する。省略可能。この要素が省略された場合は,次の属性の省略され
たときの処理方法によって表示する。
この要素は,次の属性をもつ。
[属性]
letter̲spacing
デフォルト字間間隔。次のいずれかで指定。省略可能。省略された
ときは,ビューアによって適切な値が設定される。
"maximum"
"big"
"medium"
"small"
"minimum"
上記五つの属性値の具体的なサイズは,各ビューアにおいて異な
る。各端末において適切なサイズに変換されて表示される。
line̲pitch デフォルト行送り間隔。次のいずれかで指定。省略可能。省略され
たときは,ビューアによって適切な値が設定される。
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C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
"maximum"
"big"
"medium"
"small"
"minimum"
上記五つの属性値の具体的なサイズは,各ビューアにおいて異な
る。各端末において適切なサイズに変換されて表示される。
margin
デフォルト余白サイズ。次の属性値のいずれかで指定する。省略さ
れたときは,ビューアによって適切な値が設定される。
"big"
"medium"
"small"
上記三つの属性値の具体的なサイズは,各読書端末において異な
る。各端末において適切なサイズに変換されて表示される。
flow̲default̲font
各フローの本文データを表示するときの推奨するフォント名,フォントサイズな
どを指定する。省略可能。フローの本文データごとの設定値[テキストオブジェ
クト実体内のtext̲default̲font要素内の各設定値,テキストオブジェクト実体2
のlayout̲default̲font要素内の各設定値(B.4.7.4.6.5参照)及び辞書データオブジ
ェクト実体内のdict̲default̲font要素内の各設定値(B.4.7.11.2参照)]が指定され
ている場合は,その値が優先される。flow̲default̲font要素と本文データごとの設
定値との双方が省略されている場合は,次の属性の省略されたときの処理方法に
よって表示する。
次の属性をもつ。
[属性]
fontname デフォルトフォント名。複数のフォント名を指定することも可能。
この場合,
fontname=" Aaa sans serif,Bbbゴシック"
のように,","(Unicodeで0x2C)を用いて連結する。ビューアは,
先頭から順に表示できるフォントを調べていき,最初に表示できる
ものを使って表示する。省略可能。この属性も本文データごとの設
定値も省略されている場合は,ビューアによって適切な値が設定さ
れる。
fontsize
デフォルトフォントサイズ。次のいずれかで指定するか,ポイント
又はドットを単位とする数値を指定する。省略可能。省略されたと
きは,ビューアによって適切な値が設定される。
"maximum"
"big"
"medium"
"small"
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C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
"minimum"
上記五つの属性値の具体的なサイズは,各ビューアにおいて異な
る。各端末において適切なサイズに変換されて表示される。
bold̲flag 本文データをボールド体で表示するかどうかを指定する。次のいず
れかで指定。省略されたときは,ビューアによって適切な値が設定
される。"yes"が指定された場合,テキストオブジェクト実体内及び
辞書データオブジェクト実体内のfont要素によってbold="no"
(B.4.7.2.3参照)が指定されている文字を除き,全ての文字がボー
ルド体で表示される。
"yes"
ボールド体で表示する。
"no"
ボールド体で表示しない。
color̲space,color,opacity
本文データを表示する際の推奨する文字色を指定する。Color形式
で指定する。color属性が省略されたときは,ビューアによって適切
な値が設定される。
ruby̲flag 本文データをルビ表示設定で表示するかどうかを指定する。属性値
は次のとおり。省略されたときは,ビューアによって適切な値が設
定される。“yes”又は“yes̲only”が指定された場合,テキストオブジ
ェクト実体内及び辞書データオブジェクト実体内のruby要素に挟
まれた文字列はルビ表示される。
"yes"
ルビ表示設定を推奨する。ユーザの好みなどに応じて,
ルビ非表示設定にしてもよい。
"yes̲only" ルビ表示設定だけ有効とする。この値は推奨値ではな
く,ユーザの好みに応じて変更することができない。
ただし,ルビ表示設定にできないビューアはこの限り
ではない。
"no"
ルビ非表示設定を推奨する。ユーザの好みなどに応じ
て,ルビ表示設定にしてもよい。
"no̲only" ルビ非表示設定だけ有効とする。この値は推奨値では
なく,ユーザの好みに応じて変更することができない。
ただし,ルビ非表示設定にできないビューアはこの限
りではない。
flow̲default̲background
各フローの本文データを表示する際の推奨する,表示画面の背景色を指定する。
フローの本文データごとの設定値[テキストオブジェクト実体内の
text̲default̲background要素内の設定値(color属性など)(B.4.7.2.2参照)及び辞
書データオブジェクト実体内のdict̲default̲background要素内の設定値(B.4.7.11.2
参照)]が指定されている場合は,その値が優先される。本文データごとの設定値
もこの要素も省略されている場合は,次の属性の省略されたときの処理方法によ
って表示する。
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C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
次の属性をもつ。
[属性]
color̲space,color,opacity
表示画面の背景色をColor形式で指定する。color属性が省略された
ときは,ビューアによって適切な値が設定される。
flow̲default̲line̲breaking̲method(又は)flow̲default̲kinsoku
各フローの本文データを表示する際の推奨する禁則処理方法を設定する。言語ご
とに処理方法は異なる。省略可能。フローの本文データごとの設定値[テキスト
オブジェクト実体(B.4.7.2.1参照)]内のline̲breaking̲method又はkinsoku要素
内の指定値及び辞書データオブジェクト実体(B.4.7.11.1参照)内のkinsoku要素
内の設定値が指定されている場合は,その値が優先される。この要素も本文デー
タごとの設定値も省略されている場合は,次の属性の省略されたときの処理方法
に従って表示される。
この要素は,次の属性及び子要素をもつ。
[属性]
method
禁則処理の方法を指定する。省略されたときは"none"。
"none"
特別な処理は行わない。行が文字で一杯になった場合
は次の行に移る。
"run̲down"
top̲prohibit̲char又はend̲prohibit̲charによる制限に従
って文字を行の終わりから次の行の先頭に移す。
hanging̲punctuation
ぶら下げ処理対象文字が行末に来たとき,ぶら下げ処理をするか否
か。
"yes"
ぶら下げ処理する。
"no"
ぶら下げ処理しない。
method属性で"run̲down"が指定されており省略されたときは
"yes"。有効になっているときにhanging̲char要素で指定されている
文字が行の先頭にきた場合は,前の行の末尾(すなわち,行の右側
の余白内)に表示される。これは,その文字が段落の先頭にある場
合は適用されない。
[子要素]
top̲prohibit̲char
行の先頭にきてはならない文字を列挙する。ただし,段落の先頭に
ついては適用されない。拡張文字列で指定される。要素が省略され
たときは,指定なしとする。
end̲prohibit̲char
行末にきてはならない文字を列挙する。ただし,段落の末尾には適
用されない。拡張文字列で指定される。要素が省略されたときは,
指定なしとする。
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C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
hanging̲char
ぶら下げ対象文字を列挙する。拡張文字列で指定される。要素が省
略されたときは,指定なしとする。
B.4.4.2.4 フローデータflow̲data
フローデータを格納する領域。この領域では,このフローの本文とするオブジェクト,ページリンクな
どのイベントに関する情報を記録する。
フローデータflow̲data要素は,次の属性及び子要素をもつ。
[属性]
flow̲id
このフローデータのIDを設定する。Page̲ID形式で記録する。省略可能。flow̲entry
要素内に同じIDをもつフローデータが存在していてはならない。
body̲id
このフローの本文とするオブジェクトを指定する。動的割付け形式のテキストオ
ブジェクト,検索画面オブジェクト,コミックオブジェクト又は辞書データオブ
ジェクトのオブジェクトIDをObject̲ID形式で指定する。省略不可。
turning̲page̲control
ビューアには,現在表示されている内容から前後の内容へ移動するためにページ
めくりボタンが用意されている。このページめくりボタンを押したときに,この
フローデータの末尾から次フローへ,又はこのフローデータの先頭から前フロー
へのページ移動を禁止するかどうかを制御する。次のいずれかの値を指定可能。
属性が省略されたときは"off"。ただし,body̲id属性に検索画面オブジェクトのオ
ブジェクトIDを指定した場合,turning̲page̲contorl属性の値は"on"だけ指定可能。
"on"
前フロー又は次フローのどちらのページにも移動できないようにす
る。
"off"
前フロー又は次フローのどちらのページにも移動できる。
"forward" 次フローに移動できないようにする。前フローには移動できる。
"back"
前フローに移動できないようにする。次フローには移動できる。
この設定は,上記説明にあるように,ページめくりボタンを押したときの,フ
ロー末尾から次フローへ,フロー先頭から前フローへの移動制御に関するもので
あり,フロー内での移動制御に関するものではない。このフローの本文が動的割
付け形式のテキストオブジェクトである場合,フロー内での移動制御に関する設
定はpage̲break要素のturning̲page̲control属性(B.4.7.2.3参照)で行い,辞書デ
ータオブジェクトの場合,word要素のturning̲page̲control属性(B.4.7.11.4参照)
で行う。
head̲button̲control
ビューアには,前後の見出し(検索の対象となる単語の説明の先頭部分。詳細は
B.4.7.2.3参照)へ移動するため見出し前後ボタンが用意されている。この見出し
前後ボタンを押したときに,このフローデータの末尾から次フローへ,このフロ
ーの先頭から前フローへのページ移動を禁止するかどうかを制御する。次のいず
れかの値を指定可能。属性が省略されたときは"on"。ただし,body̲id属性に検索
画面オブジェクトのオブジェクトIDを指定した場合,head̲button̲contorl属性の
値は"on"だけ指定可能。また,ビューアに見出し前後ボタンがない場合は,この
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C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
設定を無視する。
"on"
前見出しボタン・次見出しボタンによるスクロール操作のいずれを
行っても,前フロー又は次フローのどちらにも移動できないように
する。
"off"
前見出しボタン・次見出しボタンによるスクロール操作で,前フロ
ー又は次フローのどちらのページにも移動できる。
"forward" 次見出しボタンを押しても,次フローに移動できないようにする。
前フローには移動できる。
"back"
前見出しボタンを押しても,前フローに移動できないようにする。
次フローには移動できる。
この設定は,上記説明にあるように,見出し前後ボタンを押したときの,フロ
ー末尾から次フローへ,フロー先頭から前フローへの移動制御に関するものであ
り,フロー内での移動制御に関するものではない。このフローの本文が動的割付
け形式のテキストオブジェクトである場合,見出し前後ボタンを押したときのフ
ロー内での移動制御に関する設定は,このフローの本文がテキストオブジェクト
の場合,page̲break要素のhead̲button̲control属性(B.4.7.2.3参照)で行い,辞
書データオブジェクトの場合,word要素のhead̲button̲control属性(B.4.7.11.4
参照)で行う。
[子要素]
event̲info
イベント情報モジュール。このフローデータ内で発生するイベントを記録する。
display̲type属性には"single"だけ指定可能。記録するイベントがない場合,この
要素は省略可能(詳細はB.4.5参照)。body̲id属性でコミックオブジェクトのオ
ブジェクトIDを指定している場合,この規格では,event̲info要素で記録するイ
ベント情報は無効とする。
B.4.4.2.5 特殊ページデータspecial̲page̲link
頻繁に参照されるページ,書籍を読む上で重要となるページ(例えば,歴史関連の書籍における年表の
ページ,旅行のガイドブックにおける地図のページ,又は技術論文の用語概説のページなど)に簡単にジ
ャンプできるように,フローの位置などの情報をあらかじめ登録しておく領域。
special̲page̲link要素は,次の子要素をもつ。
[子要素]
special̲page
登録する位置情報ごとに特殊ページの情報を記述する。次の属性及び子要素をも
つ。
[属性]
kind
登録する位置情報の内容種別。次のいずれかで指定。省略されたと
きは"other"。
"cover"(表紙),"title̲page"(とびら),"preface"(前書き),"contents"
(目次),"body"(本文の先頭),"column"(コラム),"note"(注釈),
"figure"(図表),"ad"(広告)","afterword"(後書き),"appendix"
(付録),"answer"(解答集),"glossary"(用語集),"bibliography"
(参考文献),"commentary"(解説),"index"(索引),"imprint"(奥
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C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
付),"author̲info"(著者紹介),"other"(そのほか),"flow̲title"(フ
ロータイトル)
上記の属性値のうち,"flow̲title"が設定されている場合には,こ
のspecial̲page要素は,柱に表示する文字列を定義する要素の意味
で使われる。したがって,ビューアでは目次メニューにて表示され
るリストにこの要素の情報はリストアップされない。その代わり柱
表示の機能をもつビューアでは,title属性に指定された文字列が柱
に表示される。
title
登録した位置情報のタイトルを拡張文字列で記述。記録しない場合,
省略可能。
[子要素]
標準文字列
設定するフローを特定する。省略不可。フローデータ内の一部を指
定するかどうかで書式が異なる。
なお,フローデータ内の一部を指定できるのは,指定先がテキス
トオブジェクト,又は辞書データオブジェクトを本文データ
(flow̲data要素のbody̲id属性で指定されるオブジェクトである。
詳細はB.4.4.2.4を参照)とするフローデータ内の一部の場合に限定
される。
なお,kind属性に"flow̲title"を指定した場合,柱に表示する文字
列をセットするフローを,次の"指定しない場合"の記載に従い,記
録する。また,kind属性に"flow̲title"を指定したspecial̲page要素が,
同一のフローを子要素にもつ場合(一つのフローに複数の柱文字列
を設定)した場合,ビューアはspecial̲page要素の記載順で最初の
ものを柱文字列として表示する。
・ 指定しない場合
Page̲ID形式で指定。該当フローデータのページID番号を記
録する。
例
<special̲page ... >PG0001</special̲page>
・ 指定する場合
"Page̲ID形式/Object̲ID形式又はChar̲ID形式"で指定する。
Page̲IDにはフローデータのID番号を指定し,Object̲IDには
そのフローデータの本文データであるテキストオブジェクト又
は辞書データオブジェクトのID番号を指定し,Char̲IDにはそ
のテキストオブジェクト内で又は辞書データオブジェクト内で
定義されている文字列IDを指定する。
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例
<special̲page ... >
PG0001/OB0321/CR0982
</special̲page>
例
<special̲page̲link>
<special̲page kind="contents">PG1111 </special̲page>
<special̲page kind="other" title="Downtown area map">PG1114/OB0022/CR0001
</special̲page>
...
</special̲page̲link>
B.4.4.2.6 検索テーブルデータsearch̲table
検索テーブルデータに関する定義を格納する領域。この領域では,検索テーブルのID,検索テーブルに
登録される見出し語に関するパラメータなどを記録する。ここで,見出し語とは検索の対象となる単語を
指す。見出し語は,次の2種類の設定方法で記録され,配付フォーマットへの変換処理の際,次の
search̲table̲def要素内で記録されたパラメータに基づき,見出し語文字列の確認などが行われ,検索テー
ブルが作成される。見出し語は配付フォーマットでは,この検索テーブル内に格納される。
見出し語の設定方法
・ 旧形式:テキストオブジェクト実体内のkey̲entry要素で記録する。key̲entry要素の説明を参照する。
・ 新形式:辞書データオブジェクト実体内のkey̲entry要素で記録する。詳細はB.4.7.11.4を参照する。
検索テーブルデータsearch̲table要素は,次の属性及び子要素をもつ。
[属性]
bookmark
このコンテンツに含まれる検索テーブルを,ビューアの辞書用しおり機能(検索
を行うたびに自動的に見出し語を記録する検索履歴機能)の対象とするかどうか
を指定する。次の属性値が有効。省略可能。省略されたときは"no"とする。
"yes"
対象とする。
"no"
対象としない。
wordbook
このコンテンツに含まれる検索テーブルを,ビューアの単語帳機能(見出し語を
登録し,登録した見出し語を表示する機能)の対象とするかどうかを指定する。
次の属性値が有効。省略可能。省略されたときは"no"とする。
"yes"
対象とする。
"no"
対象としない。
jump̲search̲root
このコンテンツをビューアのスーパージャンプ検索機能(コンテンツの本文を表
示している状態で,本文から文字列を選択し,その文字列を検索語として,複数
のコンテンツを対象に検索を行う機能)の検索元とするかどうかを指定する。次
の属性値が有効。省略可能。省略されたときは"yes"とする。
"yes"
検索元とする。
"no"
検索元としない。
jump̲search
このコンテンツに含まれる検索テーブルをビューアのスーパージャンプ検索機能,
W検索機能(コンテンツの本文を表示している状態で,ユーザが入力した文字列
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を検索語として,複数のコンテンツを対象に検索を行う機能)の対象とするかど
うかを指定する。次の属性値が有効。省略可能。省略されたときは"yes"とする。
"yes"
対象とする。
"no”
対象としない。
all̲search
このコンテンツに含まれる検索テーブルを,ビューアの一括検索機能(コンテン
ツの本文を表示していない状態で,ユーザが入力した文字列を検索語として,複
数のコンテンツを対象に検索を行う機能)の対象とするかどうかを指定する。次
の属性値が有効。省略可能。省略されたときは"yes"とする。
"yes”
対象とする。
"no”
対象としない。
[子要素]
search̲table̲def
検索テーブルごとに検索テーブルに関する情報を設定する。検索テーブルデータ
search̲table要素内には,search̲table̲def要素は少なくとも一つ以上存在する。次
の属性及び子要素をもつ。
[属性]
Id
この検索テーブルのIDを設定する。コンテンツ内に同じIDをもつ
検索テーブルを複数設定することはできない。標準文字列で指定す
る。省略不可。配布フォーマットに変換されるときに,この
search̲table̲def要素で指定されたパラメータに基づいて検索テーブ
ルが作成され,コンテンツ内に追加される。ここで指定された値に
よって,記述フォーマット上,ほかの検索テーブルと識別される。
具体的には,検索画面オブジェクト実体内で設定される見出し語入
力領域(B.4.7.9参照)と検索テーブルとの対応付け及びテキストオ
ブジェクト実体内のkey̲entry要素で設定される検索用見出し語情
報(B.4.7.2.3参照)と検索テーブルとの対応付けのために必要とな
る。
use̲default ビューアによって検索テーブルを使った検索処理をする場合におい
て,検索に使用する検索テーブルの指定が特にない場合,この検索
テーブルを使って検索してよいかどうかを指定する。次の属性値が
有効。属性が省略されたときは"no"。
"yes"
使用可能。
"no"
使用不可。
name
この検索テーブルのテーブル名を設定する。標準文字列で指定する。
8文字以内が望ましい(全角文字1文字を1文字,半角文字1文字
を0.5文字として,コンバータでは8文字を超えた場合,警告とし,
256文字を超えた場合,エラーとする。)。このテーブル名は,検索
結果のリスト表示などで利用される。省略不可。
sorting̲rule
検索結果をどのように並べるかを指定する。この属性は言語ごとの
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異なる並べ方に対応するためのものである。省略されたときは
"other"が指定される。次の属性値が有効。
"implicit" コンテンツ内での出現順
"unicode" Unicodeでのコード順
"other" 明示されていないシステム固有の順
short̲name この検索テーブルのテーブル短縮名を設定する。標準文字列で指定
する。3文字以内が望ましい(全角文字1文字を1文字,半角文字1
文字を0.5文字として,コンバータでは3文字を超えた場合,警告
とし,256文字を超えた場合,エラーとする。)。また,name属性で
設定した文字列より長い文字列を設定することは不可とする。この
テーブル短縮名は,検索結果のリスト表示などで利用される。省略
不可。
wild
ワイルドカード検索用の検索テーブルを出力するかどうかを指定す
る。次の属性値が有効。省略可能。省略されたときは"no"とする。
"yes"
出力する。
"no"
出力しない。
blank
ブランクワード検索用の検索テーブルを出力するかどうかを指定す
る。次の属性値が有効。省略可能。省略されたときは"no"とする。
"yes"
出力する。
"no"
出力しない。
end
語尾検索用の検索テーブルを出力するかどうかを指定する。次の属
性値が有効。省略可能。省略されたときは"no"とする。
"yes"
出力する。
"no"
出力しない。
この版では,wild属性,blank属性及びend属性に指定できる値は,
全て"yes"か,又は全て"no"のいずれかとする。
help̲page̲id
この検索テーブルに関する説明などを記述したフローデータのペー
ジID番号をPage̲ID形式で指定する。省略可能。
[子要素]
enable̲key̲type
この検索テーブルに登録される見出し語の検索文字列に使用できる
文字の種類を指定する。英語のような言語では,単語そのものが検
索文字列になる。一方,日本語のような言語の場合,単語の読みを
使用する可能性が高い。次の属性をもつ。省略不可。
[属性]
Numerals(又は)number
見出し語の検索文字列に数字を使用するか否かを指定
する。次の属性値が有効。省略可能。省略されたとき
は"no"とする。
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
"yes"
使用する。
"no"
使用しない。
basic̲alphabet(又は)alphabet
見出し語の検索文字列にアルファベットを使用するか
否かを指定する。次の属性値が有効。省略可能。省略
されたときは"no"とする。
"yes"
使用する。
"no"
使用しない。
kana
見出し語の検索文字列に仮名を使用するか否かを指定
する。次の属性値が有効。省略可能。省略されたとき
は"no"とする。
"yes"
使用する。
"no"
使用しない。
kanji
見出し語の検索文字列に,漢字を使用するか否かを指
定する。次の属性値が有効。省略可能。省略されたと
きは"no"とする。ただし,見出し語の設定方法が旧形
式の場合,有効な値は"no"だけとする。
"yes"
使用する。
"no"
使用しない。
対象の文字を表B.5に示す。
表B.5−検索文字列に使用可能な文字
項目名
対象文字(全てUnicode値)
数字
半角数字:0〜9(0x0030〜0x0039)
全角数字:0〜9(0xFF10〜0xFF19)
アルファベット
半角アルファベット:A〜Z(0x0041〜0x005A),a〜z(0x0061〜0x007A)
全角アルファベット:A〜Z(0xFF21〜0xFF3A),a〜z(0xFF41〜0xFF5A)
仮名
半角片仮名:アイウエオカキクケコサシスセソタチツテトナニヌネノハヒフヘホマミムメモヤユヨラリルレロワン゙゚(0xFF71〜0xFF9F),
ヲァィゥェォャュョッ(0xFF66〜0xFF6F)
全角片仮名:ァアィイゥウェエォオカガキギクグケゲコゴサザシジスズセゼソゾタダチ
ヂッツヅテデトドナニヌネノハバパヒビピフブプヘベペホボポマミムメモャヤュユョ
ヨラリルレロヮワヰヱヲンヴヵヶ(0x30A1〜0x30F6)
全角平仮名:ぁあぃいぅうぇえぉおかがきぎくぐけげこごさざしじすずせぜそぞただち
ぢっつづてでとどなにぬねのはばぱひびぴふぶぷへべぺほぼぽまみむめもゃやゅゆょ
よらりるれろゎわゐゑをん(0x3041〜0x3093)
長音:ー(0x30FC。全角。),ー(0xFF70。半角。)
漢字
対象となる漢字の具体的な範囲は,書籍情報モジュールbvf要素タグのdefault̲ccs属性
に指定する標準文字の種類によって次のように決まる。
"JIS X 0201,JIS X 0208:1997":第1〜第2水準漢字集合(JIS X 0208:1997にて規定)
"JIS X 0201,X-SH-JIS 0213:2004":第1〜第4水準漢字集合(JIS X 0213:2004にて規定)
また,標準文字の種類にかかわらず,次の文字も対象とする。
ヽ(0x30FD),ヾ(0x30FE),ゝ(0x309D),ゞ(0x309E)
〃(0x3003),仝(0x4EDD),々(0x3005),〆(0x3006)
〇(0x3007)
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key̲normalization
この検索テーブルに登録される見出し語に対する正規
化規則を指定する。省略不可。この要素の解釈は検索
のモード,すなわち,絞込み検索であるか頭だし検索
であるかで異なる。検索のモードはkey̲input̲region
要素(B.4.7.9参照)のsearch̲type属性によって決まる。
省略不可。
a) 絞込み検索
(入力に一致する見出し語だけが表示され,入力が進むに
つれて絞り込まれる。)次の属性で指定された正規化規則によ
って,ユーザの入力した検索語と見出し語とが正規化され,
該当する見出し語が検索結果として表示される。
b) 頭だし検索
(入力に一致する見出し語を先頭にして,見出し語が表示
される。)次の属性に指定した値によらず,各属性の省略され
たときの値に合わせて,ユーザの入力した検索語と見出し語
とが正規化され,該当する見出し語が検索結果として出力さ
れる。
次の属性が使用できる。
[属性]
capitalization
アルファベットの文字列を全て大文字に
する。可能な属性値は"yes"及び"no"であ
り,省略されたときは"yes"とする。
diactritic̲removal
検索語から符号(アクセント,トレマ及
びセディーユ)を全て削除する。可能な
属性値は"yes"及び"no"であり,省略され
たときは"no"とする。
cho̲on
長音の変換方法を指定する。次の属性値
が有効。省略可能。省略されたときは
"delete"とする。
"delete"
削除する。
"repeat" 前の文字の母音を繰り返す。
"no"
変換しない。
daku̲on
濁音の変換方法を指定する。次の属性値
が有効。省略可能。省略されたときは
"yes"とする。
"yes"
清音に変換する。
"no"
清音に変換しない。
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
handaku̲on
半濁音の変換方法を指定する。次の属性
値が有効。省略可能。省略されたときは
"yes"とする。
"yes"
清音に変換する。
"no"
清音に変換しない。
soku̲on
促音の変換方法を指定する。次の属性値
が有効。省略可能。省略されたときは
"yes"とする。
"yes"
大文字に変換する。
"no"
大文字に変換しない。
yo̲on
よう(拗)音(ゃゅょャュョ)の変換方
法を指定する。次の属性値が有効。省略
可能。省略されたときは"yes"とする。
"yes"
大文字に変換する。
"no"
大文字に変換しない。
other̲small̲kana
促音,よう(拗)音以外の仮名小文字(平
仮名又は片仮名)(ぁぃぅぇぉゎァィゥェ
ォヮ)の変換方法を指定する。次の属性
値が有効。省略可能。省略されたときは
"yes"とする。
"yes"
大文字に変換する。
"no"
大文字に変換しない。
例
<search̲table bookmark=“yes” wordbook=“yes” jump̲search̲root=“no” jump̲search=“yes”
all̲search=“no”>
<search̲table̲def
id=“ST0001”
name=“Japanese
dictionary”
wild=“yes”
blank=“yes”
end=“yes”
help̲page̲id=“PG9999”>
<enable̲key̲type number=“no” alphabet=“no” kana=“yes” kanji=“yes”/>
<key̲normalization cho̲on=“delete” daku̲on=“yes” handaku̲on=“yes” soku̲on=“yes” yo̲on=“yes”
other̲small̲kana=“yes”>
</search̲table̲def>
<search̲table̲def id=“ST0002” ・・・ >
:
</search̲table̲def>
</search̲table>
B.4.5 イベント情報モジュールevent̲info
B.4.5.1 event̲info要素
この規格では,ページリンク,クリックによる音声再生開始などユーザの指示によって起動される機能
をイベントと呼んでいる。イベント情報モジュールは,フローデータ内のイベントを記録する領域である。
次の属性及び子要素をもつ。
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[属性]
display̲type
イベントの再生環境を指定する。次の値だけ有効。省略されたときは"single"。
"single"(1ページ表示専用)
[子要素]
event
イベントデータ。flow̲data要素のbody̲id属性で指定されたオブジェクトを表示
した後,ユーザの動作などによって起動されるイベントをこの要素によって記録
する。例えば,ある文字列がクリックされたら別のページに飛ぶなどのイベント
などが,この要素で書かれる。詳細はB.4.5.2を参照。event要素はイベント数分
存在する。イベントがない場合は,event̲info要素を省略する。
例
<event̲info display̲type="single">
<event>
<trigger>
<trigger̲pointer id="OB0001/CR0001" action̲flag="click"/>
</trigger>
<action>
<action̲page̲jump page̲id="PG0002"/>
</action>
イベント1
<event>
<trigger>
<trigger̲pointer id=" OB0001/CR0002" action̲flag="click"/>
</trigger>
<action>
<action̲page̲jump page̲id="PG0003"/>
</action>
</event>
イベント2
</event̲info>
B.4.5.2 イベントデータevent
イベントデータは,イベントを起動する条件であるトリガ部と,処理方法を指定するアクション部との
二つから構成される。例えば,トリガ部は,“ユーザが特定の領域をクリックした”,又は“特定のボタン
が押された”ということを示し,アクション部は“特定のページにジャンプする”,又は“特定の音声ファ
イルを再生する”ということを示す。イベントデータevent要素は,次の子要素をもつ。
[属性]
なし。
[子要素]
trigger
トリガ部。このイベントを起動させるための条件を記録する。子要素に,B.4.5.3
のトリガ情報で定義されるトリガを一つ記録する。省略不可。
action
アクション部。処理方法を記録する。子要素には,B.4.5.4のアクション情報で説
明するアクションを一つ記録する。省略不可。
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
例
<event>
<trigger>
<trigger̲pointer id=" OB0001/CR0002" action̲flag="click"/>
</trigger>
トリガ
<action>
<action̲page̲jump page̲id="PG0003"/>
</action>
アクション
</event>
B.4.5.3 トリガ情報
トリガ情報には,次のものがある。
指定した領域のクリックをトリガにする場合に使用する。トリガ(ポインタ)trigger̲pointer要素は,次
の属性及び子要素をもつ。
[属性]
id
trigger̲pointer要素の対象とする領域を指定する。この要素は省略不可。Object̲ID
形式/Char̲ID形式で記述。
例
id="OB003k/CR0023"
このid属性に指定する文字列ID番号には,次を指定することができる(B.4.7.2.3
参照)。
a) char̲id要素のchar̲id属性で指定された文字列ID番号
b) object要素のchar̲id属性で指定された文字列ID番号
次のpointer̲region要素を使って画像オブジェクト実体の一部をtrigger̲pointer
要素の対象とする場合には,b)のobject要素のchar̲id属性で設定された文字列ID
番号を指定しなければならない。そうでない場合,このtrigger̲pointer要素の設定
は無効となる。
また,mask要素のtrigger属性(B.4.7.2.3参照)に指定された文字列ID番号を
指定した場合,mask要素の設定は無視される。
action̲flag
トリガとするポインタの動きの種別を指定する。この規格では"click"だけ有効。
省略されたときは"click"。
"click"
指定領域をクリックした場合。
[子要素]
pointer̲region trigger̲pointer要素のid属性で指定した画像オブジェクト実体の一部をトリガ(ポ
インタ)の対象とする場合,この要素の子要素にPolygon̲region形式でその領域
を指定する。trigger̲pointer要素のid属性で指定された対象が画像オブジェクト
実体以外の場合,pointer̲region要素の内容は無視される。省略可能。
なお,trigger̲pointer要素の対象領域が多重定義されている場合,すなわち同じ領域をtrigger̲pointer要
素の対象とするようなイベントデータが複数存在する場合,ビューアによっては選択された領域がどちら
の領域かが判断つかないものが存在する。このようなビューアは,イベント情報モジュールevent̲info要
素内に登録されているイベントデータevent要素のうち,前に記録されたイベントデータほど優先して処
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
理する。例えば,あるフローデータのイベント情報モジュールが次のようになっていた場合を考える。
例
<event̲info>
<event>
<trigger>
<trigger̲pointer id="OB003k/CR0001" action̲flag="click">
<pointer̲region>
<vertex position="(0,0)"/> <vertex position="(100,0)"/>
<vertex position="(100,100)"/> <vertex position="(0,100)"/>
</pointer̲region>
</trigger̲pointer>
</trigger>
<action>
<action̲page̲jump page̲id="PG0043"/>
</action>
</event>
<event>
<trigger>
<trigger̲pointer id="OB003k/CR0001" action̲flag="click">
<pointer̲region>
<vertex position="(50,50)"/> <vertex position="(100,50)"/>
<vertex position="(100,100)"/> <vertex position="(50,100)"/>
</pointer̲region>
</trigger̲pointer>
</trigger>
<action>
<action̲page̲jump page̲id="PG0021"/>
</action>
</event>
</event̲info>
上記例の場合,どちらのイベントもオブジェクトOB003k/CR0001の一部領域をトリガの対象としており,
(50,50)〜(100,100)の領域が二つのイベントで2重に指定されている。この場合,(50,50)〜(100,100)
の領域がクリックされると,先に登録されているイベントデータが優先され,action̲page̲jump要素の指
定に従い,ID番号がPG0043のフローデータへ移動される。
例
<trigger̲pointer id="OB003k/CR0023" action̲flag="click"/>
<trigger̲pointer id="OB003k/CR0023"/>
B.4.5.4 アクション情報
B.4.5.4.1 action要素
action要素は,次の子要素をもつことができる。次のうちの一つがaction要素とともに使用される。
B.4.5.4.2 アクション(再生・停止)action̲play
音声データ,アニメーションデータなどのように時間成分をもつオブジェクトの再生開始を指示する。
次の属性をもつ。
[属性]
object̲id
再生するオブジェクトを指定。次の形式で指定する。省略不可。
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
・ オブジェクト管理テーブル内(B.4.6)に登録されているオブジェクトを指
定する場合,この規格では音声オブジェクト及び動画オブジェクトだけ指
定可能。
例
object̲id="OB003k"
・ テキスト実体内のobject要素で指定されたオブジェクトを指定する場合,
及び辞書データオブジェクト実体内のobject要素で指定されたオブジェク
トを指定する場合,この規格ではアニメーションオブジェクト実体だけ指
定可能。
例
object̲id="OB003k/CR0023"
ただし,Char̲IDには,object要素のchar̲id属性(B.4.7.2.3)で指定された文
字列ID番号を指定する必要がある。
action
再生処理の方法を指定。この規格では再生開始を指示する"normal"だけ有効。省
略されたときは"normal"。object̲id属性で指定されたオブジェクトが音声データ
の場合,再生途中であっても,ほかのフローデータに移動した場合,テキストオ
ブジェクト実体内のpage̲break要素を越えて移動した場合,及び辞書データオブ
ジェクト実体内のword要素の終了タグ(ただし,page̲break属性に"yes"を指定
した場合)を越えて移動した場合は再生を中止する。一方object̲id属性で指定さ
れたオブジェクトがアニメーションオブジェクト実体の場合には,画面に表示が
されなくなったとき,再生を中止する。
例
<action̲play object̲id="OBkj23"/>
<action̲play object̲id="OB1234/CR0001"/>
<action̲play object̲id="OB1234/CR0001” action="normal"/>
B.4.5.4.3 アクション(ページ移動)action̲page̲jump
現在のフローデータから別のフローデータにジャンプする,又はWebサイトへジャンプする場合のよう
なページ移動にこの要素を使用する。次の属性をもつ。
[属性]
book
場合に応じて,次のとおり記述する。ただし,移動先が自書籍内のフローデータ
である場合には省略する。そうでない場合には,使用法には次の四つがある。
a) Webサイトへの移動
book属性にWebサイト(Html形式に限定)のURLアドレスを指定する。
URLアドレスは,"http://"又は"https://"で始まるアドレスだけ有効とし,
RFC3986で規定されている書式に従って記録する。
b) 電話をかける
book属性に"tel:"に続き,接続したい電話番号をTelephone̲number形式
で指定する。
c) アドレス指定によるメーラー立ち上げ
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
book属性に"mailto:"に続き,送付先のメールアドレスをMail̲address
形式で指定する。送付先のメールアドレスは一つだけ指定できる。
d) ビューアの特殊処理
book属性に"jump://"に続き,特殊処理を指定する。
book̲type
bookに指定した内容を区別するため,次の文字列を指定する。book属性を指定し
た場合,省略できない。
a) book属性にWebサイトアドレスを記録した場合
book属性で指定されたアドレスのデータがHtmlファイルであることを
示す"text/html"を記録する。book属性にWebサイトアドレスを指定する場
合,"text/html"だけ指定可能。
b) book属性に電話番号を記録した場合
"application/x-tel"を記録する。
c) book属性にメールアドレスを記録した場合
"application/x-mail"を記録する。
d) book属性にビューアの特殊処理を記録した場合
"application/x-e-book-viewer"を記録する。
page̲id
移動先のフローデータを指定する。Page̲ID形式で指定する。自書籍内のフロー
データへ移動したい場合,この属性は省略不可。一方,book属性によってa) Web
サイトへのジャンプ,b)電話をかける,c)アドレス指定によるメーラー立ち上げ,
d)ビューアの特殊処理のいずれかが指定されている場合には,page̲id属性が指定
されていても無視される。
center
移動先のフローデータの詳細位置を指定する。移動先が,テキストオブジェクト
を本文データ(flow̲data要素のbody̲id属性で指定されるオブジェクト。詳細は
B.4.4.2.4を参照)とするフローデータの場合及び辞書データオブジェクト実体を
本文データとするフローデータの場合だけ指定可能であり,テキストオブジェク
ト内の文字列,及び辞書データオブジェクト実体内の文字列を,Char̲ID形式で
指定する。省略可能。省略されたときはpage̲id属性で指定されたフローデータ
の先頭にジャンプする。一方,book属性によってa) Webサイトへのジャンプ,
b)電話をかける,c)アドレス指定によるメーラー立ち上げ,d)ビューアの特殊処
理のいずれかが指定されている場合には,center属性が指定されていても無視さ
れる。
例
<action̲page̲jump page̲id="PG23k4" />
<action̲page̲jump page̲id="PG23k4" center="CR0001"/>
<action̲page̲jump book="http://www.sharp.co.jp/" book̲type="text/html"/>
B.4.6 部品データモジュールparts̲module
B.4.6.1 保存及び管理
部品データモジュールは,フローデータで使用される部品の情報を管理する領域。オブジェクト管理テ
ーブルobject̲table要素によって,各フローデータで表示されるテキストなどの個々のオブジェクトにオブ
ジェクトID番号を設定し,オブジェクトの属性などを格納する。
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C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
次の要素を子要素にもつ。
[子要素]
object̲table
オブジェクト管理テーブル。この書籍データ内で使用される全オブジェクトの登
録情報を格納する。個々のオブジェクトごとに,オブジェクトの種類に応じて次
のオブジェクト登録モジュールのいずれかを利用して,記録していく。省略不可。
[子要素]
dynamic̲text̲object̲entry
動的割付けテキストオブジェクト登録モジュール
sound̲object̲entry
音声オブジェクト登録モジュール
search̲page̲object̲entry
検索画面オブジェクト登録モジュール
movie̲object̲entry
動画オブジェクト登録モジュール
comic̲object̲entry
コミックオブジェクト登録モジュール
dict̲data̲object̲entry
辞書データオブジェクト登録モジュール
部品データモジュールparts̲module要素の記載例を次に示す。
例
<parts̲module>
<object̲table>
<dynamic̲text̲object̲entry object̲id="OBT001" ... >
...
</dynamic̲text̲object̲entry>
<dynamic̲text̲object̲entry object̲id="OBT002" ... >
...
</dynamic̲text̲object̲entry>
<sound̲object̲entry object̲id="OBS001" ...>
Scene
</sound̲object̲entry>
<dynamic̲text̲object̲entry object̲id="OBT003" ... >
...
</dynamic̲text̲object̲entry>
...
<search̲page̲object̲entry object̲id="OBSP01" ... >
...
</search̲page̲object̲entry>
...
<movie̲object̲entry object̲id=“OBMV01” ... />
…
</object̲table>
</parts̲module>
B.4.6.2〜B.4.6.7に,各オブジェクトのオブジェクト登録モジュールの詳細について示す。
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C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
B.4.6.2 動的割付けテキストオブジェクト登録モジュールdynamic̲text̲object̲entry
テキスト形式のオブジェクトを登録する領域。動的割付けテキストオブジェクト登録モジュールは,次
の属性及び子要素をもつ。
[属性]
src
テキストオブジェクト実体のファイル名。Filename形式で指定。省略不可。この
属性で指定されたファイルを開く前には,type属性で指定されたファイルタイプ
を確認する。
type
テキストオブジェクト実体のタイプをMIME形式で指定。"text/x-bvf-text"だけ有
効。省略不可。
layout̲info̲src レイアウトパターンデータリスト(B.4.7.4参照)のファイル名。Filename形式で
指定。object̲id属性で指定するオブジェクトがテキストオブジェクト実体2
(B.4.7.3参照)の場合だけ指定可能。省略可能。省略の場合,従来どおりの表示
を行う。
layout̲info̲type
レイアウトパターンデータリストのタイプをMIME形式で指定。
"text/x-bvf-layout"だけ有効。layout̲info̲src属性が指定されたときは省略不可。
object̲id
このオブジェクトに対し設定するオブジェクトID番号。この番号によって,フ
ローデータ,イベントデータなどから参照される。Object̲ID形式。省略不可。
[子要素]
permission̲info 要素src属性で指定されたオブジェクト実体の許可情報。Permission形式で指定。
省略可能。
例
<dynamic̲text̲object̲entry src="sect1.xml" type="text/x-bvf-text" object̲id="OB03k2" />
<dynamic̲text̲object̲entry src="sect1.xml" type="text/x-bvf-text" object̲id="OB03k1" >
<permission̲info>
<print̲permission permission="authorized"/>
</permission̲info>
</dynamic̲text̲object̲entry>
B.4.6.3 音声オブジェクト登録モジュールsound̲object̲entry
音声形式のオブジェクトを登録する領域。音声オブジェクト登録モジュールsound̲object̲entry要素は,
次の属性及び子要素をもつ。
[属性]
type
音声オブジェクト実体のタイプをMIME形式で指定。省略不可。この版では,次
の形式だけ有効。
MP3形式
"audio./mp3"
AAC形式
"audio/3gpp2"
SMAF形式 "application/x-smaf"
3GPP形式
"audio/3gpp"
MP4形式
"audio/mp4"
src
音声オブジェクト実体のファイル名。Filename形式で指定。省略不可。この版で
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
は,MP3形式(拡張子mp3),AAC形式(拡張子3g2),SMAF形式(拡張子mmf),
3GPP形式(拡張子3gp)及びMP4形式(拡張子mp4)だけ有効。この属性で指
定されたファイルを開く前には,type属性で指定されたファイルタイプを確認す
る。
[子要素]
sound̲object̲info
音声オブジェクト情報モジュール。sound̲object̲info要素は,次の属性をもつ。
[属性]
object̲id
このオブジェクトに対し設定するオブジェクトID番号。この番号
によって,イベントデータなどからアクセスされる。Object̲ID形式。
省略不可。
例
<sound̲object̲entry src="foobar.mp3" type="audio/mp3">
<sound̲object̲info object̲id="OB143s"/>
</sound̲object̲entry>
B.4.6.4 検索画面オブジェクト登録モジュールsearch̲page̲object̲entry
検索画面形式のオブジェクトを登録する領域。次の属性及び子要素をもつ。
[属性]
src
検索画面オブジェクト実体のファイル名。Filename形式で指定。省略不可。この
属性で指定されたファイルを開く前には,type属性で指定されたファイルタイプ
を確認する。
type
検索オブジェクト実体のタイプをMIME形式で指定。"text/x-bvf-search-page"だけ
有効。省略不可。
object̲id
このオブジェクトに対し設定するオブジェクトID番号。この番号によって,フ
ローデータ,イベントデータなどから参照される。Object̲ID形式。省略不可。
[子要素]
permission̲info
src属性で指定されたオブジェクト実体の許可情報。Permission形式で指定。省略
可能。
例
<search̲page̲object̲entry src="spage1.xml" type="text/x-bvf-search-page" object̲id="OBSP01" />
<search̲page̲object̲entry src="spage2.xml" type="text/x-bvf-search-page" object̲id="OBSP02" >
<permission̲info>
<print̲permission permission="authorized"/>
</permission̲info>
</search̲page̲object̲entry>
B.4.6.5 動画オブジェクト登録モジュールmovie̲object̲entry
動画形式のオブジェクトを登録する領域。動画オブジェクト登録モジュールmovie̲object̲entry要素は,
次の属性及び子要素をもつ。
[属性]
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C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
src
動画オブジェクト実体のファイル名。Filename形式で指定。省略不可。この規格
では,3GPP2形式(拡張子3g2),3GPP形式(拡張子3gp)及びMP4形式(拡張
子mp4)だけ有効。この属性で指定されたファイルを開く前には,type属性で指
定されたファイルタイプを確認する。
type
動画オブジェクト実体のタイプをMIME形式で指定。この規格では次の形式だけ
有効。省略不可。
3GPP2形式
"video/3gpp2"
3GPP形式 "video/3gpp"
MP4形式 "video/mp4"
object̲id
このオブジェクトに対し設定するオブジェクトID番号。この番号によって,イ
ベントデータなどから参照される。Object̲ID形式。省略不可。
例
<movie̲object̲entry src=“movie1.3g2” type=“video/3gpp2” object̲id=“OBmv00”/>
B.4.6.6 コミックオブジェクト登録モジュールcomic̲object̲entry
コミック形式のオブジェクトを登録する領域。コミックオブジェクト登録モジュールcomic̲object̲entry
要素は,次の属性及び子要素をもつ。
[属性]
src
コミックオブジェクト実体のファイル名。Filename形式で指定。省略不可。この
属性で指定されたファイルを開く前には,type属性で指定されたファイルタイプ
を確認する。
type
コミックオブジェクト実体のタイプをMIME形式で指定。"application/x-bvf-comic"
だけ有効。省略不可。
object̲id
このオブジェクトに対し設定するオブジェクトID番号。この番号によって,フ
ローデータなどから参照される。Object̲ID形式。省略不可。
[子要素]
permission̲info
src属性で指定されたオブジェクト実体の許可情報。Permission形式で指定。一つ
だけ存在。省略可能。
例
<object̲table>
・・・
<comic̲object̲entry src="comic01.xml" type="application/x-bvf-comic" object̲id="OB0001">
<permission̲info>
<print̲permission permission="no"/>
</permission̲info>
</comic̲object̲entry>
・・・
</object̲table>
B.4.6.7 辞書データオブジェクト登録モジュールdict̲data̲object̲entry
辞書データ形式のオブジェクトを登録する領域。辞書データオブジェクト登録モジュール
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
dict̲data̲object̲entry要素は,次の属性及び子要素をもつ。
[属性]
src
辞書データオブジェクト実体のファイル名。Filename形式で指定する。省略不可。
この属性で指定されたファイルを開く前には,type属性で指定されたファイルタ
イプを確認する。
type
辞書データオブジェクト実体のタイプをMIME形式で指定する。
"text/x-bvf-dict-data"だけ有効。省略不可。
object̲id
このオブジェクトに対して設定するオブジェクトID番号。この番号によって,
フローデータ,イベントデータなどから参照される。Object̲ID形式で指定する。
省略不可。
[子要素]
permission̲info
src属性で指定されたオブジェクト実体の許可情報。Permission形式で指定する。
省略可能。
例
<parts̲module>
<object̲table>
<dict̲data̲object̲entry src=“dict1.xml” type=“text/x-bvf-dict-data” object̲id=“OBD001”>
<permission̲info> ・・・ </permission̲info>
</dict̲data̲object̲entry>
:
</object̲table>
</parts̲module>
B.4.7 オブジェクト実体
B.4.7.1 一般
オブジェクト実体は,実際にビューアで表示される文章,画像,音声,検索画面,動画などの本体であ
る。オブジェクト実体には,次の種類がある。
テキストオブジェクト実体
テキストオブジェクト実体2
画像オブジェクト実体
音声オブジェクト実体
アニメーションオブジェクト実体
検索画面オブジェクト実体
動画オブジェクト実体
コミックオブジェクト実体
辞書データオブジェクト実体
B.4.7.2 テキストオブジェクト実体text̲data
B.4.7.2.1 概要
テキストオブジェクト実体text̲data要素は,次のようにtext̲data要素をルート要素とするXMLファイ
ルに記述する。
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
例
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" ?>
<text̲data>
<text̲default̲attribute>
...
</text̲default̲attribute>
<text̲body>
Two households, both alike in dignity, ...
</text̲body>
</text̲data>
上記に示すように,テキストオブジェクト実体text̲data要素は,テキストに関するデフォルトの属性を
記録するtext̲default̲attribute要素の領域と,テキスト表示内容を記録するtext̲body要素の領域とに2分
される。
以下,文中において"emを単位とした数値"と記述されている場合,特に明記しない限り,デフォルトの
フォントサイズを1とした相対値で指定される。例えば,"0.5em"ならばデフォルトフォントサイズの半分
であることを示す。
B.4.7.2.2 テキストデフォルト属性領域text̲default̲attribute
このテキストオブジェクト実体を表示するときの表示パラメータを記録する領域。指定された値及び方
法は推奨値であり(次の説明で明記したものは除く。),ビューアで実装できない場合,又はユーザの指示
した値を使いたい場合には,この要素で指定された値によって表示しなくてもよい。
なお,B.4.4.2.3で説明したように,フロー型コンテンツの場合,一部のパラメータは各フローの全本文
データ(flow̲data要素のbody̲id属性で指定されるオブジェクト。B.4.4.2.4参照)に対する推奨値を指定
することができる。設定値の優先順位は,このtext̲default̲attribute要素の方が高い。この
text̲default̲attribute要素内で指定しなかった項目は,全本文データに対する指定を基に表示されることに
なる。双方が設定されている場合は,局所的な指定が優先される。
テキストデフォルト属性領域text̲default̲attribute要素は,次の属性及び子要素をもつ。
[属性]
baseline
このテキストオブジェクト実体を表示するときのベースラインの方向を,次の属
性値のいずれかで指定する。省略されたときは指定なしとする。
"right"
横書き(左から右)を推奨する。ユーザの好みなどに応じて,ほか
の方向で表示してもよい。
"right̲only"
横書き(左から右)だけ有効。この値は推奨値ではなく,ユーザの
好みに応じて変更することができない。ただし,横書き(左から右)
を実装できないビューアはこの限りではない。
"down"
縦書きを推奨する。ユーザの好みなどに応じて,ほかの方向で表示
してもよい。
"down̲only"
縦書きだけ有効。この値は推奨値ではなく,ユーザの好みに応じて
変更することができない。ただし,縦書きを実装できないビューア
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C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
はこの限りではない。
valign
このテキストオブジェクト実体の,行進行方向(例 縦書きの場合は水平方向)
に対する配置方法を指定する。次の属性値を指定可能。省略されたときは,通常
どおり,表示領域の先頭から表示される。
"middle"
次のようにtext̲body要素内の表示内容を,表示領域の中央に寄せて
表示する。表示内容が表示領域内に収まらない場合,この属性の値
は無視される。
●
●
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
表示内容
表示領域
図B.2−valign="middle"の例
[子要素]
text̲default̲font
このオブジェクト実体を表示するときのデフォルトのフォント名及び文字色を設
定する。この要素で指定された値は推奨値として扱う。要素省略されたときは
flow̲default̲attribute要素のデフォルト値を使用する。
この要素は,次の属性をもつ。
[属性]
fontname デフォルトフォント名。複数のフォント名を指定することも可能。
この場合,
fontname="○○ゴシック,△△ゴシック,..."
のように,","(Unicodeで0x2C)を用いて連結する。ビューアは,
先頭から順に表示できるフォントを調べていき,最初に表示できる
ものを使って表示する。省略されたときは指定なしとする。
color̲space,color,opacity
デフォルトの文字色Color形式で指定する。color属性が省略された
ときはflow̲default̲attribute要素の値をデフォルトとする。
ruby̲flag 本文データをルビ表示設定で表示するかどうかを指定する。省略さ
れたときはflow̲default̲attribute要素の設定された値が用いられる。
表示すると指定した場合,テキストオブジェクト実体内のruby要素
に挟まれた文字列が表示される。属性値は次のとおり。
"yes"
ルビ表示設定を推奨する。ユーザの好みなどに応じて,
ルビ非表示設定にしてもよい。
"yes̲only" ルビ表示設定だけ有効とする。この値は推奨値ではな
く,ユーザの好みに応じて変更することができない。
ただし,ルビ表示設定にできないビューアはこの限り
ではない。
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
"no"
ルビ非表示設定を推奨する。ユーザの好みなどに応じ
て,ルビ表示設定にしてもよい。
"no̲only" ルビ非表示設定だけ有効とする。この値は推奨値では
なく,ユーザの好みに応じて変更することができない。
ただし,ルビ非表示設定にできないビューアはこの限
りではない。
text̲default̲background
このオブジェクト実体を表示するときの表示画面の背景に関する指定(背景色及
び背景画像)をする。背景色及び背景画像が共に指定されている場合,背景色で
表示画面が塗りつぶされた上に背景画像が画面の中央に表示され,その上にオブ
ジェクト実体の本文であるtext̲body要素の内容が表示される。背景画像のサイズ
が表示領域より大きい場合は縦横比を維持した上で縮小される。要素省略された
ときは指定なしとし,扱いは次の属性の省略されたときの扱いと同様とする。
次の属性及び子要素をもつ。
[属性]
color̲space,color,opacity
表示画面の背景色をColor形式で指定する。color属性が省略された
ときは,flow̲default̲attribute要素の設定値をデフォルトとする。
type
背景画像のファイルタイプをMIME形式で指定する。この規格では,
次の形式だけ有効。src属性が指定されたときは省略不可。
PNG形式 "image/png"
JPEG形式 "image/jpeg"
CCF形式 "image/x-ccf"
src
背景画像のファイル名。Filename形式で指定する。この規格では,
PNG形式,JPEG形式,及びCCF形式の画像ファイルだけ指定可能。
type属性が指定されたときは省略不可。src属性,type属性が共に省
略されたときは,指定なしとする。この属性で指定されたファイル
を開く前には,type属性で指定されたファイルタイプを確認する。
[子要素]
permission̲info
src属性で指定された背景画像の許可情報。Permission形式で指定。
省略可能。src属性に背景画像が指定されていない場合,この許可情
報の内容は無視される。
text̲default̲background̲music
このオブジェクト実体を表示するときに再生するBGM音声を指定する。要素省
略されたときは,BGMなしとする。
次の属性及び子要素をもつ。
[属性]
type
BGM音声のファイルタイプをMIME形式で指定する。この規格で
は,次の形式だけ有効。省略不可。
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C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
MP3形式
"audio./mp3"
AAC形式
"audio/3gpp2"
SMAF形式 "application/x-smaf"
3GPP形式
"audio/3gpp"
MP4形式
"audio/mp4"
src
BGM音声のファイル名。Filename形式で指定する。省略不可。この
属性で指定されたファイルを開く前には,type属性で指定されたフ
ァイルタイプを確認する。
loop
src属性で指定されたBGM音声を繰り返し再生するかどうかを指定
する。次の属性値のいずれかで指定する。省略されたときは"no"。
"yes"
ループ再生する。
"no"
ループ再生しない。
[子要素]
permission̲info
src属性で指定されたBGM音声の許可情報。Permission形式で指定。
省略可能。
line̲breaking̲method(又は)kinsoku
このオブジェクト実体を表示するとき推奨する禁則処理方法を指定する。省略可
能。禁則処理については言語によって異なるため,この要素の扱いには柔軟性が
認められている。要素が省略されたときはflow̲default̲attribute要素の値をデフォ
ルトとする。
この要素は,次の属性及び子要素をもつ。
[属性]
method
禁則処理の方法を指定する。"none"又は"run̲down"のいずれか。省
略されたときは"none"が設定される。
"none"
特別な処理は行わない。行が文字で一杯になったなら
ば,次の行に移る。
"run̲down"
top̲prohibit̲char要素又はend̲prohibit̲char要素に指定
された場所の制約に従って文字を行末から次の行の先
頭に移す。
hanging̲punctuation
ぶら下げ処理対象文字が行末にきたとき,ぶら下げ処理をするか否
か。"yes"又は"no"が指定可能。method属性で"run̲down"が設定され
た場合は,デフォルトで"yes"が設定される。有効になっていると,
hanging̲char要素で指定された文字は行の先頭ではなく,前の行の
終わりに(すなわち,右側のマージン内に)表示される。段落の先
頭の文字に対しては適用されない。
[子要素]
top̲prohibit̲char
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C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
行の先頭にきてはならない文字を列挙する。ただし,段落の先頭に
ついては適用されない。拡張文字列で指定される。要素が省略され
たときは,指定なしとする。
end̲prohibit̲char
行末にきてはならない文字を列挙する。ただし,段落の末尾には適
用されない。拡張文字列で指定される。要素が省略されたときは,
指定なしとする。
hanging̲char
ぶら下げ対象文字列を列挙する。拡張文字列で指定される。要素が
省略されたときは,指定なしとする。
例
<text̲default̲attribute>
<text̲default̲font fontname="foobar-serif" color=“green”/>
<text̲default̲background color="black" src="001.jpg" type="image/jpeg"/>
<text̲default̲background̲music src="1.mp3" type="application/x-smaf" loop="yes"/>
<line̲breaking̲method ="none">
</line̲breaking̲method >
</text̲default̲attribute>
B.4.7.2.3 テキスト本文領域text̲body
テキスト実体の本文を格納する領域。テキスト本文領域は,拡張文字列と次に示す要素との組合せによ
って記述される。
a) 段落関連
p
段落を作成する。通常,段落の先頭(開始タグの直前),及び段落の終わり(終了
タグの後)には改行が挿入される。ただし,次の場合は改行を挿入しない。
1) 段落先頭の表示が,改行を入れなくても行の先頭から開始される場合
2) 段落終了後の表示が,改行を入れなくても行の先頭から開始される場合
なお,改行が挿入されても画像の回り込み(object要素のalign属性参照)は解
除されないので,回り込みを解除したい場合は,<br clear="all"/>を挿入するなど
して,明示的に指定する必要がある。
この要素は,次の属性及び子要素をもつ。
[属性]
top̲line̲indent
段落の1行目に入れる第1行インデント幅を指定する。p要素の次
文字,br要素などによって改行が入れられた直後の文字の直前に,
この属性で指定された幅の字下げを行の先頭に入れる。emを単位と
した数値で指定する。
なお,この属性には"-2em"のように負の値を指定してもよい。こ
のときは,top属性で指定された行頭位置よりも更に行頭側に2em
分移動した箇所から,段落の先頭が始まることになる。省略された
場合は,ビューアによって処理される。
top
この段落の左側(縦書きの場合,上部)に入れるインデント幅を,
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C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
emを単位とした数値,又はこの要素が含まれる行の横幅(横書きの
場合。縦書きの場合は,縦幅)に対する%のいずれかで指定する。
省略されたときは"0em"と設定される。負の値は指定できない。行
の横幅及び縦幅は,必ずしも表示領域の幅と一致しない。この段落
よりも前に記録された要素(p要素のtop,bottom属性など)によっ
て,行の横幅及び縦幅が表示領域の幅よりも狭められていることが
ある。
bottom
この段落の右側(縦書きの場合,下部)に入れるインデント幅を,
emを単位とした数値,又はこの要素が含まれる行の横幅(横書きの
場合。縦書きの場合は,縦幅)に対する%のいずれかで指定する。
省略されたときは"0em"が設定される。負の値は指定できない。行
の横幅及び縦幅は,必ずしも表示領域の幅と一致しない。この段落
よりも前に記録された要素(p要素のtop,bottom属性など)によっ
て,行の横幅及び縦幅が表示領域の幅よりも狭められていることが
ある。
align
センタリング,行頭寄せ又は行末寄せを指定する。行の横幅及び縦
幅は,必ずしも表示領域の幅と一致しない。p要素のtop,bottom属
性などによって,行の横幅及び縦幅が表示領域の幅よりも狭められ
ていることがある。次の属性値が有効。この属性が省略された場合,
現在の設定のまま変更しない。
"center"
p要素に挟まれた文字列及びオブジェクトをセンタリ
ングして表示する。
"right"
p要素に挟まれた文字列及びオブジェクトを,行末に
寄せて表示する。横書きの場合は右,縦書きの場合は
下に寄せて表示する。
"left"
p要素に挟まれた文字列及びオブジェクトを,行頭に
寄せて表示する。横書きの場合は左,縦書きの場合は
上に寄せて表示する。
drop̲cap
段落の最初の文字を複数行にまたがるものにする。整数で何行分か
を指定する。指定しない場合は1行分となる。図B.3に例を示す。
<p drop̲cap="2">Alice was beginning to get
very tired of sitting by her sister on the bank,
and of having nothing to do...</p>
lice was beginning to get very tired of
sitting by her sister on the bank, and of having
nothing to do...
図B.3−ドロップキャップの例
A
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C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
[子要素]
page̲break要素を除く,text̲body要素内で使用でき
る全ての要素と拡張文字列との組合せ。
図B.4に,横書きテキストのある段落に対し,top="25%"及び
bottom="2em"に設定した場合の表示例を示す。
図B.4−段落の左右インデント
例
<p> .... </p>
<p align="center"> ... </p>
<p top="25%" bottom="2em"> ... </p>
scrolling̲text(又は)telop
1行分の領域を作り,そこに文字列などをスクロールさせる。この要素の前後(開
始タグの直前及び終了タグの直後)に強制的に改行が挿入され,1行分の領域が
テロップ領域として確保される。テロップ行の高さは,telop要素で挟まれるテロ
ップ対象に応じて適切に設定される。また,文字列の流れる方向は,横書きの場
合は右から左,縦書きの場合は下から上の方向とする。スクロール処理は,この
telop要素による領域が表示領域から外れるまで,繰り返し行われる(top及び
bottomで指定される,段落を取り囲むマージンに限定される。)。
次の子要素をもつ。
[子要素]
テロップさせる文字列を拡張文字列で指定する。子要素としては
external̲char,font及びhorizontal,又はyoko,ruby及びobject要素
の組合せだけ有効。ただし,object要素には次の制限を設ける。
・ src属性に指定できるファイルは画像ファイルだけとする。
・ align属性には"top","middle"又は" bottom"だけ指定可能とする。
・ char̲id属性は使用できない。
例
<telop>
This text will be scrolling over and over
</telop>
左右のインデントが設定された段落
ところで、・・
・・・・・・
・・・・・・
・・・・・・
・・・・・・
○○○○○○○○○○
○○○○○○○○○○○
○○○○○○。
マージン(電子書籍リーダーによって設定される。)
25 %
2em
表示領域 横幅
123
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
b) インライン要素
br
改行する。この要素は子要素をもたない。次の属性をもつ。
[属性]
clear
インライン形式で埋め込まれているオブジェクトの回り込みを解除
する。この属性を省略した場合は,br要素を指定しても回り込みの
解除は行われない。次の属性値が有効。
"left"
br要素以降,行の左端(横書きの場合。縦書きの場合
は行の上端)から文字列を表示できる所まで,空行が
挿入される。
"right"
br要素以降,行の右端(横書きの場合。縦書きの場合
は行の下端)まで文字列を表示できる所まで,空行が
挿入される。
"all"
br要素以降,行の左右両端(横書きの場合。縦書きの
場合は行の上下両端)まで文字列を表示できる所まで,
空行が挿入される。
例
<br/>
<br clear="all"/>
hr
水平線(縦書きの場合は縦方向の線)を引く。行(縦書きの場合は列)は,この
線だけで占められるため一つだけであり,改行(br要素によるものと同じ)がそ
の後に常に挿入され,線が行頭から始まっていない場合は,その前にも,改行が
挿入される。次の属性をもち,子要素はもたない。
[属性]
size
線の太さを指定する。emを単位とした数値で指定する。数値は整数
である必要はない。省略されたときは"0.1em"に設定される。
length
線の長さを指定する。emを単位とした数値又は,このhr要素のあ
る行の横幅(横書きの場合。縦書きの場合は,縦幅)に対する%,
のいずれかで指定する。省略されたときは"100%"に指定される。行
の横幅及び縦幅は,必ずしも表示領域の幅と一致しない。このhr
要素よりも前に記録された要素(p要素のtop,bottom属性など)に
よって,行の横幅及び縦幅が表示領域の幅よりも狭められているこ
とがある。
align
線の位置を指定する。行の横幅よりも線の長さが(length属性を使
って)短い場合に有効。"left"(左ぞろえ),"center"(センタリング)
又は"right"(右ぞろえ)のいずれかで指定。省略されたときは"center"
が指定される。
例
<hr/>
<hr size="0.5em" length="50%" align="center"/>
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C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
font
要素に挟まれた領域のフォントの設定を変更する。次の属性及び子要素をもつ。
[属性]
name
使用するフォントを変更する。フォント名を記述。省略されたとき
は,要素直前の文字のフォントから変更しない。
なお,複数のフォント名を指定することも可能。この場合
name="○○ゴシック,△△ゴシック,..."
のように,","(Unicodeで0x2C)を用いて連結する。ビューアは,
先頭から順に表示できるフォントを調べていき,最初に表示できる
ものを使って表示する。
size
フォントのサイズを変更する場合,base属性で指定された基準サイ
ズに対する文字の大きさを%単位で指定する。省略されたときは,
変更しない。
base
size属性で指定されるフォントサイズの差分値の基準を設定する。
次の属性値で指定する。省略されたときは"last"が設定される。
"last"
font要素の直前の文字と同じ大きさ
"default"
デフォルトフォントと同じ大きさ
color̲space,color,opacity
文字の色を変える。Color形式で記述(詳細はB.3.16を参照)。color
属性が省略された場合は,要素直前の文字色から色を変更しない。
bold
font要素で挟まれた文字列をボールド体で表示するどうかを設定す
る。値は次のいずれか。bold属性が省略された場合は,現在の設定
のまま変更しない。
"yes"
ボールド体で表示する。
"no"
ボールド体で表示しない。
underline font要素で挟まれた文字列にアンダーラインを引くかどうかを設定
する。ただし,font要素で挟まれたオブジェクトにはアンダーライ
ンは引かれない。値は次のいずれか。underline属性が省略された場
合は,現在の設定のまま変更しない。
"yes"
アンダーラインを引く。
"no"
アンダーラインを引かない。
[子要素]
拡張文字列と,全てのインライン要素(key̲entry要素及びpage̲break
要素を除く。)及びobject要素との組合せ。
例
<font name="Aaa sans serif">.....</font>
<font size="200%">......</font>
holizontal(又は)yoko
縦中横。縦書き表示中にこの要素で挟まれた文字列を横書きで表示する。日本語
テキスト中で日付又はほかの数字に対して使用される。例を図B.5に示す。横書
き表示の場合はこの要素は無視され,要素に挟まれた文字が通常どおり横書きで
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C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表示される。次の子要素をもつ。
[子要素]
拡張外字文字列がここでは使用できる。
例
<horizontal>12</ horizontal>月<horizontal>24</horizontal>日
縦書き
横書き
図B.5−縦中横
ruby
この要素に挟まれた文字列にルビを付ける。ルビはアジア,特に日本で多く用い
られる機能である。ルビは親文字の上に表示される短い文字列で表され,大部分
は表意文字の発音を示すために使われる。使用しているフォントが可能な範囲で,
ルビは親文字より小さい文字で表示され,注釈している。ルビを表示するための
行間の空白の表示はビューアに依存している。図B.6に示すように,基本的に,
ルビは読みの補助であり,全く必要としないユーザもあり得る。この要素は,次
の属性及び子要素をもつ。
[属性]
なし。
[子要素]
rbase
ルビを付ける文字列を子要素に記録する。省略不可。次の子要素を
もつ。拡張文字列及びexternal̲char要素の組合せからなる。
rtop
文字列の上部又は右側に付けるルビを子要素に記録する。横書きの
場合はrbase要素で指定された文字列の上部,縦書きの場合は右側
に表示される。省略不可。拡張文字列及びexternal̲char要素の組合
せからなる。
例
<ruby>
<rbase>夏目漱石</rbase>
<rtop>なつめそうせき</rtop>
</ruby>
図B.6−ルビ
external̲char
外字。書式は,B.3.12に示す。テキスト実体内では,alt̲img属性及びalt̲vimg属
性が使用可能である。
12月24日
月
日
12
24
夏目漱石
なつめそうせき
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C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
例
<external̲char
alt̲set="oooextchars" alt̲code="0x1234"
alt̲img="ou.img" alt̲vimg="ou̲v.img"
img̲type="image/jpeg" alt="鴎"/>
mask
この要素で挟まれた文字列に対し,マスク機能を付加する。mask要素で挟まれた
文字列又はchar̲idで指定した文字列をクリックするたびに,子要素の文字列にマ
スクをかけたりマスクを外したりできるようにする。次の属性及び子要素をもつ。
[属性]
initial̲flag マスクの初期状態を指定する。次の属性値のいずれかを指定可能。
省略されたときは"on"。
"on"
マスクをかけた状態を初期状態とする。
"off"
マスクを外した状態を初期状態とする。
trigger
マスクのOn/Offを切り替えるトリガとなる文字列を指定する。この
属性で指定した文字列がクリックされるたびに,このmask要素で
挟まれた文字列のマスクOn/Offが切り替わる。Char̲id形式で指定。
なお,複数の文字列を指定することも可能であり,この場合は次
の例のように,文字列IDを","(Unicodeで0x2C)を使って連結す
る。
例
"CR0001,CR0002,CR0003"
上記例の場合,"CR0001","CR0002",又は"CR0003"のいずれの文
字列がクリックされても,マスクのOn/Offが切り替わる。このtrigger
属性で指定する文字列は同じテキスト実体内にある文字列でなけ
ればならない。また,このtrigger属性で指定した文字列IDを,ト
リガ(ポインタ)のid属性に指定した場合には,このmask要素の
内容は無視される。また,属性が省略されたときは,このmask要
素で挟まれた文字列自身のクリックがマスクのOn/Offのスイッチ
として使われる。
char̲id
このmask要素に文字列IDを設定する。Char̲ID形式で指定。設定
しない場合は省略可能。
mask̲type マスク方法を指定する。次の属性値のいずれかを指定可能。省略さ
れたときは"default"。
"default"
ビューアのもつ方式でマスク処理する。
"color"
文字色及び背景色をcolor属性で指定された色に設定
する。color属性が省略された場合は,color属性の省
略されたときの値をマスクの色とする。
color̲space,color,opacity
マスクの色を指定する。B.3.16で示したColor形式で記述。mask̲type
属性に"color"が設定されている場合だけ有効。mask̲type属性に
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C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
"color"が指定され,かつ,color属性が省略された場合,color="black"
として処理される。
hold̲flag マスクのON/OFFの状態の保存方法を指定する。次のいずれかで指
定。省略されたときは"scope"。
"scope"
このテキストオブジェクト実体の表示が終わるまでマ
スク状態を保存しておく。
"on̲power" 書籍を閉じるまでマスク状態を保持しておく。
"save"
書籍を閉じるときに,現在のマスク状態を保存してお
く。次回の読書時にその状態が初期値として使用され
る。
[子要素]
拡張文字列,br,font,horizontal,ruby,external̲char,object要素の
組合せだけ有効。ただしobject要素には次の制限を設ける。
・ src属性に指定できるファイルは画像ファイルだけとする。
・ char̲id属性は使用できない。
例
The answer is <mask>42 </mask>.
The answer is <mask trigger ="CR0002">42</mask>
char̲id
この要素で挟まれた文字列に文字列ID番号を設定する。次の属性及び子要素を
もつ。
[属性]
char̲id
文字列に設定するID番号を記述する。Char̲ID形式で指定。省略不
可。
[子要素]
拡張文字列,全てのインライン要素(page̲break要素を除く。),object
要素の組合せ。
key̲entry
検索用の見出し語情報を設定する。検索テーブルに見出し語情報を登録する場合
に用いられ,本文での表示には使用されない。この見出し語がブンコビューアに
よって検索され,ユーザによって選択されると,key̲entry要素の次に続く内容が
表示される。この要素は,次の属性及び子要素をもつ。
[子要素]
key̲item
見出し語を設定する。key̲entry要素が記述される場合,key̲item要
素は少なくとも一つ以上存在する。次の属性及び子要素をもつ。
[属性]
table̲id
この見出し語を追加する検索テーブルのIDを指定す
る。標準文字列で指定する。検索テーブルのIDは
search̲table̲def要素で設定される(詳細はB.4.4.2.6を
参照)。ここで指定された検索テーブルに見出し語情報
が登録される。省略不可。
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C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
search̲word
見出し語の読みを設定する。設定できる文字は,この
見出し語を追加する検索テーブルで許されている文字
種(enable̲key̲type要素で設定)に限定される
(B.4.4.2.6参照)。省略不可。
[子要素]
検索結果の表示で使用される見出し語の表記文字列を
拡張文字列及びexternal̲char要素の組合せで記述する。
例
<key̲entry>
<key̲item search̲word="color" table̲id="ST0001">
Color
</key̲item>
<key̲item search̲word="colour" table̲id="ST0002">
Colour
</key̲item>
</key̲entry>
<!-- What follows is what will be displayed
as the result of the search -->
A color (English spelling: colour) is ...
meaning̲start
ビューアに用意された早見用ボタンが押されたときに表示する内容を設定する。
次に示すように,このボタンが押されると,ビューアは,この要素以降に記述さ
れた表示内容を,次の改行を示す要素まで,又はその行の最後までのいずれか短
い方までを表示する。早見ボタンが押されていない通常表示の場合,及びビュー
アに早見用ボタンが用意されていない場合には,この要素は無視される。
例(XML)
<meaning̲start/> meaning 1) [Noun] ... Examples of common
expression using this word are as follows.
<br/>
<p top="1em">
Common expression 1) ... <br/>
Common expression 2) ... <br/>
</p>
<meaning̲start/> meaning 2) [Counter suffix] ... <br/>
早見ボタンが押されたときの表示例
Meaning 1) [Noun] ... Examples of common expression
using this word are as follows.
Meaning 2) [Counter suffix]
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C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
通常表示例
Meaning 1) [Noun] ... Examples of common
expression using this word are as follows.
Common expression 1) ...
Common expression 2) ...
Meaning 2) [Counter suffix] ...
page̲break
改ページする。次の属性をもつ。page̲break要素は,text̲body要素内で使用でき
るいずれの要素の子要素にも指定することができない。
なお,text̲body要素内の最後にpage̲break要素を記述した場合,空白のページ
が追加されることになる。
[属性]
turning̲page̲control
通常のスクロール操作時に,この要素の前後への移動を禁止するか
どうかを制御する。次のいずれかの値を指定可能。
"on"
この要素の前のデータ又は後ろのデータのいずれにも
移動できない。
"off"
この要素の前のデータ又は後ろのデータのいずれにも
移動できる。
"forward" この要素の後ろのデータに移動できないようにする。
前のデータには移動できる。
"back"
この要素の前のデータに移動できないようにする。後
ろのデータには移動できる。
属性が省略されたときは,このオブジェクト実体を本文とするフ
ローデータの設定[flow̲data要素のturning̲page̲control属性
(B.4.4.2.4参照)]に従う。
head̲button̲control
一部のビューアに用意された見出し前後ボタンを押したときに,こ
の要素の前後のフローへの移動を禁止するかどうかを制御する。次
のいずれかの値を指定可能。
"on"
見出し前後ボタンによるスクロール操作のいずれを行
っても,この要素の前又は後ろのフローのいずれにも
移動できないようにする。
"off"
見出し前後ボタンによるスクロール操作で,この要素
の前又は後ろのフローのいずれにも移動できる。
"forward" この要素の後ろのフローに移動できないようにする。
前のフローには移動できる。
"back"
この要素の前のフローに移動できないようにする。後
ろのフローには移動できる。
属性が省略されたときは,このオブジェクト実体を本文とするフ
ローデータの設定(flow̲data要素のhead̲button̲control属性)に従
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C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
う(B.4.4.2.4参照)。
例
<page̲break/>
<page̲break turning̲page̲control="off"/>
c) オブジェクト
object
挿入したいオブジェクト実体のファイル名を指定する。object要素は,次の属性
及び要素をもつ。
[属性]
type
挿入するオブジェクト実体のファイルタイプをMIME形式で指定す
る。この規格では,次の形式だけ有効。省略不可。
PNG形式 "image/png"
JPEG形式 "image/jpeg"
CCF形式 "image/x-ccf"
アニメーションオブジェクト実体形式
"application/x-bvf-flip-animation"
(B.4.7.7を参照)
src
挿入するオブジェクト実体のファイル名。Filename形式で指定する。
省略不可。この属性で指定されたファイルを開く前には,type属性
で指定されたファイルタイプを確認する。
char̲id
このオブジェクトに文字列ID番号を設定する。Char̲ID形式で指定。
設定しない場合は省略可能。
align
オブジェクトのインライン表示又は回り込みを指定する。次の属性
値が有効。align属性が省略された場合,読書端末は,横書き表示の
場合は"bottom"として,縦書き表示の場合は"middle"と解釈する。
"top"
インライン表示用。横書き表示時の場合,行の最上部
の高さとオブジェクトの最上部の高さとを合わせて表
示する。縦書き表示のときは,行の最右端とオブジェ
クトの最右端とを合わせて表示する。
"middle"
インライン表示用。横書き表示時は,行のベースライ
ンとオブジェクトの上下方向の中央とを合わせて表示
する。縦書き表示のときは,行のベースラインとオブ
ジェクトの左右方向の中央とを合わせて表示する。
"bottom"
インライン表示用。横書き表示のときは,行のベース
ABCDEFG
HIJKLMN
ABCDEFG
HIJKLMN
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C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
ラインとオブジェクトの下端とを合わせて表示する。
縦書き表示のときは,行のベースラインとオブジェク
トの左端とを合わせて表示する。
"left"
回り込み表示用。横書き表示のときはオ
ブジェクトを表示領域の左側に寄せて表
示し,文字列をその右側に表示する。縦
書き表示のときはオブジェクトを表示領
域の上端に寄せて表示し,文字列をその
下側に表示する。このオブジェクトが含
まれる段落情報を記述しているp要素で
align="left"以外が指定されていても,そ
の値は無視される。ビューアによる表示
処理中,align="left"の設定がされている
object要素が行の途中に現れた場合,こ
のobject要素で指定されるオブジェクト
実体は,現在の行の次行から表示される。
次の例は"A"の後から"N"の前の文字ま
でをobject要素でXMLファイル内で指
定したものである。
"right"
回り込み表示用。横書き表示のときはオ
ブジェクトを表示領域の右側に寄せて表
示し,文字列をその左側に表示する。縦
書き表示のときはオブジェクトを表示領
域の下端に寄せて表示し,文字列をその
上側に表示する。このオブジェクトが含
まれる段落情報を記述しているp要素で
align="right"以外が指定されていても,そ
の値は無視される。ビューアによる表示
処理中,align="right"の設定がされている
object要素が行の途中に現れた場合,こ
のobject要素で指定されるオブジェクト
実体は,現在の行の次行から表示される。
次の例はXMLファイルでobject要素で
MNOPQ
RSTUV
WXYZ
ABCDEFGHIJKL
ABCDEFG
HIJKLMN
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C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
"A"の後から"N"の前までを同様に指定
して表示したものである。
start
src属性にアニメーションオブジェクトが指定された場合,その再生
開始のトリガを指定する。アニメーションオブジェクトが指定され
ていない場合,設定は無効。次の属性値が有効。省略されたときは
ビューアによって,"auto"が指定された場合と同様の処理がなされ
る。また,"auto"を指定した場合,このアニメーションをイベント
のaction̲play要素(B.4.5.4.2)で指定することはできない。
"auto"
表示領域に入るごとに,自動的に先頭から再生を開始
する。前回の表示時に再生が途中で終わっている場合
であっても,必ず先頭から再生される。
"event"
イベントデータ(B.4.5.2を参照)の指示に従って再生
を開始する。
loop
アニメーションオブジェクトの再生をするとき,再生の繰返し回数
を数値で指定する。この規格では"1回だけ"を意味する"1"だけ有効
とする。属性が省略された場合,このobject要素で指定されたオブ
ジェクト実体がビューアの表示領域外に出るまでループ再生される。
ただし,src属性にアニメーションオブジェクトが指定されていない
場合,及びアニメーションオブジェクトが指定されていてもstart属
性に"auto"が設定されていない場合,loop属性に設定された値は無
視され,"1回だけ"を意味する"1"として扱われる。
[子要素]
permission̲info
src属性で指定されたオブジェクト実体の許可情報。Permission形式
で指定。省略可能。
例
<object type="image/png" src="image1.png"/>
<object type="image/jpeg" src="image2.jpg">
<permission̲info>
<print̲permission permission="authorized"/>
</permission̲info>
</object>
<object type="application/x-bvf-flip-animation" src="anime.xml" loop="1"/>
B.4.7.3 テキストオブジェクト実体2 text̲data2
B.4.7.3.1 一般
text̲data2要素に対してlayout̲info要素によるレイアウトを指定する場合は,text̲default̲attribute要素の
設定を許さない代わりに,layout̲default̲attribute要素にtext̲default̲attribute要素相当の情報を記録する。
MNOPQ
RSTUV
WXYZ
ABCDEFGHIJKL
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C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
レイアウトを指定しない場合は,text̲data要素同様にtext̲data2要素においてtext̲default̲attribute要素に
よる設定を許可する。
B.4.7.3.2 テキスト本文領域2 text̲body2
B.4.7.3.2.1 一般
テキスト実体2の本文を格納する領域。text̲body2要素の直下に記述できる要素はtext̲body要素の直下
に記述できる要素と同じ。また,新規要素の導入,既存要素の機能拡張がある。新規要素は次のとおり。
B.4.7.3.2.2 段落関連
p
[属性]
align
text̲body2で拡張された属性値は次のとおり。
"justified"
文字列及びオブジェクトを均等割り付けして表示す
る。
"justified̲center"
文字列及びオブジェクトを均等割り付けして,センタ
リングして表示する。
"justified̲right"
文字列及びオブジェクトを均等割り付けして,横書き
の場合は右,縦書きの場合は下に寄せて表示する。
"justified̲left"
文字列及びオブジェクトを均等割り付けして,横書き
の場合は左,縦書きの場合は上に寄せて表示する。
B.4.7.3.2.3 インライン要素
br
text̲body2要素内では次の属性が追加されている。
[属性]
width
行の幅を指定する。emを単位とした数値で指定する。1行内に,こ
の幅指定したbr要素だけが存在する場合に有効。ほかの要素が存在
する場合は無視される。
hr
size,length及びalign属性について,仕様が拡張されており,新たにh̲src属性,
v̲src属性及びtype属性が追加されており,また,子要素も新たに追加されてい
る。
[属性]
size
線の太さを指定する。emを単位とした数値で指定する。省略された
ときはビューアによって,"0.1em"が指定された場合と同様の処理が
なされる。
h̲src属性又はv̲src属性で画像を指定した場合には,size属性の
指定は無視される。
length
線の長さを指定する。emを単位とした数値又は,このhr要素のあ
る行の横幅(横書きの場合。縦書きの場合は,縦幅)に対する%,
のいずれかで指定する。省略されたときは,ビューアによって,
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
"100%"が指定された場合と同様の処理がなされる。行の横幅及び縦
幅は,必ずしも表示領域の幅と一致しない。このhr要素よりも前に
記録された要素(p要素のtop,bottom属性など)によって,行の横
幅及び縦幅が表示領域の幅よりも狭められていることがある。h̲src
属性,又はv̲src属性で画像が指定されている場合も,この指定さ
れた範囲内に収まるように繰返し表示する。
align
線の位置を指定する。行の横幅よりも線の長さが短い場合に有効。
"left"(左ぞろえ),"center"(センタリング)又は"right"(右ぞろえ)
のいずれかで指定。省略されたときはビューアによって,"center"
が指定された場合と同様の処理がなされる。h̲src̲属性,又はv̲src
属性で画像が指定されている場合も,align属性で指定された位置に
表示する。
v̲src
縦書き表示用の飾りけい用画像の設定。1パターン分の画像を
Filename形式で指定。この画像指定がある場合,size属性の設定は
無効。ビューア側で繰返し表示する。ビューアは指定されたファイ
ルを,それぞれの表示モードのときに,そのまま(回転せずに)表
示する。縦書き表示と横書き表示とで切り替える必要がない場合(例
○など),どちらか一方の属性指定だけでよい。また,v̲src及びh̲src
の両属性が指定されていても,layout̲info要素のbaseline属性指定
がある場合,適切な一方の属性で指定した画像ファイルしか使用し
ない。この規格では,PNG形式又はJPEG形式の画像ファイルだけ
指定可能。type属性が指定されたときは省略不可。h̲src属性及びtype
属性が共に省略されたときは,指定なしとする。この属性で指定さ
れたファイルを開く前には,type属性で指定されたファイルタイプ
を確認する。
h̲src
横書き表示用の飾りけい用画像の設定。1パターン分の画像を
Filename形式で指定。この画像指定がある場合,size属性の設定は
無効。ビューア側で繰返し表示する。ビューアは指定されたファイ
ルを,それぞれの表示モードのときに,そのまま(回転せずに)表
示する。縦書き表示と横書き表示とで切り替える必要がない場合(例
○など),どちらか一方の属性指定でOK。また,v̲src及びh̲srcの
両属性が指定されていても,layout̲info要素のbaseline属性指定が
ある場合,適切な一方の属性で指定した画像ファイルしか使用しな
い。この規格では,PNG形式又はJPEG形式の画像ファイルだけ指
定可能。type属性が指定されたときは省略不可。v̲src属性及びtype
属性が共に省略されたときは,指定なしとする。この属性で指定さ
れたファイルを開く前には,type属性で指定されたファイルタイプ
を確認する。
type
けい線画像のファイルタイプをMIME形式で指定する。この規格で
は,次の形式だけ有効。src属性が指定されたときは省略不可。
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C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
PNG形式 "image/png"
JPEG形式 "image/jpeg"
[子要素]
permission̲info
src属性で指定された飾りけい用画像の許可情報。Permission
形式で指定。省略可能。src属性に飾りけい用画像が指定され
ていない場合,この許可情報の内容は無視される。
select
テキストのベースラインの方向など,設定によって表示する文字列を切り替える
ための要素。この要素は,次の属性及び子要素をもつ。
[属性]
variable
表示を切り替えるためのパラメータを指定。現状では,baselineだ
け有効。省略不可。
[子要素]
select̲item
表示する文字列を指定する。この要素は,次の属性及び子要素をも
つ。
[属性]
type
variable属性で指定したパラメータのパターンを指定。
ビューアの設定が,この値になったときに子要素の内
容を表示する。
"right"
横書き
"down"
縦書き
[子要素]
子要素には,拡張文字列,external̲char,font,ruby,
holizontal又はyoko,及びobjectの指定が可能。
B.4.7.3.2.4 オブジェクト
object
position属性が追加されている。
[属性]
position
オブジェクトの表示位置指定。"on̲edge"だけ有効。段の先頭又は末尾に表示する。
省略可能。省略されたときは,従来どおり,object要素を挿入した位置に表示す
る。
なお,align属性及びposition属性の同時指定は不可。
"on̲edge" object要素を挿入した位置以降で,段の端(先頭又は末尾)にオブ
ジェクトを表示する。このとき,オブジェクトのオリジナルのサイ
ズが1段内に収まらない場合は,縮小して1段内にFit表示する。1
段内に収まる場合は,そのままのサイズで1段内に中央に表示する。
なお,段組設定されていない(layout̲default̲columns要素がない)
コンテンツを,行送り操作をサポートしているビューアで表示する
と,この指定は無視され,align属性が省略されたときの内容で処理
される(横書き表示ではbottom及び縦書き表示ではmiddle)。
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C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
[子要素]
permission̲info
src属性で指定されたオブジェクト実体の許可情報。Permission形式で指定。省略
可能。
B.4.7.4 レイアウトパターンデータリストlayout̲info̲list
B.4.7.4.1 layout̲info̲list要素
このテキストオブジェクト実体2を表示するとき各領域の,配置及び表示設定の情報を記録する領域。
テキストオブジェクト実体2ごとに,このレイアウトパターンリストを指定する(B.4.6.2参照)。
レイアウトパターンデータリストには,端末仕様及び現在の表示設定に合わせて適切な配置及び表示設
定に変更できるように,次の情報をまとめた,レイアウトパターンデータを複数記述することができる。
表示に使う情報は,ビューアが表示時に条件に合わせて選択する。
レイアウトパターンデータには,次の情報を含むことができる。
端末情報
大枠情報
動的テキスト情報
オブジェクト情報
なお,B.4.4.2.3に示すように,フロー型コンテンツの場合,各フローの本文データ(flow̲data要素の
body̲id属性で指定されるオブジェクトであり,値はflow̲default̲attribute要素の属性に設定されている。
B.4.4.2.3及びB.4.4.2.4を参照)を表示するときの推奨値を指定することができる。設定値の優先順位は,
このlayout̲info̲list要素の方が高いため,本文データに指定されたオブジェクトがテキストオブジェクト
実体2の場合は,flow̲default̲attribute要素で指定した推奨値と異なる値だけをこのlayout̲info̲list要素を
使って記録すればよい。
このlayout̲info̲list要素内で指定しなかった(次の記載では"指定なし"と記述)項目は,
flow̲default̲attribute要素で指定した推奨値をもとに表示されることになる。
レイアウトパターンデータリストlayout̲info̲list要素は,次の子要素をもつ。
[子要素]
layout̲info
一つ分のレイアウトパターンデータを登録する領域。この要素の書式は,B.4.7.4.2
を参照。
B.4.7.4.2 レイアウトパターンデータlayout̲info
レイアウトパターンを登録する領域。複数指定可。複数指定する場合は,次の制限がある。
・ 同じ属性値をもつlayout̲info要素の同時記述は不可。
・ baseline属性指定ありのlayout̲info要素と,指定なしのlayout̲info要素との同時記述は不可。
この要素は,次の属性及び子要素をもつ。
[属性]
display̲size
端末の表示画面のサイズをXy形式で指定。省略不可。
baseline
ベースラインの方向を指定。属性値は次のとおり。省略可能。省略されたときは
ユーザによる縦書き又は横書き表示変更可とする。
"right"
横書き
"down"
縦書き
[子要素]
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C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
outline̲info
大枠情報を登録する領域。この要素の書式は,B.4.7.4.3を参照。
layout̲default̲attribute
dynamic̲text̲area要素で指定した領域に流し込むテキストのデフォルトの属性を
記録する領域。この要素の書式は,B.4.7.4.6を参照。
object̲area
オブジェクト情報を登録する領域。この要素の書式は,B.4.7.4.5を参照。
dynamic̲text̲area
動的テキスト情報を登録する領域。この要素の書式は,B.4.7.4.4を参照。
なお,object̲area及びdynamic̲text̲areaで各領域を指定するときに次の制限がある。制限をオーバーす
る場合,コンバータエラーとする。
a) outline̲infoのrect属性で指定した長方形内に収まるように各領域指定する。領域枠が長方形の線上と
なるのは可。
b) 各領域は,ほかの領域と重なり合わないように指定する。領域枠の重なりは不可。
c) dynamic̲text̲areaを複数指定する場合,高さ及び幅サイズに次の制限を設ける。段組表示のため。
− 親要素のlayout̲infoのbaseline属性が"down"の場合
領域の高さを全てそろえる。
− 親要素のlayout̲infoのbaseline属性が"right"の場合
領域の幅を全てそろえる。
− 親要素のlayout̲infoのbaseline属性が省略されている場合
領域の高さ及び幅をそれぞれ全てそろえる。
なお,高さ=幅である必要はない。
d) 複数のdynamic̲text̲area要素を,layout̲default̲columns要素と同時に指定することは不可。
B.4.7.4.3 大枠情報outline̲info
B.4.7.4.3.1 outline̲info要素
端末の表示画面のうち,このレイアウトパターンで表示する領域全体の情報を登録する領域。省略可能。
この要素は,次の属性及び子要素をもつ。
[属性]
rect
表示中のlayout̲info要素に含まれる領域を全て包含する外接長方形の座標を
Region形式で指定する。省略可能。省略されたときはコンバータで変換されると
きに,layout̲info要素のdisplay̲size属性で指定する表示画面サイズと等しい座標
値がコンテンツに記録される。ここで指定する座標値は表示画面サイズを基準に
した座標系での値。
[子要素]
outline̲polygon
大枠の頂点座標を登録する領域。この要素の書式は,B.4.7.4.3.2を参照。
outline̲background
大枠の背景画像を登録する領域。この要素の書式は,B.4.7.4.3.3を参照。
outline̲background̲music
大枠のBGM音声を登録する領域。この要素の書式は,B.4.7.4.3.4を参照。
B.4.7.4.3.2 大枠の頂点座標outline̲polygon
この大枠の線の色及び幅,並びに多角形の各頂点座標を指定する。この要素は,次の属性及び子要素を
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C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
もつ。line̲color及びline̲widthが共に省略されている場合は,大枠の線は表示されない。
[属性]
line̲color
大枠の線の色を指定する。省略可能。省略されたときは,ビューアによって適切
な値が設定される。
line̲width
大枠の線の幅を指定する。ポイント又はドットを単位とする数値を指定する。省
略可能。省略されたときは,ビューアによって適切な値が設定される。
[子要素]
vertex
大枠情報のうち,大枠を構成する多角形の各頂点座標を指定する。省略可能。省
略されたときはコンバータで変換されるときに,outline̲infoのrect属性で指定す
る外接長方形のサイズと等しい座標値がコンテンツに記録される。斜め線を含む
多角形は指定できない。ここで指定する座標値は,表示画面サイズを基準にした
座標系での値。
なお,この規格では,長方形だけサポートする。
この要素は,次の属性をもつ。
[属性]
position
大枠を構成する多角形の各頂点座標をXy形式で指定する。
B.4.7.4.3.3 大枠の背景画像outline̲background
この大枠の背景に関する指定(背景画像及び背景色)をする。この要素は,次の属性及び子要素をもつ。
[属性]
color̲space,color,opacity
大枠の背景色をColor形式で指定する。この設定値をユーザが変更することはで
きない。省略可能。color属性が省略されたときは指定なしとする。
type
背景画像のファイルタイプをMIME形式で指定する。この規格では,次の形式だ
け有効。src属性が指定されたときは省略不可。
PNG形式 "image/png"
JPEG形式 "image/jpeg"
CCF形式 "image/x-ccf"
src
背景画像のファイル名。Filename形式で指定する。この規格では,PNG形式,JPEG
形式,及びCCF形式の画像ファイルだけ指定可能。type属性が指定されたときは
省略不可。src属性及びtype属性が共に省略されたときは,指定なしとする。こ
の属性で指定されたファイルを開く前には,type属性で指定されたファイルタイ
プを確認する。
[子要素]
permission̲info
src属性で指定された背景画像の許可情報。Permission形式で指定。省略可能。src
属性に背景画像が指定されていない場合,この許可情報の内容は無視される。
B.4.7.4.3.4 大枠のBGM音声outline̲background̲music
この大枠を表示するときに再生するBGM音声を指定する。要素省略されたときはBGMなしとする。
この要素は,次の属性及び子要素をもつ。
[属性]
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C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
type
BGM音声のファイルタイプをMIME形式で指定する。この規格では,次の形式
だけ有効。省略不可。
MP3形式
"audio./mp3"
AAC形式
"audio/3gpp2"
SMAF形式 "application/x-smaf"
3GPP形式
"audio/3gpp"
MP4形式
"audio/mp4"
src
BGM音声のファイル名。Filename形式で指定する。この規格では,MP3形式(拡
張子mp3),AAC形式(拡張子3g2),SMAF形式(拡張子mmf),3GPP形式(拡
張子3gp),及びMP4形式(拡張子mp4)の画像ファイルだけ指定可能。省略不
可。この属性で指定されたファイルを開く前には,type属性で指定されたファイ
ルタイプを確認する。
loop
src属性で指定されたBGM音声を繰返し再生するかどうかを指定する。次の属性
値のいずれかで指定する。省略可能。省略されたときは"no"。
"yes"
ループ再生する。
"no"
ループ再生しない。
[子要素]
permission̲info
src属性で指定されたBGM音声の許可情報。Permission形式で指定。省略可能。
B.4.7.4.4 動的テキスト情報dynamic̲text̲area
テキスト実体データ2を表示する領域情報を登録する領域。省略可能。
なお,dynamic̲text̲area要素を省略した場合は,dynamic̲text̲object̲entry要素(B.4.6.2参照)で,中身
が空のテキスト実体2を指定する必要がある。また,複数指定を可能とし,記述した順にデータを流し込
む。
この要素は,次の属性をもつ。
[属性]
rect
テキストオブジェクト実体を流し込む領域をRegion形式で指定する。layout̲info
要素のdisplay̲size属性で指定した表示画面を基準とした座標系で指定。座標値は
表示画面サイズの範囲内に合わせて設定する必要がある。省略不可。
bg̲color,bg̲color̲space,bg̲opacity
背景色をColor形式で指定する。省略可能。省略されたときは,outline̲background
要素の背景色情報を使用する。
B.4.7.4.5 オブジェクト情報object̲area
常に表示するオブジェクト(画像など)と,その表示領域とをRegion形式で指定。画像形式ファイルを
指定可。この領域内にオブジェクトを(拡大縮小せずに)そのまま中央に表示。オブジェクトが領域より
大きい場合,領域内に収まる範囲だけ表示。省略可能。複数指定可。
この要素は,次の属性及び子要素をもつ。
[属性]
rect
常に表示するオブジェクトの領域をRegion形式で指定する。layout̲info要素の
display̲size属性で指定した表示画面を基準とした座標系で指定。省略不可。
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C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
src
領域内に表示するオブジェクトファイル名。Filename形式で指定する。省略不可。
指定できるファイルは,画像(PNG形式,JPEG形式,及びCCF形式)。
type
オブジェクトファイルのファイルタイプをMIME形式で指定する。この規格では,
次の形式だけ有効。省略不可。
PNG形式 "image/png"
JPEG形式 "image/jpeg"
CCF形式 "image/x-ccf"
bg̲color,bg̲color̲space,bg̲opacity
背景色をColor形式で指定する。color属性が省略されたときは,outline̲background
要素の背景色情報を使用する。
char̲id
このオブジェクト領域に文字列ID番号を設定する。Char̲ID形式で指定。設定し
ない場合は省略可能。本文字列ID番号をイベントに設定する場合,a) ページ移
動のジャンプ先としてのイベント設定は不可,b) 動的テキスト領域に対するトリ
ガ又はアクションとなるイベント設定は不可,とする。
[子要素]
permission̲info
src属性及びalt̲src属性で指定されたファイルの許可情報を指定。Permission形式
で指定。省略可能。
B.4.7.4.6 動的テキスト情報のデフォルト設定layout̲default̲attribute
B.4.7.4.6.1 layout̲default̲attribute要素
dynamic̲text̲area要素で指定した領域に流し込むテキスト実体データ2に関する各種設定を行う領域。
省略可能。
この要素は,次の属性及び子要素をもつ。
[属性]
valign
行進行方向に対する配置指定。dynamic̲text̲area要素が一つ,かつ,表示内容が
表示領域内に収まるときだけ有効。それ以外の場合は無視される。次の属性値の
いずれかで指定する。省略可能。省略されたときは通常どおり先頭から表示。
"middle"
表示領域の中央に寄せて表示する。
"end"
表示領域の最後に寄せて表示する。
[子要素]
layout̲line̲breaking̲method
禁則指定を登録する領域。この要素の書式は,B.4.7.4.6.2を参照。
layout̲default̲size
字間,行間及び余白の指定を登録する領域。この要素の書式は,B.4.7.4.6.3を参
照。
layout̲default̲paragraph
段落指定を登録する領域。この要素の書式は,B.4.7.4.6.4を参照。
layout̲default̲font
フォント指定を登録する領域。この要素の書式は,B.4.7.4.6.5を参照。
layout̲default̲columns
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C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
段組指定を登録する領域。この要素の書式は,B.4.7.4.6.6を参照。
B.4.7.4.6.2 禁則指定layout̲line̲breaking̲method
テキスト実体データ2を表示するときの推奨する禁則処理方法を指定する。省略可能。要素省略された
ときは指定なしとし,扱いは次の属性の省略されたときの扱いと同様とする。この要素は,次の属性及び
子要素をもつ。
[属性]
method
禁則処理の方法を指定する。省略可能。省略されたときは指定なし。
"none"
禁則処理なし
"run̲down"
禁則処理を行う[行の先頭(末尾)に現れてはならない文字を前(次)
の行に移動させる。]。
hanging̲punctuation
ぶら下げ処理対象文字が行末にきたとき,ぶら下げ処理をするか否かを指定する。
省略可能。省略されたときは指定なし。
"yes"
ぶら下げ処理する。
"no"
ぶら下げ処理しない。
[子要素]
top̲prohibit̲char
行の先頭にきてはならない文字を列挙する。"、。.,"の形式で,拡張文字列で指定
される。要素が省略されたときは,指定なしとする。
end̲prohibit̲char
行末にきてはならない文字を列挙する。"、。.,"の形式で,拡張文字列で指定され
る。要素が省略されたときは,指定なしとする。
hanging̲char
ぶら下げ対象文字列を列挙する。"、。.,"の形式で,拡張文字列で指定される。要
素が省略されたときは,指定なしとする。
B.4.7.4.6.3 字間・行間・余白指定layout̲default̲size
テキスト実体データ2を表示するときの字間,行間及び余白を指定する。この要素は,次の属性をもつ。
省略可能。いずれの属性も省略されたときは,ビューアによって適切な値が設定される。
[属性]
letter̲spacing
字間間隔。ビューアで表示中のフォントサイズを基準とした%値で指定する。省
略可能。省略されたときは,ビューアによって適切な値が設定される。
line̲pitch
行送り間隔。ビューアで表示中のフォントサイズを基準とした%値で指定する。
省略可能。省略されたときは,ビューアによって適切な値が設定される。
margin
領域内の余白(上下,左右)指定。ドット値だけ有効。省略可能。省略されたと
きは,ビューアによって適切な値が設定される。
B.4.7.4.6.4 段落指定layout̲default̲paragraph
テキスト実体データ2を表示するとき段落設定を指定する。フローを大きな一つの段落とみなす。省略
可能。省略されたときは指定なしとし,扱いは次の属性の省略されたときの扱いと同様とする。
この要素は,次の属性をもつ。
[属性]
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C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
top̲line̲indent 段落の1行目に入れる第1行インデント幅を指定する。p要素の次文字,br要素
などによって改行が入れられた直後の文字の直前に,この属性で指定された幅の
字下げを行の先頭に入れる。emを単位とした数値で指定する。
なお,この属性には"-2em"のように負の値を指定してもよい。このときは,top
属性で指定された行頭位置よりも更に行頭側に2em分移動した箇所から,段落の
先頭が始まることになる。省略された場合は,ビューアによって適切に処理され
る。
top
この段落の左側(縦書きの場合,上部)に入れるインデント幅を,emを単位とし
た数値,又はこの要素が含まれる行の横幅(横書きの場合。縦書きの場合は,縦
幅)に対する%のいずれかで指定する。省略されたときはビューアによって,"0em"
が指定された場合と同様の処理がなされる。負の値は指定できない。段落は別の
段落に含まれる場合があり,このときはインデント幅は増える。また,%で指定
された場合もこのような内部の段落に関するものであって,表示領域全体に対す
る割合ではない。
bottom
この段落の右側(縦書きの場合,下部)に入れるインデント幅を,emを単位とし
た数値,又はこの要素が含まれる行の横幅(横書きの場合。縦書きの場合は,縦
幅)に対する%のいずれかで指定する。省略されたときはビューアによって,"0em"
が指定された場合と同様の処理がなされる。負の値は指定できない。段落は別の
段落に含まれる場合があり,このときはインデント幅は増える。また,%で指定
された場合もこのような内部の段落に関するものであって,表示領域全体に対す
る割合ではない。
align
センタリング,行頭寄せ又は行末寄せをtop,bottom及びtop̲line̲indent属性で決
められた範囲内で指定する。次の属性値が有効。この属性が省略された場合,現
在の設定のまま変更しない。
"center"
p要素に挟まれた文字列及びオブジェクトをセンタリングして表示
する。
"right"
p要素に挟まれた文字列及びオブジェクトを,行末に寄せて表示す
る。横書きの場合は右,縦書きの場合は下に寄せて表示する。
"left"
p要素に挟まれた文字列及びオブジェクトを,行頭に寄せて表示す
る。横書きの場合は左,縦書きの場合は上に寄せて表示する。
"justified" 文字列及びオブジェクトを均等割り付けして表示する。
"justified̲center"
文字列及びオブジェクトを均等割り付けして,センタリングして表
示する。
"justified̲right"
文字列及びオブジェクトを均等割り付けして,横書きの場合は右,
縦書きの場合は下に寄せて表示する。
"justified̲left"
文字列及びオブジェクトを均等割り付けして,横書きの場合は左,
縦書きの場合は上に寄せて表示する。
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C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
B.4.7.4.6.5 フォント指定layout̲default̲font
テキスト実体データ2を表示するときの推奨するフォント名,フォントサイズなどを指定する。省略可
能。この要素は,次の属性をもつ。
[属性]
fontname
デフォルトフォント名。複数のフォント名を指定することも可能。この場合
fontname="○○ゴシック,△△ゴシック,..."のように,","(Unicodeで0x2C)を用
いて連結する。ビューアは,先頭から順に表示できるフォントを調べていき,最
初に表示できるものを使って表示する。省略可能。この属性も本文データごとの
設定値も省略されている場合は,ビューアによって適切な値が設定される。
fname̲change̲flag
ユーザによる設定変更の可・不可を指定する。この規格では"yes"指定(ユーザに
よるフォント名の変更を許可する。)だけ有効とする。省略可能。省略されたとき
は"yes"。
fontsize
デフォルトフォントサイズ。ポイント又はドットを単位とする数値を指定する。
省略可能。省略されたときは,ビューアによって適切な値が設定される。
bold̲flag
本文データをボールド体で表示するかどうかを指定する。次のいずれかで指定。
省略されたときは,ビューアによって適切な値が設定される。"yes"が指定された
場合,テキストオブジェクト実体2内のfont要素によってbold="no"が指定され
ている文字を除き,全ての文字がボールド体で表示される。
"yes"
ボールド体で表示する。
"no"
ボールド体で表示しない。
color̲space,color,opacity
本文データを表示するときの推奨する文字色を指定する。この設定値をユーザが
変更することはできない。Color形式で指定する。color属性が省略されたときは,
ビューアによって適切な値が設定される。
rubysize
ルビサイズ。ビューアで表示中のフォントサイズを基準とした%値で指定する。
省略可能。省略されたときは,ビューアによって適切な値が設定される。
ruby̲flag
本文データをルビ表示設定で表示するかどうかを指定する。属性値は次のとおり。
省略されたときは,ビューアによって適切な値が設定される。"yes"又は"yes̲only"
が指定された場合,テキストオブジェクト実体2内のruby要素に挟まれた文字列
はルビ表示される。
"yes"
ルビ表示に設定する。ユーザはルビを非表示にもできる。
"yes̲only" ルビ表示設定だけ有効とする。ユーザは非表示に変更することがで
きない。ただし,ルビ表示設定ができないビューアではこの設定は
適用されない。
"no"
ルビ非表示に設定する。ユーザの好みなどに応じて,ルビ表示設定
にしてもよい。
"no̲only" ルビ非表示設定を有効とし,ユーザが設定を変更することはできな
い。ただし,ルビ非表示設定にできないビューアではこの設定は適
用されない。
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C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
fsize̲autochange̲flag
このフラグがonの場合,layout̲info要素のdisplay̲size属性で指定した画面サイ
ズと,ビューアの画面サイズとの比率に応じて,フォントサイズを自動的に変更
する。このフラグがoffの場合は,画面サイズの比率に応じたフォントサイズの
変更は行わない。省略されたときは"off"。
"on"
layout̲info要素のdisplay̲size属性で指定した画面サイズと,ビュー
アの画面サイズとの比率に応じて,フォントサイズを自動的に変更
する。
"off"
フォントサイズの自動変更は行わない。
B.4.7.4.6.6 段組指定layout̲default̲columns
この要素を記述した場合,次の各属性の指定値に基づいて,ビューア側で自動で段組数を決定し,表示
する。要素省略されたときは段組表示不可とする。この要素は,次の属性及び子要素をもつ。
[属性]
line̲character̲max̲count
一行に表示する最大の文字数を設定する。省略されたときは,ビューアによって
適切な値が設定される。
line̲character̲min̲count
一行に表示する最小の文字数を設定する。省略されたときは,ビューアによって
適切な値が設定される。
tray̲spacing
段間の設定。ビューアで表示中のフォントサイズを基準とした%値で指定する。
省略可能。省略されたときはビューアによって適切な値が設定される。
[子要素]
columns̲ruled̲line
段間のけい線の設定。要素省略されたときはけい線なしとする。この要素は,次
の属性及び子要素をもつ。
[属性]
width
段間のけい線の太さの設定。ポイント又はドットを単位とする数値
を指定する。省略可能。省略されたときはビューアによって適切な
値が設定される。src属性でけい線画像を指定した場合は無効となる。
color̲space,color,opacity
段間のけい線の色の設定。Color形式で指定する。省略可能。省略
されたときはビューアによって適切な値が設定される。src属性でけ
い線画像を指定した場合は無効となる。
align
段間のけい線の位置を指定する。段の縦幅(横書きの場合。縦書き
の場合は,横幅)よりも線の長さが短い場合に有効。次の属性値が
有効。省略可能。省略されたときはビューアによって,"center"が指
定された場合と同様の処理がなされる。
"top"
横書きならば左側,縦書きならば上側に寄せて表示
"center"
中央寄せで表示
"bottom"
横書きなら右側,縦書きなら下側に寄せて表示
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C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
length
段間のけい線の長さを指定する。emを単位とした数値又は段の縦幅
(横書きの場合。縦書きの場合は,横幅)に対する%値,のいずれ
かで指定する。省略されたときは,ビューアによって,"100%"が指
定された場合と同様の処理がなされる。
v̲src
縦書き表示用の段間のけい線用画像の設定。1パターン分の画像を
Filename形式で指定。この属性での指定は,"width"属性及び
"color̲space,color,opacity"属性での設定より優先される。ビュー
ア側では繰り返し表示する。このとき,描画範囲の途中で1パター
ン分が途切れても可。ビューアは,指定されたファイルをそれぞれ
の表示モードのときに,そのまま(回転せずに)表示する。
なお,横書き・縦書き表示で切り替える必要がない場合,一方の
属性指定だけも可。
なお,けい線自体は横方向の線になることに注意。
この規格では,PNG形式又はJPEG形式の画像ファイルだけ指定
可能。type属性が指定されたときは省略不可。src属性及びtype属
性が共に省略されたときは,指定なしとする。この属性で指定され
たファイルを開く前には,type属性で指定されたファイルタイプを
確認する。
h̲src
横書き表示用の段間のけい線用画像の設定。1パターン分の画像を
Filename形式で指定。この属性での指定は"width"及び"color̲space,
color,opacity"属性での設定より優先される。ビューア側で繰り返し
表示する。このとき,描画範囲の途中で1パターン分が途切れても
可。ビューアは,指定されたファイルをそれぞれの表示モードのと
きに,そのまま(回転せずに)表示する。
なお,横書き・縦書き表示で切り替える必要がない場合,一方の
属性指定だけも可。
なお,けい線自体は縦方向の線になることに注意。
この規格では,PNG形式又はJPEG形式の画像ファイルだけ指定
可能。type属性が指定されたときは省略不可。src属性及びtype属
性が共に省略されたときは,指定なしとする。この属性で指定され
たファイルを開く前には,type属性で指定されたファイルタイプを
確認する。
type
けい線画像のファイルタイプをMIME形式で指定する。この規格で
は,次の形式だけ有効。src属性が指定されたときは省略不可。
PNG形式 "image/png"
JPEG形式 "image/jpeg"
[子要素]
permission̲info
src属性で指定されたけい線画像の許可情報。Permission形式で指定。
省略可能。src属性にけい線画像が指定されていない場合,この許可
146
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
情報の内容は無視される。
B.4.7.5 画像オブジェクト実体
テキストオブジェクト実体内のobject要素(B.4.7.2.3参照)で指定される画像ファイルである。この規
格ではPNG形式,JPEG形式,及びCCF形式だけ有効とする。
B.4.7.6 音声オブジェクト実体
音声オブジェクト登録モジュールsound̲object̲entry要素又は連続静止画アニメーションflip̲animation
要素内で指定される音声ファイルである。この規格では,MP3形式,AAC形式,SMAF形式,3GPP形式
及びMP4形式だけ有効とする。
B.4.7.7 アニメーションオブジェクト実体
次の形式だけ記述可能とする。
指定された時間間隔で静止画像を切り替えていくことで,アニメーションを実現する。次のようにXML
形式で記述する。
例
<?xml version="1.0" encoding="Shift̲JIS" ?>
<flip̲animation renewal̲time="500ms">
...
</flip̲animation>
flip̲animation要素は,次の属性及び子要素をもつ。
[属性]
renewal̲time
各静止画像の切替え間隔。Time形式で指定する。60秒未満の値を指定可能。省
略されたときは"1s"。ただし,ビューアによっては処理が間に合わず,指定され
た間隔で切り替えられないことがある。
あいうえお はひふへほ
かきくけこ まみむめも
・・・・・ ・・・・・
・・・・・ ・・・・・
・・・・・ ・・・・・
・・・・・ ・・・・・
・・・・・ ・・・・・
横書きの場合
段の縦幅
段の横幅
段間のけい線
段間のけい線の太さ
(width)
段間のけい線の長さ
(length)
あ
い
う
え
お
は
ひ
ふへ
ほ
か
き
く
け
こ
ま
み
むめ
も
・
・
・
・
・
・
・
・・
・
・
・
・
・
・
・
・
・・
・
・
・
・
・
・
・
・
・・
・
・
・
・
・
・
・
・
・・
・
・
・
・
・
・
・
・
・・
・
縦書きの場合
段の横幅
段の縦幅
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C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
[子要素]
flip̲animation̲sound
アニメーションと同時に再生する音声を指定する。音声をつけない場合は,この
要素を省略する。次の属性をもつ。
[属性]
type
MIMEで規定されているメディアタイプ形式を指定する。この規格
では"audio/mp3"だけ指定可能。省略不可。
src
出力する音声のファイル名を指定する。Filename形式。省略不可。
この属性で指定されたファイルを開く前には,type属性で指定され
たファイルタイプを確認する。
flip̲animation̲source
各静止画像を登録する。静止画像ごとにこの要素を用いて記述する。この要素は
一つ以上存在する必要がある。複数の静止画像を記録する場合,src属性で指定さ
れる各画像のサイズは同じでなければならない。次の属性をもつ。
type
src属性で指定する画像のファイルタイプを,MIMEで規定されてい
るメディアタイプ形式で指定する。この規格では,次の形式だけ有
効。省略不可。
PNG形式 "image/png"
JPEG形式 "image/jpeg"
CCF形式 "image/x-ccf"
src
ファイル名。Filename形式で指定。省略不可。この規格では,PNG
形式,JPEG形式又はCCF形式の画像ファイルだけ指定可能。この
属性で指定されたファイルを開く前には,type属性で指定されたフ
ァイルタイプを確認する。
renewal̲time
次の静止画像へ切り替える間隔をTime形式で指定する。60秒未満
の値を指定可能。省略可能。省略した場合はflip̲animation要素の
renewal̲time属性で指定した値が使用される。
なお,このアニメーションオブジェクト実体をループ再生するように指定(例 object要素のloop属性
で属性値を“1”以上にした場合)された場合,ループ時の同期を次のようにとる。
・ 音声ファイルが指定されている場合
音声及び静止画像の再生のうち再生時間の長い方の再生が終了次第,音声及び静止画像の再生を開
始するようにする。静止画像のループ再生は最初の画像から行われなければならない。
・ 音声ファイルが指定されていない場合
flip̲animation̲source要素で指定された全静止画像の再生が終了次第,静止画像の再生を開始するよ
うにする。
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C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
例
<flip̲animation renewal̲time="500ms" >
<flip̲animation̲source src="aaa1.jpg" type="image/jpeg"/>
<flip̲animation̲source src="aaa2.jpg" type="image/jpeg"/>
...
<flip̲animation̲source src="aaan.jpg" type="image/jpeg" renewal̲time="1s" />
</flip̲animation>
B.4.7.8 動画オブジェクト実体
動画オブジェクト登録モジュールmovie̲object̲entry要素で指定される動画ファイルである(B.4.6.5を
参照)。この規格では3GPP2形式,3GPP形式又はMP4形式だけ有効とする。
B.4.7.9 検索画面オブジェクト実体search̲page
検索画面オブジェクト実体search̲pageは,次のようにXML形式で記述する。
例
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" ?>
<search̲page>
<search̲page̲title type="image/png" src="image1.png">
Foobar dictionary
</search̲page̲title>
<key̲input̲region table̲id="ST0001" search̲type="matches̲first">
...
</key̲input̲region>
<key̲input̲region table̲id="ST0002" search̲type="match̲only">
...
</key̲input̲region>
<search̲link̲item char̲id="CR0001"> ... </search̲link̲item>
<search̲link̲item char̲id="CR0002"> ... </search̲link̲item>
...
</search̲page>
また,図B.7に検索画面オブジェクト実体をビューアで表示した場合の一例を示す。図B.7に示すよう
に検索画面は四つの領域から構成される。各領域の内容は次のとおり。
なお,これらの領域の構成はビューアの実装に依存し,ビューアによっては表示されない領域もある。
・ タイトル文字列
検索画面のタイトル文字列が表示される領域。
search̲page̲title要素で設定する。
・ タイトル画像
検索画面のタイトル画像が表示される領域。
search̲page̲title要素で設定する。
・ 見出し語入力領域
検索したい見出し語をユーザに入力させるための領域。“読み?”,“スペル?”などの入力する文字
列に関する説明などを表示する領域及び文字列を入力する領域から構成される。一つの行と一つの検
索テーブルとが対応付けられており,文字列を入力すると対応付けられた検索テーブルを探索し,そ
の結果を表示する。
key̲input̲region要素で設定する。
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C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
・ リンク先一覧
リンク先の一覧を表示する領域。この領域に表示されたリンクを選択すると,別の検索画面,単語
説明(テキストオブジェクト実体内)などへジャンプする。
search̲link̲item要素で設定する。
図B.7−検索ページオブジェクトの描画例
search̲page要素は,次の要素をもつ。
[要素]
search̲page̲title
検索画面のタイトル及び画像を設定する。タイトル及び画像を共に省略する場合,
要素を省略可能。次の属性及び子要素をもつ。
[属性]
type
src属性で指定する画像ファイルのファイルタイプをMIME形式で
指定する。この規格では,次の形式だけ有効。src属性によってタイ
トル画像を指定する場合は省略できない。
PNG形式 "image/png"
JPEG形式 "image/jpeg"
src
タイトルに使用する画像ファイル名。Filename形式で指定する。タ
イトル画像を指定しない場合,省略可能。この属性で指定されたフ
ァイルを開く前には,type属性で指定されたファイルタイプを確認
する。
[子要素]
タイトルを拡張文字列及びexternal̲char要素の組合せで指定。
例
<search̲page̲title type="image/jpeg" src="image.jpg">
Foobar dictionary
</search̲page̲title>
key̲input̲region
見出し語入力領域に関する情報を設定する。一つの検索画面オブジェクト実体内
で,一つ又は二つだけ設定可能。ビューアは,この情報を基に見出し語入力領域
○○辞典
読み?
スペル?
タイトル文字列
image1.png
複合語検索
山【やま】
...
タイトル画像
見出し語入力領域
リンク先一覧
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C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
を表示し,ユーザからの入力に応じて検索処理を実行する。次の属性及び子要素
をもつ。
[属性]
table̲id
見出し語入力領域と対応付ける検索テーブルのIDを指定する。対
応付ける検索テーブルのIDはsearch̲table̲def要素で設定される
(B.4.4.2.6参照)。省略不可。
search̲type
検索方法を指定する。次のいずれかで指定。省略可能。省略された
ときはビューアによって,"matches̲only又はsiborikomi"が指定され
た場合と同様の処理がなされる。
"matches̲only"(又は)"siborikomi"
絞り込み検索。見出し語入力領域に入力された文字列
と,先頭文字から比較して一致する部分をもつ見出し
語だけを検索結果として表示する。
なお,入力文字列と見出し語との比較を行うとき,
table̲id属性で指定された検索テーブルに設定されて
いる正規化規則(B.4.4.2.6 key̲normalization要素の説
明を参照)が両文字列に適用され,正規化後の文字列
で一致するかどうかが判定される。
検索結果例
"matches̲first"(又は)"atama-dasi"
頭だし検索。見出し語入力文字に入力された文字列と,
先頭文字から比較して一致する部分をもつ見出し語と,
その見出し語の次以降に登録されている見出し語とを
検索結果として表示する。検索方法は"matches̲only"・
"siborikomi"と同じであるが,検索結果の表示が少し異
なる。検索結果には正規化された検索語を含む単語と,
それに続く単語とが検索結果に表示される。
"dict"の場合の例
・ dictate
・ dictation
・ dictator
・ dictatorial
・ dictatorship
・ diction
・ dictionary
・ dictum
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検索結果例
[子要素]
key̲input̲region̲prompt
見出し語入力領域に入力する文字列に関する説明などを記録する。
図B.7中にある"読み?","スペル?"などのように,ビューアでは
見出し語入力領域の近辺にこの文字列は表示される。次の子要素を
もつ。省略不可。
[子要素]
拡張文字列及びexternal̲char要素の組合せ
enable̲key̲type
見出し語入力領域に入力可能な文字の種類を設定する。この要素で
指定可能な属性及び子要素については検索テーブルデータ
(B.4.4.2.6)内のenable̲key̲type要素と同じである。ただし,この
検索画面オブジェクト実体内で指定されるenable̲key̲type要素の
設定(これを前者とする。)は,検索テーブルデータ内の設定(これ
を後者とする。)のサブセットになる。すなわち,後者の設定で入力
可能に設定されている文字種を,前者の設定で入力禁止にすること
は可能であるが,逆に後者の設定で入力禁止に設定されている文字
種を前者の設定で入力可能にすることはできない。省略不可。
例
<key̲input̲region table̲id="ST0001" search̲type="matches̲first">
<key̲input̲region̲prompt>Reading?</key̲input̲ region̲prompt>
<enable̲key̲type number="no" alphabet="yes" kana="yes"/>
</key̲input̲region>
<key̲input̲region table̲id="ST0002" search̲type="match̲only">
<key̲input̲region̲prompt>Spelling?</key̲input̲ region̲prompt>
<enable̲key̲type number="no" alphabet="no" kana="yes"/>
</key̲input̲region>
search̲link̲item
リンク先一覧に関する情報を設定する。この要素からのリンク,例えば,別の検
"dict"の場合の例
・ dictate
・ dictation
・ dictator
・ dictatorial
・ dictatorship
・ diction
・ dictionary
・ dictum
・ didactic
・ didactical
:
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C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
索画面,テキストフロー内の特定の位置へのジャンプは,trigger̲pointer(B.4.5.3
参照)及びaction̲page̲jump(B.4.5.4.3参照)を使い,このテキストオブジェク
ト実体を本文とするフローのイベントデータ(B.4.5.2参照)として記録する必要
がある。次の属性及び子要素をもつ。省略可能。
[属性]
char̲id
この要素に文字列ID番号を設定する。Char̲ID形式で指定。省略不
可。
[子要素]
search̲link̲title
リンク先一覧に表示するタイトル,すなわちリンクのように表示さ
れ,動作するテキストを指定する。リンク先のタイトルは外字拡張
文字付き文字列で表される。次の子要素をもつ。省略不可。
[子要素]
拡張文字列及びexternal̲char要素の組合せ
例
<search̲link̲item char̲id="CR0001">
<search̲link̲title>Alternate search</search̲link̲title>
</search̲link̲item>
<search̲link̲item char̲id="CR0002">
<search̲link̲title>Index</search̲link̲title>
</search̲link̲item>
B.4.7.10 コミックオブジェクト実体comic̲data
B.4.7.10.1 comic̲data要素
コミック形式のオブジェクト実体。コミックオブジェクト実体の概略を図B.8に示す。次のとおり,コ
ミックオブジェクト実体は複数のセル,及び複数のページから構成され,各セルには複数のシーンが設定
される。例えば,コミックオブジェクト実体の一例は,マンガコンテンツである。一般に紙の漫画は,複
数のページから構成され,更に各ページは複数のコマから構成されている。この紙の漫画をこの規格で記
述する場合,例えば,このコマがこの規格のセルに相当することになる。
153
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
図B.8−コミックオブジェクト実体
ビューアは,次の手順でコミックオブジェクトを表示する。
a) 一つ目のセルの一つ目のシーンを表示。
b) ユーザからのスクロールのためのキー操作を待つ。
c) 一つ目のセルの二つ目のシーンへ移動。
d) ユーザからのスクロールのためのキー操作を待つ。
シーン
セル
コミックオブジェクト実体
一つのセルには複数の
シーンが設定される
複数のページから構成。
<comic̲page̲type̲body>タグで記述
複数のセル(コマ)から構成。
<comic̲cell̲type̲body>タグで記述
複数の見開きページから構成。
<comic̲page̲set̲type̲body>タグで記述
セル−見開きページの関連付けは,次の属性で行う。
詳細は各項目の説明を参照。
・<cell>タグのchar̲id属性及びpage̲jump̲id属性
・<page̲set̲item>タグのpage̲id属性
・<cell̲region̲in̲page>タグのcell̲id属性
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C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
…
e) 二つ目のセルの一つ目のシーンを表示。
…
上記のように,シーンごとに順番に再生していき,セル内の全てのシーンの再生が終われば,ユーザの
キー操作を合図に次のセルを同様に表示していく。また,セル−ページ間の表示切替えも可能であり,ペ
ージも記録順に表示していく。
一つのコミックオブジェクト実体に記録するセルデータ量(セル数)及びページデータ量(ページ数)
は,コンテンツ作成者に委ねる。例えば,コミック1話分のデータをコミックオブジェクト実体内に記録
してもよいし,コミック1冊分のデータをコミックオブジェクト実体内に記録してもよい。
コミックオブジェクト実体comic̲dataは,次の要素を子要素にもつ。
[子要素]
comic̲body
このコミック形式のオブジェクト実体の本文データを格納するための領域。一つ
だけ存在。省略不可。詳細は,B.4.7.10.2を参照。
B.4.7.10.2 コミック本文データcomic̲body
コミックの本文データを格納するための領域。本文データには,実際に表示するコミックデータの内容
を記録する。この規格では,セル単位で表示するためのセル表示用コミック本文データ形式,及び見開き
ページ単位で表示するための見開きページ表示用コミック本文データ形式で記録できる。
[属性]
もたない。
[子要素]
comic̲cell̲type̲body
セル及びシーン表示用コミック本文データを格納するための領域。一つ存在する。
省略不可。詳細は,B.4.7.10.3を参照。
comic̲page̲set̲type̲body
見開きページ表示用コミック本文データを格納するための領域。一つ存在する。
省略可能。詳細は,B.4.7.10.7を参照。
B.4.7.10.3 セル表示用コミック本文データcomic̲cell̲type̲body
セル表示用コミック本文データを格納するための領域。次の属性及び子要素をもつ。
[属性]
bg̲color,bg̲color̲space,bg̲opacity
このセル表示用コミック本文データ内の各セル・シーン画像を表示するときの画
像表示領域内の背景色をColor形式で指定する。この設定値をユーザが変更する
ことはできない。ただし,セルごとに背景色を指定している場合[cell要素
(B.4.7.10.4参照)のbg̲color属性,bg̲color̲space属性及びbg̲opacity属性で指
定],各セルの設定が優先される。省略可能。comic̲cell̲type̲body要素及びcell
要素が共に背景色の指定をもたない場合は,flow̲default̲background要素の背景
色の設定値が使用される。flow̲default̲background要素も背景色の指定がない場
合は,ビューアによって適切な値が設定される。このときは,ユーザによる設定
の変更は可能とする。
scroll̲free
このセル表示用コミック本文データ内の各セル画像を,ユーザが自由にスクロー
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C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
ルすることを許可するかどうかを指定する。スクロールを許可する場合は,
"permit"を指定する。省略した場合は,自由スクロールを許可しない。
"permit"
ユーザによる自由スクロールを許可する。
magnify
このセル表示用コミック本文データ内のセル画像を,ユーザが自由に拡大・縮小
することを許可するかどうかを指定する。拡大・縮小を許可する場合は,"permit"
を指定する。省略した場合は,ユーザによる拡大・縮小を許可しない。
"permit"
ユーザによる拡大・縮小を許可する。
[子要素]
comic̲background̲music
このセル表示用コミック本文データを表示するときに再生するBGM音声を指定
する。要素が省略されたときはBGMなしとする。次の属性及び子要素をもつ。
[属性]
type
BGM音声のファイルタイプをMIME形式で指定する。この規格で
は,次の形式だけ有効。省略不可。
MP3形式
"audio./mp3"
AAC形式
"audio/3gpp2"
SMAF形式 "application/x-smaf"
3GPP形式
"audio/3gpp"
MP4形式
"audio/mp4"
src
BGM音声のファイル名。Filename形式で指定する。この規格では,
MP3形式(拡張子mp3),AAC形式(拡張子3g2),SMAF形式(拡
張子mmf),3GPP形式(拡張子3gp),及びMP4形式(拡張子mp4)
の画像ファイルだけ指定可能。省略不可。この属性で指定されたフ
ァイルを開く前には,type属性で指定されたファイルタイプを確認
する。
loop
src属性で指定されたBGM音声を繰り返し再生するかどうかを指定
する。次の属性値のいずれかで指定する。省略されたときは"no"。
後述のsync属性で"yes"を指定した場合は,この属性は"no"である必
要がある。
"yes"
ループ再生する。
"no"
ループ再生しない。
sync
src属性で指定されたBGM音声に同期して,セル表示を進めていく
かどうかを指定する。次の属性値のいずれかで指定する。省略され
たときは"no"。前述のloop属性で"yes"を指定した場合は,この属性
は"no"である必要がある。
"yes"
BGMに同期してセル表示を進める。
"no"
BGMとセル表示とは同期しない。
"yes"が設定された場合,あるシーンから次のシーンへスクロール
する速さはcell̲scene要素の"bgm̲sync"属性で設定する必要がある。
[子要素]
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
permission̲info
src属性で指定されたBGM音声の許可情報。Permission形式で指定。
省略可能。
cell
個々のセルデータの情報を格納するための領域。セル数分だけ,この要素は記録
される。この要素は必ず一つ以上存在しなければならない。このセルデータの登
録順にビューアで表示される。この要素の書式は,B.4.7.10.4を参照。
B.4.7.10.4 セルデータcell
一つのセルデータの情報を格納するための領域。次の属性及び子要素をもつ。
[属性]
src
このセルの画像を指定する。Filename形式。この規格では,PNG形式及びJPEG
形式の画像ファイルだけ指定可能。省略不可。この属性で指定されたファイルを
開く前には,type属性で指定されたファイルタイプを確認する。セル画像はcell
要素のほかの属性,及びcell̲scene要素(B.4.7.10.4及びB.4.7.10.5を参照)の各
属性に基づき,ビューアによって表示される。
type
src属性で指定する画像のファイルタイプをMIME形式で指定する。この規格で
は,次の形式だけ有効とする。src属性が省略されている場合だけ省略可能。可能
な属性値は次のものである。
PNG形式 "image/png"
JPEG形式 "image/jpeg"
char̲id
このセルに文字列ID番号を設定する。Char̲ID形式。ビューアのメニューからの
ジャンプのとき,又は,テキストオブジェクト実体からのリンクジャンプのジャ
ンプ先をみるときに使われ,更に,見開きページ表示データ内のページとこのセ
ルとの関連付けを行うときにも参照される。見開きページ表示用コミック本文デ
ータ(comic̲page̲set̲type̲body要素)が存在する場合は,省略不可。
bg̲color,bg̲color̲space,bg̲opacity
画像表示領域内の背景色をColor形式で指定する。この設定値をユーザが変更す
ることはできない。この設定はcomic̲cell̲type̲body要素の対応する属性の設定
より優先される(B.4.7.10.3を参照)。省略可能。comic̲cell̲type̲body要素及びcell
要素が共に背景色の指定をもたない場合,flow̲default̲background要素の背景色
の設定値が使用される。flow̲default̲background要素も背景色の指定がない場合
は,ビューアによって適切な値が設定される。このときは,ユーザによる設定の
変更は可能とする。
fit
bvf要素のdisplay̲size属性で指定した推奨画面サイズ(シーンのサイズに相当)
より,ビューアがインストールされている端末の表示画面サイズの方が小さい場
合に(B.4.2を参照),シーンのFit表示(アスペクト比は保存)を許可するかど
うかを設定する。属性値は次のとおり。省略されたときは"no"とする。
"yes"
Fit表示を許可する。
"no"
Fit表示を許可しない。
ビューアでのFit表示のとき,コマ画像全体が表示画面に収まるように縮小さ
れるのではなく,シーンを中心とする推奨画面サイズの長方形領域が表示画面に
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
収まる倍率で縮小される。
なお,この属性によってFit表示が許可された場合であっても,次の場合はFit
表示がされない。
・ セル内のシーンに一つでもスクロール設定がある場合(scroll̲time属性で1
〜10を指定する場合)
・ 推奨画面サイズより,端末の表示画面サイズの方が大きい場合
・ ビューアがFit表示に対応していない場合
effect
一つ前のセル画像からこのセル画像を表示するときの表示効果を指定する。属性
値は次のとおり。省略されたときは表示効果なしとする。
"fade-in"
画像表示領域を背景色で表示後,セル画像を徐々に表示する。
"dissolve" 前のセル画像の上に次のセル画像を徐々に表示する。これは新しい
セルを表示するときに背景色が設定されていない場合を除いて
fade-inの効果と類似している。
"slide-right"
画像表示領域を背景色で表示後,セル画像を左から右へスライド表
示する。
"slide-left" 画像表示領域を背景色で表示後,セル画像を右から左へスライド表
示する。
"slide-up" 画像表示領域を背景色で表示後,セル画像を下から上へスライド表
示する。
"slide-down"
画像表示領域を背景色で表示後,セル画像を上から下へスライド表
示する。
"overwrite-right"
前のセル画像の上に次のセル画像を左から右へ上書き表示する。
"overwrite-left"
前のセル画像の上に次のセル画像を右から左へ上書き表示する。
"overwrite-up"
前のセル画像の上に次のセル画像を下から上へ上書き表示する。
"overwrite-down"
前のセル画像の上に次のセル画像を上から下へ上書き表示する。
"box-center"
画像表示領域を背景色で表示後,真ん中から四方向へセル画像を四
角拡大表示する。
"box-rightdown"
画像表示領域を背景色で表示後,左上から右下へセル画像を四角拡
大表示する。
"box-leftdown"
画像表示領域を背景色で表示後,右上から左下へセル画像を四角拡
大表示する。
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
"box-rightup"
画像表示領域を背景色で表示後,左下から右上へセル画像を四角拡
大表示する。
"box-leftup"
画像表示領域を背景色で表示後,右下から左上へセル画像を四角拡
大表示する。
"box-free" 画像表示領域を背景色で表示後,セル画像の任意の位置からセル画
像を四角拡大表示する。四角拡大表示の開始位置はeffect̲pos属性
で指定する。
"pushout-right"
前のセル画像を左から右へ押し出しながら次のセル画像を表示す
る。
"pushout-left"
前のセル画像を右から左へ押し出しながら次のセル画像を表示す
る。
"pushout-up"
前のセル画像を下から上へ押し出しながら次のセル画像を表示す
る。
"pushout-down"
前のセル画像を上から下へ押し出しながら次のセル画像を表示す
る。
"wipe-right"
前のセル画像を左から右へ次のセル画像に切り替えながら表示す
る。
"wipe-left" 前のセル画像を右から左へ次のセル画像に切り替えながら表示す
る。
"wipe-up" 前のセル画像を下から上へ次のセル画像に切り替えながら表示す
る。
"wipe-down"
前のセル画像を上から下へ次のセル画像に切り替えながら表示す
る。
"wipe-vertical-in"
前のセル画像を上下から中央へ次のセル画像に切り替えながら表示
する。
"wipe-vertical-out"
前のセル画像を中央から上下へ次のセル画像に切り替えながら表示
する。
"wipe-horizontal-in"
前のセル画像を左右から中央へ次のセル画像に切り替えながら表示
する。
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C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
"wipe-horizontal-out"
前のセル画像を中央から左右へ次のセル画像に切り替えながら表示
する。
"wipe-center-in"
前のセル画像を四隅から中央へ次のセル画像に切り替えながら表示
する。
"wipe-center-out"
前のセル画像を中央から四隅へ次のセル画像に切り替えながら表示
する。
"randomblock"
前のセル画像の上に次のセル画像をランダムにブロック単位で徐々
に表示する。
effect̲time
effect属性で指定する表示効果の時間を1(速い)〜10(遅い)の10段階の相対
時間で設定する。各段階の実際の時間はビューアがインストールされている各端
末によって異なる。端末ごとに適切な時間に変換されて処理される。省略された
ときは5とする。
effect̲pos
表示効果として任意位置からの四角拡大表示を指定(effect属性で"box-free"を指
定)する場合の開始位置をXy形式で指定する。effect属性で"box-free"を指定され
たときは省略不可。ほかの値が指定されている場合は無視される。
なお,指定できる開始位置の範囲はシーン内とする。
scroll
セルのスクロール方法を指定する。属性値は次のとおり。省略されたときは"no"
とする。
"custom"
セル画像の任意座標位置(cell̲scene要素のposition属性で指定)に
シーンを設定し,設定したシーン間をスクロール表示する。
"up"
セル画像の下端から上端へスクロール表示する。
"down"
セル画像の上端から下端へスクロール表示する。
"left"
セル画像の右端から左端へスクロール表示する。
"right"
セル画像の左端から右端へスクロール表示する。
"no"
スクロール表示しない(セル画像の中心座標をシーンの中心に設定
して表示する。)。
scroll̲time
スクロールする速さを1〜10で設定する。1が最速,10が最も遅い。ただし,実
際の速度は使用するビューア及び機器に依存する。省略された場合は5に設定さ
れる。ビューア上の表示で,スムーズなスクロール表示をせずに,初期位置から
最後の位置へジャンプさせる場合は0を設定する。scroll属性が"custom"に設定さ
れている場合は,この属性は無視される。cell̲scene要素のscroll̲time属性を代わ
りに使用することが推奨されている。
vibration
セルを表示するときに,ビューアが機器を振動させるかどうかを設定する。可能
な属性値は"on"及び"off"である。省略された場合は"off"に設定される。振動及び
画像とは,同時に始まることが望ましい。scroll属性が"custom"に指定されている
場合,この属性は無視される。cell̲scene要素のvibration属性を代わりに使用す
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C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
ることが推奨されている。
display̲vibration
シーンを表示するときに表示画面を振動させるかどうかを設定する。可能な属性
値は"on"及び"off"である。省略した場合は"off"に設定される。振動と重ね合わせ
る画像(重ね合わせ画像が定義されていないシーン)の表示とは,同時に開始す
る必要がある。次に示すbacklight属性の属性値が"on"で,バックライトの点滅が
設定されていた場合は,この設定は使用されない。cell̲sceneのdisplay̲vibration
属性の使用が推奨されている。
"on"
表示画像の振動を行う。
"off"
振動は行わない。
vibration̲direction
表示画像の振動方向を設定する。可能な属性値は"vertical"及び"holizontal"である。
省略された場合は"vertical"が設定される。代わりにcell̲scene要素の
vibration̲direction属性を使用することが推奨されている。
"vertical"
縦方向
"holizontal" 水平方向
vibration̲time
vibration属性の属性値が"on"の場合,この属性でどの程度振動が続くかを設定す
る。5段階で設定でき,"1"が最短,"5"が最長である。実際の振動時間はビューア
を使用している機器に依存する。省略されたときには"3"が設定される。scroll属
性が"custom"に設定されている場合,この属性は無視される。cell̲scene要素の
vibration̲time属性の使用が推奨されている。
backlight
シーンが表示されたときにバックライトを点滅させるかどうかを設定する。可能
な属性値は"on"及び"off"である。省略されたときは"off"に設定される。バックラ
イトの点滅と(重ね合わせ画像が定義されていないシーンの画像と)重ね合わせ
る画像の表示とは,同時に始める必要がある。display̲vibration属性の属性値が"on"
の場合は設定は使用されない。cell̲scene要素のbacklight属性の使用が推奨され
ている。
"on"
バックライトが点滅する。
"off"
バックライトは点滅しない。
backlight̲time バックライトが点滅する時間を1〜5の数字で設定する。省略された場合は"3"に
設定される。vibration属性及びbacklight属性が共に有効な場合は,バックライト
の点滅及び機器の振動は同時に始まる必要がある。その際は(vibration̲time属性
で設定した)振動の継続時間は無視される。cell̲scene要素のbacklight̲time属性
の使用が推奨されている。
backlight̲cycle 点滅の周期を設定する。1が最も短く,3が最も長い。実際の点滅速度は使用して
いるビューア又は機器に影響される。省略されたときには2が設定される。
cell̲scene要素のbacklight̲cycle属性の使用が推奨されている。
sound
画像が表示されたときに再生する音声ファイルをファイル名フォーマットで指定
する。音声ファイルは1回だけ再生される。この属性で指定されている音声ファ
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C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
イルを開く前に,sound̲type属性の内容をチェックする必要がある。省略した場
合は音声の再生は行われない。scroll属性の属性値が"custom"に設定されている場
合は,この属性は無視される。cell̲sceneのsound̲type属性の使用が推奨されて
いる。
sound̲type
音声ファイルのMIMEタイプを設定する。sound属性を設定している場合は省略
不可。可能な属性値は次のとおりである。scroll属性の属性値が"custom"の場合は,
この属性は参照されない。cell̲sceneのsound̲type属性の使用が推奨されている。
"audio/mp3"
"audio/3gpp2"
"application/x-smaf"
url̲jump
WebサイトのURLを現在のセルと結び付ける。URLは,"http://",又は"https://"
で始まるアドレスだけ有効とし,RFC3986で規定されている書式に従って記録す
る。省略されたときにはセルはWebサイトと関連付けられない。scroll属性に
"custom"属性値が設定されていると,この属性は参照されない。cell̲scene要素の
url̲jump属性の使用が推奨されている。
id
セルのID番号を設定する。comic̲body要素の中でcell要素で指定されるセルデ
ータ及びpage要素で指定されるページデータに対して一意のIDを設定する必要
がある。IDはページベースの表示からセルベースの表示へのジャンプ先として使
用される。むしろchar̲idの使用が望ましい。一方で,見開きのコミックコンテン
ツ(comic̲page̲set̲type̲body要素)がある場合は省略できない。
page̲jump̲id
このセルと関連するページを,後述するpage̲set̲item要素のpage̲id属性に記録
されたIDによって指定する。Char̲ID形式で指定。見開きページ表示用コミック
本文データ(comic̲page̲set̲type̲body要素)が存在する場合,省略不可。セル表
示からページ表示へ切り替えるときのジャンプ先などで利用される。
[子要素]
cell̲scene
個々のシーンデータの情報を格納するための領域。このcell̲scene要素の個数は,
scroll属性の値によって,次のように変化する。
a) scroll="custom"の場合
必要なシーン数分だけ,この要素を記録しなければならない。
b) scroll="up","down","left","right"の場合
必ず二つのcell̲scene要素を記録しなければならない。
c) scroll="no"の場合
必ず一つのcell̲scene要素を記録しなければならない。
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C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
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例
セル表示用コミック本文データ形式だけの場合
<comic̲data>
<!-- Content area -->
<comic̲body>
<comic̲cell̲type̲body bg̲color=“white”>
<!-- The first cell -->
<cell
src=“cell001.png”
type=“image/png”
char̲id=“CR0001”
bg̲color=“blue” effect=“fade-in” scroll=“custom”>
<cell̲scene ... />
<cell̲scene ... />
...
</cell>
<!-- The second cell -->
<cell
src=“cell002.png”
type=“image/png”
char̲id=“CR0002”
scroll=“custom”>
<cell̲scene ... />
<cell̲scene ... />
...
</cell>
<!-- The third cell -->
<cell src=“cell003.png” type=“image/png” fit=“yes” scroll=“no” >
<cell̲scene ... />
</cell>
<cell src=“cell004.png” type=“image/png” scroll=“up” />
<cell̲scene ... />
<cell̲scene ... />
</cell>
<!-- The fourth cell -->
</comic̲cell̲type̲body>
</comic̲body>
</comic̲data>
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C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
セル表示用コミック本文データ形式及び見開きページ表示用コミック本文データ形式が含まれる場合
<comic̲data>
<!-- Content area -->
<comic̲body>
<comic̲cell̲type̲body bg̲color=“white”>
<!-- The first cell -->
<cell src=“cell01.png” type=“image/png” scroll=“custom”
char̲id=“CR0001” page̲jump̲id=“CRpg01”>
<cell̲scene ... />
<cell̲scene ... />
...
</cell>
<!-- The second cell -->
<cell src=“cell02.png” type=“image/png”002” scroll=“custom”
char̲id=“CR0002” page̲jump̲id=“CRpg01”>
<cell̲scene ... />
<cell̲scene ... />
...
</cell>
...
</comic̲cell̲type̲body>
<comic̲page̲set̲type̲body bg̲color=“white” ... >
…
</comic̲page̲set̲type̲body>
</comic̲body>
</comic̲data>
B.4.7.10.5 セルシーンデータcell̲scene
シーンデータの情報を格納するための領域。次の属性及び子要素をもつ。
[属性]
position
このシーンで画像表示領域の中心に表示するセル画像の座標をXy形式で指定す
る。ビューアでは,この属性で指定されたセル画像の座標を画像表示領域の中心
にしてセル画像が表示される。省略可能。cell要素のscroll属性の値が"custom"以
外の場合,このposition属性の値は無視される。cell要素のscroll属性の値が
"custom"の場合で,このposition属性が省略されている場合は,セル画像の中心座
標が指定されたものと扱う。
scroll̲time
このシーンから次のシーンへの移動時のスクロール時間を1(速い)〜10(遅い)
の10段階の相対時間で指定する。各段階の実際の時間はビューアがインストール
されている各端末によって異なる。端末ごとに適切な時間に変換されて処理され
る。省略されたときは5とする。
なお,0を指定するとスクロール表示は行われない。また,このシーンがセル
内の最終シーン(cell要素内に記録された複数のcell̲scene要素のうち,最後の
cell̲scene要素)の場合,この設定は無効とする。
draw̲image̲time
シーンを表示した後に,重ね合わせ画像を表示するまでの時間を1(短い)〜3(長
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C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
い)の3段階の相対時間で設定する。各段階の実際の時間はビューアがインスト
ールされている各端末によって異なる。端末ごとに適切な時間に変換されて処理
される。省略されたときは,シーン表示と同時に重ね合わせ画像を表示する。子
要素にcell̲draw̲imageが存在しない場合,この設定は無視される。
vibration
このシーンを表示するときに端末を振動させるかどうかを設定する。属性値は次
のとおり。省略されたときは"off"とする。
なお,ビューアでは,端末振動の実行は重ね合わせ画像の表示(重ね合わせ画
像がない場合は,シーンの表示)と同時に行われる。
"on"
振動あり。
"off"
振動なし。
display̲vibration
このシーンを表示する際に画面振動させるかどうかを設定する。属性値は次のと
おり。省略されたときは"off"とする。
なお,ビューアでは,画面振動の実行は重ね合わせ画像の表示(重ね合わせ画
像がない場合は,シーンの表示)と同時に行われる。バックライトの点滅を設定
している場合(backlight属性で"on"指定),画面振動を設定することはできない。
"on"
振動あり。
"off"
振動なし。
vibration̲direction
画面振動の方向を設定する。属性値は次のとおり。省略されたときは"vertical"と
する。
"vertical"
縦方向
"horizontal" 横方向
vibration̲time 端末の振動時間及び画面振動時間を1(短い)〜5(長い)の5段階の相対時間で
設定する。各段階の実際の時間はビューアがインストールされている各端末によ
って異なる。端末ごとに適切な時間に変換されて処理される。省略されたときは
3とする。
backlight
このシーンを表示するときにバックライトを点滅させるかどうかを設定する。属
性値は次のとおり。省略されたときは"off"とする。
なお,ビューアでは,バックライト点滅の実行は重ね合わせ画像の表示(重ね
合わせ画像がない場合は,シーンの表示)と同時に行われる。また,画面振動を
設定している場合(display̲vibration属性で"on"指定),バックライトの点滅を設
定することはできない。
"on"
バックライト点滅あり。
"off"
バックライト点滅なし。
backlight̲time バックライトの点滅回数を1〜5の5段階で設定する。省略されたときは3とする。
なお,ビューアでは,バックライト点滅及び端末振動が設定されている場合,
両機能の実行を同期させる。このとき,振動時間の設定値(vibration̲time属性で
指定)は無視される。
backlight̲cycle バックライトの点滅周期を1(短い)〜3(長い)の3段階の相対時間で設定する。
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
各段階の実際の時間はビューアがインストールされている各端末によって異なる。
端末ごとに適切な時間に変換されて処理される。省略されたときは2とする。
sound
このシーンを表示するときの効果音を指定する。Filename形式。この規格では,
MP3形式(拡張子mp3),AAC形式(拡張子3g2),SMAF形式(拡張子mmf),
3GPP形式(拡張子3gp)及びMP4形式(拡張子mp4)の音声ファイルだけ指定
可能。この属性で指定されたファイルを開く前には,sound̲type属性で指定され
たファイルタイプを確認する。再生は重ね合わせ画像の表示(重ね合わせ画像が
ない場合は,シーンの表示)と同時に行われ,1回とする。sound̲type属性が指
定されたときは省略不可。sound属性及びsound̲type属性が共に省略されたとき
は効果音なしとする。
sound̲type
sound属性で指定する効果音のファイルタイプをMIME形式で指定する。この規
格では,次の形式だけ有効とする。sound属性が指定されたときは省略不可。
MP3形式
"audio/mp3"
AAC形式
"audio/3gpp2"
SMAF形式 "application/x-smaf"
3GPP形式
"audio/3gpp"
MP4形式
"audio/mp4"
url̲jump
このシーンに関連するWebサイト(html形式に限定)のURLアドレス,又はコ
ンテンツ内のほかの箇所を指定する。次の書式が有効。省略されたときは,関連
先がないと判断して処理する。
a) WebサイトのURLアドレスを記録する場合
URLアドレスは,"http://",又は"https://"で始まるアドレスだけ有効とし,
RFC3986で規定されている書式に従って記録する。
b) コンテンツ内のほかの箇所を記録する場合
フローの先頭を指定するか,又はフローの途中を指定するかに応じて,
次の書式で記録する。
・ フローの先頭を指定する場合
リンク先のフローデータのページID番号を記録する。
"local://Page̲ID形式"で指定する(例 url̲jump="local://PG0001")。
・ フローの途中を指定する場合
リンク先を"local://Page̲ID形式/Object̲ID形式/Char̲ID形式"で指定
する(例 url̲jump="local://PG0001/OB0001/CR0001")。Page̲IDには,
リンク先のフローデータのID番号,Object̲IDにはそのフローデータ
の本文データであるオブジェクトのID番号,Char̲IDにはそのオブジ
ェクト内で定義されている文字列IDを指定する。
bgm̲sync
BGMに合わせてシーンを移動させる場合,このシーンから次のシーンへ移動す
べき時間を,BGM音声の再生開始時点からの経過時間で指定する。Time形式で
指定。省略可能。ただし,このcell̲scene要素を含むセル表示用コミック本文デ
ータにBGMの設定をするcomic̲background̲music要素のsync属性に"yes"が指定
されている場合には,このシーンがフロー内の最後のシーンである場合を除き,
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C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
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この属性を省略できない。一方,このsync属性に"yes"が指定されていない場合,
又は"yes"が指定されていてもフロー内の最後のシーンである場合は,bgm̲sync
属性の設定値は無視される。
[子要素]
cell̲draw̲image
セル画像上に重ねて表示する画像(重ね合わせ画像)の情報を格納するための領
域。複数指定可能。省略可能。ビューアでは,この要素が複数指定されている場
合,指定されている複数の画像を同時に表示する。このとき,画像の位置が重な
る場合,指定順に重ねて表示する。つまり,後の方に指定されている要素に対応
する画像ほど,上に重ねて表示する。シーン表示後の重ね合わせ画像の表示タイ
ミングは,cell̲scene要素のdraw̲image̲time属性で指定する。
シーンスクロール中,表示効果実行中の重ね合わせ画像の表示仕様は次のとおり。
・ 重ね合わせ画像が表示されたシーンから次のシーンへスクロールする場
合,前のシーンの重ね合わせ画像は表示されたままスクロールする。ただ
し,一つ前のシーンの重ね合わせ画像までとする。
・ 表示効果実行中は,そのセルのシーンの重ね合わせ画像は表示されず,表
示効果実行後に,draw̲image̲time属性で指定された表示タイミングで表示
される。
なお,前のセル画像を表示したまま表示効果を実行する場合(cell要素のeffect
属性で"overwrite-right","pushout-left"などを指定する場合),前のセルのシーンの
重ね合わせ画像は表示されたままで表示効果を実行する。
B.4.7.10.6 重ね合わせ画像データcell̲draw̲image
セル画像上に重ねて表示する画像の情報を格納する領域。次の属性をもつ。
[属性]
src
セル画像上に表示する重ね合わせ画像を指定する。例えば,吹き出し部分を拡大
した画像を指定する。Filename形式。この規格では,PNG形式及びJPEG形式の
画像ファイルだけ指定可能。省略不可。この属性で指定されたファイルを開く前
には,type属性で指定されたファイルタイプを確認する。
type
src属性で指定する画像のファイルタイプをMIME形式で指定する。この規格で
は,次の形式だけ有効とする。省略不可。
PNG形式 "image/png"
JPEG形式 "image/jpeg"
position
src属性で指定する重ね合わせ画像のセル画像上での表示位置をXy形式で指定す
る。ビューアでは,この属性で指定されたセル画像の座標に,重ね合わせ画像の
左上頂点位置が一致するように表示される。省略不可。
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C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
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例 BGM設定がない場合
<cell src=“cell001.png” type=“image/png” char̲id=“CR0001” bg̲color=“blue”>
<!-- The first scene -->
<cell̲scene position=“(30,50)” scroll̲time=“1” sound=“sound001.mp3” sound̲type=“audio/mp3”
backlight=“on” backlight̲time=“5” backlight̲cycle=“1”/>
<!-- The second scene -->
<cell̲scene
position=“(100,200)”
vibration=“on”
vibration̲time=“4”
url̲jump=“http://www.sharp.co.jp/”
draw̲image̲time=“1”>
<cell̲draw̲image src=“ballon001.png” type=“image/png” position=“(100,200)”/>
・・・
</cell̲scene>
・・・
</cell>
BGM設定がある場合
<cell src=“cell001.png” type=“image/png” char̲id=“CR0001” bg̲color=“blue”>
<!-- The first scene -->
<cell̲scene position=“(30,50)” scroll̲time=“1” backlight=“on” backlight̲time=“5” backlight̲cycle=“1”
bgm̲sync=“5s” />
<!-- The second scene -->
<cell̲scene
position=“(100,200)”
vibration=“on”
vibration̲time=“4”
url̲jump=“http://www.sharp.co.jp/”
draw̲image̲time=“1” bgm̲sync=“10s” >
<cell̲draw̲image src=“ballon001.png” type=“image/png” position=“(100,200)”/>
・・・
</cell̲scene>
・・・
</cell>
B.4.7.10.7 見開き表示用本文データcomic̲page̲set̲type̲body
見開きページ表示用コミック本文データを格納するための領域。次の属性及び子要素をもつ。
[属性]
bg̲color,bg̲color̲space,bg̲opacity
この見開きページ表示用コミック本文データ内の各見開きページ画像を表示する
ときの画像表示領域の背景色のデフォルト値をColor形式で指定する。この設定
値をユーザが変更することはできない。ただし,見開きページごとに画像表示領
域の背景色を指定している場合[page̲set要素(B.4.7.10.8参照)のbg̲color属性,
bg̲color̲space属性及びbg̲opacity属性で指定],各見開きページの設定が優先さ
れる。省略可能。comic̲page̲set̲type̲body要素及びpage̲set要素が共に背景色の
指定をもたない場合は,flow̲default̲background要素の背景色の設定値が使用さ
れる。flow̲default̲background要素(flow̲default̲attribute要素の子要素。B.4.4.2.3
参照)も背景色の指定がない場合は,ビューアによって適切な値が設定される。
このときは,ユーザによる設定の変更は可能とする。
binding
この見開きページ表示用コミック本文データ内のページ画像のと(綴)じ方を指
定する。この属性値によって,後述のpage̲set̲item要素で指定されたページ画像
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C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
の左右の並びが決まる(page̲set̲item要素で定義されている。B.4.7.10.9参照)。
属性値は次のとおり。省略されたときは"right"。
"right"
右と(綴)じ。page̲set要素内に記録されたpage̲set̲item要素の順
に,右側→左側と表示する。
"left"
左と(綴)じ。page̲set要素内に記録されたpage̲set̲item要素の順
に,左側→右側と表示する。
page̲size
この見開きページ表示用コミック本文データ内の各見開きページ画像を表示する
ときの左右のページ表示領域のデフォルトサイズを指定する。Xy形式で指定する。
ただし,見開きページごとにサイズを指定している場合[page̲set要素(B.4.7.10.8
参照)のpage̲size属性],各見開きページの設定が優先される。省略不可。
central̲margin この見開きページ表示用コミック本文データ内の各見開きページ画像を表示する
ときの左右のページ表示領域の間の幅(のど幅)のデフォルトサイズを画素数で
指定する。ただし,見開きページごとにサイズを指定している場合[page̲set要
素(B.4.7.10.8参照)のpage̲size属性],各見開きページの設定が優先される。省
略されたときは0。
[子要素]
page̲set
個々の見開きページデータの情報を格納するための領域。見開きページ数分だけ,
この要素を記録する。必ず一つ以上存在しなければならない。この見開きページ
データの登録順に見開きページのページ画像がビューアで表示される。
page̲size属性とcentral̲margin属性との関係は次のとおり。
左右のページ表示領域及びのど部を含む領域(次の点線長方形部)の画像表示領域における表示位置は
ビューア依存とする。
B.4.7.10.8 見開きページデータpage̲set
見開きページデータを格納する領域。この要素は,次の属性及び子要素をもつ。
[属性]
type
この見開きページのページ画像の種類を指定する。属性値は次のとおり。省略可
能。省略されたときはページが左右の2枚の画像に分かれていることを意味する。
type="spread"と記録されている場合は,page̲setの子要素に記録するpage̲set̲item
central̲margin属性で指定
pagesize属性で指定
横幅
縦幅
ページ表示領域
(左)
横幅
縦幅
ページ表示領域
(右)
のど幅
bg̲color属性,
bg̲color̲space属性,
及びbg̲opacity属性で指定
画像表示領域
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
要素は一つ,type属性が記録されていない場合は二つとする(一つは右側,もう
一つは左側のページになる。B.4.7.10.9を参照)。
"spread"
左右のページを1枚に連結したページである。
page̲size
この見開きページのページ画像(page̲set̲item要素で指定。B.4.7.10.9を参照)を
表示するときのページ表示領域のサイズをXy形式で指定する。この見開きペー
ジ画像に対して,デフォルトと異なるページ表示領域のサイズを適用したい場合
に指定する。このpage̲set要素においてtype="spread"と記録されている場合,
page̲size属性は省略不可。それ以外の場合は省略可能であり,省略されたときは,
comic̲page̲set̲type̲body要素のpage̲size属性の値が使用される。
central̲margin この見開きページのページ画像(page̲set̲item要素で指定。B.4.7.10.9を参照)を
表示するときののど幅を画素数で指定する。この見開きページに対して,デフォ
ルトと異なるのど幅を適用したい場合に指定する。省略可能。省略されたときは,
comic̲page̲set̲type̲body要素のcentral̲margin属性の値を使用。このpage̲set要
素においてtype="spread"と記録されている場合,こののど幅の値は無視される。
bg̲color,bg̲color̲space,bg̲opacity
この見開きページのページ画像(page̲set̲item要素で指定。B.4.7.10.9を参照)を
表示するときの画像表示領域内の背景色をColor形式で指定する。この設定値を
ユーザが変更することはできない。この見開きページに対して,デフォルトと異
なる色を適用したい場合に指定する。省略可能。省略されたときは,見開きペー
ジ表示用コミック本文データの設定値(comic̲page̲set̲type̲body要素のbg̲color
属性,bg̲color̲space属性及びbg̲opacity属性で指定)が使用される。
comic̲page̲set̲type̲body要素及びpage̲set要素が共に背景色の指定がない場合
は,flow̲default̲background要素の背景色の設定値が使用される。
flow̲default̲background要素も背景色の指定がない場合は,ビューアによって適
切な値が設定される。このときは,ユーザによる設定の変更は可能とする。
[子要素]
page̲set̲item 見開きページを構成する個々のページデータの情報を格納するための領域。
page̲set要素において,type="spread"と記録されている場合,page̲set̲item要素は
一つだけとなり,type属性が省略されている場合は,必ず二つとなる。
comic̲page̲set̲type̲body要素において,binding="right"と記録されている場合,
一つ目のpage̲set̲item要素が右側ページ,二つ目のpage̲set̲item要素が左側ペ
ージになるのに対し,binding="left"と記録されている場合は,一つ目の
page̲set̲item要素が左側ページ,二つ目のpage̲set̲item要素が右側ページになる。
B.4.7.10.9 ページデータpage̲set̲item
見開きページを構成する個々のページデータを格納する領域。この要素は,次の属性及び子要素をもつ。
[属性]
src
表示するページ画像のファイル名を指定する。Filename形式で指定する。この規
格では,PNG形式及びJPEG形式の画像ファイルだけ指定可能。省略されたとき
は空ページとする。この属性で指定されたファイルを開く前には,type属性で指
定されたファイルタイプを確認する。
170
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
type
src属性で指定する画像のファイルタイプをMIME形式で指定する。この規格で
は,次の形式だけ有効とする。src属性が指定されたときは省略不可。
PNG形式 "image/png"
JPEG形式 "image/jpeg"
position
表示領域(comic̲page̲set̲type̲body要素のpage̲size属性及びpage̲set要素の
page̲size属性で指定される領域)におけるページ画像の表示位置を指定する。src
属性で指定されたページ画像の左上頂点を置く表示領域の座標をXy形式で指定
する。省略可能。省略されたときは表示領域の左上を意味するx=0,y=0とする。
page̲id
このページに設定するページIDを指定する。Char̲ID形式で指定する。省略可能。
省略されたときはIDの設定なし。
[子要素]
cell̲region̲in̲page
このページに含まれるセルの情報を,セルごとにこの要素を使って記録する。次
の属性及び子要素をもつ。page̲set̲itemのsrc属性及びtype属性が記述されてい
る場合は,省略不可。
[属性]
cell̲id
この領域に関連するセルのIDをChar̲ID形式で記録する。省略不
可。cell要素のchar̲id属性で指定されているIDを記録する。
position属性とページ表示領域(comic̲page̲set̲type̲body要素のpage̲size属性又はpage̲set要素の
page̲size属性で指定)との関係は次のとおり。
なお,ページ表示領域自体の画像表示領域における表示位置はビューア依存とする。
position属性で指定
ページ画像
ページ画像
ページ表示領域
(左)
ページ表示領域
(右)
ページ画像
ページ画像
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C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
例
<comic̲page̲set̲type̲body binding=“right” page̲size=“(600,800)” central̲margin=“20”
bg̲color=“white”>
<page̲set>
<page̲set̲item/>
<page̲set̲item src=“page01.png” page̲id=“CRpg01” bgm̲sync=“5s” >
<cell̲region̲in̲page cell̲id=“CR0001”/>
<cell̲region̲in̲page cell̲id=“CR0002”/>
…
<page̲set̲item/>
</page̲set>
<page̲set>
<page̲set̲item src=“page02.png” position=“(10,10)” page̲id=“CRpg02” >
<cell̲region̲in̲page cell̲id=“CR0010”>
<cell̲region̲in̲page />
…
<page̲set̲item src=“page03.png” page̲id=“CRpg03” >
<cell̲region̲in̲page cell̲id=“CR0020”/>
…
<page̲set̲item/>
</page̲set>
<page̲set type=“spread” page̲size=“(1000,800)”>
<page̲set̲item src=“page04.png” page̲id=“CRpg04” >
<cell̲region̲in̲page cell̲id=“CR0030”/>
…
<page̲set̲item/>
</page̲set>
<page̲set>
…
</page̲set>
…
</comic̲page̲set̲type̲body>
B.4.7.11 辞書データオブジェクト実体dict̲data要素
B.4.7.11.1 dict̲data要素
辞書データオブジェクト実体dict̲data要素は,次の子要素をもつ。
[子要素]
dict̲default̲attribute
辞書データデフォルト属性領域(B.4.7.11.2参照)。省略不可。
dict̲body
辞書データ本文領域(B.4.7.11.3参照)。省略不可。
B.4.7.11.2 辞書データデフォルト属性領域dict̲default̲attribute要素
この辞書データオブジェクト実体を表示するときの表示パラメータを記録する領域。指定された値及び
方法は推奨値であり(次の説明で明記したものは除く。),ビューアで実装できない場合,又はユーザの指
示した値を使用したい場合には,この要素で指定された値に従った表示をしなくてもよい。
なお,フロー型コンテンツの場合,一部のパラメータは各フローの全本文データに対する推奨値を指定
することができる。設定値の優先順位は,このdict̲default̲attribute要素の方が高いため,本文データに指
定されたオブジェクトが辞書データオブジェクトの場合は,全本文データに対する推奨値と異なる値だけ
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C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
をこのdict̲default̲attribute要素を使用して記録すればよい。このdict̲default̲attribute要素内で指定しなか
った(次の記載では"指定なし"と記述)項目は,全本文データに対する指定をもとに表示されることにな
る。
辞書データデフォルト属性領域dict̲default̲attribute要素は,次の属性及び子要素をもつ。
[属性]
baseline
この辞書データオブジェクト実体を表示するときのベースラインの方向を,次の
属性値のいずれかで指定する。省略されたときは指定なしとする。
"right"
横書き(左から右)を推奨する。ユーザの好みなどに応じて,ほか
の方向で表示してもよい。
"right̲only"
横書き(左から右)だけ有効。この値は推奨値ではなく,ユーザの
好みに応じて変更することができない。ただし,横書き(左から右)
を実装できないビューアはこの限りではない。
"down"
縦書きを推奨する。ユーザの好みなどに応じて,ほかの方向で表示
してもよい。
"down̲only"
縦書きだけ有効。この値は推奨値ではなく,ユーザの好みに応じて
変更することができない。ただし,縦書きを実装できないビューア
はこの限りではない。
valign
この辞書データオブジェクト実体の,行進行方向(例 縦書きの場合は,水平方
向)に対する配置方法を指定する。次の属性値を指定可能。省略されたときは,
通常どおり,表示領域の先頭から表示される。
"middle"
dict̲body要素内の表示内容を,表示領域の中央に寄せて表示する。
表示内容が表示領域内に収まらない場合,この属性の値は無視され
る。
[子要素]
dict̲default̲font
このオブジェクト実体を表示するときのデフォルトのフォント名及び文字色を設
定する。この要素で指定された値は推奨値として扱う。要素省略されたときは
flow̲default̲attribute要素での設定値が使用される。
この要素は,次のような属性をもつ。
[属性]
fontname デフォルトフォント名。複数のフォント名を指定することも可能。
この場合,fontname="○○ゴシック,△△ゴシック,..."のように,
","(Unicodeで0x2C)を用いて連結する。ビューアは,先頭から順
に表示できるものを使用して表示する。省略されたときは
flow̲default̲attribute要素での設定値を使用する。
color̲space,color,opacity
デフォルトの文字色をColor形式で指定する。color属性が省略され
たときは指定なしとする。
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C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
ruby̲flag 本文データをルビ表示設定で表示するかどうかを指定する。属性値
は次のとおり。省略されたときは指定なし。"yes"又は"yes̲only"が
指定された場合,辞書データオブジェクト実体内のruby要素に挟ま
れた文字列はルビ表示される。
"yes"
ルビ表示設定を推奨する。ユーザの好みなどに応じて,
ルビ非表示設定にしてもよい。
"yes̲only" ルビ表示設定だけ有効とする。この値は推奨値ではな
く,ユーザの好みに応じて変更することができない。
ただし,ルビ表示設定にできないビューアはこの限り
ではない。
"no"
ルビ非表示設定を推奨する。ユーザの好みなどに応じ
て,ルビ表示設定にしてもよい。
"no̲only" ルビ非表示設定だけ有効とする。この値は推奨値では
なく,ユーザの好みに応じて変更することができない。
ただし,ルビ非表示設定にできないビューアはこの限
りではない。
dict̲default̲background
このオブジェクト実体を表示するときの表示画面の背景に関する指定(背景色及
び背景画像)を行う背景色及び背景画像が共に指定されている場合,背景色で表
示画面が塗りつぶされた上に背景画像が画面の中央に表示され,その上にオブジ
ェクト実体の本文であるdict̲body要素の内容が表示される。要素が省略されたと
きは指定なしとし,扱いは次の属性の省略されたときの扱いと同様とする。
次の属性及び子要素をもつ。
[属性]
color̲space,color,opacity
表示画面の背景色をColor形式で指定する。color属性が省略された
ときは,指定なしとする。
type
背景画像のファイルタイプをMIME形式で指定する。この規格では,
次の形式だけ有効。src属性が指定されたときは省略不可。
PNG形式 "image/png"
JPEG形式 "image/jpeg"
CCF形式 "image/x-ccf"
src
背景画像のファイル名。Filename形式で指定するこの規格では,PNG
形式,JPEG形式及びCCF形式の画像ファイルだけ指定可能。type
属性が指定されたときは省略不可。src属性及びtype属性が共に省
略されたときは,指定なしとする。この属性で指定されたファイル
を開く前には,type属性で指定されたファイルタイプを確認する。
[子要素]
permission̲info
src属性で指定された背景画像の許可情報。Permission形式で指定。
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
省略可能。src属性に背景画像が指定されていない場合,この許可情
報の内容は無視される。
dict̲default̲background̲music
このオブジェクト実体を表示するときに再生するBGM音声を指定する。要素省
略されたときはBGMなしとする。
次の属性及び子要素をもつ。
[属性]
type
BGM音声のファイルタイプをMIME形式で指定する。この規格で
は,次の形式だけ有効。省略不可。
MP3形式
"audio/mp3"
AAC形式
"audio/3gpp2"
SMAF形式 "application/x-smaf"
3GPP形式
"audio/3gpp"
MP4形式
"audio/mp4"
src
BGM音声のファイル名。Filename形式で指定する。この規格では,
MP3形式(拡張子mp3),AAC形式(拡張子3g2),SMAF形式(拡
張子mmf),3GPP形式(拡張子3gp)及びMP4形式(拡張子mp4)
の音声ファイルだけ指定可能。省略不可。この属性で指定されたフ
ァイルを開く前には,type属性で指定されたファイルタイプを確認
する。
loop
属性で指定されたBGM音声を繰り返し再生するかどうかを指定す
る。次の属性値のいずれかで指定する。省略されたときは"no"。
"yes"
ループ再生する。
"no"
ループ再生しない。
[子要素]
permission̲info要素
src属性で指定されたBGM音声の許可情報。Permission形式で指定。
省略可能。
line̲breaking̲method(又は)kinsoku
このオブジェクト実体を表示するときの推奨する禁則処理方法を指定する。省略
可能。要素省略されたときは指定なしとし,扱いは次の属性の省略されたときの
扱いと同様とする。次の属性及び子要素をもつ。
[属性]
method
禁則処理の方法を指定する。次の属性のいずれかで指定する。省略
されたときは指定なし。
"none"
禁則処理なし
"run down" 追い出し処理優先(行の先頭及び末尾にくるべきでな
い文字を前・次の行の先頭,又は末尾に移動させる。)
hanging̲punctuation
ぶら下げ処理対象文字が行末にきたとき,ぶら下げ処理をするか否
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C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
かを指定する。次の属性のいずれかで指定する。省略されたときは
指定なし。
"yes"
ぶら下げ処理する。
"no"
ぶら下げ処理しない。
[子要素]
top̲prohibit̲char
行の先頭にきてはならない文字を列挙する。"、。.,"の形式で,拡張
文字列で指定される。要素が省略されたときは,指定なしとする。
end̲prohibit̲char
行末にきてはならない文字を列挙する。"、。.,"の形式で,拡張文字
列で指定される。要素が省略されたときは,指定なしとする。
hanging̲char
ぶら下げ対象文字を列挙する。"、。.,"の形式で,拡張文字列で指定
される。要素が省略されたときは,指定なしとする。
B.4.7.11.3 辞書データ本文領域dict̲body
辞書データの本文を格納する領域。次の子要素をもつ。
[子要素]
word
個々の単語の情報を格納するための領域。単語数分だけ,この要素は記録される。
この要素は必ず一つ以上存在しなければならない。
B.4.7.11.4 単語データword
一つの単語に関する辞書情報(見出し語,単語の説明など)を格納するための領域。次の属性及び子要
素をもつ。
[属性]
page̲break
このword要素の末尾で改ページするか否かを指定する。次の属性値が有効。省
略されたときは"no"。
"yes"
改ページする。
"no"
改ページしない。
turning̲page̲control
上記page̲break属性で"yes"を指定する場合,通常のスクロール操作時に,この単
語の末尾の改ページ位置から前後のデータへの移動を禁止するかどうかを制御す
る。次のいずれかの値を指定可能
"on"
前後のデータのいずれにも移動できない。
"off"
前後のデータのいずれにも移動できる。
"forword" 前のデータには移動できるが,後のデータに移動できない。
"back"
前のデータには移動できないが,後のデータには移動できる。
省略されたときは,このオブジェクト実体を本文とするフローデータの設定
(flow̲data要素のturning̲page̲control属性)に従う。
head̲button̲control
上記page̲break属性で"yes"を指定する場合,ビューアに用意された見出し前後ボ
タンを押したときに,この単語の末尾の改ページ位置から前後のデータへの移動
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
を禁止するかどうかを制御する。次のいずれかの値を指定可能
"on"
前後のデータのいずれにも移動できない。
"off"
前後のデータのいずれにも移動できる。
"forword" 前のデータには移動できるが,後のデータに移動できない。
"back"
前のデータには移動できないが,後のデータには移動できる。
省略されたときは,このオブジェクト実体を本文とするフローデータの設定
(flow̲data要素のhead̲button̲control属性)に従う。
revision
この単語データword要素を追加するときのコンテンツの改訂バージョンを指定
する。例えば,改訂1回目であれば1,2回目であれば2を指定する。省略可能。
省略されたときは改訂バージョンの指定なし,つまり,このコンテンツのデータ
が初版となる。
delete
この単語データword要素の内容を削除するかどうかを指定する。次の属性値が
有効。省略されたときは"no"。この属性の値は,コンテンツを改訂するときに使
用される。
なお,ある改訂バージョンで,この属性を"yes"指定して削除した単語を,次以
降の改訂バージョンにて,再び追加する場合は,delete属性を"yes"指定したword
要素にrevison属性を指定するのではなく,新規にword要素を追加し,その要素
でrevision属性を指定する必要がある。
"yes"
削除する。
"no"
削除しない。
[子要素]
単語データword要素内には,テキスト本文領域text̲body要素内に記述できる要素のうち,次
の要素を記述できる。各要素の内容については,B.4.7.2.3を参照。
p,br/,hr/,font,ruby,external̲char,mask,char̲id,key̲entry,object,scrolling̲text(又
はtelop),holizontal(又はyoko)
なお,検索用の見出し語情報を設定するためのkey̲entry要素,及び子要素のkey̲item要素に
ついて,次の注意事項がある。
・ key̲entry要素は,単語データword要素内の先頭に必ず一つ存在しなければならない。
・ key̲entry要素内には,key̲item要素が必ず一つ以上存在しなければならない。
なお,key̲item要素を複数指定した場合,ビューアの辞書用しおり機能又は単語帳機能
に使用されるのは,先頭に記録したkey̲item要素の情報となる。
・ key̲item要素の子要素には,external̲char要素を記述できない。
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
例
<dict̲data>
<dict̲default̲attribute>
:
</dict̲default̲attribute>
<dict̲body>
<word page̲break=“yes” turning̲page̲control=“off” head̲button̲control=“off”>
<key̲entry>
<key̲item table̲id=“ST0001” search̲word=“Mountain”>Mountain [mountain] </key̲item>
<key̲item table̲id=“ST0001” search̲word=“Mountain”>Mountain [mountain] </key̲item>
</key̲entry>
<!-- What follows is what will be displayed as the result of the search -->
<font color=“red” size=“150%” bold=“yes”> Mountain [mountain] </font><br/>
Higher than the flatlands...<br/>
:
[1]...
[2]...
</word>
<word ... revision=“2”> ... </word>
<word ... revision=“1” delete=“yes”> ... </word>
:
</dict̲body>
</dict̲data>
B.5
使用できる色名について
Color形式のcolor属性で使用できる色名及びそのRGB値を表B.6に示す。
表B.6−色名
色名
White
Black
Red
Green
Blue
RGB値
#FFFFFF
#000000
#FF0000
#008000
#0000FF
色名
Yellow
Purple
Aqua
Maroon
Navy
RGB値
#FFFF00
#800080
#00FFFF
#800000
#000080
色名
Olive
Teal
Gray
Silver
SlateBlue
RGB値
#808000
#008080
#808080
#C0C0C0
#6A5ACD
色名
MediumBlue
RoyalBlue
DodgerBlue
SkyBlue
SteelBlue
RGB値
#0000CD
#4169E1
#1E90FF
#87CEEB
#4682B4
色名
LightBlue
PaleTurquoise
Turquoise
Cyan
LightCyan
RGB値
#ADD8E6
#AFEEEE
#40E0D0
#00FFFF
#E0FFFF
色名
Aquamarine
DarkGreen
SeaGreen
LightGreen
Chartreuse
RGB値
#7FFFD4
#006400
#2E8B57
#90EE90
#7FFF00
色名
GreenYellow
LimeGreen
YellowGreen
OliveDrab
DarkKhaki
RGB値
#ADFF2F
#32CD32
#9ACD32
#6B8E23
#BDB76B
色名
PaleGoldenrod
LightYellow
Gold
Goldenrod
DarkGoldenrod
RGB値
#EEE8AA
#FFFFE0
#FFD700
#DAA520
#B8860B
色名
RosyBrown
IndianRed
SaddleBrown
Sienna
Peru
RGB値
#BC8F8F
#CD5C5C
#8B4513
#A0522D
#CD853F
色名
Burlywood
Beige
Wheat
SandyBrown
Tan
RGB値
#DEB887
#F5F5DC
#F5DEB3
#F4A460
#D2B48C
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表B.6−色名(続き)
色名
Chocolate
Firebrick
Brown
Salmon
Orange
RGB値
#D2691E
#B22222
#A52A2A
#FA8072
#FFA500
色名
Coral
Tomato
HotPink
Pink
DeepPink
RGB値
#FF7F50
#FF6347
#FF69B4
#FFC0CB
#FF1493
色名
PaleVioletRed
Magenta
Violet
Plum
Orchid
RGB値
#DB7093
#FF00FF
EE82EE
#DDA0DD
#DA70D6
色名
DarkViolet
BlueViolet
MediumPurple
Thistle
Lavender
RGB値
#9400D3
#8A2BE2
#9370DB
#D8BFD8
#E6E6FA
色名
MistyRose
Ivory
LemonChiffon
Moccasin
RGB値
#FFE4E1
#FFFFF0
#FFFACD
#FFE4B5
B.6
地域化
B.6.1 可能な追加
特定の言語に対する,地域化のために可能な追加の例を示す。この地域化の部分は特定の言語にこの規
格を適用するときの,言語固有の部分を標準化する際の課題である。
B.6.2 標準文字
地域化のための,異なる言語の文字セットの例を表B.7に示す。
表B.7−異なる言語における標準文字セットの例
ターゲット
とする言語
名称
内容
日本語
"JIS X 0201,JIS X 0208:1997"
Shift̲JISの範囲の文字
英語
"ISO 646-IRV"
7ビットアスキーの文字
フランス語
"ISO 8859-15"
ISO 8859-15(Latin-9)の範囲の文字
B.6.3 電子書籍に使用可能な文字
電子書籍に使用可能な,言語固有の文字を表B.8に示す。
表B.8−各言語で使用可能な追加文字の例
ターゲット
とする言語
名称
内容
日本語
全角片仮名
ァアィイゥウェエォオカガキギクグケゲコゴサザシジスズセゼソゾタダチヂ
ッツヅテデトドナニヌネノハバパヒビピフブプヘベペホボポマミムメモャヤ
ュユョヨラリルレロヮワヰヱヲンヴヵヶ(0x30A1 to 0x30F6)
日本語
長音
ー(0x30FC)
フランス語
フランス語用拡張
アルファベット
À(0x00C0)
Â(0x00C2)
Æ(0x00C6)
Ç(0x00C7)
È(0x00C8)
É(0x00C9)
Ê(0x00CA)
Ë(0x00CB)
Î(0x00CE)
Ï(0x00CF)
Ô(0x00D4)
Ö(0x00D6)
Ù(0x00D9)
Û(0x00DB)
Ü(0x00DC)
Ÿ(0x00DF)
à(0x00E0)
â(0x00E2)
æ(0x00E6)
ç(0x00E7)
è(0x00E8)
é(0x00E9)
ê(0x00EA)
ë(0x00EB)
î(0x00EE)
ï(0x00EF)
ô(0x00F4)
ù(0x00F9)
û(0x00FB)
ü(0x00FC)
ÿ(0x0FF)
Œ(0x0152)
œ(0x0153)
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C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
B.6.4 search̲table̲def要素における並べ替え規則
表B.9に示した方法は,各言語での追加的な並べ替え規則の例である。
表B.9−追加的な並べ替え規則の例
ターゲット
とする言語
名称
内容
日本語
shift̲jis
各文字は,Shift̲JISエンコーディングによるコード値に従って順序づけられ
る。同エンコーディングによるコード値が存在しない文字の順序については
定めない。
英語
en
各文字は,ASCIIエンコーディングによるコード値に従って順序づけられる。
同エンコーディングによるコード値が存在しない文字の順序については定め
ない。
フランス語
fr
各文字は,次に示す順序で並べられる。
A À Â Æ B C Ç E É È Ê Ë F G H I Î Ï J K L M N O Ô Ö ŒP Q R S T U Ù Û Ü V W
X Y Ÿ Z
小文字についても,同様の順序で並べられる。これ以外の文字についての順
序は定めず,現在のエンコーディング又はユニコードのコード値の順序で並
べてもよい。
B.6.5 enable̲key̲type要素に対する追加属性
B.4.4.2.6で示す,enable̲key̲type要素に関する追加の言語特有の拡張属性の例を表B.10に示す。属性の
設定方法はB.4.4.2.6に示したものと同じである。
表B.10−enable̲key̲type要素に対する言語固有の属性の例
ターゲット
とする言語
名称
内容
フランス語
French̲alphabet̲
extensions
À(0x00C0)
Â(0x00C2)
Æ(0x00C6)
Ç(0x00C7)
È(0x00C8)
É(0x00C9)
Ê(0x00CA)
Ë(0x00CB)
Î(0x00CE)
Ï(0x00CF)
Ô(0x00D4)
Ö(0x00D6)
Ù(0x00D9)
Û(0x00DB)
Ü(0x00DC)
Ÿ(0x00DF)
à(0x00E0)
â(0x00E2)
æ(0x00E6)
ç(0x00E7)
è(0x00E8)
é(0x00E9)
ê(0x00EA)
ë(0x00EB)
î(0x00EE)
ï(0x00EF)
ô(0x00F4)
ù(0x00F9)
û(0x00FB)
ü(0x00FC)
ÿ(0x0FF)
Œ(0x0152)
œ(0x0153)
B.7
RELAX NG compact構文におけるXMDF XMLフォーマットの仕様
B.7.1 一般
RELAX NG compact構文データとしてのXMDF XMFフォーマットの構文を示す。このデータは必ずし
もRELAX NGスキーマの形式に最適化されているわけではない。
B.7.2 オブジェクト,書籍情報及びコンテンツ構造関連のほかのデータのためのデータ要素及び属性
namespace a = "http://relaxng.org/ns/compatibility/annotations/1.0"
Yes̲No = "yes" | "no"
Trigger̲List = trigger̲pointer
Action̲List = action̲play | action̲page̲jump
180
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
TextWithGaiji = (text | external̲char)*
FiveSize = "maximum" | "big" | "medium" | "small" | "minimum"
BaseLine = "right" | "right̲only" | "down" | "down̲only"
ViewType = "portrait" | "portrait̲only" | "landscape" | "landscape̲only"
HoldFlag = "scope" | "on̲power" | "save"
Turn̲Page̲Val = "on" | "off" | "forward" | "back"
personal̲name =
element personal̲name {
personal̲name̲attlist,
((first̲name?, middle̲name?, last̲name?)
| (first̲name?, last̲name?, middle̲name?)
| (last̲name?, first̲name?, middle̲name?)
| (last̲name?, middle̲name?, first̲name?))
}
personal̲name̲attlist &= empty
first̲name = element first̲name { first̲name̲attlist, TextWithGaiji }
first̲name̲attlist &= attribute reading { text }?
middle̲name = element middle̲name { middle̲name̲attlist, TextWithGaiji }
middle̲name̲attlist &= attribute reading { text }?
last̲name = element last̲name { last̲name̲attlist, TextWithGaiji }
last̲name̲attlist &= attribute reading { text }?
organization̲name =
element organization̲name { organization̲name̲attlist, TextWithGaiji }
organization̲name̲attlist &= attribute reading { text }?
address̲info =
element address̲info {
address̲info̲attlist,
( postal̲code? | zipcode? ) ,
address?,
telephone?,
fax?,
mail̲address?,
website?,
address̲other̲info?
}
address̲info̲attlist &= empty
postal̲code = element postal̲code { postal̲code̲attlist, text }
postal̲code̲attlist &= empty
zipcode = element zipcode { zipcode̲attlist, text }
zipcode̲attlist &= empty
181
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
address = element address { address̲attlist, TextWithGaiji }
address̲attlist &= empty
telephone = element telephone { telephone̲attlist, text }
telephone̲attlist &= empty
fax = element fax { fax̲attlist, text }
fax̲attlist &= empty
mail̲address = element mail̲address { mail̲address̲attlist, text }
mail̲address̲attlist &= empty
website = element website { website̲attlist, text }
website̲attlist &= empty
address̲other̲info =
element address̲other̲info {
address̲other̲info̲attlist, TextWithGaiji
}
address̲other̲info̲attlist &=
[ a:defaultValue = "preserve" ]
attribute xml:space { "default" | "preserve" }?
permission̲info =
element permission̲info {
permission̲info̲attlist, print̲permission?, copy̲permission?
}
permission̲info̲attlist &= empty
print̲permission =
element print̲permission { print̲permission̲attlist, empty }
print̲permission̲attlist &=
[ a:defaultValue = "no" ]
attribute permission { "authorized" | "no" }?
copy̲permission =
element copy̲permission { copy̲permission̲attlist, empty }
copy̲permission̲attlist &=
[ a:defaultValue = "no" ]
attribute permission { "authorized" | "in̲device̲only" | "no" }?
keyword̲list = element keyword̲list { keyword̲list̲attlist, keyword+ }
keyword̲list̲attlist &= empty
keyword = element keyword { keyword̲attlist, TextWithGaiji }
keyword̲attlist &=
attribute category { text }?,
attribute reading { text }?
vertex = element vertex { vertex̲attlist, empty }
vertex̲attlist &= attribute position { text }
182
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
bvf = element bvf { bvf̲attlist, book̲info, body̲module, parts̲module }
bvf̲attlist &=
[ a:defaultValue = "1.00" ] attribute bvf̲version { text }?,
attribute id̲type { text }?,
attribute id { text }?,
attribute default̲ccs { text },
[ a:defaultValue = "bvf̲flow:3.00D" ]
attribute sub̲version { string "bvf̲flow:3.00D" }?,
attribute display̲size { text }?
book̲info =
element book̲info {
book̲info̲attlist,
title̲info,
author̲info?,
publisher̲info?,
seller̲info?,
book̲id̲info?,
classification̲info?,
rating?,
publication̲place?,
publication̲date̲info?,
net̲price̲info?,
book̲abstract?,
front̲cover̲image?,
spine̲cover̲image?,
keyword̲list?,
other̲book̲info?
}
book̲info̲attlist &= empty
title̲info =
element title̲info {
title̲info̲attlist,
series̲title?,
title,
subtitle?,
edition̲info?,
title̲other̲info?
}
title̲info̲attlist &= empty
183
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
series̲title =
element series̲title { series̲title̲attlist, TextWithGaiji }
series̲title̲attlist &= attribute reading { text }?
title = element title { title̲attlist, TextWithGaiji }
title̲attlist &= attribute reading { text }?
subtitle = element subtitle { subtitle̲attlist, TextWithGaiji }
subtitle̲attlist &= attribute reading { text }?
edition̲info =
element edition̲info { edition̲info̲attlist, TextWithGaiji }
edition̲info̲attlist &=
attribute this̲version { text }?,
[ a:defaultValue = "preserve" ]
attribute xml:space { "default" | "preserve" }?
title̲other̲info =
element title̲other̲info { title̲other̲info̲attlist, TextWithGaiji }
title̲other̲info̲attlist &=
[ a:defaultValue = "preserve" ]
attribute xml:space { "default" | "preserve" }?
author̲info = element author̲info { author̲info̲attlist, author+ }
author̲info̲attlist &= attribute structured { "no" }?
author =
element author {
author̲attlist,
(personal̲name | organization̲name),
address̲info?,
author̲other̲info?
}
author̲attlist &=
[ a:defaultValue = "author" ]
attribute role {
"author"
| "editor"
| "translator"
| "supervisor"
| "designer"
| "photographer"
| "illustrator"
| "binder"
| "planner"
| "other"
184
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
}?
author̲other̲info =
element author̲other̲info { author̲other̲info̲attlist, TextWithGaiji }
author̲other̲info̲attlist &=
[ a:defaultValue = "preserve" ]
attribute xml:space { "default" | "preserve" }?
publisher̲info =
element publisher̲info {
publisher̲info̲attlist,
((publisher, publisher̲office) | publisher | publisher̲office),
publisher̲other̲info?
}
publisher̲info̲attlist &= empty
publisher =
element publisher { publisher̲attlist, publisher̲name, address̲info? }
publisher̲attlist &= empty
publisher̲name =
element publisher̲name { publisher̲name̲attlist, TextWithGaiji }
publisher̲name̲attlist &= attribute reading { text }?
publisher̲office =
element publisher̲office {
publisher̲office̲attlist, organization̲name, address̲info?
}
publisher̲office̲attlist &= attribute publisher̲code { text }?
publisher̲other̲info =
element publisher̲other̲info {
publisher̲other̲info̲attlist, TextWithGaiji
}
publisher̲other̲info̲attlist &=
[ a:defaultValue = "preserve" ]
attribute xml:space { "default" | "preserve" }?
seller̲info =
element seller̲info {
seller̲info̲attlist,
((seller, seller̲office) | seller | seller̲office),
seller̲other̲info?
}
seller̲info̲attlist &= empty
185
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
seller = element seller { seller̲attlist, seller̲name, address̲info? }
seller̲attlist &= empty
seller̲name = element seller̲name { seller̲name̲attlist, TextWithGaiji }
seller̲name̲attlist &= attribute reading { text }?
seller̲office =
element seller̲office {
seller̲office̲attlist, organization̲name, address̲info?
}
seller̲office̲attlist &= attribute seller̲code { text }?
seller̲other̲info =
element seller̲other̲info { seller̲other̲info̲attlist, TextWithGaiji }
seller̲other̲info̲attlist &=
[ a:defaultValue = "preserve" ]
attribute xml:space { "default" | "preserve" }?
book̲id̲info = element book̲id̲info { book̲id̲info̲attlist, book̲id+ }
book̲id̲info̲attlist &= empty
book̲id = element book̲id { book̲id̲attlist, text }
book̲id̲attlist &= attribute type { text }
classification̲info =
element classification̲info {
classification̲info̲attlist, classification+
}
classification̲info̲attlist &= empty
classification =
element classification { classification̲attlist, TextWithGaiji }
classification̲attlist &= attribute type { text }
rating = element rating { rating̲attlist, empty }
rating̲attlist &=
[ a:defaultValue = "no" ] attribute adult { Yes̲No }?,
[ a:defaultValue = "no" ] attribute violence { Yes̲No }?
publication̲place =
element publication̲place { publication̲place̲attlist, text }
publication̲place̲attlist &= empty
publication̲date̲info =
element publication̲date̲info {
publication̲date̲info̲attlist, publication̲date+
}
publication̲date̲info̲attlist &= empty
186
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
publication̲date =
element publication̲date { publication̲date̲attlist, text }
publication̲date̲attlist &=
[ a:defaultValue = "publish" ] attribute type { "publish" | "sale" }?
net̲price̲info =
element net̲price̲info { net̲price̲info̲attlist, net̲price+ }
net̲price̲info̲attlist &= empty
net̲price = element net̲price { net̲price̲attlist, text }
net̲price̲attlist &=
attribute country { text }?,
attribute unit { text },
attribute other̲info { text }?
book̲abstract =
element book̲abstract { book̲abstract̲attlist, TextWithGaiji }
book̲abstract̲attlist &=
[ a:defaultValue = "preserve" ]
attribute xml:space { "default" | "preserve" }?
front̲cover̲image =
element front̲cover̲image { front̲cover̲image̲attlist, text }
front̲cover̲image̲attlist &= attribute type { text }
spine̲cover̲image =
element spine̲cover̲image { spine̲cover̲image̲attlist, text }
spine̲cover̲image̲attlist &= attribute type { text }
other̲book̲info =
element other̲book̲info { other̲book̲info̲attlist, TextWithGaiji }
other̲book̲info̲attlist &=
[ a:defaultValue = "preserve" ]
attribute xml:space { "default" | "preserve" }?
body̲module =
element body̲module { body̲module̲attlist, flow̲type̲body }
body̲module̲attlist &= empty
flow̲type̲body =
element flow̲type̲body {
flow̲type̲body̲attlist,
flow̲entry,
special̲page̲link?,
search̲table?
}
flow̲type̲body̲attlist &= empty
187
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
flow̲entry =
element flow̲entry {
flow̲entry̲attlist, flow̲default̲attribute?, flow̲data+
}
flow̲entry̲attlist &= empty
flow̲default̲attribute =
element flow̲default̲attribute {
flow̲default̲attribute̲attlist,
flow̲default̲size?,
flow̲default̲font?,
flow̲default̲background?,
( flow̲default̲line̲breaking̲method? | flow̲default̲kinsoku? )
}
flow̲default̲attribute̲attlist &=
attribute baseline { BaseLine }?,
attribute view̲type { ViewType }?
flow̲default̲size =
element flow̲default̲size { flow̲default̲size̲attlist, empty }
flow̲default̲size̲attlist &=
attribute letter̲spacing { FiveSize }?,
attribute line̲pitch { FiveSize }?,
attribute margin { "big" | "medium" | "small" }?
flow̲default̲font =
element flow̲default̲font { flow̲default̲font̲attlist, empty }
flow̲default̲font̲attlist &=
attribute fontname { text }?,
attribute fontsize { text }?,
attribute bold̲flag { Yes̲No }?,
attribute color̲space { "RGB" }?,
attribute opacity { "100" }?,
attribute color { text }?,
attribute ruby̲flag { "yes" | "yes̲only" | "no" | "no̲only" }?
flow̲default̲background =
element flow̲default̲background {
flow̲default̲background̲attlist, empty
}
flow̲default̲background̲attlist &=
attribute color̲space { "RGB" }?,
attribute opacity { "100" }?,
attribute color { text }?
188
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
flow̲default̲line̲breaking̲method =
element flow̲default̲line̲breaking̲method {
flow̲default̲kinsoku̲attlist,
top̲prohibit̲char?,
end̲prohibit̲char?,
hanging̲char?
}
flow̲default̲kinsoku̲attlist &=
[ a:defaultValue = "none" ] attribute method { "none" | "run̲down" }?,
[ a:defaultValue = "yes" ] attribute hanging̲punctuation { Yes̲No }?
flow̲default̲kinsoku =
element flow̲default̲kinsoku {
flow̲default̲kinsoku̲attlist,
top̲prohibit̲char?,
end̲prohibit̲char?,
hanging̲char?
}
top̲prohibit̲char =
element top̲prohibit̲char { top̲prohibit̲char̲attlist, text }
top̲prohibit̲char̲attlist &= empty
end̲prohibit̲char =
element end̲prohibit̲char { end̲prohibit̲char̲attlist, text }
end̲prohibit̲char̲attlist &= empty
hanging̲char = element hanging̲char { hanging̲char̲attlist, text }
hanging̲char̲attlist &= empty
flow̲data = element flow̲data { flow̲data̲attlist, event̲info? }
flow̲data̲attlist &=
attribute flow̲id { text }?,
attribute body̲id { text },
[ a:defaultValue = "off" ]
attribute turning̲page̲control { Turn̲Page̲Val }?,
[ a:defaultValue = "on" ]
attribute head̲button̲control { Turn̲Page̲Val }?
special̲page̲link =
element special̲page̲link { special̲page̲link̲attlist, special̲page+ }
special̲page̲link̲attlist &= empty
special̲page = element special̲page { special̲page̲attlist, text }
special̲page̲attlist &=
[ a:defaultValue = "other" ]
attribute kind {
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C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
"cover"
| "title̲page"
| "preface"
| "contents"
| "body"
| "column"
| "note"
| "figure"
| "ad"
| "afterword"
| "appendix"
| "answer"
| "glossary"
| "bibliography"
| "commentary"
| "index"
| "imprint"
| "author̲info"
| "other"
| "flow̲title"
}?,
attribute title { text }?
search̲table =
element search̲table { search̲table̲attlist, search̲table̲def+ }
search̲table̲attlist &=
[ a:defaultValue = "no" ] attribute bookmark { Yes̲No }?,
[ a:defaultValue = "no" ] attribute wordbook { Yes̲No }?,
[ a:defaultValue = "yes" ] attribute jump̲search̲root { Yes̲No }?,
[ a:defaultValue = "yes" ] attribute jump̲search { Yes̲No }?,
[ a:defaultValue = "yes" ] attribute all̲search { Yes̲No }?
search̲table̲def =
element search̲table̲def {
search̲table̲def̲attlist, enable̲key̲type, key̲normalization
}
search̲table̲def̲attlist &=
attribute id { text },
[ a:defaultValue = "no" ] attribute use̲default { Yes̲No }?,
attribute name { text }?,
[ a:defaultValue = "otherunicode" ] attribute sorting̲rule { "otherunicode" | "implicit" | "unicode" | "other"}?,
attribute short̲name { text }?,
190
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
[ a:defaultValue = "no" ] attribute wild { Yes̲No }?,
[ a:defaultValue = "no" ] attribute blank { Yes̲No }?,
[ a:defaultValue = "no" ] attribute end { Yes̲No }?,
attribute help̲page̲id { text }?
enable̲key̲type =
element enable̲key̲type { enable̲key̲type̲attlist, empty }
enable̲key̲type̲attlist &=
[ a:defaultValue = "no" ] ( attribute numerals { Yes̲No }? | attribute number { Yes̲No }? ),
[ a:defaultValue = "no" ] ( attribute basic̲alphabet { Yes̲No }? | attribute alphabet { Yes̲No }? ),
[ a:defaultValue = "no" ] attribute kana { Yes̲No }?,
[ a:defaultValue = "no" ] attribute kanji { Yes̲No }?
key̲normalization =
element key̲normalization { key̲normalization̲attlist, empty }
key̲normalization̲attlist &=
[ a:defaultValue = "yes"] attribute capitalization {Yes̲No}?,
[ a:defaultValue = "no"] attribute diactritic̲removal {Yes̲No}?,
[ a:defaultValue = "delete" ]
attribute cho̲on { "delete" | "repeat" | "no" }?,
[ a:defaultValue = "yes" ] attribute daku̲on { Yes̲No }?,
[ a:defaultValue = "yes" ] attribute handaku̲on { Yes̲No }?,
[ a:defaultValue = "yes" ] attribute soku̲on { Yes̲No }?,
[ a:defaultValue = "yes" ] attribute yo̲on { Yes̲No }?,
[ a:defaultValue = "yes" ] attribute other̲small̲kana { Yes̲No }?
event̲info = element event̲info { event̲info̲attlist, event+ }
event̲info̲attlist &=
[ a:defaultValue = "single" ] attribute display̲type { "single" }?
event = element event { event̲attlist, trigger, action }
event̲attlist &= empty
trigger = element trigger { trigger̲attlist, Trigger̲List }
trigger̲attlist &= empty
action = element action { action̲attlist, Action̲List }
action̲attlist &=
[ a:defaultValue = "sequential" ]
attribute action̲flag { "sequential" }?
trigger̲pointer =
element trigger̲pointer { trigger̲pointer̲attlist, pointer̲region? }
trigger̲pointer̲attlist &=
attribute id { text },
[ a:defaultValue = "click" ] attribute action̲flag { "click" }?
pointer̲region =
191
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
element pointer̲region { pointer̲region̲attlist, vertex+ }
pointer̲region̲attlist &= empty
action̲play = element action̲play { action̲play̲attlist, empty }
action̲play̲attlist &=
attribute object̲id { text },
[ a:defaultValue = "normal" ] attribute action { "normal" }?,
[ a:defaultValue = "no" ] attribute play̲flag { "no" }?,
[ a:defaultValue = "normal" ] attribute effect { "normal" }?
action̲page̲jump =
element action̲page̲jump { action̲page̲jump̲attlist, empty }
action̲page̲jump̲attlist &=
attribute book { text }?,
attribute book̲type { text }?,
attribute page̲id { text }?,
attribute center { text }?,
[ a:defaultValue = "normal" ] attribute show { "normal" }?,
[ a:defaultValue = "default" ] attribute close̲effect { "default" }?,
[ a:defaultValue = "default" ] attribute show̲effect { "default" }?
parts̲module =
element parts̲module { parts̲module̲attlist, object̲table }
parts̲module̲attlist &= empty
object̲table =
element object̲table {
object̲table̲attlist,
(dynamic̲text̲object̲entry
| sound̲object̲entry
| search̲page̲object̲entry
| movie̲object̲entry
| comic̲object̲entry
| dict̲data̲object̲entry
| csf̲object̲entry
)+
}
object̲table̲attlist &= empty
dynamic̲text̲object̲entry =
element dynamic̲text̲object̲entry {
dynamic̲text̲object̲entry̲attlist, permission̲info?,protection?
}
dynamic̲text̲object̲entry̲attlist &=
attribute src { text },
192
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
attribute type { text },
attribute layout̲info̲src { text }?,
attribute layout̲info̲type { text }?,
attribute object̲id { text }
sound̲object̲entry =
element sound̲object̲entry {
sound̲object̲entry̲attlist, protection?, sound̲object̲info
}
sound̲object̲entry̲attlist &=
attribute src { text },
attribute type { text }
sound̲object̲info =
element sound̲object̲info { sound̲object̲info̲attlist, empty }
sound̲object̲info̲attlist &= attribute object̲id { text }
csf̲object̲entry =
element csf̲object̲entry {
csf̲object̲entry̲attlist, permission̲info?, protection?, caption?
}
csf̲object̲entry̲attlist &=
attribute src { text },
attribute type { text },
attribute object̲id { text }
caption = element caption { caption̲attlist, TextWithGaiji }
caption̲attlist &= empty
protection = element protection { protection̲attlist, empty }
protection̲attlist &= empty
search̲page̲object̲entry =
element search̲page̲object̲entry {
search̲page̲object̲entry̲attlist, permission̲info?
}
search̲page̲object̲entry̲attlist &=
attribute src { text },
attribute type { text },
attribute object̲id { text }
movie̲object̲entry =
element movie̲object̲entry { movie̲object̲entry̲attlist, empty }
movie̲object̲entry̲attlist &=
attribute src { text },
193
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
attribute type { text },
attribute object̲id { text }
comic̲object̲entry =
element comic̲object̲entry {
comic̲object̲entry̲attlist, permission̲info?
}
comic̲object̲entry̲attlist &=
attribute src { text },
attribute type { text },
attribute object̲id { text }
dict̲data̲object̲entry =
element dict̲data̲object̲entry {
dict̲data̲object̲entry̲attlist, permission̲info?
}
dict̲data̲object̲entry̲attlist &=
attribute src { text },
attribute type { text },
attribute object̲id { text }
text̲data =
element text̲data {
text̲data̲attlist, text̲default̲attribute, text̲body
}
text̲data̲attlist &= empty
text̲default̲attribute =
element text̲default̲attribute {
text̲default̲attribute̲attlist,
text̲default̲font?,
text̲default̲background?,
text̲default̲background̲music?,
( line̲breaking̲method? | kinsoku? )
}
text̲default̲attribute̲attlist &=
attribute baseline { BaseLine }?,
attribute valign { "middle" }?
text̲default̲font =
element text̲default̲font { text̲default̲font̲attlist, empty }
text̲default̲font̲attlist &=
attribute fontname { text }?,
attribute color̲space { "RGB" }?,
attribute opacity { "100" }?,
194
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
attribute color { text }?,
attribute ruby̲flag { "yes" | "yes̲only" | "no" | "no̲only" }?
text̲default̲background =
element text̲default̲background {
text̲default̲background̲attlist, permission̲info?
}
text̲default̲background̲attlist &=
attribute color̲space { "RGB" }?,
attribute opacity { "100" }?,
attribute color { text }?,
attribute type { text }?,
attribute src { text }?
text̲default̲background̲music =
element text̲default̲background̲music {
text̲default̲background̲music̲attlist, permission̲info?
}
text̲default̲background̲music̲attlist &=
attribute type { text },
attribute src { text },
[ a:defaultValue = "no" ] attribute loop { Yes̲No }?
line̲breaking̲method̲attlist &=
attribute method { "none" | "run̲down" }?,
attribute hanging̲punctuation { Yes̲No }?
line̲breaking̲method =
element line̲breaking̲method {
line̲breaking̲method̲attlist,
top̲prohibit̲char?,
end̲prohibit̲char?,
hanging̲char?
}
kinsoku̲attlist &=
attribute method { "none" | "run̲down" }?,
attribute hanging̲punctuation { Yes̲No }?,
attribute alignment { "left" }?
kinsoku =
element kinsoku {
kinsoku̲attlist,
top̲prohibit̲char?,
195
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
end̲prohibit̲char?,
hanging̲char?
}
Block = p | ( scrolling̲text | telop ) | key̲entry
Inline =
br
| hr
| font
| ( yoko | horizontal )
| ruby
| external̲char
| mask
| char̲id
| meaning̲start
All̲tag2 = text | Block | Inline | object
All̲tag = All̲tag2 | page̲break
text̲body = element text̲body { text̲body̲attlist, All̲tag* }
text̲body̲attlist &= empty
p = element p { p̲attlist, All̲tag2* }
p̲attlist &=
attribute top̲line̲indent { text }?,
attribute top { text }?,
attribute bottom { text }?,
attribute align { "center" | "right" | "left" }?,
attribute [ a:defaultValue = "1" ] drop̲cap { text }?
scrolling̲text =
element scrolling̲text {
scrolling̲text̲attlist, (text | external̲char | font | ( horizontal | yoko ) | ruby | object)*
}
scrolling̲text̲attlist &= empty
telop =
element telop {
telop̲attlist, (text | external̲char | font | ( horizontal | yoko ) | ruby | object)*
}
telop̲attlist &= empty
page̲break = element page̲break { page̲break̲attlist, empty }
page̲break̲attlist &=
attribute turning̲page̲control { Turn̲Page̲Val }?,
attribute head̲button̲control { Turn̲Page̲Val }?
196
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
br = element br { br̲attlist, empty }
br̲attlist &= attribute clear { "left" | "right" | "all" }?
hr = element hr { hr̲attlist, empty }
hr̲attlist &=
attribute size { text }?,
attribute length { text }?,
attribute align { "left" | "center" | "right" }?
font = element font { font̲attlist, (text | Inline | object)* }
font̲attlist &=
attribute name { text }?,
attribute size { text }?,
attribute base { "default" | "last" }?,
attribute color̲space { "RGB" }?,
attribute opacity { "100" }?,
attribute color { text }?,
attribute bold { Yes̲No }?,
attribute underline { Yes̲No }?
horizontal = element horizontal { horizontal̲attlist, TextWithGaiji }
horizontal̲attlist &= empty
yoko = element yoko { yoko̲attlist, TextWithGaiji }
yoko̲attlist &= empty
ruby = element ruby { ruby̲attlist, rbase, rtop }
ruby̲attlist &= empty
rbase = element rbase { rbase̲attlist, TextWithGaiji }
rbase̲attlist &= empty
rtop = element rtop { rtop̲attlist, TextWithGaiji }
rtop̲attlist &= empty
external̲char = element external̲char { external̲char̲attlist, text }
external̲char̲attlist &=
attribute alt̲set { text }?,
attribute alt̲code { text }?,
attribute alt̲img { text }?,
attribute alt̲vimg { text }?,
attribute img̲type { text }?,
attribute alt { text }?
mask =
element mask {
mask̲attlist,
(text | br | font | ( horizontal | yoko ) | ruby | external̲char | object)*
}
197
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
mask̲attlist &=
[ a:defaultValue = "on" ] attribute initial̲flag { "on" | "off" }?,
attribute trigger { text }?,
attribute char̲id { text }?,
[ a:defaultValue = "default" ]
attribute mask̲type { "default" | "color" }?,
attribute color̲space { "RGB" }?,
attribute opacity { "100" }?,
[ a:defaultValue = "black" ] attribute color { text }?,
[ a:defaultValue = "scope" ] attribute hold̲flag { HoldFlag }?
char̲id = element char̲id { char̲id̲attlist, (text | Inline | object)* }
char̲id̲attlist &= attribute char̲id { text }
object = element object { object̲attlist, permission̲info?, protection? }
object̲attlist &=
attribute type { text },
attribute src { text },
attribute char̲id { text }?,
attribute align { "top" | "middle" | "bottom" | "left" | "right" }?,
attribute start { "auto" | "event" }?,
attribute loop { "1" }?
key̲entry = element key̲entry { key̲entry̲attlist, key̲item+ }
key̲entry̲attlist &= empty
key̲item = element key̲item { key̲item̲attlist, TextWithGaiji }
key̲item̲attlist &=
attribute search̲word { text },
attribute table̲id { text }
meaning̲start = element meaning̲start { meaning̲start̲attlist, empty }
meaning̲start̲attlist &= empty
flip̲animation =
element flip̲animation {
flip̲animation̲attlist,
flip̲animation̲sound?,
flip̲animation̲source+
}
flip̲animation̲attlist &=
[ a:defaultValue = "1s" ] attribute renewal̲time { text }?
flip̲animation̲sound =
element flip̲animation̲sound { flip̲animation̲sound̲attlist, empty }
flip̲animation̲sound̲attlist &=
attribute type { text },
198
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
attribute src { text },
[ a:defaultValue = "0s" ] attribute start { "0s" }?
flip̲animation̲source =
element flip̲animation̲source { flip̲animation̲source̲attlist, empty }
flip̲animation̲source̲attlist &=
attribute type { text },
attribute src { text },
attribute renewal̲time { text }?
search̲page =
element search̲page {
search̲page̲attlist,
search̲page̲title?,
key̲input̲region,
key̲input̲region?,
search̲link̲item*
}
search̲page̲attlist &= empty
search̲page̲title =
element search̲page̲title { search̲page̲title̲attlist, TextWithGaiji }
search̲page̲title̲attlist &=
attribute type { text }?,
attribute src { text }?
key̲input̲region =
element key̲input̲region {
key̲input̲region̲attlist, key̲input̲region̲prompt, enable̲key̲type
}
key̲input̲region̲attlist &=
attribute table̲id { text },
attribute search̲type { ( "matches̲first" | "atama-dasi" ) | ( "matches̲only" | "siborikomi" ) }?
key̲input̲region̲prompt =
element key̲input̲region̲prompt {
key̲input̲region̲prompt̲attlist, TextWithGaiji
}
key̲input̲region̲prompt̲attlist &= empty
search̲link̲item =
element search̲link̲item {
search̲link̲item̲attlist, search̲link̲title
}
search̲link̲item̲attlist &= attribute char̲id { text }
199
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
search̲link̲title =
element search̲link̲title { search̲link̲title̲attlist, TextWithGaiji }
search̲link̲title̲attlist &= empty
comic̲data = element comic̲data { comic̲data̲attlist, comic̲body }
comic̲data̲attlist &= empty
comic̲body =
element comic̲body {
comic̲body̲attlist, comic̲cell̲type̲body, comic̲page̲set̲type̲body?, comic̲page̲type̲body?
}
comic̲body̲attlist &= empty
comic̲cell̲type̲body =
element comic̲cell̲type̲body {
comic̲cell̲type̲body̲attlist, comic̲background̲music?, cell+
}
comic̲cell̲type̲body̲attlist &=
attribute bg̲color̲space { "RGB" }?,
attribute bg̲opacity { "100" }?,
attribute bg̲color { text }?,
attribute scroll̲free { "permit" }?,
attribute magnify { "permit" }?
comic̲background̲music =
element comic̲background̲music {
comic̲background̲music̲attlist, permission̲info?
}
comic̲background̲music̲attlist &=
attribute type { text },
attribute src { text },
[ a:defaultValue = "no" ] attribute loop { Yes̲No }?,
[ a:defaultValue = "no" ] attribute sync { Yes̲No }?
cell = element cell { cell̲attlist, cell̲scene* }
cell̲attlist &=
attribute src { text },
attribute type { text },
attribute char̲id { text }?,
attribute id{ text }?,
attribute bg̲color̲space { "RGB" }?,
attribute bg̲opacity { "100" }?,
attribute bg̲color { text }?,
[ a:defaultValue = "no" ] attribute fit { "yes" | "no" }?,
attribute effect {
200
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
"fade-in"
| "dissolve"
| "slide-right"
| "slide-left"
| "slide-up"
| "slide-down"
| "overwrite-right"
| "overwrite-left"
| "overwrite-up"
| "overwrite-down"
| "box-rightdown"
| "box-leftdown"
| "box-rightup"
| "box-leftup"
| "box-center"
| "box-free"
| "pushout-right"
| "pushout-left"
| "pushout-up"
| "pushout-down"
| "wipe-right"
| "wipe-left"
| "wipe-up"
| "wipe-down"
| "wipe-vertical-in"
| "wipe-vertical-out"
| "wipe-horizontal-in"
| "wipe-horizontal-out"
| "wipe-center-in"
| "wipe-center-out"
| "randomblock"
}?,
attribute effect̲time { text }?,
attribute effect̲pos { text }?,
attribute scroll {
"custom" | "up" | "down" | "left" | "right" | "no"
}?,
attribute page̲jump̲id { text }?,
attribute scroll̲time { text }?,
201
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
attribute vibration { "on" | "off" }?,
attribute display̲vibration { "on" | "off" }?,
attribute vibration̲direction { "vertical" | "horizontal" }?,
attribute vibration̲time { text }?,
attribute sound { text }?,
attribute sound̲type { text }?,
attribute url̲jump { text }?,
attribute backlight { "on" | "off" }?,
attribute backlight̲time { text }?,
attribute backlight̲cycle { text }?
cell̲scene = element cell̲scene { cell̲scene̲attlist, cell̲draw̲image* }
cell̲scene̲attlist &=
attribute position { text }?,
attribute scroll̲time { text }?,
attribute vibration { "on" | "off" }?,
attribute display̲vibration { "on" | "off" }?,
attribute vibration̲direction { "vertical" | "horizontal" }?,
attribute vibration̲time { text }?,
attribute sound { text }?,
attribute sound̲type { text }?,
attribute url̲jump { text }?,
attribute backlight { "on" | "off" }?,
attribute backlight̲time { text }?,
attribute backlight̲cycle { text }?,
attribute draw̲image̲time { text }?,
attribute bgm̲sync { text }?
cell̲draw̲image =
element cell̲draw̲image { cell̲draw̲image̲attlist, empty }
cell̲draw̲image̲attlist &=
attribute src { text },
attribute type { text },
attribute position { text }
comic̲page̲set̲type̲body =
element comic̲page̲set̲type̲body {
comic̲page̲set̲type̲body̲attlist, page̲set+
}
comic̲page̲set̲type̲body̲attlist &=
[ a:defaultValue = "right" ] attribute binding { "left" | "right" }?,
attribute page̲size { text },
[ a:defaultValue = "0" ] attribute central̲margin { text }?,
202
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
attribute bg̲color̲space { "RGB" }?,
attribute bg̲opacity { "100" }?,
attribute bg̲color { text }?
page̲set = element page̲set { page̲set̲attlist, page̲set̲item+ }
page̲set̲attlist &=
attribute type { "spread" }?,
attribute page̲size { text }?,
attribute central̲margin { text }?,
attribute bg̲color̲space { "RGB" }?,
attribute bg̲opacity { "100" }?,
attribute bg̲color { text }?
page̲set̲item =
element page̲set̲item { page̲set̲item̲attlist, cell̲region̲in̲page* }
page̲set̲item̲attlist &=
attribute src { text }?,
attribute type { text }?,
[ a:defaultValue = "(0,0)" ] attribute position { text }?,
attribute page̲id { text }?
cell̲region̲in̲page =
element cell̲region̲in̲page { cell̲region̲in̲page̲attlist, empty }
cell̲region̲in̲page̲attlist &=
attribute cell̲id { text },
attribute region { text }?
comic̲page̲type̲body =
element comic̲page̲type̲body { comic̲page̲type̲body̲attlist, page+ }
comic̲page̲type̲body̲attlist &=
attribute bg̲color̲space { "RGB" }?,
attribute bg̲opacity { "100" }?,
attribute bg̲color { text }?,
attribute order { "RT-LB" | "LT-RB" }?
page = element page { page̲attlist, page̲image+ }
page̲attlist &=
attribute bg̲color̲space { "RGB" }?,
attribute bg̲opacity { "100" }?,
attribute bg̲color { text }?,
attribute id { text },
attribute cell̲jump̲id { text }
page̲image = element page̲image { page̲image̲attlist, empty }
page̲image̲attlist &=
attribute src { text },
203
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
attribute type { text }
start = flip̲animation | bvf | comic̲data | text̲data | search̲page
B.7.3 辞書データオブジェクトに関する要素及び属性
namespace a = "http://relaxng.org/ns/compatibility/annotations/1.0"
Yes̲No = "yes" | "no"
TextWithGaiji = (text | external̲char)*
BaseLine = "right" | "right̲only" | "down" | "down̲only"
HoldFlag = "scope" | "on̲power" | "save"
Turn̲Page̲Val = "on" | "off" | "forward" | "back"
permission̲info =
element permission̲info {
attlist̲permission̲info, print̲permission?, copy̲permission?
}
attlist̲permission̲info &= empty
print̲permission =
element print̲permission { attlist̲print̲permission, empty }
attlist̲print̲permission &=
[ a:defaultValue = "no" ]
attribute permission { "authorized" | "no" }?
copy̲permission =
element copy̲permission { attlist̲copy̲permission, empty }
attlist̲copy̲permission &=
[ a:defaultValue = "no" ]
attribute permission { "authorized" | "in̲device̲only" | "no" }?
dict̲data =
element dict̲data {
attlist̲dict̲data, dict̲default̲attribute, dict̲body
}
attlist̲dict̲data &= empty
dict̲default̲attribute =
element dict̲default̲attribute {
attlist̲dict̲default̲attribute,
dict̲default̲font?,
dict̲default̲background?,
dict̲default̲background̲music?,
( line̲breaking̲method? , kinsoku? )
}
attlist̲dict̲default̲attribute &=
204
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
attribute baseline { BaseLine }?,
attribute valign { "middle" }?
dict̲default̲font =
element dict̲default̲font { attlist̲dict̲default̲font, empty }
attlist̲dict̲default̲font &=
attribute fontname { text }?,
attribute color̲space { "RGB" }?,
attribute opacity { "100" }?,
attribute color { text }?,
attribute ruby̲flag { "yes" | "yes̲only" | "no" | "no̲only" }?
dict̲default̲background =
element dict̲default̲background {
attlist̲dict̲default̲background, permission̲info?
}
attlist̲dict̲default̲background &=
attribute color̲space { "RGB" }?,
attribute opacity { "100" }?,
attribute color { text }?,
attribute type { text }?,
attribute src { text }?
dict̲default̲background̲music =
element dict̲default̲background̲music {
attlist̲dict̲default̲background̲music, permission̲info?
}
attlist̲dict̲default̲background̲music &=
attribute type { text },
attribute src { text },
[ a:defaultValue = "no" ] attribute loop { Yes̲No }?
line̲breaking̲method =
element attlist̲line̲breaking̲method {
attlist̲kinsoku,
top̲prohibit̲char?,
end̲prohibit̲char?,
hanging̲char?
}
attlist̲line̲breaking̲method &=
attribute method { "none" | "run̲down" }?,
attribute hanging̲punctuation { Yes̲No }?
205
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
kinsoku =
element kinsoku {
attlist̲kinsoku,
top̲prohibit̲char?,
end̲prohibit̲char?,
hanging̲char?
}
attlist̲kinsoku &=
attribute method { "none" | "run̲down" }?,
attribute hanging̲punctuation { Yes̲No }?
top̲prohibit̲char =
element top̲prohibit̲char { attlist̲top̲prohibit̲char, text }
attlist̲top̲prohibit̲char &= empty
end̲prohibit̲char =
element end̲prohibit̲char { attlist̲end̲prohibit̲char, text }
attlist̲end̲prohibit̲char &= empty
hanging̲char = element hanging̲char { attlist̲hanging̲char, text }
attlist̲hanging̲char &= empty
Dict̲Block = p | ( scrolling̲text | telop )
Dict̲Inline =
br | hr | font | ( horizontal | yoko ) | ruby | external̲char | mask | char̲id
Dict̲Tag = text | Dict̲Block | Dict̲Inline | object
dict̲body = element dict̲body { attlist̲dict̲body, word+ }
attlist̲dict̲body &= empty
word = element word { attlist̲word, (Dict̲Tag | key̲entry)* }
attlist̲word &=
attribute page̲break { Yes̲No }?,
attribute turning̲page̲control { Turn̲Page̲Val }?,
attribute head̲button̲control { Turn̲Page̲Val }?,
attribute revision { text }?,
attribute delete { Yes̲No }?
key̲entry = element key̲entry { attlist̲key̲entry, key̲item+ }
attlist̲key̲entry &= empty
key̲item = element key̲item { attlist̲key̲item, TextWithGaiji }
attlist̲key̲item &=
attribute search̲word { text },
attribute table̲id { text }
p = element p { attlist̲p, Dict̲Tag* }
attlist̲p &=
attribute top̲line̲indent { text }?,
206
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
attribute top { text }?,
attribute bottom { text }?,
attribute align { "center" | "right" | "left" }?
scrolling̲text =
element scrolling̲text {
attlist̲scrolling̲text, (text | external̲char | font | ( horizontal | yoko ) | ruby | object)*
}
attlist̲scrolling̲text &= empty
telop =
element telop {
attlist̲telop, (text | external̲char | font | ( horizontal | yoko ) | ruby | object)*
}
attlist̲telop &= empty
br = element br { attlist̲br, empty }
attlist̲br &= attribute clear { "left" | "right" | "all" }?
hr = element hr { attlist̲hr, empty }
attlist̲hr &=
attribute size { text }?,
attribute length { text }?,
attribute align { "left" | "center" | "right" }?
font = element font { attlist̲font, (text | Dict̲Inline | object)* }
attlist̲font &=
attribute name { text }?,
attribute size { text }?,
attribute base { "default" | "last" }?,
attribute color̲space { "RGB" }?,
attribute opacity { "100" }?,
attribute color { text }?,
attribute bold { Yes̲No }?,
attribute underline { Yes̲No }?
horizontal = element horizontal { attlist̲horizontal, TextWithGaiji }
attlist̲horizontal &= empty
yoko = element yoko { attlist̲yoko, TextWithGaiji }
attlist̲yoko &= empty
ruby = element ruby { attlist̲ruby, rbase, rtop }
attlist̲ruby &= empty
rbase = element rbase { attlist̲rbase, TextWithGaiji }
attlist̲rbase &= empty
rtop = element rtop { attlist̲rtop, TextWithGaiji }
attlist̲rtop &= empty
207
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
external̲char = element external̲char { attlist̲external̲char, text }
attlist̲external̲char &=
attribute alt̲set { text }?,
attribute alt̲code { text }?,
attribute alt̲img { text }?,
attribute alt̲vimg { text }?,
attribute img̲type { text }?,
attribute alt { text }?
mask =
element mask {
attlist̲mask,
(text | br | font | ( horizontal | yoko ) | ruby | external̲char | object)*
}
attlist̲mask &=
[ a:defaultValue = "on" ] attribute initial̲flag { "on" | "off" }?,
attribute trigger { text }?,
attribute char̲id { text }?,
[ a:defaultValue = "default" ]
attribute mask̲type { "default" | "color" }?,
attribute color̲space { "RGB" }?,
attribute opacity { "100" }?,
[ a:defaultValue = "black" ] attribute color { text }?,
[ a:defaultValue = "scope" ] attribute hold̲flag { HoldFlag }?
char̲id =
element char̲id { attlist̲char̲id, (text | Dict̲Inline | object)* }
attlist̲char̲id &= attribute char̲id { text }
object = element object { attlist̲object, permission̲info? }
attlist̲object &=
attribute type { text },
attribute src { text },
attribute char̲id { text }?,
attribute align { "top" | "middle" | "bottom" | "left" | "right" }?,
attribute start { "auto" | "event" }?,
attribute loop { "1" }?
start = dict̲data
B.7.4 text object実体2のための要素及び属性
namespace a = "http://relaxng.org/ns/compatibility/annotations/1.0"
Yes̲No = "yes" | "no"
TextWithGaiji = (text | external̲char)*
208
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
BaseLine = "right" | "right̲only" | "down" | "down̲only"
HoldFlag = "scope" | "on̲power" | "save"
Turn̲Page̲Val = "on" | "off" | "forward" | "back"
Paragraph̲Align =
"left"
| "center"
| "right"
| "justified"
| "justified̲left"
| "justified̲center"
| "justified̲right"
permission̲info =
element permission̲info {
attlist̲permission̲info, print̲permission?, copy̲permission?
}
attlist̲permission̲info &= empty
print̲permission =
element print̲permission { attlist̲print̲permission, empty }
attlist̲print̲permission &=
[ a:defaultValue = "no" ]
attribute permission { "authorized" | "no" }?
copy̲permission =
element copy̲permission { attlist̲copy̲permission, empty }
attlist̲copy̲permission &=
[ a:defaultValue = "no" ]
attribute permission { "authorized" | "in̲device̲only" | "no" }?
vertex = element vertex { attlist̲vertex, empty }
attlist̲vertex &= attribute position { text }
text̲data2 =
element text̲data2 {
attlist̲text̲data2, text̲default̲attribute?, text̲body2
}
attlist̲text̲data2 &= empty
text̲default̲attribute =
element text̲default̲attribute {
attlist̲text̲default̲attribute,
text̲default̲font?,
text̲default̲background?,
text̲default̲background̲music?,
( kinsoku? | line̲breaking̲method? )
209
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
}
attlist̲text̲default̲attribute &=
attribute baseline { BaseLine }?,
attribute valign { "middle" }?
text̲default̲font =
element text̲default̲font { attlist̲text̲default̲font, empty }
attlist̲text̲default̲font &=
attribute fontname { text }?,
attribute color̲space { "RGB" }?,
attribute opacity { "100" }?,
attribute color { text }?,
attribute ruby̲flag { "yes" | "yes̲only" | "no" | "no̲only" }?
text̲default̲background =
element text̲default̲background {
attlist̲text̲default̲background, permission̲info?
}
attlist̲text̲default̲background &=
attribute color̲space { "RGB" }?,
attribute opacity { "100" }?,
attribute color { text }?,
attribute type { text }?,
attribute src { text }?
text̲default̲background̲music =
element text̲default̲background̲music {
attlist̲text̲default̲background̲music, permission̲info?
}
attlist̲text̲default̲background̲music &=
attribute type { text },
attribute src { text },
[ a:defaultValue = "no" ] attribute loop { Yes̲No }?
line̲breaking̲method =
element line̲breaking̲method {
attlist̲line̲breaking̲method,
top̲prohibit̲char?,
end̲prohibit̲char?,
hanging̲char?
}
attlist̲line̲breaking̲method &=
210
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
attribute method { "none" | "run̲down" }?,
attribute hanging̲punctuation { Yes̲No }?
kinsoku =
element kinsoku {
attlist̲kinsoku,
top̲prohibit̲char?,
end̲prohibit̲char?,
hanging̲char?
}
attlist̲kinsoku &=
attribute method { "none" | "run̲down" }?,
attribute hanging̲punctuation { Yes̲No }?
top̲prohibit̲char =
element top̲prohibit̲char { attlist̲top̲prohibit̲char, text }
attlist̲top̲prohibit̲char &= empty
end̲prohibit̲char =
element end̲prohibit̲char { attlist̲end̲prohibit̲char, text }
attlist̲end̲prohibit̲char &= empty
hanging̲char = element hanging̲char { attlist̲hanging̲char, text }
attlist̲hanging̲char &= empty
Text2̲Block = p | ( scrolling̲text | telop ) | key̲entry
Text2̲Inline =
br
| hr
| font
| ( horizontal | yoko )
| ruby
| external̲char
| mask
| char̲id
| meaning̲start
| select
Text2̲All̲Tag2 = text | Text2̲Block | Text2̲Inline | object
Text2̲All̲Tag = Text2̲All̲Tag2 | page̲break
text̲body2 = element text̲body2 { attlist̲text̲body2, Text2̲All̲Tag* }
attlist̲text̲body2 &= empty
p = element p { attlist̲p, Text2̲All̲Tag2* }
attlist̲p &=
attribute top̲line̲indent { text }?,
attribute top { text }?,
211
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
attribute bottom { text }?,
attribute align { Paragraph̲Align }?
scrolling̲text =
element scrolling̲text {
attlist̲scrolling̲text,
(text | external̲char | font | ( horizontal | yoko ) | ruby | object | select)*
}
attlist̲scrolling̲text &= empty
telop =
element telop {
attlist̲telop,
(text | external̲char | font | ( horizontal | yoko ) | ruby | object | select)*
}
attlist̲telop &= empty
page̲break = element page̲break { attlist̲page̲break, empty }
attlist̲page̲break &=
attribute turning̲page̲control { Turn̲Page̲Val }?,
attribute head̲button̲control { Turn̲Page̲Val }?
br = element br { attlist̲br, empty }
attlist̲br &=
attribute clear { "left" | "right" | "all" }?,
attribute width { text }?
hr = element hr { attlist̲hr, permission̲info? }
attlist̲hr &=
attribute size { text }?,
attribute length { text }?,
attribute align { "left" | "center" | "right" }?,
attribute type { text }?,
attribute h̲src { text }?,
attribute v̲src { text }?
font = element font { attlist̲font, (text | Text2̲Inline | object)* }
attlist̲font &=
attribute name { text }?,
attribute size { text }?,
attribute base { "default" | "last" }?,
attribute color̲space { "RGB" }?,
attribute opacity { "100" }?,
attribute color { text }?,
attribute bold { Yes̲No }?,
212
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
attribute underline { Yes̲No }?
horizontal = element horizontal { attlist̲horizontal, TextWithGaiji }
attlist̲horizontal &= empty
yoko = element yoko { attlist̲yoko, TextWithGaiji }
attlist̲yoko &= empty
ruby = element ruby { attlist̲ruby, rbase, rtop }
attlist̲ruby &= empty
rbase = element rbase { attlist̲rbase, TextWithGaiji }
attlist̲rbase &= empty
rtop = element rtop { attlist̲rtop, TextWithGaiji }
attlist̲rtop &= empty
external̲char = element external̲char { attlist̲external̲char, text }
attlist̲external̲char &=
attribute alt̲set { text }?,
attribute alt̲code { text }?,
attribute alt̲img { text }?,
attribute alt̲vimg { text }?,
attribute img̲type { text }?,
attribute alt { text }?
mask =
element mask {
attlist̲mask,
(text | br | font | yoko | ruby | external̲char | object | select)*
}
attlist̲mask &=
[ a:defaultValue = "on" ] attribute initial̲flag { "on" | "off" }?,
attribute trigger { text }?,
attribute char̲id { text }?,
[ a:defaultValue = "default" ]
attribute mask̲type { "default" | "color" }?,
attribute color̲space { "RGB" }?,
attribute opacity { "100" }?,
[ a:defaultValue = "black" ] attribute color { text }?,
[ a:defaultValue = "scope" ] attribute hold̲flag { HoldFlag }?
char̲id =
element char̲id { attlist̲char̲id, (text | Text2̲Inline | object)* }
attlist̲char̲id &= attribute char̲id { text }
select = element select { attlist̲select, select̲item+ }
attlist̲select &=
[ a:defaultValue = "baseline" ] attribute variable { "baseline" }?
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C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
select̲item =
element select̲item {
attlist̲select̲item,
(text | font | yoko | ruby | external̲char | object)*
}
attlist̲select̲item &= attribute type { "right" | "down" }
object = element object { attlist̲object, permission̲info? }
attlist̲object &=
attribute type { text },
attribute src { text },
attribute char̲id { text }?,
attribute align { "top" | "middle" | "bottom" | "left" | "right" }?,
attribute start { "auto" | "event" }?,
attribute loop { "1" }?,
attribute position { "on̲edge" }?
key̲entry = element key̲entry { attlist̲key̲entry, key̲item+ }
attlist̲key̲entry &= empty
key̲item = element key̲item { attlist̲key̲item, TextWithGaiji }
attlist̲key̲item &=
attribute search̲word { text },
attribute table̲id { text }
meaning̲start = element meaning̲start { attlist̲meaning̲start, empty }
attlist̲meaning̲start &= empty
Area̲Tag = dynamic̲text̲area | object̲area
layout̲info̲list =
element layout̲info̲list { attlist̲layout̲info̲list, layout̲info+ }
attlist̲layout̲info̲list &= empty
layout̲info =
element layout̲info {
attlist̲layout̲info,
outline̲info?,
layout̲default̲attribute?,
Area̲Tag*
}
attlist̲layout̲info &=
attribute baseline { "right" | "down" }?,
attribute display̲size { text }
outline̲info =
element outline̲info {
214
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
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attlist̲outline̲info,
outline̲polygon?,
outline̲background?,
outline̲background̲music?
}
attlist̲outline̲info &= attribute rect { text }?
outline̲polygon =
element outline̲polygon { attlist̲outline̲polygon, vertex* }
attlist̲outline̲polygon &=
attribute line̲color { text }?,
attribute line̲width { text }?
outline̲background =
element outline̲background {
attlist̲outline̲background, permission̲info?
}
attlist̲outline̲background &=
attribute src { text }?,
attribute type { text }?,
attribute color̲space { "RGB" }?,
attribute opacity { "100" }?,
attribute color { text }?
outline̲background̲music =
element outline̲background̲music {
attlist̲outline̲background̲music, permission̲info?
}
attlist̲outline̲background̲music &=
attribute src { text },
attribute type { text },
[ a:defaultValue = "no" ] attribute loop { Yes̲No }?
dynamic̲text̲area =
element dynamic̲text̲area { attlist̲dynamic̲text̲area, empty }
attlist̲dynamic̲text̲area &=
attribute rect { text },
attribute bg̲color { text }?,
attribute bg̲color̲space { "RGB" }?,
attribute bg̲opacity { "100" }?
object̲area =
element object̲area { attlist̲object̲area, permission̲info? }
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C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
attlist̲object̲area &=
attribute rect { text },
attribute src { text },
attribute type { text },
attribute char̲id { text }?,
attribute bg̲color { text }?,
attribute bg̲color̲space { "RGB" }?,
attribute bg̲opacity { "100" }?
layout̲default̲attribute =
element layout̲default̲attribute {
attlist̲layout̲default̲attribute,
layout̲line̲breaking̲method?,
layout̲default̲size?,
layout̲default̲paragraph?,
layout̲default̲font?,
layout̲default̲columns?
}
attlist̲layout̲default̲attribute &=
attribute valign { "middle" | "end" }?
layout̲line̲breaking̲method =
element layout̲line̲breaking̲method {
attlist̲layout̲line̲breaking̲method,
top̲prohibit̲char?,
end̲prohibit̲char?,
hanging̲char?
}
attlist̲layout̲line̲breaking̲method &=
attribute method { "none" | "run̲down" }?,
attribute hanging̲punctuation { Yes̲No }?
layout̲default̲size =
element layout̲default̲size { attlist̲layout̲default̲size, empty }
attlist̲layout̲default̲size &=
attribute letter̲spacing { text }?,
attribute line̲pitch { text }?,
attribute margin { text }?
layout̲default̲paragraph =
element layout̲default̲paragraph {
attlist̲layout̲default̲paragraph, empty
}
216
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
attlist̲layout̲default̲paragraph &=
attribute top̲line̲indent { text }?,
attribute top { text }?,
attribute bottom { text }?,
attribute align { Paragraph̲Align }?
layout̲default̲font =
element layout̲default̲font { attlist̲layout̲default̲font, empty }
attlist̲layout̲default̲font &=
attribute fontname { text }?,
[ a:defaultValue = "yes" ] attribute fname̲change̲flag { "yes" }?,
attribute fontsize { text }?,
attribute rubysize { text }?,
attribute ruby̲flag { "yes" | "yes̲only" | "no" | "no̲only" }?,
attribute bold̲flag { Yes̲No }?,
[ a:defaultValue = "off" ]
attribute fsize̲autochange̲flag { "on" | "off" }?,
attribute color̲space { "RGB" }?,
attribute opacity { "100" }?,
attribute color { text }?
layout̲default̲columns =
element layout̲default̲columns {
attlist̲layout̲default̲columns, columns̲ruled̲line?
}
attlist̲layout̲default̲columns &=
attribute line̲character̲max̲count { text }?,
attribute line̲character̲min̲count { text }?,
attribute tray̲spacing { text }?
columns̲ruled̲line =
element columns̲ruled̲line {
attlist̲columns̲ruled̲line, permission̲info?
}
attlist̲columns̲ruled̲line &=
attribute color̲space { "RGB" }?,
attribute opacity { "100" }?,
attribute color { text }?,
attribute width { text }?,
attribute h̲src { text }?,
attribute v̲src { text }?,
attribute type { text }?,
attribute length { text }?,
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
attribute align { "top" | "center" | "bottom" }?
start = text̲data2 | layout̲info̲list
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C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
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附属書C
(規定)
ESPフォーマット
C.1 一般
附属書Cでは,ESPフォーマットを規定する。
ESPフォーマットとは,これまでに蓄積された電子書籍コンテンツの機能を包含し,ターゲットとなる
端末に限定されずにコンテンツを長期的に再利用可能とすることを目標とした,電子書籍のためのデータ
交換フォーマットである。
附属書Cでは,XHTML及びCSSの記法(要素型の名前,属性の名前,特性の名前,値の名前,及び使
用方法)を利用している。
C.2 概要
C.2.1 コンテンツの構成
ESPフォーマットを構成するデータは,表C.1にあるものに大別される。
ESPフォーマットのコンテンツは,XML形式で記述するものとし,表示のさせ方を指定する場合には,
更にスタイルデータを記述したファイルを用意する必要がある。
データの種類ごとに,表C.1のとおり定めたルート要素を用いて別のファイルに格納するため,最低限
3ファイル(スタイルデータをもたない場合),又は4ファイル(スタイルデータをもつ場合)が一つのコ
ンテンツに含まれる。
目次・部品データを示すXMLファイルのファイル名は,package.xmlに固定する。
上記以外に,各データから指定されている画像,音声,動画などのデータなどもコンテンツに含まれる。
各データの記法の詳細については,C.3及びC.4に示す。
表C.1−ESPフォーマットの構成
データの種類
スキーマファ
イル名(ファ
イル名の例)
拡張子 ルート要素名
注記
必須
本文データ
eif.xsd
xml
html
テキスト,辞書及びコミック関連タグを含む。
コンテンツの本文データは複数のファイルに
分かれていてもよい。
拡張子が"html"又は"htm"ではないことに注
意する。
○
書誌データ
eif.xsd
xml
bibliography
タイトル,著者などの書誌に関するデータ。 ○
全体設定データ
eif.xsd
xml
global̲setting
コンテンツ全体の設定を行う。
スタイルに含まれない,ビューアに関する設
定などを主に設定する。
目次・部品データ
eif.xsd
xml
package
package.xmlにファイル名を固定する。
○
検索テーブル
eif.xsd
xml
search̲table
辞書コンテンツを記述するときに必要となる
検索テーブルを記述するタグ。
スタイルデータ
css
スタイルシートに相当。複数の設定を想定し
ている場合はそれぞれを別のファイルに格納
する。
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C.2.2 XMLファイル
スタイルデータ以外はXML形式であり,1行目にXML宣言を,更に2行目には接頭辞のない名前空間
を定義する必要がある。本文データの記述例を図C.1に示す。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" ?>
<html xmlns="http://ebformat.jp" xmlns:ttime="http://www.voyager.co.jp/ttime" xmlns:xmdf="http://www.sharp.co.jp/xmdf"
xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance" xsi:schemaLocation=“http://ebformat.jp eif.xsd”>
<head>
:
</head>
<body>
:
</body>
</html>
図C.1−本文データの記述例
C.2.3 本文データとスタイルデータとの対応
ESPフォーマットでは要素型規定の一部として表示方法(スタイル)は規定しない。このようなスタイ
ルの記述は,スタイルデータで行われる。
スタイルデータをもつ本文データの扱いは,本文データXMLに必ず含まれるhead要素のlink要素で記
述する。記述例を図C.2に示す。詳細については,“C.3 要素型一覧”に示す。
スタイルデータで使用する特性については“C.4.2 特性一覧”を,各特性が使用可能なセレクタについ
ては,“C.4.3 特性とセレクタとの対応表”に示す。
<html>
<head>
<link rel=“stylesheet” href=“device̲0.css” type=“text/css” media=“screen:size:(640,480),(1024,768)”/>
</head>
図C.2−スタイルデータの指定例
C.2.4 文字符号について
文字符号の指定は,XMLの記法に従う。これで表現しきれない文字についての記述方法も用意している
(“C.3 要素型一覧”参照)。
混乱を避けるため符号化方式は,UTF-8を強く推奨する。
C.2.5 改行コードについて
改行コードは,表C.2にあるものは全て可能とする。
表C.2−使用可能な改行コード
改行コード
文字コード表示
CR + LF
0x0D + 0x0A(2バイト)
CR
0x0D
LF
0x0A
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C.2.6 記述上の注意
C.2.6.1 XMLの仕様に関連するもの
ESPフォーマットはXMLで記述されるため,次に注意する。
XMLの要素型名は小文字と大文字とが区別されるため,仕様書で指定がない限り,要素型名に大文字は
用いない。
XMLの仕様に従い,終了タグは省略できない。終了タグがない空要素の場合も,必ず"/>"で終了する(図
C.3参照)。
属性には一重引用符(0x27)又は二重引用符(0x22)で囲まれた属性値が必要である(図C.3参照)。
異なる属性の間の区切りは,半角スペース(0x20),タブ(0x09),CR(0x0D)又はLF(0x0A)のいず
れかとする。区切り文字の個数は解釈に影響しない。
同じタグ内の,属性の順序は解釈に影響しない。
<img src="image0.png"/>
図C.3−タグの記述例
C.2.6.2 CSSの仕様に関連するもの
長さ及び大きさを表すために,数値に単位を付けることが可能である。値が“0”でない場合は単位をつ
けることを必須とする。
C.2.6.3 その他の注意
附属書Cでは,フォルダ構成を規定していないが,異なる環境での再利用のため,個々のファイル名は
相対パスで記載する必要がある。
パス名の区切りは"¥"(又はバックスラッシュ)(0x5C)でなく"/"(0x2F)を使用する。
パス名の区切りを除く,ファイル名に使える文字は,次に限定する。
・ 半角英小文字及び半角英大文字(a〜z,A〜Z)。ただし,小文字と大文字とを同一視したときに同じ
になるファイル名を異なるファイルに与えてはならない。
・ 半角数字(0〜9)
・ 表C.3に示す半角記号
一般に,“C.3 要素型一覧”及び“C.4 スタイルデータ”に記載されていない属性,及びスタイルデータ
の特性については,それがXHTMLで一般的なものでも使用はできない。
表C.3−ファイル名で使用可能な半角記号
文字
文字コード
注記
ハイフォン
0x2D
ピリオド
0x2E
アンダースコア
0x5F
チルダ
0x7E
パーセント
0x25
使用が許されない文字のURLエンコーディングでだけ使用可能。
プラス
0x2B
使用が許されない文字のURLエンコーディングでだけ使用可能。
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C.2.7 記述方法の制限
C.2.7.1 一般
ESPフォーマットの対応ツールの制作が必要以上に複雑にならないよう,記述方法について次に示す制
限を推奨する。フォーマットの記述能力に影響はない。
C.2.7.2 改行コード
改行コードとしては,CR+LF又はLFだけを使用する。すなわち,CRの1バイトだけを改行コードと
して使用しない。
C.2.7.3 詳細度及び記述順序
スタイルの記述に当たっては,詳細度が高い記述を後に記載する。
詳細度は,class属性の指定×10+タグ指定の数×1で求められる。
例 a {color:red;}
詳細度 1
.class {color;red;}
詳細度 10
a.class {color;red}
詳細度 10 + 1 = 11
したがって,この順序で記載する必要がある。
注記 詳細度が同じで競合が生じた場合は,後の方の記述が優先される。
C.2.7.4 簡略化した記述について
C.2.7.4.1 一般
スタイルの記述については,次に示すような簡略化した記述を使用しない。
C.2.7.4.2 短縮記法
a) 色名のRGB値
不可: color:#fff;
可 : color:#ffffff;
b) 背景色
不可: background: #a0a0a0;
可 : background-color: #a0a0a0;
C.2.7.4.3 特性の一括指定
・border
不可: border:5px;R
可 : border-top:5px; border-right:5px; border-bottom:5px; border-left:5px;
注釈 background,margin,paddingについても同様。
C.2.7.4.4 クラスの一括設定
不可: .class1, .class2 { color:red; background-color:silver; }
可 : .class1 { color:red; background-color:silver; }
.class2 { color:red; background-color:silver; }
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C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
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C.3 要素型一覧
C.3.1 一般
表C.4−凡例
記法
意味
注記
URI
ファイル名,ファイルパス,及びネット上のリソースを表す。
Bool
ブール値(true又はfalse)
colorvalue
色指定
[n]
整数(0又は1以上の整数)
[i]
整数(マイナス可)
posnumber
ページ内絶対位置の原点を表す数値(図C.4も参照)
例えば,0だとページ中央が原点で
あることを示す。
1
2
3
8
0
4
7
6
5
図C.4−ページ内絶対位置の原点を表す数値
各要素型の記載について
要素をもてない空要素については,要素型名の後ろに(空要素)と記載している。
各要素での親子関係の記述を簡略化するため,次のような要素の分類を使用する。
ブロックレベル要素
div, h1, h2, h3, h4, h5, h6, h7, h8, h9, marquee, table, action, tts, section, page̲break, reghead, hr
インライン要素
br, em, span, external̲char, mlg, sub, sup, phead, ptail, map, ruby, case, nocase, mask,
column̲break, a, offset
オブジェクト要素
img, audio, video
各属性について,省略できない場合は[required],省略可能な場合は[optional]と記載している。
C.3.2 共通要素
html
文書の最上位要素。
子要素として配置できる要素:head及びbody
htmlは,次の属性をもつ。
[属性]
xmlns [optional]
文書で用いる名前空間を定義。
xml:lang [optional]
文書で用いる言語を定義。
head
文書情報。htmlの子要素。
子要素として配置できる要素:title,link,pdef,local̲setting,接頭辞のない名前空間をもつもの及び名
前空間をもたないもの以外のタグ
223
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
title
文書のタイトル。headの子要素。
子要素として配置できる要素:文字データ,external̲char及びruby
body
文書本体。htmlの子要素。
子要素として配置できる要素:文字データ,ブロックレベル要素,インライン要素,オブジェクト要素,
search̲table,comic̲cell̲type̲body,comic̲page̲type̲body,dict̲item,ref,split,column及びsearch̲page
bodyは,次の属性をもつ。
[属性]
type [optional]
文書の種別を示す。
省略時の値は"text"。
属性値として次の値をとる。
"text"
テキスト。
"search"
検索テーブル。
"comic"
コミック。
"dict"
辞書。
turning̲page̲control [optional]
ページめくりのときの動作を規定する。
属性値として次の値をとる。省略時は"off"。
"on"
前フロー,及び次フローのどちらのページへの移動も禁止する。
"off"
前フロー,次フローのどちらのページにも移動可能とする。
"forward"
次フローに移動できないようにする。前フローには移動可能とする。
"back"
前フローに移動できないようにする。次フローには移動可能とする。
"lastpage"
このページが最終ページであることを示す。
注釈 書籍閲覧アプリケーションによって,その表示領域に表示された画面を“ページ”と定義する。
“ページ”はフローが表示領域内に表示しきれない場合には自動的に次の画面に送られて次の
“ページ”となる。“ページ”はフローの区切り,又は改ページの指定によって強制的に分割さ
れる場合もある。“フロー”については,附属書Bを参照。
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C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
class[optional]要素の類別を文字データで指定する。
section
区切りを示す。section要素の記載は,例えば,part属性が"toc"であればその部分が目次であるというこ
とを示している。使用方法については,図C.5を参照。
子要素として配置できる要素:文字データ,ブロックレベル要素,インライン要素及びオブジェクト要
素
sectionは,次の属性をもつ。
[属性]
part [optional]
該当箇所の構造的な意味を示す。
属性値として次の値をとる。
"toc"
目次。
"cover"
表紙。
<section part = “toc”>
<div level = "1"><a href = ... >はじめに</a></div>
<div level = "1"><a href = ... >第一章</a></div>
<div level = "2"><a href = ... >第1節</a></div>
:
</section>
図C.5−<section>要素記述例
注釈 sectionの子要素のdiv要素及びa要素は必須ではない。divのlevel属性は,飛び先の見出しの
レベルに一致させることを想定しているが(level="2"であれば,飛び先は<h2>),section要素の
子要素にa要素がある場合,飛び先が見出し要素である必要はない。
local̲setting
この要素型が使われているXMLファイル内で有効な設定。headの子要素。
子要素として配置できる要素:default̲ccs,page̲progression̲direction,window及びproprietary
permission
印刷,コピーなどの許可情報。該当するファイルを対象とする場合は,package.xmlのitemの要素とし
て記載する。コンテンツ全体を対象にする場合は,global̲settingの要素として記述する。
子要素として配置できる要素:文字データ,ブロックレベル要素,インライン要素及びオブジェクト要
素
permissionは,次の属性をもつ。
[属性]
type [required]
許可情報の対象となる操作など。
属性値として次の値をとる。
"print"
印刷可否の設定。
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C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
"copy"
コピー可否の設定。
"reading"
読上げ可否の設定。
"export"
他の形式への書き出し可否の設定。
"download"
ダウンロード可否の設定。
"irda"
Palmへの赤外線通信の可否の設定。
"reading̲on̲ppc"
PocketPCでの読上げの可否の設定。
"conv̲to̲palm"
Palmコンテンツへの変換の可否の設定。
value [optional]
コピーの許可に関する属性。
属性値として次の値をとる。
"authorized"
許可する。
"in̲device̲only"
ビューアがインストールされている端末内に限り,使用を許可する。
"no"
許可しない。
C.3.3 テキスト関連
page̲break(空要素)
改ページ。
子要素として配置できる要素:なし
page̲breakは,次の属性をもつ。
[属性]
method [optional]
改ページの制限。このタグで改ページされた次のページの丁合いを指定する。
属性値として次の値をとる。
"normal"
改ページが指定された箇所の,次のページから開始。
"odd"
奇数ページから開始。
"even"
偶数ページから開始。
"left"
ページめくり方向にかかわらず左ページから開始。
226
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
"right"
ページめくり方向にかかわらず右ページから開始。
turning̲page̲control [optional]
ページめくりのときの動作を規定。
属性値として次の値をとる。省略時は"off"。
"on"
前フロー,及び次フローのどちらのページへの移動も禁止する。
"off"
前フロー,次フローのどちらのページにも移動可能とする。
"forward"
次フローに移動できないようにする。前フローには移動可能とする。
"back"
前フローに移動できないようにする。次フローには移動可能とする。
"lastpage"
このページが最終ページであることを示す。
column̲break(空要素)
改段。
子要素として配置できる要素:なし
br(空要素)
改行。
子要素として配置できる要素:なし
brは,次の属性をもつ。
[属性]
clear [optional]
画像などに対する文字の回り込みの解除の指定。次の行をその下から表示させる。
属性値として次の値をとる。
"all"
横書きの場合は行の左右両端まで,縦書きの場合は行の上下両端まで,文字列を表示できる所ま
で,空行が挿入される。
"left"
行の左端(横書きの場合。縦書きの場合は行の上端)から文字列を表示できる所まで,空行が挿
入される。
"right"
行の右端(横書きの場合。縦書きの場合は行の下端)まで文字列を表示できる所まで,空行が挿
入される。
class[optional]要素の類別を文字データで指定する。
div
汎用ブロックレベル要素。
子要素として配置できる要素:文字データ,ブロックレベル要素,インライン要素及びオブジェクト要
素
227
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
divは,次の属性をもつ。
[属性]
level [optional]
ブロックの階層。
属性値として次の値をとる。
数値
id[optional]要素の識別子を指定する。XMLファイル内で一意的である必要がある。文字データで指
定する。
class[optional]要素の類別を文字データで指定する。
em
強調。
子要素として配置できる要素:文字データ,インライン要素,オブジェクト要素,a及びoffset
class[optional]要素の類別を文字データで指定する。
h1
見出し(レベル1)。
子要素として配置できる要素:文字データ,インライン要素,オブジェクト要素及びdiv
h1は,次の属性をもつ。
[属性]
caption [optional]
柱に表示する文字列。
属性値として次の値をとる。
文字列
class[optional]要素の類別を文字データで指定する。
h2
見出し(レベル2)。
子要素として配置できる要素:文字データ,インライン要素,オブジェクト要素及びdiv
h2は,次の属性をもつ。
[属性]
caption [optional]
柱に表示する文字列。
属性値として次の値をとる。
文字列
class[optional]要素の類別を文字データで指定する。
h3
見出し(レベル3)。
子要素として配置できる要素:文字データ,インライン要素,オブジェクト要素及びdiv
h3は,次の属性をもつ。
[属性]
caption [optional]
柱に表示する文字列。
228
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
属性値として次の値をとる。
文字列
class[optional]要素の類別を文字データで指定する。
h4
見出し(レベル4)。
子要素として配置できる要素:文字データ,インライン要素,オブジェクト要素及びdiv
h4は,次の属性をもつ。
[属性]
caption [optional]
柱に表示する文字列。
属性値として次の値をとる。
文字列
class[optional]要素の類別を文字データで指定する。
h5
見出し(レベル5)。
子要素として配置できる要素:文字データ,インライン要素,オブジェクト要素及びdiv
h5は,次の属性をもつ。
[属性]
caption [optional]
柱に表示する文字列。
属性値として次の値をとる。
文字列
class[optional]要素の類別を文字データで指定する。
h6
見出し(レベル6)。
子要素として配置できる要素:文字データ,インライン要素,オブジェクト要素及びdiv
h6は,次の属性をもつ。
[属性]
caption [optional]
柱に表示する文字列。
属性値として次の値をとる。
文字列
class[optional]要素の類別を文字データで指定する。
h7
見出し(レベル7)。
子要素として配置できる要素:文字データ,インライン要素,オブジェクト要素及びdiv
h7は,次の属性をもつ。
[属性]
caption [optional]
柱に表示する文字列。
229
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
属性値として次の値をとる。
文字列
class[optional]要素の類別を文字データで指定する。
h8
見出し(レベル8)。
子要素として配置できる要素:文字データ,インライン要素,オブジェクト要素及びdiv
h8は,次の属性をもつ。
[属性]
caption [optional]
柱に表示する文字列。
属性値として次の値をとる。
文字列
class[optional]要素の類別を文字データで指定する。
h9
見出し(レベル9)。
子要素として配置できる要素:文字データ,インライン要素,オブジェクト要素及びdiv
h9は,次の属性をもつ。
[属性]
caption [optional]
柱に表示する文字列。
属性値として次の値をとる。
文字列
class[optional]要素の類別を文字データで指定する。
span
汎用インライン要素。
子要素として配置できる要素:文字データ,インライン要素及びオブジェクト要素
注釈 代替文字列を記載するために,<external̲char>の子要素としても記述可能とする。external̲char
属性の注釈を参照。
spanは,次の属性をもつ。
[属性]
id [optional]
要素の識別子を指定する。XMLファイル内で一意的である必要がある。文字データで指定する。
type [optional]
メディアファイルを直下の要素とするとき,そのオブジェクト要素のMIME TYPEを指定。
lang̲code [optional]
言語コードを指定。
属性値として次の値をとる。
言語コードの体系名
xml:lang [optional]
言語を指定。
230
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
class[optional]要素の類別を文字データで指定する。
offset(空要素)
表示位置のオフセットを指定する。スタイルデータのtext-offset特性を適用する。
子要素として配置できる要素:なし
class[optional]要素の類別を文字データで指定する。
external̲char
外字の挿入。
子要素として配置できる要素:span及びimg
external̲charは,次の属性をもつ。
[属性]
system [optional]
前提となるコード体系を指定。例 "Adobe-Japan-1-6"
codeを指定した場合には必須。
code [optional]
systemで指定したコード体系でのコード。
glyph̲data [optional]
外字画像(グリフを収めたファイル)を指定。
priority [optional]
code又はglyphの優先順位を明示的に指定する。code優先の場合は"code,glyph",glyph優先の場合
は"glyph,code"とする。
alt [optional]
代替文字列。
注釈 子要素にspan要素及びimg要素を用いて代替文字列を記述することも可能である。
注釈 代替文字列及び代替画像を指定するために,alt属性及びglyph̲data属性を用いるほか,次のよ
うに,<span>タグ又は<img>タグを利用することが可能である。
例1 <span>を用いる例
<external̲char glyph̲data="img/glyph.png">
<span class=“yoko”>!?</span>
</external̲char>
〜〜〜
span.yoko { text-combine: horizontal; }
例2 <img>を用いる例
<external̲char glyph̲data="img/glyph.png">
<img src=“img/alt̲glyph.jpg”/>
</external̲char>
<external̲char>の子要素の<img>に指定された属性のうちsrc属性以外は記述してはならない。
mlg
割り注。
子要素として配置できる要素:文字データ,インライン要素及びオブジェクト要素
231
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
a
アンカー。動作内容は,href,target,ref̲id若しくはref̲itemid,又はcmdのいずれかの属性で記述する。
子要素として配置できる要素:文字データ,a以外のインライン要素及びオブジェクト要素
aは,次の属性をもつ。
[属性]
href [optional]
リンクの指定。
target [optional]
表示させるフレームの名前の指定。
id [optional]
idを指定。要素の識別子を指定する。XMLファイル内で一意的である必要がある。文字データで指
定する。
ref̲itemid [optional]
参照先のファイル(テキストファイル又はメディアファイル)のidを指定。参照先がメディアファ
イルの場合は,そのメディアファイルの再生を開始する。
title [optional]
ロールオーバー時にタイトルバーに表示される文字列の指定。
ref̲id [optional]
参照先のidを指定。
shake [optional]
クリック時に振動させるか否かを指定。
属性値として次の値をとる。
bool
background [optional]
バックグラウンドで実行させるか否かを指定。
属性値として次の値をとる。
bool
cmd [optional]
実行するプロトコルを指定。
属性値として次の値をとる。
"appl:"creator
開くアプリケーションのクリエータコード(Mac OSにおける4文字のアプリケーション識別
コード)。Mac OSでだけ動作。
"exe:"exename
開くアプリケーションのプロセス名。Windowsでだけ動作。
"tel:"電話番号
電話をかける。
"mailto:"メールアドレス
メーラーを立ち上げる。
"nexthead"
232
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
次の見出しへ移動する。
"prevhead"
前の見出しへ移動する。
"next"
次ページへ移動する。
"prev"
前ページへ移動する。
"top"
書籍の最初のフローへ移動する。
"bottom"
書籍の最後のフローの末尾へ移動する。
"back"
履歴を戻る。
"forward"
履歴を進む。
class [optional] 要素の類別をテキストデータで指定する。
注釈 1) href
2) ref̲id及びref̲itemid
3) cmd
上記1)〜3)の属性については次の条件下で組み合わせるものとし,その場合の解釈を示す。
・ 1)及び3),並びに2)及び3)は同じ要素に指定可能だが,1)及び2)は,同じ要素に指定できない。
指定されて競合した場合は,2)が優先される。
・ 1)及び3)が競合する場合,又は2)及び3)が競合する場合は,3)が優先される[競合の例 2)及
び3)で異なるページへのジャンプを指定しているなど。]。
・ target属性は,1)及び2)だけに使えるものとし,3)には使用できない。
hr(空要素)
水平線を表示。
子要素として配置できる要素:なし
hr要素は,次の属性をもつ。
[属性]
class[optional]要素の類別を文字データで指定する。
sub
下付き文字で表示。
子要素として配置できる要素:文字データ,インライン要素及びオブジェクト要素
sup
上付き文字で表示。
子要素として配置できる要素:文字データ,インライン要素及びオブジェクト要素
marquee
要素をテロップ(流れるように見える。)で表示する。
233
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
子要素として配置できる要素:文字データ,external̲char,ruby,オブジェクト要素及びspan
table
表の指定。
子要素として配置できる要素:tr
th
表見出しを指定する。trの子要素。
子要素として配置できる要素:文字データ,インライン要素及びオブジェクト要素
thは,次の属性をもつ。
[属性]
rowspan [optional]
下方向の連結セル数を指定。
属性値として次の値をとる。
[n]
0以上の整数。0を指定すると自身のセルも含めた全ての下方向のセルを連結する。
colspan [optional]
右方向の連結セル数を指定。
属性値として次の値をとる。
[n]
0以上の整数。0を指定すると自身のセルも含めた全ての右方向のセルを連結する。
tr
列の指定。tableの子要素。
子要素として配置できる要素:th及びtd
td
セルの指定。trの子要素。
子要素として配置できる要素:文字データ,インライン要素及びオブジェクト要素
tdは,次の属性をもつ。
[属性]
rowspan [optional]
垂直方向の連結セル数を指定。
属性値として次の値をとる。
[n]
0以上の整数。0を指定すると自身のセルも含めた全ての垂直方向のセルを連結する。
colspan [optional]
水平方向の連結セル数を指定。
属性値として次の値をとる。
[n]
0以上の整数。0を指定すると自身のセルも含めた全ての水平方向のセルを連結する。
img(空要素)
画像を指定するか,又は塗りつぶしを指定する。
子要素として配置できる要素:なし
234
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
imgは,次の属性をもつ。
[属性]
src [required]
画像URI又は塗りつぶしを指定する。
属性値として次の値をとる。
URI
画像を表示させる場合のURIを指定。
"paint:"
塗りつぶしを指定する。
alt [optional]
代替文字列を指定。
longdesc [optional]
画像に関する長い説明の参照先を指定。
width [optional]
画像を表示する幅を指定。
属性値として次の値をとる。
[n]px又は[n]%
height [optional]
画像を表示する高さを指定。
属性値として次の値をとる。
[n]px又は[n]%
usemap [optional]
関連付ける画像マップのURIを指定。
line [optional]
画像のサイズを文字サイズ(1以上の整数値)で指定。
scale [optional]
画像サイズを元のサイズの縮尺で指定する。
属性値として次の値をとる。
[n]%
bordercolor [optional]
境界の色。
属性値として次の値をとる。
colorvalue
border [optional]
境界の幅。
属性値として次の値をとる。
[n]
hspace [optional]
水平方向の余白を指定する。
属性値として次の値をとる。
235
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
[n](0以上の整数値)
vspace [optional]
垂直方向の余白を指定する。
属性値として次の値をとる。
[n](0以上の整数値)
dspace [optional]
進行方向の余白を,0以上の整数値で指定する。
属性値として次の値をとる。
[n](0以上の整数値)
snap [optional]
テキストフィールドの枠にスナップ。
属性値として次の値をとる。
"frame"
テキストフィールドの枠にスナップ。
注記 書籍閲覧アプリケーションによって確保される表示領域から上下左右の余白を除いた領域
を“テキストフィールド”と定義する。
linemode [optional]
インライン画像の回り込みのモード指定。
属性値として次の値をとる。
bool
targetplane [optional]
画像をテキストと同じバッファに描画する指定を行う。この属性が指定された画像に対して,文字
に対する色指定が有効になる。
属性値として次の値をとる。
"text"
画像をテキストと同じバッファに描画。
drawing [optional]
タイリング表示。
属性値として次の値をとる。
"tile"
タイリング表示。
color [optional]
塗りつぶし色の指定。
属性値として次の値をとる。
colorvalue
opacity [optional]
塗りつぶし色の透明度の指定。
属性値として次の値をとる。
[n](0〜255の整数値)
loop [optional]
236
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
アニメーションの繰返し回数。
属性値として次の値をとる。
[n](1以上の整数値)
start [optional]
src属性でアニメーションオブジェクトが指定された場合に,そのアニメーションオブジェクトの再
生の開始を指示するトリガーを指定する。
属性値として次の値をとる。
"auto"
表示領域に入るごとに,自動的に先頭から再生を開始する。前回の表示時に再生が途中で終わっ
ている場合であっても,必ず先頭から再生される。
"event"
イベントデータの指示に従って再生を開始する。
a [optional]
画像の表示位置の指定をする場合の原点を設定。
属性値として次の値をとる。
posNumber
x [optional]
aで指定した原点からの水平方向のオフセット値。
属性値として次の値をとる。
[n]
y [optional]
aで指定した原点からの垂直方向のオフセット値。
属性値として次の値をとる。
[n]
o [optional]
画像の回り込みのモードを指定。
属性値として次の値をとる。
bool
mode [optional]
画像が画面下部に配置されたときに,書籍閲覧アプリケーションでの画面下部のツール表示との重
なりを制御する。1が指定された場合には画面下部のツールが表示されている場合には,画像を表示
しない。
属性値として次の値をとる。
[n](0又は1)
shrink [optional]
画像サイズがページをはみ出す場合の表示方法を指定。
属性値として次の値をとる。
"screen"
縮小して全体を表示。
startpoint [optional]
237
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
縮小されている画像を拡大するときの原点を設定。
属性値として次の値をとる。
posNumber
preview [optional]
画像サイズが実寸以外のサイズで指定されている場合に,実寸表示する機能を制御する。falseが指
定された場合には,実寸表示機能を無効にする。
属性値として次の値をとる。
bool
id [optional]
要素の識別子を指定する。XMLファイル内で一意的である必要がある。文字データで指定する。
class [optional]
要素の類別を文字データで指定する。
pdef(空要素)
挿絵の挿入タグ。挿絵にする画像を指定するか,又は挿絵に塗りつぶしを指定。
子要素として配置できる要素:なし
head要素に記述する。
pdefは,次の属性をもつ。
[属性]
src [required]
画像URI又は塗りつぶしを指定する。
属性値として次の値をとる。
URI
画像を表示させる場合のURIを指定。
"paint:"
塗りつぶしを指定する。
id [optional]
要素の識別子を指定する。XMLファイル内で一意的である必要がある。文字データで指定する。
a [optional]
画像の表示位置の指定をする場合の原点を設定。
属性値として次の値をとる。
posNumber
alt [optional]
代替文字列を指定。
width [optional]
画像を表示する幅を指定。
属性値として次の値をとる。
[n]px又は[n]%
height [optional]
画像を表示する高さを指定。
属性値として次の値をとる。
238
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
[n]px又は[n]%
usemap [optional]
関連付ける画像マップのURIを指定。
bordercolor [optional]
境界の色。
属性値として次の値をとる。
colorvalue
border [optional]
境界の幅。
属性値として次の値をとる。
[n]
hspace [optional]
水平方向の余白を指定する。
属性値として次の値をとる。
[n](0以上の整数値)
vspace [optional]
垂直方向の余白を指定する。
属性値として次の値をとる。
[n](0以上の整数値)
color [optional]
塗りつぶし色の指定。
属性値として次の値をとる。
colorvalue
opacity [optional]
塗りつぶし色の透明度の指定。
属性値として次の値をとる。
[n](0〜255の整数値)
x [optional]
aで指定した原点からの水平方向のオフセット値。
属性値として次の値をとる。
[n]
y [optional]
aで指定した原点からの垂直方向のオフセット値。
属性値として次の値をとる。
[n]
o [optional]
画像の回り込みのモードを指定。
属性値として次の値をとる。
bool
mode [optional]
239
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
画像が画面下部に配置されたときに,書籍閲覧アプリケーションでの画面下部のツール表示との重
なりを制御する。1が指定された場合には画面下部のツールが表示されている場合には,画像を表示
しない。
属性値として次の値をとる。
[n](0又は1)
shrink [optional]
画像サイズがページをはみ出す場合の表示方法を指定。
属性値として次の値をとる。
"screen"
縮小して全体を表示。
startpoint [optional]
縮小されている画像を拡大するときの原点を設定。
属性値として次の値をとる。
posNumber
preview [optional]
画像サイズが実寸以外のサイズで指定されている場合に,実寸表示する機能を制御する。falseが指
定された場合には,実寸表示機能を無効にする。
属性値として次の値をとる。
bool
phead(空要素)
pdefで定義した画像の開始位置。フロー内でptail要素が出現するまで画像を表示する。
子要素として配置できる要素:なし
pheadは,次の属性をもつ。
[属性]
ref̲id [required]
pdefで指定した画像のIDを指定。書籍内のいずれかのpdef要素のid属性に一致しなければならな
い。
delay [optional]
この要素が指定されたページから何ページあとに表示するかの指定。
属性値として次の値をとる。
[n](0以上の整数値)
省略時:0
ptail(空要素)
pdefで定義した画像の終了位置。
子要素として配置できる要素:なし
ptailは,次の属性をもつ。
[属性]
ref̲id [required]
pdefで指定した画像のIDを指定。書籍内のいずれかのpdef要素のid属性に一致しなければならな
い。
240
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
delay [optional]
この要素が指定されたページから何ページあとまで表示するかの指定。
属性値として次の値をとる。
[n](0以上の整数値)
省略時:0
area(空要素)
画像マップの領域を指定。
子要素として配置できる要素:なし
注釈 動作内容は,href,target,ref̲id若しくはref̲itemid,又はtypeのいずれかで記述する。詳細に
ついては,a属性の注釈を参照。
areaは,次の属性をもつ。
[属性]
alt [optional]
代替して表示するテキスト。
shape [optional]
領域の形状を定義。
省略時の値は"poly"。
属性値として次の値をとる。
"rect"
四角形。
"circle"
円形。
"poly"
多角形。
"default"
画像全体。
coords [optional]
領域の位置及び大きさの指定。記述する値はshape属性値によって異なる。
rect:く(矩)形の左上のx座標,y座標,右下のx座標,y座標をカンマ区切りで指定する。
circle:中心のx座標,y座標,半径をカンマ区切りで指定する。
poly:各頂点のx座標,y座標をカンマ区切りで指定する。
href [optional]
リンク先のURI。
target [optional]
表示させるフレームの名前の指定。
title [optional]
ロールオーバー時にタイトルバーに表示される文字列を指定。
ref̲itemid [optional]
参照先のファイル(テキストファイル又はメディアファイル)のidを指定。参照先がメディアファ
イルの場合は,そのメディアファイルを再生開始する。
241
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
ref̲id [optional]
参照先のidを指定。
shake [optional]
クリック時に振動させるか否か。
属性値として次の値をとる。
bool
background [optional]
バックグラウンドで実行させるか否か。
属性値として次の値をとる。
bool
cmd [optional]
プロトコル指定。
属性値として次の値をとる。
"appl:"creator
開くアプリケーションのクリエータコード(Mac OSにおける4文字のアプリケーション識別コ
ード)。Mac OSでだけ動作。
"exe:"exename
開くアプリケーションのプロセス名。Windowsでだけ動作。
"tel:"電話番号
電話をかける。
"mailto:"メールアドレス
メーラーを立ち上げる。
"nexthead"
次の見出しへ移動する。
"prevhead"
前の見出しへ移動する。
"next"
次ページへ移動する。
"prev"
前ページへ移動する。
"top"
書籍の最初のフローへ移動する。
"bottom"
書籍の最後のフローの末尾へ移動する。
"back"
履歴を戻る。
"forward"
履歴を進む。
map
画像マップを定義。
242
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
子要素として配置できる要素:ブロックレベル要素及びarea
mapは,次の属性をもつ。
[属性]
name [optional]
マップ名。
属性値として次の値をとる。
文字列
id [optional]
要素(イメージマップ)の識別子を指定する。XMLファイル内で一意的である必要がある。文字デ
ータで指定する。属性値として次の値をとる。
文字列
title [optional]
マップタイトル。
属性値として次の値をとる。
文字列
link(空要素)
文書の関連付けを定義する。headの子要素。
子要素として配置できる要素:なし
linkは,次の属性をもつ。
[属性]
rel [optional]
この文書からみた,リンク先の文書との関係を表す。
属性値として次の値をとる。
"stylesheet"
デフォルトで適用されるスタイルシートを表す。
"alternate stylesheet"
デフォルトで適用されないスタイルシートを表す。
href [optional]
関連付ける文書のURI(スタイルシートのファイル名など)。
type [optional]
MIME TYPE
注釈 "text/css"に限定
media [optional]
出力の対象として想定しているメディア。screenの場合は続けて,画面サイズ及び色数が指定でき
る。
ruby
ルビ。
子要素として配置できる要素:次のいずれかであって,出現順もこのとおりでなければならない。(rb, rt),
(rb, rp, rt, rp),(rbc, rtc)又は(rbc, rp, rtc, rp)
rb
243
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
ルビの親文字。
子要素として配置できる要素:文字データ,インライン要素及びオブジェクト要素
rt
ルビのテキスト。
子要素として配置できる要素:文字データ,インライン要素及びオブジェクト要素
rbc
ルビの親文字群。
子要素として配置できる要素:rb
rtc
ルビ文字群。
子要素として配置できる要素:rt
rp
代替文字用括弧の指定。
子要素として配置できる要素:文字データ及びexternal̲char
例
<ruby><rbc><rb>被</rb><rb>ル</rb><rb>ビ</rb><rb>文</rb><rb>字</rb></rbc><rp>
(</rp><rtc><rt>ひ</rt><rt>る</rt><rt>び</rt><rt>も</rt><rt>じ</rt></rtc><rp>)
</rp></ruby><ruby><rb>漢字</rb><rp>(</rp><rt>かんじ</rt><rp>)</rp></ruby>
<ruby><rbc><rb>被</rb><rb>ル</rb><rb>ビ</rb><rb>文</rb><rb>字</rb></rbc><rp>
(</rp><rtc><rt>ひ</rt><rt>る</rt><rt>び</rt><rt>も</rt><rt>じ</rt></rtc><rp>)
</rp></ruby><ruby><rb>漢字</rb><rp>(</rp><rt>かんじ</rt><rp>)</rp></ruby>
<ruby><rb>漢字</rb><rp>(</rp><rt>かんじ</rt><rp>)</rp></ruby>
<ruby><rb>漢字</rb><rp>(</rp><rtc><rt>かん</rt><rt>じ</rt></rtc><rp>)</rp></ruby>
audio(空要素)
音声データを再生。
子要素として配置できる要素:なし
audioは,次の属性をもつ。
[属性]
src [optional]
属性値として次の値をとる。
音声データのURI
video(空要素)
動画データを再生。
子要素として配置できる要素:なし
videoは,次の属性をもつ。
[属性]
src [optional]
属性値として次の値をとる。
動画データのURI
action(空要素)
244
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
フロー間のページめくりの制御。
子要素として配置できる要素:なし
actionは,次の属性をもつ。
[属性]
onopen [optional]
この要素が指定されたページに移動するときに開くファイルの指定。
属性値として次の値をとる。
URI
onclose [optional]
この要素が指定されたページから離れるときに開くファイルの指定。
属性値として次の値をとる。
URI
background [optional]
バックグラウンドで実行する。
属性値として次の値をとる。
bool
cmd [optional]
プロトコル指定。
属性値として次の値をとる。
"appl:"creator
開くアプリケーションのクリエータコード(Mac OSにおける4文字のアプリケーション識別コ
ード)。Mac OSでだけ動作。
"exe:"exename
開くアプリケーションのプロセス名。Windowsでだけ動作。
"tel:"電話番号
電話をかける。
"mailto:"メールアドレス
メーラーを立ち上げる。
"nexthead"
次の見出しへ移動する。
"prevhead"
前の見出しへ移動する。
"next"
次ページへ移動する。
"prev"
前ページへ移動する。
"top"
書籍の最初のフローへ移動する。
"bottom"
書籍の最後のフローの末尾へ移動する。
245
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
"back"
履歴を戻る。
"forward"
履歴を進む。
case及びnocase
条件判断(<case>は〜である場合,<nocase>は〜でない場合を指定する。)
子要素として配置できる要素:文字データ,ブロックレベル要素,インライン要素及びオブジェクト要
素
注釈 <case>〜</case><nocase>〜</nocase>で選択動作の対象にしたい部分を囲む。
case及びnocaseは,次の属性をもつ。
[属性]
dir [optional]
縦書きであるか,又は横書きであるかを判定基準とする。
属性値として次の値をとる。
"vertical"
縦書き。
"horizontal"
横書き。
cpu [optional]
CPUのアーキテクチャーを判定基準とする。
属性値として次の値をとる。
CPU名
条件分岐させるCPU名を記載。(例)"ppc","68k","x86"
os [optional]
OSを示すキーワードを判定基準とする。
属性値として次の値をとる。
OS名
条件分岐させるOS名を記載。(例)"mac","win32","ios","android"
screen [optional]
表示されるウィンドウサイズを判定基準とする。
属性値として次の値をとる。
"pda"
ウィンドウサイズの短辺が320ピクセル以下。
"portrait"
ウィンドウの比率が縦長(正方形の場合にも真)。
"landscape"
ウィンドウの比率が横長。
mask
maskタグで挟まれた文字列又は指定した文字列をクリックするたびに,マスクをかけたりマスクを外し
たりできるようにする。
246
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
子要素として配置できる要素:文字データ,インライン要素及びオブジェクト要素
maskは,次の属性をもつ。
[属性]
initial̲flag [optional]
初期状態を設定。
属性値として次の値をとる。
"on"
マスクをかけた状態を初期状態とする。
"off"
マスクを外した状態を初期状態とする。
trigger̲id [optional]
切り替えるためのトリガ。複数を“,”で区切って指定可能。
id [optional]
要素の識別子を指定する。XMLファイル内で一意的である必要がある。文字データで指定する。属
性値として次の値をとる。
文字列
mask̲type [optional]
マスク方法を指定する。次の属性値のいずれかを指定可能。
属性値として次の値をとる。
"default"
書籍閲覧アプリケーションのデフォルトの方式でマスク処理する。
"color"
文字色及び背景色をcolor特性で指定された色に設定する。color特性が省略された場合は,color
特性の省略時のテキストの色をマスクの色とする。
hold̲flag [optional]
マスクのON又はOFF状態の保存方法を指定。
属性値として次の値をとる。
"scope"
このテキストオブジェクト実体の表示が終わるまでマスク状態を保存しておく。
"on̲power"
書籍を閉じるまでマスク状態を保持しておく。
"save"
書籍を閉じるときに,現在のマスク状態を保存しておく。次回の読書時にその状態が初期値とし
て使用される。
class[optional]要素の類別を文字データで指定する。
tts
TTS(Text-to-Speech)発音時の区切り情報
子要素として配置できる要素:文字データ,ブロックレベル要素,インライン要素及びオブジェクト要
素
記述例
247
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
<tts>The computer is an important research tool</tts>
注釈 デフォルトの言語はbibliography要素の子要素であるlanguage要素又はhtml要素のxml:lang属
性で指定可能。別の方法として,tts要素の中にspan要素をおき,そのxml:lang属性で表現す
ることも可能。
ttsは,次の属性をもつ。
[属性]
speaker [optional]
話者情報。
属性値として次の値をとる。
"male"
成人男性。
"female"
成人女性。
"child"
子供。
C.3.4 辞書関連
ref
参照を示す。“〜も見よ”という意味。bodyの子要素。
子要素として配置できる要素:文字データ及びexternal̲char
refは,次の属性をもつ。
[属性]
id [required]
参照先項目のID。dict̲itemで定義したIDを指定する。
type [optional]
参照の種別。
dict̲item
項目の情報をまとめる要素。
子要素として配置できる要素:文字データ,インライン要素,オブジェクト要素,gender,psp,glabel,
pronunciation,inflec,lang,slabel,spellout,variant及びetymology
dict̲itemは,次の属性をもつ。
[属性]
type [optional]
種別。
id [required]
ID番号。編集上必要とされる,項目に付与される,改訂の前後で変わらない番号を想定。
rank [optional]
重要な単語などの情報。
level [optional]
階層レベル。
248
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
page̲break [optional]
このタグの末尾で改ページ指定。
属性値として次の値をとる。
bool
turning̲page̲control [optional]
page̲break属性で"yes"を指定する場合,通常のスクロール操作時に,この単語の改ページ位置から
前後のデータへの移動を禁止するかどうかを制御する。
属性値として次の値をとる。
"on"
前後のデータのいずれにも移動できない。
"off"
前後のデータのいずれにも移動できる。
"forward"
前のデータには移動できるが,後のデータに移動できない。
"back"
前のデータには移動できないが,後のデータには移動できる。
revision [optional]
この単語データを追加するときのコンテンツの改訂バージョンを示す。
属性値として次の値をとる。
数字
delete [optional]
この単語データの内容を削除するかどうかを指定する。
属性値として次の値をとる。
bool
reghead
検索語をまとめる要素型。一つ以上のheadword及び0個以上のkeyを子要素にもつ。
子要素として配置できる要素:headword及びkey
headword
検索語ごとに存在する要素型。
子要素として配置できる要素:文字データ及びexternal̲char
注釈 headの子要素には必ず一つ以上存在する。
headwordは,次の属性をもつ。
[属性]
type [optional]
検索語の種別。発音の場合は"pronunciation"。
属性値として次の値をとる。
"pronunciation"
発音。
table̲id [required]
検索テーブルの指定。
249
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
phonetic̲notation [optional]
言語の音声を文字で表示する音声記号の指定。
省略時の値は"IPA"。
属性値として次の値をとる。
"IPA"
音声記号は国際音声記号(International Phonetic Alphabet)。
key
検索のための入力文字列。子要素として配置できる要素:文字データ
keyは,次の属性をもつ。
[属性]
type [optional]
検索テーブルで許される文字種を設定。
meaning
語義(語義番号ごとに立てる。)。
子要素として配置できる要素:インライン要素及びオブジェクト要素
meaningは,次の属性をもつ。
[属性]
type [optional]
カテゴリー。
subid [optional]
定義中の位置を参照する参照ID。
level [optional]
意味のレベル。0〜9の数字で指定。
no [optional]
そのレベルの意味の数。0〜9の数字で指定。
example
用例。
子要素として配置できる要素:インライン要素及びオブジェクト要素
exampleは,次の属性をもつ。
[属性]
type [optional]
用例の種別。
subhead
小見出しの先頭(必須ではない。)。
子要素として配置できる要素:subheadword,meaning,example及びkey
subheadは,次の属性をもつ。
[属性]
subid [optional]
当該小見出し参照ID。
type [optional]
250
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
小見出しの種別。
subheadword
小見出し語。
子要素として配置できる要素:文字データ及びexternal̲char
subheadwordは,次の属性をもつ。
[属性]
subid [optional]
当該小見出し語の参照ID。
type [optional]
小見出語の種別。
split
データをアルファベット単位などに分割。
子要素として配置できる要素:インライン要素及びオブジェクト要素
splitは,次の属性をもつ。
[属性]
level [optional]
階層レベル。0〜9の数字で指定。
column
囲み記事及び網掛け記事を作る。
子要素として配置できる要素:インライン要素及びオブジェクト要素
columnは,次の属性をもつ。
[属性]
subid [required]
当該コラムの参照ID。
type [optional]
コラムの種別。
gender
性種別。dict̲itemの子要素。
子要素として配置できる要素:インライン要素及びオブジェクト要素
glabel
文法ラベル。dict̲itemの子要素。
子要素として配置できる要素:インライン要素及びオブジェクト要素
pronunciation
発音記号。dict̲itemの子要素。
子要素として配置できる要素:インライン要素及びオブジェクト要素
pronunciationは,次の属性をもつ。
[属性]
phonetic̲notation [optional]
言語の音声を文字で表示する音声記号の指定。
省略時の値は"IPA"。
251
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
属性値として次の値をとる。
"IPA"
音声記号は国際音声記号(International Phonetic Alphabet)。
psp
品詞。dict̲itemの子要素。
子要素として配置できる要素:インライン要素及びオブジェクト要素
inflec
語形変化。dict̲itemの子要素。
子要素として配置できる要素:インライン要素及びオブジェクト要素
lang
言語種別。dict̲itemの子要素。
子要素として配置できる要素:インライン要素及びオブジェクト要素
slabel
専門用語ラベル。dict̲itemの子要素。
子要素として配置できる要素:インライン要素及びオブジェクト要素
spellout
見出し語の省略部分。dict̲itemの子要素。
子要素として配置できる要素:インライン要素及びオブジェクト要素
spelloutは,次の属性をもつ。
[属性]
org [optional]
表示でどう置き替えるか。
variant
異型語。dict̲itemの子要素。
子要素として配置できる要素:インライン要素及びオブジェクト要素
search̲page
検索画面オブジェクト実体。
子要素として配置できる要素:search̲page̲title,key̲input̲region及びsearch̲link̲item
search̲page̲title
検索画面のタイトル及び画像。
子要素として配置できる要素:文字データ及びexternal̲char
search̲page̲titleは,次の属性をもつ。
[属性]
src [optional]
検索画面画像データファイル名。
key̲input̲region
見出し語入力領域。
子要素として配置できる要素:key̲input̲region̲prompt及びenable̲key̲type
key̲input̲regionは,次の属性をもつ。
[属性]
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C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
table̲id [optional]
見出し語入力領域と対応付ける検索テーブルのID。
属性値として次の値をとる。
文字列
search̲type [optional]
検索方法の指定。
属性値として次の値をとる。
"matches̲only"
絞込み検索。入力領域に入力された文字列が先頭文字から比較され,一致する部分をもつ見出し
語だけが検索結果として表示される。
"matches̲first"
頭だし検索。入力領域に入力された文字列が先頭文字から比較され,一致する部分をもつ先頭の
語と,その見出し語の次以降に登録されている見出し語とを,検索結果として表示する。
key̲input̲region̲prompt
入力領域の近くに表示される文字列。key̲input̲regionの子要素。
子要素として配置できる要素:文字データ及びexternal̲char
enable̲key̲type
見出し語入力領域に入力可能な文字の種類を設定する。省略不可。指定可能な属性及び子要素について
はこの要素がsearch̲table̲defの子要素であるときと同じである。この要素がkey̲input̲regionの子要素で
あるときの設定は,関連する検索テーブルの設定のサブセットになる。すなわち,後者の設定で入力可能
に設定されている文字種を,前者の設定で入力禁止にすることは可能であるが,逆に後者の設定で入力禁
止に設定されている文字種を前者の設定で入力可能にすることはできない。
子要素として配置できる要素:char̲list
search̲link̲item
リンク先一覧に関する情報を設定する。
子要素として配置できる要素:search̲link̲title
search̲link̲itemは,次の属性をもつ。
[属性]
id [required]
文字列ID。
属性値として次の値をとる。
文字列
search̲link̲title
リンク先一覧に表示するタイトル。<search̲link̲item>の子要素。
子要素として配置できる要素:文字データ及びexternal̲char
search̲link̲titleは,次の属性をもつ。
[属性]
xml:lang [optional]
デフォルトの言語。
lang̲code [optional]
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C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
タイトルの言語コードを指定。
etymology
語源情報。dict̲itemの子要素。
子要素として配置できる要素:インライン要素及びオブジェクト要素
tts
TTS発音時の区切り情報。
子要素として配置できる要素:文字データ,ブロックレベル要素,インライン要素及びオブジェクト要
素
記述例
<tts>The computer is an important research tool</tts>
注釈 デフォルトの言語はbibliography要素の子要素であるlanguage要素又はhtml要素のxml:lang属
性で指定可能。また,dict-item要素の子要素である場合は,dict-item要素のlang属性で指定す
ることもできる。別の方法として,tts要素の中にspan要素をおき,そのxml:lang属性で表現
することも可能。
ttsは,次の属性をもつ。
[属性]
speaker [optional]
話者情報。
属性値として次の値をとる。
"male"
成人男性。
"female"
成人女性。
"child"
子供。
C.3.5 検索テーブル関連
search̲table
検索テーブルのルート要素。コンテンツ内に最大一つだけ存在する。
子要素として配置できる要素:search̲table̲def
search̲tableは,次の属性をもつ。
[属性]
bookmark [optional]
このコンテンツに含まれる検索テーブルを,ビューアの辞書用しおり機能(検索を行うたびに自動
的に見出し語を記録する検索履歴機能)の対象とするかどうかを指定する。省略されたときは"false"
とする。
属性値として次の値をとる。
bool
254
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
wordbook [optional]
このコンテンツに含まれる検索テーブルを,ビューアの単語帳機能(見出し語を登録し,登録した
見出し語を表示する機能)の対象とするかどうかを指定する。省略されたときは"false"とする。
属性値として次の値をとる。
bool
jump̲search̲root [optional]
このコンテンツをビューアのスーパージャンプ検索機能(コンテンツの本文を表示している状態で,
本文から文字列を選択し,その文字列を検索語として,複数のコンテンツを対象に検索を行う機能。)
の検索元とするかどうかを指定する。省略されたときは"true"とする。
属性値として次の値をとる。
bool
jump̲search [optional]
このコンテンツに含まれる検索テーブルをビューアのスーパージャンプ検索機能,W検索機能(コ
ンテンツの本文を表示している状態で,ユーザが入力した文字列を検索語として,複数のコンテンツ
を対象に検索を行う機能。)の対象とするかどうかを指定する。省略されたときは"true"とする。
属性値として次の値をとる。
bool
all̲search [optional]
このコンテンツに含まれる検索テーブルを,ユーザが入力した文字列をキーとした(コンテンツの
本文は表示されていない状態で)複数のコンテンツの検索の対象とするかどうかを指定する。省略さ
れたときは"true"とする。
属性値として次の値をとる。
bool
search̲table̲def
検索テーブルごとに検索テーブルに関する情報を設定する。<search̲table>の下の子要素として最低一つ
は存在する。
子要素として配置できる要素:enable̲key̲type及びkey̲normalization
search̲table̲defは,次の属性をもつ。
[属性]
id [required]
検索テーブルのID。コンテンツ内に同じIDをもつ複数の検索テーブルがあってはならない。
属性値として次の値をとる。
文字列
use̲default [optional]
検索テーブルを使った検索処理に,検索テーブルの指定が特にない場合に,デフォルトとして使っ
てよいかを指定する。省略時の値は"false"。
属性値として次の値をとる。
bool
sorting̲rule [optional]
見出し語をテーブルに格納するときソーティングの順序を指定。この属性は,言語ごとに異なる順
255
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
序付け規則を許容するためのものである。省略時の値は"implicit"。
属性値として次の値をとる。
"implicit"
コンテンツ内の記述順どおり。
"unicode"
ユニコードの順で。
"other"
その他。
name [optional]
検索テーブルに名称を与える。検索結果のリスト表示で用いることが想定されている。
short̲name [optional]
検索テーブルに短縮されたバージョンの名称を与える。name属性で与えたものより長いものは許容
されない。検索結果のリスト表示で用いることが想定されている。
wild [optional]
ワイルドカード用の検索テーブルを出力するかどうかを指定する。省略時の値は"false"。
属性値として次の値をとる。
bool
blank [optional]
ブランクワード用検索テーブルを出力するかどうかを指定する。省略時の値は"false"。
属性値として次の値をとる。
bool
end [optional]
語尾検索用の検索テーブルを出力するかどうかを指定する。省略時の値は"false"。
属性値として次の値をとる。
bool
help̲item̲id [optional]
検索テーブルに関する説明を記述したフローデータのID。idは<item>で記述したものを指定する。
enable̲key̲type
この検索テーブルに登録される見出し語の検索文字列に使用できる文字の種類を指定する。
search̲table̲defの子要素。
子要素として配置できる要素:char̲list
enable̲key̲typeは,次の属性をもつ。
[属性]
numerals [optional]
見出し語の検索文字列に数字を使用するかどうかを指定する。省略時の値は"false"。
属性値として次の値をとる。
bool
basic̲alphabet [optional]
見出し語の検索文字列にアルファベットを使用するかどうかを指定する(US-ASCIIに含まれる,ア
クセントの付かない文字に限定する。)。省略時の値は"false"。
256
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
属性値として次の値をとる。
bool
kana [optional]
見出し語の検索文字列に仮名を使用するかどうかを指定する。省略時の値は"false"。
属性値として次の値をとる。
bool
kanji [optional]
見出し語の検索文字列に漢字を使用するかどうかを指定する。省略時の値は"false"。
属性値として次の値をとる。
bool
listed [optional]
文字のリストを与える。"true"の場合,文字は子要素char̲listに記述。"true"の場合,numerals,
basic̲alphabet,kana及びkanji属性は無視される。省略時の値は"false"。
属性値として次の値をとる。
bool
key̲normalization(空要素)
この検索テーブルに登録される見出し語の読みに対する正規化規則を指定する。<search̲table̲def>の子
要素。
子要素として配置できる要素:なし
key̲normalizationは,次の属性をもつ。
[属性]
capitalization [optional]
大文字に正規化するかどうかを指定する。省略時の値は"true"。
属性値として次の値をとる。
bool
cho̲on [optional]
長音の変換方法を指定する。
省略時の値は"delete"。
属性値として次の値をとる。
"delete"
削除する。
"repeat"
前の文字の母音を繰り返す。
"as̲is"
変換しない
daku̲on [optional]
濁音を清音に変換するかどうかを指定する。省略時の値は"true"。
属性値として次の値をとる。
bool
handaku̲on [optional]
257
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
半濁音を清音に変換するかどうかを指定する。省略時の値は"true"。
属性値として次の値をとる。
bool
soku̲on [optional]
促音を大文字に変換するかどうかを指定する。省略時の値は"true"。
属性値として次の値をとる。
bool
yo̲on [optional]
よう(拗)音を大文字に変換するかどうかを指定する。省略時の値は"true"。
属性値として次の値をとる。
bool
other̲small̲kana [optional]
促音及びよう(拗)音以外の仮名小文字を大文字に変換するかどうかを指定する。省略時の値は"true"。
属性値として次の値をとる。
bool
char̲list
enable̲key̲typeでlisted="true"とした場合の文字のリストを指定する。enable̲key̲typeの子要素。
子要素として配置できる要素:文字データ
C.3.6 コミック関連
comic̲cell̲type̲body
セル表示用コミック本文データの親タグ。bodyの子要素。一つ以上のcellを子要素にもつ。
子要素として配置できる要素:cell
comic̲cell̲type̲bodyは,次の属性をもつ。
[属性]
bg̲color [optional]
このセル表示用コミック本文データ内の各セル画像を表示するときの画像表示領域内の背景色。
bg̲color̲space [optional]
背景色の色空間。
属性値として次の値をとる。
"RGB"
色空間はRGBである。
comic̲page̲type̲body
ページ表示用コミック本文データの親タグ。bodyの子要素。一つ以上のpageを子要素にもつ。
子要素として配置できる要素:page
comic̲page̲type̲bodyは,次の属性をもつ。
[属性]
bg̲color [optional]
このページ表示用コミック本文データ内の各ページ画像を表示するときの画像表示領域内の背景色。
bg̲color̲space [optional]
背景色の色空間。
258
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
属性値として次の値をとる。
"RGB"
色空間はRGBである。
order [optional]
このページ表示用コミック本文データの各ページについて,ページ内のコマ(セル画像に相当)の
表示順(開始位置及び終了位置)を指定。
属性値として次の値をとる。
"RT-LB"
右上開始−左下終了。ページ表示切替え,及び次ページめくりのときは,ページ画像の右上端を
画像表示領域の右上端に一致させて,ページ画像が表示される。前ページめくりのときは,ページ
画像の左下端を画像表示領域の左下端に一致させて,ページ画像が表示される。
"LT-RB"
左上開始−右下終了。ページ表示切替え,及び次ページめくりのときは,ページ画像の左上端を
画像表示領域の左上端に一致させて,ページ画像が表示される。前ページめくりのときは,ページ
画像の右下端を画像表示領域の右下端に一致させて,ページ画像が表示される。
"RB-LT"
右下開始−左上終了。ページ表示切替え,及び次ページめくりのときは,ページ画像の右下端を
画像表示領域の右下端に一致させて,ページ画像が表示される。前ページめくりのときは,ページ
画像の左上端を画像表示領域の左上端に一致させて,ページ画像が表示される。
"LB-RT"
左下開始−右上終了。ページ表示切替え,及び次ページめくりのときは,ページ画像の左下端を
画像表示領域の左下端に一致させて,ページ画像が表示される。前ページめくりのときは,ページ
画像の右上端を画像表示領域の右上端に一致させて,ページ画像が表示される。
cell
セルデータ。aタグの子要素としたり,子要素としてmapを指定したりすることができる。
子要素として配置できる要素:cell̲scene,speech及びmap
cellは,次の属性をもつ。
[属性]
src [required]
このセルの画像。
bg̲color [optional]
画像表示領域内の背景色。
bg̲color̲space [optional]
背景色の色空間。
属性値として次の値をとる。
"RGB"
色空間はRGBである。
fit [optional]
bvf要素のdisplay̲size属性で指定した推奨画面サイズ(シーンのサイズに相当)より,端末の表示
画面サイズの方が小さい場合に,シーンのFit表示(アスペクト比は保存)を許可するかどうかを設
259
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
定する。省略時の値は"false"。
属性値として次の値をとる。
bool
effect [optional]
一つ前のセル画像からこのセル画像を表示するときの表示効果を指定する。
属性値として次の値をとる。
"fade-in"
画像表示領域を背景色で表示後,セル画像を徐々に表示。
"dissolve"
前のセル画像の上に次のセル画像を徐々に表示。
"slide-right"
画像表示領域を背景色で表示後,セル画像を左から右へスライド表示。
"slide-left"
画像表示領域を背景色で表示後,セル画像を右から左へスライド表示。
"slide-up"
画像表示領域を背景色で表示後,セル画像を下から上へスライド表示。
"slide-down"
画像表示領域を背景色で表示後,セル画像を上から下へスライド表示。
"overwrite-right"
前のセル画像の上に次のセル画像を左から右へ上書き表示。
"overwrite-left"
前のセル画像の上に次のセル画像を右から左へ上書き表示。
"overwrite-up"
前のセル画像の上に次のセル画像を下から上へ上書き表示。
"overwrite-down"
前のセル画像の上に次のセル画像を上から下へ上書き表示。
"box-center"
画像表示領域を背景色で表示後,真ん中から四方向へセル画像を四角拡大表示。
"box-rightdown"
画像表示領域を背景色で表示後,左上から右下へセル画像を四角拡大表示。
"box-leftdown"
画像表示領域を背景色で表示後,右上から左下へセル画像を四角拡大表示。
"box-rightup"
画像表示領域を背景色で表示後,左下から右上へセル画像を四角拡大表示。
"box-leftup"
画像表示領域を背景色で表示後,右下から左上へセル画像を四角拡大表示。
"box-free"
画像表示領域を背景色で表示後,セル画像の任意の位置からセル画像を四角拡大表示。
なお,四角拡大表示の開始位置はeffect̲pos属性で指定する。
"pushout-right"
260
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
前のセル画像を左から右へ押し出しながら次のセル画像を表示。
"pushout-left"
前のセル画像を右から左へ押し出しながら次のセル画像を表示。
"pushout-up"
前のセル画像を下から上へ押し出しながら次のセル画像を表示。
"pushout-down"
前のセル画像を上から下へ押し出しながら次のセル画像を表示。
"wipe-right"
前のセル画像を左から右へ次のセル画像に切り替えながら表示。
"wipe-left"
前のセル画像を右から左へ次のセル画像に切り替えながら表示。
"wipe-up"
前のセル画像を下から上へ次のセル画像に切り替えながら表示。
"wipe-down"
前のセル画像を上から下へ次のセル画像に切り替えながら表示。
"wipe-vertical-in"
前のセル画像を上下から中央へ次のセル画像に切り替えながら表示。
"wipe-vertical-out"
前のセル画像を中央から上下へ次のセル画像に切り替えながら表示。
"wipe-horizontal-in"
前のセル画像を左右から中央へ次のセル画像に切り替えながら表示。
"wipe-horizontal-out"
前のセル画像を中央から左右へ次のセル画像に切り替えながら表示。
"wipe-center-in"
前のセル画像を四隅から中央へ次のセル画像に切り替えながら表示。
"wipe-center-out"
前のセル画像を中央から四隅へ次のセル画像に切り替えながら表示。
"randomblock"
前のセル画像の上に次のセル画像をランダムにブロック単位で徐々に表示。
effect̲time [optional]
effect属性で指定する表示効果の時間を1(速い)〜10(遅い)の10段階の相対時間で設定する。
effect̲pos [optional]
表示効果として任意位置からの四角拡大表示を指定(effect属性で”box-free”を指定)する場合の
開始位置を指定する。effect属性で"box-free"を指定した場合は省略不可。他の値が指定されている場
合は無視される。
なお,指定できる開始位置の範囲はシーン内とする。
scroll [optional]
セルのスクロール方法を指定する。
属性値として次の値をとる。
"custom"
261
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
セル画像の任意座標位置(cell̲sceneのposition属性で指定)にシーンを設定し,設定したシーン
間をスクロール表示する。
"up"
セル画像の下端から上端へスクロール表示する。
"down"
セル画像の上端から下端へスクロール表示する。
"left"
セル画像の右端から左端へスクロール表示する。
"right"
セル画像の左端から右端へスクロール表示する。
"no"
スクロール表示しない(セル画像の中心座標をシーンの中心に設定して表示する。)。
scroll̲time [optional]
このセルのスクロール時間を1(速い)〜10(遅い)の10段階の相対時間で指定する。
vibration [optional]
このセルを表示するとき端末を振動させるかどうかを設定する。
属性値として次の値をとる。
bool
display̲vibration [optional]
このセルを表示するときに画面振動させるかどうかを設定する。
属性値として次の値をとる。
bool
vibration̲direction [optional]
画面振動の方向を設定する。
属性値として次の値をとる。
"vertical"
縦方向。
"horizontal"
横方向。
vibration̲time [optional]
端末の振動時間及び画面振動時間を1(短い)〜5(長い)の5段階の相対時間で設定する。
backlight [optional]
このセルを表示するときにバックライトを点滅させるかどうかを設定する。
属性値として次の値をとる。
bool
backlight̲time [optional]
バックライトの点滅回数を1〜5の5段階で設定する。
backlight̲cycle [optional]
バックライトの点滅周期を1(短い)〜3(長い)の3段階の相対時間で設定する。
sound [optional]
262
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
このセルを表示するときの効果音を指定する。
url̲jump [optional]
このセルに関連するWebサイト(html形式に限定)のURLアドレスを指定する。
jump̲itemid [optional]
セル表示からページ表示へ切り替えるときのジャンプ先のページのIDを指定する。
usemap [optional]
クライアントサイド イメージマップの指定。
id [optional]
属性に識別子を与える。XMLファイル内で一意的でなければならない。テキストデータで与えられ,
各cell要素及びpage要素には一意的に与えられなければならない。
cell̲scene
セルシーンデータ。cellの子要素。
子要素として配置できる要素:cell̲draw̲image
cell̲sceneは,次の属性をもつ。
[属性]
position [optional]
このシーンで画像表示領域の中心に表示するセル画像の座標を指定する。
scroll̲time [optional]
このシーンから次のシーンへの移動時のスクロール時間を1(速い)〜10(遅い)の10段階の相対
時間で指定する。
draw̲image̲time [optional]
シーンを表示した後に,重ね合わせ画像を表示するまでの時間を1(短い)〜3(長い)の3段階の
相対時間で設定する。
vibration [optional]
このシーンを表示するときに端末を振動させるかどうかを設定する。
属性値として次の値をとる。
bool
display̲vibration [optional]
このシーンを表示するときに画面振動させるかどうかを設定する。
属性値として次の値をとる。
bool
vibration̲direction [optional]
画面振動の方向を設定する。
属性値として次の値をとる。
"vertical"
縦方向。
"horizontal"
横方向。
vibration̲time [optional]
端末の振動時間及び画面振動時間を1(短い)〜5(長い)の5段階の相対時間で設定する。
263
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
backlight [optional]
このシーンを表示するときにバックライトを点滅させるかどうかを設定する。
属性値として次の値をとる。
bool
backlight̲time [optional]
バックライトの点滅回数を1〜5の5段階で設定する。
backlight̲cycle [optional]
バックライトの点滅周期を1(短い)〜3(長い)の3段階の相対時間で設定する。
sound [optional]
このシーンを表示するときの効果音を指定する。
url̲jump [optional]
このシーンに関連するWebサイト(html形式に限定)のURLアドレスを指定する。
cell̲draw̲image(空要素)
セルに張り付ける画像データ。cell̲sceneの子要素。
子要素として配置できる要素:なし
タグcell̲draw̲imageは,次の属性をもつ。
[属性]
src [required]
セル画像上に表示する重ね合わせ画像を指定する。
position [required]
src属性で指定する重ね合わせ画像のセル画像上での表示位置(座標)。
speech [optional]
セリフ(テキスト)。
speaker [optional]
発話者。そのセリフをしゃべる登場人物名。
page
ページデータ。comic̲page̲type̲bodyの子要素。
子要素として配置できる要素:page̲image及びspeech
pageは,次の属性をもつ。
[属性]
bg̲color [optional]
このページの画像(page̲image要素で指定)を表示するときの画像表示領域内の背景色
bg̲color̲space [optional]
背景色の色空間。
属性値として次の値をとる。
"RGB"
色空間はRGBである。
id [required]
要素の識別子を指定する。XMLファイル内で一意的である必要がある。テキストデータで指定する。
XMLファイル内で,各cell及びpage要素に対して一意的でなければならない。
264
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
cell̲jump̲id [required]
ページ表示からセル表示へ切り替えるときのジャンプ先のセルのIDを指定する。
属性値として次の値をとる。
文字列
page̲image(空要素)
ページ画像データ。pageの子要素。
子要素として配置できる要素:なし
page̲imageは,次の属性をもつ。
[属性]
src [required]
このページの画像を指定する。
speech
セリフ。cell及びpageの子要素。テキストを子要素に書く。複数指定可能。省略可能。
子要素として配置できる要素:文字データ
speechは,次の属性をもつ。
[属性]
speaker [optional]
発話者。そのセリフをしゃべる登場人物名。
C.3.7 書誌データ
bibliography
書誌情報のルート要素。
子要素として配置できる要素:title,edition,creator,subject,description,publisher,distributor,contributor,
date,identifier,source,language,relation,coverage,rights,price,comment,classification,rating,synopsis
及びimage
title
タイトルを定義。複数記述することもできる。bibliographyの子要素。
子要素として配置できる要素:文字データ,external̲char,ruby及びcomment
titleは,次の属性をもつ。
[属性]
reading [optional]
タイトルの読み。
type [optional]
タイトルの種別。
属性値として次の値をとる。
"title"
タイトル名。
"series"
シリーズ名。
"subtitle"
サブタイトル名。
265
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
"other"
その他。
edition
エディション。bibliographyの子要素。
子要素として配置できる要素:文字データ,external̲char,ruby及びcomment
editionは,次の属性をもつ。
[属性]
reading [optional]
読み。
creator
制作者。organization,person及びcommentを子要素にもつことで詳細を定義する。bibliographyの子要素。
子要素として配置できる要素:organization,person及びcomment
creatorは,次の属性をもつ。
[属性]
role [optional]
役割。
属性値として次の値をとる。
"designer"
デザイン。
"author"
著者。
"editor"
編集者。
"translator"
訳者。
"supervisor"
監修者。
"photographer"
写真。
"illustrator"
イラスト。
"binder"
装丁人。
"planner"
企画者。
"other"
その他。
subject
テーマ。bibliographyの子要素。
子要素として配置できる要素:keyword及びcomment
266
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
description
詳細。bibliographyの子要素。
子要素として配置できる要素:文字データ,external̲char,ruby及びcomment
publisher
出版社の情報を登録。organization,person,comment及びcodeを子要素にもつことで詳細を定義する。
bibliographyの子要素。
子要素として配置できる要素:organization,person,comment及びcode
publisherは,次の属性をもつ。
[属性]
country [optional]
出版国。JIS X 0304で規定された3文字国名コードを小文字で記録する。例えば,日本は“jpn”。
code
出版社などのコード。publisher及びdistrubutorの子要素。
子要素として配置できる要素:文字データ,external̲char,ruby及びcomment
codeは,次の属性をもつ。
[属性]
type [optional]
出版社コードの種別。記述内容は自由。
distributor
頒布者の情報を登録。organization,person,comment及びcodeを子要素にもつことで詳細を定義する。
bibliographyの子要素。
子要素として配置できる要素:organization,person,comment及びcode
contributor
協力者の情報を登録。organization,person及びcommentを子要素にもつことで詳細を定義する。
bibliographyの子要素。
子要素として配置できる要素:organization,person及びcomment
contributorは,次の属性をもつ。
[属性]
role [optional]
役割。
date
日付。system属性で指定した規格に従い標記した日付を子要素にもつ。bibliographyの子要素。
子要素として配置できる要素:文字データ,external̲char,ruby及びcomment
dateは,次の属性をもつ。
[属性]
type [optional]
出版日,発売日,又は改訂日の種別。
属性値として次の値をとる。
"publication"
出版日。
267
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
"sale"
発売日。
"revision"
改訂日。
system [optional]
日付標記の規格を指定する。省略時の値は"ISO8601"。
identifier
コンテンツの識別子を規定。bibliographyの子要素。
子要素として配置できる要素:文字データ,external̲char,ruby及びcomment
identifierは,次の属性をもつ。
[属性]
type [required]
識別子の種別を指定する。(例)"ISBN"
属性値として次の値をとる。
"ISBN"
識別子はISBN。
source
派生元情報への参照。bibliographyの子要素。
子要素として配置できる要素:文字データ,external̲char,ruby及びcomment
language
言語。bibliographyの子要素。
子要素として配置できる要素:文字データ
languageは,次の属性をもつ。
[属性]
system [optional]
言語名が定義されている規格名。
relation
関連する情報への参照。bibliographyの子要素。
子要素として配置できる要素:文字データ,external̲char,ruby及びcomment
coverage
範囲又は対象。bibliographyの子要素。
子要素として配置できる要素:文字データ,external̲char,ruby及びcomment
rights
権利に関する情報。bibliographyの子要素。
子要素として配置できる要素:文字データ,external̲char,ruby及びcomment
price
価格。bibliographyの子要素。
子要素として配置できる要素:文字データ及びcomment
priceは,次の属性をもつ。
[属性]
268
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
currency [required]
通貨。
注釈 ISO 4217の通貨コードに従う。例えば,円はJPY。
country [optional]
対象国。
注釈 JIS X 0304で規定された国名コードの3文字国名コードを小文字で記録する。例えば,
日本は“jpn”。
person
publisher,distributor及びcontributorの子要素として,個人の情報を定義する。名前,連絡先,コメント
などは,name,contact及びcommentタグを子要素にもつことで定義する。
子要素として配置できる要素:name,contact及びcomment
organization
団体情報。publisher,distributor及びcontributorの子要素として,団体の情報を定義する。名前,連絡先,
コメントなどは,name,contact及びcommentタグを子要素にもつことで定義する。
子要素として配置できる要素:name,contact及びcomment
name
名前。person,organization及びaddressの子要素。複数指定可能。
子要素として配置できる要素:文字データ,external̲char,ruby及びcomment
nameは,次の属性をもつ。
[属性]
type [optional]
名前の種別。nameの直接の親要素がorganizationの場合は省略可能。地名もこれで表現。
属性値として次の値をとる。
"first"
名(ファーストネーム)。
"middle"
ミドルネーム。
"last"
姓(ラストネーム)。
"place"
場所の名前(地名)。
"other"
その他の名称。
reading [optional]
読み。
contact
名前以外の情報。person及びorganizationの子要素。
子要素として配置できる要素:address,email,telephone,fax,website及びcomment
address
住所。contactの子要素。複数指定可能。
269
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
子要素として配置できる要素:name,postcode及びcomment
addressは,次の属性をもつ。
[属性]
reading [optional]
住所の読み方。
comment
コメント。
子要素として配置できる要素:文字データ
classification
分類。
子要素として配置できる要素:文字データ及びcomment
classificationは,次の属性をもつ。
[属性]
type [required]
分類の種別。
注釈 例) Japanese̲C̲CODE
rating
レーティング。アダルト指定,暴力指定などを設定。
子要素として配置できる要素:文字データ及びcomment
ratingは,次の属性をもつ。
[属性]
type [optional]
レーティングの種別。
属性値として次の値をとる。
"adult"
アダルト指定の対象。
"violent"
暴力指定の対象。
synopsis
要約。
子要素として配置できる要素:文字データ,external̲char,ruby及びcomment
keyword
キーワードを登録する。<subject>の子要素。
子要素として配置できる要素:文字データ,external̲char,ruby及びcomment
keywordは,次の属性をもつ。
[属性]
type [optional]
キーワードのカテゴリ。
reading [optional]
読み。
270
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
image
画像ファイル名を子要素に指定し,その種別を定義する。bibliographyの子要素。
子要素として配置できる要素:文字データ
imageは,次の属性をもつ。
[属性]
type [optional]
画像の種別。
属性値として次の値をとる。
"spine"
背表紙。
"front"
表紙。
"thumbnail"
サムネイル。
"other"
その他。
postcode
郵便番号。addressの子要素。一つだけ指定可能。省略可能。
子要素として配置できる要素:文字データ及びcomment
電子メールアドレス。contactの子要素。複数指定可能。
子要素として配置できる要素:文字データ及びcomment
telephone
電話番号。contactの子要素。複数指定可能。
子要素として配置できる要素:文字データ及びcomment
fax
ファクシミリ番号。contactの子要素。複数指定可能。
子要素として配置できる要素:文字データ及びcomment
website
ウェブサイトアドレス。contactの子要素。複数指定可能。
子要素として配置できる要素:文字データ及びcomment
C.3.8 全体設定データ
global̲setting
ルート要素。
子要素として配置できる要素:default̲ccs,page̲progression̲direction,window,proprietary及びpermission
default̲ccs
コンテンツで使用している文字集合名。子要素に書く。二重引用符などで囲まない。複数ある場合は,
半角カンマ"," で区切って記述する。
子要素として配置できる要素:文字データ
page̲progression̲direction
271
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
ページ進行方向を定義する。右から左への場合は“rl”又は“rtl”。左から右への場合は“lr”又は“ltr”
を,子要素に書く。
子要素として配置できる要素:文字データ
window(空要素)
ウインドウサイズの設定。
子要素として配置できる要素:なし
windowは,次の属性をもつ。
[属性]
width [optional]
ウィンドウサイズの設定(幅)。
属性値として次の値をとる。
[n](ピクセル数)
height [optional]
ウィンドウサイズの設定(高さ)。
属性値として次の値をとる。
[n](ピクセル数)
proprietary
ベンダー特有の記述。
子要素として配置できる要素:文字データ及びあらゆる要素型。
proprietaryは,次の属性をもつ。
[属性]
vendor [required]
ベンダー名,レンダリングエンジン名など,ベンダー固有の名称。例("ttime","xmdf")
C.3.9 目次・部品データ
package
ルート要素。
子要素として配置できる要素:manifest,spine及びspecial̲page̲link
注釈 子要素に,manifest,spine,及び必要に応じてspecial̲page̲linkの順で定義する。
packageは,次の属性をもつ。
[属性]
version [optional]
バージョン。
manifest
部品のリストを記述。packageの子要素。
子要素として配置できる要素:item
注釈 子要素に,コンテンツで用いる部品データをitemを使って順に定義する。
manifestは,次の属性をもつ。
[属性]
version [optional]
バージョン。
272
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
item
コンテンツで用いられる部品データを示す。manifestの子要素。子要素としてはpermissionだけをもつ。
子要素として配置できる要素:permission
itemは,次の属性をもつ。
[属性]
id [required]
識別のための文字列。
属性値として次の値をとる。
文字列
href [required]
部品データのURI。
属性値として次の値をとる。
URI
media-type [required]
メディアタイプを指定。
例)
"application/xml"
本文
"application/x-bvf-flip-animation"
アニメーション
注釈 これ以外については,対象のファイルに合わせる。
spine
各部分の順番を示す。packageの子要素。
子要素として配置できる要素:itemref
spineは,次の属性をもつ。
[属性]
toc [optional]
どのファイルが目次であるかを示す。manifest内のitemで定義したidを指定する。
global̲setting [optional]
どのファイルが全体設定ファイルであるかを示す。manifest内のitemで定義したidを指定する。
search̲table [optional]
どのファイルが検索テーブルファイルであるかを示す。manifest内のitemで定義したidを指定する。
bibliography [optional]
どのファイルが書誌データファイルであるかを示す。manifest内のitemで定義したidを指定する。
itemref(空要素)
spineの子要素であり,コンテンツがもつ各項目を,この要素を順番に並べることによって,コンテンツ
内の順番を定義する。
子要素として配置できる要素:なし
itemrefは,次の属性をもつ。
[属性]
273
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
idref [required]
manifest内のitemで定義したidを指定する。
special̲page̲link
子要素にspecial̲pageを用いて,頻繁に参照されるページ,及び書籍を読む上で重要となるページ(例
えば,小説における“人物相関図”のページ又は旅行のガイドブックにおける“地図”のページなど)に
簡単にジャンプできるように,フローの位置などの情報をあらかじめ登録しておく。packageの子要素。
子要素として配置できる要素:special̲page
special̲page
子要素に,manifest内のitemで登録したid,そのitemのファイル内のオブジェクトIDなどを位置情報
として指定することによって,登録する位置情報ごとに特殊ページの情報を記述する。special̲page̲link
の子要素。
子要素として配置できる要素:文字データ
special̲pageは,次の属性をもつ。
[属性]
type [optional]
登録する位置情報の内容種別。
省略時の値は"other"。
属性値として次の値をとる。
"cover"
表紙。
"title̲page"
扉。
"preface"
前書き。
"contents"
目次。
"body"
本文の先頭。
"column"
コラム。
"note"
注釈。
"figure"
図表。
"ad"
広告。
"afterword"
後書き。
"appendix"
付録。
274
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
"answer"
解答集。
"glossary"
用語集。
"bibliography"
参考文献。
"commentary"
解説。
"index"
索引。
"imprint"
奥付。
"author̲info"
著者紹介。
"other"
その他。
"flow̲title"
フロータイトル。
title [optional]
登録した位置情報のタイトル。
C.3.10 アニメーション関連データ
flip̲animation
連続静止画アニメーション。アニメーションごとに独立した.xmlファイルで記述する。本文からはimg
タグなどで指定する。このアニメーションに音声を付ける場合は,子要素にaudioを指定する。一つ以上
のflip̲animation̲sourceを子要素にもたなければならない。
子要素として配置できる要素:audio及びflip̲animation̲source
flip̲animationは,次の属性をもつ。
[属性]
renewal̲time [optional]
各静止画像の切替え間隔(秒又はミリ秒)。子要素に"...s"又は"...ms"で記述する。
flip̲animation̲source(空要素)
アニメーションを構成する静止画像を指定。flip̲animationの子要素。
子要素として配置できる要素:なし
flip̲animation̲sourceは,次の属性をもつ。
[属性]
src [required]
静止画像のファイル名。
renewal̲time [optional]
各静止画像の切替え間隔について,親要素のflip̲animationのrenewal̲time属性で指定した切替え間
隔とは違う値を指定したい場合(秒又はミリ秒)に指定する。子要素に"...s"又は"...ms"で記述する。
275
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
C.4 スタイルデータ
C.4.1 一般
スタイルデータはタグに適用される特性と特性値とからなる。スタイルデータで使用可能な特性をC.4.2
に,許容される要素型(CSSではセレクタ)及び特性の組合せをC.4.3に表示する。
C.4.2 特性一覧
font-family
書体を指定。
特性値として次の値をとることができる。
書体名
font-style
書体のスタイルを指定。
特性値として次の値をとることができる。
"normal"
書体ファミリーの中の標準書体を指定。
"italic"
書体ファミリーの中のイタリック体(イタリック体専用のデザインが施された種類の書体)の書体
を指定。
"oblique"
書体ファミリーの中の斜体(シンプルに文字を傾けた感じにデザインされた種類の書体)を指定。
font-variant
書体をスモールキャップで表示。
特性値として次の値をとることができる。
"normal"
スモールキャップではない標準書体を指定。
"small-caps"
スモールキャップの書体を指定。
font-size
本文文字サイズ
特性値として次の値をとることができる。
[n]px
本文文字サイズを数値で指定する(単位px)。
[n]%又は[n]em
本文文字サイズを割合で指定する。
"maximum"
文字サイズ(最大)で表示する。
"big"
文字サイズ(大)で表示する。
"medium"
文字サイズ(中)で表示する。
"small"
276
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
文字サイズ(小)で表示する。
"minimum"
文字サイズ(最小)で表示する。
font-base
文字サイズ指定時の基準
特性値として次の値をとることができる。
"last"
直前の文字サイズを基準。
"default"
書籍の基本となる文字サイズを基準。
color
色の指定。
特性値として次の値をとることができる。
colorvalue
color-space
色空間を指定。
特性値として次の値をとることができる。
"RGB"
色空間はRGBである。
"SRGB"
色空間はSRGBである。
filter
文字又は画像に表示効果を付ける。
特性値として次の値をとることができる。
"invert()"
色の反転。
font-weight
書体の太さ。
特性値として次の値をとることができる。
"normal"
"400"と同義。
"bold"
"700"と同義。
"bolder"
継承されたものより太く。
"lighter"
継承されたものより細く。
"100"
"200"
"300"
277
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
"400"
normal
"500"
"600"
"700"
bold
"800"
"900"
"inherit"
text-decoration
下線(横書き時),又は傍線(縦書き時)の指定。
特性値として次の値をとることができる。
"underline"
下線(横書き時),又は傍線(縦書き時)を表示。
"none"
何もしない。
text-emphasis-style
強調(傍点,圏点など)。
特性値として次の値をとることができる。
"none"
なし。
"filled sesame"
黒ゴマ(SESAME DOT)。
"filled double-circle"
蛇の目(FISH EYE)。
"filled dot"
黒点。
"filled circle"
黒丸(BLACK CIRCLE)。
"filled triangle"
黒三角形(BLACK UP-POINTING TRIANGLE)。
"open sesame"
白ゴマ(WHITE SESAME DOT)。
"open double-circle"
二重丸(BULL'S EYE)。
"open dot"
白点。
"open circle"
白丸(WHITE CIRCLE)。
"open triangle"
278
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
白三角形(WHITE UP-POINTING TRIANGLE)。
文字列
指定した文字列(二重引用符で囲む。)を傍点に使用。
text-shadow
テキストスタイルを影付きにする。
特性値として次の値をとることができる。
[水平距離]px [垂直距離]px [ぼかし距離]px [影色]
text-align
テキストのそろえを指定。
特性値として次の値をとることができる。
"left"
横書き時は左そろえ。縦書き時は上そろえ。
"center"
行方向に対して中央そろえ。
"right"
横書き時は右そろえ。縦書き時は下そろえ。
"justify"
行方向に対して両端そろえ。
text-vertical-align
ページ進行方向に対して,対応するbodyに含まれるオブジェクトの表示位置を指定。
特性値として次の値をとることができる。
"top"
横書き時は上そろえ。縦書き時は右そろえ。
"middle"
ページ中央そろえ。
"bottom"
横書き時は下そろえ。縦書き時は左そろえ。
align
画像の水平方向のそろえ。続く文字列の回り込みは行わない。
特性値として次の値をとることができる。
"left"
画像の左そろえ(縦書き時は上そろえ)。
"center"
画像の中央そろえ。
"right"
画像の右そろえ(縦書き時は下そろえ)。
vertical-align
画像の垂直方向のそろえの位置。
特性値として次の値をとることができる。
"top"
279
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
上そろえ(縦書き時は右そろえ)。
"middle"
ページ中央そろえ。
"bottom"
下そろえ(縦書き時は左そろえ)。
linemode
文字列の回り込み指定
特性値として次の値をとることができる。
bool
float
画像の左右方向の位置及び回り込みを指定。
特性値として次の値をとることができる。
"left"
画像を左に寄せ,続く文字列をその右側に回り込ませる。
"right"
画像を右に寄せ,続く文字列をその左側に回り込ませる。
"none"
画像の左右配置も,文字列の回り込みも行わない。
letter-spacing
文字間隔の指定。
特性値として次の値をとることができる。
[n]px
文字間隔を数値で指定する(単位px)。
"maximum"
文字間隔を最大で表示する。
"big"
文字間隔を大で表示する。
"medium"
文字間隔を中で表示する。
"small"
文字間隔を小で表示する。
"minimum"
文字間隔を最小で表示する。
line-height
行の高さ(行送り)を指定する。ブロック要素に適用する。
特性値として次の値をとることができる。
[n]px及び[n]%
行の高さ(行送り)を数値で指定する(単位px)。
"maximum"
行の高さを最大で表示する。
280
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
"big"
行の高さを大で表示する。
"medium"
行の高さを中で表示する。
"small"
行の高さを小で表示する。
"minimum"
行の高さを最小で表示する。
-ttime-line-height
行の高さ(行送り)を指定する。インライン要素に適用する。
特性値として次の値をとることができる。
[n]px
column-count
段組の段数を指定する。
特性値として次の値をとることができる。
[n](0以上の整数)
0を指定すると“自動(書籍閲覧アプリケーション依存)”。
fixed-line-char
1行の文字数(固定)。
特性値として次の値をとることができる。
[n](0以上の整数)
0を指定すると“自動(書籍閲覧アプリケーション依存)”。
padding-start
テキストブロックの字下げ。
特性値として次の値をとることができる。
[n]px
[n]%及び[n]em
padding-end
テキストブロック全体の底辺からのインデント。
特性値として次の値をとることができる。
[n]px
[n]%及び[n]em
padding-before
テキストブロックの開始方向のインデント。
特性値として次の値をとることができる。
[n]px
[n]%及び[n]em
padding-after
テキストブロックの進行方向のインデント。
特性値として次の値をとることができる。
281
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
[n]px
[n]%及び[n]em
text-indent
テキスト1行目のインデント。
特性値として次の値をとることができる。
[i]em
margin-before
ページ開始方向のマージン(縦書きの場合は右,横書きの場合は上)。
特性値として次の値をとることができる。
[n]px
数値で指定する(単位px)。
[n]%
数値で指定する(単位%)。
"big"
余白を大で表示する。
"medium"
余白を中で表示する。
"small"
余白を小で表示する。
margin-after
ページ進行方向のマージン(縦書きの場合は左,横書きの場合は右)。
特性値として次の値をとることができる。
[n]px
数値で指定する(単位px)。
[n]%
数値で指定する(単位%)。
"big"
余白を大で表示する。
"medium"
余白を中で表示する。
"small"
余白を小で表示する。
margin-start
コンテンツ開始方向のマージン(縦書きの場合は上,横書きの場合は左)
特性値として次の値をとることができる。
[n]px
数値で指定する(単位px)。
[n]%
数値で指定する(単位%)。
"big"
282
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
余白を大で表示する。
"medium"
余白を中で表示する。
"small"
余白を小で表示する。
margin-end
コンテンツ進行方向のマージン(縦書きの場合は下,横書きの場合は右)。
特性値として次の値をとることができる。
[n]px
数値で指定する(単位px)。
[n]%
数値で指定する(単位%)。
"big"
余白を大で表示する。
"medium"
余白を中で表示する。
"small"
余白を小で表示する。
margin-left
左マージン(縦書き,横書きのいずれの場合も左マージン)。
特性値として次の値をとることができる。
[n]px
数値で指定する(単位px)。
[n]%
数値で指定する(単位%)。
"big"
余白を大で表示する。
"medium"
余白を中で表示する。
"small"
余白を小で表示する。
margin-top
上マージン(縦書き,横書きのいずれの場合も上マージン)。
特性値として次の値をとることができる。
[n]px
数値で指定する(単位px)。
[n]%
数値で指定する(単位%)。
"big"
余白を大で表示する。
283
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
"medium"
余白を中で表示する。
"small"
余白を小で表示する。
margin-right
右マージン(縦書き,横書きのいずれの場合も右マージン)
特性値として次の値をとることができる。
[n]px
数値で指定する(単位px)。
[n]%
数値で指定する(単位%)。
"big"
余白を大で表示する。
"medium"
余白を中で表示する。
"small"
余白を小で表示する。
margin-bottom
下マージン(縦書き,横書きのいずれの場合も下マージン)
特性値として次の値をとることができる。
[n]px
数値で指定する(単位px)。
[n]%
数値で指定する(単位%)。
"big"
余白を大で表示する。
"medium"
余白を中で表示する。
"small"
余白を小で表示する。
background-color
背景色
特性値として次の値をとることができる。
colorvalue
background-color-space
背景色の色空間を指定。
特性値として次の値をとることができる。
"RGB"
背景色の色空間はRGBである。
"SRGB"
284
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
背景色の色空間はSRGBである。
background-image
背景画像を指定する。
特性値として次の値をとることができる。
url("URI")
background-music
BGMを指定する。
特性値として次の値をとることができる。
url("URI")
background-music-loop
BGMのループ有無。
特性値として次の値をとることができる。
bool
writing-mode
文字表記の方向。
特性値として次の値をとることができる。
"vertical-rl"
縦書き指定。
"horizontal-tb"
横書き指定。
"change"
組方向を全体設定で指定されたのとは反対の方向に変更する。
"default"
全体設定で指定された方向にする。
force-writing-mode
writing-modeの設定を強制するか否か。
特性値として次の値をとることができる。
bool
text-combine-rule
縦中横の文字数指定。
注釈 意図的に縦中横を実施したい箇所には,本特性の有無にかかわらず,明示的にtext-combine特
性を指定することが望ましい。
特性値として次の値をとることができる。
[n](1以上の整数)
text-combine-ruleを指定した場合,次の文字列が縦中横の対象となる。
例えば,text-combine-ruleの値が2の場合,
・ 連続する半角英数字がtext-combine-ruleで指定された値よりも少ない場合
(例)
12月 ---“12”という文字列は2以下であるので,縦中横対象
1984年 ---“1984”という文字列は2より大きいので,縦中横にはならない。
285
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
・ 欧文アクセント記号つき文字は対象としない。
・ 欧文センテンスなどのように,半角スペースを含んだ半角文字列の扱い(半角スペースを文
字とみなすか否か)については,処理系に依存するとし,この規格では規定しない。そのた
め,確実に縦中横を行わせたい場合は,text-combine特性を使用することが望ましい。
(例)
This is a pen.
・ 半角スペースも文字列の一部である場合:合計14文字のため縦中横の対象外となる。
・ 半角スペースが文字列の一部でない場合:isとaが縦中横対象となる。
text-combine
縦中横。
注釈 emには指定不可。
特性値として次の値をとることができる。
"none"
何もしない。
"horizontal"
縦中横を実施。
window-type
推奨する画面の向き。
特性値として次の値をとることができる。
"portrait"
縦長を推奨。
"landscape"
横長を推奨。
force-window-type
window-typeを強制するか否か。
特性値として次の値をとることができる。
bool
first-letter
1文字目を表す疑似要素。dropcapの指定に使用。
text-offset
表示位置のオフセット。その時点で有効である値からの相対オフセットである。
注釈 別のoffset要素又はtext-offset特性をもったdiv又はspanが出現した場合も,値は初期化されず,
そこからの相対値になることに注意。
特性値として次の値をとることができる。
[水平距離]px [垂直距離]px
from-page-end
テキストフィールドの一番終わりからn行分表示。
特性値として次の値をとることができる。
[n](行数)
何行表示するか(単位:行)。
286
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
line-break
禁則処理の有無及び程度を示す。行頭禁則文字はtop-prohibit-char,行末禁則文字はend-prohibit-charで
指定する。
特性値として次の値をとることができる。
"auto"
表示系依存の禁則処理。
"newspaper "
新聞などの短い行向けの緩やかな禁則処理。
"normal"
通常の禁則を適用。
"strict"
厳しい禁則を適用。
"keep-all"
単語の途中では改行しない。
"none"
禁則処理なし。
"run-down"
追い出し処理実施。
hanging-punctuation
ぶら下げ処理の有無を指定する。ぶら下げ対象文字は,hanging-charで指定する。
特性値として次の値をとることができる。
"first"
行頭側にはみ出させる。
"last"
行末側にはみ出させる。
"allow-end"
ぶら下げ処理あり。
"force-end"
行末文字が対象文字の場合,枠内に収まる場合でも字間を調整して,はみ出しを行う。
"none"
ぶら下げ処理なし。
hanging-char
ぶら下げ対象文字を登録する。
特性値として次の値をとることができる。
ぶら下げ対象文字
top-prohibit-char
行頭禁則文字を登録する。
特性値として次の値をとることができる。
行頭禁則対象文字
end-prohibit-char
287
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
行末禁則文字を登録する。
特性値として次の値をとることができる。
行末禁則対象文字
ruby-flag
ルビの表示をするか否か。
特性値として次の値をとることができる。
bool
force-ruby-setting
ruby-flag特性で指定したルビの表示設定の強制を行うかどうか。
特性値として次の値をとることができる。
bool
running-head-visible
柱表示を行うか否か。
特性値として次の値をとることができる。
bool
running-head-auto-hide
見出しのあるページで柱を自動非表示。
特性値として次の値をとることができる。
bool
running-head-align
柱の位置そろえ。
特性値として次の値をとることができる。
"left"
柱を左上に表示。
"center"
柱を中央上に表示。
"right"
柱を右上に表示。
running-head-font-family
柱書体を指定。書体名が複数指定された場合は,前で指定された書体が優先される。
特性値として次の値をとることができる。
書体名
running-head-font-size
柱文字サイズ。
特性値として次の値をとることができる。
[n]px
running-head-size-lock
柱の文字サイズを固定。
特性値として次の値をとることができる。
bool
288
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
running-head-color
柱文字の色。
特性値として次の値をとることができる。
colorvalue
running-head-shadow
柱の表示スタイルを影付きに。
特性値として次の値をとることができる。
[水平距離]px [垂直距離]px [ぼかし距離]px [影色]
link-color
注釈色の指定。
特性値として次の値をとることができる。
colorvalue
link-color-space
注釈色の色空間の指定。
特性値として次の値をとることができる。
"RGB"
注釈色の色空間はRGBである。
"SRGB"
注釈色の色空間はSRGBである。
visible
見出しの表示。
特性値として次の値をとることができる。
bool
heading-font-family
見出し文字の書体を指定。
特性値として次の値をとることができる。
書体名
heading-font-size
見出し文字のサイズを指定。
特性値として次の値をとることができる。
[n]px
height
水平線の太さ。
特性値として次の値をとることができる。
[n]px
[n]em
width
水平線の幅。
特性値として次の値をとることができる。
[n]px
289
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
[n]em及び[n]%
headspace
画面サイズが320×320ピクセル未満の場合の,行頭の全角スペースの圧縮。
特性値として次の値をとることができる。
"compress"
常に自動圧縮する。
"normal"
常に自動圧縮しない。
"auto"
画面サイズが320×320ピクセル未満の場合には自動圧縮,それ以外では自動圧縮しない。
indentspace
画面サイズが320×320ピクセル未満の場合の,行頭の字下げ及びインデント量の圧縮。
特性値として次の値をとることができる。
"compress"
常に自動圧縮する。
"normal"
常に自動圧縮しない。
"auto"
画面サイズが320×320ピクセル未満の場合には自動圧縮,それ以外では自動圧縮しない。
linespacing
画面サイズが320×320ピクセル未満の場合の行間の圧縮。
特性値として次の値をとることができる。
"compress"
常に自動圧縮する。
"normal"
常に自動圧縮しない。
"auto"
画面サイズが320×320ピクセル未満の場合には自動圧縮,それ以外では自動圧縮しない。
tabspacing
画面サイズが320×320ピクセル未満の場合の,行頭のタブ幅の圧縮。
特性値として次の値をとることができる。
"compress"
常に自動圧縮する。
"normal"
常に自動圧縮しない。
"auto"
画面サイズが320×320ピクセル未満の場合には自動圧縮,それ以外では自動圧縮しない。
C.4.3 特性とセレクタとの対応表
特性と対応するセレクタとの組合せを表C.5に示す。
290
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表C.5−特性とセレクタとの対応
要素の種類
その他
ブロック
インライン
セレクタ名
body
div
h1,h2...h9
hr
span
em
特性
特性値
フ
ォ
ン
ト
・
文
字
装
飾
font-family
書体名
✓
✓
✓
✓
✓
font-style
"normal"
✓
✓
✓
✓
"italic"
✓
✓
✓
✓
"oblique"
✓
✓
✓
✓
font-variant
"normal"
✓
✓
✓
✓
"small-caps"
✓
✓
✓
✓
font-size
[n]px
✓
✓
✓
✓
✓
[n]%, [n]em
✓
✓
✓
✓
✓
"maximum"
✓
✓
✓
✓
✓
"big"
✓
✓
✓
✓
✓
"medium"
✓
✓
✓
✓
✓
"small"
✓
✓
✓
✓
✓
"minimum"
✓
✓
✓
✓
✓
font-base
"last"
✓
✓
"default"
✓
✓
color
colorvalue
✓
✓
✓
✓
✓
color-space
"RGB"
✓
✓
✓
✓
✓
"SRGB"
✓
✓
✓
✓
✓
filter
"invert()"
✓
✓
✓
font-weight
"normal"
✓
✓
✓
✓
✓
"bold"
✓
✓
✓
✓
✓
"bolder"
✓
✓
✓
✓
✓
"lighter"
✓
✓
✓
✓
✓
100
✓
✓
✓
✓
✓
200
✓
✓
✓
✓
✓
300
✓
✓
✓
✓
✓
400
✓
✓
✓
✓
✓
500
✓
✓
✓
✓
✓
600
✓
✓
✓
✓
✓
700
✓
✓
✓
✓
✓
800
✓
✓
✓
✓
✓
900
✓
✓
✓
✓
✓
"inherit"
✓
✓
✓
✓
✓
291
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表C.5−特性とセレクタとの対応(続き)
要素の種類
その他
ブロック
インライン
セレクタ名
body
div
h1,h2...h9
hr
span
em
特性
特性値
フ
ォ
ン
ト
・
文
字
装
飾
text-decoration
"underline"
✓
✓
✓
✓
"none"
✓
✓
✓
✓
text-emphasis-style
"none"
✓
✓
✓
"filled sesame"
✓
✓
✓
"filled double-circle"
✓
✓
✓
"filled dot"
✓
✓
✓
"filled circle"
✓
✓
✓
"filled triangle"
✓
✓
✓
"open sesame"
✓
✓
✓
"open double-circle"
✓
✓
✓
"open dot"
✓
✓
✓
"open circle"
✓
✓
✓
"open triangle"
✓
✓
✓
テキスト
✓
✓
✓
text-shadow
[横方向の距離]px [縦方向の距
離]px [ぼかし範囲]px [影の色]
✓
✓
✓
ア
ラ
イ
ン
メ
ン
ト
・
回
り
込
み
text-align
"left"
✓
✓
✓
"center"
✓
✓
✓
"right"
✓
✓
✓
"justify"
✓
✓
✓
text-vertical-align
"top"
✓
"middle"
✓
"bottom"
✓
align
"left"
"center"
"right"
vertical-align
"top"
"middle"
"bottom"
linemode
bool
✓
✓
float
"left"
"right"
"none"
292
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表C.5−特性とセレクタとの対応(続き)
要素の種類
その他
ブロック
インライン
セレクタ名
body
div
h1,h2...h9
hr
span
em
特性
特性値
文
字
間
・
行
間
・
段
組
・
文
字
数
letter-spacing
[n]px
✓
✓
✓
✓
✓
"maximum"
✓
✓
✓
✓
✓
"big"
✓
✓
✓
✓
✓
"medium"
✓
✓
✓
✓
✓
"small"
✓
✓
✓
✓
✓
"minimum"
✓
✓
✓
✓
✓
line-height
[n]px, [n]%
✓
✓
✓
"maximum"
✓
✓
✓
"big"
✓
✓
✓
"medium"
✓
✓
✓
"small"
✓
✓
✓
"minimum"
✓
✓
✓
-ttime-line-height
[n]px
✓
コ
ラ
ム
・
文
字
数
column-count
[n]
✓
fixed-line-char
[n]
✓
イ
ン
デ
ン
ト
padding-start
[n]px
✓
[n]%,[n]em
✓
padding-end
[n]px
✓
[n]%,[n]em
✓
padding-before
[n]px
✓
[n]%,[n]em
✓
padding-after
[n]px
✓
[n]%,[n]em
✓
text-indent
[i]em
✓
マ
ー
ジ
ン
margin-before
[n]px
✓
✓
✓
✓
[n]%
✓
"big"
✓
"medium"
✓
"small"
✓
293
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表C.5−特性とセレクタとの対応(続き)
要素の種類
その他
ブロック
インライン
セレクタ名
body
div
h1,h2...h9
hr
span
em
特性
特性値
マ
ー
ジ
ン
margin-after
[n]px
✓
✓
✓
✓
[n]%
✓
"big"
✓
"medium"
✓
"small"
✓
margin-start
[n]px
✓
✓
✓
✓
[n]%
✓
"big"
✓
"medium"
✓
"small"
✓
margin-end
[n]px
✓
✓
✓
✓
[n]%
✓
"big"
✓
"medium"
✓
"small"
✓
margin-left
[n]px,[n]%
✓
"big"
✓
"medium"
✓
"small"
✓
margin-top
[n]px,[n]%
✓
big
✓
medium
✓
small
✓
margin-right
[n]px,[n]%
✓
"big"
✓
"medium"
✓
"small"
✓
margin-bottom
[n]px,[n]%
✓
"big"
✓
"medium"
✓
"small"
✓
背
景
background-color
Colorvalue
✓
background-color-space
"RGB"
✓
"SRGB"
✓
294
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
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表C.5−特性とセレクタとの対応(続き)
要素の種類
その他
ブロック
インライン
セレクタ名
body
div
h1,h2...h9
hr
span
em
特性
特性値
背
景
background-image
url("・・・")
✓
background-music
url("・・・")
✓
background-music-loop
bool
✓
行
方
向
writing-mode
"vertical-rl"
✓
"horizontal-tb"
✓
"change"
✓
"default"
✓
force-writing-mode
bool
✓
縦
中
横
text-combine-rule
[n]
✓
text-combine
"none"
✓
"horizontal"
✓
画
面
方
向
window-type
"portrait"
✓
"landscape"
✓
force-window-type
bool
✓
そ
の
他
の
書
式
first-letter
✓
text-offset
[横方向の距離]px [縦方向の距
離]px
✓
✓
from-page-end
[n](行数)
✓
禁
則
ル
ー
ル
line-break
"auto"
✓
"newspaper "
✓
"normal"
✓
"strict"
✓
"keep-all"
✓
"none"
✓
"run-down"
✓
hanging-punctuation
"first"
✓
"last"
✓
"allow-end"
✓
"force-end"
✓
"none"
✓
295
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表C.5−特性とセレクタとの対応(続き)
要素の種類
その他
ブロック
インライン
セレクタ名
body
div
h1,h2...h9
hr
span
em
特性
特性値
改
行
禁
則
hanging-char
ぶら下げ文字
✓
top-prohibit-char
行頭禁則文字
✓
end-prohibit-char
行末禁則文字
✓
ル
ビ
文
字
ruby-flag
bool
✓
force-ruby-setting
bool
✓
柱
running-head-visible
bool
✓
running-head-auto-hide
bool
✓
running-head-align
"left"
✓
"center"
✓
"right"
✓
running-head-font-famil
y
書体名
✓
running-head-font-size
[n]px
✓
running-head-size-lock
bool
✓
running-head-color
colorvalue
✓
running-head-shadow
[横方向の距離]px [縦方向の距
離]px [ぼかし範囲]px [影の色]
✓
注
釈
link-color
colorvalue
✓
link-color-space
"RGB"
✓
"SRGB"
✓
見
出
し
visible
bool
✓
heading-font-family
書体名
✓
heading-font-size
[n]px
✓
296
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表C.5−特性とセレクタとの対応(続き)
要素の種類
その他
ブロック
インライン
セレクタ名
body
div
h1,h2...h9
hr
span
em
特性
特性値
サ
イ
ズ
height
[n]px
✓
[n]em
✓
width
[n]px
✓
[n]em, [n]%
✓
P
D
A
モ
ー
ド
headspace
"compress"
✓
"normal"
✓
"auto"
✓
indentspace
"compress"
✓
"normal"
✓
"auto"
✓
linespacing
"compress"
✓
"normal"
✓
"auto"
✓
tabspacing
"compress"
✓
"normal"
✓
"auto"
✓
297
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表C.5−特性とセレクタとの対応(続き)
要素の種類
インライン
その他
疑似クラス
セレクタ名
a
img
mask offset video a:link, a:hover, a:active, a:visited
特性
特性値
フ
ォ
ン
ト
・
文
字
装
飾
color
colorvalue
✓
✓
✓
color-space
"RGB"
✓
✓
✓
"SRGB"
✓
✓
✓
text-decoration
"underline"
✓
"none"
✓
ア
ラ
イ
ン
メ
ン
ト
・
文
字
装
飾
align
"left"
✓
✓
"center"
✓
✓
"right"
✓
✓
vertical-align
"top"
✓
✓
"middle"
✓
✓
"bottom"
✓
✓
linemode
bool
float
"left"
✓
✓
"right"
✓
✓
"none"
✓
✓
そ
の
他
の
書
式
text-offset
[横方向の距離]px
[縦方向の距離]px
✓
C.5 仕様補足
C.5.1 改行を伴うブロック要素の動作
表C.6に示す要素については,開始タグと終了タグとに挟まれた部分が独立したブロックとなる。
注釈 開始タグの前,終了タグの後ろとは異なった行となる。
298
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表C.6−独立した行となる要素
タグ
注記
<div>
<h1>
<h2>
<h3>
<h4>
<h5>
<h6>
<h7>
<h8>
<h9>
<hr>
描画される線が対象
<marquee>
<tr>
子要素<th>,<td>に含まれる文字列が対象
C.5.2 スタイルデータの解釈について
縦書き・横書きを切り替えるときのスタイルデータの解釈に関して,次のように定める。
border-*,margin-*,padding-*についての解釈を,次に示す。
・ top/left/bottom/right…縦書きと横書きとの場合で解釈が変わらない。
・ start/before/after/end…縦書きと横書きとの場合で解釈が変わり,表C.7のようになる。
表C.7−特性の解釈
特性
意味
横書き時解釈
縦書き時解釈
start
行の開始方向
left
top
end
行の進行方向
right
bottom
before
ページの開始方向
top
right
after
ページの進行方向
bottom
left
表C.7中の,“行の開始方向及び行の進行方向”及び“ページの開始方向及びページの進行方向”につい
ては,図C.6のコンテンツ及びページの進行方向を参照。
299
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
図C.6−コンテンツ及びページの進行方向
C.5.3 フォルダ構成例
ESPフォーマット仕様では,フォルダ(ディレクトリ)構成は特に規定しないが,フォルダ構成の例を
図C.7に示す(図中の,package.xml以外のファイル名はあくまでも例である。)。
コンテンツごとに独立したフォルダ(ディレクトリ)に置く。
300
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
二重線で描かれた長方形はフォルダ(ディレクトリ)を示す。
図C.7−フォルダ(ディレクトリ)構成の例
C.5.4 ベンダー固有の情報を示す方法
C.5.4.1 専用タグによる方法
proprietary要素は,情報としてESPフォーマットに記録しておきたい記述を行うために設けている。
主に,ベンダー固有の記述を示す要素型(例えば,元のフォーマットでは意味があるが,他のフォーマ
ットにもっていっても意味がないような記述。)を想定している。
proprietary要素は,全体設定データ(global̲setting),及び本文データのlocal̲settingの子要素に記述でき,
次の属性をもつ。
vendor: 対象となるベンダーを示す。例えば,"ttime","xmdf"などの値をとる。
記述例
<proprietary vendor="ttime">
<production̲rule v3="true"/>
</proprietary>
ESPフォーマット本来の方法(要素,属性又はスタイルデータ)で表現できる機能については,proprietary
要素を用いずに,それらで表現することが望ましい。
C.5.4.2 名前空間の使用による方法
ESPフォーマットでは,名前空間接頭辞をもついかなる要素もその名前空間が解決可能である限りhead
要素の中で利用できる。
package.xml
text0.xml
text0.xml
text1.xml
text1.xml
text2.xm
biblio.xml
biblio.xml
global.xml
style0.css
style1.css
本文データ
スタイルデータ
全体設定データ
書誌データ
目次・部品データ
image
image0.jpg
image1.jpg
画像データ
font
my̲gothic.ttf
書体データ
当該コンテンツを格納するフォルダ(ディレクトリ)
eif
301
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
C.5.5 文字の大きさ,文字間隔,行間隔を示す値minimum,small,medium,large及びmaximumにつ
いて
既存フォーマットの現実にはこのような記述はビューア依存なので,実際の表現は異なっているかもし
れないが,必ずしも数値化することが作成者の意図を表現しているとは限らないことから,ESPフォーマ
ットでもスタイルデータの記述に残している。
表C.8にこのような記述の,数値化の例を示す。
注記 この表に示す数値はあくまでも例である。必ずしもコンテンツ作成者がこのような数値を前提
にコンテンツを作成しているとは限らないため,他フォーマットに変換する際の参考として用
いること。
表C.8−数値化の例
文字サイズ
対応する数値
minimum
60 %
small
80 %
medium
100 %
large
120 %
maximum
140 %
C.5.6 書体サイズの記述について
書体サイズの記述については,次の注意が必要である。
書体サイズは,0又はそれ以下は使用できない。
書体サイズ関連の仕様で,[n]とあるところは,書体サイズについては,1以上の整数と解釈する。
単位がemの場合は小数も可とする。ただし,".5"のように,整数部は省略した書き方はしない。
C.6 使用できる色名について
色の指定に当たり,RGB値による指定以外に表C.9に挙げる色名が使用可能である。
大文字・小文字は区別しない。
使用に当たっては,“RGB値”欄が想定している色と一致しているかを確認する。
RGB値が分かっている場合には,表C.9にある色についても,RGB値での記述が望ましい。
302
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表C.9−使用できる色名
色名
RGB値(16進数三つ組)
black
#000000
silver
#C0C0C0
gray
#808080
white
#FFFFFF
maroon
#800000
red
#FF0000
purple
#800080
fuchsia
#FF00FF
green
#008000
lime
#00FF00
olive
#808000
yellow
#FFFF00
navy
#000080
blue
#0000FF
teal
#008080
aqua
#00FFFF
C.7 RELAX NG compact構文におけるESPフォーマットの仕様
default namespace a = "http://ebformat.jp"
namespace empty = ""
bool = "true" | "false"
object-tags = img | audio | video
char-or-external-char = text | external̲char
char-or-external-char-or-ruby = text | external̲char | ruby
block-tags =
¥div
| h1
| h2
| h3
| h4
| h5
| h6
| h7
| h8
| h9
| marquee
| table
| action
| tts
| section
| page̲break
303
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
| reghead
| hr
inline-tags-core =
br
| em
| span
| external̲char
| mlg
| sub
| sup
| phead
| ptail
| map
| ruby
| case
| nocase
| mask
| column̲break
inline-tags-no-anchor = inline-tags-core | object-tags | offset
inline-tags = inline-tags-core | object-tags | a | offset
text-tags = block-tags | inline-tags
turning-page-val = "on" | "off" | "forward" | "back"
turning-page-control-val =
"on" | "off" | "forward" | "back" | "lastpage"
body =
element body {
body-attlist,
(text
| text-tags
| search̲table
| comic̲cell̲type̲body
| comic̲page̲type̲body
| dict̲item
| ref
| split
| column
| search̲page)*
}
body-attlist &=
attribute class { text }?,
304
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
[ a:defaultValue = "text" ]
attribute type { "text" | "search" | "comic" | "dict" }?,
attribute turning̲page̲control { turning-page-control-val }?
start |= head
head =
element head {
head-attlist,
(title
| link
| pdef
| local̲setting
| anyElement̲head
)*
}
head-attlist &= empty
html = element html { html-attlist, head, body }
html-attlist &=
attribute xml:lang { text }?
anyElement̲head = element * (a:*|empty:*) {
attribute * {text}*,
(text
| anyElement̲head
)*
}*
page̲break = element page̲break { page̲break-attlist, empty }
page̲break-attlist &=
attribute method { "normal" | "odd" | "even" | "left" | "right" }?,
attribute turning̲page̲control { turning-page-control-val }?
column̲break = element column̲break { column̲break-attlist, empty }
column̲break-attlist &= empty
br = element br { br-attlist, empty }
br-attlist &=
attribute class { text }?,
attribute clear { "all" | "left" | "right" }?
¥div = element div { div-attlist, (text | text-tags)* }
div-attlist &=
305
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
attribute class { text }?,
attribute id { text }?,
attribute level { text }?
em = element em { em-attlist, (text | inline-tags)* }
em-attlist &= attribute class { text }?
h1 = element h1 { h1-attlist, (text | inline-tags | ¥div)* }
h1-attlist &=
attribute class { text }?,
attribute caption { text }?
h2 = element h2 { h2-attlist, (text | inline-tags | ¥div)* }
h2-attlist &=
attribute class { text }?,
attribute caption { text }?
h3 = element h3 { h3-attlist, (text | inline-tags | ¥div)* }
h3-attlist &=
attribute class { text }?,
attribute caption { text }?
h4 = element h4 { h4-attlist, (text | inline-tags | ¥div)* }
h4-attlist &=
attribute class { text }?,
attribute caption { text }?
h5 = element h5 { h5-attlist, (text | inline-tags | ¥div)* }
h5-attlist &=
attribute class { text }?,
attribute caption { text }?
h6 = element h6 { h6-attlist, (text | inline-tags | ¥div)* }
h6-attlist &=
attribute class { text }?,
attribute caption { text }?
h7 = element h7 { h7-attlist, (text | inline-tags | ¥div)* }
h7-attlist &=
attribute class { text }?,
attribute caption { text }?
h8 = element h8 { h8-attlist, (text | inline-tags | ¥div)* }
h8-attlist &=
attribute class { text }?,
attribute caption { text }?
h9 = element h9 { h9-attlist, (text | inline-tags | ¥div)* }
h9-attlist &=
attribute class { text }?,
306
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
attribute caption { text }?
span = element span { span-attlist, (text | inline-tags)* }
span-attlist &=
attribute class { text }?,
attribute id { text }?,
attribute type { text }?,
attribute lang̲code { text }?,
attribute xml:lang { text }?
offset = element offset { offset-attlist, empty }
offset-attlist &= attribute class { text }?
external̲char = element external̲char { external̲char-attlist, (span | img)? }
external̲char-attlist &=
attribute system { text }?,
attribute code { text }?,
attribute glyph̲data { text }?,
attribute priority { text }?,
attribute alt { text }?
mlg = element mlg { mlg-attlist, (text | inline-tags)* }
mlg-attlist &= empty
a = element a { a-attlist, (text | inline-tags-no-anchor)* }
a-attlist &=
attribute class { text }?,
attribute id { text }?,
attribute href { text }?,
attribute target { text }?,
attribute ref̲itemid { text }?,
attribute title { text }?,
attribute ref̲id { text }?,
attribute shake { bool }?,
attribute background { bool }?,
attribute cmd { text }?
hr = element hr { hr-attlist, empty }
hr-attlist &= attribute class { text }?
sub = element sub { sub-attlist, (text | inline-tags)* }
sub-attlist &= empty
sup = element sup { sup-attlist, (text | inline-tags)* }
sup-attlist &= empty
marquee =
element marquee {
marquee-attlist, (text | external̲char | ruby | object-tags | span)*
307
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
}
marquee-attlist &= empty
table = element table { table-attlist, tr+ }
table-attlist &= empty
tr = element tr { tr-attlist, (th | td)+ }
tr-attlist &= empty
th = element th { th-attlist, (text | inline-tags)* }
th-attlist &=
attribute rowspan { text }?,
attribute colspan { text }?
td = element td { td-attlist, (text | inline-tags)* }
td-attlist &=
attribute rowspan { text }?,
attribute colspan { text }?
img = element img { img-attlist, empty }
img-attlist &=
attribute class { text }?,
attribute id { text }?,
attribute src { text },
attribute alt { text }?,
attribute longdesc { text }?,
attribute width { text }?,
attribute height { text }?,
attribute usemap { text }?,
attribute line { text }?,
attribute scale { text }?,
attribute bordercolor { text }?,
attribute border { text }?,
attribute hspace { text }?,
attribute vspace { text }?,
attribute dspace { text }?,
attribute snap { "frame" }?,
attribute linemode { bool }?,
attribute targetplane { "text" }?,
attribute drawing { "tile" }?,
attribute color { text }?,
attribute opacity { text }?,
attribute loop { text }?,
attribute start { "auto" | "event" }?,
attribute a { text }?,
308
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
attribute x { text }?,
attribute y { text }?,
attribute o { bool }?,
attribute mode { text }?,
attribute shrink { "screen" }?,
attribute startpoint { text }?,
attribute preview { bool }?
pdef = element pdef { pdef-attlist, empty }
pdef-attlist &=
attribute src { text },
attribute alt { text }?,
attribute id { text },
attribute width { text }?,
attribute height { text }?,
attribute usemap { text }?,
attribute bordercolor { text }?,
attribute border { text }?,
attribute hspace { text }?,
attribute vspace { text }?,
attribute color { text }?,
attribute opacity { text }?,
attribute a { text }?,
attribute x { text }?,
attribute y { text }?,
attribute o { bool }?,
attribute mode { text }?,
attribute shrink { "screen" }?,
attribute startpoint { text }?,
attribute preview { bool }?
phead = element phead { phead-attlist, empty }
phead-attlist &=
attribute ref̲id { text },
attribute delay { text }?
ptail = element ptail { ptail-attlist, empty }
ptail-attlist &=
attribute ref̲id { text },
attribute delay { text }?
area = element area { area-attlist, empty }
area-attlist &=
attribute alt { text }?,
309
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
[ a:defaultValue = "poly" ]
attribute shape { "rect" | "circle" | "poly" | "default" }?,
attribute coords { text }?,
attribute href { text }?,
attribute target { text }?,
attribute title { text }?,
attribute ref̲itemid { text }?,
attribute ref̲id { text }?,
attribute shake { bool }?,
attribute background { bool }?,
attribute cmd { text }?
map = element map { map-attlist, (block-tags | area)+ }
map-attlist &=
attribute id { text }?,
attribute name { text }?,
attribute title { text }?
link = element link { link-attlist, empty }
link-attlist &=
attribute rel { "stylesheet" | "alternate̲stylesheet" }?,
attribute href { text }?,
attribute type { text }?,
attribute media { text }?
ruby =
element ruby {
ruby-attlist,
((rb, rt) | (rb, rp, rt, rp) | (rbc, rtc) | (rbc, rp, rtc, rp))
}
ruby-attlist &= empty
rb = element rb { rb-attlist, (text | inline-tags)* }
rb-attlist &= empty
rt = element rt { rt-attlist, (text | inline-tags)* }
rt-attlist &= empty
rbc = element rbc { rbc-attlist, rb+ }
rbc-attlist &= empty
rtc = element rtc { rtc-attlist, rt+ }
rtc-attlist &= empty
rp = element rp { rp-attlist, (text | external̲char)* }
rp-attlist &= empty
audio = element audio { audio-attlist, empty }
audio-attlist &= attribute src { text }?
310
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
video = element video { video-attlist, empty }
video-attlist &= attribute src { text }?
action = element action { action-attlist, empty }
action-attlist &=
attribute onopen { text }?,
attribute onclose { text }?,
attribute background { bool }?,
attribute cmd { text }?
case = element case { case-attlist, (text | text-tags)* }
case-attlist &=
attribute dir { "vertical" | "horizontal" }?,
attribute cpu { text }?,
attribute os { text }?,
attribute screen { "pda" | "portrait" | "landscape" }?
nocase = element nocase { nocase-attlist, (text | text-tags)* }
nocase-attlist &=
attribute dir { "vertical" | "horizontal" }?,
attribute cpu { text }?,
attribute os { text }?,
attribute screen { "pda" | "portrait" | "landscape" }?
mask = element mask { mask-attlist, (text | inline-tags)* }
mask-attlist &=
attribute class { text }?,
attribute initial̲flag { "on" | "off" }?,
attribute trigger̲id { text }?,
attribute id { text }?,
attribute mask̲type { "default" | "color" }?,
attribute hold̲flag { "scope" | "on̲power" | "save" }?
tts = element tts { tts-attlist, (text | text-tags)* }
tts-attlist &= attribute speaker { "male" | "female" | "child" }?
permission =
element permission { permission-attlist, (text | text-tags)* }
permission-attlist &=
attribute type {
"print"
| "copy"
| "reading"
| "export"
| "download"
| "irda"
311
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
| "reading̲on̲ppc"
| "conv̲to̲palm"
},
attribute value { "authorized" | "no" | "in̲device̲only" }?
section = element section { section-attlist, (text | text-tags)* }
section-attlist &= attribute part { "toc" | "cover" }?
inline-tags-and-p = inline-tags
dict-tags = inline-tags | reghead | subhead
ref = element ref { ref-attlist, char-or-external-char* }
ref-attlist &=
attribute id { text },
attribute type { text }?
dict̲item =
element dict̲item {
dict̲item-attlist,
(text
| dict-tags
| gender
| psp
| glabel
| pronunciation
| inflec
| lang
| slabel
| spellout
| variant
| etymology)*
}
dict̲item-attlist &=
attribute type { text }?,
attribute id { text },
attribute rank { text }?,
attribute level { text }?,
attribute page̲break { text }?,
attribute turning̲page̲control { turning-page-val }?,
attribute revision { text }?,
attribute delete { bool }?
reghead = element reghead { reghead-attlist, headword+, key* }
reghead-attlist &= empty
headword = element headword { headword-attlist, char-or-external-char* }
312
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
headword-attlist &=
attribute type { text }?,
attribute table̲id { text },
[ a:defaultValue = "IPA" ] attribute phonetic̲notation { text }?
key = element key { key-attlist, text }
key-attlist &= attribute type { text }?
meaning = element meaning { meaning-attlist, inline-tags-and-p* }
meaning-attlist &=
attribute type { text }?,
attribute subid { text }?,
attribute level { text }?,
attribute no { text }?
example = element example { example-attlist, inline-tags-and-p* }
example-attlist &= attribute type { text }?
subhead =
element subhead {
subhead-attlist, subheadword+, meaning*, example*, key*
}
subhead-attlist &=
attribute type { text }?,
attribute subid { text }?
subheadword =
element subheadword { subheadword-attlist, char-or-external-char* }
subheadword-attlist &=
attribute type { text }?,
attribute subid { text }?
split = element split { split-attlist, inline-tags-and-p* }
split-attlist &= attribute level { text }?
column = element column { column-attlist, inline-tags-and-p* }
column-attlist &=
attribute type { text }?,
attribute subid { text }
gender = element gender { gender-attlist, inline-tags* }
gender-attlist &= empty
glabel = element glabel { glabel-attlist, inline-tags* }
glabel-attlist &= empty
pronunciation =
element pronunciation { pronunciation-attlist, inline-tags* }
pronunciation-attlist &=
[ a:defaultValue = "IPA" ] attribute phonetic̲notation { text }?
313
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
psp = element psp { psp-attlist, inline-tags* }
psp-attlist &= empty
inflec = element inflec { inflec-attlist, inline-tags* }
inflec-attlist &= empty
lang = element lang { lang-attlist, inline-tags* }
lang-attlist &= empty
slabel = element slabel { slabel-attlist, inline-tags* }
slabel-attlist &= empty
spellout = element spellout { spellout-attlist, inline-tags* }
spellout-attlist &= attribute org { text }?
variant = element variant { variant-attlist, inline-tags* }
variant-attlist &= empty
search̲page =
element search̲page {
search̲page-attlist,
search̲page̲title?,
key̲input̲region,
key̲input̲region?,
search̲link̲item*
}
search̲page-attlist &= empty
search̲page̲title =
element search̲page̲title {
search̲page̲title-attlist, char-or-external-char*
}
search̲page̲title-attlist &= attribute src { text }?
key̲input̲region =
element key̲input̲region {
key̲input̲region-attlist, key̲input̲region̲prompt, enable̲key̲type
}
key̲input̲region-attlist &=
attribute table̲id { text },
attribute search̲type { "matches̲only" | "matches̲first" }?
key̲input̲region̲prompt =
element key̲input̲region̲prompt {
key̲input̲region̲prompt-attlist, char-or-external-char*
}
key̲input̲region̲prompt-attlist &= empty
search̲link̲item =
314
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
element search̲link̲item {
search̲link̲item-attlist, search̲link̲title
}
search̲link̲item-attlist &= attribute id { text }
search̲link̲title =
element search̲link̲title {
search̲link̲title-attlist, char-or-external-char*
}
search̲link̲title-attlist &=
attribute xml:lang { text }?,
attribute lang̲code { text }?
etymology = element etymology { etymology-attlist, inline-tags* }
etymology-attlist &= empty
comic̲cell̲type̲body =
element comic̲cell̲type̲body { comic̲cell̲type̲body-attlist, cell+ }
comic̲cell̲type̲body-attlist &=
attribute bg̲color̲space { "RGB" }?,
attribute bg̲color { text }?
comic̲page̲type̲body =
element comic̲page̲type̲body { comic̲page̲type̲body-attlist, page+ }
comic̲page̲type̲body-attlist &=
attribute bg̲color̲space { "RGB" }?,
attribute bg̲color { text }?,
attribute order { "RT-LB" | "LT-RB" | "RB-LT" | "LB-RT" }?
cell = element cell { cell-attlist, (cell̲scene | speech | map)* }
cell-attlist &=
attribute src { text },
attribute id { text }?,
attribute bg̲color { text }?,
attribute bg̲color̲space { "RGB" }?,
[ a:defaultValue = "false" ] attribute fit { bool }?,
attribute effect {
"fade-in"
| "dissolve"
| "slide-right"
| "slide-left"
| "slide-up"
| "slide-down"
| "overwrite-right"
| "overwrite-left"
315
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
| "overwrite-up"
| "overwrite-down"
| "box-rightdown"
| "box-leftdown"
| "box-rightup"
| "box-leftup"
| "box-center"
| "box-free"
| "pushout-right"
| "pushout-left"
| "pushout-up"
| "pushout-down"
| "wipe-right"
| "wipe-left"
| "wipe-up"
| "wipe-down"
| "wipe-vertical-in"
| "wipe-vertical-out"
| "wipe-horizontal-in"
| "wipe-horizontal-out"
| "wipe-center-in"
| "wipe-center-out"
| "randomblock"
}?,
attribute effect̲time { text }?,
attribute effect̲pos { text }?,
attribute scroll {
"custom" | "up" | "down" | "left" | "right" | "no"
}?,
attribute scroll̲time { text }?,
attribute vibration { bool }?,
attribute display̲vibration { bool }?,
attribute vibration̲direction { "vertical" | "horizontal" }?,
attribute vibration̲time { text }?,
attribute backlight { bool }?,
attribute backlight̲time { text }?,
attribute backlight̲cycle { text }?,
attribute sound { text }?,
attribute url̲jump { text }?,
attribute jump̲itemid { text }?,
316
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
attribute usemap { text }?
cell̲scene = element cell̲scene { cell̲scene-attlist, cell̲draw̲image* }
cell̲scene-attlist &=
attribute position { text }?,
attribute scroll̲time { text }?,
attribute draw̲image̲time { text }?,
attribute vibration { bool }?,
attribute display̲vibration { bool }?,
attribute vibration̲direction { "vertical" | "horizontal" }?,
attribute vibration̲time { text }?,
attribute backlight { bool }?,
attribute backlight̲time { text }?,
attribute backlight̲cycle { text }?,
attribute sound { text }?,
attribute url̲jump { text }?
cell̲draw̲image =
element cell̲draw̲image { cell̲draw̲image-attlist, empty }
cell̲draw̲image-attlist &=
attribute src { text },
attribute position { text },
attribute speech { text }?,
attribute speaker { text }?
page = element page { page-attlist, (page̲image, speech*)+ }
page-attlist &=
attribute bg̲color { text }?,
attribute bg̲color̲space { "RGB" }?,
attribute id { text },
attribute cell̲jump̲id { text }
page̲image = element page̲image { page̲image-attlist, empty }
page̲image-attlist &= attribute src { text }
speech = element speech { speech-attlist, text }
speech-attlist &= attribute speaker { text }?
local-setting-tags =
default̲ccs | page̲progression̲direction | window | proprietary
global-setting-tags = local-setting-tags | permission
global̲setting =
element global̲setting {
global̲setting-attlist, global-setting-tags*
}
global̲setting-attlist &= empty
317
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
local̲setting =
element local̲setting { local̲setting-attlist, local-setting-tags* }
local̲setting-attlist &= empty
default̲ccs = element default̲ccs { default̲ccs-attlist, text }
default̲ccs-attlist &= empty
page̲progression̲direction =
element page̲progression̲direction {
page̲progression̲direction-attlist, text
}
page̲progression̲direction-attlist &= empty
window = element window { window-attlist, empty }
window-attlist &=
attribute width { text }?,
attribute height { text }?
proprietary =
element proprietary {
attribute vendor { text },
(text
| anyElement̲proprietary
)*
}
anyElement̲proprietary = element * {
attribute * {text}*,
(text
| anyElement̲proprietary
)*
}*
bibliography =
element bibliography {
bibliography-attlist,
(title
| edition
| creator
| subject
| description
| publisher
318
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
| distributor
| contributor
| date
| identifier
| source
| language
| relation
| coverage
| rights
| price
| comment
| classification
| rating
| synopsis
| image)*
}
bibliography-attlist &= empty
title =
element title {
title-attlist, (char-or-external-char-or-ruby | comment)*
}
title-attlist &=
attribute reading { text }?,
attribute type { "title" | "subtitle" | "series" | "other"}?
edition =
element edition {
edition-attlist, (char-or-external-char-or-ruby | comment)*
}
edition-attlist &= attribute reading { text }?
creator =
element creator {
creator-attlist, (organization | person | comment)*
}
creator-attlist &=
attribute role {
"designer"
| "author"
| "editor"
| "translator"
| "supervisor"
319
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
| "photographer"
| "illustrator"
| "binder"
| "planner"
| "other"
}?
subject = element subject { subject-attlist, (keyword | comment)* }
subject-attlist &= empty
description =
element description {
description-attlist, (char-or-external-char-or-ruby | comment)*
}
description-attlist &= empty
publisher =
element publisher {
publisher-attlist, (organization | person | comment | code)*
}
publisher-attlist &= attribute country { text }?
code =
element code {
code-attlist, (char-or-external-char-or-ruby | comment)*
}
code-attlist &= attribute type { text }?
distributor =
element distributor {
distributor-attlist, (organization | person | comment | code)*
}
distributor-attlist &= empty
contributor =
element contributor {
contributor-attlist, (organization | person | comment)*
}
contributor-attlist &= attribute role { text }?
date =
element date {
date-attlist, (char-or-external-char-or-ruby | comment)*
}
date-attlist &=
attribute type { "publication" | "sale" | "revision" }?,
[ a:defaultValue = "ISO8601" ] attribute system { text }?
320
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
identifier =
element identifier {
identifier-attlist, (char-or-external-char-or-ruby | comment)*
}
identifier-attlist &= attribute type { text }
source =
element source {
source-attlist, (char-or-external-char-or-ruby | comment)*
}
source-attlist &= empty
language = element language { language-attlist, text }
language-attlist &=
attribute system { text }?
relation =
element relation {
relation-attlist, (char-or-external-char-or-ruby | comment)*
}
relation-attlist &= empty
coverage =
element coverage {
coverage-attlist, (char-or-external-char-or-ruby | comment)*
}
coverage-attlist &= empty
rights =
element rights {
rights-attlist, (char-or-external-char-or-ruby | comment)*
}
rights-attlist &= empty
price = element price { price-attlist, (text | comment)* }
price-attlist &=
attribute currency { text },
attribute country { text }?
organization =
element organization {
organization-attlist, (name | contact | comment)*
}
organization-attlist &= empty
person = element person { person-attlist, (name | contact | comment)* }
person-attlist &= empty
classification =
321
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
element classification { classification-attlist, (text | comment)* }
classification-attlist &= attribute type { text }
rating = element rating { rating-attlist, (text | comment)* }
rating-attlist &= attribute type { "violent" | "adult" }?
synopsis =
element synopsis {
synopsis-attlist, (char-or-external-char-or-ruby | comment)*
}
synopsis-attlist &= empty
keyword =
element keyword {
keyword-attlist, (char-or-external-char-or-ruby | comment)*
}
keyword-attlist &=
attribute type { text }?,
attribute reading { text }?
image = element image { image-attlist, text }
image-attlist &=
attribute type { "spine" | "front" | "thumbnail" | "other" }?
name =
element name {
name-attlist, (char-or-external-char-or-ruby | comment)*
}
name-attlist &=
attribute reading { text }?,
attribute type { "first" | "last" | "middle" | "place" | "other" }?
contact =
element contact {
contact-attlist,
(address | email | telephone | fax | website | comment)*
}
contact-attlist &= empty
address =
element address { address-attlist, (name | postcode | comment)* }
address-attlist &= attribute reading { text }?
comment = element comment { comment-attlist, text }
comment-attlist &= empty
email = element email { email-attlist, (text | comment)* }
email-attlist &= empty
telephone = element telephone { telephone-attlist, (text | comment)* }
322
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
telephone-attlist &= empty
fax = element fax { fax-attlist, (text | comment)* }
fax-attlist &= empty
website = element website { website-attlist, (text | comment)* }
website-attlist &= empty
postcode = element postcode { postcode-attlist, (text | comment)* }
postcode-attlist &= empty
package =
element package {
package-attlist, manifest, spine, special̲page̲link?
}
package-attlist &= attribute version { text }?
spine = element spine { spine-attlist, itemref* }
spine-attlist &=
attribute toc { text }?,
attribute global̲setting { text }?,
attribute search̲table { text }?,
attribute bibliography { text }?
itemref = element itemref { itemref-attlist, empty }
itemref-attlist &= attribute idref { text }
manifest = element manifest { manifest-attlist, item* }
manifest-attlist &= attribute version { text }?
item = element item { item-attlist, permission* }
item-attlist &=
attribute id { text },
attribute href { text },
attribute media-type { text }
special̲page̲link =
element special̲page̲link { special̲page̲link-attlist, special̲page+ }
special̲page̲link-attlist &= empty
special̲page = element special̲page { special̲page-attlist, text }
special̲page-attlist &=
[ a:defaultValue = "other" ]
attribute type {
"cover"
| "title̲page"
| "preface"
| "contents"
| "body"
| "column"
323
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
| "note"
| "figure"
| "ad"
| "afterword"
| "appendix"
| "answer"
| "glossary"
| "bibliography"
| "commentary"
| "index"
| "imprint"
| "author̲info"
| "other"
| "flow̲title"
}?,
attribute title { text }?
search̲table =
element search̲table { search̲table-attlist, search̲table̲def+ }
search̲table-attlist &=
[ a:defaultValue = "false" ] attribute bookmark { bool }?,
[ a:defaultValue = "false" ] attribute wordbook { bool }?,
[ a:defaultValue = "true" ] attribute jump̲search̲root { bool }?,
[ a:defaultValue = "true" ] attribute jump̲search { bool }?,
[ a:defaultValue = "true" ] attribute all̲search { bool }?
search̲table̲def =
element search̲table̲def {
search̲table̲def-attlist, enable̲key̲type, key̲normalization
}
search̲table̲def-attlist &=
attribute id { text },
[ a:defaultValue = "false" ] attribute use̲default { bool }?,
[ a:defaultValue = "implicit" ]
attribute sorting̲rule { "implicit" | "unicode" | "other" }?,
attribute name { text }?,
attribute short̲name { text }?,
[ a:defaultValue = "false" ] attribute wild { bool }?,
[ a:defaultValue = "false" ] attribute blank { bool }?,
[ a:defaultValue = "false" ] attribute end { bool }?,
attribute help̲page̲id { text }?
enable̲key̲type =
324
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
element enable̲key̲type { enable̲key̲type-attlist, char̲list? }
enable̲key̲type-attlist &=
[ a:defaultValue = "false" ] attribute numerals { bool }?,
[ a:defaultValue = "false" ] attribute basic̲alphabet { bool }?,
[ a:defaultValue = "false" ] attribute kana { bool }?,
[ a:defaultValue = "false" ] attribute kanji { bool }?,
[ a:defaultValue = "false" ] attribute listed { bool }?
key̲normalization =
element key̲normalization { key̲normalization-attlist, empty }
key̲normalization-attlist &=
[ a:defaultValue = "true" ] attribute capitalization { bool }?,
[ a:defaultValue = "delete" ]
attribute cho̲on { "delete" | "repeat" | "as̲is" }?,
[ a:defaultValue = "true" ] attribute daku̲on { bool }?,
[ a:defaultValue = "true" ] attribute handaku̲on { bool }?,
[ a:defaultValue = "true" ] attribute soku̲on { bool }?,
[ a:defaultValue = "true" ] attribute yo̲on { bool }?,
[ a:defaultValue = "true" ] attribute other̲small̲kana { bool }?
char̲list = element char̲list { char̲list-attlist, text }
char̲list-attlist &= empty
flip̲animation =
element flip̲animation {
flip̲animation-attlist, audio?, flip̲animation̲source+
}
flip̲animation-attlist &= attribute renewal̲time { text }?
flip̲animation̲source =
element flip̲animation̲source { flip̲animation̲source-attlist, empty }
flip̲animation̲source-attlist &=
attribute src { text },
attribute renewal̲time { text }?
start = package | bibliography | global̲setting | html | flip̲animation
325
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
参考文献
この規格の開発に際して,次の文献を参考にしている。
IEC/TS 62229:2006,Multimedia systems and equipment−Multimedia e-publishing and e-book−Conceptual
model for multimedia e-publishing
IEC 62605:2011,Multimedia systems and equipment−Multimedia e-publishing and e-books−Interchange
format for e-dictionaries
JIS X 4153:2005 文書スタイル意味指定言語(DSSSL)
注記 対応国際規格:ISO/IEC 10179:1996,Information technology−Processing languages−Document
Style Semantics and Specification Language (DSSSL)(IDT)
JIS X 0412-2 言語名コード−第2部:3文字コード
注記 対応国際規格:ISO 639-2,Codes for the representation of names of languages−Part 2: Alpha-3 code
(MOD)
ISO 639-3,Codes for the representation of names of languages−Part 3: Alpha-3 code for comprehensive
coverage of languages
JIS X 0201 7ビット及び8ビットの情報交換用符号化文字集合
注記 対応国際規格:ISO 646,Information technology−ISO 7-bit coded character set for information
interchange(MOD)
ISO 3166-2,Codes for the representation of names of countries and their subdivisions−Part 2: Country
subdivision code
ISO 4217,Codes for the representation of currencies and funds
JIS X 0301 情報交換のためのデータ要素及び交換形式−日付及び時刻の表記
注記 対応国際規格:ISO 8601,Data elements and interchange formats−Information interchange−
Representation of dates and times(MOD)
ISO/IEC 8859-1,Information technology−8-bit single-byte coded graphic character sets−Part 1: Latin alphabet
No.1
ISO/IEC 8859-9,Information technology−8-bit single-byte coded graphic character sets−Part 9: Latin alphabet
No.5
ISO/IEC 8859-10,Information technology−8-bit single-byte coded graphic character sets−Part 10: Latin
alphabet No.6
ISO/IEC 8859-15,Information technology−8-bit single-byte coded graphic character sets−Part 15: Latin
alphabet No.9
JIS X 4151:2001 文書記述言語SGML
注記 対応国際規格:ISO 8879:1986,Information processing−Text and office systems−Standard
Generalized Markup Language (SGML),Technical Corrigendum 1:1996及びTechnical Corrigendum
2:1999(IDT)
JIS X 0836:2005 ダブリンコアメタデータ基本記述要素集合
注記 対応国際規格:ISO 15836:2009,Information and documentation−The Dublin Core metadata element
set(MOD)
326
C 62448:2016 (IEC 62448:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
JIS X 4159:2005 拡張可能なマーク付け言語(XML)1.0
注記 対応国際規格:W3C Recommendation, Extensible Markup Language (XML) 1.0 (Third Edition),
2004-02, http://www.w3.org/TR/2004/REC-xml-20040204/(IDT)
JIS X 4179:2010 拡張可能なスタイルシート言語(XSL)1.1
注記 対応国際規格:W3C Recommendation, Extensible Stylesheet Language (XSL) Version 1.0, 2001-10,
http://www.w3.org/TR/2001/REC-xsl-20011015/(IDT)
Internet Engineering Task Force (IETF), RFC 3986−Uniform Resource Identifier (URI): Generic Syntax,
http://www.ietf.org/rfc/rfc3986.txt
W3C Recommendation, XHTML1.1−Module-based XHTML (Second Edition)
http://www.w3.org/TR/xhtml11/
W3C Working Draft, HTML5, A vocabulary and associated APIs for HTML and XHTML, 2011-05,
http://www.w3.org/TR/2011/WD-html5-20110525/
W3C Working Draft, CSS Text Level 3, 2010-10,
http://www.w3.org/TR/2010/WD-css3-text-20101005/
W3C Working Draft, CSS Writing Modes Module Level 3, 2010-12,
http://www.w3.org/TR/2010/WD-css3-writing-modes-20101202/
JIS X 0208:1997 7ビット及び8ビットの2バイト情報交換用符号化漢字集合
JIS X 0213:2004 7ビット及び8ビットの2バイト情報交換用符号化拡張漢字集合