C 61300-2-7:2015 (IEC 61300-2-7:2013)
(1)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
目 次
ページ
序文 ··································································································································· 1
1 適用範囲························································································································· 1
2 引用規格························································································································· 1
3 試験の概要······················································································································ 2
4 装置······························································································································· 2
4.1 一つ又は三つの部分で構成する供試品の場合の装置 ····························································· 2
4.2 二つの部分で構成する供試品の場合の装置 ········································································· 3
4.3 光学測定 ······················································································································ 4
5 試験手順························································································································· 4
5.1 前処理 ························································································································· 4
5.2 初期検査及び測定 ·········································································································· 4
5.3 一つ又は三つの部分で構成する供試品の場合 ······································································ 4
5.4 二つの部分で構成する供試品の場合 ·················································································· 4
5.5 後処理 ························································································································· 5
5.6 最終検査及び測定 ·········································································································· 5
6 試験の厳しさの程度·········································································································· 5
7 個別に規定する事項·········································································································· 6
附属書A(参考)スプライス部の曲げモーメント試験方法(例) ·················································· 7
C 61300-2-7:2015 (IEC 61300-2-7:2013)
(2)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
まえがき
この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,一般財団法人光産業技術振興協会(OITDA)
及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出
があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格である。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
JIS C 61300の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS C 61300-1 第1部:通則
JIS C 61300-2-1 第2-1部:正弦波振動試験
JIS C 61300-2-2 第2-2部:繰返しかん合試験
JIS C 61300-2-4 第2-4部:光ファイバクランプ強度試験(軸方向引張り)
JIS C 61300-2-5 第2-5部:光ファイバクランプ強度試験(ねじり)
JIS C 61300-2-6 第2-6部:かん合部締結強度試験(軸方向引張り)
JIS C 61300-2-7 第2-7部:かん合部締結強度試験(曲げモーメント)
JIS C 61300-2-9 第2-9部:衝撃試験
JIS C 61300-2-11 第2-11部:光ファイバクランプ強度試験(軸方向圧縮)
JIS C 61300-2-12 第2-12部:落下衝撃試験
JIS C 61300-2-14 第2-14部:光パワー損傷のしきい値試験
JIS C 61300-2-15 第2-15部:結合部ねじり試験
JIS C 61300-2-17 第2-17部:低温試験
JIS C 61300-2-18 第2-18部:高温試験
JIS C 61300-2-19 第2-19部:高温高湿試験(定常状態)
JIS C 61300-2-21 第2-21部:混合温湿度サイクル試験
JIS C 61300-2-22 第2-22部:温度サイクル試験
JIS C 61300-2-26 第2-26部:塩水噴霧試験
JIS C 61300-2-27 第2-27部:ダスト試験(層流)
JIS C 61300-2-45 第2-45部:浸水試験
JIS C 61300-2-46 第2-46部:湿熱サイクル試験
JIS C 61300-2-47 第2-47部:熱衝撃試験
JIS C 61300-2-48 第2-48部:温湿度サイクル試験
JIS C 61300-3-1 第3-1部:外観検査及び機械的検査
JIS C 61300-3-2 第3-2部:シングルモード光デバイスの光損失の偏光依存性
JIS C 61300-3-3 第3-3部:挿入損失及び反射減衰量変化のモニタ方法
JIS C 61300-3-4 第3-4部:損失測定
JIS C 61300-3-6 第3-6部:反射減衰量測定
C 61300-2-7:2015 (IEC 61300-2-7:2013)
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JIS C 61300-3-7 第3-7部:シングルモード光部品の光損失及び反射減衰量の波長依存性測定
JIS C 61300-3-11 第3-11部:結合力及び離脱力測定
JIS C 61300-3-15 第3-15部:球面研磨光ファイバコネクタのフェルール端面の頂点偏心量測定
JIS C 61300-3-16 第3-16部:球面研磨光ファイバコネクタのフェルール端面の曲率半径測定
JIS C 61300-3-17 第3-17部:斜め研磨光ファイバコネクタのフェルールの端面角度測定
JIS C 61300-3-20 第3-20部:波長選択性のない光ブランチングデバイスのディレクティビティ測定
JIS C 61300-3-22 第3-22部:フェルール押圧力測定
JIS C 61300-3-23 第3-23部:フェルール端面からの光ファイバ引込み量測定
JIS C 61300-3-24 第3-24部:偏波面保存光ファイバ付き光ファイバコネクタのキー位置精度測定
JIS C 61300-3-25 第3-25部:フェルール及び光ファイバ取付け直角PC端面フェルールの同心度測定
JIS C 61300-3-26 第3-26部:光ファイバとフェルール軸との角度ずれの測定
JIS C 61300-3-27 第3-27部:多心光ファイバコネクタプラグの穴位置測定
JIS C 61300-3-28 第3-28部:過渡損失測定
JIS C 61300-3-30 第3-30部:多心光ファイバコネクタ用フェルールの研磨角度及び光ファイバ位置
測定
JIS C 61300-3-31 第3-31部:光ファイバ光源の結合パワー比測定
JIS C 61300-3-32 第3-32部:光受動部品の偏波モード分散測定
JIS C 61300-3-33 第3-33部:ピンゲージを用いた割りスリーブのフェルール引抜力測定
JIS C 61300-3-34 第3-34部:ランダム接続時の挿入損失
JIS C 61300-3-36 第3-36部:光ファイバコネクタフェルールの内径及び外径の測定
JIS C 61300-3-40 第3-40部:偏波面保存光ファイバ付き光ファイバコネクタプラグの偏波消光比測
定
JIS C 61300-3-43 第3-43部:光ファイバ光源のモードトランスファファンクション測定
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日本工業規格 JIS
C 61300-2-7:2015
(IEC 61300-2-7:2013)
光ファイバ接続デバイス及び光受動部品−
基本試験及び測定手順−
第2-7部:かん合部締結強度試験(曲げモーメント)
Fiber optic interconnecting devices and passive components-
Basic test and measurement procedures-
Part 2-7: Strength of coupling mechanism (Bending moment)
序文
この規格は,2013年に第2版として発行されたIEC 61300-2-7を基に,技術的内容及び構成を変更する
ことなく作成した日本工業規格である。
なお,この規格で点線の下線を施してある参考事項は,対応国際規格にはない事項である。
1
適用範囲
この規格は,光ファイバコネクタ及びその他の接続デバイスの使用中,保管中及び輸送中に加わる可能
性のある,曲げモーメントに対するかん合部締結強度の試験手順について規定する。曲げモーメントは,
実用的な機能の破壊をもたらす物理的な損失及び/又はその他の重要な機械的性質に影響を与えることが
ある。また,光学性能が低下することもある。供試品は,光ファイバ通信用のコンポーネント,光ファイ
バコネクタセット(光コネクタプラグ,光レセプタクルなど),スプライス又はその他の装置の組合せがあ
る。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
IEC 61300-2-7:2013,Fibre optic interconnecting devices and passive components−Basic test and
measurement procedures−Part 2-7: Tests−Bending moment(IDT)
なお,対応の程度を表す記号“IDT”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“一致している”こ
とを示す。
2
引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の一部を構成する。これらの引用規
格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS C 61300-1 光ファイバ接続デバイス及び光受動部品−基本試験及び測定手順−第1部:通則
JIS C 61300-3-1 光ファイバ接続デバイス及び光受動部品−基本試験及び測定手順−第3-1部:外観
検査及び機械的検査
注記 対応国際規格:IEC 61300-3-1,Fibre optic interconnecting devices and passive components−Basic
test and measurement procedures−Part 3-1: Examinations and measurements−Visual examination
2
C 61300-2-7:2015 (IEC 61300-2-7:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
(IDT)
JIS C 61300-3-3 光ファイバ接続デバイス及び光受動部品−基本試験及び測定手順−第3-3部:挿入
損失及び反射減衰量変化のモニタ方法
注記 対応国際規格:IEC 61300-3-3,Fibre optic interconnecting devices and passive components−Basic
test and measurement procedures−Part 3-3: Examinations and measurements−Active monitoring of
changes in attenuation and return loss
JIS C 61300-3-4 光ファイバ接続デバイス及び光受動部品−基本試験及び測定手順−第3-4部:損失
測定
注記 対応国際規格:IEC 61300-3-4,Fibre optic interconnecting devices and passive components−Basic
test and measurement procedures−Part 3-4: Examinations and measurements−Attenuation
3
試験の概要
供試品は,個別の規定に従い装置に取り付け,標準的環境条件下において規定する期間,曲げモーメン
トを加える。供試品の光軸を曲げる方向に徐々に曲げモーメントを印加する。
4
装置
4.1
一つ又は三つの部分で構成する供試品の場合の装置
この方法は,一つ(スプライスなど)又は三つの部分(プラグ−アダプタ−プラグなど)で構成する供
試品に適している。
装置の構成要素は,次による。
a) 供試品の最端部から,適切な距離で置かれる剛性板上の2本の鋼製棒
b) 2本の鋼製棒上に載せられた供試品の中央に置く,端面半径が定義された鋼製圧子
c) 鋼製圧子に,規定の割合で徐々に力を加えることができる力発生器
d) 必要な場合,供試品を固定するクランプジグ
e) 追加測定装置
試験中に供試品の光学性能を測定しなければならない場合,測定する光学性能,追加測定装置及び動作
状況は,個別に規定する。
装置の基本構成を,図1に示す。
3
C 61300-2-7:2015 (IEC 61300-2-7:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
注記 図中の記号については,表2による。
図1−一つ又は三つの部分で構成する供試品の曲げモーメント試験装置
4.2
二つの部分で構成する供試品の場合の装置
この方法は,光コネクタセットのように,二つの部分で構成する供試品に適している。二つの部分は,
互いに結合している。
装置の構成要素は,次による。
a) 供試品部分1を固定するクランプジグ
b) 供試品部分2の終端部に置く,規定の端面半径をもつ鋼製圧子
c) 鋼製圧子に,規定の割合で徐々に力を加えることができる力発生器
d) 追加測定装置
試験中に供試品の光学性能を測定しなければならない場合,測定する光学性能,追加測定装置及び動作
状況は,個別に規定する。
装置の基本構成を,図2に示す。
4
C 61300-2-7:2015 (IEC 61300-2-7:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
注記 図中の記号については,表3による。
図2−二つの部分で構成する供試品の曲げモーメント試験装置(例)
4.3
光学測定
試験中の光学性能をモニタする場合は,JIS C 61300-3-3で規定する測定装置を供試品に接続する。
損失の変化を測定するために使用する光源及び光検出器は,JIS C 61300-3-4による。
5
試験手順
5.1
前処理
JIS C 61300-1に規定する標準的環境条件下に,供試品を2時間以上放置する。製造業者の指示に従って,
供試品を清掃する。
5.2
初期検査及び測定
必要に応じて,個別の規定に従って,初期検査及び測定を行う。
5.3
一つ又は三つの部分で構成する供試品の場合
一つ又は三つの部分で構成する供試品の場合の試験手順は,次による。
a) 必要に応じて,鋼製棒上の供試品を固定する。
b) 供試品の中央部に鋼製圧子で,個別に規定の値まで,徐々に力を印加する。
c) 個別に規定の力を印加した状態を,10秒間以上保持する。
d) 個別に規定がある場合,光学性能(損失及び反射減衰量)測定を行い,結果を集計する。
e) 試験中に光学性能測定が必要な場合の測定は,JIS C 61300-3-3による。
個別には,試験終了までの間,試験状態が変化しないよう,試験中の測定内容及び期間を規定する。測
定によって,試験条件への変化を与えてはならない。
5.4
二つの部分で構成する供試品の場合
二つの部分で構成する供試品の場合の試験手順は,次による。
a) 製造業者の指定に従って,二つの部分で構成する供試品を互いに締結する。
b) 確実に供試品部分1を固定する。
c) 供試品部分2の指定された点に,個別に規定の値まで,徐々に力を印加する。
5
C 61300-2-7:2015 (IEC 61300-2-7:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
d) 個別に規定の力を印加した状態を,10秒間以上保持する。
e) 個別に規定がある場合,光学性能(損失及び反射減衰量)測定を行い,結果を集計する。
f)
試験中に光学性能測定が必要な場合の測定は,JIS C 61300-3-3による。
個別に,試験終了までの間,試験状態が変化しないよう,試験中の測定内容及び期間を規定する。測定
によって,試験条件への変化を与えてはならない。
5.5
後処理
供試品は,10分間以上,標準的環境条件下に放置する。
5.6
最終検査及び測定
試験の終了後,全ての備品を取り外す。製造業者の指定に従って,供試品の機械部品及び光学調心部品
を清掃する。個別に規定の要求に従い,必要に応じて最終測定を行う。JIS C 61300-3-1に従って,供試品
を目視検査する場合,恒久的な損害がないことを確認するために,規定のあらゆる測定を行う。
6
試験の厳しさの程度
試験の厳しさの程度の推奨値を,表1に示す。
附属書Aに,スプライス部の曲げモーメント試験方法(例)を示す。
表1−試験の厳しさの程度(推奨値)
供試品
動作環境
力F
N
注記
一つ又は三つの部分で構成
する供試品:
スプライス及びクロージャ
屋内環境(カテゴリC)
−
−
屋外環境(カテゴリU)
及び厳しい屋外環境(カ
テゴリO)
2
10
スプライス
クロージャ
劣悪環境(カテゴリE)
−
−
架空(カテゴリA)
−
−
地上(カテゴリG)
−
−
地下(カテゴリS)
−
−
二つの部分で構成する供試
品:光コネクタ
屋内環境(カテゴリC)
−
−
屋外環境(カテゴリU)
及び厳しい屋外環境(カ
テゴリO)
10
−
劣悪環境(カテゴリE)
−
−
試験の厳しさの程度は,個別の製品規格などに規定する。
個別に規定がない場合,試験の厳しさの程度は,表2又は表3の推奨値を用いてもよい。
注記1 カテゴリはIEC 61753-1を参照。
6
C 61300-2-7:2015 (IEC 61300-2-7:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
表2−一つ又は三つの部分で構成する供試品の試験の厳しさの程度(推奨値)
力F
N
鋼製圧子
の直径A
mm
鋼製圧子先端
曲面の半径B
mm
鋼製棒の
直径C
mm
距離D
mm
注記
2
10
30
5
作用点は,供試品の硬い部
分の端部から−2とする。
スプライス
10
10
30
5
作用点は,供試品の硬い部
分の端部から−2とする。
クロージャ
注記2 対応国際規格では,表1及び表2の注記には,“メカニカルスプライス”となっているが,融
着接続(fusion-splice)にも適用可能であるため“スプライス”とした。
表3−二つの部分で構成する供試品の試験の厳しさの程度(推奨値)
力F
N
鋼製圧子の
直径A
mm
鋼製圧子先端曲面の
半径B
mm
距離E
mm
10
10
30
作用点は,供試品部分2の終端部から−2とする。
7
個別に規定する事項
個別に規定する事項は,次による。必要に応じて,次の事項を製品規格などに規定する。
a) 力F
b) 鋼製圧子の直径A(図1及び図2参照)
c) 鋼製圧子先端曲面の半径B(図1及び図2参照)
d) 鋼製棒の直径C(図1参照)
e) 距離D(適用可能な場合,図1参照)
f)
距離E(適用可能な場合,図2参照)
g) 供試品に対する力の方向
h) 力Fまでの負荷速度又は送り速度
i)
印加時間
j)
特定の取付け構造
k) 光学的に機能する供試品
l)
初期検査及び測定の項目並びに要求性能
m) 試験中の検査及び測定の項目並びに要求性能
n) 最終検査及び測定の項目並びに要求性能
o) この試験方法との差異
p) 合否判定基準
注記 対応国際規格では,c) は“直径B”となっているが,誤りであるため,“半径B”とした。
7
C 61300-2-7:2015 (IEC 61300-2-7:2013)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
附属書A
(参考)
スプライス部の曲げモーメント試験方法(例)
試験装置の配置(例)を,図A.1に示す。
図A.1−スプライス部の曲げモーメント試験装置(例)
テンションメンバとともにスプライスの保護部材の両端を,直径5 mmの鋼製棒で支える。スプライス
保護部材内部への不要な変形及び応力を避けるために,鋼製棒はテンションメンバ端から1 mmの位置に
置く。
端面半径30 mmを備えた直径10 mmの鋼製圧子又ははり(梁)は,支えられたスプライス保護部材の
中央に置く。10 Nの力を10秒間,鋼製圧子又ははり(梁)の上に印加し,取り出す。挿入損失の変化は,
試験前後に測定する。
折り畳み構造又は二つの部材による挟み込み構造のファイバ保護部材については,スプライス保護部材
の外部ボディは,テンションメンバと考えられる。スプライス保護部材のホルダに挿入するときに,実際
に加わる挿入力と一致する方向に力を印加する。両側(例えば,スロット)に力が加わる場合,スプライ
ス保護部材が剝がれないようにする。
参考文献
IEC 61753-1,Fibre optic interconnecting devices and passive components performance standard−Part 1: General
and guidance for performance standards