C 61300-2-45:2009 (IEC 61300-2-45:1999)
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
目 次
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序文 ··································································································································· 1
1 適用範囲 ························································································································· 1
2 装置······························································································································· 1
3 手順······························································································································· 1
4 試験の厳しさの程度 ·········································································································· 2
5 個別に規定する事項 ·········································································································· 2
C 61300-2-45:2009 (IEC 61300-2-45:1999)
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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
まえがき
この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,財団法人光産業技術振興協会(OITDA)及び財
団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があり,日本工
業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格である。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に
抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許
権,出願公開後の特許出願,実用新案権及び出願公開後の実用新案登録出願にかかわる確認について,責
任はもたない。
JIS C 61300の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS C 61300-1 第1部:通則
JIS C 61300-2-17 第2-17部:低温試験
JIS C 61300-2-18 第2-18部:高温試験
JIS C 61300-2-19 第2-19部:高温高湿試験(定常状態)
JIS C 61300-2-45 第2-45部:浸水試験
JIS C 61300-2-48 第2-48部:温湿度サイクル試験(予定)
JIS C 61300-3-3 第3-3部:挿入損失及び反射減衰量変化のモニタ方法
JIS C 61300-3-20 第3-20部:波長選択性のない光ブランチングデバイスのディレクティビティ測定
JIS C 61300-3-28 第3-28部:過渡損失測定
JIS C 61300-3-31 第3-31部:光ファイバ光源の結合パワー比測定
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
日本工業規格 JIS
C 61300-2-45:2009
(IEC 61300-2-45:1999)
光ファイバ接続デバイス及び光受動部品−
基本試験及び測定手順−第2-45部:浸水試験
Fiber optic interconnecting devices and passive components-
Basic test and measurement procedures-
Part 2-45: Tests-Durability test by water immersion
序文
この規格は,1999年に第1版として発行されたIEC 61300-2-45を基に,技術的内容及び対応国際規格の
構成を変更することなく作成した日本工業規格である。
1
適用範囲
この規格は,光伝送用部品の製品寿命中に加わる可能性のある浸水に対する耐久性に関する試験方法及
び測定手順について規定する。供試品は,規定した時間,浸水させる。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
IEC 61300-2-45:1999,Fibre optic interconnecting devices and passive components−Basic test and
measurement procedures−Part 2-45: Tests−Durability test by water immersion (IDT)
なお,対応の程度を表す記号(IDT)は,ISO/IEC Guide 21に基づき,一致していることを示す。
2
装置
装置は,次に示す要素で構成する。
2.1
容器 適切な容積のほうけい酸ガラス又はステンレス鋼の容器を使う。容器は,供試品に定格を上
回る物理的な制約(例えば,ケーブルの最小曲げ半径)が加わらずに浸水できるほど十分な大きさ及び容
量を必要とする。
2.2
水 蒸留水。
2.3
熱源 規定温度±2 ℃以内を維持できる性能の熱源。
2.4
オーブン 繰り返しこの規格の浸水試験を行う場合は,2時間40 ℃を確保できる性能をもつ,供試
品を乾かすオーブン。
3
手順
個別規格に従って,供試品の準備を行う。個別規格で規定する,すべての試験前測定を行う。別途規定
がない限り,供試品を非動作状態で試験する。
3.1 個別規格の規定に従い,供試品を前処理し,水を準備する。
3.2 供試品を適切に浸水できる水が十分に入った容器を準備する。水の量は,供試品が水面から1 cm〜5
2
C 61300-2-45:2009 (IEC 61300-2-45:1999)
2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。
cm下になるのに十分な量とする。
3.3 水温を維持して規定期間,供試品を浸水する。供試品は,試験中浸水していなければならない。
3.4 規定期間の終了で,容器から供試品を取り出す。
3.5 容器から取り出した後,余剰の水分はふき取り,24時間湿度制御のない室温で供試品を乾燥させる。
3.6 繰り返しこの浸水試験を行うときは,余剰の水分はふき取り,オーブンで2時間40 ℃で供試品を乾
燥させる。供試品は,室温で2時間放置し室温に安定させた後,次の浸水試験を行う。この手順を浸水試
験サイクルごとに繰り返す。
3.7 試験完了の前に,供試品を調査し,個別に規定する仕様に従い必要なすべての調査結果を記録する。
特に膨張,接合面同士の接着性,腐食,軟化,光学特性の劣化などに注意を払わなければならない。
4
試験の厳しさの程度
試験の厳しさの程度は,水温,浸水時間,浸水回数及び浸水深さの組合せで構成する。厳しさの程度は,
別途個別に規定する。
表1に示す厳しさの程度は強制ではないが,これを規定としてもよい。
表1−厳しさの程度
水温 ℃
(±2 ℃)
浸水時間
浸水回数
5
25
45
10 min
1 h
24 h
168 h
1
3
7
30
5
個別に規定する事項
次の事項は,必要に応じて個別に規定する。
a) 供試品の光学動作又は非光学動作
b) 前処理手順
c) 水温
d) 浸水の深さ
e) 浸水時間
f)
後処理手順
g) 初期試験,測定及び性能の要求事項
h) 最終試験,測定及び性能の要求事項
i)
浸水回数
j)
規定の試験方法からの変更点
k) 追加合否基準